JP3335049B2 - 熱交換素子とその製造方法 - Google Patents

熱交換素子とその製造方法

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孝弘 林
義和 小間
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層構造を成すプレート
・フイン型の熱交換素子とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プレート・フイン型の熱交換素子
は単位体積当りの伝熱面積が広く、比較的小形で高効率
の熱交換素子として広く用いられており、生産性が高く
品質の良い熱交換素子とその製造方法の要求が高まって
きている。
【0003】従来、この種の熱交換素子において、単位
部材の製作を成形により行い生産性を高めるものとして
特開平3−271696号公報に示す熱交換素子の製造
方法が開発されていた。以下、その構成について図6を
参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、紙などよりなる平板状の
プレート101の片面に熱媒体が流通する平行流路を構
成するためのフイン状のリブ102を設け、かつ、裏面
にも同様のリブ102を表面に対し直角に配置した単位
部材103を射出成形金型内で成形し、単位部材103
のリブ102上面に接着剤を塗布し、一定寸法に切断さ
れた紙などよりなる切断プレート104を接着し、切断
プレート104を接着した単位部材103相互を接着剤
で接着しながら積層して熱交換素子105を製造してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにな従来の熱
交換素子の製造方法では、単位部材103のリブ102
上面に接着剤を塗布して一定寸法に切断された切断プレ
ート104を接着し、切断プレート104を接着した単
位部材103相互を接着剤で接着しながら積層するの
で、接着剤の塗布管理上の難易性が高く生産性はそれ程
向上しないという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、生産
性の高い熱交換素子とその製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換素子とそ
の製造方法は上記目的を達成するために、第1の手段は
方形に切断された紙などよりなる第1のプレートと、こ
の第1のプレートの表面に熱媒体が流通する平行流路を
形成するように設けられたフイン状の表面側リブと、前
記第1のプレートの裏面に前記表面側リブと直交するよ
うに表面側リブと同様に設けられる裏面側リブと、前記
表面側リブの両端部上に張架し設けられる保持リブと、
前記第1のプレートの角部より外方に配設されるように
保持リブと表面リブにより支持される積層連結部とを形
成した第1の単位部材と、この第1の単位部材の表面に
方形に切断された紙などよりなる第2のプレートを設
け、積層して熱交換素子を形成する第2の単位部材とを
備え、前記積層連結部の外面に接着用凹溝を設け、前記
第2の単位部材を所定枚数積層し、前記接着用凹溝に接
着剤を塗布し一体的に形成した構成とする。
【0008】また、第2の手段は、方形に切断された紙
などよりなる第1のプレートの表面に熱媒体が流通する
平行流路を形成するようにフイン状の表面側リブを設
け、前記第1のプレートの裏面に前記表面側リブと直交
するように表面側リブと同様に形成される裏面側リブを
設け、前記表面側リブの両端部上に張架する保持リブを
設け、前記第1のプレートの角部より外方に配設される
ように前記保持リブと表面側リブにより支持され外面に
接着用凹溝を有した積層連結部を設けた第1の単位部材
を射出成形金型内で樹脂成形する成形工程と、前記第1
の単位部材上に方形に切断された紙などよりなる第2の
プレートを挿入する挿入工程と、前記第2のプレートを
前記第1の単位部材に溶着して第2の単位部材を形成す
る熱溶着工程と、前記第2の単位部材を所定枚数積層す
る積層工程と、積層された積層連結部の接着用凹溝に接
着剤を塗布して一体的に接着する接着工程とにより製造
する方法とする。
【0009】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、第
2の単位部材を所定枚数積層後に第2の単位部材に設け
られた積層連結部の接着用凹溝に接着剤を塗布し接着し
ているので、熱交換素子は一体的に強固に接着され変形
することがなくなる。
【0010】また、第2の手段の方法により、第1の単
位部材に設けられる第2のプレートが熱溶着工程で溶着
された第2の単位部材を積層工程で積層し、接着工程で
第2の単位部材に設けた積層連結部の外面に有した接着
用凹溝に接着剤を塗布して接着するので、第2の単位部
材相互を接着剤で接着しながら積層する方法に比べ、一
度に接着できるので生産性が向上することとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図5を
参照しながら説明する。図に示すように、射出成形金型
(図示せず)内で成形する成形工程1で方形に切断され
た紙などよりなる第1のプレート2の表面に熱媒体が流
通する平行流路を成形するようにフイン状の表面側リブ
3を設け、第1のプレートの裏面に表面側リブ3と直交
するように表面側リブ3と同様に形成される裏面側リブ
3aを設け、表面側リブ3の両端部上に張架する保持リ
ブ4を設け、第1のプレート2の角部より外方に配設さ
れるように保持リブ4と表面側リブ3により支持される
積層連結部5を設け、積層連結部5の外面に接着用凹溝
6を設けて第1の単位部材7を樹脂で成形し、成形され
た第1の単位部材7上に方形に切断され両端部にL字状
部8aを形成した紙などよりなる第2のプレート8を挿
入工程9で挿入する。
【0012】そして、熱溶着工程10で第2のプレート
8の両端部に形成されたL字状部8aを保持リブ4の内
側部に対応させ、表面側リブ3上に第2のプレート8を
熱溶着して第2の単位部材11を形成する。
【0013】つぎに、積層工程12で第2の単位部材1
1を所定枚数積層し、接着工程13で積層された積層連
結部5の外面に有した接着用凹溝6に接着剤14を塗布
し一体的に結合接着して熱交換素子15を形成する。
【0014】このように本発明の一実施例の熱交換素子
とその製造方法によれば、成形工程1で第1のプレート
2に表面側リブ3と裏面側3aおよび保持リブ4を設
け、第1のプレート2の角部外方に外面に接着用凹溝6
を有した積層連結部5を設けて第1の単位部材7を成形
し、第1の単位部材7上に第2のプレート8を熱溶着し
て第2の単位部材11を形成し、積層工程12で第2の
単位部材11を所定枚数積層し、接着工程で積層された
積層連結部5の外面に設けた接着溶凹溝6に接着剤14
を塗布して一体的に結合接着するので、第2の単位部材
相互を接着しながら積層する方法に比較して接着が一度
でできるので生産性が向上する。
【0015】また、熱交換素子15は第2の単位部材を
積層したのち、接着剤14で一体的に接着結合している
ので、強固に形成されるとともに積層連結部が第1のプ
レート2および第2のプレート8の角部外方に配設され
るので熱交換面積が減少することもない。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば方形に切断された紙などよりなる第1のプレ
ートと、この第1のプレートの表面に熱媒体が流通する
平行流路を形成するように設けられたフイン状の表面側
リブと、前記第1のプレートの裏面に前記表面側リブと
直交するように表面側リブと同様に設けられる裏面側リ
ブと、前記表面側リブの両端部上に張架し設けられる保
持リブと、前記第1のプレートの角部より外方に配設さ
れるように保持リブと表面リブにより支持される積層連
結部とを形成した第1の単位部材と、この第1の単位部
材の表面に方形に切断された紙などよりなる第2のプレ
ートを設け、積層して熱交換素子を形成する第2の単位
部材とを備え、前記積層連結部の外面に接着用凹溝を設
け、前記第2の単位部材を所定枚数積層し、前記接着用
凹溝に接着剤を塗布し一体的に接着して形成したので強
固に形成された品質の良い熱交換素子を提供できる。
【0017】また、方形に切断された紙などよりなる第
1のプレートの表面に熱媒体が流通する平行流路を形成
するようにフイン状の表面側リブを設け、前記第1のプ
レートの裏面に前記表面側リブと直交するように表面側
リブと同様に形成される裏面側リブを設け、前記表面側
リブの両端部上に張架する保持リブを設け、前記第1の
プレートの角部より外方に配設されるように前記保持リ
ブと表面側リブにより支持され外面に接着用凹溝を有し
た積層連結部を設けた第1の単位部材を射出成形金型内
で樹脂成形する成形工程と、前記第1の単位部材上に方
形に切断された紙などよりなる第2のプレートを挿入す
る挿入工程と、前記第2のプレートを前記第1の単位部
材に溶着して第2の単位部材を形成する熱溶着工程と、
前記第2の単位部材を所定枚数積層する積層工程と、積
層された積層連結部の接着用凹溝に接着剤を塗布して一
体的に接着する接着工程とにより製造するので、接着が
一度にできるため生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱交換素子の第1の単位部
材の斜視図
【図2】同熱交換素子の第2のプレートの斜視図
【図3】同熱交換素子の第2の単位部材の斜視図
【図4】同熱交換素子の斜視図
【図5】同熱交換素子の製造工程を示すブロック図
【図6】(a)従来の熱交換素子の切断プレートの斜視
図 (b)同熱交換素子の単位部材の斜視図 (c)同熱交換素子の単位部材上に切断プレートを設け
た状態を示す斜視図 (d)同熱交換素子の斜視図
【符号の説明】
1 成形工程 2 第1のプレート 3 表面側リブ 3a 裏面側リブ 4 保持リブ 5 積層連結部 6 接着用凹溝 7 第1の単位部材 8 第2のプレート 9 挿入工程 10 熱溶着工程 11 第2の単位部材 12 積層工程 13 接着工程 14 接着剤 15 熱交換素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34087(JP,A) 特開 平3−271696(JP,A) 実開 昭58−15877(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 3/00 - 3/14 F24F 7/08 101 F24F 3/147 F28D 9/00 - 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形に切断された紙などよりなる第1の
    プレートと、この第1のプレートの表面に熱媒体が流通
    する平行流路を形成するように設けられたフイン状の表
    面側リブと、前記第1のプレートの裏面に前記表面側リ
    ブと直交するように表面側リブと同様に設けられる裏面
    側リブと、前記表面側リブの両端部上に張架し設けられ
    る保持リブと、前記第1のプレートの角部より外方に配
    設されるように保持リブと表面リブにより支持される
    積層連結部とを形成した第1の単位部材の表面に方形
    に切断された紙などよりなる第2のプレートを設け、積
    層して熱交換素子を形成する第2の単位部材を備え、前
    記積層連結部の外面に接着用凹溝を設け、前記第2の単
    位部材を所定枚数積層し、前記接着用凹溝に接着剤を塗
    布し一体的に接着形成した熱交換素子。
  2. 【請求項2】 方形に切断された紙などよりなる第1の
    プレートの表面に熱媒体が流通する平行流路を形成する
    ようにフイン状の表面側リブを設け、前記第1のプレー
    トの裏面に前記表面側リブと直交するように表面側リブ
    と同様に形成される裏面側リブを設け、前記表面側リブ
    の両端部上に張架する保持リブを設け、前記第1のプレ
    ートの角部より外方に配設されるように前記保持リブと
    表面側リブにより支持された外面に接着用凹溝を有した
    積層連結部を設けた第1の単位部材を射出成形金型内で
    樹脂成形する成形工程と、前記第1の単位部材上に方形
    に切断された紙などよりなる第2のプレートを挿入する
    挿入工程と、前記第2のプレートを前記第1の単位部材
    に溶着して第2の単位部材を形成する熱溶着工程と、前
    記第2の単位部材を所定枚数積層する積層工程と、積層
    された積層連結部の接着用凹溝に接着剤を塗布して一体
    的に接着する接着工程とにより製造する熱交換素子の製
    造方法。
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