JP3003162B2 - スパン調織物の製造方法 - Google Patents

スパン調織物の製造方法

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JP3003162B2 JP2131702A JP13170290A JP3003162B2 JP 3003162 B2 JP3003162 B2 JP 3003162B2 JP 2131702 A JP2131702 A JP 2131702A JP 13170290 A JP13170290 A JP 13170290A JP 3003162 B2 JP3003162 B2 JP 3003162B2
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、マルチフィラメント糸条を用いながら、ス
パンライクな風合を呈する織物を製造する方法に関する
ものである。
【従来の技術】
従来より、マルチフィラメント糸条を使用してスパン
ライクな織物を得る方法として、種々の方法が提案され
ている。特に、極細繊維を使用する方法が以下のとおり
提案されている。 例えば、特開昭64−14367号公報に記載された方法
は、一般のマルチフィラメント糸条とフィブリル化型複
号繊維よりなるマルチフィラメント糸の両者を同時に空
気噴射法で嵩高加工して、フィブリル化型複合繊維が鞘
となり、一般のマルチフィラメント糸条が芯となる複合
糸を得る工程と、この複合糸を緯糸として製織した後、
フィブリル化型複合繊維にアルカリ減量処理を施してフ
ィブリル化させ,極細繊維とする工程によって、スパン
調織物を製造するというものである。 また、特開平1−186897号公報に記載された方法
は、一般のマルチフィラメント糸条とポリエステル分割
型複合繊維よりなるマルチフィラメント糸の両者を、二
本以上引き揃えて仮撚加工すると共にインターレースを
施して複合糸を得る工程と、この複合糸を用いて製織し
た後、分割型複合繊維にアルカリ減量処理を施して分割
させて、極細繊維とする工程によって、スパン調織物を
製造するというものである。 しかしながら、の方法は、使用するフィブリル化型
複合繊維が直線状態であるため、複合糸の表面に粗大な
ループが形成されやすいということがあった。粗大なル
ープは、複合糸の取り扱いを困難して、例えばパッケー
ジから複合糸を解舒する際に、ループ同士の絡み合いに
よって糸切れや解舒班が発生し、製織工程における稼働
率を低下させたり、また得られた織物の品質を低下させ
るという欠点があった。また、使用するフィブリル化型
複合繊維及び一般のマルチフィラメント糸条の両者共に
直線状態であるため、複合糸の糸密度が高く、フィブリ
ル化しにくい、或いは得られる織物のボリウム感が十分
でないという欠点があった。 また、の方法は、複合糸の表面にループ毛羽が存在
しないため、スパン調の織物が得られにくいという欠点
があった。更に、複合糸を製造する際に仮撚加工を行う
ため、この時点で一般のマルチフィラメント糸条に熱が
付与され、収縮してしまい、生地作成後においてもはや
収縮しにくくなって、生地の収縮によるボリウム感を与
えにくくなるという欠点があった。
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、分割型繊維で構成されたマルチフ
ィラメント糸として特殊な糸条と、この糸条とは異なる
物性を持つマルチフィラメント糸条とを併用して複合糸
を得ることにより、この複合糸に小型のループを形成さ
せて製織性を向上させると共に、分割型繊維の分割を阻
害することなく、ボリウム感に富むスパン調織物を提供
しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、繊度0.3デニール以下の極細繊維が
接合されてなる分割型繊維で構成されたマルチフィラメ
ント糸に仮撚加工を施し、捲縮糸条を準備する工程と、
前記極細繊維よりも熱水収縮率が大きく、且つ前記極細
繊維よりも繊度の大きい太繊度繊維で構成されたマルチ
フィラメント糸条を準備する工程と、前記捲縮糸条と前
記マルチフィラメント糸条の両者を、前記捲縮糸条の供
給率の方が大きくなるようにして、流体攪乱ノズルに供
給して、前記捲縮糸条によるループ毛羽を形成させて複
合糸を得る工程と、前記複合糸を経糸及び/又は緯糸と
して製織し、生地を得る工程と、前記生地中の前記分割
型繊維を分割させて前記極細繊維群を生成させ、そして
前記生地に熱水を付与して前記太繊度繊維を収縮させる
工程と、よりなることを特徴とするスパン調織物の製造
方法に関するものである。 本発明において準備する捲縮糸条は、極細繊維が接合
されてなる分割型繊維で構成されている。この極細繊維
の繊度は、0.3デニール以下である。繊度が0.3デニール
を超えると、得られる織物に柔らかさやヌメリ感等が付
与しにくくなるので、好ましくない。捲縮糸条は、分割
型繊維で構成されるマルチフィラメント糸を仮撚加工す
れば得ることができる。即ち、糸条に捲縮を付与するの
は、仮撚加工によって行うのである。この仮撚加工の条
件としては、仮撚数を10000/(D1/2)〔但し、Dは分
割型繊維の繊度である。〕以上とするのが好ましい。仮
撚数が10000/(D1/2)未満であると、後の複合糸を得
る工程において、小型のループが得られにくい傾向が生
じる。 捲縮糸条を構成している分割型繊維としては、従来公
知の種々のものが使用でき、例えば第1図に示す如き楔
状の極細繊維(1b)が接合剤(1a)で複合接合されてな
る中空分割型繊維、或いは第2図に示す如き楔状の極細
繊維(1b)が接合剤(1a)で複数接合してなる分割型繊
維が用いられる。この分割型繊維から接合剤(1a)を除
去すれば、分割型繊維は分割され、極細繊維(1b)の束
となるのである。なお、分割型繊維中において、極細繊
維(1b)と接合剤(1a)との重量割合は、極細繊維(1
b):接合剤(1a)=70〜95:30〜5とするのが好まし
い。接合剤(1a)の割合を、この範囲より多くすると、
後の分割工程における接合剤(1a)の除去量が多くなっ
て、不経済であるという傾向が生じる。また、接合剤
(1a)の割合を、この範囲より少なくすると、分割型繊
維が分割しにくくなる傾向が生じる。 極細繊維の組成としては、従来公知の種々の組成のも
のが用いられるが、特に本発明においてはポリエステル
系極細繊維を用いるのが好ましい。特に、極細繊維(1
b)としてアルカリ溶解性の小なるポリエステル系重合
体で形成されたものを使用し、接合剤(1a)としてアル
カリ溶解性の大なるポリエステル系重合体で形成された
ものを使用するのが好ましい。アルカリ溶解性の小なる
ポリエステル系重合体としては、少なくとも95モル%以
上がエチレンテレフタレート構造単位のポリエステルが
一般的に用いられ、またアルカリ溶解性の大なるポリエ
ステル系重合体としては、スルホイソフタル酸1〜5モ
ル%とポリエチレングリコール10〜40重量%を含む共重
合ポリエステルが一般的に用いられる。このようなポリ
エステル系分割型繊維を用いた場合には、アルカリ水溶
液等で接合剤(1a)を除去すれば、極細繊維の束が生成
するのである。 本発明においては、前記の分割型繊維で構成された捲
縮糸条とは別に、極細繊維(1b)よりも繊度の大きい太
繊度繊維で構成されたマルチフィラメント糸条を準備す
る。そして、この太繊度繊維の熱水収縮率は、極細繊維
(1b)の熱水収縮率よりも大きいものである。 太繊度繊維の繊度は、具体的には1デニール以上であ
るのが好ましい。太繊度繊維の繊度が1デニール未満で
あると、得られる織物に腰がなくなる、或いは張りがな
くなるという傾向が生じる。また、太繊度繊維の熱水収
縮率は、極細繊維(1b)の熱水収縮率よりも3%以上大
きくするのが好ましい。熱水収縮率の差が3%未満であ
ると、後の工程で得られる複合糸のフィラメント間の間
隙が小さくなって、分割型繊維が分割しにくくなるとい
う傾向が生じる。また、得られる織物にボリウム感を付
与しにくくなるという傾向が生じる。ここで、熱水収縮
率の測定法は以下のとおりである。即ち、繊維の一旦を
固定し、他端に(1/10)g/d〔但し、dはデニールであ
る。〕の初荷重を与え、正しく500mmを計って2点に印
を付ける。この後、初荷重をとって沸騰水中に30分間浸
漬した後、取り出して軽く吸取紙又は布で水を切り、水
平状態で自然乾燥する。その後、再び初荷重を掛けて前
記2点間の長さlmmを図る。以上のlmmの測定を各10回行
い、そして式〔(500−l)/500〕×100で収縮率を算出
し、その平均値を熱水収縮率(%)とする。 太繊度繊維の組成としては、従来公知の各種のものが
任意に使用しうるが、特に杢調の織物を得たい場合に
は、カチオン可染型ポリエステルやポリアミドを用いる
のが好ましい。また、無地調の織物を得たい場合には、
一般のポリエステルを用いるのが好ましい。 以上のようにして準備された、捲縮糸条とマルチフィ
ラメント糸条の両者を、流体攪乱ノズルに供給して、複
合糸を得る。この際、本発明においては、捲縮糸条の供
給率の方が、マルチフィラメント糸条の供給率より大き
くなるようにしなければならない。特に、捲縮糸条の供
給率がマルチフィラメント糸条の供給率よりも、3〜30
%大きくなるようにするのが好ましい。供給率が3%未
満であると、得られる複合糸の表面にループ毛羽が形成
されにくくなる傾向が生じる。また、供給率が30%を超
えると、小型のループ毛羽が形成されにくくなる傾向が
生じる。具体的には、マルチフィラメント糸条の流体攪
乱ノズルへのオーバーフィード率を0〜10%とし、捲縮
糸条の流体攪乱ノズルへのオーバーフィード率を3〜30
%とするのが好ましい。なお、この工程で使用する流体
攪乱ノズルは、タスランノズル等の従来公知のものを使
用することができ、ループ毛羽を形成させることができ
るものであればどのようなものであってもよい。特に、
特公昭34−8969号公報に記載された流体攪乱ノズルを使
用するのが好ましい。 以上の方法で得られる複合糸は、第3図に示す如き外
観を持ち、マルチフィラメント糸条(X)が芯糸とな
り、捲縮糸条(Y)が鞘糸となり、マルチフィラメント
糸条(X)と捲縮糸条(Y)とは混繊交絡しており、そ
して捲縮糸条(Y)よりなる小型のループ毛羽(W)が
その表面に形成されているものである。 次に、この複合糸を経糸及び/又は緯糸として製織
し、生地を得る。この際、経糸又は緯糸のみに複合糸を
用いて製織してもよいし、また経糸及び緯糸の両者に複
合糸を用いて製織してもよい。なお、この製織工程にお
いては、一旦複合糸をパッケージに巻き取り、そしてそ
れを解舒して製織するのが、一般的である。 この後、得られた生地中の分割型繊維を分割させる。
この分割手段は従来公知の方法を採用しうる。例えば、
第1図又は第2図に示す如き分割型繊維であって、極細
繊維(1b)としてアルカリ溶解性の小なるポリエステル
系重合体で形成されたものを使用し、接合剤(1a)とし
てアルカリ溶解性の大なるポリエステル系重合体で形成
されたものを使用した場合には、アルカリ溶液によって
接合剤(1a)を溶解除去し、ポリエステル系繊維を分割
するのが好ましい。アルカリ溶液によって分割させる場
合、濃度1〜10g/のアルカリ水溶液を用いるのが好ま
しい。また、この分割は、精練工程と同時に施すか、ま
た糊抜き精練−中間セット後に連続式又はバッチ式で施
すのが好ましい。特に、経済性の点から前者の方法が好
ましい。 この分割型繊維を分割させるのと同時に、又は分割さ
せた後に、生地を温水に浸漬して収縮させる。分割と同
時に収縮させるには、一定温度以上のアルカリ水溶液に
生地を浸漬すればよい。また、分割させた後に収縮させ
るには、温水に生地を浸漬すればよい。この生地の収縮
において、極細繊維(1b)よりも太繊度繊維の方が熱水
収縮率が大きいので、主として太繊度繊維が収縮し、極
細繊維(1b)は生地の表面に浮き上がってくる。従っ
て、得られた織物は産毛様の風合を呈し且つボリウム感
のあるスパン調の織物となるのである。
【作用】
本発明は、マルチフィラメント糸条と捲縮糸条を併用
すると共に捲縮糸条の供給率を大にして、流体攪乱ノズ
ルに供給して複合系を得るので、この複合糸にはその表
面に捲縮糸条よりなる小型のループ毛羽が形成される。
小型のループ毛羽は、例えば複合糸をパッケージに巻き
取っても、その解舒性に悪影響を与えることが少ない。
また、複合糸中には捲縮糸条が混繊交絡されているの
で、各フィラメント間の間隙が大きく、分割型繊維を分
割する際に、分割処理が妨げられることが少ない。 更に、本発明においては、複合糸の芯糸を構成する太
繊度繊維の方が、複合糸の鞘糸を構成している極細繊維
よりも熱水収縮率が大きいので、分割処理と同時に又は
分割処理後に生地を熱水収縮させると、熱水収縮率の小
さい極細繊維がその浮き上がりを増長せしめられる。
【実施例】
分割型繊維としては、第2図に示す如き分割型繊維を
用いた。ここで、楔状の極細繊維(1b)の成分は、ポリ
エチレンテレフタレートである。また、接合剤(1a)の
成分は、ポリエチレングリコール28重量%及びスルホイ
ソフタル酸2モル%からなる共重合ポリエステルであ
る。そして、極細繊維(1b)と接合剤(1a)の重量割合
は、極細繊維(1b):接合剤(1a)=4:1である。この
分割型繊維を用いて、70デニール/48フィラメントのマ
ルチフィラメント糸とし、この糸に仮撚数Z=2000T/M
で仮撚加工を施して捲縮糸条とした。この捲縮糸条中の
各フィラメントには微捲縮が形成され、またフィラメン
ト間にも多数の間隙が形成されていた。なお、この捲縮
糸条の熱水収縮率(極細繊維の熱水収縮率と同義)を測
定したところ、4%であった。 一方、太繊度繊維よりなる50デニール/24フィラメン
トのマルチフィラメント糸条を準備した。この太繊度繊
維の成分は、ポリエチレンテレフタレートとイソフタル
酸10モル%との共重合体であり、且つ太繊度繊維の横断
面形状は円形である。また、この太繊度繊維の熱水収縮
率は、8%であった。 上記の捲縮糸条とマルチフィラメント糸条の両者を同
時に、特公昭34−8969号公報に記載された流体攪乱ノズ
ルに供給した。この際、捲縮糸条のオーバーフィード率
は25%であり、マルチフィラメント糸条のオーバーフィ
ード率は8%であった。また、流体攪乱ノズルにおける
エアー圧力は6kg/cm2であった。このようにして得られ
た複合糸は、マルチフィラメント糸条を芯糸とし、捲縮
糸条を鞘糸とし、且つ複合糸の表面には捲縮糸条よりな
る多数の小型のループが形成されていた。そして、この
複合糸をパッケージに巻き取った。 この複合糸を緯糸とし、単糸フィラメントの横断面形
状が円形である75デニール/72フィラメントのポリエス
テルマルチフィラメント糸を経糸として、経糸密度120
本/,緯糸密度85本/吋で且つ平織組織で、ウォータージ
ェットルームを用いて生地を製織した。この製織工程に
おいて、パッケージからの緯糸解舒時のトラブルは殆ど
発生しなかった。 この生地を下記のアルカリ水溶液に20分間浸漬して、
糊抜き精練と同時に分割型繊維の分割、及び太繊度繊維
の熱水収縮を行った。 この分割処理後の織物から緯糸を抜き取り、顕微鏡で
観察したところ、接合剤(1a)は完全に除去されてい
た。また、異形断面の極細繊維(1b)が多数認められ
た。この極細繊維(1b)の繊度を50本測定したところ、
その平均値は0.14デニールであった。 そして、この織物に、一般のポリエステルマルチフィ
ラメント織物の場合と同様の処方で、プレセット−染色
−最終仕上げを行った。得られた織物は、産毛調の風合
を示し、またボリウム感に富むスパン調織物であった。
【発明の効果】
本発明において用いる複合糸は、その表面に大型のル
ープ毛羽ではなく、小型のループ毛羽が形成されてい
る。従って、小型のループ毛羽は、例えば複合糸をパッ
ケージに巻き取っても、その解舒性に悪影響を与えるこ
とが少なく、依って製織時に解舒性の低下に伴う各種の
トラブルが発生するのを防止でき、製織効率の低下を防
止することができる。 また、本発明において用いる複合糸中には捲縮糸条が
混繊交絡されているので、各フィラメント間の間隙が大
きく、分割型繊維を分割する際に、分割処理が妨げられ
ることが少ない。従って、分割型繊維中の極細繊維の生
成を阻害することが少ない。更に、本発明においては、
複合糸の芯糸を構成する太繊度繊維の方が、複合糸の鞘
糸を構成している極細繊維よりも熱水収縮率が大きいの
で、分割処理と同時に又は分割処理後に生地を熱水収縮
させると、熱水収縮率の小さい極細繊維がその浮き上が
りを増長せしめられる。従って、本発明に係るスパン調
織物に、極細繊維の生成及び極細繊維の表面における状
態に起因する柔らかな風合,産毛調の風合,ヌメリ感等
を与えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明において使用する分割型繊
維の横断面の一例を示したものである。第3図は、本発
明において使用する複合糸の一例を示す外観概略図であ
る。 (1b)……極細繊維,(1a)……接合剤, (W)……ループ毛羽, (X)……マルチフィラメント糸条, (Y)……捲縮糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D03D 15/00 D03D 15/00 H // D02J 1/00 D02J 1/00 A 1/02 1/02 (56)参考文献 特開 昭63−152460(JP,A) 特開 平1−14367(JP,A) 特開 平2−259137(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 11/00 - 11/84 D03D 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊度0.3デニール以下の極細繊維が接合さ
    れてなる分割型繊維で構成されたマルチフィラメント糸
    に仮撚加工を施し、捲縮糸条を準備する工程と、 前記極細繊維よりも熱水収縮率が大きく、且つ前記極細
    繊維よりも繊度の大きい太繊度繊維で構成されたマルチ
    フィラメント糸条を準備する工程と、 前記捲縮糸条と前記マルチフィラメント糸条の両者を、
    前記捲縮糸条の供給率の方が大きくなるようにして、流
    体攪乱ノズルに供給して、前記捲縮糸条によるループ毛
    羽を形成させて複合糸を得る工程と、 前記複合糸を経糸及び/又は緯糸として製織し、生地を
    得る工程と、 前記生地中の前記分割型繊維を分割させて前記極細繊維
    群を生成させ、そして前記生地に熱水を付与して前記太
    繊度繊維を収縮させる工程と、 よりなることを特徴とするスパン調織物の製造方法。
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