JP3341794B2 - メータモジュール - Google Patents

メータモジュール

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JP3341794B2 JP24274894A JP24274894A JP3341794B2 JP 3341794 B2 JP3341794 B2 JP 3341794B2 JP 24274894 A JP24274894 A JP 24274894A JP 24274894 A JP24274894 A JP 24274894A JP 3341794 B2 JP3341794 B2 JP 3341794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネル部の電気配線と電気機器の組付けを容易にす
るメータモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネル部の周辺には多
数の電装品が配置され、これらを制御監視する制御ユニ
ットやメータ、インジケータランプおよびスイッチ類も
集中するので、インストルメントパネルワイヤーハーネ
スを構成する電線本数は膨大な数になり、その肥大、重
量化と共に配線形態が複雑化し、配索に多大の労力と時
間がかかるのはもちろん、メンテナンスを困難にしてい
た。
【0003】そこで、従来例えば特開平2−45238
号公報記載の発明は、計器盤の内部回路に該計器盤とワ
イヤーハーネスとの接続のためのジョイント結合部を有
する分岐回路を設けて、計器盤にワイヤーハーネス中の
分岐接続部を一部分担させ、電気接続箱内部の回路数と
その接続電線本数を減らしてインストルメントパネル部
周辺のワイヤーハーネスを更に簡素化する試みが開示さ
れたものである。また他の従来例として、例えば特開平
4−266537号公報には、図11に示すように、イ
ンストルメントパネル部104のクラスタ105にスイ
ッチ、計器類(図示せず)を実装すると共に、該クラス
タ105の背面にこれらの電気回路を構成する可撓性印
刷配線板106を張り付けて装着し、該配線板106の
端末部分に前記スイッチ、計器類の電子制御に必要なメ
モリー・演算などの電子機能部品108を分散、配置し
た電子制御基板109A〜109Fを組入れして接続し
た回路構造の他の発明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の前者
の発明のように、計器盤の内部回路にワイヤーハーネス
または電気接続箱の分岐回路の一部を肩替りさせても各
種電装品に対する制御回路ユニットが個別に分散、配置
される限り、ワイヤーハーネスの簡素化には限度があ
り、自動車の安全性および車内居住性の追求により予測
される電子化の促進には対処し切れない。またクラスタ
の背面に各スイッチ、計器類に対応する電気回路(可撓
性印刷配線板)と電子制御基板を直接に分散、配置する
のは、制御回路ユニットをクラスタの背面に集約する点
で大きな利点があるが、クラスタの背面の凹凸形状に対
応させるという技術的困難を伴ううえに、車種、グレー
ドや仕様の一部変更毎に設計および製作を変えなければ
ならず、少量多品種生産によりコスト高になり易い。
【0005】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、メータ周辺のスイッチ類を使用頻度が高い第1のス
イッチユニット部と使用頻度が低い第2のスイッチユニ
ット部とにユニット化して区分し、このうち使用頻度の
低い第2のスイッチユニット部をインストルメントパネ
ル内に操作可能に収納することにより、メータとスイッ
チとをモジュール化し、車種、グレードの別に応じて電
装品の追加に容易に対処し、インストルメントパネル部
の周辺の配線形態とメータ周辺とを著しく簡素化し、そ
の配線と組付けを容易に行うことができるメータモジュ
ールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のメータモジュー
ルは上記課題を達成するために、メータ、表示ランプ
類、およびこれらのドライブ回路を実装した計器盤と、
前記メータ、表示ランプ類を含む車載電装品への電力並
びに入出力信号の供給を行うスイッチ類を有するスイッ
チユニットと、インストルメントパネルワイヤーハーネ
スが接続可能に設けられ、前記スイッチユニットのスイ
ッチ操作により前記車載電装品に対する電力のオン、オ
フおよび入出力信号の分配と、これらの制御を行う機能
回路を組込んだ電気接続箱とより成るメータモジュール
にして、メータ周辺のスイッチ類を使用頻度が高い第1
のスイッチユニット部と使用頻度が低い第2のスイッチ
ユニット部とにユニット化して区分し、第2の該スイッ
チユニット部と、前記計器盤とをコネクタを介して前記
電気接続箱に着脱可能に電気的に結合し、インストルメ
ントパネル内に組込むという手段を採用した。
【0007】
【作用】メータ周辺のスイッチ類のうち、使用頻度が高
い第1のスイッチユニット部に対しユニット化して区分
した使用頻度の低い第2のスイッチユニット部を電気接
続箱にコネクタを介して電気的に結合するとともに該電
気接続箱に計器盤をコネクタを介して電気的に結合して
メータモジュールを形成し、インストルメントパネル内
に組み込むようにしたので、インストルメントパネルワ
イヤーハーネスへの接続と配線とが容易に行なえる。
【0008】
【実施例】図1乃至図7は本発明の第1実施例を示し、
1は車体、2は車体1の前方に設けられたインストルメ
ントパネルである。3は車体1のインストルメントパネ
ル2の図示においては左側に設けられたメータモジュー
ルである。
【0009】前記メータモジュール3は、メータ4、そ
の表示ランプ類およびこれらのドライブ回路板5を実装
した計器盤6と、インストルメントパネルワイヤーハー
ネス(以下単にインパネハーネスという)7が接続可能
に設けられ、前記メータ4、表示ランプ類を含む車載電
装品に対する電力のオン・オフ、入出力信号の分配、お
よびこれらの制御を行うための機能回路を組み込んだ電
気接続箱8と、前記車載電装品のスイッチ類、例えば計
器盤6の周辺のスイッチ類のうち、自動車の走行につい
て使用頻度が高い基本回路用のスイッチ類、例えばヘッ
ドランプ用スイッチ、パネルディマースイッチ、テレフ
ォン切換スイッチ、バックライトスイッチ等をユニット
化した第1のスイッチユニット部と、第1のスイッチユ
ニット部よりも使用頻度が低いスイッチ類をユニット化
し、区分することにより組み込んだ第2のスイッチユニ
ット部Sとを集約して前記インストルメントパネル2内
に組付ける(図1、図2、図3参照)。
【0010】本実施例では計器盤6の下面に電気接続箱
8は取付けられ、この電気接続箱8の前面に第2の前記
スイッチユニット部Sは取付けられる。電気接続箱8の
前記計器盤6への取付けは、電気接続箱8の後記ロアケ
ース16bに設けた取付脚部16b1 にねじ9を螺入す
ることにより、電気接続箱8は計器盤6に取付けられ
る。そしてこのスイッチユニット部Sは、前記インスト
ルメントパネル2の下方に位置するクラスタベゼル10
に枢着した蓋板10Aを開閉操作することにより必要時
に臨まれてスイッチ操作が可能になる。
【0011】そして計器盤6に対して電気接続箱8は雄
雌のコネクタC1 ,C′1 により電気的に結合され、ま
た電気接続箱8に対してスイッチユニットSはコネクタ
2,C′2 により電気的に結合される。またインパネ
ハーネス7も電気接続箱8にコネクタC3 ,C′3 を介
して電気的に接続される。
【0012】前記計器盤6には図3および図6に示すよ
うに、例えばスピードメータ4A、タコメータ4B(エ
ンジン回転数度計)、温度計4C、燃料計4D、油圧
計、ボルトメータ、オド/ドリップ計等の各種メータや
それらの表示ランプが装備されている。これらのメータ
類の形式については図6に示すようなアナログ式であっ
ても、または図7に示すようにメータ類の表示デバイス
4′を備えたディジタル式であってもよい。
【0013】また前記計器盤6はフィニッシュパネル1
1に開口された計器盤用表示窓11aに面して装着され
て図1に示すように、そのドライブ回路板5を収納する
メータケース12を備えている。このメータケース12
の下面には電気接続箱8の前記コネクタC1 が嵌合する
前記コネクタC′1 が凹設されている。前記コネクタ
C′1 には前記ドライブ回路板5から導出された可撓性
印刷配線板13がその銅箔路を表面に向けて引込み配線
される。また前記メータケース12の下部には前記フィ
ニッシュパネル11のノックピン11bが嵌入されるピ
ン孔14が設けられている。前記ドライブ回路板5には
前記メータ4と、そのムーブメント15と照明用のラン
プが固定されている。
【0014】前記電気接続箱8はアッパーケース16a
とロアケース16bとよりなり、内部には図6または図
7に示すような例えば多重コントローラK等のいわゆる
機能回路を組み込んだ集中制御回路板17を収納してい
る。アッパーケース16aには前記計器盤6に設けた雌
の前記コネクタC′1 が嵌合する雄のコネクタC1 が設
けられ、ロアケース16bの前面には前記スイッチユニ
ット部SのコネクタC2 が嵌合されるコネクタC′2
設けられ、またロアケース16bの背面にはインパネハ
ーネス7の雄のコネクタC3 が嵌合される複数の雌のコ
ネクタC′3 が設けられている。16b1 はねじ9を用
いて電気接続箱8を前記計器盤6の下面に取付けるため
に、ロアケース16bの前方に設けられた取付脚部であ
る。
【0015】前記コネクタC1 は、図5に示すような絶
縁ハウジング18と前記集中制御回路板17の回路導体
と直付されたいわゆる面接触型端子19とからなる。こ
の面接触型端子19は、一端に折り返し弾性舌片19
a、他端に接続片19bを設けるとともに、中間には凸
型のストレス吸収部19cを設けた構成を有する。そし
てこの面接触型端子19は、一方の接続片19bを上記
回路導体に半田付けにより接続し、他方の折り返し弾性
舌片19aを絶縁ハウジング18の側壁開口部18aか
ら露出させるとともに、中間のストレス吸収部19cを
ハウジング係止部20に嵌着することにより、コネクタ
1 ,C′1 の着脱などの際に上記接続片19bと回路
導体との半田付け部分に応力がかからない構造となって
いる。また他の前記コネクタC2 ,C′2 ;C3 ,C′
3 については、図面ではピン型端子が示されているが、
上記コネクタC1 ,C′1 と同様構造に構成することが
好ましい。
【0016】使用頻度の低い前記スイッチユニット部S
には、例えば図4(a)に示すように低グレードタイプ
の車種に対応するためにリモコンミラースイッチ21
a、デフォガスイッチ21b、ウィンドロックスイッチ
21c、ランプウォッシャスイッチ21d、エアコンス
イッチ21e等で形成されるスイッチユニット体S1
また高グレードタイプの車種に対応させるために図4
(b)に示すように画面タッチスイッチ21f、多重表
示ディスプレイ、並びにそれらの切換スイッチ21g等
で形成されるスイッチユニット体S2 、さらには図4
(c)に示すように、フォグランプスイッチ21h、デ
ィフォガスイッチ21i、温度設定スイッチ21j、エ
アコンスイッチ21k等から形成されるスイッチユニッ
ト体S3 があり、そのほかシートロックスイッチやカー
・オーディオ機器操作用等のオプション系のスイッチが
あげられる。図7においてS.C は高グレードタイプの前
記スイッチユニット体S2 の画面タッチスイッチ21
f、切換スイッチ21g、後記ドライブ回路板5′を介
して表示デバイス4″が夫々接続、配置されたスイッチ
コントローラである。5′は該スイッチコントローラS.
C に接続されたドライブ回路板である。またM.C は計器
盤6における前記ドライブ回路板5に接続、配置された
メータコントローラである。なおD1 ,D2 ,D3 は電
源線、Eはアース線、Tは前記多重コントローラKに接
続された多重ライン、Iは入力ライン、Oは出力ライン
である。また上記各種の上記スイッチの操作方式として
は、図示の押ボタン式、またダイヤル式、レバー式のほ
か、トグル式等の既知の形式のものでよい。
【0017】また図1において前記スイッチユニット部
Sは、フロントケース22aとバックケース22bとに
より形成されるスイッチボックス22を図示しない取付
脚板にねじを螺入することにより、前記計器盤6の下面
に取付けられる。そして、スイッチボックス22内には
絶縁基板23が設けられ、この絶縁基板23には各種ス
イッチの操作により前記計器盤6に設けた前記メータ
4、およびその表示ランプを含む車載電装品への電力の
供給と、入出力信号の供給とを行うためのスイッチ回路
が形成されている。そしてこのスイッチ回路は、電気接
続箱8内の前記集中回路制御板17の導電路に通ずる端
子部24を有する雌のコネクタC′2 にスイッチボック
ス22の雄の前記コネクタC2 が嵌合可能になることに
より、スイッチ回路と前記集中回路制御板17とは接続
される。この際、電気接続箱8には計器盤6のメータ類
や低グレードタイプのスイッチユニット体S1 からスイ
ッチコントローラS.C やタッチパネルスイッチ21を備
えた高いグレードタイプのスイッチユニット体S2 の各
種スイッチ類に対応してコネクタC1 ,C′1 を介して
計器盤6を電気的に接続するとともにコネクタC 2
C′2 を介してスイッチユニット部Sを電気的に接続す
るように、多数のコネクタ極数が予め組込まれている。
【0018】25は計器盤6のメータケース12をイン
ストルメントパネル2内にねじ26を用いてねじ固定す
るための取付座である。
【0019】メータモジュール3の組立と、このメータ
モジュール3のインストルメントパネル2への組付けは
次のようにして行う。先ずメータケース12の下方から
取付脚部16b1 内にねじ9を螺入することにより、計
器盤6のメータケース12の下面に電気接続箱8をねじ
固定する。次いでスイッチボックス22の図示しない取
付脚部内にねじを螺入することにより、スイッチユニッ
ト部Sは計器盤6の下面に取付けられる。このようにし
て計器盤6と、電気接続箱8と、スイッチユニット部S
とは集約的に組付けられる。その後、フィニッシュパネ
ル11の下部のノックピン11bをメータケース12の
ピン孔14内に差し込んで位置合わせをして、該メータ
ケース12をフィニッシュパネル11側に回動させ、取
付座25にねじ26によりメータケース12をインスト
ルメントパネル2内に固定し、メータモジュール3の組
立を完了する。
【0020】そしてメータモジュール3の電気的接続
は、電気接続箱8のコネクタC1 を計器盤6のコネクタ
C′1 内に嵌合すると、図5に示すようにコネクタC1
の折り返し弾性舌片19aがメータケース12の裏面の
可撓性印刷配板13の銅箔回路と面接触されて計器盤6
内のドライブ回路板5と電気接続箱8内の集中回路制御
板17とはコネクタC1 ,C′を介して電気的に接続さ
れる。また計器盤6周辺の使用頻度が低いスイッチ類を
組み込んだスイッチユニット部S内のスイッチ回路と、
計器盤6の下面に取付けられた電気接続箱8内の集中回
路制御板17とはコネクタC2 ,C′2 を介して電気的
に接続される。しかも電気接続箱8内の集中回路制御板
17とインパネハーネス7とはコネクタC3 ,C′3
介して電気的に接続される。従って必要時にはインスト
ルメントパネル2のクラスタベゼル10に設けた蓋板1
0Aを開いて計器盤6の周辺の使用頻度が低いスイッチ
類を組み込んだスイッチユニット部Sを露出し、操作を
行とともにスイッチの不使用時には蓋板10Aを閉じて
覆うことにより埃の付着を防止し、多数のスイッチが計
器盤6の周辺に散在して設けられるという外観的な煩雑
さを一掃できる。このためドライバーにおいてはスイッ
チ操作の煩わしさがなくなって安全運転に寄与できる。
【0021】そして既述のようにメータ4やその表示ラ
ンプを含む車載電装品およびそのドライブ回路板5を実
装した計器盤6と、該計器盤6等への車載電装品に対す
る制御回路ユニットが個別に分散、配置されることな
く、ローカレント化により機能回路、例えば多重伝送に
よる信号の変換器としての多重コントローラK等を備え
た集中制御回路板17を内部に設けた電気接続箱8とは
コネクタC1 ,C′1 を介して結合される(図1、図6
参照)。しかも計器盤6の周辺のスイッチ類のうち、自
動車の走行について使用頻度が高い基本回路用のスイッ
チ類をユニット化し、区分した第1のスイッチユニット
部に対し使用頻度が低い各種のスイッチ類をユニット化
した第2のスイッチユニット部Sは、予め多数のコネク
タ極数が組込まれている電気接続箱8に対してコネクタ
2 ,C′2 を介して電気的に接続されて内部に備えら
れた多重コントローラKに直結されて少ない信号線で多
重に信号を送信または受信でき、さらに電気接続箱8は
コネクタC3 ,C′3 を介してインプラハーネス7に電
気的に接続されるので、ワイヤーハーネスの配線は多極
に分岐することなく簡素化に寄与できるとともにサブワ
イヤーハーネス等の配線が省略される。
【0022】そしてスイッチユニット部Sは、図4
(a)に示すように計器盤6の周辺のスイッチ類のうち
使用頻度が少ないスイッチ類、例えばリモコンミラース
イッチ21a、デフォガスイッチ21b、ウインドロッ
クスイッチ21c、ランプウォッシャスイッチ21d、
エアコンスイッチ21eが組み込まれた低グレードタイ
プの車種に応じたスイッチユニット体S1 として、また
図4(b)に示すように画面タッチスイッチ21f、多
重表示ディスプレイ、またはそれらの切換スイッチ21
gを組み込んだ高グレードタイプの車種に応じたスイッ
チユニット体S2 として、さらには図4(c)に示すよ
うにフォグランプスイッチ21h、デフォガスイッチ2
1i、温度設定スイッチ21j、エアコンスイッチ21
k等を組み込んだスイッチユニット体S3 としてユニッ
ト化されているので、車種、グレードの別に応じて、ま
たオプションとして電装品を追加する場合にスイッチユ
ニット部Sを、何れかのスイッチユニット体S1 〜S3
から選択して電気接続箱8に着脱可能に取付けることが
できる(図6、図7参照)。
【0023】図8に示すものは本実施例のメータモジュ
ール3を使用した車内ワイヤーハーネスの配線形態の一
例を示し、リモコンミラースイッチ21aの配線に適用
したものである。図示では外国車仕態に合わせてインス
トルメントパネル2の左側にメータモジュール3が設け
られ、車体1の前方左右に設けたミラー50,50′に
対して垂直軸回りに駆動するモータM1 と、水平軸回り
に駆動するモータM2とを設けたモータ遠隔操作用のミ
ラーモジュール51,51′を配備したものである。ま
た52はエンジンルームメインワイヤーハーネス、53
はフロワーワイヤーハーネスである。そしてメータモジ
ュール3のスイッチユニット体S1 のリモコンミラース
イッチ21aを操作することによりモータM1 を垂直軸
周りに駆動するとともにモータM2 を水平軸周りに駆動
してミラー50,50′を遠隔操作する。
【0024】図9及び図10に示すものは本発明の他の
実施例である。この実施例においてはメータケース12
に設けたボス12aにねじ60を螺入することにより、
計器盤6の裏面に電気接続箱8を取付けるとともメータ
ケース6の裏面に設けたコネクタC′1 に電気接続箱8
のコネクタC1 を嵌合して電気的に接続する。しかもア
ッパケース22′aとロアケース22′bとよりなるス
イッチボックス22′の前記ロアケース22′bの周囲
に設けた取付脚部22′b1 にねじ61を螺入すること
によりメータケース12の上面にスイッチユニット部S
を取付け、電気接続箱8に設けたコネクタC2 にコネク
タC′2 を嵌合することにより電気接続箱8にスイッチ
ユニット部Sを電気的に接続する。そして計器盤6の周
辺のスイッチ類で使用頻度が少ないスイッチ類を組み込
むことにより低グレードタイプのスイッチユニット体S
1 ,高グレードタイプのスイッチユニット体S2 ,さら
にはほかのスイッチユニット体S3 としてユニット化し
たスイッチユニット部Sのうちの何れかを、車種、グレ
ードに応じて選択したり、オプションとして追加するこ
とにより計器盤6の上面に選択して取付け、さらにイン
ストルメントパネル2の上面に蓋板10′Aを開閉可能
に枢着した構成により、スイッチ操作する場合にはこの
蓋板10′Aを開いてスイッチユニット部Sの操作を行
うようになした点が前記実施例とは異なる構成であり、
そのほかは上記実施例と同様の構成、作用である。なお
62は前記蓋板10′Aの係止装置であり、インストル
メントパネル2の開口縁に係合可能になる係合子63を
コイルばね64により付勢して突出させたものである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、メータ周辺のス
イッチ類を自動車の走行に直接、関与する基本回路用の
第1のスイッチユニット部と使用頻度の低い第2のスイ
ッチユニット部とにユニット化して区分してインストル
メントパネル内に操作可能に収納することにより、メー
タとスイッチとをモジュール化し、車種、グレードの別
に応じて電装品の追加に容易に対処でき、インストルメ
ントパネル部の周辺の配線形態とメータ周辺とを著しく
簡素化し、その配線と組付けを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同じくメータモジュールとインストルメントパ
ネル部の分離状態を示す斜視図である。
【図3】同じくメータモジュールの正面図である。
【図4】同じく本実施例の各種のスイチユニット部を示
すものであり、(a)は1つのスイッチユニット体S1
を示す斜面図、(b)はほかのスイッチユニット体S2
を示す斜面図、(c)はさらにほかのスイッチユニット
体S3 を示す斜面図である。
【図5】同じく計器盤と電気接続箱との電気接続状態の
一例を示す断面図である。
【図6】本実施例の低グレードタイプのスイッチユニッ
ト体をメータモジュールに接続した場合の回路図の一例
を示すものである。
【図7】同じく本実施例の高グレードタイプのスイッチ
ユニット体をメータモジュールに接続した場合の回路図
の他例を示すものである。
【図8】本実施例の車内ワイヤーハーネスの配線形態の
一例を示す概念的な平面図である。
【図9】本発明の第2実施例のメータモジュールとイン
ストルメントパネル部の分離状態を示す斜視図である。
【図10】同じく断面図である。
【図11】従来のインストルメントパネル部の電気回路
構造の説明図である。
【符号の説明】
1 車体 2 インストルメントパネル 3 メータモジュール 4 メータ 5 ドライブ回路板 6 計器盤 7 インストルメントパネルワイヤーハーネス 8 電気接続箱 10A 蓋板 10′A 蓋板 17 集中回路制御板 C1 コネクタ C′1 コネクタ C2 コネクタ C′2 コネクタ C3 コネクタ C′3 コネクタ K 多重コントローラ S スイッチユニット部 S1 スイッチユニット体 S2 スイッチユニット体 S3 スイッチユニット体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 7/00 B60K 37/02 B60R 16/02 620

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メータ、表示ランプ類、およびこれらの
    ドライブ回路を実装した計器盤と、前記メータ、表示ラ
    ンプ類を含む車載電装品への電力並びに入出力信号の供
    給を行うスイッチ類を有するスイッチユニットと、イン
    ストルメントパネルワイヤーハーネスが接続可能に設け
    られ、前記スイッチユニットのスイッチ操作により前記
    車載電装品に対する電力のオン・オフおよび入出力信号
    の分配と、これらの制御を行う機能回路を組込んだ電気
    接続箱とより成るメータモジュールにして、メータ周辺
    のスイッチ類を使用頻度が高い第1のスイッチユニット
    部と使用頻度が低い第2のスイッチユニット部とにユニ
    ット化して区分し、第2の該スイッチユニット部と、前
    記計器盤とをコネクタを介して前記電気接続箱に着脱可
    能に電気的に結合し、インストルメントパネル内に組み
    込むことを特徴としたメータモジュール。
  2. 【請求項2】 第1の前記スイッチユニット部は基本回
    路用のスイッチ類であり、第2の前記スイッチユニット
    部はオプション回路系のスイッチ類であることを特徴と
    する請求項1に記載のメータモジュール。
  3. 【請求項3】 前記計器盤の下面にコネクタを介して前
    記電気接続箱を結合し、該電気接続箱にコネクタを介し
    て第2の前記スイッチユニット部を結合することを特徴
    とした請求項1または請求項2に記載のメータモジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記計器盤の裏面にコネクタを介して電
    気接続箱を結合し、該電気接続箱の少なくとも上面又は
    下面の何れか一面に第2の前記スイッチユニット部をコ
    ネクタを介して接続することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のメータモジュール。
  5. 【請求項5】 第2の前記スイッチユニット部は、蓋部
    品を開閉可能に設けたインストルメントパネル内に組み
    込まれ、使用時には前記蓋部品を開いて必要に応じてス
    イッチ操作することを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4の何れかに記載のメータモジュー
    ル。
JP24274894A 1994-10-06 1994-10-06 メータモジュール Expired - Fee Related JP3341794B2 (ja)

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