JP3338936B2 - 空気の流動感を体感するための擬似体感装置 - Google Patents

空気の流動感を体感するための擬似体感装置

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JP3338936B2 JP10039988A JP10039988A JP3338936B2 JP 3338936 B2 JP3338936 B2 JP 3338936B2 JP 10039988 A JP10039988 A JP 10039988A JP 10039988 A JP10039988 A JP 10039988A JP 3338936 B2 JP3338936 B2 JP 3338936B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号に応じて変化する空気圧を吹き出
し装置によって風を出力し、この風を椅子に座った利用
者の首部、顔部、外耳部あるいは頭髪部へ届くように位
置決めしたり、床から床上の利用者にめがけてこの風を
吹き出したことで、例えば利用者がそよ風の中を歩行し
ているような解放感やリアリティーを得る空気の流動感
を体感する疑似体感装置に関する。
【従来の技術】
音楽再生の現実感、臨場感、実在感などを表現するた
めには、現在のスピーカ再生のみでは十分ではない。そ
のために、オーディオメーカは皮膚感覚に訴える可振装
置(例ボディーソニック)を開発し製品化している。ま
た、空気圧を利用して高効率のホーンを形成するスピー
カが戦時中使用されていた。また、超低域雑音のフィル
ターとしてはビデオ・カメラ用に露出切り替えと連動し
てf特を変化させる技術が提案されている。
【発明が解決すべき課題】
ところで、このような皮膚可振装置は通常、椅子やソ
ファーあるいは床などに付加されて実施されており、当
然そこに触れない限り本来の効果はない。また床を加振
するタイプでは人の触ている確率は高いが、残念ながら
人体への接触面積は足の裏のみときわめて少なく、その
効果も比例して少ない。さらにこの可振装置は床のから
他の部屋へ伝わりやすく騒音の問題が生じる。特に深夜
にヘッドホンと組み合わせて利用する通常のケースで問
題になる。またこれは皮膚可振装置全般に言えることで
ある。一方、顔やうなじ等の露出部は皮膚の振動知覚や
触感が発達していることは知られており、顔に対して積
極的に可振するヘッドホン装置は特許出願されている。
しかしながらこの可振は人工的な感じを受け、しかも皮
膚障害、装着感の悪化などの致命的な問題がある。 またさらに、従来の加振装置では録音信号中に含まれ
る音圧以外の信号、例えば風切音、人体伝達音などの通
常の空気媒体音の相関特徴を持たない信号において、従
来では区別なく再生あるいは加振していた。従って、例
えば風切音は毎日生活中で耳にしている比較的気になら
ない音であるはずのものが、従来の再生方法では『ボ、
ボ、ボー』といった極めて大きな音でしかも腹にこたえ
るような体へ音圧感を伴った付帯音として存在感のある
音になっていた。もちろんこれを利用してチャイコフス
キー序曲1882年の大砲音を口で疑似創出する演奏が可能
になるといった利面もあるが、これはマルチモノラル録
音のなせる技であり、一般のステレオ・ハンディー・ビ
デオやバイノーラル、ワンポイントマイク収録といった
シンプルな録音においては、以上の理由により風切音は
常にノイズの扱いしかされてこなかった。つまり、そよ
風のようなさわやかなはずのものが再生時には大きなエ
ネルギーで体へ加振、加圧され大変不自然で不快感が大
きい。なお、このような音は超低域をカットしたり、マ
イクに防風をすることによって録音時に排除することも
可能である。しかしながらこの音によって感じ取られる
空気の流動感、清涼感、解放感、行動時のイメージ等の
表現の一要素を捨ててしまうことになる。 戦時中に高効率の音声伝達手段として使用された空気
圧スピーカは音声を形成するために風流の開口部には必
ずホーンが付けられており、ここに漏れてきた風力は直
ちに拡散するため音風形成には全く使用できない。 本発明の目的はこれら従来の疑似体感装置や低域フィ
ルターの種々の欠点を除去することにある。 今日CDやDAT等のデジタル録音再生が主流になってお
り、アナロクでは想像も付かないほど正確な超低域記
録、再生が可能になっている。ところが従来の考えのま
まではこの広帯域はマイクの吹かれを筆頭にする種々の
不慣れな面や不都合が生じ、例えばスピーカに直流に近
い信号が入ってボイスコイルの直線性領域を外れてしま
うという問題が生じる。従って、ソフト制作時にこのよ
うな不都合のある信号を除去するよう超低域のカット等
がなされている。このような操作はフィルターによる音
質悪化や位相の乱れ等を生じるだけで、なんら進歩性の
ある解決は成されていないのが現状である。本発明はこ
のような現状を鑑み超低域再生能力を最大限に利用しし
かも超低域の再生装置における副作用がない空気の流動
感を体感するための疑似体感装置を提供することを目的
としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は入力オーディオ
信号に応じて空気圧を増減させるように形成した空気圧
をコントロールする装置と、前記空気圧をコントロール
する装置から出力される空気の流れに方向性をもたせて
風を生成する吹き出し装置と、利用者の位置を決定する
ための座席装置とからなり、前記吹き出し装置から出力
された空気の流れが前記座席装置で位置決めされた利用
者の首部、顔部、外耳部および頭髪部の少なくとも一部
に風として届くように前記吹き出し装置を位置決めした
ことからなる、空気の流動感を体感するための疑似体感
装置が提供される。 また、別の特徴による本発明では、入力オーディオ信
号に応じて空気圧を増減させるように形成した空気圧を
コントロールする装置と、前記空気圧をコントロールす
る装置から出力される空気の流れに方向性をもたせて風
を生成する吹き出し装置と、前記空気圧をコントロール
する装置から出力される空気の流れ上に香料を設けるこ
とで風の出力に応じて香りを加える香料付加装置と、利
用者の位置を決定するための座席装置とからなり、前記
吹き出し装置から出力された空気の流れが前記座席装置
で位置決めされた利用者の首部、顔部、外耳部および頭
髪部の少なくとも一部に風として届くように前記吹き出
し装置を位置決めしたことからなる、空気の流動感を体
感するための疑似体感装置が提供される。 また更に、別の特徴による本発明では、入力オーディ
オ信号に応じて空気圧を増減させるように形成した空気
圧をコントロールする装置と、前記空気圧をコントロー
ルする装置から出力される空気の流れに方向性をもたせ
て風を生成し且つ床位置から上に吹き出すように形成し
た吹き出し装置とから成る、空気の流動感を体感するた
めの疑似体感装置が提供される。
【作用】
スピーカや可振装置あるいは専用に作られた低周波出
力装置などにパイプ等の音道を構成させ、音道の一端を
ノズル状にして、椅子に座った利用者の首部、顔部、外
耳部あるいは頭髪部へ届くように位置決めしたり、床位
置から床上の利用者に向ける。このようにすると、例え
ば10Hzの低周波によって形成された空気圧がノズルより
噴射され、聴取者へ“風”として提供される。 なお、このノズルは音圧を絞り通過空気の速度を高速
化することにより、ノズル周辺の空気を巻き込んで大量
の音風を出す作用、および音風に方向性を持たせたり、
交流音圧を非直線性にして流出方向を一方向に限定する
弁に近い作用を有する。 また、この空気の流動感を体感する疑似体感装置を高
度な高忠実度再生手段に用いるためには、音楽信号から
空気媒体音としての相関特徴を外れた信号を区別する信
号制御装置が必要であり、それにより空気の流動感を体
感する疑似体感装置用の信号を抽出したり、その抽出時
にメイン信号のコントロールを行なったり、あるいは通
常の再生装置において非空気媒体音を排除するために用
いられる。その具体的な作用は以下の通りである。 左右のステレオ信号を低周波数(例:30Hz〜120Hz)に
限定するフィルターとその信号の相関性を比較する比較
器によって相関性が低いと認知したときにその低周波数
の減衰度を軽減するか、あるいは増幅して空気の流動感
を体感する疑似体感装置用信号を形成する。このとき、
メイン信号の低周波数成分は逆に減じることが好まし
い。一方、左右信号の相関性が高い時は、空気の流動感
を体感する疑似体感装置用信号は抑えられ、メイン信号
はフラットな周波数特性をもたせることが好ましい。な
お、メイン信号とは、通常のスピーカへ向かう信号ある
いは皮膚可振装置用の信号のことであり、さらにスピー
カ用信号のみにスピーカの能力に応じて超低周波数のカ
ット等の処置も行なう。結果として空気の流動感を体感
する疑似体感装置用信号と皮膚可振装置用の信号とスピ
ーカ用信号は低周波数帯域においてそれぞれ異なった周
波数の制御が行なわれることが好ましい。また、空気の
流動感を体感する疑似体感装置用信号の制御のみは略30
Hz以下の音について相関性の区別なく出力する。その理
由は、この周波数帯域以下の超低周波数領域の空気媒体
音は、まるで空気が流れているような空気の流動感があ
り、音圧感覚から空気の流動感へ変化するからである。 なお、疑似音圧体感を主目的とする場合、つまり従来
の皮膚可振装置や超低音の代わりの物としてあるいは補
助用として空気の流動感を体感する疑似体感装置を使用
する場合は以上の制御方法に限定する必要はなく、スピ
ーカ用のメイン信号の単純な超低周波数の減衰制御ある
いは左右信号の相関性の低い音の除去をする制御のみに
とどめておくほうが望ましい。 またノズル付近等の風速の早い箇所に香料を設置する
ことにより、空気の流動感の体感と同時にさわやかな香
りを楽しむことができる。
【発明の実施の形態】
以下添付図面に基づいて本発明を説明する。 第1、2、3図は本発明の一実施例を示す斜視図、側面
図、正面図である。1は本体、2は音圧発生部、3は振
動ユニット、4は音道、5は音道を兼用させた吸音チェ
ンバー、6はノズル、7はヘッドレストである。 本体1は椅子の骨組みであり、脚部及び化粧用マット
は省略してある。本体1の下には、振動ユニット3(駆
動部及び配線は省略した)を有する音圧発生部2が取り
付けてある。この振動ユニット3は機械的振動及び音圧
振動を発生することを目的としており、機械的振動は、
本体1中聴取者のおしりをめがけて伝播するように構成
する。また、音圧振動は音圧発生部2の中からせりだす
音道4に伝わり、次に吸音チェンバー5にはいる。吸音
チェンバー5で音圧は中高域が吸音され、超低域のみ音
道4に伝わる。なお、吸音チェンバー5の中にはグラス
ウール等を挿入する(図示せず)。また吸音チェンバー
の構成壁面の素材を弾力性に富むものにすることによっ
て、聴取者の背中へ機械的振動を伝えることも可能であ
るが、この実施例では上記壁面は硬質材料を使用し、超
低域の音圧の伝播を効率よくしている。 さて、音道4まできた空気圧は5つのノズル6から外
気へ勢いよく放出される。この放出によってノズル回り
の空気を誘い込み、大量の音風となって吹き出す。な
お、この誘い込みは水圧を利用して風呂の水などを汲み
取る方式のポンプと同一の原理であり、従って上記ポン
プと同様にこのノズルの回りに空気を誘い込む円筒型の
囲いを設けるとより一層周辺空気の誘い込み効果が向上
する。本実施例の変形として、ノズルを聴取者の前方に
設けることも可能で、その場合外耳方向へ狙いをつけて
設置することが好ましい。なぜなら、比較的小さな音風
でも外耳で切る風の音が生じ、リアリティーあふれる外
耳風切り雑音が体験できる。 また更に、この空気の流動感を体感する疑似体感装置
を使用するに当たって、メイン用のスピーカは好ましく
は密閉型を使用する。なぜならバスレフ型スピーカでは
ダクトの吹き出し口で、上記の周辺空気誘い込み作用が
生じこれによって、ダクトから吹き出された音圧は非直
線性で、歪んだ音になるからであり、このような歪んだ
音は後記するように空気伝播音の再生時のみに限定する
方が好ましいからである。また、都合によりバスレフ型
スピーカをメイン・スピーカとして使用する場合には、
第6図のようにダクト8を包み込むように空気の流動速
度を抑える比較的粗い目のランダムな繊維の圧縮成形さ
れた筒状の物、ダクト・サイレンサー9をダクトに差し
込んだりダクト周辺に粘着付加して使用することが望ま
しい。これにより空気の流動感を体感する疑似体感装置
の動作時と未動作時の変化、つまり非空気伝播音と空気
伝播音の変化がより明確に表現され、同時にメイン・ス
ピーカの歪低減と音質向上を促する。 第4、5図は大型の空気の流動感を体感する疑似体感
装置の実施例を示す斜視図、上面図である。10はコンプ
レッサー、11、12、13は音道、14、15はタンク、17はノ
ズルであり、コンプレッサー10で作られた空気圧はタン
ク15でためられ、平滑化される。この圧力は音道12を経
て音風シャッター16へ送られる。このシャッター16には
図示していないが空気圧の遮蔽コントロールするシャッ
ター板およびそれを駆動するボイスコイル、磁気回路、
外部音声信号入力端子が設けられている。ここで制御さ
れた音圧は次に音道13を経てタンク15に送られ、さらに
平滑化および上記シャッターで生じた空気摩擦雑音を除
去した後、5つのノズル17から空気圧が勢いよく放出さ
れ、その結果ノズル17の受け持つ広い範囲で音風が形成
される。 なお、以上の実施例は基本的に建造物の内壁に埋め込
んで使用するように考えており、従って、種々の音道の
つながりは図示したような直線状である必要はない。ま
た各々のタンクも建造物の一部を使用してもよい。また
さらに、シャッター16の制御にはピエゾ素子の形状変化
を利用した弁、あるいは低周波数の動作のみで十分なた
め、車両用の電磁弁なども流用できる。そして、コンプ
レッサーは車両用等のエアコンの空気圧を使用すること
も可能である。ただし、空気圧がさほど高くないため、
その場合のシャッターおよび音風の吹き出し口は大型化
する必要がある。またこの実施例において、シャッター
の作動信号は音声信号を整流し、わずかに平滑化したも
のを使用している。これによって、シャッターは無信号
時には完全に閉じられ、音声信号が入ったときはじめて
シャッターが開けられる。従って、無信号時の無駄な空
気圧流出を防ぎ効率のよい音風がえられる。 また、吹き出し口であるノズルの設置場所によって様
々な効果がえられる。例えばディスコ遊技場で床一面に
設置することにより、ディスコサウンドに応じて下から
音風が吹き出し、スカートなどが舞い上がるといった効
果も期待できる。また頭上のシャンデリアや天井等に設
置し、しかもそのシャッターの作動周波数を振り分ける
ことにより、例えば低域音においては床から、中高域音
においては天井方向からといったバリエーションが楽し
むことができ、音楽イメージに連動した新しい空気の流
動感の体感、清涼感が得られる。 またさらに、空気の流動感を体感する疑似体感装置の
ノズル付近あるいはその他都合のよい空気の流動が生じ
る所に香料のカプセルを設置することにより、音風に応
じて香りの効果も得られ、上述のように複数の音風体感
装置で異なる香料を追加することにより、音楽に連動し
た香りのブレンドが創作がされるといった。際だった作
用効果が生じ、これは通常の2chスピーカのダクトへ置
くことによってもその効果は得られる。そしてこの香料
は本装置で必然的に生じる素材の悪臭を除去する効果も
あり、その観点からは徐臭材を設置することも考えられ
る。第6図はスピーカのダクト付近の断面斜視図で、上
記香料設置の状態を示す。バッフル18に支持されたダタ
ト8の内壁に緊張力で状態支持する可撓性プラスティッ
ク支持部材19が挿入されており、この支持部材19には通
気性の比較的よい多穴性の香料部材20が接着されてい
る。 また、音風の方向を入力信号に応じて変化させる実施
例を以下に述べる。 音風の方向を時々刻々と変化させようという主旨の実
施例であり、左右の信号を同位相あるいは逆位相で得た
音風源にそれぞれノズルを付け、しかもノズル同士を角
度をもって対向させる。このようにすると、各ノズルの
量の差あるいは変異の差、位相差によって合成された音
風の方向は常に変化する。そして、同相、逆相によって
音風の打ち消し効果もあり、後記するような信号制御を
せずとも左右の相関関係による制御を可能とする。ま
た、左右の信号差が少ない場合は、例えば超低域と中低
域の音量差によってもこの変化は付けることが可能であ
る。これによって、音風方向が時々刻々と変動するた
め、聴取者は常に新しい新鮮な音風感を味わうことが可
能になり、しかもこれがプログラムソースによって味わ
いが変わるという点が非常に楽しめることであろう。 第7図は空気媒体音の左右相関特徴を検出し、スピー
カ用メイン信号、皮膚体感装置、音風体感装置のための
音声信号を制御する回路の一例を示すものである。 以下その動作を中心に回路構成を説明する。 オーディオ信号21は左右チャンネルとも独立して低周
波数(30Hz〜120Hz)に限定するフィルター22を通り、
その信号の相関性を比較する左右相関比較部23によって
相関性が算出される。この算出は市販もされている両耳
相関係数測定装置等によって算出することが好ましい
が、単に左右の引算によって得られた交流信号を直流化
するのみでも可能である(この場合、通常相関性が低い
と出力電圧は高く、相関性が高いと出力電圧は低くな
り、上記両耳相関係数測定結果の出力とは逆さまの電圧
が出力される。従って、この引算のみの構成の場合、出
力電圧の±を反転させるかあるいは制御器24、25の動作
を反転させるかあるいは反転器26を制御器24側の演算信
号28の間に移すといった変更が必要である。また、上記
周波数範囲の上限を120Hz以下の範囲としたのは体が音
圧感覚を十分に感じるのがこの範囲のためである。なお
この範囲は多少の個人差もあるが、特に皮膚温度の違い
で大きく変化することが応用物理学会誌などで発表され
ている)。ここで算出された信号はまず、空気の流動感
を体感する疑似体感装置用の2チャンネル制御増幅器24
の増幅度の制御をする制御器24に与えられる。この制御
器24は算出信号28が大きいときに、制御増幅器24のフィ
ードバックが大きくなるように作用し、また算出信号28
が小さいときはフィードバックが小さくなるように動作
する。以上の回路構成によって、例えば風に吹かれて外
耳で風切音が生じたときの音がオーディオ信号に含まれ
ていた場合、通常の波長の長い低音のような相関性は全
く無く、従って、算出信号は小さくなり、結果として空
気の流動感を体感する疑似体感装置用出力信号29は減衰
せずにあるいは増幅されて出力される。なお、通常の楽
音、例えばパイプオルガンの低音域の場合、例えば30Hz
〜120Hzの間の音であれば音量の大小に関わらず算出信
号28の値は相関性が高いと言うことで大きくなり(1に
近付く)、従って空気の流動感を体感する疑似体感装置
用信号29は小くなる。なお、制御器24には30Hz以下の周
波数が制御されずにすむようにわざと低域特性を延ばし
ていない。従って、30Hz以下の音風に近い超低域は無制
限に空気の流動感を体感する疑似体感装置用の信号とし
て抽出されている。 なお上記空気の流動感を体感する疑似体感装置用信号
の制御の動作と連動してメイン信号30および皮膚加振装
置用信号31の低周波数成分(30Hz〜120Hz)は逆に動作
する操作を行う。その具体的な構成は以下の通りであ
る。演算信号28は2分され、反転器26によって±が反転
され制御器25に入力される。この制御器25は増幅器32を
フィードバック制御するもので、その動作周波数範囲は
フィルター部33で限定される。ここでは1Hz〜120Hzの範
囲としている。なお、この限定周波数の下限を最大限に
とっているのは風切音などの非空気伝播音の超低域も十
分抑制するためである。また、この抑制は相関性の高い
音楽信号においては抑制されないので、パイプオルガン
等の楽音はそのまま増幅器32を通過する。以上のように
して制御されたオーディオ信号はそのままメイン信号30
および皮膚加振装置用信号31として出力される。またメ
イン信号は装置の能力に応じてフィルター34などを通過
させておくことも考えられる。このフィルター34は装置
の保護および低周波変調を押さえる目的で備えられてい
る。 結果として空気の流動感を体感する疑似体感装置用信
号29と皮膚可振装置用の信号31とスピーカ用のメイン信
号30は低周波数帯域においてそれぞれ異なった周波数の
制御が行なわれる。 なお、疑似音圧体感を主目的とする場合、つまり従来
の皮膚可振装置や超低音の代わりの物としてあるいは補
助用として空気の流動感を体感する疑似体感装置を使用
する場合は以上の制御方法に限定する必要はなく、フィ
ルター34の減衰制御あるいは左右信号の相関性の低い音
の除去をする制御のみにとどめておくほうが望ましい。
【発明の効果】
CDやDAT等のデジタル信号に入っている数Hzからの超
低音を疑似体感することを主眼にしており、音風として
人体に提供する装置である。これにより、スピーカやヘ
ッドホンでは得られない低域の音圧疑似体感を空気の流
動感を体感する疑似体感装置として提供できる。 そして、従来の可振振装置と異なり、頭部付近を含む
人体全体に対して疑似体感効果を提供できる。また、可
振時に人体に無接触であるため、原音場の音圧体感によ
り近いイメージを提供可能である。また周波数を可聴外
に限定すれば、音圧としてのエネルギーが不要なため、
騒音がなく深夜の音楽鑑賞を存分に楽しむことができ
る。 この空気の流動感を体感する疑似体感装置は従来きわ
めて大型のスピーカでなければ再生不可能であった超低
域を空気の流動感として疑似体験することが可能になる
格別の効果がある。例えば20Hzの音は可聴の限界に近い
音であり、その音の認識は耳以外に大きく依存してい
る。その一つが体全体の皮膚が感じる振動感であり、も
うひとつが低周波特有の空気の流動感である。本発明は
この空気の流動感を再現するもので、かりに音圧として
超低域が再生されていなくともこの流動感によって疑似
体験が可能になる。20Hz以下のような超低域に限定して
言うなら従来の皮膚可振装置をはるかにしのぐ疑似体感
が得られる。なぜならば、例えば1秒間に20回程度の振
動は皮膚感触としては加速度変化が少ないため体にあま
り感じられないからである。また、カー・オーディオの
場合、車体が常に振動しているという特質から従来の皮
膚可振装置は効果が大きく減少してしまうのに対して、
本発明の空気の流動感を体感する疑似体感装置は振動に
依存していないので、如何なる振動の多い車においても
低音の疑似体感が十分に楽しめる。さらに、頭髪にも音
風が行くように構成すれば、超低域に感じる髪の振動感
が再現できる。この頭髪の振動感はその表面積の量から
も推察できるように以外に大きくその意味からも効果は
多大である。 以上のように、楽音のみに関しても従来のスピーカや
ヘッドホン等如何なる方式の装置でも得られない低域の
新しい体感が得られる。また、自然界で毎日体験するよ
うな外耳の吹かれ、風切音をシュミュレートすることが
可能であり、特にノズルを聴取者の前方に設けることに
より比較的小さな音風で外耳で切る風の音が生じ、さら
に、顔やうなじ等の露出部の振動知覚や触感が発達して
いるところに、積極的に音風を吹き付けることがノズル
の方向性制御にて体感させることができるので、聴取者
自らそよ風の中を歩行しているような解放感、リアリテ
ィーが得られる。また、従来のように非接触のため、皮
膚障害、装着感の悪化などの影響を免れることができ人
工感をも排除する効果が生じる。 また、従来の可振振装置と異なり、頭部付近を含む人
体全体に対して疑似体感効果を提供できる。特に上記の
ように人体に無接触で楽しめるため、原音場の音圧体感
により近いイメージを提供可能であり、非接触のためデ
ィスコのように体を常に動かしているような聴取者であ
ってもその効果が十分に得られる。 また、音風形成には音圧源を使用せずに直流的な空圧
からエネルギーを供給する構成も取れるため、音風のみ
で騒音がなく深夜の音楽鑑賞を存分に楽しむ効果があ
る。さらに、メイン信号側の制御周波数を最大限にとっ
た。これにより風切音などの非空気伝播音における超低
域を十分抑制できるようになった。また、この抑制は相
関性の高い音楽信号においては抑制されないので、パイ
プオルガンの低音等の楽音はそのまま増幅器32を通過
し、楽音は歪めずに再生できる。 一方、吹き出し口であるノズルの設置場所によって様
々な効果がえられる。例えばディスコ遊技場で床一面に
設置することにより、ディスコサウンドに応じて下から
音風が吹き出し、スカートなどが舞い上がるといった効
果も期待できる。また頭上のシャンデリアや天井等に設
置し、しかもそのシャッターの作動周波数を振り分ける
ことにより、例えば低域音においては床から、中高域音
においては天井方向からといったバリエーションが楽し
むことができ、音楽イメージに連動した新しい空気の流
動感を体感する疑似体感、清涼感が得られる。 さらに、香料カプセル設置により、音風に連動した香
りが楽しめ、複数の空気の流動感を体感する疑似体感装
置で異なる香料を使用することにより、音楽に連動した
香りのブレンドが創作がされる。そしてこの香料は本装
置で必然的に生じる素材の悪臭を除去する効果もある。 装置の製造面において、シャッター16は低周波数の動
作のみで十分なため、車両用の電磁弁なども流用できる
のでコスト面で有利であり、コンプレッサーも車両用等
のエアコンの空気圧を使用することも可能なため兼用設
計が可能で、しかも温度調節がきいた音風を楽しむこと
もできる。 なお、使用したノズルの効果は音圧を絞り通過空気の
速度を高速化し、ノズル周辺の空気を巻き込んで大量の
音風を出す効果と音風に方向性を持たせたり、流出方向
を一方向に限定する弁に近い効果を有する。 以上が空気の流動感を体感する疑似体感装置のみの効
果であるが、この音風を制御する関連として使用する電
気回路の特徴を下記に述べる。 相関の説明:通常超低音は波長が長いため、左右信号
の相関性は高い特徴があり、また体感経験としてもこの
ように左右相関が高い音は音源が実在すると人体は知覚
する。一方相関が低い超低音は音源が実在しない、例え
ば風が外耳を横切って生じる風切り音と認識される。こ
のような相関が低い音においては超低音の音圧エネルギ
ーが強いことはなく、腹に響くような音圧感は存在しな
い。従って、従来の皮膚可振装置とメインの再生音を相
関の高い信号にて作動させ、相関の低い信号にて本発明
の空気の流動感を体感する疑似体感装置を作動させるよ
うにすると原音に忠実なな体感が得られる。 本発明は以上を鑑みたものである。信号制御方法は音
楽信号から空気媒体音としての相関特徴を外れた非空気
媒体音信号を区別することが可能で。それにより空気の
流動感を体感する疑似体感装置用の信号を抽出したり、
その抽出時にメイン信号のコントロールを行なったり、
あるいは通常の再生装置において非空気媒体音を排除す
る効果が得られる。 この非空気媒体音とは、風切音、人体伝達音などの通
常の空気媒体音の左右相関特徴を持たない信号を意味
し、低周波の特徴である左右相関性の高い音とを区別し
ている。例えば、風や吐息において生じる外耳風切音が
オーディオ信号に混入しているとき、空気の流動感を体
感する疑似体感装置は大きく、そしてスピーカおよび皮
膚体感装置は低周波数帯域において小さくなるようにで
きる。これは、吐息が怪獣のように迫力のあるものにな
らないようにする効果があり、空気の流動感、清涼感、
解放感、行動時のイメージ等の表現の一要素を捨てずに
楽しむことが可能となる。つまり、風切り音が大きなエ
ネルギー感を有さずに、そよ風のようにさわやかで自然
な聴こえ方になる。空気の流動感を体感する疑似体感装
置を使用せずともこの感じは得られる。つまり、風切り
音の再生時には急激に体に感じるような腹に応えるよう
な低音成分を排除するので、擬似的ではあるが同一のイ
メージが得られる。 上記の制御は再生時のみならず、録音用としてもこの
制御は効果は発揮する。例えば、ステレオ・ハンディー
・ビデオやバイノーラル、ワンポイントマイク収録の録
音時にこの制御を行なうことにより、十分な音風雑音排
除能力と楽音における超低域の記録能力を両立させるこ
とが可能になる。そして、超低域のフィルターやマイク
の風防による音質悪化も除去可能になる。これは2つの
マイク・ユニットをワンパッケイジしたマイクロホンの
回路に適用することも必然的に考えられる。 なお空気の流動感を体感する疑似体感装置用の信号とし
ては、30Hz以下の音については相関性の区別なく出力す
る構成を取っている。それによりこの超低周波数領域の
音の空気の流動感を相関性の有無に関係なく音風体感用
信号として出力され、現実のイメージに近い再生が得ら
れる。 なお、特開昭61−5700号の低域雑音除去回路に低域の
相関において非相関音を低減する回路が開示されてい
る。これは波長の長い楽音と波長の長い雑音を左右信号
を合成することにより重ねの原理によってランダムなノ
イズにあたる信号を低減する回路である。一見類似する
ようであるが以下のような問題がある。 …左右の合成が常に行なわれているので音質上好まし
くない。理屈では波長の長い低音はモノーラルで十分に
思われるが、左右信号の位相差によって、再生音場に低
音のゆらぎが発生する。これが臨場感、音楽の躍動感の
再生能力に関与することはよく知られている。例えば理
屈で言える点としては、低音域がモノーラルの場合、再
生する空間の定在波が鮮明に発生するといった問題があ
る。 …低音域の左右の位相差によって生じる高調波成分が
創出される。 …外耳の風きり音などの表現を不得手とする。 …複数の情報を重ねることによりランダムな物を排除
するという思想は測定の分野においては多大な効果を生
んでいるが、それは数十回から数百回の重ねによる効果
であり、この発明のように1回の重ねではその排除能力
は極めて薄い。この場合は単にカートリッジのミス・ト
レーシング特有の同音量異位相音が引算される点のみが
効果と言える。 以上のような欠点が指摘できるのだが、この特開昭61
−5700号は内容から、その低域雑音はアナログ・レコー
ドのトレース・ミスによって生じる雑音をだけは、効果
が期待できる。しかしながら、このようなトレース・ミ
スと類似する伝送系の雑音は極めて特殊で現在以降主流
といえるディジタル・オーディオにおいては皆無であ
り、この回路は効果がなく無用である。デジタルの場合
相関の違いは全て録音時の種々の情報を含んでいると考
える方が正しい。従って、本発明ではその時々刻々と変
化する相関の相違を認識した上で、低域の制御を行なっ
ているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を椅子に適応させた実施例を示す斜視
図。 第2図は第1図の側面図。 第3図は第1図の正面図。 第4図は本発明を大型化した時の実施例を示す斜視図。 第5図は第4図の上視図。 第6図はスピーカのダクト近傍を表す部分断面図。 第7図は回路図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−62700(JP,A) 特開 昭51−14018(JP,A) 特開 昭56−133624(JP,A) 特開 昭62−202698(JP,A) 特開 昭63−294100(JP,A) 実開 昭59−50178(JP,U) 実開 昭63−33288(JP,U) 実開 昭60−121389(JP,U) 実開 昭55−68892(JP,U) 実開 昭57−98092(JP,U) 実開 昭57−171014(JP,U) 実開 昭60−153084(JP,U) 実公 昭57−31580(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力オーディオ信号に応じて空気圧を増減
    させるように形成した空気圧をコントロールする装置
    と、前記空気圧をコントロールする装置から出力される
    空気の流れに方向性をもたせて風を生成する吹き出し装
    置と、利用者の位置を決定するための座席装置とからな
    り、前記吹き出し装置から出力された空気の流れが前記
    座席装置で位置決めされた利用者の首部、顔部、外耳部
    および頭髪部の少なくとも一部に風として届くように前
    記吹き出し装置を位置決めしたことからなる、空気の流
    動感を体感するための疑似体感装置。
  2. 【請求項2】入力オーディオ信号に応じて空気圧を増減
    させるように形成した空気圧をコントロールする装置
    と、前記空気圧をコントロールする装置から出力される
    空気の流れに方向性をもたせて風を生成する吹き出し装
    置と、前記空気圧をコントロールする装置から出力され
    る空気の流れ上に香料を設けることで風の出力に応じて
    香りを加える香料付加装置と、利用者の位置を決定する
    ための座席装置とからなり、前記吹き出し装置から出力
    された空気の流れが前記座席装置で位置決めされた利用
    者の首部、顔部、外耳部および頭髪部の少なくとも一部
    に風として届くように前記吹き出し装置を位置決めした
    ことからなる、空気の流動感を体感するための疑似体感
    装置。
  3. 【請求項3】入力オーディオ信号に応じて空気圧を増減
    させるように形成した空気圧をコントロールする装置
    と、前記空気圧をコントロールする装置から出力される
    空気の流れに方向性をもたせて風を生成し且つ床位置か
    ら上に吹き出すように形成した吹き出し装置とから成
    る、空気の流動感を体感するための疑似体感装置。
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