JP3335928B2 - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JP3335928B2
JP3335928B2 JP24727098A JP24727098A JP3335928B2 JP 3335928 B2 JP3335928 B2 JP 3335928B2 JP 24727098 A JP24727098 A JP 24727098A JP 24727098 A JP24727098 A JP 24727098A JP 3335928 B2 JP3335928 B2 JP 3335928B2
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトリソグラフ
ィー技術による半導体の製造工程において、シリコンウ
エハなどの被処理基板上にレジスト材料などの塗布剤を
塗布するための塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコンウエハなどの基板に
レジスト材料などの塗布剤を塗布する方法としては、ス
ピンコート法と呼ばれる方法を用いるのが一般的に用い
られている。
【0003】このスピンコート法とは、シリコンウエハ
などの基板をスピンチャックと呼ばれる円盤状の保持部
材上に吸着保持し、この基板のほぼ中心に溶液状のレジ
スト材料を吐出し、しかる後、このスピンチャックを高
速回転する方法である。スピンチャックを高速回転する
ことにより、中心に置かれたレジスト材料には遠心力が
作用し、この遠心力によりレジスト材料は基板表面上を
中心から半径方向外側に拡散し、基板表面全体を覆う。
更に高速回転を続けると、余分なレジスト材料は遠心力
で振り切り除去され、基板上には膜厚が均一で薄い塗膜
が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、レジスト材
料とウエハWとは必ずしも親和性が高くない。そのた
め、ウエハW表面に供給されたレジスト材料がウエハW
表面の一部に偏って部分的に厚い塗布部を形成したり、
反対にウエハW表面の一部ではレジスト材料がはじかれ
て塗膜が部分的に薄くなる場合があり、ウエハW表面全
体でみると塗膜が不均一になる場合がある。このように
塗膜の膜厚が不均一になると、ウエハW表面上に形成さ
れる半導体素子の品質にばらつきが生じ、半導体素子の
歩留まりが低下して素子1個当たりの生産コストが上昇
するという問題があった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものである。即ち、本発明は、ウエハW表面
に形成されるレジスト膜の膜厚をウエハW表面全体にわ
たって均一な厚さに形成することのできる塗布方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の塗布方法は、一定速度で回転する被
処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する工程と、前記
速度で回転する被処理基板上に第2の量の塗布剤を供給
する工程と、を具備する。
【0007】請求項2記載の塗布方法は、請求項1に記
載の塗布方法であって、前記第2の量が、前記第1の量
より多いことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の塗布方法は、請求項1又は
2に記載の塗布方法であって、前記第1の量が0.01
〜0.1ccであり、前記第2の量が0.3〜0.39
ccであることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の塗布方法は、第1の速度で
回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する工
程と、前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2の
量の塗布剤を供給する工程と、前記非処理基板を第1加
速度で第2の速度まで加速する工程と、を具備する。
【0010】請求項5記載の塗布方法は、第1の速度で
回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する工
程と、前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速度
で第2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第2
の量の塗布剤を供給する工程と、を具備することを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の塗布方法は、請求項4又は
5に記載の塗布方法であって、前記第2の量が、前記第
1の量より多いことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の塗布方法は、請求項6に記
載の塗布方法であって、前記第1の量が0.01〜0.
1ccであり、前記第2の量が0.3〜0.39ccで
あることを特徴とする。
【0013】請求項8記載の塗布方法は、第1の速度で
回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する工
程と、前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2の
量の塗布剤を供給する工程と、前記被処理基板を第1加
速度で第2の速度まで加速する工程と、前記被処理基板
上の塗膜の膜厚を検出する工程と、前記検出した膜厚に
基づいて、前記第2の速度で回転する時間を制御する工
程と、を具備する。
【0014】請求項9記載の塗布方法は、第1の速度で
回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する工
程と、前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2の
量の塗布剤を供給する工程と、前記被処理基板を第1加
速度で第2の速度まで加速する工程と、前記被処理基板
上の塗膜の膜厚を検出する工程と、前記検出した膜厚に
基づいて、前記第2の速度から第2加速度で加速する時
間を制御する工程と、を具備する。
【0015】請求項10記載の塗布方法は、第1の速度
で回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する
工程と、前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速
度で第2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第
2の量の塗布剤を供給する工程と、前記被処理基板上の
塗膜の膜厚を検出する工程と、前記検出した膜厚に基づ
いて、前記第2の速度で回転する時間を制御する工程
と、を具備する。
【0016】請求項11記載の塗布方法は、第1の速度
で回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する
工程と、前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速
度で第2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第
2の量の塗布剤を供給する工程と、前記被処理基板上の
塗膜の膜厚を検出する工程と、前記検出した膜厚に基づ
いて、前記第2の速度から第2加速度で加速する時間を
制御する工程と、を具備する。
【0017】請求項12記載の塗布方法は、第1の速度
で回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する
工程と、前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2
の量の塗布剤を供給する工程と、前記被処理基板を第1
加速度で第2の速度まで加速する工程と、前記被処理基
板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、前記検出した膜厚
に基づいて、前記第2の速度から更に加速する第2加速
度を制御する工程と、を具備する。
【0018】請求項13記載の塗布方法は、第1の速度
で回転する被処理基板上に第1の量の塗布剤を供給する
工程と、前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速
度で第2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第
2の量の塗布剤を供給する工程と、前記処理基板上の
塗膜の膜厚を検出する工程と、前記検出した膜厚に基づ
いて、前記第2の速度から更に加速する第2加速度を制
御する工程と、を具備する。請求項14の塗布方法は、
請求項1〜13のいずれか1項に記載の塗布方法であっ
て、第2の量の塗布剤を吐出する時間は、第1の量の塗
布剤を吐出する時間より長い時間であることを特徴とす
る。請求項15の塗布方法は、請求項1〜14のいずれ
か1項に記載の塗布方法であって、第1の量の塗布剤の
吐出終了と第2の量の吐出開始との間の時間は0.1〜
0.5秒であることを特徴とする。請求項16の基板処
理装置は、基板を保持する保持手段と、該保持手段を回
転させる回転手段と、前記保持手段に保持された基板の
表面に塗布剤を供給する塗布剤供給機構と、前記保持手
段に基板を保持回転しつつ、前記基板の表面に第1の量
塗布剤を供給し、更に前記基板を回転させたままの状
態で、前記基板の表面に第1の量より多い第2の量の塗
布剤を供給するように前記塗布剤供給機構を制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とする。請求項17の基
板処理装置は、請求項16に記載の基板処理装置であっ
て、前記被処理基板上に供給された前記塗布剤が形成す
る塗膜の膜厚を検出する膜厚検出手段を備えたことを特
徴とする。
【0019】請求項1記載の塗布方法では、被処理基板
を一定速度で回転させた状態で塗布剤を複数回に分けて
供給しており、最初に供給される第1の量の塗布剤が被
処理基板表面と塗布剤との親和性を良くする界面活性剤
として機能し、二回目以降に供給される第2の量の塗布
剤が被処理基板表面に馴染むとともに滑り易くなるの
で、塗布剤が被処理基板表面全体にわたって均一に拡散
され、膜厚の均一な塗膜が得られる。
【0020】請求項2記載の塗布方法では、請求項1の
塗布方法の効果に加え、前記第2の量を、前記第1の量
より多い量にしているので、塗布液の広がりが良好とな
り、より高精度に塗膜の膜厚を管理することができる。
【0021】請求項3記載の塗布方法では、前記第1の
量を0.01〜0.1ccとし、前記第2の量を0.3
〜0.39ccとしているので、塗布液の広がりが良好
となり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することができ
る。
【0022】請求項4記載の塗布方法では、請求項1の
塗布方法の効果に加え、塗布剤を供給し終えた後で被処
理基板を第1加速度で第2の速度まで加速し、強い遠心
力を発生させて塗布剤を拡散させるので、より確実に塗
膜を薄膜化することができる。
【0023】請求項5記載の塗布方法では、請求項1の
塗布方法の効果に加え、最初に供給する塗布剤を供給し
終えた後で被処理基板を第1加速度で第2の速度まで加
速し、強い遠心力を発生させながら二回目の塗布剤を供
給して塗布剤を拡散させるので、より確実に塗膜を薄膜
化することができる。
【0024】請求項6記載の塗布方法では、請求項4又
は5の塗布方法の効果に加え、前記第2の量を、前記第
1の量より多い量にしているので、塗布液の広がりが良
好となり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することがで
きる。
【0025】請求項7記載の塗布方法では、前記第1の
量を0.01〜0.1ccとし、前記第2の量を0.3
〜0.39ccとしているので、塗布液の広がりが良好
となり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することができ
る。
【0026】請求項8記載の塗布方法では、請求項1の
塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜の膜厚
を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2の速度
で回転する時間を制御するので、より高精度に塗膜の膜
厚を管理することができる。請求項9記載の塗布方法で
は、請求項1の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板
上の塗膜の膜厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて
前記第2加速度で加速する時間を制御するので、より高
精度に塗膜の膜厚を管理することができる。請求項10
記載の塗布方法では、前記被処理基板を第1加速度で第
2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第2の量
の塗布剤を供給すると共に、前記被処理基板上の塗膜の
膜厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2の
速度で回転する時間を制御するので、より高精度に塗膜
の膜厚を管理することができる。
【0027】請求項11記載の塗布方法では、請求項1
2の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜の
膜厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2加
速度で加速する時間を制御するので、より高精度に塗膜
の膜厚を管理することができる。
【0028】請求項12記載の塗布方法では、請求項1
の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜の膜
厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2の速
度から更に加速する第2加速度を制御するので、より高
精度に塗膜の膜厚を管理することができる。
【0029】請求項13記載の塗布方法では、請求項1
4の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板を第1加速
度で第2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第
2の量の塗布剤を供給するので、より確実に塗膜を薄膜
化することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の詳細を
図面に基づいて説明する。
【0031】図1は本発明の一実施形態に係るレジスト
塗布ユニット(COT)を備えた半導体ウエハ(以下、
「ウエハ」という)の塗布現像処理システム1全体を示
した平面図である。
【0032】この塗布現像処理システム1では、被処理
体としてのウエハWをウエハカセットCRで複数枚、例
えば25枚単位で外部からシステムに搬入・搬出した
り、ウエハカセットCRに対してウエハWを搬入・搬出
したりするためのカセットステーション10と、塗布現
像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉
式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置した処理ス
テーション11と、この処理ステーション11に隣接し
て設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを
受け渡しするためのインタフェース部12とが一体的に
接続されている。このカセットステーション10では、
カセット載置台20上の位置決め突起20aの位置に、
複数個例えば4個までのウエハカセットCRが、夫々の
ウエハ出入口を処理ステーション11側に向けてX方向
一列に載置され、このカセット配列方向(X方向)およ
びウエハカセッ卜CR内に収納されたウエハWのウエハ
配列方向(Z方向;垂直方向)に移動可能なウエハ搬送
体21が各ウエハカセットCRに選択的にアクセスす
る。
【0033】このウエハ搬送体21はθ方向に回転自在
であり、後述するように処理ステーション11側の第3
の処理ユニット群G3 の多段ユニット部に配設されたア
ライメントユニット(ALIM)やイクステンションユ
ニット(EXT)にもアクセスできる。
【0034】処理ステーション11には、ウエハ搬送装
置を備えた垂直搬送型のメインアーム22が設けられ、
その周りに全ての処理ユニットが1組または複数の組に
亙って多段に配置されている。
【0035】図2は上記塗布現像処理システム1の正面
図である。
【0036】第1の処理ユニット群G1 では、カップC
P内でウエハWをスピンチャックに載せて所定の処理を
行う2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレジスト塗
布ユニット(COT)および現像ユニット(DEV)が
下から順に2段に重ねられている。第2の処理ユニット
群G2 では、2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレ
ジスト塗布ユニット(COT)および現像ユニット(D
EV)が下から順に2段に重ねられている。これらレジ
スト塗布ユニット(COT)は、レジスト液の排液が機
構的にもメンテナンスの上でも面倒であることから、こ
のように下段に配置するのが好ましい。しかし、必要に
応じて適宜上段に配置することももちろん可能である。
【0037】図3は上記塗布現像処理システム1の背面
図である。
【0038】メインアーム22では、筒状支持体49の
内側に、ウエハ搬送装置46が上下方向(Z方向)に昇
降自在に装備されている。筒状支持体49はモータ(図
示せず)の回転軸に接続されており、このモータの回転
駆動力によって、前記回転軸を中心としてウエハ搬送装
置46と一体に回転し、それによりこのウエハ搬送装置
46はθ方向に回転自在となっている。なお筒状支持体
49は前記モータによって回転される別の回転軸(図示
せず)に接続するように構成してもよい。
【0039】ウエハ搬送装置46には、搬送基台47の
前後方向に移動自在な複数本の保持部材48が配設され
ており、これらの保持部材48は各処理ユニット間での
ウエハWの受け渡しを可能にしている。
【0040】また、図1に示すようにこの塗布現像処理
システム1では、5つの処理ユニット群G1 、G2 、G
3 、G4 、G5 が配置可能であり、第1および第2の処
理ユニット群G1 、G2 の多段ユニットは、システム正
面(図1において手前)側に配置され、第3の処理ユニ
ット群G3 の多段ユニットはカセットステーション10
に隣接して配置され、第4の処理ユニット群G4 の多段
ユニットはインタフェース部12に隣接して配置され、
第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットは背面側に配
置されることが可能である。
【0041】図3に示すように、第3の処理ユニット群
3 では、ウエハWを保持台(図示せず)に載せて所定
の処理を行うオーブン型の処理ユニット、例えば冷却処
理を行うクーリングユニット(COL)、レジストの定
着性を高めるためのいわゆる疏水化処理を行うアドヒー
ジョンユニット(AD)、位置合わせを行うアライメン
トユニット(ALIM)、イクステンションユニット
(EXT)、露光処理前の加熱処理を行うプリベーキン
グユニット(PREBAKE)および露光処理後の加熱
処理を行うポストベーキングユニット(POBAKE)
が、下から順に例えば8段に重ねられている。第4の処
理ユニット群G4 でも、オーブン型の処理ユニット、例
えばクーリングユニット(COL)、イクステンション
・クーリングユニット(EXTCOL)、イクステンシ
ョンユニット(EXT)、クーリングユニッ卜(CO
L)、プリベーキングユニット(PREBAKE)およ
びポストベーキングユニット(POBAKE)が下から
順に、例えば8段に重ねられている。
【0042】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いベ
ーキングユニット(PREBAKE)、ポストベーキン
グユニット(POBAKE)およびアドヒージョンユニ
ット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱
的な相互干渉を少なくすることができる。もちろん、ラ
ンダムな多段配置としてもよい。
【0043】図1に示すように、インタフェース部12
では、奥行方向(X方向)は前記処理ステーション11
と同じ寸法を有するが、幅方向(Y方向)はより小さな
サイズである。このインタフェース部12の正面部に
は、可搬性のピックアップカセットCRと、定置型のバ
ッファカセットBRとが2段に配置され、他方背面部に
は周辺露光装置23が配設され、さらに中央部にはウエ
ハ搬送体24が設けられている。このウエハ搬送体24
は、X方向、Z方向に移動して両カセットCR、BRお
よび周辺露光装置23にアクセスする。
【0044】ウエハ搬送体24は、θ方向にも回転自在
であり、処理ステーション11側の第4の処理ユニット
群G4 の多段ユニットに配設されたイクステンションユ
ニット(EXT)や、隣接する露光装置側のウエハ受渡
し台(図示せず)にもアクセスできる。
【0045】また塗布現像処理システム1では、既述の
如くメインアーム22の背面側にも図1中破線で示した
第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットを配置できる
が、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットは、
案内レール25に沿ってY方向へ移動可能である。従っ
て、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットを図
示の如く設けた場合でも、前記案内レール25に沿って
移動することにより、空間部が確保されるので、メイン
アーム22に対して背後からメンテナンス作業が容易に
行える。
【0046】次に、本実施形態に係るレジスト塗布ユニ
ット(COT)について説明する。図4は本実施形態に
係るレジスト塗布ユニット(COT)の概略断面図であ
る。
【0047】このレジスト塗布ユニット(COT)の中
央部には環状のカップCΡが配設され、カップCΡの内
側にはスピンチャック51が配置されている。スピンチ
ャック51は真空吸着によってウエハWを固定保持した
状態で駆動モータ52によって回転駆動される。
【0048】駆動モータ52は、ユニット底板50に設
けられた開口50aに昇降移動可能に配置され、たとえ
ばアルミニウムからなるキャップ状のフランジ部材53
を介してたとえばエアシリンダからなる昇降駆動手段5
4および昇降ガイド手段55と結合されている。
【0049】ウエハW表面に塗布液としてのレジスト液
を吐出するためのレジストノズル60は、レジストノズ
ルスキャンアーム61の先端部にノズル保持体62を介
して着脱可能に取り付けられている。このレジストノズ
ルスキャンアーム61は、ユニット底板50の上に一方
向(Y方向)に敷設されたガイドレール63上で水平移
動可能な垂直支持部材64の上端部に取り付けられてお
り、図示しないY方向駆動機構によって垂直支持部材6
4と一体にY方向に移動するようになっている。
【0050】図5は、本実施形態に係るレジスト塗布ユ
ニット(COT)の概略平面図である。
【0051】レジストノズルスキャンアーム61は、レ
ジストノズル待機部65でレジストノズル60を選択的
に取り付けるためにY方向と直角なΧ方向にも移動可能
であり、図示しないΧ方向駆動機構によってΧ方向にも
移動できる。
【0052】さらに、レジストノズル待機部65でレジ
ストノズル60の吐出口が溶媒雰囲気室の口65aに挿
入され、中で溶媒の雰囲気に晒されることで、レジスト
ノズル60先端のレジスト液が固化または劣化しないよ
うになっている。また、複数本のレジストノズル60,
60,…が設けられ、レジスト液の種類・粘度に応じて
それらのレジストノズル60が使い分けられるようにな
っている。
【0053】また、レジストノズル60に隣接してシン
ナーノズル60aが配設されている。
【0054】このシンナーノズル60aには図示しない
シンナー供給系が接続されており、後述するようにこの
シンナーノズル60aからウエハWに溶剤を滴下してプ
リウェットを行うようになっている。
【0055】さらに、ガイドレール63上には、レジス
トノズルスキャンアーム61を支持する垂直支持部材6
4だけでなく、リンスノズルスキャンアーム70を支持
しY方向に移動可能な垂直支持部材71も設けられてい
る。
【0056】Y方向駆動機構(図示せず)によってリン
スノズルスキャンアーム70はカップCPの側方に設定
されたリンスノズル待機位置(実線の位置)とスピンチ
ャック51に設置されている半導体ウエハWの周辺部の
真上に設定されたリンス液吐出位置(点線の位置)との
間で並進または直線移動するようになっている。
【0057】図4に示すように、レジストノズル60
は、レジスト供給管66を介してレジスト塗布ユニット
(COT)の下方室内に配設されたレジスト液供給機構
に接続されている。
【0058】図6は本実施形態に係るレジスト塗布ユニ
ット(COT)の制御系を示したブロック図である。図
6に示したように、このレジスト塗布ユニット(CO
T)ではスピンチャック51を回転させる駆動モータ5
2、及びレジストノズル60にレジストを供給するレジ
スト供給系がそれぞれ制御部100に接続されており、
この制御部100により統括的に制御されている。
【0059】次に上記のように構成された塗布現像処理
システム1の動作を説明する。
【0060】図7は本実施形態に係るレジスト塗布ユニ
ット(COT)で塗布処理を行う場合の工程を示したフ
ローチャートであり、図8は同工程を示したタイミング
チャートである。また、図9〜図16は各工程で行われ
る動作を模式的に示した斜視図(a)及び断面図(b)
である。
【0061】本実施形態のレジスト塗布ユニット(CO
T)を備えた塗布現像処理システム1を起動すると、ウ
エハカセットCRからウエハWが取り出され、メインア
ーム22により搬送されてレジスト塗布ユニット(CO
T)内にアクセスする。しかる後に以下のレジスト塗布
の処理が開始される。
【0062】まず、メインアーム22は、ウエハWを塗
布ユニット(COT)内のスピンチャック51のリフタ
ー(図示省略)に引き渡し、このリフターが下降するこ
とによりスピンチャック51上にウエハWをセットする
(ステップ1/時間t0 )。次に、ウエハW上面にプリ
ウェットを行う(ステップ2)。このプリウェットはウ
エハW上面全体に溶剤を薄くのばしてレジストとウエハ
W上面との馴染みをよくするための処理であり、以下の
ようにして行う。
【0063】まずレジストノズルスキャンアーム61が
移動してこのスピンチャック51に保持された回転前の
ウエハWのほぼ中心真上の位置にレジストノズル60を
移動させる。次いでモータ52を駆動してスピンチャッ
ク51ごとウエハWの回転を開始させ加速する(時間t
1 〜t2 )。このウエハWが回転した状態で、レジスト
ノズルスキャンアーム61先端のレジストノズル60に
隣接配置されたシンナーノズル60aから溶剤を所定量
滴下する(時間t3 〜t4 )。図9に示すように、滴下
された溶剤はウエハWに作用する遠心力でウエハWの半
径方向外側に向けて拡散され、瞬時にウエハW上面全体
を薄く覆う。そして余分の溶剤は遠心力で振り切られて
除去される。プリウェットが完了すると一旦ウエハWの
回転を止める(時間t6 〜t7 )。なお、プリウェット
後ウエハWの回転を継続したまま後続のレジスト塗布工
程に移行してもよい。
【0064】プリウェットに引き続き、以下のレジスト
塗布工程を行う。
【0065】まず、モータ52を駆動してスピンチャッ
ク51ごとウエハWの回転を開始し、所定の速度、すな
わち第1の速度まで加速する(ステップ3/時間t7
8)。
【0066】このときの第1の速度は、ウエハWの中心
に吐出されたレジストを半径方向外向きに拡散するとと
もに余分なレジストを振り切り除去するのに十分な遠心
力を発生させることのできる速度である。
【0067】そしてこの第1の速度の値は、レジストの
粘度や種類、ウエハWの直径、塗布時の温度や湿度など
により異なる、いわゆる設計事項であり、一義的に特定
することはできない。但し、一例として挙げるならば、
この第1の速度は2000〜4000r.p.m.の範
囲が好ましい。
【0068】ここでこの第1の速度の好ましい範囲の上
限を4000r.p.m.にしたのは、この第1の速度
が上記上限値を越えると、第1回目に吐出した少量のレ
ジストの揮発が進み、第2回目に吐出したレジストが広
がらない、という弊害を生じるからである。
【0069】一方、この第1の速度の好ましい範囲の下
限を2000r.p.m.にしたのは、この第1の速度
が上記下限値を下回ると、第2回目の吐出も同じ回転数
で行う為、第2回目に吐出したレジストが広がらず、膜
厚の均一性が得られない、という弊害を生じるからであ
る。
【0070】ウエハWの回転速度が第1の速度で定速回
転するようになった後(ステップ4)、時間t9 〜t10
にかけて一回目のレジスト吐出を行う(ステップ5)。
【0071】この一回目のレジスト吐出量、即ち第1の
量は、後続する二回目のレジスト吐出で吐出されるレジ
ストのウエハW上面に対する滑りや拡散性をよくし、塗
膜の膜厚を均一化できる量である。
【0072】この第1の量の値はいわゆる設計事項であ
り、一義的に特定することはできないが、一例として挙
げるならば、この第1の量は0.01〜0.1ccの範
囲が好ましい。
【0073】ここでこの第1の量の好ましい範囲の上限
を0.1ccにしたのは、この第1の量が上記上限値を
越えると、第2回目に吐出したレジスト量が少なくなる
ため、ウエハ外周までレジストが広がらない、という弊
害を生じるからである。
【0074】一方、この第1の量の好ましい範囲の下限
を0.01ccにしたのは、この第1の量が上記下限値
を下回ると、第1回目のレジスト吐出量が少なく、第2
回目に吐出するレジストが広がらない、という弊害を生
じるからである。
【0075】この一回目のレジスト吐出は時間t9 〜t
10にわたって行う。この時間t9 〜t10、すなわち第1
の時間はいわゆる設計事項であり、一義的に特定するこ
とはできないが、一例として挙げるならば、この第1の
時間は0.01〜0.1秒の範囲が好ましい。
【0076】ここでこの第1の時間の好ましい範囲の上
限を0.1秒にしたのは、この第1の時間が上記上限値
を越えると、吐出レート(速度)が決まっている為、第
2回目の吐出量が少なくなり、前記の現象、即ちウエハ
外周までレジストが広がらない、という弊害を生じるか
らである。
【0077】一方、この第1の時間の好ましい範囲の下
限を0.01秒にしたのは、この第1の時間が上記下限
値を下回ると、吐出レート(速度)が決まっている為、
第1回目の吐出量が少なくなり、第2回目に吐出される
レジストがウエハ外周上まで広がらない、という弊害を
生じるからである。
【0078】上記一回目のレジスト吐出で吐出されたレ
ジストは図10〜図11に示すようにウエハWの中心付
近に吐出され、遠心力でウエハWの半径方向外向きに拡
散され、上下方向の厚さが薄くなると同時に水平方向に
広がる。そして図12に示したように、この一回目のレ
ジスト吐出で吐出されたレジストはウエハWの中心付近
を部分的に覆う。
【0079】上記1回目のレジスト吐出が完了して所定
時間t10〜t11経過した後、以下に説明する2回目のレ
ジスト吐出を行う。
【0080】ここで、上記1回目のレジスト吐出と2回
目のレジスト吐出との間の時間t10〜t11は上記1回目
のレジスト吐出で吐出されたレジストをウエハW上面に
十分拡散できる時間である。
【0081】この時間t10〜t11はいわゆる設計事項で
あり、一義的に特定することはできないが、一例として
挙げるならば、この間の時間t10〜t11は0.1〜0.
5秒の範囲が好ましい。
【0082】ここでこの間の時間t10〜t11の好ましい
範囲の上限を0.5秒にしたのは、この間の時間が上記
上限値を越えると、第1回目に吐出されたレジストがウ
エハの回転により揮発化が進み、第2回目に吐出された
レジストがウエハ外周まで広がらない、という弊害を生
じるからである。
【0083】一方、この間の時間の好ましい範囲の下限
を0.1秒にしたのは、この間の時間が上記下限値を下
回ると、第1回目に吐出されたレジストがある程度広が
らないうちに第2回目のレジストが吐出されるため、膜
厚の均一化が得られない、という弊害を生じるからであ
る。
【0084】この間の時間t10〜t11経過後、以下に述
べる二回目のレジスト吐出を行う(ステップ6)。
【0085】この二回目のレジスト吐出は全レジスト吐
出量のうち上記一回目のレジスト吐出量の残りの量、即
ち第2の量を吐出する工程である。
【0086】この第2の量の値はいわゆる設計事項であ
り、一義的に特定することはできないが、一例として挙
げるならば、この第2の量は0.3〜0.39ccの範
囲が好ましい。
【0087】ここでこの第2の量の好ましい範囲の上限
を0.39ccにしたのは、この第2の量が上記上限値
を越えると、レジストの全吐出量が0.5ccの場合、
第1回目の吐出量が0.1cc以上になり、レジストが
ウエハ外周まで均一に塗布できなくなる、という弊害を
生じるからである。
【0088】一方、この第2の量の好ましい範囲の下限
を0.3ccにしたのは、この第2の量が上記下限値を
下回ると、レジストの全吐出量が0.4ccの場合、第
2回目の吐出量が少なくなり、レジストがウエハ外周ま
で塗布できなくなる可能性がある、という弊害を生じる
からである。
【0089】この二回目のレジスト吐出は所定時間即ち
第2の時間にわたって行う。
【0090】この第2の時間t11〜t12はいわゆる設計
事項であり、一義的に特定することはできないが、一例
として挙げるならば、この第2の時間は0.3〜0.3
9秒の範囲が好ましい。
【0091】ここでこの第2の時間の好ましい範囲の上
限を0.39秒にしたのは、この第2の時間が上記上限
値を越えると、今回吐出レート(速度)が1ml/se
c.であったため、第1回目の吐出量が少なくなり、第
2回目に吐出されたレジストが均一にウエハ外周にまで
広がらない、という弊害を生じるからである。
【0092】一方、この第2の時間の好ましい範囲の下
限を0.3秒にしたのは、この第2の時間が上記下限値
を下回ると、今回吐出レートが1ml/sec.であっ
たため、第1回目の吐出量が多くなり、ある程度広がら
ないうちに第2回目のレジストが吐出されるため、均一
な膜が得られない、という弊害を生じるからである。こ
の二回目のレジスト吐出が行われることにより、ウエハ
W一枚に対するレジスト吐出量の全量がウエハW上に吐
出される。
【0093】第2の時間t11〜t12の経過後もウエハW
は上記第1の速度で時間t13まで定速回転が継続され
る。
【0094】上記二回目のレジスト吐出で吐出されたレ
ジストは図13に示すように上記一回目のレジスト吐出
で形成されたレジストの薄膜上に吐出される。このと
き、二回目に吐出されたレジストは図13に示すよう
に、一回目の吐出で形成された薄膜上を滑り、水平方向
に拡散してゆく。そのため図14,図15に示すよう
に、二回目に吐出されたレジストはウエハWの外周縁付
近まで速やかに拡散し、ウエハW上面全体を覆う。その
後時間t13までの定速回転でレジストの上下方向の厚さ
が減少するとともに膜厚が薄くなり、また膜厚が均一化
される。そして余分のレジストが遠心力で振り切り除去
されて膜厚が均一で薄い塗膜が形成される(図16)。
【0095】上述したように、本実施形態に係る塗布ユ
ニットでは、回転するウエハWにレジストを吐出するレ
ジスト吐出工程を二回に分け、一定速度で回転するウエ
ハW上面に適切なタイミングでレジスト吐出を行う。そ
のため、一回目の吐出でウエハW上面に吐出されるレジ
ストが二回目の吐出で吐出されるレジストの滑りや拡散
性をよくする働きをする。その結果、二回目に吐出され
るレジストは一回目に吐出されて形成されたレジスト薄
膜上をウエハWの半径方向外向きに速やかに拡散し上記
一回目に吐出されたレジストと相俟ってウエハW上面全
体にわたって均一で膜厚の薄いレジスト膜を形成する。
【0096】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。
【0097】従って、例えば上記実施形態では半導体素
子製造用のシリコンウエハWへのレジスト塗布を例にし
て説明したが、液晶表示装置用ガラス基板へのレジスト
塗布やレジスト液以外の処理剤の供給についても本発明
が適用できることはいうまでもない。
【0098】また本実施形態ではプリウェットを行って
いるが、本発明では一回目に吐出されるレジストがプリ
ウェットで供給される溶剤と同様の働きをするので、こ
のプリウェットは省略してもよい。
【0099】(実施例)以下、本発明の実施例について
説明する。
【0100】実施例1 この実施例では、上記第1の実施形態で説明した塗布ユ
ニットを用いて塗布処理を行った。
【0101】処理条件は以下に示した通りであった。
【0102】 ステップ 時間(秒) 回転数(r.p.m.) 加速度(r.p.m./秒) 2 1.0 0 3〜4 1.0 2000 10000 5 0.1 3200 10000 5と6との間隔 0.1 3200 10000 6 0.3 3200 10000 7 25 3000 10000 吐出容積 0.4ml 吐出速度 1.0ml/秒 ポンプ ミリポアポンプ 型式 rainbow (MILLIPORE 社製) エアオペレーションバルブ 型式X−25(CKD社製) 使用薬液 PFI-38A4 (粘度3cP/住友化学 社製) 上記の条件で塗布処理したウエハについて下記の要領で
膜厚測定したところ、次のような測定結果が得られた。
図17はこの測定結果をグラフ化したものである。膜厚
測定は1ロットの製品からサンプルを1枚抽出し、この
サンプルの39箇所について測定した。測定装置はナノ
スペックN−5100−L12(ナノメトリクスジャパ
ン社製)を使用した。
【0103】 測定点 39箇所 最小値 5606(オングストローム) 最大値 5636(オングストローム) 差 30(オングストローム) 平均値 5621.62(オングストローム) SD 8.22 3シグマ 24.66 上記結果が示すように、膜厚の一番薄い部分と厚い部分
との差は30オングストロームであり、膜厚が薄く、し
かもその分布が極めて均一である。
【0104】また、大きい吐出レート(速度)で少量の
ディスペンスをする為、スループットの短縮にもつなが
る、という効果が得られる点が示されている。
【0105】実施例2 この実施例では、以下に示した処理条件で塗布処理を行
った。
【0106】 ステップ 時間(秒) 回転数(r.p.m.) 加速度(r.p.m./秒) 2 1.0 0 3〜4 1.0 2000 10000 5 0.1 3200 10000 5と6との間隔 0.1 3200 10000 6 0.3 3200 10000 7 25 3000 10000 吐出容積 0.4ml 吐出速度 1.0ml/秒 ポンプ ミリポアポンプ 型式 rainbow(MILLIPORE 社製) エアオペレーションバルブ 型式X−25(CKD社製) 使用薬液 PFI-38A4(粘度3cP/住友化学 社製) 上記の条件で塗布処理したウエハについて下記の要領で
膜厚測定したところ、次のような測定結果が得られた。
図18はこの測定結果をグラフ化したものである。膜厚
測定は1ロットの製品からサンプルを1枚抽出し、この
サンプルの39箇所について測定した。測定装置はナノ
スペックN5100−L12(ナノメトリクスジャパン
社製)を使用した。
【0107】 測定点 39箇所 最小値 5566(オングストローム) 最大値 5590(オングストローム) 差 24(オングストローム) 平均値 5578.38(オングストローム) SD 7.29 3シグマ 21.86 上記結果が示すように、膜厚の一番薄い部分と厚い部分
との差は24オングストロームであり、膜厚が薄く、し
かもその分布が極めて均一である。
【0108】また、高い吐出レート(速度)で少量のデ
ィスペンスをする為、スループットの短縮にもつなが
る、という効果が得られる点が示されている。
【0109】実施例3 この実施例では、以下に示した処理条件で塗布処理を行
った。
【0110】 ステップ 時間(秒) 回転数(r.p.m.) 加速度(r.p.m./秒) 2 1.0 0 3〜4 1.0 2000 10000 5 0.1 3200 10000 5と6との間隔 0.1 3200 10000 6 0.4 3200 10000 7 25 3000 10000 吐出容積 0.5ml 吐出速度 1.0ml/秒 ポンプ ミリポアポンプ 型式 rainbow(MILLIPORE 社製) エアオペレーションバルブ 型式X−25(CKD社製) 使用薬液 PFI-38A4(粘度3cP/住友化学 社製) 上記の条件で塗布処理したウエハについて下記の要領で
膜厚測定したところ、次のような測定結果が得られた。
図19はこの測定結果をグラフ化したものである。膜厚
測定は1ロットの製品からサンプルを1枚抽出し、この
サンプルの39箇所について測定した。測定装置はナノ
スペックN5100−L12(ナノメトリクスジャパン
社製)を使用した。
【0111】 測定点 39箇所 最小値 5363(オングストローム) 最大値 5397(オングストローム) 差 34(オングストローム) 平均値 5383.51(オングストローム) SD 9.92 3シグマ 29.75 上記結果が示すように、膜厚の一番薄い部分と厚い部分
との差は34オングストロームであり、膜厚が薄く、し
かもその分布が極めて均一である。
【0112】また、高い吐出レート(速度)で少量のデ
ィスペンスをする為、スループットの短縮にもつなが
る、という効果が得られる点が示されている。
【0113】(比較例)本発明の効果を従来の塗布方法
で得られたレジスト膜と比較するため、従来の塗布方
法、即ち、スピンチャックにウエハWを吸着保持した
後、プリウェットを行い、しかる後にウエハW上面に所
定量のレジスト液を一回の吐出で供給し、ついでこれを
高速回転させることによりレジスト膜を形成した。この
レジスト膜の膜厚を上記実施例と同様の装置で測定した
ところ膜厚の最大値と最小値との差は60オングストロ
ームであった。
【0114】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る塗布ユニットについて説明する。なお、
上記第1の実施形態と重複する部分については説明を省
略する。
【0115】本実施形態に係る塗布ユニットでは、上記
第1の速度で定速回転するウエハWに二回に分けてレジ
スト吐出を行った後、更に第1加速度で加速してウエハ
W上のレジスト膜の膜厚の均一化と薄膜化とを図る。
【0116】図20は本実施形態に係る塗布ユニットを
用いてレジスト塗布する場合のフローチャートであり、
21は同塗布ユニットを用いてレジストを塗布する場
合のタイミングチャートである。
【0117】以下、本実施形態に係る塗布ユニットを用
いてレジスト塗布を行う場合の手順について説明する。
【0118】図20及び図21に示すように本実施形態
に係る塗布ユニットでは、第1の速度で定速回転するウ
エハWに対し、時間t9 〜t10及び時間t11〜t12の前
後二回に分けてレジスト吐出を行う(ステップ5,ステ
ップ6)。
【0119】しかる後に本実施形態に係る塗布ユニット
では、時間t´13〜t´14にわたって急激に加速する
(ステップ7)。
【0120】このときの加速度即ち第1加速度は、ウエ
ハWの中心に吐出されたレジスト液を半径方向外向きに
拡散しするとともに余分なレジスト液を振り切り除去
し、ウエハW上に残った微量のレジストを拡散して薄膜
化するのに十分な遠心力を発生させることのできる速度
である。
【0121】そしてこの第1加速度の値は、レジスト液
の粘度や種類、ウエハWの直径、塗布時の温度や湿度な
どにより異なる、いわゆる設計事項であり、一義的に特
定することはできない。但し、一例として挙げるなら
ば、この第1加速度は8000〜50000r.p.
m./sec.の範囲が好ましい。
【0122】ここでこの第1加速度の好ましい範囲の上
限を50000r.p.m./sec.にしたのは、こ
の第1加速度が上記上限値を越えると、スピンモータ自
体が正常に動作しなくなる、という弊害を生じるからで
ある。
【0123】一方、この第1加速度の好ましい範囲の下
限を8000r.p.m./sec.にしたのは、この
第1加速度が上記下限値を下回ると、第1回目に吐出さ
れたレジストがウエハ上に塗布されても、まだ所定の回
転数に達していない為、膜厚や形状が均一にならない、
という弊害を生じるからである。
【0124】この第1加速度の加速により時間t´13〜
t´14で回転速度を所定の速度、即ち第2の速度R
3 r.p.m.まで上昇させる。この第2の速度R
3 r.p.m.での定速回転を時間t´14〜t15の間継
続させ(ステップ8)、しかる後に時間t15〜t16にか
けて減速し(ステップ9)、停止したところで塗布が終
了する(ステップ10)。
【0125】本実施形態に係る塗布ユニットでは、第1
の速度で定速回転するウエハWに二回に分けてレジスト
吐出した後、更にウエハWの回転数を加速度的に上昇さ
せ、このときに発生する強い遠心力でウエハW上のレジ
スト膜の膜厚の均一化と薄膜化とを図るので、より薄く
て均一な膜厚のレジスト膜が得られる。
【0126】なお、本実施形態では第1の速度で定速回
転したウエハWに前後二回のレジスト吐出を行っている
が、ウエハWの回転速度を加速する際にレジスト吐出を
行なっても良い。
【0127】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る塗布ユニットについて説明する。なお、
上記第1及び第2の実施形態と重複する部分については
説明を省略する。
【0128】本実施形態に係る塗布ユニットでは、上記
第1の速度で定速回転するウエハWに二回に分けてレジ
スト吐出を行った後、ウエハW上に形成されるレジスト
膜の膜厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて、第1
の速度から加速後の第2の速度で回転する時間を制御す
ることによりウエハW上のレジスト膜の膜厚の均一化と
薄膜化とを図る。
【0129】図22は本実施形態に係る塗布ユニットの
制御系を示したブロック図である。図22に示すように
本実施形態に係る塗布ユニットでは、スピンチャック5
1に保持された状態のウエハWの上側にセンサSが配設
されており、ウエハW上面の塗膜の膜厚を検出する。こ
のセンサSはスピンチャック51を回転させるモータ5
2及びレジスト供給系とともに制御部100に接続され
ており、この制御部100により制御されている。
【0130】本実施形態の塗布ユニットで用いるセンサ
SはウエハW上に形成されたレジスト膜の膜厚を検出で
きるものであれば特に限定されない。例えば光学的に測
定するセンサなど、既知のセンサが挙げられる。
【0131】以下、本実施形態に係る塗布ユニットを用
いてレジスト塗布を行う場合の手順について説明する。
【0132】図23は本実施形態に係る塗布ユニットを
用いてレジスト塗布する場合のフローチャートである。
【0133】本実施形態に係る塗布ユニットを用いてウ
エハWのレジスト塗布を行う場合、第1の速度で定速回
転したウエハWに二回に別けてレジスト吐出を行い(ス
テップ5,ステップ6)、しかる後に第1加速度で加速
し(ステップ7)、第2の速度で定速回転させる(ステ
ップ8)。
【0134】次いで、ウエハW上面に形成されたレジス
ト塗膜の膜厚をチェックする(ステップ9)。具体的に
は、上記したセンサSでレジスト膜の膜厚を検出し、こ
の膜厚が適正範囲まで薄膜化されているか否かを判断し
(ステップ10)、その結果に基づいてその後の処理を
調整する。
【0135】即ち、検出した膜厚が適正範囲の上限以下
の場合にはそのまま回転速度を減速して(ステップ1
1)レジスト塗布工程を終了する(ステップ12)。
【0136】一方、検出した膜厚が適正範囲の上限を越
えている場合には、第2速度で定速回転する時間を調整
し(ステップ12)、更にこの定速回転を継続させて
(ステップ8)レジスト塗膜の膜厚均一化と薄膜化とを
図る。
【0137】そして再度塗膜の膜厚チェックを行い(ス
テップ9)、膜厚が上限以下になれば、減速して終了し
(ステップ11,ステップ13)、まだ膜厚が厚いよう
であれば更にステップ12,ステップ8〜10に移行し
て膜厚が適正範囲内に入るまでステップ12とステップ
8〜10の操作を繰り返す。
【0138】本実施形態の方法によれば、レジスト膜の
膜厚を検出しながらこの検出した膜厚に基づいて第2の
速度で回転する時間を制御しているので、より確実に薄
膜化を図ることができる。
【0139】なお、本実施形態ではレジスト吐出後に加
速した第2の速度で定速回転した後に検出した膜厚に基
づいて前記第2の速度で定速回転する時間を制御してい
るが、レジスト吐出後に膜厚を検出し、この検出した膜
厚に基づいて第1の速度から第2の速度まで加速する時
間を制御したり、第2の速度から更に第2加速度で加速
するようにして、このときの加速時間を制御するように
してもよい。また、このときの第2加速度自体を制御す
るようにしてもよい。
【0140】更に、本実施形態ではレジスト吐出前にウ
エハWにプリウェットを行っているが、このプリウェッ
トは省略しても良い。
【0141】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明によれば、被処理基板を一定速度で回転させた状態
で塗布剤を複数回に分けて供給しており、最初に供給さ
れる第1の量の塗布剤が被処理基板表面と塗布剤との親
和性を良くする界面活性剤として機能し、二回目以降に
供給される第2の量の塗布剤が被処理基板表面に馴染む
とともに滑り易くなるので、塗布剤が被処理基板表面全
体にわたって均一に拡散され、膜厚の均一な塗膜が得ら
れる。
【0142】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
の塗布方法の効果に加え、前記第2の量を、前記第1の
量より多い量にしているので、塗布液の広がりが良好と
なり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することができ
る。
【0143】請求項3記載の本発明によれば、前記第1
の量を0.01〜0.1ccとし、前記第2の量を0.
3〜0.39ccとしているので、塗布液の広がりが良
好となり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することがで
きる。
【0144】請求項4記載の本発明によれば、請求項1
の塗布方法の効果に加え、塗布剤を供給し終えた後で被
処理基板を第1加速度で第2の速度まで加速し、強い遠
心力を発生させて塗布剤を拡散させるので、より確実に
塗膜を薄膜化することができる。
【0145】請求項5記載の本発明によれば、請求項1
の塗布方法の効果に加え、最初に供給する塗布剤を供給
し終えた後で被処理基板を第1加速度で第2の速度まで
加速し、強い遠心力を発生させながら二回目の塗布剤を
供給して塗布剤を拡散させるので、より確実に塗膜を薄
膜化することができる。
【0146】請求項6記載の本発明によれば、請求項4
又は5の塗布方法の効果に加え、前記第2の量を、前記
第1の量より多い量にしているので、塗布液の広がりが
良好となり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することが
できる。
【0147】請求項7記載の本発明によれば、前記第1
の量を0.01〜0.1ccとし、前記第2の量を0.
3〜0.39ccとしているので、塗布液の広がりが良
好となり、より高精度に塗膜の膜厚を管理することがで
きる。
【0148】請求項8記載の本発明によれば、請求項1
の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜の膜
厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2の速
度で回転する時間を制御するので、より高精度に塗膜の
膜厚を管理することができる。
【0149】請求項9記載の本発明によれば、請求項1
の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜の膜
厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2加速
度で加速する時間を制御するので、より高精度に塗膜の
膜厚を管理することができる。
【0150】請求項10記載の本発明によれば、前記被
処理基板を第1加速度で第2の速度まで加速しながら前
記被処理基板上に第2の量の塗布剤を供給すると共に、
前記被処理基板上の塗膜の膜厚を検出し、この検出した
膜厚に基づいて前記第2の速度で回転する時間を制御す
るので、より高精度に塗膜の膜厚を管理することができ
る。
【0151】請求項11記載の本発明によれば、請求項
12の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜
の膜厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2
加速度で加速する時間を制御するので、より高精度に塗
膜の膜厚を管理することができる。
【0152】請求項12記載の本発明によれば、請求項
1の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板上の塗膜の
膜厚を検出し、この検出した膜厚に基づいて前記第2の
速度から更に加速する第2加速度を制御するので、より
高精度に塗膜の膜厚を管理することができる。
【0153】請求項13記載の本発明によれば、請求項
14の塗布方法の効果に加え、前記被処理基板を第1加
速度で第2の速度まで加速しながら前記被処理基板上に
第2の量の塗布剤を供給するので、より確実に塗膜を薄
膜化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るレジスト塗布ユニット
を備えた塗布現像処理システムの平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るレジスト塗布ユニット
を備えた塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るレジスト塗布ユニット
を備えた塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るレジスト塗布ユニット
の断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るレジスト塗布ユニット
の平面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るレジスト塗布ユニット
の制御系を示したブロック図である。
【図7】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の工
程を示したフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の工
程を示したタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の一
工程を模式的に示した図である。
【図10】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図11】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図12】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図13】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図14】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図15】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図16】本発明の実施形態に係るレジスト塗布方法の
一工程を模式的に示した図である。
【図17】本実施形態に係るレジスト塗布方法を施して
形成した塗膜の膜厚分布を示すグラフである。
【図18】本実施形態に係るレジスト塗布方法を施して
形成した塗膜の膜厚分布を示すグラフである。
【図19】本実施形態に係るレジスト塗布方法を施して
形成した塗膜の膜厚分布を示すグラフである。
【図20】本発明の第2の実施形態に係るレジスト塗布
方法の工程を示したフローチャートである。
【図21】本発明の第2の実施形態に係るレジスト塗布
方法の工程を示したタイミングチャートである。
【図22】本発明の第三の実施形態に係るレジスト塗布
ユニットの制御系を示したブロック図である。
【図23】本発明の第3の実施形態に係るレジスト塗布
方法の工程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
W ウエハ 51 スピンチャック 52 モータ S センサ 100 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05D 1/40 G03F 7/16 B05C 11/08

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で回転する被処理基板上に第1
    の量の塗布剤を供給する工程と、 前記速度で回転する被処理基板上に第2の量の塗布剤を
    供給する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の塗布方法であって、前
    記第2の量が、前記第1の量より多いことを特徴とする
    塗布方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の塗布方法であっ
    て、前記第1の量が0.01〜0.1ccであり、前記
    第2の量が0.3〜0.39ccであることを特徴とす
    る塗布方法。
  4. 【請求項4】 第1の速度で回転する被処理基板上に第
    1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2の量の塗
    布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を第1加速度で第2の速度まで加速する
    工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  5. 【請求項5】 第1の速度で回転する被処理基板上に第
    1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速度で第2
    の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第2の量の
    塗布剤を供給する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の塗布方法であっ
    て、前記第2の量が、前記第1の量より多いことを特徴
    とする塗布方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の塗布方法であって、前
    記第1の量が0.01〜0.1ccであり、前記第2の
    量が0.3〜0.39ccであることを特徴とする塗布
    方法。
  8. 【請求項8】 第1の速度で回転する被処理基板上に第
    1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記第1の速度で回転する被処理理基板上に第2の量の
    塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を第1加速度で第2の速度まで加速する
    工程と、 前記被処理基板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、 前記検出した膜厚に基づいて、前記第2の速度で回転す
    る時間を制御する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  9. 【請求項9】 第1の速度で回転する被処理基板上に第
    1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2の量の塗
    布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を第1加速度で第2の速度まで加速する
    工程と、 前記被処理基板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、 前記検出した膜厚に基づいて、前記第2の速度から第2
    加速度で加速する時間を制御する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  10. 【請求項10】 第1の速度で回転する被処理基板上に
    第1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速度で第2
    の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第2の量の
    塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、 前記検出した膜厚に基づいて、前記第2の速度で回転す
    る時間を制御する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  11. 【請求項11】 第1の速度で回転する被処理基板上に
    第1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速度で第2
    の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第2の量の
    塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、 前記検出した膜厚に基づいて、前記第2の速度から第2
    加速度で加速する時間を制御する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  12. 【請求項12】 第1の速度で回転する被処理基板上に
    第1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記第1の速度で回転する被処理基板上に第2の量の塗
    布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を第1加速度で第2の速度まで加速する
    工程と、 前記被処理基板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、 前記検出した膜厚に基づいて、前記第2の速度から更に
    加速する第2加速度を制御する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  13. 【請求項13】 第1の速度で回転する被処理基板上に
    第1の量の塗布剤を供給する工程と、 前記被処理基板を前記第1の速度から第1加速度で第2
    の速度まで加速しながら前記被処理基板上に第2の量の
    塗布剤を供給する工程と、 前記処理基板上の塗膜の膜厚を検出する工程と、 前記検出した膜厚に基づいて、前記第2の速度から更に
    加速する第2加速度を制御する工程と、 を具備することを特徴とする塗布方法。
  14. 【請求項14】 第2の量の塗布剤を吐出する時間は、
    第1の量の塗布剤を吐出する時間より長い時間であるこ
    とを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    塗布方法。
  15. 【請求項15】 第1の量の塗布剤の吐出終了と第2の
    量の吐出開始との間の時間は0.1〜0.5秒であるこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    塗布方法。
  16. 【請求項16】 基板を保持する保持手段と、 該保持手段を回転させる回転手段と、 前記保持手段に保持された基板の表面に塗布剤を供給す
    塗布剤供給機構と、 前記保持手段に基板を保持回転しつつ、前記基板の表面
    に第1の量の塗布剤を供給し、更に前記基板を回転させ
    たままの状態で、前記基板の表面に第1の量より多い第
    2の量の塗布剤を供給するように前記塗布剤供給機構を
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の基板処理装置であ
    って、 前記被処理基板上に供給された前記塗布剤が形成する塗
    膜の膜厚を検出する膜厚検出手段を備えたことを特徴と
    する基板処理装置。
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