JP3336771B2 - 逆ドーム型スピーカ - Google Patents

逆ドーム型スピーカ

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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音響機器の一種である
スピーカにかかり、詳しくは振動板形状がいわゆる逆ド
ーム型をなし、かつその振動板材料が微生物バイオセル
ロースを主体としたものからなる逆ドーム型スピーカに
関する。
【0002】
【従来の技術】逆ドーム型の振動板とは、振動板の形状
が正面縦断面において曲面が下方に向かってドーム状に
突出しているもので、通常のコーン型スピーカ等に比べ
て次の如き特徴を有している。
【0003】コーン型スピーカは一般的に振動板前面の
窪みによる前室効果のため、音圧特性に乱れが出来る。
また、平面型スピーカは振動板の剛性を得るのが困難で
高域特性が伸びないため、商品化に成功している例はほ
とんどない。これに対し、逆ドーム型は浅いドーム形状
を取ることにより適度な形状剛性が得られる上に前室効
果の出ない理想的な性能が得られる。
【0004】逆ドーム型はコーン型スピーカのようにキ
ャップ部の接着が無く振動板が一体であるため、高域特
性のバラツキが少なく安定している。また、形状が球面
で剛性が高いので、分割振動周波数が高くなり、中音域
の歪みを低くすることが出来る。
【0005】通常のドーム型スピーカは構造上、振動板
外周部にテーパ状のショートホーンが付いているのが一
般的である。ハードドームの場合は振動板から出た音が
このショートホーンによる反射音と直接音との干渉によ
って高音域の音圧特性上にディップを生じていた。この
ディップをキャンセルするためにリング状のイコライザ
ーをプロテクターと兼用して設けている。これに対し、
逆ドーム型の場合は振動板が凹面状でショートホーンが
不要であるため、フラットな特性が得られる上にイコラ
イザーやメタルカバーのようなプロテクターも削除出来
るので、クリヤーな音質が再生出来る。
【0006】ドーム型スピーカは一般に指向性が良いと
されているが、これは振動板の口径が小さいことに起因
する。しかしながら、逆ドーム型で振動板外径の約0.
75倍内側の最適位置を駆動し、高域特性をコントロー
ルすることで、同一口径のドーム型スピーカに比べ、指
向性をさらに改善することが出来る。
【0007】逆ドーム型では、一般のコーンタイプに比
べ振動板の深さを浅く出来るため、マルチウェイ方式ス
ピーカにおいて、各スピーカユニットから聴取位置まで
の信号到達時間の差が少なく位相のずれによるクロスオ
ーバー近辺の波形歪みが減少する。また、この位相差を
完全に補正する場合もユニット間前後の位置調整がわず
かで済むため、バッフル板の構造がシンプルに出来ると
いう特徴がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように逆ドーム
型のスピーカは、コーン型スピーカ等に比べ、周波数特
性や指向性の点で優れた特性を有している。しかしなが
ら、従来の振動板材料ではヤング率が不足するために高
域限界周波数(fh)が低くなり、また、ヤング率の高
いアルミニウムのような材料では内部損失tanδが
0.002と小さいためにfhのピークが鋭くなってし
まい、良好な音質を得ることができず、そのため、ダン
プ剤、ブチルゴム等の制動剤を用いることで改善してい
たが、振動系の質量が増加するために感度が低下し、か
つトランジェント特性も悪化し、実用に供することがで
きない、という課題があった。
【0009】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その主目的とするところは、優れた物性を有する
微生物バイオセルロースと高弾性ファイバーの複合化材
料からなる振動板材料を用い、逆ドーム型の特性を十分
生かした逆ドーム型スピーカを提供することにある。
【0010】また、この場合において、組立作業性の向
、振動板とボイスコイルボビン等との接着作業のしや
すさ、接着強度の向上、特性のコントロール等々を図っ
た逆ドーム型スピーカを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、振動板材料として、微生物バイオセルロー
スと高弾性ファイバーの複合化材料からなるものを用い
た構成としている。また、高弾性ファイバーに加え、必
要に応じ物性調整用の調整材を混入する構成としてい
る。
【0012】また、上記振動板材料からなる逆ドーム型
振動板1に対し、ダンパー2bとボイスコイルボビン2
aとが一体化したボイスコイルボビン型ダンパー2を振
動板背面に接合するようにし、作業性の向上を図ってい
る。
【0013】また、ボイスコイルボビン型ダンパー2の
ロール部bに複数の穴hを形成している。
【0014】また、ボイスコイルボビン型ダンパー2の
ボイスコイルボビン2aとダンパー2bとの間にテーパ
状の振動板背面と接着される接着面2cを形成してい
る。
【0015】また、ダンパー2bとボイスコイルボビン
2aとの間にテーパ部2dを形成し、逆ドーム型振動板
1との接合部分を変え、駆動位置を調整し、特性のコン
トロールを調整し得るようにしている。
【0016】また、逆ドーム型振動板1と円筒状ボイス
コイルボビン2A間を接着用アダプターリング11を介
在させ、両者の接着性の向上を図っている。
【0017】また、この接着用アダプターリング11に
テーパ部11dを形成し、駆動位置を調整する構成とし
ている。
【0018】
【作用】微生物バイオセルロースとは、例えば酢酸菌の
如き微生物を培養してゲル状物質として産出することが
でき、この微生物バイオセルロースを水中に離解し、周
知のように抄紙網を用いて所定の厚さに抄造すれば振動
板材料を得ることができる。この微生物バイオセルロー
スからなる逆ドーム型振動板1は高ヤング率を有し、か
つtanδ0.03という優れた内部損失を有する。
【0019】この微生物バイオセルロースは、他の材料
を包み込む性質を有している。そこで、抄造時に、高弾
性のカーボンファイバーやアラミッドファイバーの如き
高弾性ファイバー、あるいは、これに加え必要に応じそ
の他の例えば鱗片状マイカ等の適切な物性を調整するた
めの調整材を混入して複合化させて複合化材料にて形成
し、所望の特性が得られるようにしている。
【0020】これらの種類、量等を調整することで、高
音用、中音用、低音用、フルレンジか否か等、用途に見
合った所望の物性を得ることができるようにしている。
【0021】そして、組立にあたり、ボイスコイルボビ
ン2aとダンパー2bを一体成形してなるボイスコイル
ボビン型ダンパー2を用いることにより、ダンパー2b
とボイスコイルボビン2aとの境界部の強度が著しく向
上し、スピーカの高入力時における信頼性を高くしてい
る。
【0022】また、ボイスコイルボビン2aとダンパー
2bとを一体化することにより、ダンパー部の接着工程
が不要となるため、生産性が向上する。
【0023】また、ボイスコイルボビン2a部分とダン
パー2b部分との境界部に接着面2cを設けることによ
り、接着強度が向上し、高入力による信頼性が向上す
る。さらに、接着力が安定するために、音圧特性安定と
なりバラツキが低減出来る。
【0024】また、ボイスコイルボビン2aは一体のダ
ンパー2bを有することにより、ボイスコイルボビン2
aの横方向の振動(ローリング)を防止出来るため、安
定した振動性能が得られ高入力が可能となる。
【0025】また、ダンパー2bのロール部bに多数の
穴hを設けることにより、スチフネスをコントロールで
きると共にダンパー面の振動による音圧放射を低減出来
るので、音質への影響がなくなる。
【0026】また、ボイスコイルボビン2aの径に対し
ボイスコイルボビン2aの上部をテーパ状に径を大きく
して逆ドーム型振動板1の駆動位置を調整することで特
性を選択することも可能である。
【0027】従来、ボイスコイルボビン2aの上端部の
円周上に接着剤を安定に塗布することは著しく困難であ
ったが、ボイスコイルボビンの口径の比較的大きいスピ
ーカの場合はボイスコイルボビン上部に振動板形状にそ
った接着用アダプターリング11を用いて接着強度、接
着剤塗布の作業性等の向上、及びボイスコイルボビン2
aの変形強度の補強を行うことが出来るようにしてい
る。
【0028】また、この接着用アダプターリング11に
テーパ部11dを形成して駆動点を変え、所望の特性が
得られるようにしている。
【0029】
【実施例1】図1は本発明の第1実施例の逆ドーム型ス
ピーカの半断面図を示す。図中1は逆ドーム振動板であ
り、この振動板材料としては、微生物バイオセルロース
と高弾性ファイバー等の補強材との複合化材料からなる
ものが用いられている。
【0030】高弾性ファイバーの補強材としては、カー
ボンファイバー、アラミッドファイバー等を採択すると
好適である。また、物性を調整するための調整材として
は鱗片状マイカや木材パルプ、非木材パルプの何れか、
あるいは組み合わせが選択される。それらの配合率は用
途等に応じ決定される。
【0031】2は円筒状のボイスコイルボビン2aとダ
ンパー2bとが一体となったボイスコイルボビン型ダン
パーである。この構造によるとダンパー2bとボイスコ
イルボビン2aとの境界部の強度が著しく向上し、高入
力時の信頼性が高くなる利点がある。なお、境界部、つ
まりボイスコイルボビン2aの上方部には逆ドーム型振
動板1と接着するためのテーパ状の接着面2cが形成さ
れ、これによる高入力時の信頼性向上および接着強度の
向上が図られている。3は接着剤である。この部材の成
形材料としては、PPTA、ポリイミド等の熱硬化性で
あって高耐熱で高屈曲強度のフィルム材を用いると好適
である。
【0032】4は磁気回路である。この磁気回路4は、
断面逆T字状のヨーク5と、このヨーク5のフランジ部
上に設けられたリング状のマグネット6と、このマグネ
ット6の上部に設けられたリング状のプレート7とを備
え、このプレート7の内周面とヨーク5のセンターポー
ル5aの上方外周面との間に磁気ギャップ8が形成され
ている。
【0033】そして、この磁気ギャップ8にボイスコイ
ルを有するボイスコイルボビン2aが設けられている。
また、ダンパー2bの外周部はプレート7上に設けられ
たフレーム9に接着されている。すなわち、フレーム9
には上方部の第1の段部9aと、下方部の第2の段部9
bとを有し、第1の段部9aにガスケット10を介し逆
ドーム型振動板1が結合されている。また、第2の段部
9bにダンパー2bの外周部が結合されている。
【0034】このスピーカの組立ての一例としては次の
通りである。ボイスコイルボビン2aと振動板1とフ
レーム9を予め治具を用いて接着して組立体をつくる。
プレート7の外周部又はダボ(図にはない)ガイドし
て、上記組立体を投入して組み立てる(ネジ止め又は接
着)。尚、プレート7とフレーム9には予めガイドして
ボイスコイルが磁気回路4の中心になるような寸法精度
と構造を与えておく。他の組立法としては次の通りであ
る。磁気回路4にフレーム9を接着又はインサート成
形しておく。ボイスコイルセンターゲージを用いてボ
ビン2aを接着する。センターゲージを取って振動板
1を接着する。
【0035】図2は上記ボイスコイルボビン型ダンパー
2の縦断面図である。このダンパー2bのダンパーロー
ル部bに、その円周方向に沿って多数の穴hを適間隔で
形成すると、それに応じてスチフネスをコントロールで
きるとともに、ダンパー面の振動による音圧放射を低減
できるので、良好な音質を得ることができる。なお、穴
hを必ずしも形成しなくても良い。
【0036】図3は本発明と、振動板がジュラルミンか
らなる従来のツィータスピーカとの音圧−周波数特性の
比較を示す。実線Aが本発明のもので、ボイスコイル径
φ25mm、振動板外径φ35mmで、微生物バイオセ
ルロースにカーボンファイバー60%を混入したもので
ある。破線Bが従来例のもので、高域のディップの平坦
化、高域の再生特性において顕著な改善が見られた。
【0037】
【実施例2】図4は本発明の第2実施例を示す。この実
施例ではボイスコイルボビン2aの上端と接着面2cと
の間に、斜め上方に立上ったテーパ部2dを形成し、逆
ドーム型振動板1との接着部分を上方にズラしたもので
ある。
【0038】すなわち、逆ドーム型振動板1の口径が大
きくなるとその駆動点を適切な位置にする必要がある。
この場合、テーパ部2dの長さを調整することで、中音
用や低音用のスピーカ等に容易に対応することができ
る。なお、同じ口径のものでは駆動位置を変えることに
より、特性を調整できる。
【0039】その他の構成は前述の実施例と同様である
ため、詳細な説明は省略する。
【0040】
【実施例3】図5は本発明の第3実施例を示す。この例
では接着用アダプターリング11を使い、逆ドーム型振
動板1と円筒状のボイスコイルボビン2Aとを一体化し
た点に主たる特徴を有している。なお、ボイスコイルボ
ビン2Aとダンパー2Bとは別体のものを接着剤にて結
合するようになっている。
【0041】その他の構成は上記した第1,第2実施例
とほぼ同様であるが、ヨーク5の中央部に空気抜きの貫
通孔5bを形成し、逆ドーム型振動板1の駆動時の背圧
を外部に逃がすようにしている。
【0042】図6は接着用アダプターリング11の拡大
図である。この接着用アダプターリング11は、円筒状
のボイスコイルボビン接着部11bと、その上端のテー
パ状の接着面11aと、その上端において斜め下方に立
下った折曲部11cとを有し、接着面11aを逆ドーム
型振動板1の背面に接着剤を用いて強固に接着するよう
に構成されている。これにより、高入力時の破損などを
防止でき、信頼性を向上させることができる。
【0043】
【実施例4】図7は本発明の第4実施例を示す。この例
では、接着用アダプターリング11のボイスコイルボビ
ン接着部11bと接着面11aとの間に斜め上方に延び
るテーパ部11dを形成し、口径の大きい逆ドーム型振
動板1に対しても駆動位置を変えて適応できるようにし
たことに特徴を有している。
【0044】なお、他の構成は第3実施例と同様であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の本発明に
よれば、逆ドーム型振動板1を備えたスピーカにおい
て、高強度と、高い内部損失が得られるため、高域特性
を改善することができ、かつ高弾性ファイバーに加え、
物性を調整するための調整材を混 入によって、より所望
の特性を得ることができ、しかも、ボイスコイルボビン
2aとダンパー2bとが一体であるため、組立性が良
く、かつボイスコイルボビン2aとダンパー2bとの境
界部の強度が著しく向上するため、高入力時における信
頼性が向上する、といった利点がある。
【0046】請求項記載の本発明によれば、スチフネ
スをコントロールでき、かつダンパー面の振動による音
圧放射を穴hの存在により低減できるので、良好な音質
を得ることができる。
【0047】請求項記載の本発明によれば、接着強度
が向上するため、高入力による信頼性が向上し、かつ接
着力が安定するため、高域特性が安定となり、バラツキ
を低減できる。
【0048】請求項記載の本発明によれば、ボイスコ
イルボビン2aの上端と接着面2cとの間にテーパ部2
dを形成し、逆ドーム型振動板1との接着位置を調整可
能としたため、駆動位置を調整でき、同一振動板から異
なった高域特性を得たり、口径の大きい振動板でも対応
できる。
【0049】請求項記載の本発明によれば、接着用ア
ダプターリング11を設けたため、接着剤を安定に塗布
でき、かつ接着の作業性、強度が向上し、強度向上によ
り高入力時の信頼性も向上する。
【0050】請求項記載の本発明によれば、接着用ア
ダプターリング11を用いたものにおいて、駆動位置が
調整できるため、同一振動板であっても異なった特性を
得ることができ、かつ振動板の口径が大きくなっても対
応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の逆ドーム型スピーカの半
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に用いられるボイスコイル
ボビン型ダンパーの一例の縦断面図である。
【図3】本発明と従来例との音圧に対する周波数特性を
示す。
【図4】本発明の第2実施例の半断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の半断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の要部の拡大説明図であ
る。
【図7】本発明の第4実施例の半断面図である。
【符号の説明】
1 逆ドーム型振動板 2 ボイスコイルボビン型ダンパー 2a,2A ボイスコイルボビン 2b,2B ダンパー 2c 接着面 2d テーパ部 3 接着剤 4 磁気回路 5 ヨーク 5a センターポール 5b 貫通孔 6 マグネット 7 プレート 8 磁気ギャップ 9 フレーム 9a 第1の段部 9b 第2の段部 10 ガスケット 11 接着用アダプターリング 11a 接着面 11b ボイスコイルボビン接着部 11c 折曲部 11d テーパ部 h 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04R 9/04 105 H04R 9/04 105A 105B (56)参考文献 特開 平6−125593(JP,A) 特開 平4−23597(JP,A) 実開 昭56−169690(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 7/12 C08K 7/02 C08L 1/00 H04R 7/02 H04R 9/02 103 H04R 9/04 105

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板形状が正面縦断面でその曲面が下
    方にドーム状に突出した逆ドーム型スピーカにおいて、
    逆ドーム型振動板(1)は微生物バイオセルロースと高
    弾性ファイバーの複合化材料からなり、または前記高弾
    性ファイバーに加え、物性を調整するための調整材を混
    入してなり、かつ逆ドーム型振動板(1)の背面に接続
    されるダンパー(2b)はボイスコイルボビン(2a)
    と一体に形成されたボイスコイルボビン型ダンパー
    (2)にてなることを特徴とした逆ドーム型スピーカ。
  2. 【請求項2】 ボイスコイルボビン型ダンパー(2)の
    ロール部(b)に複数の穴(h)が形成された請求項1
    記載の逆ドーム型スピーカ。
  3. 【請求項3】 ボイスコイルボビン型ダンパー(2)の
    ボイスコイルボビン(2a)とダンパー(2b)との間
    にテーパ状の振動板背面と接着される接着面(2c)を
    形成した請求項1記載の逆ドーム型スピーカ。
  4. 【請求項4】 ボイスコイルボビン型ダンパー(2)の
    ボイスコイルボビン(2a)の上端と接着面(2c)と
    の間に逆ドーム型振動板(1)の駆動点を調整するテー
    パ部(2d)を形成した請求項3記載の逆ドーム型スピ
    ーカ。
  5. 【請求項5】 微生物バイオセルロースと高弾性ファイ
    バーとからなる、またはこれらに調整材を混入してなる
    逆ドーム型振動板(1)の背面に接合される円筒状のボ
    イスコイルボビン(2A)を接着用アダプターリング
    (11)を用いて接合することを特徴とした逆ドーム型
    スピーカ。
  6. 【請求項6】 接着用アダプターリング(11)の接着
    面(11a)とボイスコイルボビン(2A)との接着部
    との間に振動板の駆動位置を調整するテーパ部(11
    a)を形成した請求項5記載の逆ドーム型スピーカ。
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