JP3335693B2 - 吸脱着式ガス浄化装置 - Google Patents

吸脱着式ガス浄化装置

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JP3335693B2
JP3335693B2 JP01136293A JP1136293A JP3335693B2 JP 3335693 B2 JP3335693 B2 JP 3335693B2 JP 01136293 A JP01136293 A JP 01136293A JP 1136293 A JP1136293 A JP 1136293A JP 3335693 B2 JP3335693 B2 JP 3335693B2
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belt
gas
suction
adsorption
suction belt
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浩文 森本
雅夫 兵頭
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装工場や半導体製造
工場などから排出される溶剤(トルエンやキシレンで代
表される有機溶剤等で30〜300ppm程度の濃度)
含有の排気を処理する、つまり、排気中の溶剤を除去処
理する技術のうち、最終処理量の減量を図るように溶剤
の濃度を濃縮する場合などに用いられる装置で、詳しく
は、通気性を備えたフェルト状の吸着ベルトを用い、溶
剤などの除去対象物を含有する処理対象ガスを、その吸
着ベルト内を厚さ方向で透過するように供給することに
よりその処理対象ガス中の除去対象物を吸着ベルトに吸
着させて処理対象ガスを浄化する一方、前記の吸着ベル
トに脱着用ガスを、その吸着ベルトの厚さ方向で透過す
るように供給することにより吸着ベルトからそれに吸着
されている除去対象物を脱着して吸着ベルトの更新と除
去対象物の濃縮とを行う吸脱着式ガス浄化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】吸着ベルトを用いてガス浄化を行う本発
明対象の吸脱着式ガス浄化装置では、例えば、繊維状活
性炭をペーパ化し、段加工して多数のガス通路を有する
ハニカム状に成形し、それを枠に支持させたブロック状
の吸着体を用い、その吸着体のガス通路内に沿って処理
対象ガスを透過させることにより、繊維状活性炭が分散
するガス通路周囲壁に接触させて溶剤などの除去対象物
を吸着させるハニカムロータ式の吸脱着式ガス浄化装置
に比較して、次のような利点がある。つまり、ハニカム
ロータ式の吸脱着式ガス浄化装置による場合には、ガス
通路周囲壁に沿って処理対象ガスを流動させて吸着材に
接触させることで吸着させるため、吸着体の大きさの割
りには吸着材と処理対象ガスとの接触面積が小さくて、
吸着材と処理対象ガスとの接触効率が悪く、吸着体の大
きさの割りには処理能力が小さくてコストの高いものに
なる。しかも、吸着体を加熱して脱着する際、吸着体が
大きく、加えて、支持用の枠に熱を取られることによ
り、多量の熱量が必要であり、かつ、脱着後に吸着可能
状態に更新させる上で冷却を必要とすることもあり、ラ
ンニングコストが高くつく。これに対し、本発明が対象
とする上述の吸脱着式ガス浄化装置による場合には、吸
着ベルトを、繊維状活性炭のフェルトから構成したり、
或いは、活性炭を内部に分散させたフェルトから構成し
たりすることなどにより、吸着ベルトと処理対象ガスと
の接触面積を大きくして接触効率を優れたものにできる
割りには吸着ベルトの厚さを薄くでき、その結果、吸着
ベルトを加熱・冷却し易いものにできて、脱着のための
加熱に要するランニングコストが安くて済み、また、特
別な装置類を要することなく脱着後の吸着のための冷却
を行える。そのような利点を有する吸脱着式ガス浄化装
置として従来では、図26に示すように、吸着ベルト3
を第1のロールR1から繰り出すとともに、第2のロー
ルR2で巻き取り、その第1のロールR1から第2のロ
ールR2への移動途中で、処理対象ガスG1を供給して
溶剤などの除去対象物を吸着ベルト3に吸着させ、第2
のロールR2を収納する加熱室Hに脱着用ガスG2とし
ての加熱空気を供給して吸着ベルト3からそれの吸着さ
れている除去対象物を脱着する技術が知られている(例
えば特公昭53―9587号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
によるときは、吸着ベルトを第1のロールから繰り出し
つつ第2のロールで巻き取ることで移動させて吸着ベル
トに除去対象物を吸着させるから、そのような移動時に
加熱室に加熱空気を並行して供給することにより、吸着
と同時に脱着を行えるものの、第2のロールに吸着ベル
トが最後まで巻き取られと、第1のロールに吸着ベルト
を巻き戻しする必要があって、処理形態が、吸脱着と巻
き戻しとを交互に繰り返す形態とならざるを得ない。そ
の結果、長時間の処理を行うには、第1のロールから吸
着ベルトの全部を繰り出しての1回の吸着作業時間を長
くしたり、或いは、複数の装置を設けて一方のものが吸
脱着しているときに他方のものが巻き戻しするように交
互に使用したりする必要がある。そして、前者の場合に
は、吸着ベルトの巻き取り径が大きくなってそれに付帯
する装置の大型化、コストアップを招来するのみなら
ず、第2のロールに巻き取られた状態で加熱室で吸着ベ
ルトが除去対象物を吸着した状態で加熱される時間が長
くなることで、吸着ベルトの異常な昇温を招来すること
があって、それを防止するための構成が別途必要にな
り、装置の大型化、コストアップが不可避である。この
ことは、特に、高濃度の処理対象ガスを処理するために
吸着ベルトの移動速度を速くした場合に顕著である。他
方、後者の場合には、装置の数が増えて、やはり、装置
の大型化、コストアップが不可避である。本発明の目的
は、上記欠点を解消する点、つまり、たとえ前記従来例
の主使用領域濃度に比べて高濃度の処理対象ガスであっ
ても、装置の大型化、コストアップを招来することなく
長時間連続処理できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明による
吸脱着式ガス浄化装置の特徴は、通気性を備えたフェル
ト状の吸着ベルトを循環経路に沿うように巻きかけて回
転移動させる移動手段と、前記循環経路の設定箇所でそ
の吸着ベルト内を厚さ方向に透過するように処理対象ガ
スを給排する吸着手段と、前記設定箇所とは異なる別の
設定箇所で吸着ベルト内を厚さ方向に透過するように脱
着用ガスを給排する脱着手段とを設け、前記吸着ベルト
の外周面に、ベルト幅方向に沿った姿勢の複数の切り込
みを回転移動方向に間隔を隔てて形成してある点にあ
る。
【0005】本発明の第2発明による吸脱着式ガス浄化
装置の特徴は、上記第1発明において、前記吸着ベルト
のうち切り込み形成箇所の内周面側に、非通気性の通気
制限帯状体を吸着ベルトの全幅にわたる状態に装着して
ある点にある。
【0006】
【作用】上記本発明の第1発明によれば、吸着ベルトを
循環経路に沿って回転移動させるとともに、吸着手段と
脱着手段とを作動させることにより、処理対象ガスの供
給箇所と脱着用ガスの供給箇所とに交互に繰り返して吸
着ベルトを移動させて、吸着ベルトによる処理対象ガス
からの除去対象物の吸着と、その吸着した除去対象物の
脱着用ガスへの脱着とを行うことができるから、吸着ベ
ルトの回転移動と、その状態での処理対象ガスの供給及
び脱着用ガスの供給とを連続して行うことにより、吸脱
着を中断することなく連続して行うことができるととも
に、脱着時に吸着ベルトを過剰に加熱することがない。
しかも、吸着ベルトの外周面に切り込みを形成してある
から、吸着ベルトの耐久性を優れたものにできる。すな
わち、この種の吸着ベルトを用いた吸脱着式ガス浄化装
置では、吸着ベルトを循環経路に沿って回転移動させる
関係上、吸着ベルトを曲げて通過させるコーナー部、例
えば上り経路部分から水平経路部分へのコーナー部や水
平経路部分から下り経路部分へのコーナー部などが不可
避的に形成され、吸着ベルトの各部位は、内周面をロー
ラなどのガイドにより案内されてそのようなコーナー部
をそのコーナー部に沿うように曲がりながら通過する都
度、外周面を回転移動方向に引っ張られる状態でその厚
さ方向でガイドに押し付けられる、つまり、回転移動に
伴い外周面に対する引張力と厚さ方向での圧縮力とを繰
り返し受ける。特に吸着能力を高めるために吸着ベルト
を厚く構成してある場合は受ける力が大きい。このよう
な引張力や圧縮力が吸着ベルトに繰り返し作用すると、
吸着ベルトの組織の崩れを招来し、吸着ベルトを構成す
る繊維が外周面で毛羽立ったり繊維同士の結合力が弱く
なって脱落するなどする。その結果、密度の高い部分と
低い部分とができるなど吸着ベルトに密度面での一様性
が損なわれることにより吸着ベルト各部位での通気性に
バラツキが生じて所期の吸脱着を安定して行えなくな
り、特に繊維の毛羽立ちや脱落は、吸着ベルトを移動す
るための機構への繊維の絡みや付着などの機構の機能障
害及び、繊維がガス中に混入することによる処理の煩雑
化を招来する。ところが、吸着ベルトの外周面に切り込
みを形成してあれば、吸着ベルトの外周面に引張力が作
用したとき、その吸着ベルトのうち切り込みを挟んで隣
合うベルト部分の切り込みに臨む面同士が引張力により
相互に回転移動方向に遠ざかることによりその引張力を
吸収緩和して、ガイドに吸着ベルトを押しつける力を減
少することができる。その結果、本発明の第1発明によ
れば、吸着ベルトの密度や厚さなどに応じて切り込みを
形成する間隔を適宜採択することにより、循環回路のコ
ーナー部を回転移動する際に吸着ベルトに過剰な引張力
や圧縮力を作用させることがなく、吸着ベルトの組織の
崩れを抑制することができる。もちろん、循環経路のう
ち直線部に沿っての回転移動時には、前記の切り込みに
臨む面同士が密着して、吸着ベルトととしての機能を発
揮することができる。
【0007】本発明の第2発明によれば、通気制限帯状
体により、切り込み形成箇所の通過するガスを規制する
ことができるので、吸着や脱着において、処理対象ガス
や脱着用ガスが吸着ベルトを所定通りに通過せずに切り
込みを通して通過することの防止を確実に行え、切り込
み形成に起因した吸着不良や脱着不良を阻止することが
できる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、吸着ベルトを
連続的に回転移動させて、装置の大型化及びコストアッ
プを招来することなく、高濃度の除去対象物含有ガスを
長時間連続処理でき、しかも、所期の吸脱着性能の低下
及び回転移動機構に対する障害並びにガス処理の煩雑化
の原因となる吸着ベルトの早期損傷・劣化を防止して吸
着ベルトの耐久性を優れたものにして、所期の吸脱着を
長期間にわたり安定して行えるようになった。特に、請
求項2のようにすれば、吸着ベルトの耐久性を向上する
ための切り込みを形成しながらも、処理対象ガス及び脱
着用ガスを通過させての所期の処理を確実に安定して行
える。
【0009】
【実施例】溶剤処理設備への適用例を示す。溶剤処理設
備は、図1に示すように、除去対象物の一例である溶剤
を含有する処理対象ガスG1を濃縮する前処理用の吸脱
着式ガス浄化装置1と、そこからの濃縮ガスg2中の溶
剤を除去する最終処理装置2とからなる。前記吸脱着式
ガス浄化装置1は、図2、図3に示すように、輪状(無
端帯状)に形成された通気性の吸着ベルト3と、その吸
着ベルト3を循環経路に沿うように巻きかけて回転移動
させる移動手段とを処理室4内に設け、吸着手段と、脱
着手段と、分離手段と、位置規制手段とを設けて構成さ
れている。前記循環経路は、上昇経路部と、それの上端
に連なる水平の上側経路部と、その終端に連なる下降経
路部と、その下降経路部から上昇経路部への水平な下側
経路部とからなる。前記吸着ベルト3は、活性炭を吸着
材として、常温で処理対象ガスG1中の溶剤を吸着し、
加熱(100〜130度)により脱着するものである。
具体的には、図4に示すように、繊維状活性炭をフェル
ト状に加工した通気性のマット3Aを設け、そのマット
3Aの内周面に、耐熱性(130℃程度に耐えられる性
能)及び通気性の不織布等からなる無端帯状の補強用の
基材3Bを重ねて固定し、マット3Aの外周面に耐熱性
(130℃程度に耐えられる性能)及び通気性の不織布
等からなる保護層3Cを重ねて固定し、ベルト幅規制体
3Dと第1及び第2の通気制限帯状体3E,3Fとを設
けて構成されている。前記マット3Aの実数値例を挙げ
ると、活性炭繊維の径は10〜20μm、厚さは10か
ら20mm、目付け量は600g/m2 程度である。な
お、図では判りやすくする上で基材3B及び保護層3C
を厚く示してあるが、基材3B及び保護層3Cの実際の
厚さは非常に薄いものである。そして、吸着ベルト3の
外周面には、ベルト幅方向に沿った姿勢で、ベルト幅の
全幅にわたる幅及び基材3Bの外周面に達する深さを有
する複数の切り込み5が回転移動方向に間隔を隔てて形
成されている。つまり、マット3Aは、回転移動方向で
複数個に単位体3aに分割構成されており、保護層3C
は、単位体3aの回転移動方向の端面を覆うように折り
曲げ形成されている。もって、吸着ベルト3は、その各
部位がコーナー部を通過する際、回転移動方向で隣合う
マット3Aの外周面側同士が切り込み5を開くように回
転移動方向で相互に離間することにより外周面に引張力
を吸収するように構成されている。前記ベルト幅規制体
3Dは、吸着ベルト3の幅方向両端同士の相対接近を阻
止するものであって、金属材料や合成樹脂(耐熱性を有
し、熱変形や熱膨張を起こしにくいものが好ましい。)
などからなり、丸棒状や角棒状、板状に形成されてい
る。なお、図では丸棒状のものを示してあるが、大きさ
かや形状は、可及的にガスの通過を阻害しないように設
定する。そして、吸着ベルト3の切り込み形成箇所のそ
れぞれに配置されている。前記第1の通気制限帯状体3
Eは、非通気性のもので、前記吸着ベルト3の切り込み
形成箇所の内周面それぞれにその吸着ベルト3の全幅に
わたる状態に装着されて切り込み形成箇所での通気を防
止するものであり、耐熱性の合成樹脂シートから構成さ
れている。前記第2の通気制限帯状体3Fは、非通気性
で、前記吸着ベルト3のうちベルト幅規制体設置箇所の
内周面それぞれにその吸着ベルト3の全幅にわたる状態
に装着されて内周面側からそれら各ベルト幅規制体3D
に向かう通気を阻止するものであり、前記第1の通気制
限帯状体3Eと兼用構成されている。前記移動手段は、
図3にも示すように、前記吸着ベルト3をその外周面に
重ねた状態で前記の循環経路に沿って回転移動すること
により吸着ベルト3を循環経路に沿って移送するネット
コンベア6であり、コンベアネット6Aと、それを移動
案内するガイド機構と、駆動ローラ6Bと、テンション
機構とからなる。前記コンベアネット6Aは、図5〜7
に示すように、回転移動方向に沿う姿勢の平帯状の縦ネ
ット材6aと幅方向に沿う姿勢の横ネット材6bとを編
織したネットを設け、このネットの幅方向の両端に補強
材6cを取り付けて構成されている。前記縦ネット材6
aは、抗張力が大きいアラミド樹脂製であり、横ネット
材6bは、テフロン樹脂製である。そして、コンベアネ
ット6Aの厚さtは、良好な可撓性を得る上で0.5〜
1mm程度としてあり、目の大きさは5mm×5mm程
度、ネット材の幅は1mm程度である。前記ガイド機構
は、循環経路のコーナ部に配置したガイドローラ7と、
上昇経路部、下降経路部、上側経路部のそれぞれに配置
したガイドレール8とからなる。ガイドレール8は、図
6、図7に示すように、コンベアネット6Aの補強ベル
ト6cに固定したピン9に係合することにより、コンベ
アネット6Aの幅方向の位置ずれを規制するガイド溝8
aと、コンベアネット6Aの内周面に摺動してそのコン
ベアネット6Aの厚さ方向での振れを防止するガイド面
8bとを備え、ガイド面8bのうち移動上手側の端部分
8cは、ガイドレール8の端面にピン9が引っ掛からな
いようにするため傾斜姿勢に形成されている。前記駆動
ローラ6Bは、ガイドローラ7の一つをモータ10など
のアクチュエータに連動させることで構成されており、
その周面は、コンベアネット6Aの目に入り込んで係合
するようにゴム等の軟質材11から構成されている。前
記テンション機構は、循環経路のうち下側経路部におい
て、テンションローラ12でコンベアネット6Aを上方
に持ち上げてそのコンベアネット6Aにテンションを付
与するものであり、このテンション付与の作用でコンベ
アネット6Aが吸着ベルト3から上方に分離して吸着ベ
ルト3が自由状態となる。つまり、テンション機構が、
コンベアネット6Aを吸着ベルト3から上方に分離して
吸着ベルト3を自由状態にする前記分離手段を構成して
いる。前記吸着手段は、前記処理対象ガスG1中の溶剤
を吸着ベルト3により吸着除去する手段であって、前記
循環経路のうち上昇経路部と下降経路部とで前記吸着ベ
ルト3内を厚さ方向に透過するように処理対象ガスG1
を外周面側から供給するとともに、その吸着ベルト3で
溶剤を吸着除去されて内周面側に透過してきた処理ガス
g1を排出するように構成されている。詳述すると、前
記処理室4を形成する外装ケース13のうち上昇経路部
と下降経路部とに対応する箇所に形成の処理対象ガス供
給口14aを介して処理室4内のうち外装ケース13と
吸着ベルト3の外周面との間に処理対象ガスG1を供給
するための吸着用供給ダクト14と、吸着ベルト3で囲
まれた箇所で吸着ベルト3の内周面に近接位置する処理
ガス吸い込み口15aを介して吸着ベルト3内から透過
した処理ガスg1を吸引して処理室4外に排出するため
の処理ガス排出ダクト15とを設け、処理対象ガスG1
の供給ファンF1と処理ガスg1の排気ファンf1とを
設けて構成されている。つまり、処理対象ガス供給口1
4a及び処理ガス吸い込み口15aとから、処理室4内
に位置して吸着ベルト3に対して処理対象ガスG1を給
排する吸着部が構成されている。前記脱着手段は、前記
吸着ベルト3に吸着された溶剤を高温の脱着用ガスG2
により脱着する手段であって、前記循環経路のうち上側
経路部で前記吸着ベルト3内を厚さ方向に透過するよう
に脱着用ガスG2を内周面側から供給するとともに、吸
着ベルト3から溶剤を脱着して外周面側に透過してきた
濃縮ガスg2を排出するように構成されている。詳述す
ると、処理室4内のうち前記吸着ベルト3で囲まれた箇
所でその吸着ベルト3の内周面に近接位置する脱着用ガ
ス供給口16aを介して吸着ベルト3に内周面側から脱
着用ガスG2を供給するための脱着用供給ダクト16
と、処理室4内のうちその脱着用供給ダクト16の脱着
用ガス供給口16aに吸着ベルト3を挟んで対向する箇
所で吸着ベルト3の外周面に近接位置する濃縮ガス吸い
込み口17aを介して吸着ベルト3を透過した濃縮ガス
g2を処理室4外に排出するための濃縮ガス排出ダクト
17とを設け、脱着用ガスG2の供給ファンF2と濃縮
ガスg2の排気ファンf2とを設けて構成されている。
つまり、脱着用ガス供給口16a及び濃縮ガス吸い込み
口17aとから、処理室4内に位置して吸着ベルト3に
対して脱着用ガスG2を給排する脱着部が構成されてい
る。前記濃縮ガス排出ダクト17は濃縮ガスg2を前記
最終処理装置2に供給する排出ダクトである。そして、
脱着用ガス供給口16aをその外郭が濃縮ガス吸い込み
口17aの内側に位置する大きさに構成し、供給口16
aと吸着ベルト3とに隙間d(2mm〜3mm程度で、
供給口を吸着ベルト3に接触させない寸法。)を形成
し、かつ、脱着用供給ダクト16内の圧力P3を外装ケ
ース13内の圧力、つまり、図8に示すように、吸着用
供給ダクト14内の圧力P1よりも高くして、脱着用供
給ダクト16から隙間dを介して若干の脱着用ガスG2
が処理室4内に排出されるようにすることにより、吸着
ベルト3に供給される脱着用ガスG2中に処理室4内の
冷たいガスが混入しないように構成してある。前記隙間
dから脱着用ガスG2を排出するための制御は、脱着用
供給ダクト16内の圧力P3と処理室4内の圧力P1と
を検出し、その差圧が設定値となるように脱着用ガスG
2の供給圧や濃縮ガスg2の吸引圧を制御しても良い
が、上記のように吸着部と脱着部とを配置した場合の処
理室4内には、脱着用ガスG2の排出量に応じて温度成
層が形成される傾向にあるなど、処理室4内の温度状況
と脱着用ガスG2の排出量とを関係付けることができる
場合には、温度に基づいて制御しても良い。因みに、吸
着用供給ダクト14の圧力P1と処理ガス排出ダクト1
5の圧力P2と脱着用供給ダクト16の圧力P3と濃縮
ガス排出ダクト17の圧力P4とは、P2<P1<P
3、P4<P3の関係にある。また、吸着手段及び脱着
手段には、ガス吸引に伴う吸着ベルト3の変形を防止す
る吸引変形防止手段が設けられている。吸着用の吸引変
形防止手段は、図9、図10に示すように、処理ガス吸
い込み口15aの全周において吸引に抗してコンベアネ
ット6A及び吸着ベルト3を支持するシール用の支持板
18と、支持体19とからなる。前記支持板18は、処
理ガス吸い込み口15aの回転移動方向の前後両端に位
置するとともに、回転移動方向に設定長さLを有する前
後の支持部18Aと、処理ガス吸い込み口15aの左右
方向(幅方向)の両端に位置するとともに、左右方向に
設定長さLを有する左右の支持部18Bとからなる。前
記支持体19は、コンベアフレーム19Aの回転移動方
向に間隔を隔てた複数箇所それぞれに、コンベアネット
6Aを支持するローラ19Bを、吸着ベルト3の幅方向
に沿った水平軸芯周りに自由回転自在に装着して構成さ
れている。つまり、複数のローラ19Bがコンベアネッ
ト6Aの回転移動に伴い水平軸芯周りに回転することに
より、摺動抵抗なくコンベアネット6Aを支持するよう
に構成されている。前記脱着用の吸引変形防止手段は、
図11、図12に示すように、濃縮ガス吸い込み口17
aの全周において吸引に抗して吸着ベルト3を支持する
シール用の支持板20と、支持体21とからなる。前記
支持板20は、濃縮ガス吸い込み口17aの回転移動方
向の前後両端に位置するとともに、回転移動方向に設定
長さLを有する前後の支持部20Aと、濃縮ガス吸い込
み口17aの左右方向の両端に位置するとともに、左右
方向に設定長さLを有する左右の支持部20Bとからな
る。前記支持体21は、コンベアフレーム21Aの回転
移動方向に間隔を隔てた複数箇所それぞれに、吸着ベル
ト3を支持するローラ21Bを、吸着ベルト3の幅方向
に沿った水平軸芯周りに自由回転自在に装着して構成さ
れている。つまり、複数のローラ21Bが吸着ベルト3
の回転移動に伴い水平軸芯周りに回転することにより、
摺動抵抗なく吸着ベルト3を支持するように構成されて
いる。なお、この脱着用の吸引変形防止手段のローラ2
1Bは、吸着用の吸引変形防止手段のローラ19Bより
も大径に構成してある。また、前記吸着用のローラ19
B及び脱着用のローラ21Bの配置手段の例として、図
8、図11に示すように、吸着ベルト3の幅に相当する
長さの長尺物を一列の状態に配置したものを示してある
が、図13(イ)(ロ)に示すように、短尺物を幅方向
に複数列の状態に設けても良い。この場合、(イ)に示
すように幅方向で隣合うものが回転移動方向の同一箇所
に位置する状態に配置する形態及び(ロ)に示すように
R>千鳥の状態に配置する形態のいずれを採用しても良
い。前記位置規制手段は、図14に示すように、下側経
路部の左右両脇に、コンベアネット6Aから下方に離脱
して自由状態にある吸着ベルト3の左右の端縁、詳しく
は、ベルト幅規制体3Dのうち幅方向外方に突出する長
手方向の端部に摺動することにより、吸着ベルト3の幅
方向での位置を規制する規制板22を設けて構成されて
いる。
【0010】〔別実施例〕上記実施例では、循環経路と
して、上昇経路部と下降経路部と上側経路部と下側経路
部とを備えたものを示したが、循環経路の形状は適宜変
更自在である。上記実施例では、吸着を循環経路の2箇
所で、脱着を1箇所で行うものを示したが、それらの数
は不問である。上記実施例では、切り込み形成箇所にベ
ルト幅規制体3Dを配置したが、図15に示すように、
切り込み形成箇所とは異なる箇所にベルト幅規制体3D
を配置してもよい。この場合、第1の通気制限帯状体3
Eと第2の通気制限帯状体3Fとを別個に設置すること
になる。上記実施例では、マット3Aを、回転移動方向
で隣合うもの同士が相互に分離する単位体3aから構成
したが、図16に示すように、切り込み5をマット3A
の厚さ方向の中間までの深さのものにして、マット3A
がそれ自身で一連に一体化していても良い。前記コンベ
アネット6Aを次のように構成しても良い。図17、図
18に示すように、循環径路に沿って回転移動自在なフ
レームに上記実施例で示したネットを取り付ける。前記
フレームは、2本の補強兼用の駆動ベルト6dを幅方向
に間隔を隔てて配置し、回転移動方向に間隔を隔てた箇
所それぞれでそれら駆動ベルト6d同士を繋いでそれら
の間隔を保持するとともに駆動ベルト6d同士の回転方
向の位置づれを抑制する補強材6eを設けて構成されて
いる。6fは、補強材6e及びネットを厚さ方向から挟
む状態でネットに取り付けた内外一対の非通気性のシー
トであり、これは、補強材6eとネット特に縦ネット材
6aとを固定連結して一体化するとともに、補強材6e
にガスが接触しないようにその補強材6eへの通気を制
限するものである。前記駆動ベルト6dは、Vベルトや
タイミングベルトなどであり、従って、このコンベアネ
ット6Aを駆動並びに移動案内するものは、V溝付きの
プーリーや歯付きのプーリーなどである。また、補強材
6eは、金属材料や合成樹脂材料などからなり、平板状
や棒状(丸や角などの形状)のものであり、曲げ剛性に
優れたものであることが好ましい。上記コンベアネット
6Aの場合、回転移動する際、補強材6eそれぞれによ
りネットがその全幅で引っ張られ、その結果、ネットを
全幅で均等に回転移動させやすく、かつ、ネットには補
強材6e間分のテンションのみが作用し、ネットの寿命
が長くなる。また、上記のコンベアネット6Aを次のよ
うにしても良い。すなわち、図19、図20に示すよう
に、補強材6eの両端を外方に延長する。この場合、コ
ンベアネット6Aの駆動構成として、コンベアネット6
Aの両脇に駆動チェーンCHを設け、この駆動チェーン
CHに、補強材6eの延長端部6gに連結、或いは、係
合する連係部Lを装備させて、チェーン駆動によりコン
ベアネット6Aを駆動する形式を採用することができ
る。上記実施例では、吸着用の吸引変形防止手段の支持
体19として、コンベアフレーム19Aとローラ19B
とからなるいわゆるローラコンベアを示したが、この支
持体19としては、図21に示すように、処理ガス吸い
込み口15a内の幅方向に間隔を隔てた複数箇所それぞ
れにVベルトやタイミングベルト(滑り止め用の歯付き
ベルト)で代表されるベルトBをプーリP間に巻き掛け
たベルトコンベアの複数を、吸着ベルト3の回転移動に
伴い追従回動しながらそのベルトBで吸着ベルト3を支
持するように配置して構成されたものであっても良い。
上記実施例では、脱着用の吸引変形防止手段の支持体2
1として、コンベアフレーム21Aとローラ21Bとか
らなるいわゆるローラコンベアを示したが、この支持体
21としては、図22に示すように、ローラR間にコン
ベアネットNを巻き掛けたネットコンベアを、吸着ベル
ト3の回転移動に伴い追従回動しながらそのコンベアネ
ットNで吸着ベルト3を支持するように配置して構成さ
れたものであっても良い。前記吸着用の吸引変形防止手
段の支持体19を脱着用の吸引変形防止手段の支持体2
1として用いたり、反対に、脱着用の吸引変形防止手段
の支持体21を吸着用の吸引変形防止手段の支持体19
として用いたりする。上記実施例では、吸着ベルト3と
して、繊維状活性炭をフェルト状に加工したものを示し
たが、吸着ベルト3としては、(イ)図23に示すよう
に、通気性及び可撓性を有する不織布などの基材Bの表
面に粒状活性炭cを接着により担持させたものや、
(ロ)図24に示すように、通気性及び可撓性を有する
不織布などの基材Bの複数を重ね、それら基材B間に粒
状活性炭や繊維活性炭・粉状活性炭cを挟み込んだも
の、(ハ)図25に示すように、通気性及び可撓性を有
する不織布などの基材B中に粒状活性炭cを分散させて
保持させたものであってもよい。これら構造の吸着ベル
ト3では、基材B自体に吸着能が要求されず、ベルトと
して使用できる機能が基材Bの備わっていればよいか
ら、基材Bの材質選定の自由度が高く、その結果、耐久
性に優れたものを得やすい。なお、図では、判りやすく
するために、活性炭を大きく誇張して示してある。上記
実施例及び別の実施例では、吸着物質として活性炭を示
したが、吸着物質は、天然や合成のゼオライトであって
もよい。この場合、ゼオライトが不燃性であるため、脱
着用ガスG2による加熱に起因した吸着物質の損傷を考
える必要がなく、脱着用ガスG2の温度設定の自由度を
上げることができる。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶剤処理設備の概念構成を示すブロック図
【図2】吸脱着式ガス処理装置の切り欠き正面図
【図3】吸脱着式ガス処理装置の切り欠き側面図
【図4】要部の拡大断面図
【図5】コンベアネット要部の平面図
【図6】コンベアネットとガイド機構との関係を示す要
部の横断正面図
【図7】コンベアネットとガイド機構との関係を示す要
部の縦断正面図
【図8】吸脱着ガス処理装置の概略構成図
【図9】吸着部を示す要部の正面図
【図10】吸着部を示す要部の拡大縦断正面図
【図11】脱着部を示す要部の平面図
【図12】脱着部を示す要部の拡大縦断正面図
【図13】吸着用・脱着用の吸引変形防止手段の支持体
の他の配置例を示す平面図
【図14】位置規制手段を示す要部の拡大側面図
【図15】別の実施例を示す吸着ベルト要部に縦断面図
【図16】別の実施例を示す吸着ベルト要部に縦断面図
【図17】別の実施例を示す要部の横断面図
【図18】別の実施例を示す要部の縦断面図
【図19】別の実施例を示す要部の横断面図
【図20】別の実施例を示す要部の縦断面図
【図21】別の実施例を示す吸着部の斜視図
【図22】別の実施例を示す脱着部の斜視図
【図23】別の実施例を示す吸着ベルト要部(マット)
の拡大断面図
【図24】別の実施例を示す吸着ベルト要部(マット)
の拡大断面図
【図25】別の実施例を示す吸着ベルト要部(マット)
の拡大断面図
【図26】従来例を示す断面図
【符号の説明】 3 吸着ベルト G1 処理対象ガス G2 脱着用ガス 5 切り込み 3E 通気制限帯状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵頭 雅夫 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社大氣社内 (72)発明者 田中 信平 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社大氣社内 (56)参考文献 特公 昭61−58212(JP,B2) 実公 昭47−24672(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を備えたフェルト状の吸着ベルト
    (3)を循環経路に沿うように巻きかけて回転移動させ
    る移動手段と、前記循環経路の設定箇所でその吸着ベル
    ト(3)内を厚さ方向に透過するように処理対象ガス
    (G1)を給排する吸着手段と、前記設定箇所とは異な
    る別の設定箇所で吸着ベルト(3)内を厚さ方向に透過
    するように脱着用ガス(G2)を給排する脱着手段とを
    設け、前記吸着ベルト(3)の外周面に、ベルト幅方向
    に沿った姿勢の複数の切り込み(5)を回転移動方向に
    間隔を隔てて形成してある吸脱着式ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着ベルト(3)のうち切り込み形
    成箇所の内周面側に、非通気性の通気制限帯状体(3
    E)を吸着ベルト(3)の全幅にわたる状態に装着して
    ある請求項1記載の吸脱着式ガス浄化装置。
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