JP3337936B2 - 建築板の積載構造 - Google Patents

建築板の積載構造

Info

Publication number
JP3337936B2
JP3337936B2 JP03436697A JP3436697A JP3337936B2 JP 3337936 B2 JP3337936 B2 JP 3337936B2 JP 03436697 A JP03436697 A JP 03436697A JP 3436697 A JP3436697 A JP 3436697A JP 3337936 B2 JP3337936 B2 JP 3337936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building board
building
pair
units
loading structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03436697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10218268A (ja
Inventor
一男 歌書
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiha Corp filed Critical Nichiha Corp
Priority to JP03436697A priority Critical patent/JP3337936B2/ja
Publication of JPH10218268A publication Critical patent/JPH10218268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3337936B2 publication Critical patent/JP3337936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は例えば繊維補強セ
メント板のような建築板の積載構造に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】 例えば繊維補強セメント板は屋根材、
外壁材等の建築板に使用されるが、該繊維補強セメント
板を製造するには、木質繊維、合成繊維等の補強繊維と
セメントとを主体とする原料混合物を型板上に散布して
水分存在下に圧締加熱養生硬化せしめる乾式法あるいは
半乾式法、該原料混合物をスラリーとして抄造脱水し、
得られた抄造シートを所定枚積層した積層物を圧締加熱
養生硬化せしめる湿式法、該スラリーを成形枠に注入し
て抄造脱水し、その後養生硬化せしめる注型法等によっ
て製造されるが、いずれの方法においても、該製品は製
造直後パレット上に積載して輸送されたり保管されたり
する。
【0003】
【従来の技術】 従来は該繊維補強セメント板のような
建築板は単に所定枚数パレット積重ね、テープ状体にて
結束していた(例えば実開昭63−23287号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 上記したように、乾
式法、湿式法等を問わず繊維補強セメント板は、積載時
に最終工程である圧締加熱養生工程あるいは塗装工程に
よって加熱されており、したがって積載中に放熱して自
然冷却されるが、上記したように従来の単に積重ねるだ
けの方式では、積載物の上部、中間部、下部で放熱の度
合い、即ち自然冷却の度合いが異なり、したがって繊維
補強セメント板の養生硬化の度合いや表面の塗装膜の乾
燥あるいは硬化の度合い、更には該繊維補強セメント板
自体の温度変化による変形の度合いも上部、中間部、下
部で異なり、製品の品質にばらつきを生ずるおそれがあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、矩形状本体部(1A)と、
根端に向って巾が減少する根端部(1B) とからなり、先端
縁よりも根端縁の方が短く設定されている略ベース板形
状の建築板(1) を複数枚向きを一致させて重ねてバンド
(3) 結束を行った一段目のユニット(4) の一対を根端を
若干のスペースSを介して突き合わせてパレット(5) 上
に載置し、更にその上に根端を若干のスペースSを介し
て突き合わせた二段目のユニット(4) の一対を略90°
回して位相をずらした状態で載置し、このようにして複
数段のユニット(4) の一対を相互に略90°回して位相
をずらした状態で逐次載置することによって、該建築板
(1) の塗装 工程による余熱を放散せしめるため、中心に
該スペースSによる上下に貫通 する空気流通孔Pを形成
した建築板(1) の積載構造を提供するものである。該建
築板(1) は繊維補強セメント板であることが好ましく、
上記ユニット(4) において、建築板(1) は通常5〜15
枚重ねられることが好ましい
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明を図1〜図5に示す一具
体例によって説明すれば、図1に示す建築板(1) は繊維
補強セメント板からなり屋根材として使用されるもの
で、矩形状本体部分(1A)と巾が根端に向かって減少し両
辺が凹曲線状となっている根端部(1B)とからなり、した
がって先端縁よりも根端 縁の方が短く設定されている略
ベース板形状を有しており、通常厚みは5〜7mmに設定
されている。該建築板(1) は加熱養生後表面に塗装が施
され、該塗装膜を加熱乾燥した後、図2に示すように通
常5〜15枚(例えば10枚)向きを一致させて重ねら
れ、前端部を厚紙のような保護シート(2) によって被覆
しバンド(3) によって結束してユニット(4) とされる。
バンド(3) はテープ状でも紐状でもよい。
【0007】 該ユニット(4) の一対は図3に示すよう
にパレット(5)上に載置されるが、この際該一対のユニ
ット(4) の根端を若干のスペースSを介して突き合わせ
た状態とする。該スペースSの巾は通常5〜10mmとす
る。このようにして一段目のユニット(4) の一対をパレ
ット(5) 上に載置したらその上に二段目のユニット(4)
の一対を載置するが、この際には図4に示すように一段
目のユニット(4) の一対に対して略90°回して位相を
ずらした状態で載置する。
【0008】 このようにして図5に示すように複数段
(例えば15段)のユニット(4) の一対を相互略90°
回して位相をずらした状態で載置すると、各段のユニッ
ト(4) の一対のスペースSが相互にクロスして積重ねら
れることによって積載物(6) の中心部に上下に貫通する
空気流通孔Pが形成される。したがって積載物(6) の各
段のユニット(4) の各建築板(1) には製造直後積載状態
で塗装後の加熱乾燥工程の余熱が残存しているが、該余
熱は該積載物(6) の周壁のみならず該空気流通孔Pから
も外部に放散し、したがって積載物(6) の各建築板(1)
は略均一に冷却される。
【0009】 本発明は上記具体例によって限定される
ものではなく、建築板(1) の形状は略ベース板形状であ
ればよく、例えば図6イに示す矩形 状本体部(11A) に連
接する根端部(11B) の両辺が凸曲線状となっている建築
板(11)、ロに示す矩形状本体部(21A) に連接する根端部
(21B) の両辺が直線状に傾斜している建築板(21)、ある
いはロに示す矩形状本体部(21A) に連接 する根端部(21
B) の両辺が根端で合一して頂点を形成した形状のも
の、またロに示す矩形状本体部(21A) に連接する根端部
(21B) の両辺の間隔を大きくあけて矩形の根辺両端角部
を小さく斜めに切落したような形状のもの、ハに示す
形状本体部(31A) に連接する根端部(31B) の両辺が凸曲
線とそれに連なる凹曲線とからなる形状の建築板(31)等
の形状のもの、あるいは上記イ、ロ、ハの形状を丸角に
したもの等はすべて本発明に言う略ベース板形状に含ま
れる。
【0010】
【発明の効果】 本発明では積載された建築板の放熱が
略均一に行なわれるので、各建築板の養生硬化の度合い
や塗装膜の乾燥あるいは硬化の度合い、更には該建築板
の放熱による変形も一様になり、製品の品質のばらつき
が少なくなる。
【図面の簡単な説明】図1〜図5は本発明の一具体例を
示すものである。
【図1】 建築板斜視図
【図2】 ユニット斜視図
【図3】 パレットに一段目のユニットの一対を載置し
た状態の平面図
【図4】 パレットに二段目のユニットの一対を載置し
た状態の平面図
【図5】 パレット上の積載物の側面図
【図6】 イ、ロ、ハは上記具体例以外の建築板の形状
を示す説明図
【符号の説明】 1,11,21,31 建築板1A,11A,21A,31A 矩形状本体部 1B,11B,21B,31B 根端部 3 バンド 4 ユニット 5 パレット 6 積載物 S スペース P 空気流通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/46 B65D 71/02 E04D 1/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状本体部と、根端に向って巾が減少す
    る根端部とからな り、先端縁よりも根端縁の方が短く設
    定されている略ベース板形状の建築板を複数枚向きを一
    致させて重ねてバンド結束を行った一段目のユニットの
    一対を根端を若干のスペースを介して突き合わせてパレ
    ット上に載置し、更にその上に根端を若干のスペースを
    介して突き合わせた二段目のユニットの一対を略90°
    回して位相をずらした状態で載置し、このようにして複
    数段のユニットの一対を相互に略90°回して位相をず
    らした状態で逐次載置することによって、該建築板の塗
    装工程による余熱を放散せしめるため、中心に該スペー
    スによる上下に貫通する空気流通孔を形成したことを特
    徴とする建築板の積載構造
  2. 【請求項2】該建築板は繊維補強セメント板である請求
    項1に記載の建築板の積載構造
  3. 【請求項3】該ユニットは該建築板を5〜15枚重ねた
    ものである請求項1または2に記載の建築板の積載構造
JP03436697A 1997-01-31 1997-01-31 建築板の積載構造 Expired - Fee Related JP3337936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03436697A JP3337936B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 建築板の積載構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03436697A JP3337936B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 建築板の積載構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10218268A JPH10218268A (ja) 1998-08-18
JP3337936B2 true JP3337936B2 (ja) 2002-10-28

Family

ID=12412180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03436697A Expired - Fee Related JP3337936B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 建築板の積載構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3337936B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10218268A (ja) 1998-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2424889A1 (en) Composite building material
EP0246208A1 (en) A heat form pressed product and a method of heat form pressing
JP3337936B2 (ja) 建築板の積載構造
JP3439313B2 (ja) 建築板の積載構造
JPS6014701B2 (ja) 軽量外壁材及びその製造方法
EP0006080B1 (en) a method of manufacturing a laminate
JP3919913B2 (ja) 建築板の積載構造
JPH0834014A (ja) 無機質板養生用パレット
EP0253628A2 (en) Method for manufacturing plywood sheets
US20230250652A1 (en) Concrete form apparatus and method of using
JPS63210346A (ja) 平板屋根材及びその製造法
WO1983003276A1 (en) Procedure for manufacturing a compound slab
JP2000027358A (ja) 凹凸模様を有するセメント系ボードおよびその製造用型板
JPS5914345Y2 (ja) 密度差を有する梱包用材料
TWM626563U (zh) 模板
JPS589935Y2 (ja) モルタル下地板
JP2600795B2 (ja) セメント板状製品の製造方法
JP4871446B2 (ja) セメント、粘土、石綿のいずれかからなる圧縮成形品の支持受体
JPH10126088A (ja) 電波吸収プレキャストコンクリート板の製造方法およびそれに用いるパネルユニット
JPS5879887A (ja) 繊維セメント板の養生方法
JP2000071221A (ja) セメント系ボードの製造方法とその型板
JPH0512269Y2 (ja)
JP2001012055A (ja) 出隅部構造
JPS623086A (ja) セメント板の製造方法
JPH1113214A (ja) 屋根材

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020723

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees