JP3340655B2 - 燃焼ガス流量測定装置 - Google Patents

燃焼ガス流量測定装置

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JP3340655B2
JP3340655B2 JP28718097A JP28718097A JP3340655B2 JP 3340655 B2 JP3340655 B2 JP 3340655B2 JP 28718097 A JP28718097 A JP 28718097A JP 28718097 A JP28718097 A JP 28718097A JP 3340655 B2 JP3340655 B2 JP 3340655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、都市ガスやLP
Gなどの燃焼ガスの流量を測定するための燃焼ガス流量
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の燃焼ガス流量測定装置として、例
えば、特許第2517401号公報に開示された複合流
量計があり、この複合流量計では、フルイディック流量
計の本体に、当該本体の流体通路(主流路)を流れる流
体の流量を絞る絞り機構としてノズルを一体に設けると
共に、そのノズルの上流側と下流側とを連通するバイパ
ス流路を設け、このバイパス流路には熱式流速センサを
設けて、流体の流量を測定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の燃焼ガス流量測
定装置は以上のように構成され、流体流量の絞り機構と
して、フルイディック流量計の本体にノズルを一体に設
けているので、このノズルの仕様に応じて前記本体を製
造しなければならず、また、前記ノズルは仕様に応じた
ものを在庫しておく必要があり、コスト高になるなどの
課題があった。特に、前記本体をダイキャストなどの金
型成型法で製造する場合には、ノズルの仕様に応じた金
型を多数用意しておく必要があって、一層コスト高にな
るという課題があった。
【0004】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、主管路を流れる流体の流量を絞る
第1のオリフィスと、主管路からの分流通路を流れる流
体の流量を絞る第2のオリフィスとを一枚のオリフィス
プレートで兼用させることができ、部品点数が減少して
組み立てを容易化でき、部品費用や組立費用の低減が図
れる燃焼ガス流量測定装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【0006】
【0007】さらに、この発明は、バイパス流路の加工
が容易で、その加工工程および部品点数の減少が図れる
と共に、コスト低減が図れる燃焼ガス流量測定装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃焼ガス
流量測定装置は、燃焼ガスが流れる主管路と、この主管
路に設けられて燃焼ガスの流れを絞る第1のオリフィス
と、この第1のオリフィスの上流側と下流側とに開口し
て前記主管路を流れる燃焼ガスの一部を第1のオリフィ
スの上流側から下流側にバイパスする分流通路と、この
分流通路に設けられた第2のオリフィスと、前記分流通
路内に設けられて熱の移動により燃焼ガスの流れを検出
する検出器とを備えた燃焼ガス流量測定装置において、
前記主管路を第1の主管路ブロックと第2の主管路ブロ
ックとに分離形成し、これらの第1の主管路ブロックと
第2の主管路ブロックとの間にオリフィスプレートを挟
み込んで固定すると共に、前記オリフィスプレートに
は、前記第1の主管路ブロックから第2の主管路ブロッ
クに向って流れる燃焼ガスの流れを絞る第1のオリフィ
ス孔と、前記第1の主管路ブロックから前記分流通路に
分流して第2の主管路ブロックに向う燃焼ガスの流れを
絞る第2のオリフィス孔とが設けられている構成とし
ものである。
【0010】
【0011】
【0012】この発明に係る燃焼ガス流量測定装置は、
第1と第2の主管路ブロックのいずれか一方にのみ分流
通路を設けたものである。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による燃
焼ガス流量測定装置を示す断面図であり、図において、
1は第1の主管路ブロック、2はその第1の主管路ブロ
ック1と組合せ合体すべき第2の主管路ブロックであ
り、これらの第1および第2の主管路ブロック1,2
は、それぞれが対称形状に分離形成されている。
【0015】1aは第1の主管路ブロック1に設けられ
て燃焼ガスが流れる上流側の主管路、1bはその主管路
1aの内径を拡大して形成された上流側の拡径部、2a
は第2の主管路ブロック2に設けられた下流側の主管
路、2bはその主管路2aの内径を拡大して形成された
下流側の拡径部であり、前記上流側の主管路1aには上
流側配管3がネジ込み接続され、且つ、前記下流側の主
管路2aには下流側配管4がネジ込み接続されている。
【0016】5は第1および第2の主管路ブロック1,
2とは別体の第1のオリフィスプレートであり、このオ
リフィスプレート5は前記2つの主管路ブロック1,2
間に挟み込み固定されている。5aは第1のオリフィス
プレート5に設けられた複数の第1のオリフィス孔であ
り、これらのオリフィス孔5aによって、前記上流側の
主管路1aから下流側の主管路2aに流れる燃焼ガスの
流量が絞られるようになっている。
【0017】6は第1の主管路ブロック1の拡径部1b
におけるオリフィスプレート5側の周壁部に設けられて
第1の主管路ブロック1とオリフィスプレート5との間
に形成された上流側の環状室、7は第2の主管路ブロッ
ク2の拡径部2bにおけるオリフィスプレート5側の周
壁部に設けられて第2の主管路ブロック2とオリフィス
プレート5との間に形成された下流側の環状室であり、
それらの環状室6,7の内周壁部である環状の隔壁6
a,7aのそれぞれの先端とオリフィスプレート5との
間には、前記上流側の拡径部1bと環状室6とを連通す
る上流側の開口部8aと、前記下流側の拡径部2bと環
状室7とを連通する下流側の開口部8bとが設けられて
いる。
【0018】9は燃焼ガスバイパス用としての第3の流
路ブロック、10はその流路ブロック9に設けられた分
流通路(バイパス路)であり、この分流通路10は上流
側の分流配管11と下流側の分流配管12とを介して上
流側の環状室6と下流側の環状室7とを連通している。
従って、上流側の主管路1aの拡径部1bを流れる燃焼
ガスは、その一部が上流側の開口部8aから環状室6a
→上流側の分流配管11→分流通路10→下流側の分流
配管12→下流側の環状室7を通って下流側の開口部7
aから下流側の主管路2aの拡径部2bにバイパスされ
るようになっている。
【0019】13は前記分流通路10に設けられた第2
のオリフィスプレートであり、このオリフィスプレート
13は、前記分流通路10を流れる燃焼ガスの分流量を
絞ってその分流比を精度よく安定に保つための多孔また
は単孔のオリフィス孔を有している。
【0020】14は第3の流路ブロック9に設けて分流
通路10内における第2のオリフィスプレート13の下
流側に測定部を露出させた検出器であり、この検出器1
4は、前記測定部に接して流れる燃焼ガスによって当該
測定部に引き起こされる熱移動を検出することで、相対
的な流速を極めて速い応答速度で微少流量範囲まで検出
するものである。
【0021】かかる検出器14としては、様々なタイプ
のものを用いることが可能であるが、図6〜図8に開示
した半導体ダイアフラム構成の流速センサを用いると、
高精度かつ高速応答でもって流量を検出することができ
る。
【0022】すなわち、検出器14として用いる半導体
ダイアフラム構成の流速センサは、図6に示すように、
シリコン基板100の背面側中央部に表面側には連通し
ない開口101を異方向性エッチングで形成することに
より、シリコン基板100に薄肉状のダイアフラム10
2を形成し、このダイアフラム102の表面中央に薄膜
のヒータエレメント103を配設すると共に、そのヒー
タエレメント103の両側に薄膜の測温抵抗エレメント
104,105を配設し、さらにはシリコン基板100
の基板部分に周囲温度を測定する周囲温度測温抵抗エレ
メント106を配設した構成となっている。なお、図6
中の符号Sはダイアフラム102を貫通するスリットで
あって、ヒータエレメント103および測温抵抗エレメ
ント104,105を熱的に絶縁すべく設けられてい
る。また、ダイアフラム102の材質は窒化シリコンで
ある。
【0023】そして、図7に示すように、ヒータエレメ
ント103と周囲温度測温抵抗エレメント106と固定
抵抗R1,R2とで構成されるホイストンブリッジ回路
を使って、ヒータエレメント103が周囲温度に対して
一定の温度上昇を示すようにヒータエレメント103を
加熱すると共に、図8に示すように、測温抵抗エレメン
ト104,105と固定抵抗R3,R4とで構成される
ホイストンブリッジ回路と、このホイストンブリッジ回
路の電圧バランスのくずれを検出する差動アンプとを使
って、流速センサ上を流れる燃焼ガスにより引き起こさ
れるヒータエレメント103の熱移動を検出すること
で、その燃焼ガスの流速を検出する構成となっている。
【0024】かかる流速センサは、熱絶縁された非常に
薄いダイアフラム102上に形成されていることから極
めて速い応答速度で燃焼ガスの流速を検出できると共
に、極めて低消費電力で動作するので、危険な燃焼ガス
の流速も検出できるという特徴がある。
【0025】次に、燃焼ガス流量測定装置の組み立てに
ついて説明する。それぞれが別体の第1の主管路ブロッ
ク1と第2の主管路ブロック2との間に、これらとは更
に別体の第1のオリフィスプレート5を挟み込んで固定
することにより、それらを三位一体に組合せ合体させ
る。これにより、燃焼ガス流量測定装置の本体が組み立
てられる。
【0026】そして、第1の主管路ブロック1の主管路
1aに上流側配管3を、且つ、第2の主管路ブロック2
の主管路2aに下流側配管4をそれぞれネジ込み接続す
ると共に、第2のオリフィスプレート13と検出器14
とを備えた第3の流路ブロック9を、上流側および下流
側の分流配管11,12を介して第1および第2の主管
路ブロック1,2の環状室6,7に接続することによ
り、燃焼ガス流量測定装置が組み立てられる。
【0027】次に動作について説明する。燃焼ガスは、
図1に矢印で示すように、上流側配管3から第1の主管
路ブロック1の主管路1aを通って当該主管路1a(上
流側)の拡径部1bに入り、この拡径部1bでは燃焼ガ
スが常に乱流状態となる。そして、前記拡径部1bの燃
焼ガスは大部分が第1のオリフィスプレート5のオリフ
ィス孔5aを通ることにより絞られて第2の主管路ブロ
ック2の拡径部2bに入った後、下流側の主管路2aを
通って下流側配管4へと流れる。
【0028】また、前記上流側の拡径部1bの燃焼ガス
の一部は、上流側の開口部8aから上流側の環状室6に
入り、上流側の分流配管11を通って第3の流路ブロッ
ク9の分流通路10を流れ、この分流通路10では第2
のオリフィスプレート13で流量が更に絞られてから、
検出器14の測定部(図6〜図8で説明したヒータエレ
メント103、測温抵抗エレメント104,105)に
直接接触して流れ、その流れによって引き起こされる前
記測定部の熱移動を検出することにより、第2のオリフ
ィスプレート13で絞られた燃焼ガスの流速が検出され
る。
【0029】そして、検出器14を通過した燃焼ガス
は、下流側の分流配管12を通って下流側の環状室7に
入った後、下流側の開口部8bから第2の主管路ブロッ
ク2の拡径部2bに入って主流と合流し、下流側の主管
路2aを通って下流側配管4へと流れる。
【0030】以上説明した実施の形態1によれば、第1
の主管路ブロック1と第2の主管路ブロック2と第1の
オリフィスプレート5とをそれぞれ別体としているの
で、それらを個々に成型でき、しかも、第1の主管路ブ
ロック1と第2の主管路ブロック2は対称形状をなして
いるので、それら2つの主管路ブロック1,2を1種類
の金型で効率的に成型でき、このため、成型コストの低
減を図ることができるという効果が得られる。
【0031】また、第1と第2の主管路ブロック1,2
の相互間に第1のオリフィスプレート5を挟み込んで固
定することにより、それらを三位一体に組合せ合体した
構造を採っているので、様々な仕様に対応可能な燃焼ガ
ス流量測定装置を容易に得ることができる。
【0032】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による燃焼ガス流量測定装置を示す分解斜視図であ
り、図1と同一または相当部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。また、組立固定に用いるネジやネジ
孔も省略する。
【0033】図2において、5bは中央部に複数の第1
のオリフィス孔5aを有する一枚のオリフィスプレート
5に設けられた第2のオリフィス孔、15は第1の主管
路ブロック1に設けられた上流側の分流通路であり、こ
の分流通路15は、第1の主管路ブロック1の環状室6
内に開口した上流側の分流入口15aを有する入口側分
流通路15bと、第1の主管路ブロック1におけるオリ
フィスプレート5との当接壁面に開口した上流側の分流
出口15cを有する出口側分流通路15dと、第1の主
管路ブロック1の上面に凹設されて前記入口側分流通路
15bと出口側分流通路15dとを接続する中間分流通
路15eとからなり、その中間分流通路15eには中間
部付近を絞った形状のセンサ設置部15fが設けられ、
このセンサ設置部15fに実施の形態1で述べた検出器
14が設置されるようになっている。
【0034】そして、前記分流通路15の分流出口15
cはオリフィスプレート5の第2のオリフィス孔5bに
接続されるようになっている。
【0035】なお、前記中間分流通路15eは、凹状開
放端が蓋部材(図示せず)によって閉塞されるものであ
る。
【0036】16は第2の主管路ブロック2に設けられ
た下流側の分流通路であり、この分流通路16は、第2
の主管路ブロック2におけるオリフィスプレート5との
当接壁面に開口して第2のオリフィス孔5bに接続され
る下流側の分流入口16aと、第2の主管路ブロック2
の環状室7に開口した下流側の分流出口16bとを有し
ている。
【0037】即ち、この実施の形態2では、第1の主管
路ブロック1自体に上流側の分流通路15を、且つ、第
2の主管路ブロック2自体に下流側の分流通路16をそ
れぞれ設けると共に、前記2つの主管路ブロック1,2
の相互間に挟み込んで固定する一枚のオリフィスプレー
ト5に第1のオリフィス孔5aと第2のオリフィス孔5
bとを設け、上流側の主管路1aから下流側の主管路2
aに向って流れる燃焼ガスの主流量を前記第1のオリフ
ィス孔5aで絞り、且つ、上流側の分流通路15から下
流側の分流通路16に向って流れる燃焼ガスの分流量を
前記第2のオリフィス孔5bで絞る構成としたものであ
る。
【0038】かかる実施の形態2の構成によれば、上述
した実施の形態1における第3の流路ブロック9と分流
配管11,12および第1のオリフィスプレート5とは
別体の第2のオリフィスプレート13をそれぞれ不要化
できる。このため、部品点数および組立工数が減少して
コスト低減が図れると共に、装置全体をコンパクト化で
きるという効果が得られる。
【0039】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による燃焼ガス流量測定装置を示す断面図、図4は
図3の概略的な分解斜視図であり、図1および図2と同
一または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0040】図4において、6bは第1の主管路ブロッ
ク1の環状室6を形成する隔壁6aの先端における網掛
け部分を例えば0.1mm程度削り取った削取部分であ
り、この削取部分6bによってオリフィスプレート5と
の間に上流側の開口部8a(図3参照)が形成される。
7bは第2の主管路ブロック2の隔壁7aの先端におけ
る網掛け部分を第1の主管路ブロック1の隔壁6aの場
合と同様に削り取った削取部分であり、この削取部分7
bによってオリフィスプレート5との間に下流側の開口
部8b(図3参照)が形成される。
【0041】図3において、17は第1の主管路ブロッ
ク1の環状室6内に装填されたスポンジ等のフィルタで
あり、このフィルタ17を介して分流通路15に主管路
1aからの分流燃焼ガスが流れ込むようになっている。
【0042】この実施の形態3では、第1の主管路ブロ
ック1にのみ上記実施の形態2で述べた流路構成の分流
通路15を設け、この分流通路15の分流出口15cに
オリフィスプレート5の第2のオリフィス孔5bの上流
側を接続させ、このオリフィス孔5bの下流側は、第2
の主管路ブロック2の環状室7内に直接開口させてい
る。従って、前記分流通路15を流れる分流燃焼ガス
は、第2のオリフィス孔5bで絞られて当該オリフィス
孔5bから第2の主管路ブロック2の環状室7内に流れ
込むようになっており、このため、実施の形態2で述べ
た下流側(第2主管路ブロック2)の分流通路16を不
要化でき、第1の主管路ブロック1にのみ孔あけ加工を
施して分流通路15を設ければよいので、加工費用の低
減が図れる。
【0043】図4において、18は分流通路15のセン
サ設置部15fに張られた金網等のフィルタ、19は分
流通路15における中間分流通路15eの凹状開放端を
覆う流路カバーであり、この流路カバー19の中央部に
は段付孔からなるセンサ取付孔19aが設けられ、この
センサ取付孔19aに検出器14が嵌め込まれている。
【0044】20はOリング21を介して第1の主管路
ブロック1の上面全面を覆う蓋、20aはその蓋20の
中央部に設けられた端子孔であり、この端子孔20aか
ら検出器14の端子14aを引き出すようにしている。
22は蓋20を第1の主管路ブロック1の上面に止着す
る締付ネジであり、この締付ネジ22で止着された蓋2
0は、図3に示すように、Oリング21と検出器14の
それぞれを押え込んでいる。
【0045】23はオリフィスプレート5の下流側であ
る片面周縁側と第2の主管路ブロック2におけるオリフ
ィスプレート5との対向面周縁側との間に介在させる弾
性体からなる密閉部材であり、この密閉部材23はOリ
ングからなっている。24は第2の主管路ブロック2に
おけるオリフィスプレート5との対向面周縁側に設けら
れた密閉部材当接面であり、この密閉部材当接面24
は、図3に示すように、第1の主管路ブロック1におけ
る第2の主管路ブロック2との対向面に形成された環状
内周面1cとの間で密閉部材23をオリフィスプレート
5に圧接するテーパー状に形成されている。
【0046】25は第1の主管路ブロック1に設けられ
て第2の主管路ブロック2側に突出する嵌合凸部、25
aはその嵌合凸部25に開口させたネジ孔、26は第2
の主管路ブロック2における前記嵌合凸部25との対応
位置に設けられた嵌合凹部、26aはその嵌合凹部26
に一端が開口して第2の主管路ブロック2を貫通する締
付ネジ挿通用の貫通孔、27は第1と第2の主管路ブロ
ック1,2の相互を組合せ合体の状態で締め付ける締付
ネジであり、この締付ネジ27は図4に1本しか開示し
ていないが、図4では4本が用いられる。
【0047】次に組み立てについて説明する。まず、第
1の主管路ブロック1には流路カバー19と検出器14
とOリング21および蓋20のそれぞれを予め組み付け
セットした状態において、その第1の主管路ブロック1
の環状室6内にフィルタ17を装填した後、第1の主管
路ブロック1の環状内周面1cに、オリフィスプレート
5と密閉部材23を順次嵌め込みセットする。
【0048】次いで、第1の主管路ブロック1の嵌合凸
部25と第2の主管路ブロック2の嵌合凹部26とを凹
凸嵌合させることにより、第1と第2の主管路ブロック
1,2の相互は、それらのネジ孔25aと締付ネジ挿通
用の貫通孔26aとが合致した正規の組合せ位置に位置
決めされる。従って、前記嵌合凸部25と嵌合凹部26
は、前記2つの主管路ブロック1,2相互の組合せ合体
時における回転を防止して両者を正しく位置決めするた
めの回転防止手段を構成する。
【0049】このようにして、前記2つの主管路ブロッ
ク1,2相互を組合せ合体させた状態で両者を締付ネジ
27によって締め付けると、フィルタ17とオリフィス
プレート5および当該オリフィスプレート5と密閉部材
23とがそれぞれ圧接された状態となって装置本体が組
み立てられる。
【0050】その後、第1の主管路ブロック1の主管路
1aに上流側配管3がネジ込み接続され、且つ、第2の
主管路ブロック2の主管路2aに下流側配管4がネジ込
み接続されるが、この際、前記2つの主管路ブロック
1,2の相互は上述のように凹凸嵌合しているので、前
記上流側配管3および下流配管4のネジ込みによって、
第1の主管路ブロック1と第2の主管路ブロック2との
位置関係がずれてしまうようなことはない。
【0051】次に動作について説明する。燃焼ガスは、
上流側配管3から第1の主管路ブロック1の主管路1a
を通って当該主管路1a(上流側)の拡径部1bに入
り、この拡径部1bで乱流状態となった燃焼ガスの大部
分はオリフィスプレート5の第1のオリフィス孔5aを
通ることにより絞られて第2の主管路ブロック2の拡径
部2bに入った後、下流側の主管路2aを通って下流側
配管4へと流れる。
【0052】また、前記上流側の拡径部1bの燃焼ガス
の一部は、上流側の開口部8aからフィルタ17を介し
て分流通路15に入り、この分流通路15内のフィルタ
18を通過した分流燃焼ガスは検出器14の測定部に直
接接触して流れ、その流れによって引き起こされる前記
測定部の熱移動を検出することにより、前記分流燃焼ガ
スの流速が検出される。
【0053】そして、検出器14を通過した分流燃焼ガ
スは、オリフィスプレート5の第2のオリフィス孔5b
で絞られて当該オリフィス孔5bから第2の主管路ブロ
ック2の環状室7内に直接入った後、下流側の開口部8
bを通り下流側の拡径部2bに入って主流と合流し、下
流側の主管路2aを通って下流側配管4へと流れる。
【0054】以上説明した実施の形態3によれば、次の
ような効果が得られる。 (1)第1の主管路ブロック1に嵌め込んだオリフィス
プレート5の下流側の片面にリング状の密閉部材23を
当接配置し、第2の主管路ブロック2には、その密閉部
材23に当接させるテーパー状の密閉部材当接面24を
形成して、前記2つの主管路ブロック1,2の相互でオ
リフィスプレート5と密閉部材23とを挟み込んで固定
する構成としたので、前記2つの主管路ブロック1,2
間の気密性を一つの密閉部材23で確保しつつ組立作業
を容易に行うことができる。
【0055】(2)第1の主管路ブロック1にのみ分流
通路15を設け、第2の主管路ブロック2には何らの分
流通路をも設けないので、第1の主管路ブロック1にの
み孔あけ加工を施して分流通路15を形成すればよく、
このため、燃焼ガスのバイパス流路である分流通路の加
工工数が少なくなって分流通路を容易に加工できると共
に、加工コストの低減が図れる。
【0056】(3)第1の主管路ブロック1に設けた嵌
合凸部25と、第2の主管路ブロック2に設けた嵌合凹
部26とを嵌合させて第1,第2の主管路ブロック1,
2相互を組合せ合体させることにより、2つの主管路ブ
ロック1,2相互の回転が防止されるので、それらの主
管路ブロック1,2に対する上流側配管3および下流側
配管4のネジ込みによって、2つの主管路ブロック1,
2相互の位置関係がくずれるようなことがない。
【0057】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による燃焼ガス流量測定装置を示す概略的な分解斜
視図である。
【0058】上述した実施の形態3では、第1と第2の
主管路ブロック1,2相互の回転防止手段として、両方
の主管路ブロック1,2に嵌合凸部25と嵌合凹部26
とを設けたが、この実施の形態4では、前記主管路ブロ
ック1,2相互の回転防止手段として、一方(第1)の
主管路ブロック1の底部側にベース状の突出片部28を
設け、この突出片部28上に第2の主管路ブロック2を
載置整合させることにより、第1と第2の主管路ブロッ
ク1,2相互が所定の組合せ合体位置に位置決めされ、
その組合せ合体後の締付け状態において、両者が配管
3,4のネジ込みによって位置ずれしないようにしたも
のである。
【0059】従って、この実施の形態4にあっても上述
した実施の形態3の場合と同様の回転防止効果が得られ
る。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、燃焼
ガスが流れる主管路を第1と第2の主管路ブロックに分
離形成し、その第1と第2の主管路ブロックの相互間に
オリフィスプレートを挟み込んで固定すると共に、前記
オリフィスプレートには、第1の主管路ブロックから第
2の主管路ブロックに向って流れる燃焼ガスの流れを絞
る第1のオリフィス孔と、第1の主管路ブロックから分
流通路に分流して第2の主管路ブロックに向う燃焼ガス
の流れを絞る第2のオリフィス孔とが設けられている構
成としたので、主管路を流れる流体の流量を絞る第1の
オリフィスと、主管路からの分流通路を流れる流体の流
量を絞る第2のオリフィスとを一枚のオリフィスプレー
トで兼用させることができ、このため、部品点数が減少
して組み立てを容易化でき、部品費用や組立費用の低減
が図れるという効果がある。また、第1と第2の主管路
ブロック間にオリフィスプレートを挟み込んで固定する
ことにより、それらを三位一体に組合せ合体した構造を
採っているので、様々な仕様に対応可能な燃焼ガス流量
測定装置を容易に得ることができるという効果がある。
【0061】
【0062】
【0063】この発明によれば、第1と第2の主管路ブ
ロックのいずれか一方にのみ分流通路を設けたので、燃
焼ガスのバイパス流路の加工が容易で、その加工工程お
よび部品点数の減少が図れると共に、コスト低減が図れ
るという効果がある。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による燃焼ガス流量測
定装置を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態2による燃焼ガス流量測
定装置を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態3による燃焼ガス流量測
定装置を示す断面図である。
【図4】図3の概略的な分解斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態4による燃焼ガス流量測
定装置を示す概略的な断面図である。
【図6】(a)はこの発明の各実施の形態に適用する検
出器として例示した流速センサの平面図、(b)は図6
(a)のA−A線矢視図である。
【図7】図6の流速センサにおけるヒータエレメントと
周囲温度測温抵抗エレメントの系統の回路図である。
【図8】図6の流速センサにおける測温抵抗エレメント
と固定抵抗とで構成されるホイストンブリッジ回路の回
路図である。
【符号の説明】
1 第1の主管路ブロック 1a 主管路(上流側) 2 第2の主管路ブロック 2a 主管路(下流側) 5 オリフィスプレート 5a 第1のオリフィス孔 5b 第2のオリフィス孔 10 分流通路(バイパス路) 11 分流配管 12 分流配管 14 検出器 15 分流通路 16 分流通路 23 密閉部材 24 密閉部材当接面 25 嵌合凸部(回転防止手段) 26 嵌合凹部(回転防止手段) 28 突出片部(回転防止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼ガスが流れる主管路と、この主管路
    に設けられて燃焼ガスの流れを絞る第1のオリフィス
    と、この第1のオリフィスの上流側と下流側とに開口し
    て前記主管路を流れる燃焼ガスの一部を第1のオリフィ
    スの上流側から下流側にバイパスする分流通路と、この
    分流通路に設けられた第2のオリフィスと、前記分流通
    路内に設けられて熱の移動により燃焼ガスの流れを検出
    する検出器とを備えた燃焼ガス流量測定装置において、
    前記主管路を第1の主管路ブロックと第2の主管路ブロ
    ックとに分離形成し、これらの第1の主管路ブロックと
    第2の主管路ブロックとの間にオリフィスプレートを挟
    み込んで固定すると共に、前記オリフィスプレートに
    は、前記第1の主管路ブロックから第2の主管路ブロッ
    クに向って流れる燃焼ガスの流れを絞る第1のオリフィ
    ス孔と、前記第1の主管路ブロックから前記分流通路に
    分流して第2の主管路ブロックに向う燃焼ガスの流れを
    絞る第2のオリフィス孔とが設けられていることを特徴
    とする燃焼ガス流量測定装置。
  2. 【請求項2】 第1と第2の主管路ブロックのいずれか
    一方にのみ分流通路が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の燃焼ガス流量測定装置。
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