JP3339056B2 - アルミ電解コンデンサ用外部引き出しリード線の接合方法 - Google Patents

アルミ電解コンデンサ用外部引き出しリード線の接合方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品であるアルミ
電解コンデンサに使用されるアルミ電解コンデンサ用外
部引き出しリード線の接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアルミ電解コンデンサ用
外部引き出しリード線の接合方法としては、特公昭58
−41145号公報に示すようなものが知られている。
すなわち、このものは図4に示すように、偏平部1aと
丸棒部1bを有するアルミ線1と、このアルミ線1の丸
棒部1bの内部に押し込んで接合される銅下地錫引鉄線
(CP線)よりなる外部引き出しリード線2とを備え、
前記アルミ線1の丸棒部1bを、酸素と水素およびメチ
ルアルコールの混合ガスを燃焼させるバーナ3によりそ
の形状を保持しつつ半溶融状態に加熱し、そしてこのア
ルミ線1の丸棒部1bの中心に、先端をクサビ状に構成
した前記外部引き出しリード線2を押し込むことにより
両者1,2を接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図4に示すような外部引き出しリード線の接合方法に
おいては、アルミ線1の丸棒部1bを所定寸法に切断す
る場合、図5に示すように、上下運動する2枚の切り刃
4,4aをアルミ線1の丸棒部1bの中心に向かって上
下運動させることにより切断を行うようにしているた
め、2枚の切り刃4,4aのそれぞれが接し合ったアル
ミ線1の丸棒部1bの中心には凸部5(パーティングラ
イン)が残ることになり、その結果、このような状態に
切断されたアルミ線1の丸棒部1bを、図3に示すよう
に酸素と水素およびメチルアルコールの混合ガスを燃焼
させるバーナ3によりその形状を保持しつつ半溶融状態
に加熱し、そしてこのアルミ線1の丸棒部1bの中心
に、先端をクサビ状に構成した外部引き出しリード線2
を押し込んだ場合、前記凸部5により外部引き出しリー
ド線2の押し込み位置がばらつき、これにより、押し込
み不良やアルミ線1の丸棒部1bが異形状不良6を生じ
るという問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るもので、押し込み不良やアルミ線の丸棒部の異形状不
良が生じることのないアルミ電解コンデンサ用外部引き
出しリード線の接合方法を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミ電解コンデンサ用外部引き出しリード
線の接合方法は、所定の長さに切断し、かつ扁平部と丸
棒部を形成したアルミ線の丸棒部側端面に切断時に形成
された凸部を潰してクサビ状の凹部を形成し、続いてこ
のアルミ線の丸棒部を半溶融状態に加熱した状態で上記
クサビ状の凹部に先端をクサビ状にした外部引き出しリ
ード線を押し込んで接合するようにしたものである。
【0006】
【作用】上記した本発明の接合方法によれば、扁平部と
丸棒部を有するアルミ線における丸棒部の切断端面に予
切断時に形成された凸部を潰してクサビ状の凹部を形
成し、かつこの凹部に沿わせて、半溶融状態に加熱され
たアルミ線の丸棒部に外部引き出しリード線を押し込む
ようにしているため、前記凹部が外部引き出しリード線
の押し込み位置を決定づける作用をなすことになり、こ
れにより、外部引き出しリード線を押し込む瞬間に生じ
る押し込み位置のばらつきによる押し込み不良やアルミ
線の丸棒部の異形状不良という問題をなくすることがで
きるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。図1および図2において、11はアルミ線
で、このアルミ線11はアルミ電解コンデンサ用電極箔
に接続される偏平部11aと丸棒部11bを有してお
り、そしてこのアルミ線11における丸棒部11bに、
銅下地錫引鉄線(CP線)よりなる外部引き出しリード
線12が接合される。この接合においては、まず、図1
に示すように、アルミ線11の丸棒部11bの切断端面
中心部に加工軸13の先端部13aを接触させるととも
に、少量押し込むことにより、切断時に残った凸部14
を潰してクサビ状の凹部15を形成し、この凹部15に
外部引き出しリード線12の先端クサビ状部が案内され
るようにし、そして前記アルミ線11の丸棒部11b
を、酸素と水素およびメチルアルコールの混合ガスを燃
焼させるバーナ(図示せず)によりその形状を保持しつ
つ半溶融状態に加熱し、この状態で、前記外部引き出し
リード線12の先端クサビ状部を凹部15に沿わせてア
ルミ線11の丸棒部11bの中心に押し込むことによ
り、アルミ線11と外部引き出しリード線12を接合す
るものである。
【0008】上記したように本発明の実施例において
は、偏平部11aと丸棒部11bを有するアルミ線11
における丸棒部11bの切断端面に予め凹部15を形成
し、かつこの凹部15に沿わせて、半溶融状態に加熱さ
れたアルミ線11の丸棒部11bに外部引き出しリード
線12を押し込むことにより、アルミ線11と外部引き
出しリード線12を接合するようにしているため、前記
凹部15が外部引き出しリード線12の押し込み位置を
決定づける作用をなすことになり、これにより、切断時
に残った凸部14の影響による外部引き出しリード線1
2を押し込む瞬間に生じる押し込み位置のばらつきをな
くすることができるため、押し込み不良やアルミ線11
の丸棒部11bの異形状不良などの外観不良をなくすこ
とができるものである。
【0009】(表1)は本発明品と従来品との外観不良
から見た効果について比較した実験データを示したもの
である。
【0010】
【表1】
【0011】なお、本発明の実施例においては、凹部1
5の形状を、外部引き出しリード線12の先端クサビ状
部に合わせて同形状のクサビ状としたものについて説明
したが、図3に示すように外部引き出しリード線12a
の先端形状が円錐状の場合は、凹部15aの形状もそれ
に合わせて同形状もしくは近似形状にすればよいもので
ある。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明のアルミ電解コンデ
ンサ用外部引き出しリード線の接合方法によれば、扁平
部と丸棒部を有するアルミ線における丸棒部の切断端面
に予め切断時に形成された凸部を潰してクサビ状の凹部
を形成し、かつこの凹部に沿わせて、半溶融状態に加熱
されたアルミ線の丸棒部に外部引き出しリード線を押し
込むようにしているため、前記凹部が外部引き出しリー
ド線の押し込み位置を決定づける作用をなすことにな
り、これにより、外部引き出しリード線を押し込む瞬間
に生じる押し込み位置のばらつきによる押し込み不良や
アルミ線の丸棒部の異形状不良という問題をなくするこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
用外部引き出しリード線の接合方法の工程断面図
【図2】同接合方法における外部引き出しリード線とア
ルミ線の斜視図
【図3】本発明の他の実施例を示す接合方法における外
部引き出しリード線とアルミ線の斜視図
【図4】従来例を示すアルミ電解コンデンサ用外部引き
出しリード線の接合方法の工程斜視図
【図5】同接合方法における工程断面図
【符号の説明】
11 アルミ線 11a 偏平部 11b 丸棒部 12,12a 外部引き出しリード線 15,15a 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−32520(JP,A) 実開 昭52−167546(JP,U) 実開 昭54−176844(JP,U) 実公 昭34−21341(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/008

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の長さに切断し、かつ扁平部と丸棒部
    形成したアルミ線の丸棒部側端面に切断時に形成され
    た凸部を潰してクサビ状の凹部を形成し、続いてこのア
    ルミ線の丸棒部を半溶融状態に加熱した状態で上記クサ
    ビ状の凹部に先端をクサビ状にした外部引き出しリード
    線を押し込んで接合するようにしたアルミニウム電解コ
    ンデンサ用外部引き出しリード線の接合方法。
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