JP3335968B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3335968B2
JP3335968B2 JP31834499A JP31834499A JP3335968B2 JP 3335968 B2 JP3335968 B2 JP 3335968B2 JP 31834499 A JP31834499 A JP 31834499A JP 31834499 A JP31834499 A JP 31834499A JP 3335968 B2 JP3335968 B2 JP 3335968B2
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章浩 鈴木
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に係
わり、特に集積回路と基板の間の接続テストを行うのに
適した半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化や高機能化と共に、1
つのプリント基板に多くの半導体集積回路(IC(inte
grated circuit))または大規模集積回路(large scal
e integrated circuit)(以下、半導体集積回路と総称
する。)を組み込むことが普通のこととなっている。半
導体集積回路を実装した基板については、実装後に各半
導体集積回路のそれぞれの端子が基板との間で間違いな
く接続されているかどうかを点検するためのテストが従
来から行われている。
【0003】このような半導体集積回路と基板との間の
接続テストは、論理を検証するためのテストパターンを
プリント基板の所定の端子に入力し、その出力されるパ
ターンをチェックすることで行われている。しかしなが
ら、近年、半導体集積回路の規模が大規模化してくる
と、テストパターンを入力して検証を行う従来の手法で
は半導体集積回路の接続テストを実現することが困難に
なってきている。そこで、最近ではバウンダリスキャン
という手法でこのような接続テストを行うことが主流と
なってきている。
【0004】図3は、バウンダリスキャンの行われる半
導体集積回路とその周辺を表わしたものである。基板1
00に実装された半導体集積回路101は、基板100
側に設けられた入力ピン1021、1022、……102
Nと、出力ピン1031、1032、……103Mと電気的
に接続されるようになっており、更に、テストデータ入
力ピン104、テストデータ出力ピン105、遷移状態
決定用ピン106、バウンダリスキャン用クロック入力
ピン107およびTAPコントローラリセットピン10
8の5つのピンとも接続されるようになっている。それ
ぞれの入力ピン1021、1022、……102Nと、出
力ピン1031、1032、……103Mは、対応する各
レジスタ1111、1112、……111N、1121、1
122、……112Mを介して内部ロジック113と接続
されるようになっている。半導体集積回路101内でこ
れらレジスタ1111、1112、……111N、11
1、1122、……112Mは直列回路を構成するよう
に順に接続されている。直列回路の一端としての第Nの
レジスタ111Nにテストデータ入力ピン104が接続
されており、第Mのレジスタ112Mにテストデータ出
力ピン105が接続されている。同じく基板100側に
設けられた遷移状態決定用ピン106、バウンダリスキ
ャン用クロック入力ピン107およびTAPコントロー
ラリセットピン108はそれぞれ半導体集積回路101
内部に設けられたTAPコントローラ115に接続され
るようになっている。TAPコントローラ115はこれ
らの信号を基にして、各レジスタ1111、1112、…
…111N、1121、1122、……112Mを制御する
制御信号116を出力するようになっている。
【0005】このような従来の半導体集積回路では、T
APコントローラ115を制御して、通常動作のモード
とテストモードとを切り替える。そしてテストモードで
は、テストデータ入力ピン104から入力されたテスト
データを各レジスタ1111、1112、……111N
1121、1122、……112Mにシフトさせて所望の
テストパターンを設定することで、接続テストを行うよ
うになっている。バウンダリスキャンについては、たと
えば特開平7−104035号公報や特開平7−159
483号公報に開示がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バウンダリ
スキャンという手法を用いた接続テストでは、図3にも
示したように半導体集積回路に通常の入出力ピンの他に
5つの専用ピンとそれぞれ接続するピンまたは端子を設
ける必要がある。このため、ピンあるいは端子の数に余
裕を持てない半導体集積回路では、バウンダリスキャン
を行うことができないという問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、バウンダリスキャ
ンを行う場合よりも基板側と接続する専用のピンあるい
は端子を少なくして基板との接続状態をテストすること
のできる半導体集積回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)基板に実装するとき基板側の各入力ピンと対
応して接続されるそれぞれの入力端子と、(ロ)基板に
実装するとき基板側の各出力ピンと対応して接続される
それぞれの出力端子と、(ハ)各入力端子に与えられた
信号に対応して各出力端子に所定の論理結果を出力する
内部論理回路と、(ニ)入力端子のそれぞれに入力され
る信号をパラレルに入力してシリアル信号に変換するパ
ラレル−シリアル変換回路と、(ホ)内部論理回路の出
力側と各出力端子の間にそれぞれ対応して配置され、入
力ピンと入力端子あるいは出力ピンと出力端子との間の
接続状態を調べるテストモード以外の通常モードで出力
端子と内部論理回路の出力側をそれぞれ接続する一方、
テストモードではパラレル−シリアル変換回路から出力
される信号を共通の入力信号として選択するセレクタ回
路と、(へ)パラレル−シリアル変換回路から変換後の
シリアル信号を所定の時間間隔で出力させる同期回路と
を半導体集積回路に具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、通常モ
ードで基板側の入力ピンから各入力端子を経て内部論理
回路に供給される信号を、パラレル−シリアル変換回路
に入力して、テストモードでは同期回路を用いて変換後
のシリアル信号を出力端子側から基板側の出力ピンに出
力させるようにしている。これにより、各入力ピンの信
号状態や出力ピンに現われる信号をチェックすること
で、入力ピンと入力端子および出力ピンと出力端子との
間の電気的な接続状態を判別することができる。しかも
基板側からはテストモードを指定する信号や同期回路を
動作させる信号を入力するだけで済むので、基板と追加
的に接続する端子またはピンを大幅に減少させることが
できる。
【0010】請求項2記載の発明では、(イ)基板に実
装するとき基板側の各入力ピンと対応して接続されるそ
れぞれの入力端子と、(ロ)基板に実装するとき基板側
の各出力ピンと対応して接続されるそれぞれの出力端子
と、(ハ)各入力端子に与えられた信号に対応して各出
力端子に所定の論理結果を出力する内部論理回路と、
(ニ)入力端子のそれぞれに入力される信号をパラレル
に入力してシリアル信号に変換するパラレル−シリアル
変換回路と、(ホ)内部論理回路の出力側と各出力端子
の間にそれぞれ対応して配置され、入力ピンと入力端子
あるいは出力ピンと出力端子との間の接続状態を調べる
テストモード以外の通常モードで出力端子と内部論理回
路の出力側をそれぞれ接続する一方、テストモードでは
パラレル−シリアル変換回路から出力される信号を共通
の入力信号として選択するセレクタ回路と、(へ)パラ
レル−シリアル変換回路から変換後のシリアル信号を所
定の時間間隔で出力させる同期回路と、(ト)基板側か
らテストモードの開始を示す信号を入力してこのタイミ
ングで同期回路の動作を開始させ、入力端子の数に相当
する数と等しいかこれよりも多い所定の数だけ変換後の
シリアル信号を出力させた段階でその動作を停止させる
同期回路制御回路とを半導体集積回路に具備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、通常モ
ードで基板側の入力ピンから各入力端子を経て内部論理
回路に供給される信号を、パラレル−シリアル変換回路
に入力して、テストモードでは同期回路を用いて変換後
のシリアル信号を出力端子側から基板側の出力ピンに出
力させるようにしている。これにより、各入力ピンの信
号状態や出力ピンに現われる信号をチェックすること
で、入力ピンと入力端子および出力ピンと出力端子との
間の電気的な接続状態を判別することができる。しかも
基板側からはテストモードを指定する信号や同期回路を
動作させる信号を入力するだけで済むので、基板と追加
的に接続する端子またはピンを大幅に減少させることが
できる。また、同期回路制御回路は、基板側からテスト
モードの開始を示す信号を入力してこのタイミングで同
期回路の動作を開始させ、入力端子の数に相当する数と
等しいかこれよりも多い所定の数だけ変換後のシリアル
信号を出力させた段階でその動作を停止させるようにし
ている。
【0012】したがって、この停止状態でセレクタ回路
を経て各出力ピンに加わる信号を特定の信号とすること
で、たとえば半導体集積回路の消費電力をそれ以後低い
レベルに抑えることができる。すなわち、この半導体集
積回路は、基板に実装した後に入力ピンや出力ピンとの
接続状態の良否をチェックすることができるだけでな
く、実装に問題がないとされた後でも、その半導体集積
回路全体を休止状態にする場合にテストモードに設定し
て放置するだけで消費電力を押さえる等の所定の効果を
得ることができる。しかもテストモードを解除すれば、
通常の動作を開始させることができる。
【0013】なお、入力端子の数に相当する数と等しい
かこれよりも多い所定の数だけ変換後のシリアル信号を
出力させた段階でその動作を停止させるとしたのは、必
ずしも入力端子の数に相当する数だけシリアル信号に変
換後の信号を一斉に出力した後に動作を停止させる必要
がないことを意味している。たとえばこの所定の数が入
力端子の数の整数倍であったとすれば、その倍率だけ繰
り返してテストを行うといったことも可能になり、それ
ぞれについて入力ピン側に加える信号を変化させる等に
より、更に複雑なテストも行うことができる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
半導体集積回路において、同期回路制御回路が同期回路
の動作を停止させた状態でパラレル−シリアル変換回路
から出力される変換後のシリアル信号はDCレベルとな
るように対応する入力信号が設定されていることを特徴
としている。
【0015】これは、既に説明したように同期回路制御
回路が同期回路の動作を停止させた状態で半導体集積回
路の消費電力を押さえるようにするためである。出力ピ
ンをこれ以外の信号状態に設定して電力消費を下げた
り、他の効果を達成することは自由である。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
半導体集積回路において、同期回路制御回路は、入力端
子の総数と等しい数の数値を計数するカウンタであるこ
とを特徴としている。
【0017】すなわち入力端子の総数と等しい数の数値
を計数するカウンタを使用すれば、簡単に最も短い時間
でテストを終了させることができる。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の半導体集積回路において、各入力端子か
ら内部論理回路のそれぞれの入力端子に接続する信号線
と平行にこれらの入力端子から入力する信号をラッチす
るラッチ回路が設けられており、このラッチ回路の出力
がパラレル−シリアル変換回路に入力されることを特徴
としている。
【0019】このようにラッチ回路を設けることで、入
力ピンに所定の信号を長時間保持する必要がなくなり、
このための入力制御回路の負担を軽減させることができ
る。
【0020】請求項6記載の発明では、請求項2記載の
半導体集積回路において、テストモードの開始を示す信
号は、通常モードとテストモードでそれぞれ信号レベル
が異なる2値信号であり、エッジ検出回路がこのテスト
モードの開始を示す信号を入力して所定の立ち上がりあ
るいは立ち下がりのエッジを検出することでテストモー
ドの開始を検出することを特徴としている。
【0021】すなわち請求項6記載の発明では、たとえ
ば通常モードが信号“0”でテストモードが信号“1”
のような信号形態の信号が半導体集積回路に入力する状
況を想定している。エッジ検出回路はこのような場合に
おける信号レベルの変化を検出する回路である。このよ
うな信号と異なり、テストモード専用のトリガ信号が入
力する場合にはこのような措置を不要とすることもでき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例における半導体集
積回路の構成を表わしたものである。この図1で図3と
同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を
適宜省略する。この半導体集積回路201は、基板10
0側の入力ピン1021、1022、……102Nと、出
力ピン1031、……103Mと図示しない接続手段を介
して接続するようになっている。入力ピン1021、1
022、……102Nは半導体集積回路201の内部に配
置された内部ロジック(論理回路)113と接続される
ようになっている。また、出力ピン1031、……10
Mは、内部の対応するセレクタ回路2031、……、2
03Mを介して内部ロジック113と接続されるように
なっている。
【0025】本実施例の半導体集積回路201は、これ
以外に基板100側のテスト信号入力ピン205とクロ
ック入力ピン206と接続されている。テスト信号入力
ピン205からは半導体集積回路201にテスト信号2
07が入力されるようになっている。クロック入力ピン
206からはクロックパルス208が入力されるように
なっている。半導体集積回路201の内部には、新たに
テスト信号207のエッジを検出するためのエッジ検出
回路211と、入力ピン1021、1022、……102
Nから入力される信号およびエッジ検出回路211の出
力信号としてのエッジ検出回路生成パルス212をクロ
ックパルス208に同期してラッチするデータラッチ回
路213と、エッジ検出回路のエッジ検出回路生成パル
ス212をクロックパルス208に同期してカウントす
るN進カウンタ回路214と、このN進カウンタ回路2
14の出力するカウント値215とデータラッチ回路2
13の出力するラッチデータ216およびクロックパル
ス208を入力して、パラレルデータをシリアルデータ
に変換するパラレル−シリアル変換回路217を備えて
いる。パラレル−シリアル変換回路217から出力され
るシリアル信号218はそれぞれ対応するセレクタ回路
2031、……203Mに入力され、テスト信号207が
オンになっているテストモードで接続試験が実行される
ようになっている。
【0026】このように本実施例の半導体集積回路20
1は、基板100側に設けられた入力ピン1021、1
022、……102Nおよび出力ピン1031、……10
Mの他に、同じく基板側に設けられたテスト信号入力
ピン205およびクロック入力ピン206と接続される
ことになる。このうちのクロック入力ピン206は、テ
ストの対象となる半導体集積回路201が通常の動作と
して外部のクロックパルスを必要としている場合には、
接続のテストに係わらず必要とするピンである。したが
って、クロックパルスの入力を本来必要とする半導体集
積回路では、テスト用にクロック入力ピン206を兼用
することができる。したがって、このような場合には新
たに必要とするピンはテスト信号入力ピン205ただ1
本となり、半導体集積回路側の端子あるいはピンの増設
を1つに済ませることができる。これ以外の場合でも、
半導体集積回路側にテストの実施のために必要とする追
加的な端子あるいはピンは2つだけとなる。
【0027】図2は、本実施例の半導体集積回路の各部
の信号の発生タイミングを表わしたものである。半導体
集積回路201のテストを行うとき、図2(a)で示す
ように所定の時刻t1にテスト信号207がローレベル
(“OFF”)からハイレベル(“ON”)に変化する
ものとする。同図(b)に示すような位相および周期で
クロックパルス208(図2(b))が発生するものと
すると、エッジ検出回路211はテスト信号207のエ
ッジを検出して、クロックパルス208のその後の最初
の立ち上がりの時刻t2からエッジ検出回路生成パルス
212(図2(c))を立ち上げる。エッジ検出回路生
成パルス212は、クロックパルス208の1周期に相
当する期間の経過後の時刻t3に立ち下がる。
【0028】エッジ検出回路生成パルス212を入力す
るデータラッチ回路213は、この時刻t3まで入力さ
れるデータのラッチを行ってもこれから出力されるラッ
チデータ216(図2(d))の出力を無効としてい
る。すなわち、時刻t3までの間は、各入力ピン10
1、1022、……102Nからデータラッチ回路21
3に入力するデータは出力していない。また、クロック
パルス208を入力するN進カウンタ回路214は、エ
ッジ検出回路生成パルス212が立ち下がるまでそのカ
ウント値215(図2(e))を“0”に保持してい
る。そして、時刻t3以降はクロックパルス208が立
ち上がるたびにカウント値215を“1”から順にカウ
ントアップしていく。ただし、本実施例では入力ピン1
021、1022、……102Nの総数Nに等しい数値だ
けカウントアップした後はカウント値215を数値
“N”に保持するようになっている。その理由について
は後に説明する。
【0029】ところで、テスト信号入力ピン205にテ
スト信号207が入力されて接続テストが開始される
と、このテストの状態で入力ピン1021、1022、…
…102Nのそれぞれに入力されている信号がデータラ
ッチ回路213でラッチされ、その値が保持される。こ
のラッチされた信号は、パラレル−シリアル変換回路2
17に入力されて、それぞれの入力ピン1021、10
2、……102Nに加わった信号をクロックパルス20
8の立ち上がりに同期して1つずつ順に選択したシリア
ルな信号列としてのシリアル信号218(図2(f))
に変換される。このシリアル信号218は、それぞれの
セレクタ回路2031、……、203Mに共通して入力さ
れるようになっている。図1で破線で囲んだ回路部品の
範囲がテスト時に動作する回路部分231である。
【0030】すなわち、具体的には時刻t3からクロッ
クパルス208の1周期の間、カウント値215が
“1”となる。パラレル−シリアル変換回路217は、
カウント値215としての信号“1”を入力してパラレ
ル−シリアル変換を行い、次の時刻t4からクロックパ
ルス208の1周期の間、入力ピン1021に入力した
信号をすべてのセレクタ回路2031、……、203M
共通して入力する。これらのセレクタ回路2031、…
…、203Mにはテスト信号207が入力されるように
なっており、このテスト状態では内部ロジック113の
出力の代わりにシリアル信号218を選択するようにな
っている。したがって、時刻t4からクロックパルス2
08の1周期経過する時刻t5までの間はすべてのセレ
クタ回路2031、……、203Mから入力ピン1021
に入力された信号としてのシリアル信号218(図2で
はこれを信号“*1”として表わしている。)が出力さ
れる。
【0031】同様にして、次の時刻t5からクロックパ
ルス208の1周期経過する時刻t6までの間は、すべ
てのセレクタ回路2031、……、203Mから入力ピン
102 2に入力された信号としてのシリアル信号218
(図2ではこれを信号“*2”として表わしている。)
が出力されることになる。以下同様にして、クロックパ
ルス208の1周期経過するたびに入力ピン1021
1022、……102Nに入力された信号が順にセレクタ
回路2031、……、203Mから共通して出力され、1
02Nに入力された信号が出力された時点でその出力状
態が保持されることになる。
【0032】これに対して、この半導体集積回路201
が通常の動作を行っているときには入力ピン1021
1022、……102Nに入力されたそれぞれの信号は、
内部ロジック113に供給され、その結果としてこれか
ら出力される出力信号221 1、2212、……221M
がそれぞれ対応するセレクタ回路2031、……、20
Mに入力される。この通常の状態ではこれらのセレク
タ回路2031、……、203Mにテスト信号207が入
力されていない。したがって、セレクタ回路2031
……、203Mは出力信号2211、2212、……22
Mを選択し、出力ピン1031、1032、……103M
のうち対応するものにそれぞれ出力することになる。
【0033】このような半導体集積回路201における
基板100側のピンとの接続のチェックの様子を説明す
る。テストモードでは、すでに説明したようにそれぞれ
のセレクタ回路2031、……、203Mから同一の信号
が共通して出力される状態となっている。したがって、
パラレル−シリアル変換回路217から出力されるシリ
アル信号218が信号状態を“0”から“1”あるいは
“1”から“0”に変化させている状態で各出力ピン1
031、……103Mの信号変化を観察し、それぞれ同一
の信号変化を示さないピン103があれば、その出力ピ
ン103と半導体集積回路201の対応するピンまたは
端子は接続が行われていないか、接続が良好に行われて
いない可能性がある。
【0034】また、入力ピン1021、1022、……1
02Nにたとえばオール“1”またはオール“0”の信
号を加えたときには、出力ピン1031、……103M
らカウント値215が“1”から“N”に変化する全区
間でオール“1”またはオール“0”の信号が出力され
るはずである。これに係わらずカウント値215が所定
の値を示した区間だけ信号状態が反転するような場合が
あったときには、入力ピン1021、1022、……10
Nのうちのその値に対応するピンと半導体集積回路2
01との接続が行われていないか、良好に接続されてい
ない可能性がある。
【0035】もちろん、テストモードでのテストが行え
ないような状態のときには、テスト信号入力ピン205
やクロック入力ピン206と半導体集積回路201との
接続が行われていないか、良好に接続されていない可能
性がある。
【0036】ところで、本実施例の半導体集積回路20
1は、テストモード以外の通常モードでテスト信号20
7がオフになっている(図2(a)参照)。これを通常
モードにもかかわらず所定の場合にテスト信号207を
オンにすることで、基板100に実装された半導体集積
回路201の消費電力を削減する措置を採ることができ
る。すなわち、基板100上の特定の半導体集積回路2
01をある時点から未使用状態に設定する場合には、そ
の半導体集積回路201のテスト信号入力ピン205に
加えるテスト信号207をその時点からオンにする。そ
の一方で、入力ピン102Nに加える信号をDCレベル
の信号状態に設定する。
【0037】このようにすると、既に説明したテストモ
ードと同様の動作が開始してN進カウンタ回路214が
カウント値215を“N”までカウントアップして停止
する。この停止状態ですべてのセレクタ回路2031
……、203Mから出力ピン1031、……103Mに対
して出力される信号はDCレベルとなる。このように出
力ピン1031、……103Mの信号状態がすべてDCレ
ベルとなるので、この半導体集積回路201による消費
電力を大幅に低減することが可能になる。
【0038】もちろん、基板100に実装された幾つか
の半導体集積回路201(図1では簡略化のために一つ
しか示していない)のうち動作を再開するものについて
は、その再開の時点でテスト信号207をオフに変化さ
せればそれ以後は通常の動作を行わせることができる。
【0039】なお、以上説明した実施例ではテストモー
ドの期間内にテスト信号207を一回だけオフ状態から
オン状態に切り替えて、エッジ検出回路211からエッ
ジ検出回路生成パルス212をただ一回発生させるもの
として説明したが、これに限るものではない。たとえ
ば、入力ピン1021、1022、……102Nの総数
“N”とクロックパルス208の発生周期によって定ま
るN進カウンタ回路214のカウント停止までの時間に
多少の余裕を設けた時間を周期としてテスト信号207
のオフ、オンを複数回繰り返し発生させ、これに応じて
の入力ピン1021、1022、……102Nに印加する
信号の状態を変化させることで、既に説明した複数のテ
ストをその区間に全部済ませるようにしてもよい。
【0040】もちろん、テスト終了後あるいは通常動作
終了後ににおける消費電力の低減を特に配慮する必要が
ない場合には、N進カウンタ回路214の自走を停止さ
せる回路構成を採る必要がないことは当然である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項6
記載の発明によれば、通常モードで基板側の入力ピンか
ら各入力端子を経て内部論理回路に供給される信号を、
パラレル−シリアル変換回路に入力して、テストモード
では同期回路を用いて変換後のシリアル信号を出力端子
側から基板側の出力ピンに出力させるようにした。これ
により、各入力ピンの信号状態や出力ピンに現われる信
号をチェックすることで、入力ピンと入力端子および出
力ピンと出力端子との間の電気的な接続状態を簡単に判
別することができる。しかも基板側からはテストモード
を指定する信号や同期回路を動作させる信号を入力する
だけで済むので、基板と追加的に接続する端子またはピ
ンを大幅に減少させることができ、基板側の配線および
半導体集積回路側の端子の設計を単純化することができ
る。
【0042】また、請求項2記載の発明によれば、同期
回路制御回路は、基板側からテストモードの開始を示す
信号を入力してこのタイミングで同期回路の動作を開始
させ、入力端子の数に相当する数と等しいかこれよりも
多い所定の数だけ変換後のシリアル信号を出力させた段
階でその動作を停止させるようにしている。したがっ
て、この停止状態でセレクタ回路を経て各出力ピンに加
わる信号を特定の信号とすることで、たとえば半導体集
積回路の消費電力をそれ以後低いレベルに抑えることが
できる。すなわち、この半導体集積回路は、基板に実装
した後に入力ピンや出力ピンとの接続状態の良否をチェ
ックすることができるだけでなく、実装に問題がないと
された後でも、その半導体集積回路全体を休止状態にす
る場合にテストモードに設定して放置するだけで消費電
力を押さえる等の所定の効果を得ることができる。しか
もテストモードを解除すれば、通常の動作を開始させる
ことができる。
【0043】更に請求項2記載の発明によれば、入力端
子の数に相当する数と等しいかこれよりも多い所定の数
だけ変換後のシリアル信号を出力させた段階でその動作
を停止させることにしたので、たとえばこの所定の数が
入力端子の数の整数倍であったとすると、その倍率だけ
繰り返してテストを行うといったことも可能になり、そ
れぞれについて入力ピン側に加える信号を変化させる等
により、更に複雑なテストも行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における半導体集積回路の構
成を表わしたブロック図である。
【図2】本実施例の半導体集積回路の各部の信号の発生
タイミングを表わしたタイミング図である。
【図3】バウンダリスキャンの行われる従来の半導体集
積回路とその周辺を表わした概略構成図である。
【符号の説明】
100 基板 102 入力ピン 103 出力ピン 113 内部ロジック 201 半導体集積回路 203 セレクタ回路 205 テスト信号入力ピン 206 クロック入力ピン 207 テスト信号 211 エッジ検出回路 213 データラッチ回路 214 N進カウンタ回路 217 パラレル−シリアル変換回路 231 テスト時に動作する回路部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3185 G01R 31/02 H01L 21/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に実装するとき基板側の各入力ピン
    と対応して接続されるそれぞれの入力端子と、 前記基板に実装するとき基板側の各出力ピンと対応して
    接続されるそれぞれの出力端子と、 各入力端子に与えられた信号に対応して各出力端子に所
    定の論理結果を出力する内部論理回路と、 前記入力端子のそれぞれに入力される信号をパラレルに
    入力してシリアル信号に変換するパラレル−シリアル変
    換回路と、 前記内部論理回路の出力側と前記各出力端子の間にそれ
    ぞれ対応して配置され、前記入力ピンと入力端子あるい
    は出力ピンと出力端子との間の接続状態を調べるテスト
    モード以外の通常モードで出力端子と内部論理回路の出
    力側をそれぞれ接続する一方、テストモードでは前記パ
    ラレル−シリアル変換回路から出力される信号を共通の
    入力信号として選択するセレクタ回路と、 前記パラレル−シリアル変換回路から変換後のシリアル
    信号を所定の時間間隔で出力させる同期回路とを具備す
    ることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 基板に実装するとき基板側の各入力ピン
    と対応して接続されるそれぞれの入力端子と、 前記基板に実装するとき基板側の各出力ピンと対応して
    接続されるそれぞれの出力端子と、 各入力端子に与えられた信号に対応して各出力端子に所
    定の論理結果を出力する内部論理回路と、 前記入力端子のそれぞれに入力される信号をパラレルに
    入力してシリアル信号に変換するパラレル−シリアル変
    換回路と、 前記内部論理回路の出力側と前記各出力端子の間にそれ
    ぞれ対応して配置され、前記入力ピンと入力端子あるい
    は出力ピンと出力端子との間の接続状態を調べるテスト
    モード以外の通常モードで出力端子と内部論理回路の出
    力側をそれぞれ接続する一方、テストモードでは前記パ
    ラレル−シリアル変換回路から出力される信号を共通の
    入力信号として選択するセレクタ回路と、 前記パラレル−シリアル変換回路から変換後のシリアル
    信号を所定の時間間隔で出力させる同期回路と、 前記基板側からテストモードの開始を示す信号を入力し
    てこのタイミングで前記同期回路の動作を開始させ、前
    記入力端子の数に相当する数と等しいかこれよりも多い
    所定の数だけ前記変換後のシリアル信号を出力させた段
    階でその動作を停止させる同期回路制御回路とを具備す
    ることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記同期回路制御回路が前記同期回路の
    動作を停止させた状態で前記パラレル−シリアル変換回
    路から出力される変換後のシリアル信号はDCレベルと
    なるように対応する入力信号が設定されていることを特
    徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記同期回路制御回路は、前記入力端子
    の総数と等しい数の数値を計数するカウンタであること
    を特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記各入力端子から前記内部論理回路の
    それぞれの入力端子に接続する信号線と平行にこれらの
    入力端子から入力する信号をラッチするラッチ回路が設
    けられており、このラッチ回路の出力が前記パラレル−
    シリアル変換回路に入力されることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記テストモードの開始を示す信号は、
    通常モードとテストモードでそれぞれ信号レベルが異な
    る2値信号であり、エッジ検出回路がこのテストモード
    の開始を示す信号を入力して所定の立ち上がりあるいは
    立ち下がりのエッジを検出することでテストモードの開
    始を検出することを特徴とする請求項2記載の半導体集
    積回路。
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