JPH09147059A - カード類の搬送経路切換兼収納装置 - Google Patents

カード類の搬送経路切換兼収納装置

Info

Publication number
JPH09147059A
JPH09147059A JP30318395A JP30318395A JPH09147059A JP H09147059 A JPH09147059 A JP H09147059A JP 30318395 A JP30318395 A JP 30318395A JP 30318395 A JP30318395 A JP 30318395A JP H09147059 A JPH09147059 A JP H09147059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
magnetic card
cards
feeding
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30318395A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakatani
信幸 中谷
Noriyoshi Hattori
憲由 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOATETSUKU SYST KK
WING SEKKEI KK
Original Assignee
KOATETSUKU SYST KK
WING SEKKEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOATETSUKU SYST KK, WING SEKKEI KK filed Critical KOATETSUKU SYST KK
Priority to JP30318395A priority Critical patent/JPH09147059A/ja
Publication of JPH09147059A publication Critical patent/JPH09147059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気カード3を所定の段の収納カセット14
の箇所に送込み収納させるか、収納カセット14の箇所
を通過させて搬送経路15bの下流側に移動させるかの
切換え部分の構成を簡単且つコンパクトにする。 【解決手段】 収納カセット14の送込み口50と対向
させて搬送経路15bの外側に配置した欠円ローラ18
の欠円部18aを垂直状態で停止させて磁気カード3が
搬送経路15bに沿っての通過を許容する(図9(a)
参照)一方、欠円ローラ18の円周部18bを搬送経路
15b内に突出させて停止して磁気カード3の通過を一
旦阻止し(図9(b)参照)、この状態で欠円ローラ1
8を回転駆動させて、円周部18bで磁気カード3の広
幅面を押して収納カセット14内に送り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送経路に沿って
移動するカード類(プリペイドカード、テレホンカー
ド、物品等の引換え用カード、紙幣、その他の紙葉シー
ト等をいう、以下同じ)を、収納部に収納したり、搬送
経路に沿って他方に移送するためのカード類の搬送経路
切換兼収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実公昭61−32449
号公報では、有料道路の通行券の回収装置として、挿入
口から導入された通行券を搬送ベルトと搬送ドラムとの
間に挟んで搬送しながら、磁気ヘッドで通行券の磁気記
録部に記録されたデータを読み取った後、排出側に配置
されて選択的に揺動するフラッパを駆動させて通行券を
収納箱方向に導き、収納箱の一側面に配置した引き込み
ローラと押圧板との間に用済みの通行券を回収するよう
に構成する。一方、前記収納箱のうち前記挿入口側に収
納された領収書を繰出しローラを介して前記搬送ベルト
と搬送ドラムとの間に送り込み、搬送ドラムの外周に配
置した印字ヘッドにて前記領収書に所定の金額等を印字
した後、前記フラッパを前記と逆方向に駆動させて排出
口に排出する構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、通行券等
のカード類の種類に応じて、搬送経路を切換えるように
揺動するフラッパ機構と、引き込みローラによる収納機
構とを配置する構成であると、フラッパの駆動手段と引
き込みローラの駆動手段とを別々に設けなければなら
ず、また、メイン搬送経路に対して収納箱側にカード類
を導くための案内経路を別途必要とするから、必要部品
点数が多くなって、コストが嵩むと共に、前記各部品の
配置のために、装置をコンパクトにできないという問題
があった。
【0004】特に、前記収納箱をメイン搬送経路のカー
ド類の流れ方向に沿って多数配置して、それぞれの収納
箱にカード類を振り分けて収納する場合、前記フラッパ
と案内経路と引き込みローラとを順次配置しなければな
らないから、カード類の流れ方向に隣接する収納箱の配
置間隔も大きくなるし、収納箱におけるカード取り込み
側をメイン搬送経路に接近させることもできないから、
装置の大型化を回避できないという問題があった。
【0005】本発明は、これらの技術的課題を解決すべ
くなされたものであり、装置の小型化とコストの低減と
を同時に達成できるようしたカード類の搬送経路切換兼
収納装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のカード類の搬送経路切換兼
収納装置は、カード類の搬送経路の一側面に臨んでカー
ド類の送込み口が形成された収納部と、前記送込み口と
対向して前記搬送経路の他側面側に配置された回転体と
からなり、該回転体は、前記搬送経路内に突出してカー
ド類を送込み口内に向けて搬送する送込み周縁部と、所
定位相で停止するとき、搬送経路外に退避するカード類
通過周縁部とを備えたものである。
【0007】これによって、回転体のカード類通過周縁
部が収納部における送込み口と対面している状態では、
その間をカード類が通過することを許容し、回転体の送
込み周縁部が搬送経路内に突出している箇所では搬送経
路下流側への移動を阻止し、その状態で回転体を回転駆
動すれば、送込み周縁部により前記阻止されたカード類
が送込み口を介して収納部に送り込まれる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のカード類の搬送経路切換兼収納装置において、
前記回転体を欠円ローラまたは楕円ローラ等の非円形断
面形状に形成するかもしくは、回転体を偏心回転駆動さ
せるように構成したものであり、これによって、回転体
の回転位相によって、当該回転体の周縁部の一部を送込
み周縁部となし、且つ他の一部をカード類通過周縁部に
構成することが簡単にできる。
【0009】そして、請求項3に記載の発明では、請求
項1または請求項2に記載のカード類の搬送経路切換兼
収納装置において、前記搬送経路を前記カード類がその
広幅面が起立して自重落下するように上下方向長手に形
成し、前記回転体と収納部との対を前記搬送経路に沿っ
て上下複数段に配置するものである。これにより、任意
の段の収納部にカード類を送込む時には、その段の回転
体の送込み周縁部を搬送経路内に突出させて待機させる
一方、それより上方位置の回転体はカード類通過周縁部
を収納部における送込み口と対面させて待機させること
で、前記上方位置では、カード類が回転体の箇所を自重
で落下し、送込み周縁部が搬送経路内に突出させて待機
させた回転体の箇所で上方から落下してきたカード類が
それ以上の落下を阻止され、当該回転体の回転駆動に
て、収納部にカード類が押し込まれることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について図面を参照しながら説明する。図1はカード
類としての交換用の磁気カード3を挿入して物品等の景
品、もしくは金券等(図示せず)と交換するための自動
交換装置1の概略斜視図であり、図2は前記挿入された
磁気カード3を処理するためのカード類処理装置2の一
部切欠き正面図、図3はカード取り込み機構9及び転向
案内装置10の側断面図、図5はカード類搬送収納装置
13の側断面図である。なお、各磁気カード3の一側片
面の磁気記録部3aには、金額等のデータが磁気的に書
き込まれており、また、磁気カード3の表面にはその金
額等でカードの種類を判別できるマーク等が付されてい
る。
【0011】前記自動交換装置1と外部とを仕切る外板
4には、磁気カード3のための挿入口5と、無効等の不
良な磁気カード3を排出する排出口6と、有効な磁気カ
ード3が挿入されるときには物品格納装置7から交換用
の物品等を放出する物品放出口8とが開口されている。
次に、カード類処理装置2の構成について説明する。カ
ード類処理装置2の上部には、前記挿入口5に挿入され
た磁気カード3を取り込むカード取り込み機構9と、後
に詳述するカード類の転向案内装置10とを備え、該転
向案内装置10の下方には、良品(または有効)である
磁気カード3を所定方向に導くための第1選択通路11
と、不良(または無効)の磁気カード3を排出口6に導
くための第2選択通路12とを適宜向き及び開口部位置
が隔てられて配置されている。
【0012】そして、前記第1選択通路11の下方に
は、図2及び図4に示すように落下してくる磁気カード
3を、上下方向に多段に配置された、着脱自在な収納カ
セット14に選択的に収納するためのカード搬送収納装
置13が配置されている。なお、カード搬送収納装置1
3の前側部位には、前記落下する磁気カード3を左右の
カード搬送経路15a,15bに振り分けるための揺動
シャッタ16と、各縦長のカード搬送経路15a,15
bの一側に配置され、且つ前記各段の収納カセット14
の前面の送込み口50に臨ませて間欠回動する回転体と
しての欠円ローラ18からなるカード類の搬送経路切換
兼収納装置17とを備えている。
【0013】次に、図3及び図4を参照しながら、カー
ド取り込み機構9及びカード類の転向案内装置10の構
成について詳述する。磁気カード3の挿入口5に続いて
配置された機枠における左右一対の側板22(図3で一
方のみ示す)の間に位置するカード取り込み機構9は、
磁気カード3の片側の広幅面を上下に挟持して取り込む
ための駆動ローラ19とピンチローラ20とからなる搬
送ローラ対が搬入方向に適宜隔てて配置され、夫々の駆
動ローラ19は減速機構付き駆動モータ21にて図3の
時計方向に回転駆動するように構成されている。
【0014】この場合、電磁ソレノイド23の作動にて
リンク23aを介してシャッタ24が上向き回動してい
る状態では磁気カード3の挿入を許容し、光遮断式のセ
ンサ25a,25bの箇所で磁気カード3の先端を感知
すると、前記駆動ローラ19の回動を開始し、所定時間
だけ駆動する。前記搬送ローラ対と平行状に従来公知の
カード情報処理部26を配置し、カード情報処理部26
における案内溝26aの箇所を磁気カード3における磁
気記録部3aが通過するとき、その記憶されたデータを
磁気ヘッド(図示せず)にて読み取り、後述の転向案内
装置10の回転方向や、前記所定の収納カセット14に
磁気カード3を収納すべく前記欠円ローラ18の回動・
停止等を制御するための情報を得る。
【0015】なお、カード情報処理部26の後半部位に
は、磁気記録部3aにおけるデータを消去するための磁
気ヘッド(図示せず)を備えるようにしても良い。この
場合、前記収納カセット14に収納(回収)された磁気
カード3は、別の箇所で再度データ記憶されるまでは有
効なカードとして流用されるおそれがなくなる。前記カ
ード取り込み機構9によるカードの搬入経路の後端に
は、前記左右一対の側板22,22間に、回動可能な回
転枠体30からなる転向案内装置10を配置する。図3
及び図4に示すように、回転枠体30は、左右一対の側
ガイド板31,31と、該両側ガイド板31,31の間
を十字形の放射状に区切るための断面略L字状の4枚の
仕切り板32とからなり、各側ガイド板31,31の回
転中心において外側面に突設した支軸33a,33bが
それぞれ側板22に軸受を介して回転自在に軸支され、
一方の支軸33aは、駆動手段としてのステップモータ
等の正逆回転可能な制御モータ35及び減速機構36に
て駆動されるように構成されている。
【0016】図3及び図4に示す実施例では、前記4枚
の仕切り板32により、2つのほほ直線状の受入保持空
間37a,37bが回転枠体30の支軸33a,33b
の回転中心を通過して互いに直交するように形成される
ことになり、各受入保持空間37a,37bは、磁気カ
ード3を受け入れる一方の受入れ口と、反対側の放出口
とを備えて直線状に連通している。従って、カード取り
込み機構9を通過した長さ寸法Lの磁気カード3は、各
受入保持空間37a,37bが水平姿勢となるようにし
て回転枠体30が停止するとき、前記一方の受入れ口と
反対側の放出口との間にわたる受入保持空間に受入れ保
持されることになる。
【0017】前記左右一対の側板22,22の後部間に
は、前記回転枠体30の外周に略沿うように湾曲形成さ
れた案内板38をビス等にて固定し、この案内板38の
下端側には、一対の滑り板40,41によりほぼ垂直下
向きの第1選択通路11を形成して、良品(または有
効)である磁気カード3を下方のカード搬送収納装置1
3方向に導くように構成する。また、前記第1選択通路
11より前方には斜め前方下向きの第2選択通路12を
形成するための他方の一対の滑り板42,43を設け、
該第2選択通路12から不良(または無効)の磁気カー
ド3を排出口6に導くように構成する。
【0018】なお、上下一対の光遮断形センサにおける
発光素子44aを前記案内板38の上端ブラケットに下
向きに固定し、案内板38の下部側の透過孔45の下方
に受光素子44bを上向き固定し、発光素子44aから
発射した光が、受入保持空間37a,37bの放出口側
の切欠き溝46及び前記透過孔45を介して受光素子4
4bに届く時には、受入保持空間内に磁気カード3がな
いと判断し、磁気カード3の先端が切欠き溝46に露出
して、光遮断されるときには、受入保持空間内に磁気カ
ード3が所定の姿勢で保持されているものと判断する。
【0019】また、前記回転枠体30の一側支軸33b
と一体的に回転するように固定したスリット円板47に
対してフォトインタラプタ48を臨ませ、回転枠体30
の回動方向及び回動角度を制御する。次に、磁気カード
3の姿勢を転向して案内する回転枠体30からなる転向
案内装置10の制御態様について説明する。前記実施例
における互いに直交する2つの受入保持空間37a,3
7bが形成された回転枠体30を、一方の受入保持空間
37aが磁気カード3の搬入経路と平行な水平状となる
姿勢で停止させるとき、カード取り込み機構9からほぼ
水平状に搬送される磁気カード3を前記水平状の受入保
持空間37aにおける受入れ口から受入れる。このと
き、他方の受入保持空間37bがほぼ垂直となる姿勢と
なり、該受入保持空間37bの他端である放出口は、前
記第1選択通路11と対峙する。
【0020】次いで、前記水平状の受入保持空間37a
の放出口側の切欠き溝46に磁気カード3の先端が到達
すると、前記発光素子44a及び受光素子44bからな
る上下一対の光遮断形センサにより、磁気カード3が所
定の位置に受入れ保持されたものと判断する。そして、
前記カード情報処理部26にて前記磁気カード3が良品
(有効)であると判断した場合であれば、制御モータ3
5を正回転させる。そして、図3において、矢印A方向
に回転枠体30を角度θ1(実施例では、θ1=90
度)だけ回動させると、スリット円板47による光透過
をフォトインタラプタ48で感知して制御モータ35を
停止する。
【0021】これにより、磁気カード3を受入れ保持し
た受入保持空間37aは垂直状態となるので、その内部
の磁気カード3は、下向きの放出口側から第1選択通路
11方向に滑り落ちる。この状態では他方の受入保持空
間37bの一端である受入れ口が搬入経路と一致する水
平状の姿勢となるから、回転枠体30を無駄に回転させ
る必要がなく、直ちに後続の磁気カード3を受け入れる
ことができるのである。このようにして、良品(または
有効)の磁気カード3が搬入される限り、回転枠体30
を90度ずつ正回転させれば、迅速に磁気カード3を所
定方向に導くことができるのである。
【0022】前記カード情報処理部26にて前記磁気カ
ード3が不良品(無効)であると判断した場合には、制
御モータ35を逆回転させ、図3において、矢印B方向
に回転枠体30を所定角度(実施例では60度)だけ回
動させると、スリット円板47による光遮断をフォトイ
ンタラプタ48で感知して、制御モータ35を停止す
る。これにより磁気カード3を受入れ保持した受入保持
空間37aの受け入れ口側が斜め前下方を向き、磁気カ
ード3は第2選択通路12から排出口6へと滑り落ちて
排出されるのである。この場合には、制御モータ35を
正回転させて回転枠体30を矢印A方向に60度だけ回
動させれば、空の受入保持空間37aが水平の姿勢に復
帰するから、この場合にも、後続する磁気カード3を迅
速に受入れ保持することができるのである。
【0023】次に、図2、図5〜図8に従って、カード
搬送収納装置13の構成について説明する。図5〜図7
に示すように、カード搬送収納装置13の機枠51の前
側には、縦長の前板58と短い後板59とを立設し、前
記前板58の裏面には、図7に示す断面コ字状の縦長の
ガイドレール60,60を左右2列に張設して、各ガイ
ドレール60内で各磁気カード3が、その広幅面をほぼ
立ち姿勢のまま自重落下するような左右一対の縦長のカ
ード搬送経路15a,15bと、該カード搬送経路15
a,15bの上部に対して前記第1選択通路11から落
下してくる磁気カード3を振り分けるための揺動シャッ
タ16を備えた振り分け部52とを形成する。そして、
振り分け部52の前側には、前記揺動シャッタ16の上
側を左右に揺動回動させる正逆回転可能な駆動モータ5
3(減速機構付き)と、揺動シャッタ16の傾き方向を
検知するセンサ54a,54bとが設けらている。
【0024】前記機枠51には、その後側から収納部と
しての収納カセット14を着脱自在に載置できる載置台
55が前記各カード搬送経路15a,15bの上下に沿
って一定間隔にて多段に設けられている(図5〜図7参
照)。なお、各載置台55の上面には2つの収納カセッ
ト14を左右の所定位置に案内するガイド体56が突設
しており、また、機枠51の側面には、各収納カセット
14の一側面外側に突設した係止ピン(図示せず)に係
合して抜け不能にするようにばね付勢された係合レバー
57を備えている(図5参照)。
【0025】また、図5、図7及び図8に示すように、
前記各載置台55の前端には、磁気カード3がほぼ立ち
姿勢のまま各カード搬送経路15a,15b内を自重落
下してくるように案内するためのプラスチック等の湾曲
可能な薄板製の案内片61を片持ち状に突設させてい
る。さらに、各載置台55の下面前部には、各段の箇所
で磁気カード3が落下停止したか否かを検知するため、
前記各収納カセット14の上方位置にて各カード搬送経
路15a,15b内から前板58方向に向けて光照射
し、その光反射量によって被検出物の有無を検知する光
センサ62が設けられている。
【0026】前記前板58及びガイドレール60には、
前記各段の収納カセット14におけるカード類送込み口
50と対向する高さ位置に開口孔63が穿設されてお
り、カード類の搬送経路切換兼収納装置17における回
転体としての欠円ローラ18は、前記各段の各開口孔6
3に臨むようにして前記前板58の前側のブラケット6
4,64に軸支された駆動軸65に固定され、駆動軸6
5の一端を減速機構付き制御モータ66に連結されてい
る。また、前記駆動軸65の他端には、扇状の被検出体
67を固定し、一方のブラケット64に設けたフォトイ
ンタラプタ68によって、被検出体67による光透過及
び光遮断を検出して、欠円ローラ18の回動位相、ひい
ては欠円ローラ18が停止すべき姿勢を検出し、図2に
示すマイクロコンピュータ等の電子式のコントローラ6
9に検出信号を入力して、制御モータ66の駆動停止を
制御するように構成されている。
【0027】次に、図5、図7、図9(a)、図9
(b)、図10(a)、図10(b)を参照しながら、
欠円ローラ18の機能及び動作について説明する。例え
ば、最下段における右側(装置の正面から見て右)の収
納カセット14に磁気カード3を収納する場合について
説明すると、図5に示すように、最下段より上の段にお
けく欠円ローラ18の姿勢を、その平坦部であって、カ
ード類通過周縁部としての欠円部18aが、ほぼ垂直と
なるようにして停止させておく。この場合、扇状の被検
出体67にて光遮断されたことをフォトインタラプタ6
8にて検知する。
【0028】そして、最下段における欠円ローラ18で
は、前記欠円部18aが斜め奥方向下向きで、カード類
搬送経路15a,15b内に突出し得る送込み周縁部と
しての円周部18bが収納カセット14における送込み
口50と対向する姿勢で停止させおく。この場合、被検
出体67にて光透過したことをフォトインタラプタ68
にて検知する。
【0029】また、図6に示すように、揺動シャッタ1
6を左に傾動させておき、右側のカード類搬送経路15
bに磁気カード3を導いて自重落下させる。これによ
り、図9(a)に示すように、前記欠円部18aは、カ
ード類搬送経路15a,15bの外に退避した状態とな
り、欠円部18aがカード類送込み口50と対面してい
る箇所では、その間をカード類3が立ち姿勢で通過する
ことが許容される。このとき、各段における案内片61
の斜め前下向きに突出する傾斜案内部により、カード類
搬送経路15b内を落下する磁気カード3の垂直状の立
ち姿勢がくずれず、下方への落下を円滑に行えるのであ
る。
【0030】一方、図9(b)に示すように、送込み周
縁部としての円周部18bが搬送経路内に突出している
箇所(最下段右側の収納カセット14の箇所)では、当
該円周部18に磁気カード3の下端縁が載置されて搬送
経路下流側への移動が阻止されることになる。なお、こ
の停止状態では、磁気カード3の下端縁の高さ位置は、
送込み口50の上下端縁の間の高さに位置する。
【0031】この状態で磁気カード3が停止したことは
前記光センサ62にて検知される。この検出信号を受け
て、前記最下段における制御モータ66を駆動し、欠円
ローラ18を図10(a)の時計方向に回動させると、
当該欠円ローラ18における円周部18bにて磁気カー
ド3の広幅面を送込み口50から収納カセット14内に
押し込む。この場合、収納カセット14内には、図示し
ない付勢ばね付の押圧板70により、収納された磁気カ
ード3を前記送込み口50方向に押圧するように構成さ
れているので、前記欠円ローラ18にて押し込まれた磁
気カード3は立ち姿勢の状態で収納カセット14内に送
込み収納されるのである(図10(b)参照)。なお、
欠円ローラ18は、その後、欠円部18aが搬送経路と
ほぼ平行状となる位置で一旦停止する。
【0032】以上から理解できるように、磁気カード3
を収納すべき段の欠円ローラ18は、送込み周縁部とな
る円周部18bを搬送経路内に突出させて停止してお
き、磁気カード3が搬送経路下流側へ移動するのを阻止
し、その状態で欠円ローラ18を回転駆動すれば、送込
み周縁部18bにより前記阻止された磁気カード3は、
送込み口50を介して収納部としての収納カセット14
内に送り込むことができる。また、前記磁気カード3を
収納すべき段より上方位置の欠円ローラ18では、カー
ド類通過周縁部としての欠円部18aを収納部における
カード類送込み口50と対面状態で停止させておけば、
その間を磁気カード3が円滑に通過できるのである。
【0033】なお、前述の実施例のように収納カセット
14を多段に設置することにより、多種類の磁気カード
3をその種類毎に振り分けて搬送し、特定種類毎の収納
カセット14に特定種類の磁気カードのみを収納するこ
とができるのである。他の実施形態として、磁気消去さ
れた磁気カード3を同じ種類のカード類と見なして、1
つの収納カセット14に磁気カード3を送込み、その収
納カセット14が満杯になると、次の段等の収納カセッ
ト14に磁気カードを送り込むという実施形態や、排出
口につながる搬送経路の途中に1つの収納カセット14
を配置して、磁気カード3の種類に応じて収納カセット
14に送り込むか、排出口に放出するかを振り分ける実
施形態があり得る。
【0034】前記実施例では、搬送経路内に突出してカ
ード類を送込み口内に向けて搬送する送込み周縁部と、
所定位相で停止するとき、搬送経路外に退避するカード
類通過周縁部とを備えた回転体として欠円ローラ18を
示したが、同様の機能を備えた回転体の別の実施例とし
て、断面楕円ローラにしても良く、この場合には、楕円
ローラの長径方向が搬送経路とほぼ平行状で停止する姿
勢となるとき、当該楕円ローラの周縁部が搬送経路外に
退避するように配置し、且つ楕円ローラの長径方向が搬
送経路に対して傾斜状態のとき、当該楕円ローラの周縁
の一部が搬送経路内に突出してカード類を送込み口内に
向けて搬送する送込み周縁部となるように構成すれば良
い。その他断面略三角形のローラによっても前記と同様
の機能を奏することができる。
【0035】さらに、欠円ローラ、円形ローラ、楕円ロ
ーラ等の回転体の中心に対して前記駆動軸65を偏心さ
せて装着することにより、所定位相で停止するとき、各
ローラの周縁が搬送経路外に退避するカード類通過周縁
部となり、また他の回動位相中では、搬送経路内に突出
してカード類を送込み口50内に向けて搬送する送込み
周縁部を有するように構成することもできるのである。
【0036】なお、前記実施例において、磁気カード3
を自重落下させるため垂直状の搬送経路15a,15b
を示したが、図示しないが傾斜状に搬送経路を形成して
も良く、また、ベルトにて磁気カード3等のカード類を
挟持しながら搬送する従来公知の搬送経路に前記の回転
体からなる搬送経路切換兼収納装置を配置しても良いの
である。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明のカード類の搬送経路切換兼収納装置は、カード
類の搬送経路の一側面に臨んでカード類の送込み口が形
成された収納部と、前記送込み口と対向して前記搬送経
路の他側面側に配置された回転体とからなり、該回転体
は、前記搬送経路内に突出してカード類を送込み口内に
向けて搬送する送込み周縁部と、所定位相で停止すると
き、搬送経路外に退避するカード類通過周縁部とを備え
たものである。
【0038】従って、回転体のカード類通過周縁部が収
納部における送込み口と対面している状態では、その間
をカード類が通過することを許容し、回転体の送込み周
縁部が搬送経路内に突出させて待機させれば、搬送経路
下流側への移動を阻止し、その状態で回転体を回転駆動
すれば、送込み周縁部により前記阻止されたカード類が
送込み口を介して収納部に送り込まれるというように、
回転体の回転停止と回転駆動との操作だけで、所定のカ
ード類の搬送経路の切換え(振り分け)作業と収納部へ
のカード類の収納作業とを実行できるから、必要部品点
数が至極少なくなり、装置の小型化とコストの低減とを
同時に達成できるという効果を奏するのである。
【0039】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のカード類の搬送経路切換兼収納装置において、
前記回転体を欠円ローラまたは楕円ローラ等の非円形断
面形状に形成するかもしくは、回転体を偏心回転駆動さ
せるように構成したものであり、これによって、回転体
の回転位相によって、当該回転体の周縁部の一部を送込
み周縁部となし、且つ他の一部をカード類通過周縁部に
構成することが簡単にでき、装置の小型化とコストの低
減の効果を一層高めることができるのである。
【0040】そして、請求項3に記載の発明では、請求
項1または請求項2に記載のカード類の搬送経路切換兼
収納装置において、前記搬送経路を前記カード類がその
広幅面が起立して自重落下するように上下方向長手に形
成し、前記回転体と収納部との対を前記搬送経路に沿っ
て上下複数段に配置するものである。これにより、任意
の段の収納部にカード類を送込む時には、その段の回転
体の送込み周縁部を搬送経路内に突出させて待機させる
一方、それより上方位置の回転体はカード類通過周縁部
を収納部における送込み口と対面させて待機させること
で、前記上方位置では、カード類が回転体の箇所を自重
で落下し、送込み周縁部が搬送経路内に突出させて待機
させた回転体の箇所で上方から落下してきたカード類が
それ以上の落下を阻止され、当該回転体の回転駆動に
て、収納部にカード類が押し込まれることになる。
【0041】従って、搬送経路の構造が至極簡単となっ
て装置の小型化とコストの低減の効果を一層高めること
ができると共に、複数種類のカード類を種類別に選別し
て収納する制御も一層容易となるという効果も奏するの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動交換装置の概略斜視図である。
【図2】カード処理装置の一部切欠き正面図である。
【図3】カード取り込み機構及び転向案内装置の側断面
図である。
【図4】転向案内装置の斜視図である。
【図5】図2のV−V線矢視で示すカード搬送収納装置
の側断面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】図2のVII −VII 線矢視平断面図である。
【図8】カード類搬送経路切換兼収納装置の要部を示す
斜視図である。
【図9】(a)は欠円ローラの欠円部を垂直状態にして
磁気カードの通過を許容する説明図、(b)は欠円ロー
ラの円周部を搬送経路内に突出させて停止して磁気カー
ドの通過を阻止する状態の説明図である。
【図10】(a)は欠円ローラを回動開始させて収納カ
セット内に磁気カードを押し込む状態を示す説明図、
(b)は収納カセット内に磁気カードを収納させた状態
の説明図である。
【符号の説明】
3 磁気カード 13 カード搬送収納装置 14 収納カセット 15a,15b 搬送経路 18 欠円ローラ 18a 欠円部 18b 円周部 50 送込み口 55 載置台 58 前板 60 ガイドレール 61 案内片 63 開口孔 65 駆動軸 66 制御モータ 67 被検出体 68 フォトインタラプタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード類の搬送経路の一側面に臨んでカ
    ード類の送込み口が形成された収納部と、前記送込み口
    と対向して前記搬送経路の他側面側に配置された回転体
    とからなり、該回転体は、前記搬送経路内に突出してカ
    ード類を送込み口内に向けて搬送する送込み周縁部と、
    所定位相で停止するとき、搬送経路外に退避するカード
    類通過周縁部とを備えたことを特徴とするカード類の搬
    送経路切換兼収納装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体を欠円ローラまたは楕円ロー
    ラ等の非円形断面形状に形成するかもしくは、回転体を
    偏心回転駆動させるように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のカード類の搬送経路切換兼収納装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送経路を前記カード類がその広幅
    面が起立して自重落下するように上下方向長手に形成
    し、前記回転体と収納部との対を前記搬送経路に沿って
    上下複数段に配置したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のカード類の搬送経路切換兼収納装置。
JP30318395A 1995-11-21 1995-11-21 カード類の搬送経路切換兼収納装置 Pending JPH09147059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30318395A JPH09147059A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 カード類の搬送経路切換兼収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30318395A JPH09147059A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 カード類の搬送経路切換兼収納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09147059A true JPH09147059A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17917887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30318395A Pending JPH09147059A (ja) 1995-11-21 1995-11-21 カード類の搬送経路切換兼収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09147059A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015772A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Glory Ltd カード発行装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015772A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Glory Ltd カード発行装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100212929B1 (ko) 지폐처리기
KR100254791B1 (ko) 지폐처리기
JP4988748B2 (ja) 硬貨収納投出装置
JP2006230541A (ja) 紙幣識別装置および遊技媒体の貸し出し機
JP2009059307A (ja) 硬貨入出金機
KR100212932B1 (ko) 지폐처리기
JPH09147059A (ja) カード類の搬送経路切換兼収納装置
JP3673052B2 (ja) 硬貨入出金機の取引口装置
JP2009059308A (ja) 硬貨入出金機
JP3325678B2 (ja) 硬貨繰出装置
JP3144708B2 (ja) 循環式硬貨入出金機の硬貨収納投出装置
JP3288252B2 (ja) 貨幣入出金機
JP3336226B2 (ja) 硬貨処理機
JPH09198540A (ja) 硬貨分離搬送装置
JP2001283278A (ja) 硬貨選別計数機
JPH0962896A (ja) 現金自動取引装置の異物排除方法
JP2971698B2 (ja) 硬貨集積装置
JP3213789B2 (ja) 現金自動取引装置
JPH0388093A (ja) 硬貨選別装置
JP3205490B2 (ja) 棒金横搬送装置
JP2000231610A (ja) 非接触型icカード発行装置
JP3187557B2 (ja) 円板状体揚送装置
JPH0237083Y2 (ja)
JP2560617Y2 (ja) 硬貨処理装置
JP3762381B2 (ja) 仕切り紙挿入型カード計数収納装置