JP3334850B2 - 運行記録計の筐体封印構造 - Google Patents
運行記録計の筐体封印構造Info
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Description
及び走行距離等の情報を記録紙に記録する運行記録計に
係り、特に、記録紙に記録する走行情報を生成するのに
必要な信号の検出感度の調整が可能な運行記録計におけ
る筐体の封印構造に関する。
を記録する運行記録計としては、従来より、インストル
メントパネルに取り付けた本体に対して、時計や速度計
等の計器が一体に収容されたケースを開閉する所謂丸型
の運行記録計が広く使用されていた。
の表側に速度計や走行距離計等の計器が配置され、ケー
スの裏側に、前記計器の文字板と平行に記録紙を配設す
る構成であったため、インストルメントパネル上での占
有面積が大きくなり、該インストルメントパネル上に配
設される他の計器も、バランスを取るためある程度記録
紙に近い大きさにせざるを得ず、インストルメントパネ
ル回りのデザインの自由度がなくなる欠点を有してい
た。
保持する回転テーブルを備えたトレー部やカートリッ
ジ、即ち、記録紙を回転可能に保持する記録紙保持体を
本体に対して出し入れさせ、前記計器を別体として、カ
ーオーディオ装置等と同じくコンソールボックス内に収
容できる箱型の運行記録計を提案した。
いては、収容先が前後にしか開放されていないコンソー
ルボックス内であることを考慮して、車両の走行速度を
検出する走行センサからの走行パルスを取り込むための
配線等、各種の配線を、車内から目立たないコンソール
ボックスの裏側から接続できるように、この配線を接続
するためのコネクタ等が、本体の後面に配置されること
になり、これに合わせて、コネクタを実装する基板等
が、本体の後端側に配置されることになる。
ル素子等を用いて発生させるもので、発生させた直後の
走行パルスは、パルスの周期、つまり、周波数が走行速
度に応じた値となるのであるが、そのままの状態では、
走行情報として記録紙に走行速度等を記録させるのに取
り扱いが不便であるため、F/V変換により、走行速度
に応じた周波数から走行速度に応じた電圧に変換するの
が通常である。
度を走行センサの特性に合わせて調整するために、運行
記録計の内部には、検出基準電圧を調整するためのボリ
ューム、つまり、可変抵抗が設けられ、この可変抵抗
は、先に述べた走行パルス取込用配線の接続用コネクタ
と同様に電気部品であることから、上述した本体の後端
側に配置される基板に実装されることとなる。
試験において適当な抵抗値に設定された後に変更する必
要がないようにできれば理想的であるが、実際には、経
年変化や環境状態の変化に伴って調整する必要がある。
の最終試験時やメンテナンス時に調整可能とするため
に、本体の後部に開口を設けておいて、取り外し可能な
板材等で普段は塞いでおくことが考えられる。
整を必要がないのに勝手に行われてしまうと、記録紙に
記録される走行情報の内容が実際とは異なる内容に変え
られてしまい、走行情報の記録の改竄に結びついてしま
うおそれがあるので、そう簡単に可変抵抗が本体の外側
に露出するような構成とするわけにも行かない。
作による走行パルスの検出感度調整に限った話ではな
く、例えば、記録紙に対して走行情報を記録する記録機
構に構造的に手を加える、つまり、動力伝達機構中の歯
車を端数の異なるものと交換するといったことでも走行
情報の記録を改竄できる可能性があることからしても、
非常に重要な問題である。
本発明の目的は、走行情報の記録の改竄につながる内部
の部品の操作を、必要な際には可能としつつも、通常は
容易に行われないようにすることができる運行記録計の
筐体封印構造を提供することにある。
請求項1に記載した本発明の運行記録計の筐体封印構造
は、車両の走行状態に関する走行情報を記録紙に記録す
る記録機構と共に運行記録計の筐体内に収容された、該
記録機構による前記記録紙への前記走行情報の記録動作
を調整するための調整用部品を封印するための構造であ
って、前記筐体に形成され、該筐体の外側に前記調整用
部品を露出させる開口と、前記開口に着脱可能に取着さ
れ、該開口を閉塞する閉塞板と、前記筐体に該筐体の外
側から抜脱可能に嵌挿され、前記開口に取着された前記
閉塞板の部分に前記筐体の内部において先端が貫通する
と共に、該筐体の外側に基端が露出する係止部材と、前
記筐体に該筐体の外側から係合され、前記係止部材の基
端を被覆するキャップとを備え、前記キャップが破壊す
ることで前記筐体から取り外されるように構成されてい
ることを特徴とする。
録計の筐体封印構造は、前記閉塞板が、前記筐体の外側
から該筐体に螺着されて先端が前記閉塞板を貫通するね
じにより前記筐体に取着され、該ねじにより前記係止部
材が構成されているものとした。
筐体封印構造によれば、記録機構による記録紙への走行
情報の記録動作を調整用部品の操作により調整するのに
伴い、開口から閉塞板を取り外してこの開口から筐体の
外方に調整用部品を露出させるためには、筐体の内部に
おいて閉塞板を貫通している係止部材を外さなければな
らず、そのためには、キャップを破壊して筐体から取り
外し、筐体の外側に係止部材の部分を露出させる必要が
生じる。
の後には、破壊されたキャップが筐体に係合されるか、
或は、キャップが筐体に係合されていないことになり、
このキャップの状態で、閉塞板が開口から取り外された
こと、ひいては、筐体内の調整用部品が開口から筐体の
外方に露出する状態とされて、場合によっては操作され
た可能性があることを、筐体の外側から認知できるよう
になる。
る記録機構の記録動作調整作業の作業性を確保しつつ、
記録の改竄を目的とした閉塞板の安易な取り外しを防止
することが可能となる。
録計の筐体封印構造によれば、開口に対する閉塞板の取
り付けを、筐体に外側から螺着されるねじにより行う構
成とする場合、そのねじを利用して、記録の改竄を目的
とした閉塞板の安易な取り外しを防止するための構成を
簡単に実現することが可能となる。
筐体封印構造を図面に基づいて説明する。
た運行記録計の一実施形態を示す斜視図であり、本実施
形態の運行記録計は、図1中に引用符号1で示す略箱型
の本体と、この本体1に出し入れされる扁平なカートリ
ッジ17とで構成されている。
斜視図で示すように、下ケース2及び上ケース5と、こ
れら下及び上ケース2,5の前部に取着される前面パネ
ル11と、下ケース2に取着される開閉蓋14と、上下
のケース5,2の後部に取着される放熱板15と、上下
のケース5,2の両側部にそれぞれ取着される取付板1
6,16とを有している。
る底板部3と、この底板部3の左右両側縁からそれぞれ
立設された側板部4,4とを有しており、後端側が開放
されている。
3a,3aがそれぞれ突設されており(図2中では左端
のみ示している)、底板部3の後端で左右方向の両端と
略中央には、略アーチ形の凹部3bが下面側からそれぞ
れ形成されていて(図2中では左端と中央のみ示してい
る)、底板部3の上面側に突出する各凹部3bの上面に
は、略円柱状のねじ受け部材3cがそれぞれ取着されて
おり、前記凹部3bからねじ受け部材3cに亘って、前
記放熱板15の取付用の有底穴(図示せず)が底板部3
の下面側から形成されている。
隔をおいた箇所には、前後方向の略中央から後端寄り箇
所にかけて、前後方向に延在する係合溝3d,3dがそ
れぞれ形成されている。
各方向の略全長に亘って略矩形の凹部4aが形成されて
おり、この凹部4aの下縁には、前後方向に間隔をおい
て2つの取付溝4b,4bが形成されており、この取付
溝4b,4bの両側に延在する凹部4aの段差面4dに
は、前後方向に間隔をおいて4つの押し出し片4c(図
8参照、但し、図8中では1つのみ示している)が突設
されている。
と前記各側板部4,4の前端とにより、下ケース2の前
開放部が画成されており、同様に、天板部6の後端と前
記各側板部4,4の後端とにより、下ケース2の後開放
部が画成されている。
部6の前端から垂設された連結板部7と、この連結板部
7の下端から前方に延設された受板部8と、天板部6の
左右両側縁からそれぞれ垂設された側板部9,9とを有
しており、下ケース2と同様に後端側が開放されてい
る。
3に略等しい左右幅と、底板部3より短い前後長さで形
成されており、天板部6の後端で左右方向の両端には、
図3に要部拡大平面図で示すように、下ケース2の底板
部3の凹部3bと同様の、略アーチ形の凹部6aが上面
側からそれぞれ形成されている。
に、天板部6の下面側に突出する各凹部6aの下面に
は、略円柱状のねじ受け部材6bがそれぞれ取着されて
おり、前記凹部6aからねじ受け部材6bに亘って、前
記放熱板15の取付用の有底穴6cが天板部6の上面側
から形成されている。
の略中間箇所には、図3に示すように、略円柱形で有底
状の目隠し孔6dが形成されており、この目隠し孔6d
の内周壁で周方向に120゜位相をずらした箇所には、
図5に拡大平面図で示すように、係止片6eがそれぞれ
突設されている。
所には通孔6fが形成されており、図5中引用符号6g
は、各係止片6eの成形時の都合により目隠し孔6dの
底面の周縁部で各係止片6eに対応する箇所に形成され
た抜き孔を示す。そして、前記目隠し孔6dには、図2
に示すように、キャップ6hが嵌挿される。
ように、前記目隠し孔6dの内径に対応する外径と、目
隠し孔6dの深さに対応する高さとにより、上端が閉塞
されて下端が開放された外形略円柱状を呈しており、こ
のキャップ6hの外周面には、キャップ6hを目隠し孔
6dに嵌挿した状態で係止片6eが係止される環状溝6
jが形成されている。
の下面で目隠し孔6dに対応する箇所には、下向きに開
放状の略コ字形を呈する位置決め部6kが形成されてい
る。
で示すように、左右方向の略中央に通孔7aを有してお
り、図7中引用符号7bは、連結板部7の左端側に突設
された補強用のリブを示す。
の連結板部7に対応する左右幅で形成されており、上ケ
ース5を平面視した状態で、天板部6と受板部8とを合
わせた前後寸法が、下ケース2の前後寸法と略等しくな
るように形成されており、受板部8の上面の前端で左右
方向に間隔をおいた箇所には、略円柱状のねじ受け部材
8a,8aがそれぞれ取着されており、各ねじ受け部材
8aには、受板部8の下面側から、前面パネル11の取
付用の有底穴(図示せず)が形成されている。
8部分が多少露出する左右長さの矩形状を呈するプリン
ト基板10が、この受板部8に沿って延在するように取
着され、このプリント基板10の右端寄りの連結板部7
に近接した上面箇所には、自己復帰形のフラムスイッチ
10aが上方に向けて実装され、左端寄りの上面箇所に
は、同じく自己復帰形のフラムスイッチ10bが前方に
向けて実装される。
の受板部8の下面には、図8に要部拡大正面図で示すよ
うに、支持レバー54が、軸53を中心として水平面内
で揺動可能に吊り下げ支持される。前記支持レバー54
には、図9に拡大平面図で示すように、軸53と同心上
に位置する円弧状のギア部56がアーム55を介して連
結されており、このギア部56の外縁には歯車56aが
形成されている。
ム55の先端とを結ぶ線上から外れた箇所には、ピン5
2の基端が取着されており、このピン52の先端は、受
板部8により支持レバー54を支持した状態で、この受
板部8の下方に延出する。
通して受板部8の上面側に突出する前記軸53の周囲に
は、コイルスプリング58が嵌装されており、このコイ
ルスプリング58は、軸53の上端に嵌着された係止部
材57と受板部8とに両端がそれぞれ係止されていて、
このコイルスプリング58により前記支持レバー54
は、軸53を中心として図9中の反時計回り方向に揺動
する向きに付勢される。
持レバー54の揺動は、上ケース5の前後方向における
軸53の後方の突出箇所にピン52が位置するところ
で、アーム55の側縁が受板部8の下面の段差(図示せ
ず)に当接することにより規制される。
に、下ケース2の各側板部4,4と同様に、前後及び上
下の各方向の略全長に亘って略矩形の凹部9aが形成さ
れており、図8に示すように、この凹部9aの上縁には
2つの取付溝9b,9b(但し、図8中では1つのみ示
している)が、前後方向に間隔をおいて形成されてお
り、この取付溝9b,9bの両側にそれぞれ延在する凹
部9aの段差面9dには、前後方向に間隔をおいて4つ
の押し出し片9c(但し、図8中では1つのみ示してい
る)が突設されている。
端には、図2に示すように、受板部8の左右両端に半分
跨るようにして、下ケース2の側板部4,4に対応する
上下高さのボス9b,9bがそれぞれ下方に向けて突設
されている。
と前記各側板部9,9の後端とにより、上ケース5の後
開放部が画成されている。
部8に略等しい前後寸法と、上ケース5の天板部6に略
等しい左右幅とで形成された天板部12と、この天板部
12の前端から垂設され、本体1の前面を形成する前板
部13とを有しており、例えば、合成樹脂の射出成形等
の型成形により形成されている。
の側板部9,4を足し合わせた上下高さで形成されてお
り、前板部13の左端には時計13aが配設されてお
り、この時計13aよりも右側の前板部13部分の上半
部には、時刻合わせボタン13c、開閉錠13d、及
び、パイロットランプ13xがそれぞれ設けられ、下半
部にはカートリッジ挿抜口13yが形成されている。
は、本体1を組み立てた状態で押圧操作することによ
り、前記プリント基板10上のフラムスイッチ10bを
オンさせて、このフラムスイッチ10bのオン中に、前
記時計13aの時刻が進むように構成されている。
で示すように、前板部13の通孔13eに前方から嵌挿
されるシリンダ13fと、前板部13の裏側に配設され
通孔13eを挿通したシリンダ13fの後部部分に取着
されるケース13jと、このケース13jと前板部13
とを連結する作動レバー13rとを備えている。
が挿入される鍵孔13gが形成されており、シリンダ1
3fの後部部分には、キー13Aを鍵孔13gに挿入し
た状態でシリンダ13fの外周面から内側に没入し、キ
ー13Aを鍵孔13gから抜くと外周面から外側に突出
して、通孔13eが形成された前板部13の裏面箇所に
係合するタンブラ13hが設けられている。
の後部部分に嵌装できる略円筒状を呈しており、シリン
ダ13fの後部部分に嵌装した状態でタンブラ13hを
外方に露出させる切欠13kを有していて、ケース13
jの後部寄りの外周面箇所から接線方向に延設されたア
ーム13mの先端に、前板部13側に向けて連結ピン1
3nが突設されている。尚、図10中引用符号13p
は、ケース13jをシリンダ13fに固定する取付ねじ
を示す。
mの連結ピン13nが遊挿される長孔13sと、前板部
13の裏面に一端が嵌挿された枢軸13vの他端に嵌装
されるボス部13tとを有している。尚、図10中引用
符号13wは、両端がケース13jと前板部13とにそ
れぞれ係止されるコイルスプリングを示す。
孔13gにキー13Aを挿入したままこのキー13Aを
回転させることで、鍵孔13gが上下方向に延在する通
常位置と、鍵孔13gが右下がりに傾いて延在する開閉
位置との間で回転し、コイルスプリング13wによりシ
リンダ13fが開閉位置から通常位置に向けて図10中
時計回り方向に付勢されるように構成されている。
1の移送中の異常を報知するためのもので、前記プリン
ト基板10に実装されている。
示すように、上ケース5の受板部8に略等しい左右幅
と、下ケース2の側板部4,4に略等しい上下高さとか
らなる横長の矩形状を呈しており、前記カートリッジ1
7が水平に通過できるように構成されていて、前板部1
3の裏面でカートリッジ挿抜口13yの上縁部分には、
左右方向に間隔をおいて2つの取付片13z(図2中で
は左側のみ示している)が突設されている。
口13yに対応する大きさで横長の矩形状を呈してお
り、開閉蓋14の下端の左右両側は、下ケース2の底板
部3前端のヒンジ3e,3eにより枢支され、図2中引
用符号3fは、図11に本体の斜視図で示すように、開
閉蓋14を下ケース2の前方に倒れて開いた状態から、
図12に同じく本体の斜視図で示すように、起立して閉
じた状態に向けて付勢するコイルスプリングを示す。
に示すように、上下のケース5,2の後端の開放部分を
塞ぐ大きさで形成されており、放熱板15の下端の左右
両側と略中央箇所とには、下ケース2の各凹部3bに対
応する略アーチ状の取付片15aが折曲形成されてお
り、同様の取付片15bが上ケース5の各凹部6aに対
応して、放熱板15の上端の左右両側に折曲形成されて
いる。
bの略中央箇所には、下端寄りに若干位置をずらして、
上ケース5の位置決め部6kに対応する取付片15cが
折曲形成されている。尚、図2中引用符号15dはコネ
クタ孔を示す。
3に放熱板15が取り付けられた下ケース2の要部平面
図で示すように、取付フレーム74を介してプリント基
板72が取着される。
も一回り小さい横長の矩形を呈していて、前記取付フレ
ーム74により表面が支持されており、プリント基板7
2の裏面には、先端が二股に分かれて開放され、これら
の間で検出光(図示せず)が送受光される門形のフォト
インタラプタ71が、プリント基板72の長手方向に間
隔をおいて二股部分が位置し、且つ、上下のケース5,
2に放熱板15を取着した状態で、これら上下のケース
5,2の前方に先端が開放される向きで取着される。
ォトインタラプタ71の他、車両の不図示の走行センサ
から走行速度に応じた数で出力されるパルス信号を検出
するための、信号レベルの比較基準値を調整する際に操
作されるボリューム、つまり、可変抵抗(図示せず)等
が実装される。
スタ73をプリント基板72に実装させるためのもの
で、この取付フレーム74によりプリント基板72に実
装した状態で、パワートランジスタ73はプリント基板
72と放熱板15との間に配置される。
板72の表面に半田付けされた雌コネクタを示し、この
雌コネクタ75の先端は、取付フレーム74によりプリ
ント基板72を取り付けた状態で、放熱板15の前記コ
ネクタ孔15dに嵌合される。
上下のケース5,2の側板部9,4の凹部9a,4aを
足し合わせた上下高さと、これら凹部9a,4aの前後
長さに等しい左右幅とで形成されており、取付板16の
上縁には、凹部9aの不図示の取付溝に挿入可能な係合
片16a,16aが形成され、下縁には、凹部4aの取
付溝4b,4bに挿入可能な係合片16b,16bが形
成されている。また、各取付板16には、本体1を車両
のコンソールボックス(図示せず)に取り付けるための
ねじ孔16cが複数形成されている。
に、カートリッジ挿抜口13yの間口及び本体1の奥行
きに対応する薄い箱状に形成された筐体18を備え、該
筐体18の上面側には、図14に平面図で示すように、
7日用記録紙21(図15参照)が収容可能な平面視略
円形の記録紙収容部18bが形成されている。
は、図15に斜視図で示すように、1日分の情報が記録
される7枚の円形の記録紙21aと、該記録紙21aと
同一の外径で形成され、これら7枚の円形の記録紙21
aを上下に重ねて支持する台紙21e等を備えている
(図15では見易さのため相互の間隔を離して記してい
る)。
が形成され、また、上下に重なった2枚の記録紙21a
への連続記録を可能とする略楔形の欠部21cが設けら
れている。さらに、前記記録紙21aの上面には、時刻
指示用の罫線及び目盛(いずれも図示せず)が、前記中
心孔21bと同心円状及び該中心孔21bから放射状に
それぞれ印刷等より形成されている。
欠部21cが省略され、その代わりに、該欠部21cに
対応する箇所に、情報が記録されない余白領域21dが
設けられている。
1aの欠部21cどうし、或は、欠部21cと余白領域
21dが重ならず、且つ、記録紙21aの周方向におい
て隣り合うように、欠部21c及び余白領域21dの位
置を互いにずらして重ね合わされる。
一の内径の中心孔21fが形成され、該中心孔21fに
は、カートリッジ17側への装着用の、円筒状を呈し前
記中心孔21b,21fの内径と略同一の外径に形成さ
れた記録紙保持部材21gが、該記録紙保持部材21g
の下端に形成され前記中心孔21fよりも大きい外径で
環状のフランジ部21hを介して取着されている。
さ、即ち、軸方向の長さは、重ね合わせた7枚の記録紙
21aの厚さを少なくとも上回る寸法で形成されてい
る。
ね合わせた7枚の記録紙21aを、それぞれの中心孔2
1bを前記記録紙保持部材21gに嵌め込んで台紙21
e上に載置し、且つ、一番下の7日目用の記録紙21a
の裏面の一部を台紙21eに接着し、さらに、図15中
矢印イで示す7日用記録紙21の回転方向における欠部
21c及び余白領域21dよりも下流側に位置する各記
録紙21aの外縁箇所と、台紙21eの対応する外縁箇
所間に短冊状の連接テープ21jを架け渡し、台紙21
eに対する各記録紙21aの相対回転を阻止した状態に
つなぎ止めて構成されている。
には、図14に示すように、合成樹脂製の回転テーブル
19が回転可能に設けられている。前記回転テーブル1
9は、略円盤状を呈し、該回転テーブル19の外径は、
前記記録紙21aや台紙21eの中心孔21b,21f
よりも十分大きい寸法で形成されている。
録紙21aや台紙21eの中心孔21b,21fの内径
に対応する外径で、且つ、記録紙保持部材21gよりも
大きい高さの取付軸19aが突設されており、この取付
軸19aの中心部には、中央に凹部19cを有する位置
決めボス19bが立設され、取付軸19aの先端で位置
決めボス19bの外側部分には、キャップ19dが着脱
可能に嵌着される。
用記録紙21のうち記録の済んだ記録紙21aをめくり
上げるためのカッタ18cが設けられている。前記カッ
タ18cは、可撓性を有する金属薄板で形成されてお
り、図16に正面図で示すように、カートリッジ挿抜口
13yへの挿入側となる筐体18の前面に取着される基
部18dと、この基部18dから折曲されて、図14に
示すように、記録紙収容部18bの内側に延出するカッ
タ本体18eとを有している。
の部分が、7日用記録紙21の厚みよりも若干大きい寸
法だけ記録紙収容部18bの底面から離間しており、且
つ、先部に至るにつれて記録紙収容部18bの底面に近
づいて、カッタ本体18eの先端が底面に接触するよう
に、傾斜して形成されていて、基部18d寄りのカッタ
本体18e箇所にはストッパ片18fが突設されてい
る。
は、カッタ本体18eを撓ませて先端と記録紙収容部1
8bの底面との間に隙間を作っておいて、前記7日用記
録紙21の外縁部分を差し入れつつ回転テーブル19の
取付軸19aに記録紙保持部材21gを嵌挿し、取付軸
19aにキャップ19dを嵌着することで、このキャッ
プ19dにより記録紙保持部材21gが回転テーブル1
9側に押圧されて、7日用記録紙21が回転テーブル1
9に対して固定されるように構成されている。
19により図15矢印イで示す回転方向に回転させてい
る間、7日用記録紙21の記録の済んだ記録紙21aの
欠部21cをカッタ本体18eの上側に乗り上げさせる
と共に、その記録紙21aを台紙21eにつなぎ止める
テープ21jをカッタ本体18eが切断して、その記録
紙21aを他の記録紙21aや台紙21eから独立させ
るように構成されている。
eの上側に乗り上げた記録済の記録紙21aの欠部21
cの縁部がストッパ片18fに当接することで、その記
録紙21aの欠部21cを通してそのすぐ下の記録紙2
1aに対する記録が続けられるように、記録済の記録紙
21aの回転を停止させるように構成されている。
図で示すように、シャッタ18gが設けられており、筐
体18の前面には、図16に示し、且つ、図18に左側
面図で示すように、歯車18hが設けられている。
される箇所には、本体1内で回転テーブル19を時間の
経過に応じて回転させるための動力が伝達される受動歯
車(図示せず)が設けられており、この受動歯車は、筐
体18の内部で前記回転テーブル19の不図示の歯車
に、歯車列(図示せず)を介して連結されている。
車列に別の歯車列(図示せず)を介して連結されてい
て、前記不図示の2つの歯車列のうちどちらかに設けら
れたワンウェイクラッチ等により規制される一方向に前
記歯車18hを回転させることで、回転テーブル19に
保持された記録紙21の時刻合わせができるように構成
されている。
すように、筐体18の前面から後面に向けて2本の摺接
突起18jが形成されており、また、前面寄りの下面箇
所には、前記ホルダ31側との係合部18kが形成され
ている。
って所定の幅及び長さで形成された略矩形の係止溝部1
8mと、この係止溝部18mの後面寄り部分に係止溝部
18mの幅方向に間隔をおいて突設された2つの係止突
起18n,18nと、係止溝部18mの後面寄り端部で
前記係止突起18n,18nよりも後面側の部分に形成
された逃げ溝18pとを有している。
筐体18の下面から同一の深さで形成されており、各係
止突起18n,18nは、図20に拡大断面図で示すよ
うに、筐体18の前面側から後面側に向かうにつれて次
第に高さが増す傾斜面18rと、この傾斜面18rの頂
部から係止溝部18mに略鉛直に下がる係止面18sと
により、係止溝部18m及び逃げ溝18pの深さと略同
一の高さで形成されている。
18の底面で前面寄りの両側部分には、両側面との角を
斜めに落とした傾斜面18t,18tがそれぞれ形成さ
れている。
図であり、本体1の内部には、カートリッジ挿抜口13
yから本体1内に挿入されたカートリッジ17が装填さ
れるホルダ31と、このホルダ31をカートリッジ挿抜
口13yと本体1内との間で移送する移送機構41とが
設けられている。
3yから挿入されたカートリッジ17が載置される底板
部32と、この底板部32に連結された移動板部33
と、底板部32の両側から立設された側板部34,34
と、各側板部34,34の先端から折曲されて内側に延
出する押え板部35,36とを有している。
示すように、前面側からカートリッジ挿抜口13yに挿
入したカートリッジ17の底面に対応する外形で形成さ
れており、本体1の背面側に位置する底板部32の後端
には、2つのストッパ片32a,32aが立設されてい
る。
片32a,32a間の後端部分には、図23に底板部3
2の要部拡大斜視図で示すように、前端に向けて凹形の
切欠32bが形成されており、この切欠32bの前端か
ら前方に間隔をおいた底板部32部分には、略矩形の窓
32cが形成されている。
両側の底板部32部分には、窓32cの後端と切欠32
bの前端とに亘る寸法でガイド孔32d,32dがそれ
ぞれ形成されており、各ガイド孔32d,32dは、切
欠32b側に円形部32e,32eを有する略鍵孔状を
呈している。
側箇所には、図21に示すように、バネ板部材37の二
股部37a,37aがそれぞれ固着されており、これら
二股部37a,37aに連設されたバネ板部材37の係
止片部37bが、底板部32の窓32cの後端側部分に
配置され、この係止片部37bの山形に折曲した頂点部
分が、図23に示すように、各ガイド孔32d,32d
の円形部32e,32eとは反対側の前端どうしを結ぶ
線上に略位置し、窓32cを通して底板部32の下面側
から上面側に突出している。そして、底板部32の右端
寄りの後端部分には、抜け止め孔32fを有する支持片
32eが形成されている。
に、前記底板部32の後端部分の下側に配置される基板
33aと、この基板33aの右端から側方に延設されて
先端が支持片32eのさらに側方に至る寸法で底板部3
2の下側に延在する支持板33dとで構成されている。
る枠状に形成されており、前記底板部32の後端部分の
下側に配置した状態で、前記各ガイド孔32d,32d
に臨む窓33bの両側の基板33a箇所には、ガイドピ
ン38,38がそれぞれ立設されており、基板33aの
後端寄り部分にはフック33cが立設されている。前記
支持板33dの先端寄り部分には、略階段状を呈する係
止片33eが延設されており、支持板33dの先端には
操作片33gが立設されている。
eを底板部32の抜け止め孔32fに下面側から上面側
に通して、係止片33eの先端の突起33fを、図23
に示すように、抜け止め孔32fの側縁に引っかけると
共に、前記各ガイドピン38,38の頭部38a,38
aを、底板部32の各ガイド孔32d,32dの円形部
32e,32eに下面側から上面側に通し、切欠32b
と窓32cとの間の底板部32部分に形成された係止孔
32gと、基板33aのフック33cとの間にコイルス
プリング39を架設することで、底板部32に組み付け
られる。
動板部33は、コイルスプリング39から、基板33a
のフック33cが底板部32の係止孔32gに近づく向
きの復元力を受けて、各ガイド孔32d,32dの円形
部32e,32eとは反対側の前端に各ガイドピン3
8,38が当接する通常箇所に位置し、且つ、前記切欠
32bと窓32cとが窓33bの内側に位置するように
構成されている。
ように、前記底板部32寄りの傾斜面34aと、この傾
斜面34aから上方に延出する垂直面34bとにより、
前記傾斜面18tが形成されたカートリッジ17部分の
外形に対応する輪郭で形成されており、各垂直面34
b,34bには、底板部32の前後方向に間隔をおいて
3つのガイドピン34c,34d,34eが、ホルダ3
1の外方に向けてそれぞれ突設されている。
は、開閉蓋14の裏面で不図示のヒンジよりも上方の裏
面箇所に接触可能な案内突起34f,34fがそれぞれ
突設されており、これら各案内突起34f,34fの先
部は、先端に至るにつれて互いの間隔が次第に大きくな
るように、略ハ字状に拡げられている。
直面34bで、前端寄りの2つのガイドピン34c,3
4dの間の垂直面34b部分には、ホルダ31の内側に
延出する係合片34gが形成されている。
板部35は、側板部34に連設された基板35aと、こ
の基板35aの前端から前方に延設されたガイド板35
bとを有しており、前記基板35aは、カートリッジ1
7の高さに対応する寸法だけ底板部32から離間してこ
の底板部32と略平行に延在しており、ガイド板35b
は、図24に図22のA−A線断面図で示すように、前
方に至るにつれて次第に底板部32から離間するように
傾斜して、前端が基板35aよりも高い箇所に位置する
ように構成されている。
板部36は、側板部34に連設された基板36aと、こ
の基板36aの前端から前方に延設されたガイド板36
bと、基板36aの側端から押え板部35側に延設され
た逃げ板36cと、ガイド板36bの前端と逃げ板36
cの先端とを接続する略L字状の外縁板36dと、これ
らガイド板36b、逃げ板36c、及び、外縁板36d
で囲まれた接続板36eとを有している。
5aと同じく、カートリッジ17の高さに対応する寸法
だけ底板部32から離間してこの底板部32と略平行に
延在しており、ガイド板36bは、押え板部35のガイ
ド板35bと同じく、前方に至るにつれて次第に底板部
32から離間するように傾斜して形成されている。
2のB−B線断面図で示すように、先端に至るにつれ
て、つまり、押え板部35に近づくにつれて、次第に底
板部32から離間するように傾斜するように形成されて
おり、前記外縁板36dは、底板部32と略平行に延在
していて、この底板部32からの高さが押え板部35の
ガイド板35bの前端と同じ高さになるように形成され
ている。
示すように、ガイド板36bと逃げ板36cとの傾斜方
向の違いによる歪みが押え板部36に生じないように、
この歪みを吸収するための抜き孔36fが形成されてい
る。
1は、カートリッジ17を前端側から挿入していくと、
左右の押え板部35,36の隙間にカートリッジ17の
カッタ18cのストッパ片18fが位置し、カートリッ
ジ17を、各係止突起18n,18nの傾斜面18rの
頂部がバネ板部材37を撓ませながら係止片部37bを
乗り越える際のクリック感が伝わるまで挿入すること
で、カートリッジ17がホルダ31に完全に装填された
状態となるように構成されている。
れた状態でホルダ31は、カートリッジ17の各係止突
起18n,18nの係止面18sが底板部32の後端側
から係止されると共に、各係止突起18n,18nの両
側の係止溝部18m部分が、移動板部33の通常箇所に
おける各ガイドピン38,38の頭部38a,38aの
周面に、底板部32の前端側から当接し、この当接と、
バネ板部材37の各係止突起18n,18nに対する係
止とにより、カートリッジ17がホルダ31に対して前
後方向に位置決めされるように構成されている。
めされたカートリッジ17をさらに押し込むことで、頭
部38a,38aが係止溝部18mに当接している各ガ
イドピン38,38が、対応する各ガイド孔32d,3
2dの円形部32e,32e側に移動されて、このガイ
ドピン38,38が基板33aに立設された移動板部3
3が、カートリッジ17と共に、コイルスプリング39
の復元力に抗してホルダ31の後端側に移動するように
構成されている。
て前後方向に位置決めされたカートリッジ17の押し込
みは、底板部32の後端の2つのストッパ片32a,3
2aに前面が当接することで規制されて、それ以上先へ
の押し込みが阻止される。
の係止片部37bは、カートリッジ17の底面の逃げ溝
18pに位置し、また、移動板部33の各ガイドピン3
8,38の頭部38a,38aは、各ガイド孔32d,
32dの円形部32e,32eよりも前端寄り部分に位
置し、これにより、移動板部33の全体が、前記通常箇
所から押し込み箇所に移動した状態となり、この押し込
み箇所において、コイルスプリング39は無負荷状態か
ら伸張された状態となる。
17の押し込みを解除すると、伸張状態のコイルスプリ
ング39からの復元力が加わって移動板部33が押し込
み箇所から通常箇所に復帰し、これに伴いカートリッジ
17が、バネ板部材37の係止片部37bに各係止突起
18n,18nの係止面18sが係止され、且つ、各ガ
イドピン38,38の頭部38a,38aが係止溝部1
8mに当接した、ホルダ31に完全に装填された状態に
復帰するように構成されている。
挿入すると、完全に装填された状態となるまでの間に、
左側の側板部34の係合片34gが係合してシャッタ1
8gが開き、筐体18内部の不図示の受動歯車が露出す
るように構成されている。
17をホルダ31から抜き取るのに伴って、係合片34
gとの係合が解除されることで、筐体18内部の不図示
のスプリングの付勢力により閉じる。
に、前記ホルダ31を支持する内フレーム42と、この
内フレーム42を支持する外フレーム46とを有してい
る。
図で示すように、底板部43と、底板部43の両側から
立設された側板部44,44とを有している。
部32が載置可能な幅で形成されており、底板部43の
後端側には、前記通常箇所と押し込み箇所との間を移動
する移動板部33との干渉を避けるための凹部43aが
形成されている。
側の縁部で底板部43の後端寄り部分には、支片43b
を介して、ホルダ31移送用の動力を内フレーム42に
伝達するためのラック43cが取着されており、この支
片43bの後縁には遮光片43dが後方に向けて突設さ
れている。
片44aと、後端寄りの後片44gとで構成されてお
り、前片44aは、底板部43寄りの傾斜面44bと、
この傾斜面44bから上方に延出する垂直面44cとに
より、ホルダ31の側板部34の外形に対応する輪郭
で、且つ、この側板部34よりも大きい高さで形成され
ている。
後端側に向かうにつれて次第に傾斜面44bに近づくよ
うに傾斜したガイド溝44dが形成されており、また、
垂直面44cの後端上部には、階段状の2段の切欠44
e,44fが形成されていて、このうち、側板部44の
前端寄りの高い方の切欠44eは、前記ガイド溝44d
の開放端と略同一の高さで形成されている。
面44cの後方に略連続して延在しており、側板部44
の前端寄りの後片44g部分には階段状の2段の切欠4
4h,44jが形成されていて、このうち、前片44a
寄りの低い方の切欠44hは、前片44aの切欠44
e,44fのうち低い方の切欠44fと略同一の高さと
されている。また、側板部44の後端寄りの後片44g
部分にも切欠44kが形成されていて、切欠44hと略
同一の高さとされている。
切欠44h,44jのうち側板部44の後端寄りの高い
方の切欠44jの後端において開放され後端側に向かう
につれて次第に底板部43に近づくように傾斜した、前
片44aのガイド溝44dと同様のガイド溝44mが形
成されている。
44gの前端寄り箇所には、ガイドピン44nが内フレ
ーム42の外方に向けてそれぞれ突設されており、切欠
44kが形成された後片44gの後端寄り箇所には、ガ
イドねじ44pが内フレーム42の外方に向けて螺着さ
れる。
各側板部44,44の前片44aと後片44gの各ガイ
ド溝44d,44mとの前後間隔が、ホルダ31の各側
板部34の前後両端寄り箇所のガイドピン34c,34
eの前後間隔と略一致するように構成されている。
図で示すように、地板部47と、地板部47の両側から
垂設された側板部48,48とを有している。
部32の前後寸法よりも十分大きな前後長さと、内フレ
ーム42の底板部43の幅よりも若干大きい左右幅で形
成されている。
ッジ17の記録紙収容部18bに収容した7日用記録紙
21に走行情報等を記録するための記録機構(図示せ
ず)や、ステッピングモータ等の記録機構を動作させる
ための動力源(図示せず)といった部品が取着され、地
板部47の上面には、図8に示すように、不図示のスペ
ーサ65aと取付ねじ65bにより、プリント基板65
が上方に間隔をおいて取着される。
の動作や移送機構41の動作を制御するマイクロコンピ
ュータ(図示せず、以下、マイコンと略記する)等の、
電気系の部品(図示せず)が実装され、これら電気系部
品は、プリント基板65を地板部47の上面に取着した
状態で、プリント基板65と地板部47との間に配置さ
れる。
先端が二股に分かれて開放され、これらの間で検出光
(図示せず)が送受光される門形のフォトインタラプタ
66が取着され、プリント基板65を地板部47の上面
に取着した状態で、このフォトインタラプタ66は、そ
の二股部分が外フレーム46の左右方向に間隔をおいて
位置し、且つ、その先端が下方に向けて開放された向き
となり、フォトインタラプタ66の先端は、地板部47
の前端で右端寄り部分に形成された切欠47fを介し
て、地板部47の下方に突出する。
部分には、図28に右側面図で示すように、下方に延出
する支持片47aが折曲形成されており、この支持片4
7aには、スイッチ片51aが外フレーム46の後端側
を向くように、マイクロスイッチ51が取着される。
示すように、側方に延出する延出片47bを介して取付
片47cが形成されており、この取付片47cには、移
送機構41用のモータ70が取着され、前記延出片47
bの下面には、モータ70の動力を内フレーム42のラ
ック43cに伝達する歯車群(図示せず)が取り付けら
れる。尚、図21中引用符号47dは、地板部47から
折曲形成された取付片を示し、この取付片47dには前
記プリント基板72がねじ止めされる。
に示すように、支持板64が吊り下げ支持され、支持板
64上で、上面の外縁部に円弧状の遮光板62が立設さ
れたギア61が、軸63を中心として水平面内で回転可
能に支持される。
ように、その下端寄り部分に、前方に延出する延出部4
8a,48aをそれぞれ有しており、各延出部48a,
48aの前端寄り部分は、前端に至るにつれて互いの間
隔が次第に大きくなるように、略ハ字状に拡げられてい
る。
後に延在する2つの内フレーム用ガイド溝48b,48
cが、一直線上に位置するようにそれぞれ形成されてお
り、側板部48の前端寄りで内フレーム用ガイド溝48
bよりも上方の側板部48部分にはホルダ用ガイド溝4
8dが形成されており、このホルダ用ガイド溝48d
は、図28に示すように、前後に延在する前後溝部48
eと、この前後溝部48eの後端から上方に向かう上下
溝部48fとにより略L字状を呈している。
分を除く下縁部分には、下ケース2の底板部3の係合溝
3d,3dに対応する係合片48g,48gが形成され
ている。
ム用ガイド溝48bと、その上方のホルダ用ガイド溝4
8dのうち前後溝部48eとの各前端は、図27に示す
ように、略ハ字状に拡げられた前記延出部48aの前端
寄り部分に延在しており、ホルダ用ガイド溝48dの前
後溝部48eの後端は、内フレーム用ガイド溝48bよ
りも側板部48の前端寄りに位置している。
構41との組み付けは、次のようにして行われる。
ガイドピン34eを、内フレーム42の各側板部44の
後片44gの階段状の2段の切欠44h,44jのう
ち、高い方の切欠44jの上縁に載せると同時に、ホル
ダ31の各側板部34の中央のガイドピン34dを、内
フレーム42の各側板部44の前片44aの階段状の2
段の切欠44e,44fのうち、高い方の切欠44eの
上縁に載せる。
ガイド溝44mの開口に近づくように、ホルダ31を内
フレーム42の後端側に移動させつつ、ホルダ31の前
側のガイドピン34cを、内フレーム42の各側板部4
4の前片44aに形成されたガイド溝44dの開口に近
づける。
4jの上縁に案内されつつガイド溝44mにはめ込まれ
るのと略同時に、前側のガイドピン34cがガイド溝4
4dにはめ込まれて、ホルダ31が内フレーム42に組
み付けられ、これにより、ガイド溝44mにおけるガイ
ドピン34eの位置が、ガイド溝44dにおけるガイド
ピン34cの位置と略同一になる。
付けた状態では、ホルダ31の各側板部34の真ん中の
ガイドピン34dが、各ガイド溝44d,44mにおけ
る各ガイドピン34c,34eの位置に拘わらず、前片
44aの高い方の切欠44eと、後片44gの高い方の
切欠44jとの間に位置し、且つ、前片44aの低い方
の切欠44fと、これに略連続する後片44gの低い方
の切欠44hとの上方に位置する。
組み付けたホルダ31の各側板部34の真ん中のガイド
ピン34dを、外フレーム46の各側板部48に形成さ
れたホルダ用ガイド溝48dの前後溝部48eにはめ込
むと共に、内フレーム42のガイドピン44nを各側板
部48の内フレーム用ガイド溝48bにはめ込む。
略ハ字状に拡げられているため、ホルダ用ガイド溝48
dの前後溝部48eや内フレーム用ガイド溝48bに対
する、ホルダ31のガイドピン34dや内フレーム42
のガイドピン44nのはめ込みを、この各側板部48の
前端寄り部分で行えば、両側板部48の間隔を拡げなが
らはめ込むといった手間をかける必要はない。
部48eや内フレーム用ガイド溝48bに、ホルダ31
のガイドピン34dや内フレーム42のガイドピン44
nをはめ込んだならば、側板部48の後端寄りの内フレ
ーム用ガイド溝48cに外側からガイドねじ44pを差
し込んで、内フレーム42の切欠44kが形成された後
片44gの後端寄り箇所に螺着する。
状態の内フレーム42を外フレーム46に組み付けたな
らば、支持片47aにマイクロスイッチ51を取着し、
地板部47の下面に支持板64を吊り下げて、この支持
板64に軸63を介してギア61を回転可能に取り付け
ると共に、不図示の記録機構の電気系部品やフォトイン
タラプタ66が実装されたプリント基板65を外フレー
ム46の地板部47に取着する。
モータ70を取着し、延出片47bに前記不図示の歯車
群を取り付けて、この歯車群を介してモータ70の出力
軸と内フレーム42のラック43cとの間を結合させ
る。
の逆転により内フレーム42を外フレーム46に対して
前方に移動させて、ガイドねじ44pを内フレーム用ガ
イド溝48cの前端に位置させると、図28に示すよう
に、ガイドピン34d,44nが、対応するホルダ用ガ
イド溝48dと内フレーム用ガイド溝48bとの延出部
48aにかかる前端寄り部分のうち、各ガイド溝48
d,48bがこれらガイドピン34d,44nの先端よ
りも外側に離間しない程度後端寄りのガイド溝48d,
48b箇所に位置する。
ガイド溝48cの前端に位置させると、ホルダ31のガ
イドピン34c,34eが、内フレーム42の対応する
各ガイド溝44d,44mの後端箇所に位置し、これに
より、ホルダ31が、内フレーム42の底板部43上に
底板部32が載置され、内フレーム42の側板部44の
前端からホルダ31の側板部34の案内突起34fが前
方に突出した装脱箇所に位置する。
ては、移動板部33が通常箇所に位置していると、移動
板部33の操作片33gがマイクロスイッチ51のスイ
ッチ片51aに当接して、マイクロスイッチ51がオン
状態となり、移動板部33が押し込み箇所に位置してい
ると、操作片33gがスイッチ片51aの後方に離間し
て、マイクロスイッチ51がオフ状態となる。
42を外フレーム46に対して後方に移動させると、ガ
イドピン44n及びガイドねじ44pが内フレーム用ガ
イド溝48b,48cに案内されて後方に移動し、これ
に追従して、ホルダ31のガイドピン34dが外フレー
ム46のホルダ用ガイド溝48dのうち前後溝部48e
に案内されて後方に移動し、ホルダ31が内フレーム4
2と一緒に外フレーム46に対して後方に移動する。
ホルダ31のガイドピン34dが外フレーム46のホル
ダ用ガイド溝48dのうち前後溝部48eの後端に位置
すると、この前後溝部48eの後端の真下、即ち、内フ
レーム用ガイド溝48b,48cの後端よりも前方箇所
に、ガイドピン44n及びガイドねじ44pが位置す
る。
1が内フレーム42と一緒に外フレーム46に対して後
方に移動すると、移動板部33の操作片33gがマイク
ロスイッチ51のスイッチ片51aから後方に離間し
て、マイクロスイッチ51がオフ状態となる。
る正転により内フレーム42を外フレーム46に対して
さらに後方に移動させると、ガイドピン34dが前後溝
部48eの後端によりそれ以上の後方への移動を規制さ
れて、内フレーム42が単独で後方に移動し、内フレー
ム42に追従したホルダ31の外フレーム46に対する
後方移動は起こらない。
ム46に対する後方移動に伴い、ホルダ31のガイドピ
ン34c,34eが、内フレーム42の対応する各ガイ
ド溝44d,44mの後端から前端に向けて相対移動
し、これに応じて、ガイドピン34dが、外フレーム4
6のホルダ用ガイド溝48dのうち上下溝部48fを、
下端から上端に向けて移動する。
及び外フレーム46に対して上方に移送され、図30に
右側面図で示すように、ガイドピン44n及びガイドね
じ44pが、内フレーム用ガイド溝48b,48cの後
端に達すると、ガイドピン34dが略同時に上下溝部4
8fの上端に達して、内フレーム42の底板部43の上
方に底板部32が離間すると共に、ホルダ31が、左右
の押え板部35,36が外フレーム46に取着された前
記記録機構の下方に配置される記録箇所に位置する。
ては、内フレーム42の側板部44の前端が、外フレー
ム46の延出部48aの前端よりも後方に引っ込み、こ
の側板部44の前端よりも案内突起34fの前端がさら
に後方に引っ込んで位置することとなる。
のホルダ31に装填されたカートリッジ17を位置決め
するために地板部47の下面から下方に突設された位置
決めピンを示し、この位置決めピン47eは、記録箇所
のホルダ31に装填されたカートリッジ17における、
回転テーブル19の取付軸19aに形成された位置決め
ボス19bに嵌合するように構成されている。
収容するための本体1の組み付けについて説明する。
基板10をねじ止めすると共に、このプリント基板10
よりも右端寄りの受板部8に、軸53を介して支持レバ
ー54を揺動可能に吊り下げ支持させて、受板部8上に
突出した軸53部分にコイルスプリング58を嵌装し、
さらに、軸53の上端に係止部材57を嵌着して、コイ
ルスプリング58の両端を係止部材57と受板部8とに
係止する。尚、この状態では、プリント基板65に実装
されたフォトインタラプタ66は、ギア61の回転に伴
って移動する遮光板62の軌跡上に配置される。
66の二股部分の間に位置するように、支持板64に対
するギア61の回転位置を合わせておいて、外フレーム
46の地板部47の四隅に下側から取付ねじ(図示せ
ず)を挿通し、上ケース5の天板部6の下面四隅から垂
設されたボス(図示せず)に螺着して、ホルダ31及び
移送機構41を、外フレーム46の両側板部48,48
を前端側に向けて上ケース5に取り付ける。
に取り付けたならば、プリント基板65,10の間を、
連結板部7の通孔7aに通したコネクタケーブル67
(図7参照)により接続する。
ス5に取り付けた状態では、支持レバー54のギア部5
6の歯車56aがギア61と噛合すると共に、受板部8
の下面の段差に支持レバー54の側縁が当接して突出箇
所に位置しているピン52が、装脱箇所のホルダ31の
右側に位置する押え板部36のガイド板36bと側板部
34との隙間から、底板部32に向けてホルダ31の内
部に延出して、右側の側板部34よりも左側の側板部3
4寄り箇所に位置することとなる。
ピン52がホルダ31の左右方向における右側の側板部
34よりも内側に位置する突出箇所において、フォトイ
ンタラプタ66の二股部分の間に位置してフォトインタ
ラプタ66の不図示の検出光を遮り、従って、フォトイ
ンタラプタ66はオフ状態となっている。尚、ここでは
当然ホルダ31にカートリッジ17は挿入されておら
ず、従って、ホルダ31は空となっている。
リッジ17を挿入すると、ホルダ31の両側板部34,
34の垂直面34bの内面にカートリッジ17の筐体1
8の両側面に接して、ホルダ31の前後動に追従できる
最低限の保持力がホルダ31からカートリッジ17に作
用する状態となるよりも前の、挿入のごく当初の段階
で、カートリッジ17によりピン52が外フレーム46
の前端側から後端側に押され、コイルスプリング58の
付勢力に抗して支持レバー54が揺動して、ピン52が
ホルダ31の側板部32の外側に押し出される。
バー54の揺動で、ギア部56の歯車56aとギア61
が噛合しているギア61が回転し、これにより、図9に
示すように、フォトインタラプタ66の二股部分の間に
位置していた遮光板62が、図31に拡大平面図で示す
ように、フォトインタラプタ66の二股部分の間から退
避する。
トインタラプタ66の検出光の光路が確保されて、フォ
トインタラプタ66がオフ状態からオン状態に変わり、
ホルダ31に対してカートリッジ17が、完全か不完全
かを問わずとにかく挿入されたことがフォトインタラプ
タ66により検出される。
ッジ17を、上述した保持力がホルダ31からカートリ
ッジ17に作用しなくなるまで引き出すと、コイルスプ
リング58の付勢力により支持レバー54が、カートリ
ッジ17の挿入時とは反対向きに揺動して、カートリッ
ジ17によりホルダ31の側板部32の外側に押し出さ
れていたピン52が、側板部32の内側に復帰する。
54の揺動でギア61が回転し、これに伴って、フォト
インタラプタ66の検出光の光路外に退避していた遮光
板62が、検出光の光路上に復帰してこれを遮り、フォ
トインタラプタ66がオン状態からオフ状態に変わっ
て、ホルダ31からカートリッジ17が完全に取り出さ
れて空になったことがフォトインタラプタ66により検
出される。
取り付けられた状態の前面パネル11の前板部13の各
取付片13zに下側から取付ねじ81を挿通し、これ
を、上ケース5の受板部8の対応する各ねじ受け部材8
aの不図示の有底穴に、セルフタッピング方式でねじ込
みながら螺着して、前面パネル11を上ケース5の前端
部に取り付ける。
に、プリント基板10上に上方に向けて実装されたフラ
ムスイッチ10aの上方に、開閉錠13の作動レバー1
3rの中間箇所が臨む。
入されたキー13Aを回転させて、シリンダ13fをコ
イルスプリング13wの付勢力に抗して通常位置から開
閉位置に回転させることで、作動レバー13rの中間箇
所が、図33に説明図で示すように、フラムスイッチ1
0aに接触しこれを押圧してオンさせる状態に、枢軸1
3vを中心として揺動する。
回転を解除すると、コイルスプリング13wの付勢力に
よりシリンダ13fが回転位置から通常位置に復帰し
て、作動レバー13rの中間箇所が、図32に示すよう
に、フラムスイッチ10aから離間してその上方に位置
した状態となる。
端部に取り付けた状態では、プリント基板10上に前方
に向けて実装されたフラムスイッチ10bの前方に時刻
合わせボタン13cが臨み、この時刻合わせボタン13
cを押圧操作するとフラムスイッチ10bに接触しこれ
を押圧してオンさせ、時刻合わせボタン13cの押圧操
作を解除すると、時刻合わせボタン13cがフラムスイ
ッチ10bから前方に離間してこれをオフさせることと
なる。尚、パイロットランプ13xは前板部13の前方
に露出する。
板部3前端のヒンジ3e,3eに開閉蓋14の下端の左
右両側をコイルスプリング3fと共に枢着し、この開閉
蓋14を下ケース2の前方に倒れて開いた状態としたま
まで、前面パネル11、ホルダ31、及び、移送機構4
1を取り付けた上ケース5に前後の向きを合わせて下ケ
ース2を重ねる。
部9aの不図示の取付溝に取付板16の係合片16a,
16aをそれぞれ前もって挿入しておき、これら取付板
16の係合片16b,16bを、下ケース2の凹部4
a,4aの取付溝4b,4bに挿入しつつ下ケース2を
上ケース5に重ねて、上下のケース5,2の両側にそれ
ぞれ取付板16を取り付ける。
取付溝4bや上ケース5の不図示の取付溝にそれぞれ挿
入された係合片16aが、凹部4a,9a側に位置する
取付板16の裏面に当接する上下のケース5,2の押し
出し片9c,4cにより、下ケース2の取付溝4bや上
ケース5の不図示の取付溝の中で本体1の外方に押し付
けられ、従って、取付板16が本体1の内外方向におい
てガタつくことはない。
の両側にそれぞれ取り付けたならば、上ケース5の前端
両側のボス9b,9bの先端を、下ケース2のボス受け
3a,3aに挿し込むと共に、外フレーム46の各側板
部48,48の係合片48g,48gを、下ケース2の
底板部3の上面に形成された係合溝3d,3dに挿し込
む。
け3a,3aが形成された底板部3箇所を貫通する下ケ
ース2の孔(図示せず)に、底板部3の下面側から取付
ねじ68,68を挿通して、上ケース5のボス9b,9
bの不図示の有底穴に、セルフタッピング方式でねじ込
みながら螺着する。
で結合されると共に、下ケース2の前端のヒンジ3e,
3eが前面パネル11の前板部13の下端で覆われて外
観上隠された状態となり、ここで、開閉蓋14を開いた
ままの状態から解放すると、コイルスプリング3fの付
勢力により開閉蓋14が起立方向に回転し、前面パネル
11の前板部13のカートリッジ挿抜口13yの内周縁
に形成されたストッパ(図示せず)に係止されて、カー
トリッジ挿抜口13yを塞ぐ閉塞箇所に開閉蓋14が位
置決めされる。
2を前端側で結合すると、図28乃至図30に示すよう
に、上下のケース5,2の後端側に開口1Aが画成され
るので、プリント基板72やパワートランジスタ73を
取り付けフレーム74により放熱板15に取着して、コ
ネクタ孔15dに雌コネクタ75を臨ませておき、上ケ
ース5の後端の位置決め部6kに取付片15cを挿し込
みつつ、取付片15cの両側の取付片15bを上ケース
5の対応する各凹部6aにはめ込むと共に、取付片15
aを下ケース2の各凹部3bにはめ込んで、放熱板15
を上下のケース5,2の後端にはめ合わせ、放熱板15
により前記開口1Aを塞ぐ。
示せず)に外側から取付ねじ69aを挿通して、ねじ受
け部材3c,6bの有底穴6cにセルフタッピング方式
でねじ込みながら螺着すると共に、上ケース5の目隠し
孔6dに挿入した取付ねじ69bを、取付ねじ69aと
同じくセルフタッピング方式でねじ込みながら通孔6f
に螺着して、図34に要部拡大断面図で示すように、取
付ねじ69bの先端を取付片15cの通孔15eに挿通
し、キャップ6hを目隠し孔6dに嵌挿してキャップ6
hの環状溝6jに係止片6eを係止させて、目隠し孔6
dをキャップ6hで塞ぐ。これにより、上下のケース
5,2が後端側でも結合されて一体化され、本体1の組
み付けが完了する。
コンソールボックスの内部に挿入して、コンソールボッ
クスの側壁に形成された取付ねじ用孔と、本体1の両側
の取付板16に形成されたねじ孔16cとの位置を合わ
せ、各取付ねじ用孔にコンソールボックスの裏側から差
し込んだ不図示の固定ねじを、本体1の外側から対応す
る各取付板16のねじ孔16cに螺着することで行う。
ように、上下のケース5,2の押し出し片9c,4cの
当接により、本体1の内外方向におけるガタつきがない
ように取り付けられているため、本体1は車両のコンソ
ールボックスにガタつきなく強固に取り付け固定され
る。
は、前記ホルダ31が記録箇所に位置していると、図3
5に左側面図で示すように、内フレーム42の遮光片4
3dが放熱板15に取着されたプリント基板72上のフ
ォトインタラプタ71の二股部分の間に位置してフォト
インタラプタ71の不図示の検出光を遮り、従って、フ
ォトインタラプタ71はオフ状態となる。
記記録箇所からホルダ31が下動して内フレーム42の
底板部43上にホルダ31の底板部32が重なっていた
り、図37に左側面図で示すように、ホルダ31が装脱
箇所に位置していると、内フレーム42の遮光片43d
がフォトインタラプタ71の二股部分の間から前方に退
避し、これにより、フォトインタラプタ71の検出光の
光路が確保されて、フォトインタラプタ71がオフ状態
からオン状態に変わり、ホルダ31が記録箇所から離間
したことがフォトインタラプタ71により検出される。
31が記録箇所に達すると、フォトインタラプタ71の
検出光の光路外に退避していた遮光片43dが、検出光
の光路上に復帰してこれを遮り、フォトインタラプタ7
1がオフ状態からオン状態に変わって、ホルダ31が記
録箇所に位置していることがフォトインタラプタ71に
より検出される。
上下のケース5,2の内部のうち、移送機構41の左脇
で前面パネル11の時計13aの後部には隙間が画成さ
れ、この隙間には、カートリッジ17の前記受動歯車に
歯車列(図示せず)を介して回転テーブル19の回転用
の動力を供給すると共に、この不図示の歯車列から分岐
する別の歯車列を介して時計13aに作動用の動力を供
給するモータ(図示せず)や、前記不図示の両歯車列等
が、上下のケース5,2を組み付けるのに先立って配置
される。
は、カートリッジ17が装填されたホルダ31を記録箇
所に位置させることで、カートリッジ17の開いたシャ
ッタ18gから筐体18の外方に露出している不図示の
受動歯車に噛合し、これにより、前記作動歯車を含む上
下のケース5,2内の歯車列と、前記受動歯車を含む筐
体18内の歯車列とを介して、モータ82の動力が、記
録箇所のホルダ31に装填されたカートリッジ17の回
転テーブル19に伝わる状態となる。
ータは、時間の経過に応じて等速度で正転方向にのみ常
時回転し、前記不図示の作動歯車と受動歯車とが噛合し
た状態で、回転テーブル19は、7日用記録紙21に形
成された不図示の時刻指示用の目盛の時間を進ませる方
向に回転し、時計13aは時刻の進む方向に動く。
の運行記録計の動作(作用)について説明する。
ていて開閉蓋14がカートリッジ挿抜口13yを閉じて
いる状態で、開閉錠13dの鍵孔13gに挿入したキー
13Aにより、シリンダ13fを通常位置から開閉位置
に回転させると、モータ70が作動してホルダ31が記
録箇所から装脱箇所に向けて移送され始める。
ーム42と重なったホルダ31が、その後、内フレーム
42と共に、下ケース2の底板部3の直上をこの底板部
3に沿って前方動し、その最中に、図38に説明図で示
すように、ホルダ31の各側板部34,34の案内突起
34fの先端が、開閉蓋14の裏面でヒンジ3eにより
枢支された下端よりも上方の裏面箇所、つまり、開閉蓋
14の回転軸からその径方向に間隔をおいた裏面箇所に
当接し、さらなるホルダ31の前方動により、コイルス
プリング3fの付勢力に抗して開閉蓋14が押し開けら
れ始める。
さらに前方動することで、図39に説明図で示すよう
に、開きかけた開閉蓋14の案内突起34fの先端が当
接している箇所よりも下端寄りの裏面箇所に、ホルダ3
1の底板部32の前端が当接して、この底板部32の前
端により開閉蓋14が押し開けられるようになると共
に、案内突起34fの先端が開閉蓋14の裏面から離間
する。
近づくと、底板部32が開閉蓋14の裏面上に乗り上
げ、底板部32が開閉蓋14の裏面上を下端側から上端
側に向けて摺動し、やがては、図40に説明図で示すよ
うに、開閉蓋14が完全に開き、その後、モータ70が
止まってホルダ31が装脱箇所において停止する。
て回転テーブル19上に7日用記録紙21を取り付けた
カートリッジ17を、係止突起18nがバネ板部材37
の係止片部37bを乗り越えてこれに係止されるまでホ
ルダ31に挿入して、ホルダ31にカートリッジ17を
完全に装填させた後、このカートリッジ17をそれ以上
押し込めなくなるまでホルダ31に対してさらに一時的
に押し込むと、モータ70が作動してホルダ31が装脱
箇所から記録箇所に向けて移送され始める。
を装填するに当たり、記録紙収容部18bを底板部32
側に向けて、即ち、上下の向きを逆にしてカートリッジ
17をホルダ31に挿入しようとしたり、後面側から、
即ち、前後の向きを逆にしてカートリッジ17をホルダ
31に挿入しようとすると、筐体18の前端寄りの上端
隅部や、筐体18の後端寄りの下端隅部に傾斜面18
t,18tがなく、これらの隅部がホルダ31の傾斜面
34a,34aと干渉するので、ホルダ31にカートリ
ッジ17を挿入することはできない。
7の挿入の際には、案内突起34f,34fを含めた各
側板部34,34の前部が、前端に至るにつれて互いの
間隔が次第に拡がるように略ハ字状に形成されているた
め、ホルダ31に対するカートリッジ17の左右方向の
位置が多少ずれていても、この各側板部34,34の前
部に案内されて確実にホルダ31に挿入される。
17の挿入の際には、底板部32の左右の押え板部3
5,36のガイド板35b,36bが、前方に至るにつ
れて次第に底板部32から離間するように傾斜して形成
されているため、ホルダ31に対するカートリッジ17
の上下方向の位置が多少ずれていても、これらガイド板
35b,36bに案内されて確実にホルダ31に挿入さ
れる。
リッジ17が装填されたホルダ31が装脱箇所から記録
箇所に向けて移送され始め、この移送の当初における、
下ケース2の底板部3の直上での、底板部3に沿ったホ
ルダ31と内ケース42との後方動により、底板部32
の前端が下ケース2の底板部3の前端よりも後端寄りに
後退すると、コイルスプリング3fの付勢力により、裏
面を底板部32の前端に接触させた状態で、ホルダ31
の後方動に追従して開閉蓋14が閉じ始める。
らに後方動すると、底板部32の前端が下ケース2の底
板部3の前端よりも後端寄りに位置するまでホルダ31
が後方動すると、開閉蓋14の裏面から底板部32の前
端が離間すると共に、図41に説明図で示すように、カ
ートリッジ17の後面の下端に開閉蓋14の裏面が当接
し、以後は、ホルダ31と内ケース42とが後方動する
のに追従して、コイルスプリング3fの付勢力により、
カートリッジ17の後面の下端に裏面を当接させつつ開
閉蓋14が閉じて行く。
方動によりホルダ31が記録箇所の真下の位置に近づく
と、開閉蓋14がカートリッジ挿抜口13yを完全に閉
じた状態となり、カートリッジ挿抜口13yの内周縁に
設けられた不図示のストッパに開閉蓋14が当接して、
それ以上の開閉蓋14の閉動作が規制されるため、ホル
ダ31が記録箇所の真下の位置に達する時点では、カー
トリッジ17の後面の下端が開閉蓋14の裏面から離れ
た状態となる。
動が規制されたホルダ31が、内フレーム42のさらな
る後方動により上動して記録箇所に達すると、モータ7
0が停止してホルダ31が記録箇所で停止すると共に、
内フレーム42の後方動が停止する。
外フレーム46の地板部47から下方に突設された位置
決めピン47eが、カートリッジ17の取付軸19aに
形成された位置決めボス19bに嵌合して、前記不図示
の記録機構に対してカートリッジ17上の7日用記録紙
21が位置決めされると共に、記録機構の記録針(図示
せず)が一番上の記録紙21aに接触する。
ッジ17上の7日用記録紙21が回転し始め、前記不図
示の記録機構の記録針により、一番上の記録紙21aか
ら下側の記録紙21aへと順次、走行センサからの走行
パルスを検出して生成された、車両の走行速度等の走行
情報の記録が行われる。
対する走行情報の記録が行われる間、7日用記録紙21
の一番上の記録紙21aのうち、カッタ18cよりも回
転テーブル19の回転方向におけるすぐ下流側の記録紙
21a部分に臨む、左側の押え板部35の基板35a
は、カートリッジ17の高さに対応する寸法だけ底板部
32から離間してこの底板部32と略平行に延在するよ
うに形成されていることから、前記カッタ18cよりも
すぐ下流側の記録紙21a部分のすぐ上に位置する。
aに対する走行情報の記録が行われる間、7日用記録紙
21の一番上の記録紙21aのうち、カッタ18cより
も回転テーブル19の回転方向における上流側に多少間
隔をおいた、筐体18の右端寄りの記録紙21a部分に
臨む、右側の押え板部36の基板36aは、カートリッ
ジ17の高さに対応する寸法だけ底板部32から離間し
てこの底板部32と略平行に延在するように形成されて
いることから、前記筐体18の右端寄りの記録紙21a
部分のすぐ上に位置する。
により切断されて台紙21eから独立した7日用記録紙
21の記録済の各記録紙21aに、反り等が生じて、こ
れら記録紙21aが浮き上がろうとした場合に、左右の
押え板部35,36の基板35a,36aにより、浮き
上がろうとした各記録紙21aが台紙21e側に押え付
けられ、これにより、記録紙21aの欠部21cが左右
の押え板部35,36の対向する縁部等に引っかかって
損傷することが、確実に防止される。
用記録紙21に対する走行情報の記録が終わったなら
ば、開閉錠13dの鍵孔13gに挿入したキー13Aに
より、シリンダ13fを通常位置から開閉位置に回転さ
せる。
1が記録箇所から下動して、前記不図示の記録機構の記
録針に接触している記録紙21aが記録針から離間し、
その後、記録箇所の真下で内フレーム42と重なったホ
ルダ31が内フレーム42と共に前方動すると、カート
リッジ17の後面の下端が、開閉蓋14の裏面でヒンジ
3eにより枢支された下端よりも上方の裏面箇所に当接
する。
さらに前方動すると、開きかけた開閉蓋14の下端寄り
の裏面箇所に底板部32の前端が当接すると共に、カー
トリッジ17の後面の下端が開閉蓋14の裏面から離間
し、以後は、ホルダ31が装脱箇所に達するまで、空の
ホルダ31の場合と同様にして開閉蓋14が開いて行く
と共に、カートリッジ17の装填されたホルダ31が記
録箇所から装脱箇所に移送され、モータ70の停止によ
り、ホルダ31が記録箇所で停止する。そこで、装脱箇
所において停止したホルダ31からカートリッジ17を
完全に引き抜いて取り出す。
ジ17を引き抜く際、7日用記録紙21の記録紙21a
のうち、カッタ18cよりも回転テーブル19の回転方
向におけるすぐ上流側の記録紙21a部分が通過に臨
む、右側の押え板部36の逃げ板36cは、押え板部3
5に近づくにつれて、次第に底板部32から離間するよ
うに傾斜するように形成されていることから、ホルダ3
1に装填された状態のカートリッジ17におけるカッタ
本体18eと略平行して延在することとなる。
カートリッジ17を引き抜く際、7日用記録紙21の記
録紙21aのうち、カッタ18cよりも回転テーブル1
9の回転方向におけるすぐ上流側の記録紙21a部分が
通過する箇所に配置された、右側の押え板部36の外縁
板36dは、底板部32からの高さが逃げ板36cのう
ち最も押え板部35側の逃げ板36c部分と同じ寸法で
形成されている。
がカッタ本体18eにより切断され、欠部21cの縁部
がストッパ片18fに当接して、他の記録済でない記録
紙21aとは独立して回転が停止したまま、欠部21c
よりも回転テーブル19の回転方向における上流側の記
録紙21a部分がカッタ本体18eの上側に乗り上げた
記録紙21a部分が、装脱箇所のホルダ31からカート
リッジ17を引き抜く際に、押え板部36に接触するこ
とがなく、これにより、カートリッジ17の抜き取り等
の際に記録済の記録紙21aが右側の押え板部36に引
っかかって損傷することが、確実に防止される。
リッジ17を完全に引き抜いて取り出したならば、開閉
錠13dの鍵孔13gに挿入したキー13Aにより、シ
リンダ13fを通常位置から開閉位置に回転させる。す
ると、開閉蓋14が閉じると共に、空のホルダ31が装
脱箇所から記録箇所に移送される。
移送する際、ホルダ31からの保持力が働く位置よりも
手前のほんの僅かな量であっても、カートリッジ17が
ホルダ31に対して挿入されていると、開閉錠13dの
鍵孔13gに挿入したキー13Aによりシリンダ13f
を通常位置から開閉位置に回転させても、ホルダ31の
記録箇所への移送は行われない。
完全に装填させるだけでなく、それよりもさらにカート
リッジ17をホルダ31に押し込む以外に、空以外の状
態のホルダ31を装脱箇所から記録箇所に移送させる方
法はない。
ダ31が装脱箇所にある状態で時刻合わせボタン13c
を押圧操作すると、ホルダ31にカートリッジ17が挿
入されているか否かに関係なく、時刻合わせボタン13
cが押圧操作されている間、時計13aの時刻が進めら
れ、空のホルダ31が記録箇所にある状態で時刻合わせ
ボタン13cを押圧操作しても、同様に、時刻合わせボ
タン13cが押圧操作されている間、時計13aの時刻
が進められる。
ダ31が記録箇所にある状態で時刻合わせボタン13c
を押圧操作すると、車両が走行している状態ではその押
圧操作は無視されて、時計13aの時刻は進められな
い。
たホルダ31が記録箇所にあり、且つ、車両が停止して
いる状態で、時刻合わせボタン13cを押圧操作する
と、ホルダ31が記録箇所から装脱箇所に強制的に移送
され、装脱箇所にホルダ31が達すると、その後の時刻
合わせボタン13cを押圧操作が有効とされて、その押
圧操作が行われている間、時計13aの時刻が進められ
る。
の移送の際、ホルダ31が途中で引っかかる等して、モ
ータ70を正転させてからの経過時間t1が、ホルダ3
1が記録箇所に達するよりも前に、所定の所要時間Tを
上回るか、或は、モータ70が過負荷状態になると、モ
ータ70が一旦停止される。
逆転して、装脱箇所に向けてホルダ31が移送され、モ
ータ70を逆転させてからの経過時間t3が、ホルダ3
1が装脱箇所に達するよりも前に、前記所要時間Tを上
回るか、或は、モータ70が過負荷状態になると、モー
タ70が一旦停止されて、モータ70が再び反転、即
ち、正転する。
回繰り返し、最初の正転を含めて3回目にモータ70を
正転させてもなお、モータ70を正転させてからの経過
時間t1が、ホルダ31が記録箇所に達するよりも前
に、所要時間Tを上回るか、或は、モータ70が過負荷
状態になると、モータ70が停止され、パイロットラン
プ13xが点灯されて、異常であることが報知される。
31の移送の際、ホルダ31が途中で引っかかる等し
て、モータ70を逆転させてからの経過時間t3が、ホ
ルダ31が装脱箇所に達するよりも前に、所要時間Tを
上回るか、或は、モータ70が過負荷状態になると、モ
ータ70が一旦停止される。
正転して、記録箇所に向けてホルダ31が移送され、モ
ータ70を正転させてからの経過時間t1が、ホルダ3
1が記録箇所に達するよりも前に、所要時間Tを上回る
か、或は、モータ70が過負荷状態になると、モータ7
0が一旦停止されて、モータ70が再び反転、即ち、逆
転する。
回繰り返し、最初の逆転を含めて3回目にモータ70を
逆転させてもなお、モータ70を逆転させてからの経過
時間t3が、ホルダ31が装脱箇所に達するよりも前
に、所要時間Tを上回るか、或は、モータ70が過負荷
状態になると、モータ70が停止され、パイロットラン
プ13xが点灯されて、異常であることが報知される。
31の移送の際における異常に対応したモータ70の反
転動作は、カートリッジ17の装填されたホルダ31が
記録箇所にある状態における時刻合わせボタン13cの
押圧操作に伴う、記録箇所から装脱箇所へのホルダ31
の強制的な移送の際にも行われる。
所との間における移送中の異常により、パイロットラン
プ13xが点灯された状態で、キー13Aによりシリン
ダ13fを通常位置から開閉位置に回転させると、モー
タ70が逆転して、ホルダ31が装脱箇所に向けて移送
される。
っかかる等して、モータ70を逆転させてからの経過時
間t3が、ホルダ31が装脱箇所に達するよりも前に、
所要時間Tを上回るか、或は、モータ70が過負荷状態
になると、モータ70が一旦停止されて、上述したモー
タ70の反転動作が最大4回行われる。
らの経過時間t3が、ホルダ31が装脱箇所に達するよ
りも前に、所要時間Tを上回るか、或は、モータ70が
過負荷状態になると、モータ70が停止され、パイロッ
トランプ13xが点灯されて、異常であることが再度報
知される。
録計において、記録機構の記録針により7日用記録紙2
1に対して記録される走行情報が、例えば、車両の走行
速度である場合、車両の実際の走行速度と、7日用記録
紙21に記録される走行速度に開きがあり、調整が必要
な場合には、次のような調整作業を行う。
の取付ねじ69aや上ケース5の天板部6の各凹部6a
の取付ねじ69aを外すと共に、上ケース5の天板部6
の目隠し孔6dからキャップ6hを壊して外し、取付ね
じ69bを目隠し孔6dの雌ねじ6fから外した後、取
り付けフレーム74を取り外して、放熱板15を開口1
Aから取り外す。
出したプリント基板72上の不図示の可変抵抗により、
走行センサからの走行パルスの検出感度を調整し、その
後、取り付けフレーム74に放熱板15を取り付けて、
開口1Aに放熱板15を再度取り付け、下ケース2の底
板部3の各凹部3bや上ケース5の天板部6の各凹部6
aに取付ねじ69aを螺着すると共に、天板部6の目隠
し孔6dの雌ねじ6fに取付ねじ69bを螺着して、取
付ねじ69bの先端を取付片15cの通孔15eに挿通
し、目隠し孔6dに新しいキャップ6hを嵌挿する。こ
れにより、記録機構により7日用記録紙21に記録され
る走行情報の調整作業が完了する。
形態では、取付ねじ69bが請求項中の係止部材及びね
じに相当している。
ば、記録機構により7日用記録紙21に記録する車両の
走行速度等の走行情報を生成する基の、車両の走行セン
サからの走行パルスの検出感度を調整するために操作さ
れる可変抵抗を、本体1の後端に設けた開口1Aから外
方に露出させる運行記録計において、この開口1Aを放
熱板15により塞ぐに当たり、放熱板15の本体1への
ねじ止めに用いる複数の取付ねじ69a,69bのうち
1つの取付ねじ69bを、上ケース5の外側から目隠し
孔6dに挿入した上で、筐体1の内部で放熱板15の取
付片15cの通孔15eに取付ねじ69bの先端を挿入
させ、その後、目隠し孔6dをキャップ6hで塞いで取
付ねじ69bが本体1の外側に露出しないようにする構
成とした。
検出数が変わるように、プリント基板72上の不図示の
可変抵抗を操作するには、放熱板15を開口1Aから外
す必要が生じ、そのために、目隠し孔6dの雌ねじ6f
から取付ねじ69bを外して、放熱板15の取付片15
cの通孔15eに対する取付ねじ69bの先端の係止を
解除するには、キャップ6hを壊して目隠し孔6dから
取り除かなければならなくなる。
て、7日用記録紙21に記録される走行情報を改竄する
ことが万一行われたとしても、目隠し孔6dのキャップ
6hが壊れているかなくなっていることで、そのような
事態の発生を認知することができ、また、認知できるよ
うにすることによって、記録の改竄を試みようとする者
に対する抑止力とすることができる。
5cの通孔15eに挿通するのは、本実施形態の運行記
録計のように、放熱板15を上ケース5にねじ止めする
ための取付ねじ69bである必要は必ずしもなく、単な
るピン等の専用の係止部材であってもよく、その場合に
は、この係止部材を本体1の内部で放熱板15の取付片
15cの通孔15eに挿入した後、上ケース5の外側に
係止部材が露出しないように、目隠し孔6dをキャップ
6hで塞げばよい。
を上ケース5にねじ止めするための取付ねじ69aを、
本体1の内部で放熱板15の取付片15cの通孔15e
に挿入する構成とすれば、放熱板15の取り付けに元々
必要な取付ねじ69bを可変抵抗の封止に兼用すること
ができ、部材の無用な増加を防ぐことができるので、有
利である。
に対する走行情報の記録を行う運行記録計を例にとって
説明したが、本発明は、1日用記録紙に対する走行情報
の記録を行う運行記録計にも同様に適用可能であること
は言うまでもない。
1が装着されるカートリッジ17がホルダ31に装脱可
能に装填されるカートリッジ式の運行記録計について説
明したが、本発明は、例えば、従来の技術の欄で説明し
た、本出願人が過去に提案した、回転テーブルを備え
た、本体に対して取り外し不可のトレー部を本体に対し
て出し入れさせる、所謂、トレー式の運行記録計は勿
論、本体1内に7日用記録紙21を手でセットする構成
の運行記録計についても同様に適用することができる。
本発明の運行記録計の筐体封印構造によれば、車両の走
行状態に関する走行情報を記録紙に記録する記録機構と
共に運行記録計の筐体内に収容された、該記録機構によ
る前記記録紙への前記走行情報の記録動作を調整するた
めの調整用部品を封印するための構造であって、前記筐
体に形成され、該筐体の外側に前記調整用部品を露出さ
せる開口と、前記開口に着脱可能に取着され、該開口を
閉塞する閉塞板と、前記筐体に該筐体の外側から抜脱可
能に嵌挿され、前記開口に取着された前記閉塞板の部分
に前記筐体の内部において先端が貫通すると共に、該筐
体の外側に基端が露出する係止部材と、前記筐体に該筐
体の外側から係合され、前記係止部材の基端を被覆する
キャップとを備え、前記キャップが破壊することで前記
筐体から取り外される構成とした。
情報の記録動作を調整用部品の操作により調整するのに
伴い、開口から閉塞板を取り外してこの開口から筐体の
外方に調整用部品を露出させるためには、筐体の内部に
おいて閉塞板を貫通している係止部材を外さなければな
らず、そのためには、キャップを破壊して筐体から取り
外し、筐体の外側に係止部材の部分を露出させる必要が
生じる。
の後には、破壊されたキャップが筐体に係合されるか、
或は、キャップが筐体に係合されていないことになり、
このキャップの状態で、閉塞板が開口から取り外された
こと、ひいては、筐体内の調整用部品が開口から筐体の
外方に露出する状態とされて、場合によっては操作され
た可能性があることを、筐体の外側から認知できるよう
になる。
る記録機構の記録動作調整作業の作業性を確保しつつ、
記録の改竄を目的とした閉塞板の安易な取り外しを防止
することができる。
録計の筐体封印構造によれば、前記閉塞板が、前記筐体
の外側から該筐体に螺着されて先端が前記閉塞板を貫通
するねじにより前記筐体に取着され、該ねじにより前記
係止部材を構成した。
を、筐体に外側から螺着されるねじにより行う構成とす
る場合、そのねじを利用して、記録の改竄を目的とした
閉塞板の安易な取り外しを防止するための構成を簡単に
実現することができる。
計の一実施形態を示す斜視図である。
ある。
視図である。
分解斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
の要部平面図である。
記録紙の斜視図である。
る。
る。
る。
る。
し出された状態における支持レバーの拡大平面図であ
る。
状態における図8のフラムスイッチと図10の作動レバ
ーとの位置関係を示す説明図である。
状態における図8のフラムスイッチと図11の作動レバ
ーとの位置関係を示す説明図である。
断面図である。
と図2に示す前面パネルに対する開閉蓋の開閉状態との
関係を示す説明図である。
と図2に示す前面パネルに対する開閉蓋の開閉状態との
関係を示す説明図である。
と図2に示す前面パネルに対する開閉蓋の開閉状態との
関係を示す説明図である。
れている時の移送中の位置と図2に示す前面パネルに対
する開閉蓋の開閉状態との関係を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の走行状態に関する走行情報を記録
紙に記録する記録機構と共に運行記録計の筐体内に収容
された、該記録機構による前記記録紙への前記走行情報
の記録動作を調整するための調整用部品を封印するため
の構造であって、 前記筐体に形成され、該筐体の外側に前記調整用部品を
露出させる開口と、 前記開口に着脱可能に取着され、該開口を閉塞する閉塞
板と、 前記筐体に該筐体の外側から抜脱可能に嵌挿され、前記
開口に取着された前記閉塞板の部分に前記筐体の内部に
おいて先端が貫通すると共に、該筐体の外側に基端が露
出する係止部材と、 前記筐体に該筐体の外側から係合され、前記係止部材の
基端を被覆するキャップとを備え、 前記キャップは破壊することで前記筐体から取り外され
るように構成されている、 ことを特徴とする運行記録計の筐体封印構造。 - 【請求項2】 前記閉塞板は、前記筐体の外側から該筐
体に螺着されて先端が前記閉塞板を貫通するねじにより
前記筐体に取着され、該ねじにより前記係止部材が構成
されている請求項1記載の運行記録計の筐体封印構造。
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