JP3341502B2 - フィルタ供給装置 - Google Patents
フィルタ供給装置Info
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- JP3341502B2 JP3341502B2 JP29241894A JP29241894A JP3341502B2 JP 3341502 B2 JP3341502 B2 JP 3341502B2 JP 29241894 A JP29241894 A JP 29241894A JP 29241894 A JP29241894 A JP 29241894A JP 3341502 B2 JP3341502 B2 JP 3341502B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として液体クロマ
トグラフや試薬の溶出試験装置等の分析機器で液体試料
を分析する際に用いられる試料濾過用のフィルタ供給装
置に関する。
トグラフや試薬の溶出試験装置等の分析機器で液体試料
を分析する際に用いられる試料濾過用のフィルタ供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフや試薬の溶出試験装
置等の分析機器で試料を分析する場合には、測定に悪影
響を及ぼす試料中の微粒子や固定物等の不純物は分析機
器へ導入する前に除去する必要がある。不純物の除去に
は濾紙等の濾過材を収納した円板状のフィルタ挟持部と
短い試料液導入管と流出管とより成る交換可能なカ−ト
リッジフィルタ(ディスポ−ザブルフィルタ)が用いら
れる。このようなカ−トリッジフィルタ(以下、単にフ
ィルタとすることがある)は、図7に示すように、多数
を収納可能に構成されたフィルタ供給装置から供給され
る。即ち、フィルタ5は軸を横にして縦方向に積み重ね
てフィルタ収納部1に収納され、下部に配置された回転
板2に設けた通過孔2bより1個づつ取り出すように構
成されている。該回転板2の下にはフィルタ5を一端停
止させるためのストッパ板3が設けられ、該ストッパ板
3の下にはフィルタ5を排出するためのシュ−タ14が
設置されている。
置等の分析機器で試料を分析する場合には、測定に悪影
響を及ぼす試料中の微粒子や固定物等の不純物は分析機
器へ導入する前に除去する必要がある。不純物の除去に
は濾紙等の濾過材を収納した円板状のフィルタ挟持部と
短い試料液導入管と流出管とより成る交換可能なカ−ト
リッジフィルタ(ディスポ−ザブルフィルタ)が用いら
れる。このようなカ−トリッジフィルタ(以下、単にフ
ィルタとすることがある)は、図7に示すように、多数
を収納可能に構成されたフィルタ供給装置から供給され
る。即ち、フィルタ5は軸を横にして縦方向に積み重ね
てフィルタ収納部1に収納され、下部に配置された回転
板2に設けた通過孔2bより1個づつ取り出すように構
成されている。該回転板2の下にはフィルタ5を一端停
止させるためのストッパ板3が設けられ、該ストッパ板
3の下にはフィルタ5を排出するためのシュ−タ14が
設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すフィルタ収
納装置において、フィルタ排出用のシュ−タ14の両側
のフィルタ支持部がせまいため、フィルタ5が落下する
際シュ−タ14前部のストッパ14aに強く当たり該シ
ュ−タ14の途中で転落したり、停止すべき位置より後
退しフィルタの取り出しが不可能になり、フィルタをピ
ックアップするロボットハンドとの連携に支障が生じる
という問題がある。また、フィルタのサイズには大小が
あり、フィルタを取り出す場合そのサイズが検知できな
いので自動化を図る上で若干不便であるという問題があ
る。
納装置において、フィルタ排出用のシュ−タ14の両側
のフィルタ支持部がせまいため、フィルタ5が落下する
際シュ−タ14前部のストッパ14aに強く当たり該シ
ュ−タ14の途中で転落したり、停止すべき位置より後
退しフィルタの取り出しが不可能になり、フィルタをピ
ックアップするロボットハンドとの連携に支障が生じる
という問題がある。また、フィルタのサイズには大小が
あり、フィルタを取り出す場合そのサイズが検知できな
いので自動化を図る上で若干不便であるという問題があ
る。
【0004】この発明は上記する課題に着目してなされ
たものであって、フィルタを取り出す際の降下時の転落
や跳ね返りを防止して確実に取り出すことが可能で、フ
ィルタの有無及びサイズも検出することができ分析装置
の自動化を図る上で便利なフィルタ供給装置を提供する
ことを目的とする。
たものであって、フィルタを取り出す際の降下時の転落
や跳ね返りを防止して確実に取り出すことが可能で、フ
ィルタの有無及びサイズも検出することができ分析装置
の自動化を図る上で便利なフィルタ供給装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、濾過材を収納した平板状のフ
ィルタ挟持部と該フィルタ挟持部の一方に設けた試料液
導入管と他方に設けた試料流出管とより成るカ−トリッ
ジフィルタを複数個収納したフィルタ収納部の下部にシ
ュ−タを設けて該フィルタ収納部よりカ−トリッジフィ
ルタを供給するようにしたフィルタ供給装置において、
前記シュ−タが、カ−トリッジフィルタの試料液導入管
或いは流出管が入る程度の溝を形成し且つ表面にフィル
タ挟持部が載る二枚の板材とこれら板材の前端部に設け
たストッパとで形成され駆動機構により一定距離前後に
スライド可能とした支持台と、幅広の二枚の板材で形成
され一方の上端部はこれら板材の間の空間が前記カ−ト
リッジフィルタ収納部のフィルタ落下部の下に位置する
ように配置されると共に他端部はこれらの間の空間が前
記支持台の溝部端部に位置し且つ該支持台の両側の表面
と略同一面となるように設置した曲線状のガイドと、前
記支持台に載せたカ−トリッジフィルタを押す立板部と
前記支持台の溝部に入りスライド可能な幅を有する横板
部とで形成され駆動機構により前後に一定距離スライド
可能としたレバ−と、で構成されることを特徴とする。
る課題を解決するために、濾過材を収納した平板状のフ
ィルタ挟持部と該フィルタ挟持部の一方に設けた試料液
導入管と他方に設けた試料流出管とより成るカ−トリッ
ジフィルタを複数個収納したフィルタ収納部の下部にシ
ュ−タを設けて該フィルタ収納部よりカ−トリッジフィ
ルタを供給するようにしたフィルタ供給装置において、
前記シュ−タが、カ−トリッジフィルタの試料液導入管
或いは流出管が入る程度の溝を形成し且つ表面にフィル
タ挟持部が載る二枚の板材とこれら板材の前端部に設け
たストッパとで形成され駆動機構により一定距離前後に
スライド可能とした支持台と、幅広の二枚の板材で形成
され一方の上端部はこれら板材の間の空間が前記カ−ト
リッジフィルタ収納部のフィルタ落下部の下に位置する
ように配置されると共に他端部はこれらの間の空間が前
記支持台の溝部端部に位置し且つ該支持台の両側の表面
と略同一面となるように設置した曲線状のガイドと、前
記支持台に載せたカ−トリッジフィルタを押す立板部と
前記支持台の溝部に入りスライド可能な幅を有する横板
部とで形成され駆動機構により前後に一定距離スライド
可能としたレバ−と、で構成されることを特徴とする。
【0006】
【作用】フィルタ供給装置を上記手段としたときの作用
について添付図の符号を用いて説明する。先ず、の手
段では、回転板2を回転させるとフィルタ収納部1の最
下段に収納されているフィルタ5はその軸部がストッパ
3の切欠3aを通過してシュ−タ4に落下し、該シュ−
タ4の支持台41のストッパ41c位置で停止する。落
下したフィルタ5は次のようにしてロボットハンド等に
ピックアップされる。 (1)フィルタ収納部1より取り出されるフィルタ5は
ガイド42に沿って落下し、支持台41のストッパ41
cに当たって停止する。この場合、フィルタ5はガイド
42が円弧状に形成してあるためその軸(試料液導入管
5bと流出管5c)が90°回転し上下方向となる(図
4(A))。 (2)フィルタ5が停止したら、レバ−43を押し出し
てフィルタ5を支持台41のストッパ41cに押しつけ
る。この時後述するようにフィルタ5のフィルタ挟持部
5aの径を測定することが出来る(図4(B))。 (3)フィルタ5は更にレバ−43により前方へ押し出
す。この場合、レバ−43と支持台41はそれぞれ独自
の駆動機構(図示せず)により押し出すようにする(図
4(C))。 (4)レバ−43はその駆動機構により元の位置か途中
まで戻す。この場合、フィルタ5及び支持台41は前方
に押し出された状態となるが、この状態でロボットハン
ド(図示せず)にフィルタ5をピックアップさせる。そ
して支持台41は駆動機構を作動させて元の位置に戻す
(図4(D))。尚、この場合、支持台41の溝41a
内でレバ−43をストッパ41c位置までスライドさせ
フィルタ5が確実にロボットハンドによりピックアップ
されたかどうかチェックさせることが出来る。
について添付図の符号を用いて説明する。先ず、の手
段では、回転板2を回転させるとフィルタ収納部1の最
下段に収納されているフィルタ5はその軸部がストッパ
3の切欠3aを通過してシュ−タ4に落下し、該シュ−
タ4の支持台41のストッパ41c位置で停止する。落
下したフィルタ5は次のようにしてロボットハンド等に
ピックアップされる。 (1)フィルタ収納部1より取り出されるフィルタ5は
ガイド42に沿って落下し、支持台41のストッパ41
cに当たって停止する。この場合、フィルタ5はガイド
42が円弧状に形成してあるためその軸(試料液導入管
5bと流出管5c)が90°回転し上下方向となる(図
4(A))。 (2)フィルタ5が停止したら、レバ−43を押し出し
てフィルタ5を支持台41のストッパ41cに押しつけ
る。この時後述するようにフィルタ5のフィルタ挟持部
5aの径を測定することが出来る(図4(B))。 (3)フィルタ5は更にレバ−43により前方へ押し出
す。この場合、レバ−43と支持台41はそれぞれ独自
の駆動機構(図示せず)により押し出すようにする(図
4(C))。 (4)レバ−43はその駆動機構により元の位置か途中
まで戻す。この場合、フィルタ5及び支持台41は前方
に押し出された状態となるが、この状態でロボットハン
ド(図示せず)にフィルタ5をピックアップさせる。そ
して支持台41は駆動機構を作動させて元の位置に戻す
(図4(D))。尚、この場合、支持台41の溝41a
内でレバ−43をストッパ41c位置までスライドさせ
フィルタ5が確実にロボットハンドによりピックアップ
されたかどうかチェックさせることが出来る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照しながら説明する。図1はこの発明のフィルタ供
給装置の要部斜視図、図2(A)は図1のX−X矢視断
面図、図2(B)は図2(A)のP矢視図、図2(C)
は図2(B)を上から見た平面図である。このフィルタ
供給装置は、フィルタ収納部1、回転円板2、ストッパ
板3、及びシュ−タ4等を中心として構成されている。
フィルタ5は濾紙等の濾過材を収納した平板状のフィル
タ挟持部5aと該フィルタ挟持部5aの一方に設けた試
料液導入管5bと他方に設けた試料流出管5cとより構
成される。前記フィルタ収納部1は、図2(A)に示す
ように、軸1aの周囲に6個(個数は増減可能である)
配置され、それぞれフィルタ5の軸(即ち、試料液導入
管5bと試料流出管5c)が横方向になるようにして縦
方向に積み重ねて収納される。
を参照しながら説明する。図1はこの発明のフィルタ供
給装置の要部斜視図、図2(A)は図1のX−X矢視断
面図、図2(B)は図2(A)のP矢視図、図2(C)
は図2(B)を上から見た平面図である。このフィルタ
供給装置は、フィルタ収納部1、回転円板2、ストッパ
板3、及びシュ−タ4等を中心として構成されている。
フィルタ5は濾紙等の濾過材を収納した平板状のフィル
タ挟持部5aと該フィルタ挟持部5aの一方に設けた試
料液導入管5bと他方に設けた試料流出管5cとより構
成される。前記フィルタ収納部1は、図2(A)に示す
ように、軸1aの周囲に6個(個数は増減可能である)
配置され、それぞれフィルタ5の軸(即ち、試料液導入
管5bと試料流出管5c)が横方向になるようにして縦
方向に積み重ねて収納される。
【0008】前記フィルタ収納部1の下部には回転円板
2が軸1aの回りにベアリング6、6を介して回転可能
に配置されている。該回転円板2の周囲には歯車2aが
設けられ、モ−タ7の軸に嵌着されたピニオン8と噛合
させて回転駆動するようにしてある。また、該回転円板
2には、図2(A)に示すように、フィルタ5がちょう
ど1個通過することが出来る程度の通過孔2bが設けら
れている。
2が軸1aの回りにベアリング6、6を介して回転可能
に配置されている。該回転円板2の周囲には歯車2aが
設けられ、モ−タ7の軸に嵌着されたピニオン8と噛合
させて回転駆動するようにしてある。また、該回転円板
2には、図2(A)に示すように、フィルタ5がちょう
ど1個通過することが出来る程度の通過孔2bが設けら
れている。
【0009】前記回転円板2の下部にはストッパ板3が
該回転円板2と平行に設けられている。該ストッパ板3
は軸1aに固定されており、従って前記フィルタ収納部
1に対して位置が固定されていることになる。この場
合、回転円板2とストッパ板3との隙間tはフィルタ5
の軸(試料液導入管5b及び流出管5c)径よりも小さ
くなるようにする。そして該ストッパ板3にはフィルタ
5の試料液導入管5b或いは流出管5cが通過できる程
度の切欠3aが設けられており、その位置は6個のフィ
ルタ収納部1のいずれの真下にも位置しないように設定
されている。そして該ストッパ板3の真下にはシュ−タ
4が配置されている。
該回転円板2と平行に設けられている。該ストッパ板3
は軸1aに固定されており、従って前記フィルタ収納部
1に対して位置が固定されていることになる。この場
合、回転円板2とストッパ板3との隙間tはフィルタ5
の軸(試料液導入管5b及び流出管5c)径よりも小さ
くなるようにする。そして該ストッパ板3にはフィルタ
5の試料液導入管5b或いは流出管5cが通過できる程
度の切欠3aが設けられており、その位置は6個のフィ
ルタ収納部1のいずれの真下にも位置しないように設定
されている。そして該ストッパ板3の真下にはシュ−タ
4が配置されている。
【0010】次に、図3(A)はシュ−タ4を構成する
ガイド42の斜視図、図3(B)はシュ−タ4の全体斜
視図である。該シュ−タ4は、溝41aを設けた支持台
41と、一定の空間42aをもって平行に設置された滑
らかな曲線状のガイド42及び42と、落下したフィル
タ5を押し出すレバ−43とで構成されている。
ガイド42の斜視図、図3(B)はシュ−タ4の全体斜
視図である。該シュ−タ4は、溝41aを設けた支持台
41と、一定の空間42aをもって平行に設置された滑
らかな曲線状のガイド42及び42と、落下したフィル
タ5を押し出すレバ−43とで構成されている。
【0011】前記支持台41は二枚の板材41b、41
bと前端部のストッパ41cとより形成され、これらの
二枚の板材の間に形成される溝41aの幅はフィルタ5
の軸(試料液導入管5b或いは流出管5c)が入り且つ
両側の板材41b、41bの表面にフィルタ5のフィル
タ挟持部5aが載る程度程度の幅とする。該支持台41
は図示しない駆動機構により前後に一定距離スライド可
能としてある。前記曲線状のガイド42は、幅広の板材
で形成され、一方の上端部はこれらガイド42、42の
間の空間42aが前記ストッパ板3の真下に位置するよ
うに配置されると共に他端部はその空間42aが前記支
持台41の溝部41a端部に位置し、且つ該支持台41
の両側の表面41d、41dと略同一面となるように設
置する。前記レバ−43は、フィルタ5を前方へ押し出
すためのものであっ て、前記支持台に載せたフィルタ
5を押す立板部43aと前記支持台41の溝部41aに
入りスライド可能な幅を有する横板部43bとで形成し
てある。そして該レバ−43の前端部にはフィルタ5の
フィルタ挟持部5aを押す際該フィルタ5が落下しない
ようにするための突起部43cが設けてある。該レバ−
43も図示しない駆動機構により前後に一定距離スライ
ド可能としてある。
bと前端部のストッパ41cとより形成され、これらの
二枚の板材の間に形成される溝41aの幅はフィルタ5
の軸(試料液導入管5b或いは流出管5c)が入り且つ
両側の板材41b、41bの表面にフィルタ5のフィル
タ挟持部5aが載る程度程度の幅とする。該支持台41
は図示しない駆動機構により前後に一定距離スライド可
能としてある。前記曲線状のガイド42は、幅広の板材
で形成され、一方の上端部はこれらガイド42、42の
間の空間42aが前記ストッパ板3の真下に位置するよ
うに配置されると共に他端部はその空間42aが前記支
持台41の溝部41a端部に位置し、且つ該支持台41
の両側の表面41d、41dと略同一面となるように設
置する。前記レバ−43は、フィルタ5を前方へ押し出
すためのものであっ て、前記支持台に載せたフィルタ
5を押す立板部43aと前記支持台41の溝部41aに
入りスライド可能な幅を有する横板部43bとで形成し
てある。そして該レバ−43の前端部にはフィルタ5の
フィルタ挟持部5aを押す際該フィルタ5が落下しない
ようにするための突起部43cが設けてある。該レバ−
43も図示しない駆動機構により前後に一定距離スライ
ド可能としてある。
【0012】以上のように構成されたフィルタ供給装置
でフィルタを供給する場合の動作につて説明する。先
ず、フィルタ供給装置のフィルタ収納部1にフィルタ5
を収納しておく。回転円板2を回転させると途中で最下
段のフィルタ5は回転円板2の通過孔2bに入るが、こ
の通過孔2bに入ったフィルタ5は、図2(C)に示す
ように、ストッパ板3により通過孔2bに入った状態で
停止している。次に、通過孔2bがストッパ板3の切欠
3aの位置に来るまで回転円板2を回転させる。これに
よりフィルタ収納部1の最下段に収納されているフィル
タ5はその軸部が切欠3aを通過してシュ−タ4に落下
し、該シュ−タ4の支持台41のストッパ41cの位置
で停止する。
でフィルタを供給する場合の動作につて説明する。先
ず、フィルタ供給装置のフィルタ収納部1にフィルタ5
を収納しておく。回転円板2を回転させると途中で最下
段のフィルタ5は回転円板2の通過孔2bに入るが、こ
の通過孔2bに入ったフィルタ5は、図2(C)に示す
ように、ストッパ板3により通過孔2bに入った状態で
停止している。次に、通過孔2bがストッパ板3の切欠
3aの位置に来るまで回転円板2を回転させる。これに
よりフィルタ収納部1の最下段に収納されているフィル
タ5はその軸部が切欠3aを通過してシュ−タ4に落下
し、該シュ−タ4の支持台41のストッパ41cの位置
で停止する。
【0013】次に、シュ−タ4に落下させたフィルタ5
をロボットハンド等にピックアップせる動作について図
4を参照して説明する。 (1)フィルタ収納部1より取り出されるフィルタ5は
ガイド42に沿って落下し、支持台41のストッパ41
cに当たって停止する。この場合、フィルタ5はガイド
42が円弧状に形成してあるためその軸(試料液導入管
5bと流出管5c)が90°回転し上下方向となる(図
4(A))。 (2)フィルタ5が停止したら、レバ−43を押し出し
てフィルタ5を支持台41ストッパ41cに押しつけ
る。この時後述するようにフィルタ5のフィルタ挟持部
5aの径を測定することが出来る(図4(B))。 (3)フィルタ5は更にレバ−43により前方へ押し出
す。この場合、レバ−43と支持台41はそれぞれ独自
の駆動機構(図示せず)により押し出すようにする(図
4(C))。 (4)レバ−43はその駆動機構により元の位置か途中
まで戻す。この場合、フィルタ5及び支持台41は前方
に押し出された状態となるが、この状態でロボットハン
ド(図示せず)にフィルタ5をピックアップさせる。そ
して支持台41は駆動機構を作動させて元の位置に戻す
(図4(D))。尚、この場合、支持台41の溝41a
内でレバ−43をストッパ41c位置までスライドさせ
フィルタ5が確実にロボットハンドによりピックアップ
されたかどうかチェックさせることが出来る。
をロボットハンド等にピックアップせる動作について図
4を参照して説明する。 (1)フィルタ収納部1より取り出されるフィルタ5は
ガイド42に沿って落下し、支持台41のストッパ41
cに当たって停止する。この場合、フィルタ5はガイド
42が円弧状に形成してあるためその軸(試料液導入管
5bと流出管5c)が90°回転し上下方向となる(図
4(A))。 (2)フィルタ5が停止したら、レバ−43を押し出し
てフィルタ5を支持台41ストッパ41cに押しつけ
る。この時後述するようにフィルタ5のフィルタ挟持部
5aの径を測定することが出来る(図4(B))。 (3)フィルタ5は更にレバ−43により前方へ押し出
す。この場合、レバ−43と支持台41はそれぞれ独自
の駆動機構(図示せず)により押し出すようにする(図
4(C))。 (4)レバ−43はその駆動機構により元の位置か途中
まで戻す。この場合、フィルタ5及び支持台41は前方
に押し出された状態となるが、この状態でロボットハン
ド(図示せず)にフィルタ5をピックアップさせる。そ
して支持台41は駆動機構を作動させて元の位置に戻す
(図4(D))。尚、この場合、支持台41の溝41a
内でレバ−43をストッパ41c位置までスライドさせ
フィルタ5が確実にロボットハンドによりピックアップ
されたかどうかチェックさせることが出来る。
【0014】上記するように、シュ−タ4から落下した
フィルタ5は支持台41に載った状態でレバ−43で押
しつけて前方へ押し出されるが、このときフィルタ5の
フィルタ挟持部5aの径を測定することができる。即
ち、図5(A)は支持台41に落下してきたフィルタ5
にレバ−43を押しつけた状態を示す。図5(B)に示
すように、前記レバ−43の上部近傍にはセンサ10を
設けてあり、レバ−43の表面には目盛43dを設けて
ある。そしてレバ−43をスライドさせてフィルタ5を
ちょうど支持台41のストッパ41cに押しつけた状態
でセンサ10が目盛43dのどの位置を検出するかによ
りフィルタ5のフィルタ挟持部5aの径を測定すること
ができる。尚、フィルタ5のフィルタ挟持部5aの径を
測定するには、図5(C)に示すように、レバ−43の
表面端部に凹凸43eを設け発光素子11aと受光素子
11bとで構成されるセンサ11を用いてレバ−43の
停止位置を測定するようにしても良い。
フィルタ5は支持台41に載った状態でレバ−43で押
しつけて前方へ押し出されるが、このときフィルタ5の
フィルタ挟持部5aの径を測定することができる。即
ち、図5(A)は支持台41に落下してきたフィルタ5
にレバ−43を押しつけた状態を示す。図5(B)に示
すように、前記レバ−43の上部近傍にはセンサ10を
設けてあり、レバ−43の表面には目盛43dを設けて
ある。そしてレバ−43をスライドさせてフィルタ5を
ちょうど支持台41のストッパ41cに押しつけた状態
でセンサ10が目盛43dのどの位置を検出するかによ
りフィルタ5のフィルタ挟持部5aの径を測定すること
ができる。尚、フィルタ5のフィルタ挟持部5aの径を
測定するには、図5(C)に示すように、レバ−43の
表面端部に凹凸43eを設け発光素子11aと受光素子
11bとで構成されるセンサ11を用いてレバ−43の
停止位置を測定するようにしても良い。
【0015】尚、フィルタ5を落下させるシュ−タ4は
幅広の板材で製作するが、更に落下時の安定性を図る必
要がある場合には、図6に示すように、ガイド42の上
に別個のガイド42’を平行に併置し軸(試料液導入管
5b或いは流出管5c)を両側から接触しない程度の溝
42a’を設けて落下させるようにすれば良い。
幅広の板材で製作するが、更に落下時の安定性を図る必
要がある場合には、図6に示すように、ガイド42の上
に別個のガイド42’を平行に併置し軸(試料液導入管
5b或いは流出管5c)を両側から接触しない程度の溝
42a’を設けて落下させるようにすれば良い。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明のフィルタ
供給装置によれば、幅広のガイドによりフィルタを落下
させるときの支持部の幅を広くとることが出来るため落
下途中或いは落下後のフィルタの転落を防止することが
出来る。また、フィルタを自然落下させただけのときに
はフィルタがストッパに当たって跳ね返ったりストッパ
に当たる前に止まってしまったりしたためフィルタを一
定位置に停止させることができなかったが、このフィル
タ供給装置によれば、フィルタ落下後レバ−でフィルタ
を押すためフィルタの停止位置を一定とすることができ
る。更に、フィルタの円板部の径を測定することができ
るので、ロボットハンドを操作する上で適切に対応させ
ることが出来る。
供給装置によれば、幅広のガイドによりフィルタを落下
させるときの支持部の幅を広くとることが出来るため落
下途中或いは落下後のフィルタの転落を防止することが
出来る。また、フィルタを自然落下させただけのときに
はフィルタがストッパに当たって跳ね返ったりストッパ
に当たる前に止まってしまったりしたためフィルタを一
定位置に停止させることができなかったが、このフィル
タ供給装置によれば、フィルタ落下後レバ−でフィルタ
を押すためフィルタの停止位置を一定とすることができ
る。更に、フィルタの円板部の径を測定することができ
るので、ロボットハンドを操作する上で適切に対応させ
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフィルタ供給装置の要部斜視図であ
る。
る。
【図2】図2(A)は図1のX−X矢視断面図であり、
図2(B)は図2(A)のP矢視図であり、図2(C)
は図2(B)を上から見た平面図である。
図2(B)は図2(A)のP矢視図であり、図2(C)
は図2(B)を上から見た平面図である。
【図3】図3(A)はシュ−タの斜視図であり、図3
(B)はシュ−タの全体斜視図である。
(B)はシュ−タの全体斜視図である。
【図4】図4は落下したフィルタを前方へ押し出す一連
の動作を示す図であって、図4(A)はガイドよりフィ
ルタが落下して支持台に載った状態の図、図4(B)は
フィルタを支持台のストッパに押しつけた状態の図、図
4(C)はレバ−で市自体とフィルタを前方へ押し出し
た状態の図、図4(D)は支持台フィルタを前方へ押し
出した状態でレバ−だけが元の位置に戻った状態の図で
ある。
の動作を示す図であって、図4(A)はガイドよりフィ
ルタが落下して支持台に載った状態の図、図4(B)は
フィルタを支持台のストッパに押しつけた状態の図、図
4(C)はレバ−で市自体とフィルタを前方へ押し出し
た状態の図、図4(D)は支持台フィルタを前方へ押し
出した状態でレバ−だけが元の位置に戻った状態の図で
ある。
【図5】図5(A)は支持台に落下してきたフィルタに
レバ−を押しつけた状態を示す図であり、図5(B)は
目盛とこの目盛を検知するセンサを設けたレバ−の斜視
図であり、図5(C)は他の目盛とこの目盛を検知する
センサを設けたレバ−の斜視図である。
レバ−を押しつけた状態を示す図であり、図5(B)は
目盛とこの目盛を検知するセンサを設けたレバ−の斜視
図であり、図5(C)は他の目盛とこの目盛を検知する
センサを設けたレバ−の斜視図である。
【図6】この発明のフィルタ供給装置で用いるシュ−タ
の他の実施例を示す図である。
の他の実施例を示す図である。
【図7】従来のフィルタ供給装置の正面図である。
1 フィルタ収納部 2 回転円板 3 ストッパ板 4 シュ−タ 41 支持台 42 ガイド 43 レバ− 5 フィルタ 10、11 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 35/02 B01D 27/00
Claims (1)
- 【請求項1】 濾過材を収納した平板状のフィルタ挟持
部と該フィルタ挟持部の一方に設けた試料液導入管と他
方に設けた試料流出管とより成るカ−トリッジフィルタ
を複数個収納したフィルタ収納部の下部にシュ−タを設
けて該フィルタ収納部よりカ−トリッジフィルタを供給
するようにしたフィルタ供給装置において、前記シュ−
タが、カ−トリッジフィルタの試料液導入管或いは流出
管が入る程度の溝を形成し且つ表面に濾過材挟持部が載
る二枚の板材とこれら板材の前端部に設けたストッパと
で形成され駆動機構により一定距離前後にスライド可能
とした支持台と、 幅広の二枚の板材で形成され一方の上端部はこれら板材
の間の空間が前記カ−トリッジフィルタ収納部のフィル
タ落下部の下に位置するように配置されると共に他端部
はこれらの間の空間が前記支持台の溝部端部に位置し且
つ該支持台の両側の表面と略同一面となるように設置し
た曲線状のガイドと、 前記支持台に載せたカ−トリッジフィルタを押す立板部
と前記支持台の溝部に入りスライド可能な幅を有する横
板部とで形成され駆動機構により前後に一定距離スライ
ド可能としたレバ−と、 で構成されるフィルタ供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29241894A JP3341502B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | フィルタ供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29241894A JP3341502B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | フィルタ供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08131725A JPH08131725A (ja) | 1996-05-28 |
JP3341502B2 true JP3341502B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=17781537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29241894A Expired - Fee Related JP3341502B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | フィルタ供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341502B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6490782B1 (en) * | 2000-10-16 | 2002-12-10 | Varian, Inc. | Automated in-line filter changing apparatus |
US9050548B2 (en) | 2010-12-22 | 2015-06-09 | Agilent Technologies, Inc. | Multi-channel filter assembly and related apparatus and methods |
JP5703171B2 (ja) * | 2011-08-19 | 2015-04-15 | 富山産業株式会社 | 濾過装置 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP29241894A patent/JP3341502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08131725A (ja) | 1996-05-28 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |