JP3335651B2 - 母材および溶接熱影響部のCTOD特性の優れた厚肉9%Ni鋼の製造法 - Google Patents

母材および溶接熱影響部のCTOD特性の優れた厚肉9%Ni鋼の製造法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接熱影響部(以下、H
AZとも言う)のCTOD特性が極めて優れた厚肉9%
Ni鋼の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エネルギー需要の増大および原子力の安
全性に対する危惧から、クリーンなエネルギー源として
天然ガスの需要が急増している。したがって、近年、L
NG貯蔵用タンクの建設が国内外で積極的に推進されて
おり、タンク建造に使用される9%Ni鋼の需要も増加
している。
【0003】更に、貯蔵効率の向上からタンク容量を増
大させる方向にあり、LNGタンク用材料としての9%
Ni鋼においても、従来製造されてきた板厚である30
mmを超えて40mm以上の鋼材を製造する必要が生じ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような低温タンク
では、脆性破壊に対する安全性確保の観点から主に母材
の靱性を向上すべく様々な製造方法が研究されてきてい
る。したがって、母材に関しては、板厚が増大しても公
知の技術で十分な靱性が確保できよう。
【0005】しかしながら、溶接部は母材と異なりHA
Zの靱性が低下するため、板厚がさらに増大すると板厚
効果による破壊靱性の低下が懸念され、今後の大容量タ
ンクの安全性をさらに向上させるためには、HAZでの
靱性のさらなる向上が必要である。
【0006】特に、破壊力学の進歩から、靱性の評価法
として、最近では従来の衝撃試験に替わり、破壊の発生
特性を厳密に定義するCTOD試験が導入されるように
なった。このCTOD試験は、シャルピー衝撃試験が切
欠き近傍の平均的な靱性を評価するのに比べ、疲労亀裂
先端の局所脆化域に敏感であるため、衝撃試験では影響
しないような微細な脆化組織の存在で影響を受ける。そ
の為、CTOD特性を要求されるような鋼材では局部的
な脆化組織の生成を阻止することが必要である。
【0007】このような問題に対し、9%Ni鋼のHA
Zの靱性改善の方法として、例えば、特開昭58−21
7629号公報記載のように、Cr、Mo添加、9%N
i鋼スラブを850℃以下で60%以上の累積圧下を与
える条件の熱間圧延を施した後、直ちに水冷し、続いて
550℃〜Ac1 変態点の温度で焼戻しをする方法があ
る。これは、焼入れ性の高い合金元素を添加すること
で、HAZの細粒域の靱性を低下させる上部ベイナイト
組織の生成を抑制し、強圧下圧延により高い転位密度を
導入し、マルテンサイトを微細分散させることにより靱
性の向上を図っている。また、特開昭61−23891
1号公報に記載されているように、Si0.1%以下、
P0.003%以下の9%Ni鋼スラブを熱間圧延、熱
処理を施し、オーステナイト結晶粒度番号で8.5番以
上の組織を得て熱影響部の靱性を向上させる方法もあ
る。これは、Si、Pの低減によりHAZ細粒域だけで
なく粗粒域まで含めた靱性の改善が図れるものである。
【0008】これらはいずれも優れた効果を奏するもの
であるが、LNGタンク材料として従来製造されたこと
のない板厚40mm以上の鋼材を製造しようとする場
合、その効果は十分ではない。すなわち、前者ではHA
Zの靱性は向上するものの、MoやCrを添加している
ため母材の靱性の低下を招く。また、後者はSiおよび
Pを低減しHAZ靱性の向上を意図しているが、Siの
低減のために強度低下を招き、板厚40mm以上の厚肉
材の製造には適さない。また、後者では選択的にMo、
Cr等の合金元素を添加しても差し支えない旨記載され
ているが、厚肉鋼ではこのような合金元素の添加による
靱性の低下がある。したがって、上記両発明からは母
材、HAZともに靱性の優れた厚肉9%Ni鋼の製造を
なし得ない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、重量%
で、C:0.03〜0.10%、Si:0.10%以
下、Mn:0.1〜3.0%、Ni:7.5〜10.0
%、Mo:0.04〜0.5%、Al:0.005〜
0.10%、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
スラブを850〜1200℃に加熱し、圧延温度範囲が
700〜850℃で累積圧下率が30〜80%の熱間
圧延を施し、その後、Ac3 変態点〜850℃の間に加
熱して冷却する焼入れ処理、Ac1 〜Ac3 変態点の間
に加熱して冷却する中間焼入れ処理、および550℃〜
Ac1 変態点で焼き戻す処理を行うか、あるいは熱間圧
延後、直ちに5℃/s以上の冷却速度で冷却し、その
後、Ac1 〜Ac3 変態点の間に加熱して冷却する中間
焼入れ処理、および550℃〜Ac1 変態点で焼き戻す
処理を行うことを特徴とする肉厚が40mm以上の母材
および溶接熱影響部のCTOD特性の優れた厚肉9%N
i鋼の製造法である。
【0010】
【作用】前述の状況の中で、本発明者らは厚肉鋼板での
母材の強度を確保しながらHAZのCTOD特性を向上
させる方法を多くの実験により検討した結果、Siの低
減と同時にMoを適量添加することで、HAZのCTO
D特性が著しく改善できる事を見いだした。
【0011】図1は通常材の強度(H1鋼)を基準にし
た時の強度変化に対する継手CTOD特性を示す図であ
る。試験に用いた継手の開先形状はX開先を用い、TI
G溶接により溶接を行った。また、ノッチはフュージョ
ンライン部に導入した。なお、供試鋼の化学成分は表1
に示す。低Si鋼は従来鋼に比較して靱性は優れている
が、H2鋼のように強度が低下する欠点がある。しかし
ながら、それにH3鋼のようにMoを添加すると、靱性
を阻害せずに強度の著しい向上が図れることが分かる。
【0012】
【表1】
【0013】一方、Mo添加鋼は一般に母材の靱性低下
が生じるため、高い安全性が要求されるLNGタンク用
鋼に用いるには母材の靱性を改善する必要がある。そこ
で、本発明者らはさらに実験を重ねた結果、Moを添加
した9%Ni鋼でも適切な製造プロセスを採用すること
で優れた靱性を付与できることを見いだした。
【0014】図2は、圧延条件を本発明範囲内としたも
の(●)と何ら規制せずに実施した比較鋼(○)の母材
の靱性に及ぼす加熱温度の影響を図示したものである。
なお、本実験で用いた供試鋼は表1中のH3鋼であり、
圧延後の熱処理はすべて焼入れ:800℃、中間焼入
れ:670℃、焼戻し:575℃を実施した。
【0015】図2から明らかなように、本発明範囲内の
製造プロセスを用いて製造したものはいずれも優れた靱
性を示しているのに対し、圧延条件に何ら規制のない比
較鋼はスラブ加熱温度が高くなるのに伴い靱性の低下が
認められ、安定して高い靱性を得るには至っていない。
【0016】以上の実験的事実から、厚肉LNGタンク
用鋼材として強度を確保しながら優れた母材、HAZ靱
性を得ようとすると、Si、Moの添加量を限定すると
同時に、適切な製造プロセスを採用することが必須であ
ることが分かる。
【0017】以下、本発明について詳細に説明する。
【0018】本発明において、その出発材として電気
炉、転炉等の溶解炉で溶製し、連続鋳造あるいは造塊分
塊工程を経て、C:0.03〜0.10%、Si:0.
10%以下、Mn:0.1〜3.0%、Ni:7.5〜
10.0%、Mo:0.04〜0.5%、Al:0.0
05〜0.10%を含有するスラブを製造する。この成
分を限定した理由を以下に述べる。
【0019】Cは強度を付与するのに必要な元素で0.
03%以上の添加が必要であるが、0.1%を超えて添
加されると母材およびHAZ の靱性低下を招く。
【0020】Siは強度の上昇に寄与する反面、多量の
添加は図1に示したようにCTOD特性を損なうため、
0.10%以下の添加量とする。
【0021】Mnも強度の上昇に寄与する元素である
が、0.1%以上添加しないとその効果がなく、3.0
%を超える添加では焼戻し感受性を増大させ、靱性の低
下を招く。
【0022】Niは鋼に低温靱性を付与すると同時に焼
入れ性を増加させ、焼入れ処理後、あるいは熱間圧延後
の急冷によりマルテンサイト組織を得るために添加され
るものであり、7.5%以上の添加が必要であるが、1
0.0%を超える添加ではその効果が飽和してしまい、
その有効性が得られない。
【0023】Moは肉厚40mm以上の鋼板を製造する
場合、強度の上昇を図ると同時に焼戻し脆化感受性を低
下させ靱性を向上させるために添加される元素である。
したがって、0.04%以上添加されるが、0.5%を
超える添加では靱性の低下を招く。
【0024】Alは脱酸材として添加されると同時に結
晶粒の細粒化にも効果があるため0.005%以上の添
加が必要であるが、0.10%を超えて添加すると粗大
なAl2 3 が生成する。
【0025】なお、特に規制はしないが、Pは粒界偏析
元素として多量の添加で母材、HAZの靱性を著しく低
下させるためその添加量は少ないほど良く、一般には
0.01wt%以下が望ましい。
【0026】上記のように製造されたスラブは連続鋳造
後、あるいは造塊分塊後、高温に保持したまま、あるい
はその温度から一旦低温に冷却された後、スラブ温度が
850〜1200℃になるような加熱を行い、その後、
700〜850℃での累積圧下率が30〜80%の熱間
圧延を施す。通常、Mo添加等による強度の上昇は靱性
の低下を招くが、本発明ではそれを防止するため、加
熱、圧延を制御することで圧延後の結晶粒の細粒化を図
り、その後の熱処理工程後のミクロ組織を微細化する。
加熱温度の制約はその後の圧延工程と密接に結びついて
設けられたものであって、850℃未満の低い加熱温度
では上述の仕上げ温度の制約を守ることができず、12
00℃を超える過剰の温度では加熱γ粒が著しく粗大化
し、圧延後の結晶粒が微細化できない。
【0027】また、熱間圧延において、850℃を超え
る温度での加工はオーステナイトの再結晶が瞬時に起こ
るため、圧延による細粒化を達成するためにはこの温度
以下で圧延を系統的に行う必要がある。すなわち、85
0℃以下の温度であっても、30%未満の累積圧下率で
は目的とする圧延後の組織の微細化が達成されず、80
%を超える圧下率では細粒化は達成されるものの、靱性
を阻害する集合組織が発達する。また、この集合組織は
圧延温度にも依存し、700℃未満での圧延により発達
するため、圧延温度を700〜850℃の範囲に規制す
る。
【0028】このようにして、系統的な加熱、圧延を完
了して製造された鋼板は一旦冷却された後、Ac3 変態
点〜850℃の間に加熱して冷却する焼入れ処理、Ac
1 〜Ac3 変態点の間に加熱して冷却する中間焼入れ処
理、および550℃〜Ac1 変態点での焼戻し処理を施
す。焼入れ処理は微細なマルテンサイト組織を生成さ
せ、後続の熱処理と有機的に組み合わせることで優れた
強度靱性を得るために行われる。従って、均一なオース
テナイト組織から冷却するためAc3 変態点以上に加熱
する必要があるが、850℃を超えた温度ではオーステ
ナイト粒の粗大化が生じ靱性が低下するため、加熱温度
をAc3 変態点〜850℃の範囲に限定する。
【0029】次に行われる中間焼入れ処理は、焼戻し処
理後に生成する安定な析出オーステナイトを多量に生じ
させるために行うものである。すなわち、鋼板を二相域
状態に加熱することで、フェライトとオーステナイトの
二相組織を生成させ、これを急冷することでフェライト
と高合金を含んだマルテンサイト組織を生成させること
を目的としている。したがって、加熱はAc1 〜Ac3
変態点の中間の温度域で行われる必要がある。
【0030】最後に行われる焼戻し処理は、前述したマ
ルテンサイト組織の転位密度を低下させると同時に、安
定な析出オーステナイトを生成するために行われるもの
であって、Ac1 変態点以下の温度で実施されるが、微
細なオーステナイトの析出を得るために550℃以上の
温度で行われる必要がある。
【0031】また、はじめに行われる焼入れ処理は、熱
間圧延後直ちに急冷することで代用することができる
が、その場合の冷却速度が5℃/s以上であると、先に
述べた焼入れ処理と同等の効果を得ることができる。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0033】表2に示す組成を有する鋼を溶製して得た
スラブにそれぞれ厚板加熱、熱間圧延および熱処理を施
し、板厚50〜75mmの鋼板を製造した。その後、母
材の機械試験(引張、衝撃試験)、およびX開先の継手
(TIG溶接 入熱:35kJ/cm)を作成し、フュ
ージョンラインにノッチを入れたCTOD試験(−17
0℃)を実施した。
【0034】鋼板製造条件および母材、継手試験結果を
表3に示す。
【0035】なお、母材の機械試験片は板厚方向1/4
t部から採取した。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】本発明による鋼板(1、2、4、5、7、
、13)の母材の降伏強度はすべて60kgf/mm
2 以上、引張強度は70kgf/mm2 以上、および母
材靱性は20kgf・m以上といずれも優れた特性を示
すと同時に、継手CTOD試験結果においても0.5m
m以上の良好な破壊靱性値を有する。
【0039】これに対し、鋼板3、6、9、10、1
1、12は本発明の要件を満たさないものである。その
中でも、鋼板10,11,12はSi、Mo量の範囲を
逸脱している。すなわち、鋼板10はSi量が上限を超
えており、母材強度、靱性は良好であるが、継手CTO
D特性が極めて低下している。鋼板11はSiが上限を
超えて添加されていると同時に、Mo添加量が下限を下
回っている例である。この場合、母材強度が低下してい
ると同時に、継手CTOD値も著しく低下している。鋼
板12はMoが下限値を下回っている例である。この場
合、継手CTOD特性は良好であるが、母材強度が低下
してしまう。
【0040】また、鋼板3、6、9は鋼の化学成分は本
発明の要件を満たすが、製造工程がその要件を満たさな
い例である。すなわち、鋼板3はスラブ加熱温度が上限
を超えているものであり、強度および継手のCTOD特
性は良好であるが、結晶粒の細粒化が十分得られず母材
の靱性が低下している。鋼板6は制御圧延開始温度が逸
脱している場合である。この場合も、圧延温度が高いた
めに熱間圧延による組織の微細化が十分得られず、母材
の靱性のみが低下している。最後に、鋼板9は熱間圧延
の累積圧下率が上限を超えている例である。この場合
も、圧延集合組織の発達等で母材の靱性が低下する傾向
が認められる。
【0041】
【発明の効果】本発明法により製造された板厚40mm
以上の厚肉9%Ni鋼板は、優れた母材の強度、靱性お
よび継手CTOD特性を有しており、大容量LNGタン
クの安全性を飛躍的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】継手CTOD特性に及ぼす強度変化の影響を示
す図である。
【図2】母材の衝撃値に及ぼすスラブ加熱温度の影響を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−156715(JP,A) 特開 昭61−238911(JP,A) 特開 昭61−133312(JP,A) 特開 昭56−51552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/12 C22C 38/00 302 C22C 38/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.03〜0.10%、 Si:0.10%以下、 Mn:0.1〜3.0%、 Ni:7.5〜10.0%、 Mo:0.04〜0.5%、 Al:0.005〜0.10%、 残部がFeおよび不可避的不純物からなるスラブを85
    0〜1200℃に加熱し、圧延温度範囲が700〜85
    0℃で累積圧下率が30〜80%の熱間圧延を施し、
    その後、Ac3 変態点〜850℃の間に加熱して冷却す
    る焼入れ処理、Ac1 〜Ac3 変態点の間に加熱して冷
    却する中間焼入れ処理、および550℃〜Ac1 変態点
    で焼き戻す処理を行うことを特徴とする肉厚が40mm
    以上の母材および溶接熱影響部のCTOD特性の優れた
    厚肉9%Ni鋼の製造法。
  2. 【請求項2】 重量%で、 C :0.03〜0.10%、 Si:0.10%以下、 Mn:0.1〜3.0%、 Ni:7.5〜10.0%、 Mo:0.04〜0.5%、 Al:0.005〜0.10%、 残部がFeおよび不可避的不純物からなるスラブを85
    0〜1200℃に加熱し、圧延温度範囲が700〜85
    0℃で累積圧下率が30〜80%の熱間圧延を施し、
    直ちに5℃/s以上の冷却速度で冷却し、その後、Ac
    1 〜Ac3 変態点の間に加熱して冷却する中間焼入れ処
    理、および550℃〜Ac1 変態点で焼き戻す処理を行
    うことを特徴とする肉厚が40mm以上の母材および溶
    接熱影響部のCTOD特性の優れた厚肉9%Ni鋼の製
    造法。
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