JP3342569B2 - 自動クレーンにおける搬送物検出装置 - Google Patents

自動クレーンにおける搬送物検出装置

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JP3342569B2
JP3342569B2 JP11212494A JP11212494A JP3342569B2 JP 3342569 B2 JP3342569 B2 JP 3342569B2 JP 11212494 A JP11212494 A JP 11212494A JP 11212494 A JP11212494 A JP 11212494A JP 3342569 B2 JP3342569 B2 JP 3342569B2
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治正 山本
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日立機電工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動クレーンにおいて、
複数段に積み重ねられた円筒形状の搬送物の荷崩れ、転
落防止を図って自動的に、かつ安全に搬送するようにな
した自動クレーンにおける搬送物検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒形状搬送物を吊り上げ搬送す
る自動クレーンでは、吊り上げようとする目的の搬送物
が吊り上げ位置に存在するかどうかだけを判定し、目的
の搬送物が存在する場合にはそのまま行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため目的の搬送物
の上段にさらに別の搬送物が存在する場合には、目的搬
送物を吊り上げたとき、上段の荷が転落する欠点があっ
た。
【0004】本発明は複数段に積み重ねられた搬送物の
吊り上げの際に、目的の搬送物に重なった上段の搬送物
の有無を検出し、荷の転落を防止して安全に吊り上げる
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、円筒形状の搬送物を複数段積
み重ねた搬送物置き場から、搬送物を搬送する自動クレ
ーンにおいて、自動クレーンの吊具に、吊具の斜め下方
に存在する搬送物までの距離を検知する距離検出器、及
び搬送物を吊り上げるに際し、吊り上げようとする搬送
物の上段に他の搬送物が無いかを判断する判断手段を設
けたことを要旨とする。
【0006】
【作 用】円筒形状の搬送物を吊り上げる際に、吊具の
側面に斜め下方に向けて設置した距離検出器(センサ)
により、目的の搬送物の上に他の搬送物が存在するか否
かを吊具と搬送物の距離で検出し、これにより他の搬送
物が存在するときには荷の吊り上げを中止して安全な吊
り上げ搬送作業が自動的に行える。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例にもとづいて
説明する。図において1は自動クレーンにおける吊具本
体で、この吊具本体1は吊垂ワイヤWにて昇降自在に支
持されると共に、この吊具本体1の下面に、互いに接離
方向に移動可能として円筒形状の搬送物G1、G2、G
3...を挟持して吊り上げるための吊具2、2を備え
る。
【0008】また、吊具本体1の両側面には吊具の斜め
下方に存在する搬送物G1、までの距離を検知する距離
検出器3、4をそれぞれ設ける。この距離検出器3、4
は吊具の垂直線に対して予め定めた斜め方向の搬送物の
有無を検出するように予め定めた角度にて設けられる。
【0009】従って、上述の如く構成する吊具本体1に
て吊具の直下方位置にある円筒形状の搬送物G1を吊り
上げんとすると、この吊具を搬送物G1の上方より降下
させると、吊具の左右の側面に斜め下方に向けて設置し
た距離検出センサ、及び制御装置にて搬送物との距離を
測定しつつ降下する。この距離検出センサは例えば超音
波の反射時間を利用した、搬送物の直径の2倍程度まで
の距離を測長できるものを使用する。
【0010】下段の搬送物G1、G2の直径をD1,D
2、上段の搬送物G3の直径をD3、距離検出センサ
3、4と吊具本体1の中心線の交点をO、地上からの高
さHの吊具本体の位置において測長した搬送物の表面ま
での距離をO点からの距離に換算した値をLとする。下
段の搬送物G1、G2の直径の大きい方をDとすると、 D=D1 (D1>D2) またはD=D2 (D1<D2) となる。地上からの高さHは吊具のロープ巻取り軸に設
けられたエンコーダ等により測定できる。
【0011】搬送物を安定しておくために通常は、 D1≒D2≒D3 であり、ほぼ直径の等しい搬送物を積み重ねる。このた
め吊具を荷の上方から下げながら距離検出センサで距離
検出センサ正面方向の距離を測長したとき、高さHの位
置において、 L<(H−D)/cosθ の不等式が成立した場合には、目的の搬送物の上に他の
搬送物が存在すると見なせる。これにより該搬送物の搬
送を中止する。また、 L≧(H−D)cosθ の場合には、他の搬送物が無いと見なし、搬送を行う。
【0012】図3に吊具の高さHを変化させ、高さHの
位置における測長距離Lの関係を示す。距離センサの測
長範囲がたかだか2Dであるため、搬送物が無い場合、 H>2Dcosθ 以上の高さでは測長範囲を逸脱し、測長値は得られな
い。従って測長値はセンサの正面に搬送物が無い高さの
範囲では測長不可となる。
【0013】搬送物G1の横に他の搬送物G2があり、
上段に搬送物G3が無い場合は吊具の高さの低い範囲で
測長値がDよりも大きい範囲で得られ、上段に搬送物が
ある場合は、下段だけの測長値に比べほぼDだけ大きい
測長値が得られる。
【0014】他の実施例 図4において吊具本体1の下面に鉛直方向に搬送物まで
の距離を検知する距離検出器5を設け、搬送物の距離を
測長する場合、 L=H−D が測長され、 L=H の場合、搬送物が目的の位置にないことを示す。これに
より目的の搬送物の有無を検出することができる。距離
センサの測長範囲大きく設定すれば、クレーンを目標位
置の上方で停止したときに搬送物の有無を検出できる。
【0015】なお、第1の実施例での説明は上下移動中
に斜め方向を測長し、目的の搬送物以外の有無を判定す
るのに対し、この第2の実施例は3個の距離検出器を備
えることによって、吊上搬送物の有無と、その上部に同
種の搬送物が積み重ねられている状況の検出とを同時に
行うことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明自動クレーンにおける搬送物検出
装置は、自動クレーンの吊具に、吊具の斜め下方に存在
する搬送物までの距離を検知する距離検出器、及び搬送
物を吊り上げるに際し、吊り上げようとする搬送物の上
段に他の搬送物が無いかを判断する判断手段を設けてい
るため、円筒形状の搬送物を非接触で検出することによ
り、上段に積み重ねられた搬送物の荷崩れ、転落を防止
し、自動搬送システムを安全に運行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送物及び吊具・距離検出センサの配置の関係
を示す正面図である。
【図2】搬送物(下段)と吊具側面の中心についた距離
検出センサの配置を示す側面図である。
【図3】吊具の地上からの高さと測長距離の関係を示す
説明図である。
【図4】異なる実施例の説明図である。
【符号の説明】 1 吊具本体 2 吊具 3,4 距離センサ G1,G2 下段搬送物 G3 上段搬送物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の搬送物を複数段積み重ねた搬
    送物置き場から、搬送物を搬送する自動クレーンにおい
    て、自動クレーンの吊具に、吊具の斜め下方に存在する
    搬送物までの距離を検知する距離検出器を備えて、吊り
    上げようとする搬送物の上段に他の搬送物が無いかを判
    断する判断手段を設けたことを特徴とする自動クレーン
    における搬送物検出装置。
JP11212494A 1994-04-26 1994-04-26 自動クレーンにおける搬送物検出装置 Expired - Fee Related JP3342569B2 (ja)

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