JP3337430B2 - ホローカソード型のカラープラズマディスプレイパネル - Google Patents

ホローカソード型のカラープラズマディスプレイパネル

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JP3337430B2
JP3337430B2 JP31671198A JP31671198A JP3337430B2 JP 3337430 B2 JP3337430 B2 JP 3337430B2 JP 31671198 A JP31671198 A JP 31671198A JP 31671198 A JP31671198 A JP 31671198A JP 3337430 B2 JP3337430 B2 JP 3337430B2
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    • H01J2211/20Constructional details
    • H01J2211/48Sealing, e.g. seals specially adapted for leading-in conductors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホロー(hollow)カソ
ード型のカラープラズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラズマディスプレイパネル
は、セル内部の気体放電現象を利用して画像を表示する
発光型素子の一種であり、パネルの製造工程が簡単であ
り、画面の大型化が容易であり、応答速度が速い。この
ため、大型画面の平板型画像表示装置、HDTV(High
Definition Television)、及び壁掛けTVの時代を指向
する画像表示素子として脚光を浴びている。
【0003】図1は従来の技術のプラズマディスプレイ
パネルセルの全体構成図である。
【0004】図1に示すような従来の3電極面放電のカ
ラープラズマディスプレイパネルは、画像の表示面であ
る上部基板1と、前記上部基板1と一定の距離をおいて
平行に位置する下部基板2とを備える。前記上部基板1
に対向する前記下部基板2面に一定の間隙に複数個の隔
壁3が配列されている。前記カラープラズマディスプレ
イパネルには、前記上部基板1と下部基板2との結合に
より、前記隔壁3で仕分けられた複数個の放電空間が形
成されている。
【0005】前記パネルの構造を更に具体的に以下に説
明する。
【0006】複数個の隔壁3の間にアドレス電極4が1
個ずつ形成されており、各放電空間の内部面のうち両側
隔壁3面及び下部基板2面に該当アドレス電極4を覆う
ように蛍光体膜5が形成されており、下部基板2に対向
する上部基板1上に交互に1個ずつ一定の間隙に複数個
の維持電極が構成されている。前記維持電極は透明電極
6と金属電極7とから構成される。ここで、前記維持電
極は複数個のアドレス電極4と直交するように形成さ
れ、その交差部は一つの放電セルをなしている。この
際、蛍光体膜は、放電時に可視光線を放出する。
【0007】又、前記維持電極上には放電電流を制限す
る誘電体膜8が形成されており、前記誘電体膜8上には
維持電極及び誘電体膜8を保護する保護層9が形成され
ており、各放電空間の内部にはペニング効果(penning e
ffect)を誘発する放電ガスが注入されている。
【0008】そして、プラズマディスプレイパネルを駆
動させるための電源は、図2に示すように、連結ワイヤ
を介して上部基板1の電極パッド部10まで延びた金属
電極7と駆動回路とが連結されて供給される。放電空間
は、前記電極パッド部10の外側のシーリング部20に
フリットシールを形成して上下部基板1、2を合着させ
て形成する。
【0009】次に、上記のように構成された3電極面放
電のカラープラズマディスプレイパネルの各放電セルに
画像が表示される過程について説明する。
【0010】まず、維持電極に放電電圧が供給されると
ともにアドレス電極4にアドレス信号が供給されると、
セル内部に書込み(writing)放電が起こる。この後、維
持電極へ発光維持電圧が供給されると、維持電極の間に
維持放電が発生する。この放電によってセル内部に電界
が発生すると、放電ガス中の微量電子が加速され、その
加速された電子と中性粒子とが連鎖的に衝突する。そし
て、その衝突された多数の中性粒子から速い速度で電子
とイオンとが電離され、放電ガスがプラズマ状態になる
と、この際真空紫外線が発生する。この真空紫外線によ
って蛍光体膜が励起されて可視光線が発生する。この可
視光線は上部基板1を介して外部へ出射される。その結
果、各セルが一定の時間にわたって発光してプラズマデ
ィスプレイパネルに画像が具現される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術の
プラズマディスプレイパネルは、上部パネルと下部パネ
ルとが封止された後、パネル内に高圧に放電ガスが充填
されていることから、全体的にパネルの中心部が膨れる
ため、セルの放電時の放電電圧が不均一となり、シーリ
ング領域で亀裂ができる問題点があった。
【0012】更に、従来の技術のプラズマディスプレイ
パネルは、プラズマ放電原理によって維持電極に放電開
始電圧を印加して面放電を起こすため、セルの放電面積
が非常に狭い。勿論、維持電極に印加される放電開始電
圧の電位が高ければ、ある程度セルの放電領域が広くす
ることはできる。しかし、放電開始電圧の電位が高けれ
ば、放電電圧が上昇して各セル内の内部圧力が適切に維
持されず、しかも高い放電電圧に起因して蛍光体膜が損
傷されるという問題点があった。
【0013】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、蛍光体膜の塗布面積を増加させ、且
断面が弧状の溝型電極の電界特性によるホローカソー
ド対向放電を利用することで、従来よりも優れた輝度特
性を有するプラズマディスプレイパネルを提供すること
をその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、下部基板に断面が弧状の溝形態の電極を形
成して上部基板の電極の間で発生するホローカソード対
向放電を利用することを特徴とする。
【0015】すなわち、本発明は、基板、誘電体膜、金
属シートのうち何れか一つを断面が弧状の溝形態に形成
して透明電極とアドレス電極をラウンド状またはアーク
状に形成して、隔壁の内周面に形成された電極と上部電
極との間に発生するホローカソード対向放電を利用する
プラズマディスプレイパネルである。
【0016】そして、本発明は、プラズマディスプレイ
パネルの隔壁間領域毎に所定のシール(seal)を形成して
上部基板と下部基板とを合着させることで、各放電セル
の間の密閉信頼度を高めた。
【0017】本発明のホローカソード型のカラープラズ
マディスプレイパネルは、上部基板上に電極が形成さ
れ、前記電極の全面に第1誘電体膜、保護膜が順次形成
された上部パネルと、前記上部パネルに対向するように
下部基板上に一定の厚さの第2誘電体膜が形成された
後、前記第2誘電体膜を所定の深さまでエッチングして
断面が弧状の溝領域が形成され、前記領域の内周面に
アドレス電極、蛍光体膜が順次積層された下部パネルと
を備えることを特徴とし、このことにより、上記の目的
が達成される。
【0018】前記電極は、前記アドレス電極と対向放電
する電極であることを特徴としてもよい。
【0019】前記電極は透明電極からなることを特徴と
してもよい。
【0020】前記第2誘電体膜は、酸化鉛(PbO2)
等を含有する低融点ガラス材の隔壁材からなることを特
徴としてもよい。
【0021】上部基板上に電極が形成され、前記電極の
全面に第1誘電体膜、保護膜が順次形成され、前記保護
膜上に電極と直交するようにアドレス電極が形成された
上部パネルを備えることを特徴としてもよい。
【0022】上部パネルに対向するように下部基板上に
所定の厚さに金属シートが形成された後、前記金属シー
トを所定の深さまでエッチングして隔壁が形成され、前
記隔壁の内周面に蛍光体膜が塗布された下部パネルを備
えることを特徴としてもよい。
【0023】前記隔壁は、金属シートと第2誘電体膜と
から形成されたことを特徴としてもよい。
【0024】前記隔壁は、金属シートを10,000μ
m以上の深さまでエッチングして形成されることを特徴
としてもよい。
【0025】本発明のホローカソード型のカラープラズ
マディスプレイパネルは、上部基板上に透明電極が形成
され、前記電極の全面に第1誘電体膜、保護膜が順次形
成され、前記保護膜上に電極と直交するようにアドレス
電極が形成された上部パネルと、前記上部パネルに対向
するように下部基板上に所定の厚さに金属シートが形成
された後、前記金属シートが所定の深さまでエッチング
されて隔壁が形成され、前記隔壁の内周面に蛍光体膜が
塗布された下部パネルとを備えることを特徴とし、この
ことにより、上記の目的が達成される。
【0026】本発明のホローカソード型のカラープラズ
マディスプレイパネルは、一定の厚さ及び幅に上部基板
をエッチングして断面が弧状の溝領域が形成された後、
前記溝領域内に多数個の電極が形成されるとともに、前
記電極の全面に放電電流を制限するための誘電体膜が所
定の厚さに形成される上部パネルと;前記上部パネルの
電極に対向するように下部基板をエッチングして隣接の
セルとのカラーを区分するための隔壁が形成され、前記
隔壁の内側表面を覆うようにアドレス電極が形成され、
前記アドレス電極の全面に蛍光体膜が形成される下部パ
ネルと;をフリットガラスを用いて結合させた後、前記
セルの放電領域内に混合ガスを充填し封止することを特
徴とし、このことにより、上記の目的が達成される。
【0027】前記下部パネルの蛍光体膜上に形成される
保護膜を更に備えることを特徴としてもよい。
【0028】前記電極は前記アドレス電極と対向放電す
る電極であることを特徴としてもよい。
【0029】前記電極は透明電極からなることを特徴と
してもよい。
【0030】本発明の高圧放電型のカラープラズマディ
スプレイパネルは、一定の厚さ及び幅に上部基板をエッ
チングして断面が弧状の溝領域が形成された後、前記
領域内に多数個の電極が形成されるとともに、前記電極
の全面に誘電体膜が所定の厚さに形成され、前記電極と
同じ方向に第1隔壁が形成された上部パネルと、前記上
部基板の電極に対向するように基板をエッチングして隣
接のセルとのカラーを区分するための第2隔壁が形成さ
れ、前記第2隔壁の内側表面を覆うようにアドレス電極
が形成され、前記アドレス電極の全面に蛍光体膜が形成
された下部パネルと、前記第1、第2隔壁の上面の所定
の領域に形成されるフリットシールとを備えることを特
徴とし、このことにより、上記の目的が達成される。
【0031】前記第1、第2隔壁の上面に形成されたフ
リットシールにより、基板が真空融着されることを特徴
としてもよい。
【0032】前記フリットシールは、鉛酸化物(Pb
O)、亜鉛酸化物(ZnO)、ホウ素酸化物(B2O
3)、シリコン酸化物(SiO2)、アルミニウム酸化
物(Al2O3)、ジルコニウム酸化物(ZrO2)の
うち何れか一つであることを特徴としてもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明は、従来のプラズマディス
プレイ装置と違い、下部基板に複数個の断面が弧状の溝
領域を形成し、溝領域内にアドレス電極、誘電体膜、及
び蛍光体膜を形成することにより、溝領域の壁が隔壁を
なすようにしたことを特徴とする。かかる本発明は様々
な形態に応用される。
【0034】(第1実施形態)本発明は、下部パネルの
誘電体膜をアーク状にエッチングしてホローカソード対
向放電方式のカラープラズマディスプレイパネルを具現
することもできる。
【0035】本発明の第1実施形態において、上部基板
上に電極が形成され、前記電極の全面に第1誘電体膜、
保護膜が順次形成された上部パネルと;前記上部パネル
に対向するように下部基板上に所定の厚さに第2誘電体
膜を形成した後、前記第2誘電体膜を一定の深さまでエ
ッチングして断面が弧状の溝領域が形成され、前記
域の内周面にアドレス電極、蛍光体膜が順次積層された
下部パネルと;を備えることを特徴とする。
【0036】この第1実施形態において、前記上部基板
上に形成された透明電極と、その透明電極に対向する方
向に下部基板上に第2誘電体膜からなる断面が弧状の溝
領域と、そして前記領域内に順次積層されたアドレス
電極及び蛍光体膜とを備える。
【0037】図3は本発明の第1実施形態のホローカソ
ード型のカラープラズマディスプレイパネルセルの要部
斜視図である。図3を参照して第1実施形態を説明す
る。
【0038】まず、上部基板21上に配列されるよう透
明電極26を形成し、前記透明電極26の全面に放電電
流を制限するための第1誘電体膜27を形成し、前記第
1誘電体膜の全面に保護膜28を塗布すると、上部パネ
ルが得られる。
【0039】前記透明電極26は、上部基板21上に、
薄膜形成方法、ディッピング方法(dipping method)、ス
クリーン印刷法等で酸化インジウム(InO2)又は酸
化錫(SnO2)を蒸着して形成する。また、壁電荷を
発生させて駆動電圧を落とすための前記第1誘電体膜2
7は誘電体ペーストを蒸着して形成し、保護膜28は前
記第1誘電体膜27上に酸化マグネシウム(MgO)を
蒸着して形成する。
【0040】そして、第2誘電体膜23は、下部基板2
2上に所定の厚さに誘電体ペーストを印刷或いは蒸着し
て誘電体ペースト層を形成した後、前記誘電体ペースト
層を一定の深さまでエッチングすることにより、隔壁2
3aと共に完成する。この際、放電セル内の電界特性を
良好にし且つ放電空間を広げるべく、必要であれば前記
第2誘電体膜23の厚さを所定の範囲内で調整すること
ができる。前記第2誘電体膜23は酸化鉛(PbO2)
等を含有する低融点ガラス材の隔壁材で形成してもよ
い。
【0041】また、前記第2誘電体膜23の領域及び
前記隔壁23aの内側表面を覆うように金属物質を薄膜
蒸着してアドレス電極24を形成する。ここで、前記ア
ドレス電極24は、各隔壁23aの間にメタルオングル
ーブ(metal on groove)形態に形成される。この後、前
記アドレス電極24の全面に所定の厚さに蛍光体膜25
を形成すると、下部パネルを得られる。
【0042】この際、前記蛍光体膜25は、セルロース
(cellulose)+アクリル塗料(acrylic resin)+有機溶剤
(アルコール或いはエステル)から構成される蛍光体ペ
ーストをアドレス電極24の表面に印刷し、400〜6
00℃の温度で焼成させる方法でも形成することができ
る。この際、形成される蛍光体膜25の厚さはほぼ10
〜50μm程度である。
【0043】
【0044】
【0045】このように構成された本発明の第1実施形
態によるカラープラズマディスプレイパネルにおいて
は、透明電極26と対向ターゲットのアドレス電極との
間でホローカソード対向放電が起こる。その結果、この
第1実施形態のカラープラズマディスプレイパネルは、
一透明電極26とアドレス電極24との間の放電を用い
て、グロー領域で利用可能なイオンの利用を増加させる
ことができる。
【0046】この第1実施形態におけるホローカソード
対向放電の原理は次の通りである。
【0047】まず、透明電極26とアドレス電極24に
放電開始電圧が印加されると、アドレス電極24から排
出された電子が活性化されてグロー放電領域が形成され
る。このような電子は、アドレス電極24上で発生する
イオンの衝突により形成され、グロー放電領域内から外
部面へ加速される。加速された電子が中性粒子に衝突し
て消滅されながら紫外線が発生する。次いで、前記紫外
線により蛍光体膜25が励起され、励起された蛍光体膜
が発光されることにより、それぞれR、G、Bに該当す
るカラーの表示がなされる。
【0048】その結果、この第1実施形態においては、
ホローカソード対向放電の原理によって発生した紫外線
によって蛍光体膜25を励起させるので、放電セルの全
体を放電領域として活用することができる。よって、本
発明の第1実施形態では、明暗対比及び輝度の特性が従
来のプラズマディスプレイパネルよりも少なくとも4倍
以上向上する。
【0049】そして、本発明の第1実施形態によるカラ
ープラズマディスプレイパネルは、アドレス電極を対向
ターゲットとして用いるホローカソード放電で駆動する
ので、放電に際して電極間のキャパシタンスが小さくな
る。更に、ホローカソード放電特性の電界によりプラズ
マイオンが動くので、前記イオンによる蛍光体の衝撃が
遥かに減少して蛍光体の劣化が減少するという効果があ
る。
【0050】(第2実施形態)本発明は、下部パネルの
誘電体膜をアーク状にエッチングする第1実施形態とは
違い、下部パネルの金属シートをアーク状にエッチング
してホローカソード対向放電方式のカラープラズマディ
スプレイパネルを具現するものである。
【0051】本発明の第2実施形態において、上部基板
上に電極が形成され、前記電極の全面に誘電体膜、保護
を順次形成し、前記保護膜上に前記電極と直交するよ
うにアドレス電極が形成された上部パネルと;前記上部
パネルに対向するように下部基板上に所定の厚さに金属
シートを形成した後、前記金属シートを一定の深さまで
エッチングして断面が弧状の溝領域が形成され、前記
領域の内周面に、蛍光体膜が積層された下部パネルと;
を備えることを特徴とする。
【0052】この第2実施形態において、前記上部基板
上に形成された透明電極と、その透明電極に対向する方
向に下部基板上に金属シートからなる断面が弧状の溝
域と、前記領域内に積層された蛍光体膜とを備える。
【0053】図4は本発明のホローカソード型のカラー
プラズマディスプレイパネルセルの要部斜視図である。
図4を参照して第2実施形態を説明する。
【0054】まず、上部基板21上に透明電極26を形
成し、前記透明電極26の全面に放電電流を制限するた
めの誘電体膜27を形成し、前記誘電体膜の全面に保護
膜28を形成し、前記保護膜28上に前記透明電極26
と直交するようにアドレス電極24を形成すると、上部
パネルが得られる。
【0055】前記透明電極26は、上部基板21上に、
薄膜形成方法、ディッピング方法(dipping method)、ス
クリーン印刷法等で酸化インジウム(InO2)又は酸
化錫(SnO2)等を蒸着して形成する。また、壁電荷
を発生させて駆動電圧を落とすための前記誘電体膜27
は誘電体ペーストを蒸着して形成し、保護膜28は前記
第1誘電体膜27上に酸化マグネシウム(MgO)を蒸
着して形成する。
【0056】そして、下部基板上に金属シートを形成
る。この後、下部基板上の金属シートの一部、及び一定
の深さの下部基板の部分をエッチングする。この際、エ
ッチングされる深さはほぼ10,000μm以上であ
る。これにより、金属シートを含む隔壁を完成する。こ
の際、放電セル内の電界特性を良好にし、且つ放電空間
を広げるべく、必要であれば前記金属シート31の厚さ
を所定の範囲内で調整することができる
【0057】また、前記金属シート31断面が弧状の
領域及び前記隔壁31aの内側表面を覆うように金属
物質を薄膜蒸着してアドレス電極24を形成する。ここ
で、各隔壁31aの全面に所定の厚さに蛍光体膜25を
形成すると、下部パネルを得られる。
【0058】この際、前記蛍光体膜25は、セルロース
(cellulose)+アクリル塗料(acrylic resin)+有機溶剤
(アルコール或いはエステル)から構成される蛍光体ペ
ーストを金属シート31の表面に印刷し、400〜60
0℃の温度で焼成させる方法でも形成することができ
る。この際、蛍光体膜25の厚さはほぼ10〜50μm
程度である
【0059】このように構成された本発明の第2実施形
態によるカラープラズマディスプレイパネルにおいて
は、透明電極26と対向ターゲットのアドレス電極24
および金属シート31の全面でホローカソード対向放電
が起こる。その結果、この第2実施形態のカラープラズ
マディスプレイパネルは、一つの透明電極26とアドレ
ス電極24および金属シート31全面での放電を用い
て、グロー領域で利用可能なイオンの利用を増加させる
ことができる。
【0060】本発明の第2実施形態におけるホローカソ
ード対向放電の原理は次の通りである。
【0061】まず、透明電極26とアドレス電極24に
放電開始電圧が印加されると、アドレス電極24から排
出された電子が活性化されて金属シート31の全面で
ロー放電領域が形成される。このような電子は、アドレ
ス電極24と金属シート31上に発生するイオンの衝突
によって形成され、グロー放電領域内から外部面へ加速
される。加速された電子が中性粒子に衝突して消滅され
ながら紫外線が発生する。次いで、前記紫外線によって
蛍光体膜25が励起され、励起された蛍光体膜が発光さ
れることにより、それぞれR、G、Bに該当するカラー
の表示がなされる。
【0062】その結果、本発明の第2実施形態は、ホロ
ーカソード対向放電の原理により発生した紫外線によっ
て蛍光体膜25を励起させるので、放電セルの全体を放
電領域として活用することができる。よって、本発明の
第2実施形態では、明暗対比及び輝度の特性が従来のプ
ラズマディスプレイパネルよりも少なくとも4倍以上向
上する。
【0063】そして、第2実施形態によるカラープラズ
マディスプレイパネルは、アドレス電極24と金属シー
ト31を対向ターゲットとして用いるホローカソード放
電で駆動するので、放電に際して電極間のキャパシタン
スが小さくなる。そして、ホローカソード放電特性の電
界によりプラズマイオンが動くので、前記イオンによる
蛍光体の衝撃が遥かに減少して蛍光体の劣化が減少する
という効果がある。
【0064】以上説明したように、本発明の第2実施形
態によるホローカソード型のカラープラズマディスプレ
イパネルにおいては、金属シートからなる隔壁の全体が
アドレス電極とホローカソード対向放電を起こすので、
放電領域を極大化して一般的なディスプレイ素子の寿
命、明暗対比、及び輝度の要求事項をみな満たすガス放
電パネル等に有用に適用される。
【0065】また、この第2実施形態のホローカソード
型のカラープラズマディスプレイパネルは、上部基板上
に透明電極とアドレス電極を形成し、下部基板上に蒸着
された金属シートをエッチングして隔壁を形成した後、
前記隔壁内に蛍光体膜を形成することにより、放電領域
をできるだけ広げて輝度を高め、且つ放電開始電圧を落
とすことができる効果がある。
【0066】また、この第2実施形態を適用したホロー
カソード型のカラープラズマディスプレイパネルは、ア
ドレス電極及び金属シートを対向ターゲットとして用い
るホローカソード放電で駆動するので、放電に際して電
極間のキャパシタンスが小さくなり、放電セル内の蛍光
体膜を効果的に保護することができる。
【0067】(第3実施形態) 本発明の第3実施形態においては、一定の深さ及び幅に
上部基板をエッチングして断面が弧状の溝領域が形成さ
れた後、前記内に多数個の透明電極が形成され、前記
透明電極の全面に放電電流を制限するための誘電体膜が
所定の厚さに形成された上部パネルと;前記上部パネル
の透明電極に直交するように下部基板をエッチングして
隣接のセルとのカラーを区分するための隔壁が形成さ
れ、前記隔壁の内側表面を覆うようにアドレス電極が形
成され、前記アドレス電極の全面に蛍光体膜、保護膜が
形成された下部パネルと;をフリットガラスを用いて結
合させた後、前記セルの放電領域内に混合ガスが充填さ
れ封止されることを特徴とする。
【0068】この第3実施形態において、前記上部基板
をエッチングして断面が弧状の溝領域を形成し、前記
領域内に透明電極(ITO)をアーク状に形成し、前記
透明電極に直交するよう下部基板をエッチングして隔壁
を形成した後、前記隔壁内にアドレス電極、蛍光体膜、
及び保護膜を順次積層して形成することにより製造す
る。
【0069】図5は本発明の第3実施形態によるホロー
カソード型のカラープラズマディスプレイパネルの全体
構成図である。図5を参照して第3実施形態を説明す
る。
【0070】まず、上部基板21を所定の深さ及び幅を
有するように横方向にエッチングして、そのエッチング
された部分を断面が弧状の溝領域として形成する。そし
て、前記溝領域内に透明電極26、バス電極26′を形
成する。その後、前記透明電極26の全面に誘電体膜2
7を所定の厚さに形成して上部パネルを完成する。この
際、透明電極26はラウンド状またはアーク状に形成さ
れ、バス電極26′は前記透明電極26に接触するよう
形成される。
【0071】前記上部基板21のエッチング領域である
溝領域内に、金属蒸着法、ディッピング方法(dipping m
ethod)、スクリーン印刷法等で酸化インジウム(InO
2)又は酸化錫(SnO2)等を蒸着して透明電極26
を形成する。また、前記バス電極26′は、所望の寸法
に合わせてフォトリソグラフィ法で形成、或いは黒色顔
料の添加された金属ペーストを2回以上印刷して形成す
る。また、壁電界を発生させて駆動電圧を落とすための
前記誘電体膜27は、誘電体ペーストを印刷又は蒸着し
た後、前記誘電体ペーストをアーク状にエッチングして
完成する。
【0072】隔壁23は、前記上部基板21上に形成さ
れた透明電極26に直交する方向に下部基板22の所定
領域をエッチングして形成する。この後、金属物質を前
記下部基板22のエッチングされた隔壁23の内側表面
上に蒸着してアドレス電極24を形成する。前記アドレ
ス電極24の全面に所定の厚さに蛍光体膜25を形成し
て下部パネルを完成する。
【0073】前記蛍光体膜25は、セルロース(cellulo
se)+アクリル塗料(acrylic resin)+有機溶剤(アルコ
ール或いはエステル)から構成される蛍光体ペーストを
アドレス電極24の表面に印刷し、400〜600℃の
温度で焼成させる方法で形成してもよい。この際、形成
される蛍光体膜25の厚さはほぼ10〜50μm程度で
ある。そして、蛍光体膜25上に所定の厚さに酸化マグ
ネシウム(MgO)を蒸着して蛍光体保護膜29を形成
する。
【0074】本発明の第3実施形態によるカラープラズ
マディスプレイパネルは、光学的集束構造ながら対向放
電が容易であって放電領域が極大化されので、一般的な
ディスプレイ素子の寿命、明暗対比、及び輝度の特性を
みな満たすガス放電パネル等に有用に適用される。
【0075】そして、この第3実施形態のホローカソー
ド型のカラープラズマディスプレイパネルは、放電領域
をできるだけ広げて輝度を高め、且つ放電開始電圧を一
定に維持することができるという効果がある。又、この
第3実施形態のホローカソード型のカラープラズマディ
スプレイパネルは、アドレス電極を対向ターゲットとし
て用いるホローカソード放電で駆動するので、放電セル
の高精細化に容易である。
【0076】このように構成された本発明の第3実施形
態によるカラープラズマディスプレイパネルは、透明電
極26と対向ターゲットのアドレス電極との間でホロー
カソード対向放電が起こる。その結果、第3実施形態の
カラープラズマディスプレイパネルは、一透明電極26
とアドレス電極24との間の放電を用いて、グロー領域
で利用可能なイオンの利用を増加させることができる。
【0077】この第3実施形態におけるホローカソード
対向放電の原理は次の通りである。
【0078】まず、透明電極26とアドレス電極24に
放電開始電圧が印加されると、アドレス電極24から排
出された電子が活性化されてグロー放電領域が形成され
る。このような電子は、アドレス電極24上で発生する
イオンの衝突によって形成され、グロー放電領域内から
外部面へ加速される。加速された電子が中性粒子に衝突
して消滅されながら紫外線が発生する。次いで、前記紫
外線によって蛍光体膜25が励起され、励起された蛍光
体膜が発光されることにより、それぞれR、G、Bに該
当するカラーの表示がなされる。
【0079】その結果、第3実施形態は、ホローカソー
ド対向放電の原理により発生した紫外線によって蛍光体
膜25を励起させるため、放電セルの全体を放電領域と
して活用することができる。よって、この第3実施形態
では、明暗対比及び輝度の特性が従来のプラズマディス
プレイパネルよりも少なくとも4倍以上向上する。
【0080】(第4実施形態)本発明は、上述の第3実
施形態に加えて隔壁上にフリットシールを形成して各放
電セル間の密閉効果を極大化させる構造である。
【0081】まず、本発明の第4実施形態において、一
定の厚さ及び幅に上部基板をエッチングして断面が弧状
の溝領域が形成された後、前記溝領域内に多数個の透明
電極が形成され、前記透明電極の全面に放電電流を制限
するための誘電体膜が所定の厚さに形成された上部パネ
ルと;前記上部パネルの透明電極に対向するように下部
基板をエッチングして隣接のセルとのカラーを区分する
ための隔壁が形成され、前記隔壁の内側表面を覆うよう
にアドレス電極が形成され、前記アドレス電極の全面に
蛍光体膜が形成された下部パネルと;前記下部パネルの
シーリング領域だけでなく上下部基板の隔壁の上部領域
に形成されたフリットシールと;を備えることを特徴と
する。
【0082】上記特徴を有する第4実施形態において
は、前記上部基板をエッチングして断面が弧状の溝領域
を形成した後、前記溝領域内に透明電極(ITO)をア
ーク状に形成し、前記透明電極に対向するよう下部基板
をエッチングして隔壁を形成し、前記隔壁内にアドレス
電極、蛍光体膜を順次積層した後、上部基板と下部基板
とをフリットシールを用いて真空融着して具現する。
【0083】図6を参照して本発明の第4実施形態によ
るカラープラズマディスプレイパネルを説明する。
【0084】まず、上部基板21を所定の深さ及び幅を
有するように横方向にエッチングして断面が弧状の溝領
を形成する。そして、前記溝領域内に透明電極26、
バス電極26′を形成する。その後、前記透明電極26
の全面に放電電流を制限するための誘電体膜27を所定
の厚さに形成する。この際、透明電極26はラウンド状
またはアーク状に形成され、この透明電極に接触するよ
うにバス電極26′が形成される。
【0085】前記上部基板21のエッチング領域である
溝領域内に、金属蒸着法、ディッピング方法(dipping m
ethod)、スクリーン印刷法等で酸化インジウム(InO
2)又は酸化錫(SnO2)等を蒸着して透明電極26
を形成する。また、前記バス電極26′は、所望の寸法
に合わせてフォトリソグラフィ法で形成、或いは黒色顔
料の添加された金属ペーストを2回以上印刷して形成す
る。また、壁電界を発生させて駆動電圧を落とすための
前記誘電体膜27は、誘電体ペーストを印刷又は蒸着し
た後、前記誘電体ペーストをアーク状にエッチングして
完成する。
【0086】隔壁23は、前記上部基板21上に形成さ
れた透明電極26に交差するよう下部基板22の所定の
領域をエッチングして形成する。そして、アドレス電極
24は、前記下部基板22のエッチングされた隔壁23
の内側表面を塗布するように金属物質を薄く蒸着して形
成する。この際、前記アドレス電極24は、各隔壁23
の間にメタルオングルーブ(metal on groove)形態に形
成される。また、前記アドレス電極24の全面に電気泳
働法で蛍光体膜25を所定の厚さに形成した後、前記蛍
光体膜25上にMgO保護膜を形成することにより下部
パネルを完成する。
【0087】この際、前記蛍光体膜25は、セルロース
(cellulose)+アクリル塗料(acrylic resin)+有機溶剤
(アルコール或いはエステル)から構成される蛍光体ペ
ーストをアドレス電極24の表面に印刷し、400〜6
00℃の温度で焼成させる方法でも形成することができ
る。この際、形成される蛍光体膜25の厚さはほぼ10
〜50μm程度である。そして、蛍光体膜25上に所定
の厚さに酸化マグネシウム(MgO)を蒸着して蛍光体
保護膜29を形成する。
【0088】フリットシールは、隔壁23上部にスクリ
ーン印刷法等で形成する。この際、フリットシールを形
成した後、フリットシールの形成された基板を焼成炉内
で約400〜500℃の温度で焼成すると、前記フリッ
トシールにより上部基板21と下部基板22とが合着さ
れる。また、前記下部基板22のシーリング領域のフリ
ットシール(frit seal)30は、鉛酸化物(PbO)、
亜鉛酸化物(ZnO)、ホウ素酸化物(B2O3)、シ
リコン酸化物(SiO2)、アルミニウム酸化物(Al
2O3)、ジルコニウム酸化物(ZrO2)のうち何れ
か一つの物質から構成される。前記フリットシール30
により上部パネルと下部パネルとが正常的に真空融着さ
れるためには、放電セル内に残存する空気が排気されな
ければならず、ネオン(Ne)、ヘリウム(He)、及
びキセノン(Xe)からなる不活性混合ガスが充填され
た後前記放電セルが封止されなければならない。この
際、放電セル内のガス圧力は400〜550Torrで
あって大気圧よりも小さく、放電セル内のガス圧力が高
ければ高いほど素子特性が良好となる。
【0089】このように構成された本発明の第4実施形
態によるカラープラズマディスプレイパネルにおいて
は、透明電極26と対向ターゲットのアドレス電極との
間でホローカソード対向放電が起こる。その結果、この
第4実施形態のカラープラズマディスプレイパネルは、
一透明電極26とアドレス電極24との間の放電を用い
て、グロー領域で利用可能なイオンの利用を増加させる
ことができる。
【0090】本発明の第4実施形態におけるホローカソ
ード対向放電の原理は次の通りである。
【0091】まず、透明電極26とアドレス電極24に
放電開始電圧が印加されると、アドレス電極24から排
出された電子が活性化されてグロー放電領域が形成され
る。このような電子は、アドレス電極24上で発生する
イオンの衝突によって形成され、グロー放電領域内から
外部面へ加速される。加速された電子が中性粒子に衝突
して消滅されながら紫外線が発生する。次いで、前記紫
外線によって蛍光体膜25が励起され、励起された蛍光
体膜が発光されることにより、それぞれR、G、Bに該
当するカラーの表示がなされる。
【0092】その結果、第4実施形態は、ホローカソー
ド対向放電の原理により発生した紫外線によって蛍光体
膜25を励起させるため、放電セルの全体を放電領域と
して活用することができる。よって、この第3実施形態
では、明暗対比及び輝度の特性が従来のプラズマディス
プレイパネルよりも少なくとも4倍以上向上する。
【0093】以上説明したように、第4実施形態のカラ
ープラズマディスプレイパネルは、従来のカラープラズ
マディスプレイパネルで使用されるシーリング領域だけ
でなく、上部パネル及び下部パネルの隔壁上面をシーリ
ング領域として用いてフリットシールを塗布して上部パ
ネルと下部パネルとを真空融着させるので、放電電圧の
不均一をどのくらい解消することができ、高圧ガスを注
入してもパネル全面のシーリング領域でできる亀裂を防
止することができる。
【0094】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、蛍光体膜
の塗布面積を増加させ、且つ断面が弧状の溝領域である
電極の電界特性によるホローカソード対向放電を利用す
ることで、従来よりも優れた輝度特性を有するプラズマ
ディスプレイパネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術のプラズマディスプレイパネルセル
の全体構成図である。
【図2】図1の電極パッド部を示す図である。
【図3】本発明のカラープラズマディスプレイパネルの
第1実施形態を示す図である。
【図4】本発明のカラープラズマディスプレイパネルの
第2実施形態を示す図である。
【図5】本発明のカラープラズマディスプレイパネルの
第3実施形態を示す図である。
【図6】本発明のカラープラズマディスプレイパネルの
第4実施形態を示す図である。
【符号の説明】
21 上部基板 22 下部基板 23a 隔壁 24 アドレス電極 25 蛍光体膜 26 透明電極 27 誘電体膜 28 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1997−63828 (32)優先日 平成9年11月28日(1997.11.28) (33)優先権主張国 韓国(KR) (56)参考文献 特開 平9−283032(JP,A) 特開 平10−116556(JP,A) 特開 平4−229929(JP,A) 特開 昭55−143756(JP,A) 特開 平4−229530(JP,A) 特開 平6−283108(JP,A) 特開 平6−168669(JP,A) 特開 平6−60815(JP,A) 特開 昭57−212743(JP,A) 特開 昭55−88245(JP,A) 実開 平3−7253(JP,U) 実開 平1−113948(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 11/02 H01J 11/00 H04N 5/66 101

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部基板上に電極が形成され、前記電極
    の全面に第1誘電体膜、保護膜が順次形成された上部パ
    ネルと、 前記上部パネルに対向するように下部基板上に一定の厚
    さの第2誘電体膜が形成された後、前記第2誘電体膜を
    所定の深さまでエッチングして断面が弧状の溝領域が形
    成され、前記溝領域の内周面にアドレス電極、蛍光体膜
    が順次積層された下部パネルとを備え、 前記上部基板上に形成された電極は前記アドレス電極と
    対向放電する電極であって、その一つの電極とアドレス
    電極との間の放電によって放電セル内の蛍光体膜が励起
    される ことを特徴とするホローカソード型のカラープラ
    ズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記電極は透明電極からなることを特徴
    とする請求項1記載のホローカソード型のカラープラズ
    マディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記第2誘電体膜は、酸化鉛(PbO
    2)等を含有する低融点ガラス材の隔壁材からなること
    を特徴とする請求項1記載のホローカソード型のカラー
    プラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記上部パネルの保護膜上に前記電極と
    直交するようにアドレス電極が形成されることを特徴と
    する、請求項1に記載のホローカソード型のカラープラ
    ズマディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】 上部基板上に電極が形成され、前記電極
    の全面に第1誘電体膜、保護膜が順次形成された上部パ
    ネルと、 前記上部パネルに対向するように下部基板上に所定の厚
    さに金属シートが形成された後、前記金属シートを所定
    の深さまでエッチングして断面が弧状の溝領域が形成さ
    れ、前記溝領域の内周面にアドレス電極、蛍光体膜が順
    次積層された下部パネルとを備えることを特徴とするホ
    ローカソード型のカラープラズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 上部基板上に電極が形成され、前記電極
    の全面に第1誘電体膜、保護膜が順次形成された上部パ
    ネルと、 前記上部パネルに対向するように下部基板上に第2誘電
    体膜が形成され、前記第2誘電体膜上に所定の厚さの金
    属シートが形成され、その後前記金属シートを所定の深
    さまでエッチングして断面が弧状の溝領域が形成され、
    前記溝領域の内周面にアドレス電極、蛍光体膜が順次積
    層された下部パネルとを備えることを特徴とするホロー
    カソード型のカラープラズマディスプレイパネル。
  7. 【請求項7】 前記溝領域は、金属シートを10,00
    0μm以上の深さまでエッチングして形成されることを
    特徴とする請求項6記載のホローカソード型のカラープ
    ラズマディスプレイパネル。
  8. 【請求項8】 前記上部基板上に形成される電極が透明
    電極であり、前記上部パネルの保護膜上に前記電極と直
    交するようにアドレス電極が形成されたことを特徴とす
    請求項5に記載のホローカソード型のカラープラズマ
    ディスプレイパネル。
  9. 【請求項9】 一定の厚さ及び幅に上部基板をエッチン
    グして断面が弧状の上部基板溝領域が形成された後、前
    記上部基板溝領域内に多数個の電極が形成されるととも
    に、前記電極の全面に放電電流を制限するための誘電体
    膜が所定の厚さに形成される上部パネルと;前記上部パ
    ネルの電極に対向するように下部基板をエッチングして
    断面が弧状の下部基板溝領域が形成され、前記下部基板
    溝領域の内側表面を覆うようにアドレス電極が形成さ
    れ、前記アドレス電極の全面に蛍光体膜が形成される下
    部パネルと;をフリットガラスを用いて結合させた後、
    前記上部パネルと前記下部パネルとの間で形成されるセ
    ルの放電領域内に混合ガスを充填し封止することを特徴
    とするホローカソード型のカラープラズマディスプレイ
    パネル。
  10. 【請求項10】 前記下部パネルの蛍光体膜上に形成さ
    れる保護膜を更に備えることを特徴とする請求項9記載
    のホローカソード型のカラープラズマディスプレイパネ
    ル。
  11. 【請求項11】 前記電極は前記アドレス電極と対向放
    電する電極であることを特徴とする請求項9記載のホロ
    ーカソード型のカラープラズマディスプレイパネル。
  12. 【請求項12】 前記電極は透明電極からなることを特
    徴とする請求項9記載のホローカソード型のカラープラ
    ズマディスプレイパネル。
  13. 【請求項13】 一定の厚さ及び幅に上部基板をエッチ
    ングして断面が弧状の上部基板溝領域が形成された後、
    前記上部基板溝領域内に多数個の電極が形成されるとと
    もに、前記電極の全面に誘電体膜が所定の厚さに形成さ
    れ、前記電極と同じ方向に第1隔壁が形成された上部パ
    ネルと、 前記上部基板の電極に対向するように基板をエッチング
    して隣接のセルとのカラーを区分するための第2隔壁、
    および隣接する前記第2隔壁の間に断面が弧状の下部基
    板溝領域が形成され、前記下部基板溝領域の内側表面を
    覆うようにアドレス電極が形成され、前記アドレス電極
    の全面に蛍光体膜が形成された下部パネルと、 前記第1、第2隔壁の上面の所定の領域に形成されるフ
    リットシールと を備えることを特徴とする高圧放電型のカラープラズマ
    ディスプレイパネル。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2隔壁の上面に形成され
    たフリットシールにより、基板が真空融着されることを
    特徴とする請求項13記載の高圧放電型のカラープラズ
    マディスプレイパネル。
  15. 【請求項15】 前記フリットシールは、鉛酸化物(P
    bO)、亜鉛酸化物(ZnO)、ホウ素酸化物(B2O
    3)、シリコン酸化物(SiO2)、アルミニウム酸化
    物(Al2O3)、ジルコニウム酸化物(ZrO2)の
    うち何れか一つであることを特徴とする請求項13記載
    の高圧放電型のカラープラズマディスプレイパネル。
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