JP3341118B2 - 切片標本作製のための標本、特に電子顕微鏡標本を準備する方法および装置 - Google Patents

切片標本作製のための標本、特に電子顕微鏡標本を準備する方法および装置

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JP3341118B2 JP50683394A JP50683394A JP3341118B2 JP 3341118 B2 JP3341118 B2 JP 3341118B2 JP 50683394 A JP50683394 A JP 50683394A JP 50683394 A JP50683394 A JP 50683394A JP 3341118 B2 JP3341118 B2 JP 3341118B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にカプセル内での次の重合包埋のために
試料を液体の中に温置するための方法および装置に関す
る。特に−120℃と80℃の間の温度で行われる重合包埋
は、顕微鏡、特に電子顕微鏡による組織化学的な検査の
ための次の切片標本作製用の試料の準備のために役立
つ。
今日一般的である標準方法(極性有機媒体内での緩衝
されたアルデヒド溶液およびまたは四酸化オスミウム溶
液内における化学的固定、モノマー内での温置、合成樹
脂内での重合包埋;H.Sitte著,mta−Extra Nr.10,Umscha
u−出版社Breidenstein有限責任会社,フランクフルト
マイン1985年参照)の代わりに、生物学的な試料がま
すます非常に迅速に凍らせられる(“極低温固定”)。
続いて、試料に含まれる氷が約−80℃〜−120℃の温度
で極性有機液体(例えばメタノールまたはアセトン)中
に凍った試料を温置することによって溶かされ、この媒
体と交換され(“極低温置換":これについては特にドイ
ツ連邦共和国特許第2944464号明細書または同第3425744
号明細書あるいはH.Sitte著,Zeiss,MEM 3,25〜31,1984
年あるいはH.Sitte他著、GIT Labor−Medizin 10,199〜
208,1987年あるいはH.Sitte他著、編集者A.J.Verkleij
およびJ.L.M.Leunissen,“Immuno−Gold Labeling in C
ell Bilogy,Sn"64〜93、特に第III章“迅速冷凍、冷凍
置換および純粋包埋",CRC−Press,Boca Raton,フロリ
ダ,米国,1989年;そこで引用された文献参照)、そし
て最後にモノマー温置の後で、紫外線照射によって開始
される重合包埋が低温で行われる。この代替的な“PLT
法”(PLTは“Progressive Lowering of Temperature"
の頭文字である。これに関しては低温包埋および特にE.
Carlemalm他著,J.顕微鏡,オクスフォード126,123〜14
3,1982年並びにB.Hurnbel著および編集者任者M.Muelle
r,“生物学的標本作製の科学"SEM社、シカゴ,Sn.175〜1
83,1986年;そこで引用された文献参照)は、(例えば
緩衝されたアルデヒド中での)試料の弱い化学的固定か
ら出発し、添加された極性媒体(例えばメタノール)の
濃度を連続的に上昇させながら、その都度の混合の氷点
に一致する範囲まで試料の温度が連続的に下げられる。
この方法は紫外線による低温包埋によって終了する。こ
の包埋は技術水準では通常、充分に脱水した試料をモノ
マー成分内に段階的に移し、続いて−30℃〜−70℃の温
度で紫外線照射によって重合することによって行われ
る。
標準方法による標本作製工程および低い温度で実施さ
れる方法は、脱水媒体または置換媒体の複数回の交換お
よび純粋なモノマー成分への段階的な移行を必要とす
る。低い温度での作業にとって一般的であるエッペンド
ルフ小管を使用する場合には、移行は各々の標本につい
て個別的に行わなければならず、多量の試料の場合には
非常に時間がかかる。特に、低い温度での紫外線照射の
前に個々の容器すべてを気密閉鎖しなければならない。
なぜなら、そうしないと、個々の成分が蒸発し、合成樹
脂の完璧な硬化がもはや不可能であるからである。多数
の固定溶液および置換媒体が高い蒸気圧の強い毒(例え
ば揮発性OsO4)を含み、普通のモノマー成分が強いアレ
ルゲンを含んでいるので、蒸気の吸入や皮膚接触は重い
病気になるという他の問題がある。
本発明の課題は、特に低い温度の場合にも標準方法に
よるカプセル包埋を簡単化し、それによって時間を節約
すると共にアレルゲンとの皮膚接触の危険や揮発性毒素
の吸入の危険を最小限に減らすことである。これは特に
複数の異なる試料の同時標本作製について当てはまる。
この課題は本発明に従い、試料が先ず最初に上部開放の
カプセル(“多孔カプセル”)に入れられ、この場合カ
プセルは特にその筒形の壁の下側の3分の1のところに
少なくとも一つの貫通孔を備え、この貫通孔が試料の直
径よりも小さくなっており、そしてこの通過孔を経て少
なくとも一つの液体が充填され、試料がそれぞれの中に
温置され、続いて多孔カプセルが同様に特に筒形の壁を
有する大径のカプセル(“被覆カプセル”)に挿入さ
れ、この場合被覆カプセル内にある液体が少なくとも、
多孔カプセルと被覆カプセルの間の隙間に充填されるこ
とによって解決される。
多孔カプセルの孔(特に輪状に配列された孔)はそれ
ぞれ、液体の流入および流出を許容し、その寸法によっ
て対象物の排出ひいては損失を阻止する。最も簡単な場
合には、この多孔カプセルはピンセットによって、びん
または小さな容器内にある異なる媒体内に順次入れられ
る。この場合、浸漬時に媒体が孔を通って下側から多孔
カプセルに充填される。この媒体は持ち上げた後で再び
流出する。この段階で、多孔カプセルには重合可能なモ
ノマー成分が充填される。このモノマーの流出を防ぐた
めに、多孔カプセルは後で、少なくとも部分的にモノマ
ーを充填した“被覆カプセル”に挿入される。この被覆
カプセルの内径は多孔カプセルの外径よりも少しだけ大
きくなっている。モノマーは多孔カプセルと被覆カプセ
ルの間の隙間に充填され、その後公知のごとく熱または
紫外線照射によって重合可能である。この場合、紫外線
重合のために、紫外線透過性材料、特にポリエチレン、
ポリプロピレン、アセタール樹脂またはゼラチンからな
るカプセルが設けられている。
本発明は、請求の範囲第1項に記載の方法のほかに、
この方法を実施するための収容装置(請求の範囲第2
項)、カプセル(請求の範囲第3項)、ホルダー(請求
の範囲第4項または請求の範囲第5項)、このホルダー
用の収容部を備えた液体浴容器(請求の範囲第6項また
は請求の範囲第7項)を対象としている。さらに本発明
は、これら構成部品を備えている装置をも対象としてお
り(請求の範囲第8項)、より厳密にいえば、請求の範
囲第3項に記載の少なくとも一つの多孔カプセルから成
る構成部品と、試料を充填可能な多孔カプセルを収容す
るため、上側が開放された少なくとも一つの被覆カプセ
ルから成る構成部品と、少なくとも一つの多孔カプセル
を収容するための請求の範囲第2項に記載の収容装置か
ら成る構成部品と、被覆カプセルを保持するための少な
くとも一つの穴を備え、試料を入れた多孔カプセルを収
容するために用いる収容装置から成る構成部品と、少な
くとも一つの多孔カプセルと少なくとも一つの被覆カプ
セルとを操作するための、請求の範囲第5項に記載のホ
ルダーから成る構成部品と、液体浴容器から成る構成部
品とのうち少なくとも二つ構成部品を備えている装置を
も対象としている。
本発明による方法を実施するために、公知種類の市販
の道具(例えば前述したピンセット)を使用することが
できる。しかし、試料を保持するために特別な収容部
材、例えば中央に穴のあいたプラグ、このプラグのため
の保持部材、例えばスリーブ状のホルダーを使用すると
有利である。これにより例えば、多数の小さな試験管に
異なる媒体を充填し、多孔カプセル内の試料をそれぞれ
所定の時間このような容器内に入れ、その後ホルダー、
プラグおよび多孔カプセル内の試料からある装置を持上
げ、最初の媒体を排出した後次の媒体に移すことが、リ
スクのない状態で可能である。方法を実施するための装
置の有利な実施形では、複数の多孔カプセルが一つのホ
ルダー上で複数のプラグに設けられるので、任意の数の
試料と多孔カプセルを、一方の媒体から次の媒体に同時
に移すことができる。
本発明による方法を実施するための装置の他の実施形
では、少なくとも二つの多孔カプセルが一つの容器内に
所定の幾何学的配置構造で設けられる。容器内にあるす
べての多孔カプセルは、容器の中央の穴に脱水媒体また
は置換媒体を充填した後、一つの作業工程で、押しのけ
体を入れることによって、多孔カプセルの多数の孔を通
って充填される。この媒体の対流は、押しのけ体を持上
げかつ再度沈めることにより、すべての試料について同
時に達成される。媒体の交換は、押しのけ体内の通路を
経て古い媒体を吸い出すことにより、同様にすべての標
本について同時に行われる。新しい媒体はこの押しのけ
体内の通路を経て充填される。モノマー温置が終了した
後で、モノマーを充填した多孔カプセルは再び一つの作
業工程で前述のようにプラグに嵌め込まれる。このプラ
グは前記容器内の多孔カプセルの配置と同じようにホル
ダー上に幾何学的に配置されている。続いて、多孔カプ
セルの多数の孔は、多孔カプセルを幾分大きな直径の前
述の被覆カプセル内に挿入することによって、一つの作
業工程で閉鎖される。この被覆カプセルには前もって少
なくとも部分的にモノマー成分が充填されている。この
場合、被覆カプセルは他の容器内に、ホルダー上のプラ
グまたは前記の容器内の多孔カプセルと同じように幾何
学的に配置されている。モノマーを充填した被覆カプセ
ルは例えば段付きプラグの第2の段部に嵌め込まれ、段
付きプラグの下側の段部上の多孔カプセルと同様に、こ
の第2の段部にきつい滑り嵌めで付着する。多孔カプセ
ルの外側表面と被覆カプセルの内側表面の間隔は、次の
切片標本作製(これについてはH.Sitte1985年,l.c参
照)の観点から、約0.5mmから最大2mmである。被覆カプ
セルを嵌め込んだ後で、すべてのカプセルはホルダーと
一緒に、マニピュレータによって熱重合のために恒温器
に移されるかあるいは低温包埋のための鍋状容器に移さ
れる。この鍋状容器にはほぼプラグの下側縁部まで液体
(例えばアルコール)が充填される。この液体は発熱重
合反応時に発生する熱の排出を促進する。低温室内での
操作のために、前述のマニピュレータは熱絶縁性把手を
備えている。
本発明による方法およびこの方法を実施するための装
置の他の有利な実施形では、この操作の少なくとも一部
が使用者の協力なしに自動装置によって行われる。例え
ば、多孔カプセルは前記のように手動で充填可能であ
り、標本を備えた多孔カプセルは続いて“組織プロセッ
サ”(包埋自動装置)に入れることができる。この組織
プロセッサは例えば“回転木馬型装置またはドラム型装
置”のように(これについてはH.SitteおよびK.Neumann
著“電子顕微鏡の方法集”編集者G.SchimmelおよびW.Vo
gell、Wissenschaftliche出版有限責任会社、シュトゥ
ットガルト、分冊11、1983年、特にSn.184〜191並びにA
bbn.100a,101参照)カプセルをそれぞれ媒体を入れた容
器に連続的に沈める。必要な場合には何度も持ち上げた
り沈めたりして対流が発生する。この対流は発生した傾
きを低減する。続いて、カプセルを持上げ、最初の媒体
を滴下した後、試料を有する、ホルダー上の多孔カプセ
ルを、他の媒体を充填した次の容器に移す。モノマー透
浸が終了した後で、すべての多孔カプセルを一緒に自動
的にまたは手動で前述のように被覆カプセルに挿入し、
重合部に供給することができる。技術水準で知られてい
る今までのすべての装置と異なり、この操作は特別な熟
練なしに短い時間で、そしてアレルゲンに皮膚が接触す
る危険なしに、あるいは有毒ガスを吸入する危険なしに
行うことができる。
次に、略図に基づいて、本発明による方法またはその
実施に役立つ装置の実施例を詳しく説明する。
図1aは段付きプラグ上の、標本を備えた個々の多孔カ
プセルを示す概略断面図であり、このプラグは把手を備
えたマニピュレータ上にあり、多孔カプセルは容器内に
ある媒体内に浸漬され、この媒体が充填されている。
図1bは図1aによる装置のための多孔カプセルと被覆カ
プセルの概略断面図であり、カプセルと、図1aの段付き
プラグに嵌め込んだ時に両カプセルの間に生じる隙間空
間との直径および壁厚の寸法を示している。
図1cは穿孔されたホルダー上の簡単なプラグ上にあ
る、フランジ付き縁部を備えた二つの多孔カプセルを示
す概略断面図であり、ホルダーはマニピュレータ上にあ
り、この場合多孔カプセルのフランジ付き縁部に被覆カ
プセルが嵌め込まれ、多孔カプセルが標本を備え、両カ
プセルにモノマー成分が充填されている。
図2aは多孔カプセルを収容するための二つの穴を有す
る容器の概略平面図(他の穴は破線で示してある)。
図2bは嵌め込んだ多孔カプセルと挿入した押しのけ体
を備えた、図2aの容器を示す概略断面図である。
図2cは被覆カプセルを挿入した、被覆カプセルを収容
するための容器を示す概略断面図である。
図2dは液体を充填した、紫外線重合のための鍋状容器
内で支柱上にある、2個の二重カプセルを備えた穿孔ホ
ルダーを示す図であり、二重カプセルは標本とモノマー
成分を含んでいる。
図2のすべての詳細図は、寸法、特に容器内の多孔カ
プセルと被覆カプセルのための穴の間隔D並びに多孔カ
プセルと被覆カプセルを収容するためのホルダーのプラ
グの間隔が互いに一致してる。
図1aは本発明による方法を実施するための装置の簡単
な実施形を示している。この場合、外径Aと壁厚Wを有
する筒形の多孔カプセル2は、外径(A−2W)を有する
段付きのプラグ4の下側の段部にきつい滑り嵌めで嵌め
込まれ、段付きプラグ4は被覆カプセル3を後で嵌め込
むための、直径(B−2W)を有する第2の段部を備えて
いる。段付きプラグ4は通気および排気のために中央の
穴28を備え、把手29を有する簡単なマニピュレータ9′
(例えばスリーブ)に固定されている。多孔カプセル2
はその下側の3分の1のところに、少なくとも一つの
孔、図示の場合孔の輪を備えている。この孔の直径は試
料7の直径よりもはるかに小さい。装置2,4,7,9′,29は
容器30とその中にある媒体31(例えば、試料7を化学的
に固定するためのアルデヒド溶液)内に浸漬可能であ
る。この場合、、媒体31が下側から孔6を通ってカプセ
ル2に充填され、カプセル2内に含まれる空気が段付き
プラグ4の穴28を通って、次にマニュピュレータ9′を
通って逃げる。本発明による方法の促進は、両方向矢印
の方向に装置2,4,7,9′,29を垂直方向に上下運動させる
ことによって可能である。この場合、孔の列6を通って
流出または流入する液体31の対流により、試料7の表面
の濃度が低下する。重合のために、モノマー成分5を少
なくとも部分的に充填した被覆カプセル3が、破線で示
すように、プラグ4の第2の段部に嵌め込まれ、装置2,
4,7,9′,29は熱重合のために恒温器内に移されるかある
いは紫外線重合(これについて図2d参照)のために低温
装置に移される。マニュピュレータ9′,29によって取
扱操作することにより、対象物7を多孔カプセル2に入
れ、段付きプラグ4に多孔カプセル2を嵌め込んだ後
で、皮膚がアレルゲンに接触する危険が簡単に回避さ
れ、かつ通風の下での作業時に有毒ガスを吸入する危険
が簡単に回避される。
図1bは図1aで使用した多孔カプセル2と被覆カプセル
3の寸法と相対的な位置関係を示している。例えば、多
孔カプセル2は外径A、壁厚Wおよび高さH1を有し、被
覆カプセル3は外径B、壁厚Wおよび高さH2を有する。
段付きプラグ4のきつい滑り嵌め部は高さ区間Cに沿っ
て延びている。多孔カプセル2の外面と被覆カプセル3
の内面との間の隙間はSである。孔の列6は特に、多孔
カプセル2の半球状下側区間の約半分のところにある。
この場合、個々の孔は直径Dを有する。
カプセル2,3の外径Aは塊包埋にとって普通である約
4〜10mmのオーダーである。カプセルの壁厚は0.1〜0.5
mmのオーダー、その高さH1,H2は約8〜15mmのオーダー
である。例えばホルダー9′に固定された段付きプラグ
4の段部の高さCはそれぞれ約2〜4mmである。多孔カ
プセル2の外側表面と被覆カプセル3の内側表面の間の
隙間Sは約0.5〜2mmであり、孔6の直径は約0.2〜1mmで
ある。
図1aと異なり、本発明による図1cの実施形は、それぞ
れ少なくとも二つの二重カプセル2′,3によってそれぞ
れ一つの作業工程で方法を実施することができる。図1
a,1bと異なり、多孔カプセル2′は段なしの簡単なプラ
グ4′上にある。このプラグは例えばねじ締めによって
ホルダー1に固定されている。ホルダーは紫外線(図2b
参照)の通過のための穴8を備えている。多孔カプセル
2′は図1aに基づいて説明した条件下できつい滑り嵌め
でプラグ4′に装着され、範囲Cにフランジ27を備えて
いる。このフランジには被覆カプセル3が同様にきつい
滑り嵌めで取付け可能である。図1cの図示では、カプセ
ル2′,3には隙間Sを含めてモノマー成分5が充填さ
れ、それによってモノマー5の重合の準備がなされてい
る。そのために、ホルダー1はマニピュレータ9によっ
て運ぶことができる。マニピュレータは例えばねじ締め
によってホルダー1に連結可能である。
本発明による方法の個々の段階の実施並びに装置の本
発明によるシステムの他の構成部品の形成にとって、い
ろいろな部品の幾何学的な位置関係あるいは図1,2では
特に例示的に示した両プラグ4または4′の平行な軸線
の間隔Dが重要である。図2はこれらの他の構成部品を
示している。これらの他の構成部品は、連続して入れら
れるいろいろな媒体(例えば最初の固定のためのアルデ
ヒド溶液、アルデヒドを含まない緩衝剤、第2の固定の
ためのOsO4溶液、OsO4を含まない緩衝剤、50%、75%、
90%および100%のアセトンによる脱水段、アセトンと
モノマーの間の3:1,1:1および1:3の混合、合成樹脂包埋
のための標準方法の際の純粋なモノマーまたは置換媒
体、洗浄液、洗浄液とモノマー成分の間の混合段、極低
温置換のための方法の際の純粋なモノマー成分または固
定のための緩衝されたアルデヒド溶液、洗浄液としての
緩衝剤、50%、75%および90%のメタノールによるメタ
ノール−水−混合、水を含まない純粋なメタノールの3
回の交換、メタノールとモノマー成分との3:1,1:1およ
び1:3の混合、PLT法の際の純粋なモノマー成分)を交換
するためあるいはカプセル2,3または2′,3に充填する
ために必要である。
図2aと図2bは多孔カプセル2または2′に充填および
収容するための容器10を示している。この容器は多孔カ
プセル2または2′を差し込むための、直径(A+T)
を有する少なくとも2個の穴11を、中心軸線相互間隔D
をおいて備えている。この穴11の直径は公差値T(例え
ば0.5〜1mm)だけ多孔カプセル2または2′の直径Aよ
りも大きい。この公差値は実験に基づく公知のすべての
条件下では、多孔カプセル2または2′の容易な差し込
みおよび容易な取り出しを保証する。穴は多孔カプセル
2′のフランジ付き縁部27を挿入するために、段状に形
成可能である。両穴11の間には、押しのけ体12を収容す
るための大きな穴24がある。この押しのけ体は同軸の中
央穴13を有する。この中央穴はマニピュレータ(例えば
ねじを有する極低温マニピュレータ9)を収容するため
の連結部(例えばねじ穴14)と、回転防止部材(例えば
ピン15)を備え、穴24内で昇降可能である。穴24、押し
のけ体12および押しのけ体12の底の直径は、特に中央に
設けられた通路13に充填されかつこの通路から排出され
る媒体が隙間S′を通って迅速に移動できるように採寸
されている。容器10は本発明の他の実施形では、上方に
突出した縁部16を備えている。この縁部は押しのけ体12
の昇降時に媒体が溢れないようにする。
本発明による装置の他の構成部品としてあるいは本発
明による方法を実施するために、図2cはホルダー1,4ま
たは1,4′を備えた被覆カプセル3を充填および収容す
るための容器17を示している。この容器の原理的な構造
は容器10とほぼ同じである。容器は、被覆カプセル3を
収容するための少なくとも二つの穴18を備えている。こ
の穴の平行な中心軸線は両プラグ4または4′の中心軸
線の間隔に一致して、例えば互いに間隔Dをおいてホル
ダー1上にある。この場合、穴18の直径は、被覆カプセ
ルの外径Bが大きいので、(B+T)である。この場
合、Tは既に述べたように公差値として理解すべきであ
る。両穴18の間には中央の穴26が設けられている。この
中央の穴の容積は少なくとも、被覆カプセル3を収容す
るためのすべての穴18の容積に相当する。容器10と同様
に、容器17の縁部19は、被覆カプセル3を嵌め込むため
に多孔カプセル2または2′を浸漬する際に溢れるモノ
マー成分が側方から流出しないよう保護するために、上
方へ突出している。
紫外線による低温重合を方法に従って実施するため
に、図2dに示した本発明による装置は更に、中央の支柱
21を備えた鍋状容器20を持っている。この支柱には、カ
プセル2,3または2′,3を備えたホルダー1,4または1,
4′を載置または嵌込み可能である。鍋状容器20の内壁
は上側から紫外線照射装置によって入る紫外線を反射す
る。この反射は、紫外線作用がカプセルシステム2,3ま
たは2′,3内で特に下側から達成され、従って先ず最初
に物体7の範囲のモノマー5を重合するように行われ
る。これは方法上の理由から重要である(引用文献参
照)。発熱重合反応時に発生する熱を排出するために、
鍋状容器20には、ほぼプラグ4の下側境界まで、しかし
高くても被覆カプセル3の上側縁部まで、液体22(例え
ばアルコール)が充填される。
本発明による方法の実施は本発明によるシステムによ
って非常に簡単である。最も簡単な場合には、標本7を
備えた、プラグ4または4′上の多孔カプセル2または
2′が、ピンセットによってあるいは実質的に把手29を
備えたスリーブ9′からなるマニピュレータによって、
最初の媒体(例えば容器30内のアルデヒド溶液または置
換媒体31)に浸漬される。対流を発生するためあるいは
対象物の表面のグラジエントを小さくするためには、カ
プセル2または2′を短時間持上げて再び降ろすだけで
充分である。完全に温置した後で、カプセル2または
2′は持上げられ、媒体を排出した後次の媒体に移され
る。モノマー成分5内で完全に温置した後で、多孔カプ
セル2または2′は図1に従って被覆カプセル3を備
え、熱重合または紫外線重合部に供給される。
本発明による実施形では、空のカプセル2または2′
が容器10の開口11に挿入され、極低温標本作製の場合に
は容器と共に冷却装置内で所望の温度(例えば−80℃)
に冷却される。場合によっては凍った対象物7を入れた
後で、容器10の中央穴24内で、多孔カプセル2または
2′の充填のために存在または充填された液体媒体の量
が、必要に応じて同様に予備冷却され押しのけ体12によ
って、ゆっくりと上昇する。カプセル2または2′には
低温媒体が孔6を通って充填される。この低温媒体は押
しのけ体の中央通路13を通って再び吸い出され、新しい
媒体と交換可能である。温置の間、カプセル2または
2′内の液体の同期運動は押しのけ体12を単に昇降させ
ることによって可能である。媒体を複数回交換した後
で、すべてのカプセルの中の純粋なモノマー成分5が存
在する。すべてのカプセル2または2′はホルダー1上
にあるプラグ4または4′に嵌め込まれ、ホルダーで搬
送される。容器17の穴18内の被覆カプセル3には同様に
予め、低温のモノマー5が充填され、ホルダー1,4また
は1,4′を有する充填された多孔カプセル2または2′
は孔6のシールのために被覆カプセル3に挿入される。
被覆カプセル3は段付きプラグ4の第2の段部または多
孔カプセル2′のきつい滑り嵌め部に装着される。この
多孔カプセル自体はプラグ4′のきつい滑り嵌め部に嵌
め込まれている。余剰のモノマーは被覆カプセル3から
容器17の中央の穴26に流出する。装着したホルダー1,4,
2,3または1,4′,2分,3はマニピュレータ9によって鍋状
容器20内の支柱21上に移され、図2dに基づいて説明した
ように紫外線重合を行う。次の熱重合のために、装置は
マニピュレータ9によって恒温器に移される。
本発明による方法は、本発明の特色を失うことなく、
図1,2に基づいて例示的に説明した装置の異なる変形お
よび組み合わせによって実施可能である。特に実際に
は、二つの二重カプセル2,3または2′,3の代わりに、
はるかに多いカプセルを一つの作業工程で装着すること
ができる。これは図2aにおいて破線で示した穴11′によ
って例示的に示してある。カプセルの幾何学的な形状お
よびホルダー1上または容器10,17内でのカプセルの幾
何学的な配置構造は重要ではない。更に、カプセルまた
は容器および装置の他の部品をどのような材料(例えば
PE,PP,塩化ビニール樹脂、ゼラチンまたはアルミニウ
ム、特殊鋼)およびどのような方法で(例えば複製、ダ
イカスト)で作るかは重要ではない。本発明による二重
カプセル構造の重要な利点は方法的には、この原理また
は装置は、技術的に知られているあらゆる方法または装
置によって、次の切片標本作製用の生物学的な試料また
は組織化学並びに生化学的な検査の自動処理のために使
用可能であることに存する。この場合、最初の段階(多
孔カプセル2または2′への試料の挿入)だけを手動で
行えばよい。すべての他の段階では、使用者が関与する
ことなく、かつアレルゲンに皮膚を触れたり、ガス状有
害物質を吸入する危険なく、そして付加的な時間を必要
とせずに、全自動で行うことができる。
以下に、本発明の有利な実施態様を列記しておく。
1.試料(7)を凍らせ、温度を下げて、特に0℃以下で
方法を実施する。
2.少なくとも一つの液体(5)が有機である方法。
3.被覆カプセル(3)が液体と共におよびその中に設け
られた、試料(7)を有する多孔カプセル(2,2′)と
共に持上げられ、他の処理段階に供給される方法。
4.液体(5)が紫外線の作用を受けて重合または硬化可
能であり、他の処理段階が紫外線照射(UV)である方
法。
5.紫外線(UV)の大部分が下側から紫外線透過の被覆カ
プセル(3)と多孔カプセル(2,2′)に当たる方法。
6.熱を良好に排出するために紫外線照射(UV)が行わ
れ、被覆カプセル(3)が液体浴(20,22)、特にアル
コール浴に浸漬され、液体浴(20)の壁が特に紫外線を
反射する方法。
7.カプセル内にある液体(5)が熱の作用受けて硬化ま
た重合可能であり、他の処理段階が熱供給である方法。
8.同じ種類の複数の多孔カプセル(2,2′)に少なくと
も一つの液体(31,5)が一緒に充填されるかあるいはこ
の液体が一緒に多孔カプセル(2,2′)から排出され、
多孔カプセル(2,2′)が、同時にすべての多孔カプセ
ル(2,2′)に作用してこの多孔カプセルを特に上方か
ら保持するホルダー(1,4,4′)によって、一緒に被覆
カプセル(3)に移され、多孔カプセル(2,2′)がこ
のホルダー(1,4,4′)によって被覆カプセル(3)内
に挿入され、場合によってこの被覆カプセル(3)と共
に他の処理段階に供給可能である方法。
9.特に筒形の穴(24)内に、同様に特に筒形の押しのけ
体(12)が垂直方向に摺動可能に配置されている収容装
置。
10.特に約7mmの直径の補充通路(13)が押しのけ体(1
2)に貫通形成され、穴(24)の壁側に、液体を通過さ
せる隙間(S′)が設けられている収容装置。
11.縁部(16)が上方へ突出し、それによって押しのけ
体(12,13)の下降時に穴(24)から押しのけられた液
体量が収容装置(10,16)によって収容可能である収容
装置。
12.穴(24)が中央に設けられ、多孔カプセル(2,2′)
を収容するための二つ以上の穴(11)が、周囲に、特に
穴(24)に対して同心的な円周に沿って設けられている
収容装置。
13.多孔カプセル(2,2′)のための特に筒形の穴(11)
が互いに平行である収容装置。
14.試料(7)を入れた多孔カプセル(2,2′)を収容す
るための被覆カプセル(3)を保持するための少なくと
も一つの穴(18)を備えている収容装置。
15.収容装置が特に中央の穴(26)を備え、この穴の容
積が被覆カプセル(3)を収容するためのすべての穴
(18)の容積に一致しているかあるいはそれ以上であ
り、収容装置が被覆カプセル(3)を収容するための個
々の穴(18)の縁部を越えて上方へ突出する外側縁部
(19)を備え、この外側縁部が多孔カプセル(2,2′)
の挿入時に被覆カプセル(3)から外方への液体の流出
を阻止し、押しのけられた液体(5)が中央の穴(26)
に向けられる収容装置。
16.多孔カプセルがその上側の縁部の範囲に、特に筒形
の外面から突出する拡大リング(27)を備え、この拡大
リングが特にカプセル壁の一体に形成されている多孔カ
プセル。
17.多孔カプセルが紫外線透過性合成樹脂、特にPE,PPま
たは塩化ビニール樹脂からなっている多孔カプセル。
18.被覆カプセル(3)として形成され上側が開放し
た、試料(7)を充填可能な多孔カプセル(2,2′)を
収容するためのカプセル。
19.被覆カプセルは上側に筒形の壁区間を備えている。
20.被覆カプセルは紫外線透過性合成樹脂、特にPE,PPま
たは塩化ビニール樹脂からなっている。
21.被覆カプセルがゼラチンからなっている。
22.ホルダーが一定の配置構造で配置され一平面から突
出する少なくとも一つ、特に複数のプラグ(4,4′)を
備え、このプラグがきつい滑り嵌めで多孔カプセル(2,
2′)または被覆カプセル(3)に挿入可能であり、こ
のカプセルの上側を閉鎖し、そして上側から摩擦的に保
持するホルダー。
23.プラグ(4)を備えたホルダー(1)がカプセル
(2,3)を取扱操作するために役立ち、このプラグが段
状に形成され、小径(A−2W)のプラグ下側区間が嵌め
合い部を備え、それによって多孔カプセル(2)がきつ
い滑り嵌めでこのプラグ下側区間に嵌め込み可能であ
り、プラグの大径部(B−2W)が大径の被覆カプセル
(3)に一致し、この被覆カプセル(3)が段付きプラ
グ(4)の第2の区間に同様にきつい滑り嵌めで嵌め込
み可能であるホルダー。
24.熱絶縁するマニピュレータ(9)がホルダーに固定
連結可能であるかまたは連結されているホルダー。
25.ホルダーがプラグ(4,4′)の装着部とマニピュレー
タ(9)用の装着部の間に、紫外線を通過させるための
穴(8)を備えている。
26.段付きプラグ(4)または単純なプラグ(4′)が
特に同心の中央の穴(28)を備えているホルダー。
27.多孔カプセル(2,2′)の外径(A)と被覆カプセル
(3)の内径(B−2W)の間に少なくとも0.1mm〜2mmの
隙間(S)が形成されるように、多孔カプセル(2,
2′)と被覆カプセル(3)が採寸されている装置。
28.複数の多孔カプセル(2,2′)と被覆カプセル(3)
の収容部が設けられ、多孔カプセル(2,2′)を収容す
るためのまたは被覆カプセル(3)を収容するための、
収容装置(10,17)の穴(11,18)と、多孔カプセル(2,
2′)と被覆カプセル(3)をホルダー(1,4,4′)に嵌
め込むためのプラグ(4,4′)が、それぞれ同じ空間的
配置態様で、例えば円周に沿って等しい間隔をおいてあ
るいは個々の装置部品(10,17,1,4,4′)の中心軸線か
ら等しい間隔(D/2)をおいて設けられている装置。
29.モータ、液圧装置、持上げ磁石または送り磁石によ
って運転される装置あるいは自動的に作動するその他の
装置が、対象物(7)を備えた多孔カプセル(2,2′)
を、媒体(31)から次の媒体へ移送し、およびまたは次
の紫外線重合(20,21,22)または熱重合のために、多孔
カプセル(2,2′)を備えたプラグ(4,4′)に被覆カプ
セル(3)を嵌め込む装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−108755(JP,A) 特開 昭60−70338(JP,A) 特開 昭61−40538(JP,A) 特開 昭63−212863(JP,A) 実公 平2−44194(JP,Y2) H.Sitte,L.Edelman n,H.Hassig,G.Kapp l,H.Kleber,A.Lang, and K.Neumann,”Ein Instrument zur Kr yosubstitution und Tieftemperature−E inbettung”,GIT Lab or−Medizin,ドイツ,1987 年,第5号,p.199−208 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 F25D 3/00 - 3/14 G01N 33/48 F17C 3/00 - 3/12 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カプセル内での次の重合包埋のために、試
    料を液体中に温置するための方法において、試料(7)
    が上部開放の多孔カプセル(2,2′)に入れられ、この
    場合多孔カプセル(2,2′)はその筒形の壁の下側の3
    分の1のところに少なくとも一つの貫通孔(6)を備
    え、この貫通孔が試料(7)の直径よりも小さくなって
    おり、そしてこの貫通孔(6)を経て少なくとも一つの
    液体(31,5)が充填され、試料(7)がそれぞれその中
    に温置され、続いて多孔カプセル(2,2′)が同様に筒
    形の壁を有する大径の被覆カプセル(3)に挿入され、
    この場合被覆カプセル(3)内にある液体(5)が少な
    くとも、多孔カプセル(2,2′)と被覆カプセル(3)
    の間の隙間(S)に充填されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の方法を実施する
    ための収容装置(10)において、試料(7)を収容する
    少なくとも一つの多孔カプセル(2,2′)を保持するた
    めの少なくとも一つの穴(11)を備えていること、液体
    を収容するための少なくとも一つの穴(24)を備え、こ
    の穴が穴(11)に挿入された多孔カプセル(2,2′)の
    貫通孔の下方まで達し、穴(24)が多孔カプセル(2,
    2′)用の穴(11)に連通していることを特徴とする収
    容装置。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載の方法を実施する
    ためのカプセルにおいて、 カプセルが、多孔カプセル(2,2′)として形成され、
    上側が開放されており、試料(7)を収容するために用
    いられること、多孔カプセルが筒形の壁を備え、この壁
    の下側の3分の1のところに、少なくとも一つの貫通孔
    (6)が設けられ、この貫通孔の直径が試料(7)の直
    径よりも小さいことを特徴とするカプセル。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の方法を実施する
    ためのホルダーにおいて、 ホルダー(1,4,4′,9′)が、少なくとも一つの多孔カ
    プセル(2,2′)を保持するため、および(または)少
    なくとも一つの被覆カプセル(3)を保持するために用
    いられること、ホルダーが同時に複数の多孔カプセル
    (2)または被覆カプセル(3)を保持可能であること
    を特徴とするホルダー。
  5. 【請求項5】請求の範囲第1項に記載の方法を実施する
    ためのホルダーにおいて、 ホルダー(1,4,4′,9′)が、少なくとも一つの多孔カ
    プセル(2,2′)を保持するため、および(または)少
    なくとも一つの被覆カプセル(3)を保持するために用
    いられること、同じホルダー(1,4′)が多孔カプセル
    (2′)だけと、多孔カプセル(2,2′)と共に被覆カ
    プセル(3)を保持可能であることを特徴とするホルダ
    ー。
  6. 【請求項6】請求の範囲第5項に記載のホルダー(1,4,
    4′)用の収容部を備えた液体浴容器(20)であって、
    容器内壁が紫外線を反射し、この場合反射率が50%であ
    る液体浴容器。
  7. 【請求項7】請求の範囲第5項に記載のホルダー(1,4,
    4′)用の収容部を備えた液体浴容器(20)であって、
    液体浴容器が、充填された多孔カプセル(2,2′,5,7)
    と被覆カプセル(3,5)を有するホルダー(1,4,4′)を
    載置または嵌め込むための中央の支柱(21)を備えた鍋
    状の容器(20)であり、鍋状容器(20)の上側縁部が少
    なくとも被覆カプセル(3)の上側縁部の高さ位置にあ
    る液体浴容器。
  8. 【請求項8】カプセル(2,2′,3)内での重合包埋のた
    めに液体(31,5)内に試料を温置するための、請求の範
    囲第1項に記載の方法を実施するための装置において、
    次の構成部品、すなわち 請求の範囲第3項に記載の少なくとも一つの多孔カプセ
    ル(2,2′)から成る構成部品と、 試料(7)を充填可能な多孔カプセル(2,2′)を収容
    するため、上側が開放された少なくとも一つの被覆カプ
    セル(3)から成る構成部品と、 少なくとも一つの多孔カプセル(2,2′)を収容するた
    めの請求の範囲第2項に記載の収容装置(10)から成る
    構成部品と、 被覆カプセル(3)を保持するための少なくとも一つの
    穴(18)を備え、試料(7)を入れた多孔カプセル(2,
    2′)を収容するために用いる収容装置(17)から成る
    構成部品と、 少なくとも一つの多孔カプセル(2,2′)と少なくとも
    一つの被覆カプセル(3)とを操作するための、請求の
    範囲第5項に記載のホルダー(1,4,4′,9′)から成る
    構成部品と、 液体浴容器(20,21)から成る構成部品と、 のうち少なくとも二つの構成部品を備えていることを特
    徴とする装置。
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