JP5914221B2 - 車載機器の封印構造 - Google Patents

車載機器の封印構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5914221B2
JP5914221B2 JP2012152621A JP2012152621A JP5914221B2 JP 5914221 B2 JP5914221 B2 JP 5914221B2 JP 2012152621 A JP2012152621 A JP 2012152621A JP 2012152621 A JP2012152621 A JP 2012152621A JP 5914221 B2 JP5914221 B2 JP 5914221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
cover
case
mounting hole
back case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012152621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014016720A (ja
Inventor
高森 徹示
徹示 高森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2012152621A priority Critical patent/JP5914221B2/ja
Publication of JP2014016720A publication Critical patent/JP2014016720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5914221B2 publication Critical patent/JP5914221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、車載機器の封印構造に関する。
車載機器として、車両の走行速度や走行距離といった情報を記録する運行記録計が知られている(例えば特許文献1参照)。運行記録計としては、従来より、インストルメントパネルに取り付けた本体に対して、時計や速度計等の計器が一体に収容されたケースを開閉する運行記録計が広く使用されていた。運行記録計においては、車両の走行速度を検出する走行センサからの走行パルスを取り込むための配線(ハーネスコネクタ)が、車内から目立たないコンソールボックスの裏側から接続できるように、ハーネスコネクタを接続するための基板コネクタを本体の後面に配置している。これに合わせて、基板コネクタを実装する基板が、本体内部の後端側に配置されている。
この様な運行記録計の内部には、電圧変換後の走行パルスの検出感度を走行センサの特性に合わせて調整するために、検出基準電圧を調整するためのボリューム、つまり、可変抵抗が設けられている。この可変抵抗は、製品出荷前の最終試験時やメンテナンス時に調整可能とするために、本体の後部に開口を設けておいて、取り外し可能な板材等で普段は塞いでおくことが考えられる。しかし、可変抵抗の調整を必要がないのに勝手に行われてしまうと、記録紙に記録される走行情報の内容が実際とは異なる内容に変えられてしまい、走行情報の記録の改竄に結びついてしまうおそれがある。従って、簡単に可変抵抗が本体の外側に露出するような構成とするわけにも行かない。
そこで、従来の運行記録計は、車両の走行センサからの走行パルスの検出感度を調整するために操作される可変抵抗が、図5に示す本体501の後端に設けた開口部503から外方に露出させられる。本体501は、天板部505を有する上ケース507と、底板部509を有する下ケース511とからなる。上ケース507と下ケース511は、両側のそれぞれに取付板513が取り付けられ、前部に前面パネル515が取り付けられる。本体501は、開口部503を放熱板517により塞ぐに当たり、放熱板517の本体501へのネジ止めに用いる複数の取付ネジ519のうち1つの取付ネジ521を、上ケース507の外側から目隠し孔523に挿入した上で、本体501の内部で放熱板517の取付片525の通孔527に取付ネジ521の先端を挿入させて固定する。その後、目隠し孔523をキャップ529で塞いで取付ネジ521が本体501の外側に露出しないようにする構成とした。これにより、走行情報の記録の改竄につながる内部の部品の操作を、必要な際には可能としつつ、通常は容易に行われないようにしていた。
特開平10−239089号公報
ところで、車両への運行記録計の取付時には、車両との電気的接続をする目的で、本体501の基板531に放熱板517のコネクタ装着穴533を通じて図示しないハーネスコネクタを結合させるが、ハーネスコネクタよりも放熱板517に設けたコネクタ装着穴533が大きいため、取付後、ハーネスコネクタを外すことが可能となってしまう。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、ケースの封印とハーネス接続部の封印が一つの封印キャップで可能となり、封印構造のコスト低減および作業性向上が図れる車載機器の封印構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 係止部材によって一体に固定される表ケースと裏ケースを有し、基板コネクタを実装した基板が内方に収容されるケースと、前記裏ケースに形成され、前記基板コネクタに結合されるハーネスコネクタが挿入されるコネクタ装着穴と、前記裏ケースのケース面と平行な一方向の移動(スライド)のみによって前記コネクタ装着穴から離脱されるコネクタカバーと、前記コネクタカバーに形成され、前記ハーネスコネクタに接続された電線を挿通する切欠と、前記裏ケースのコネクタ装着穴の前記一方向側に凹設され、前記係止部材を内方底部に配置させる目隠し孔と、前記目隠し孔に装着され、前記コネクタカバーに当接して前記一方向への移動を阻止する封印キャップと、を備えることを特徴とする車載機器の封印構造。
上記(1)の構成の車載機器の封印構造によれば、ケースは、係止部材の固定を解除しなければ、表ケースと裏ケースとを開くことができない。係止部材は、目隠し孔の内方底部に位置して封印キャップによって覆われている。この封印キャップが離脱されることで、係止部材が露出される。一方、裏ケースには、ハーネスコネクタが挿入可能となるコネクタ装着穴が形成されている。ハーネスコネクタは、このコネクタ装着穴に挿入されることで、ケース内に収容される基板に実装された基板コネクタと結合可能となる。ハーネスコネクタが挿入されたコネクタ装着穴は、コネクタカバーによって封鎖される。ハーネスコネクタから導出される電線は、コネクタカバーに形成される切欠に挿通されてケース外へ導出される。コネクタカバーは、複数方向への移動が規制されたケース面と平行な一方向の移動(スライド)のみによって前記コネクタ装着穴から離脱される。ここで、目隠し孔は、裏ケースのコネクタ装着穴の前記一方向側に設けられている。そして、コネクタ装着穴に装着された封印キャップは、コネクタカバーに当接して、コネクタカバーの前記一方向への移動を阻止する。従って、コネクタカバーが容易に離脱できないので、ハーネスコネクタが結合解除できないとともに、係止部材も固定の解除が不能となる。
(2) 上記(1)の構成の車載機器の封印構造であって、前記コネクタ装着穴の開口周縁に沿って所定間隔をもって設けられ、前記コネクタカバーの内面にスライド可能に当接する複数のカバースライド段部と、前記コネクタ装着穴の開口周縁に沿って前記カバースライド段部の間に配設され、前記コネクタカバーの外面に当接する複数のカバー係止片と、を備えることを特徴とする車載機器の封印構造。
上記(2)の構成の車載機器の封印構造によれば、コネクタ装着穴の開口周縁に設けられたカバースライド段部とカバー係止片とによってコネクタカバーを厚み方向に挟持することで、裏ケースのケース面と平行な一方向のみ移動可能にコネクタカバーを支持することができる。カバースライド段部とカバー係止片とは、裏ケースの正面視で互いに補完的にコネクタ装着穴の開口周縁に設けられるので、一体成形時に金型がアンダーカットとならず、裏ケースの成形が容易となる。
(3) 上記(2)の構成の車載機器の封印構造であって、前記カバー係止片の一つが、前記目隠し孔に近接して配置されることを特徴とする車載機器の封印構造。
上記(2)の構成の車載機器の封印構造によれば、目隠し孔に装着された封印キャップに当接することでスライドが規制されるコネクタカバーは、目隠し孔に近接して配置された一つのカバー係止片によって、コネクタカバーの外面側への移動が規制される。これにより、封印キャップを乗り越えるようなコネクタカバーの浮き上がりを確実に阻止することができる。
本発明に係る車載機器の封印構造によれば、ケースの封印とハーネス接続部の封印とが一つの封印キャップで可能となり、封印構造のコスト低減および作業性向上が図れる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る封印構造を備える車載機器を裏ケース側から見た底面図である。 図1のA−A断面図である。 図1に示した車載機器のコネクタカバーが外された状態の底面図である。 図3のB−B断面図である。 従来の車載機器の分解斜視図である。 図5に示した車載機器の要部拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態に係る車載機器の封印構造は、車載機器である例えば運行記録計21として好適に用いられる。この他、封印構造は、ケース11を開けたことの痕跡が分かるようにしたい車載機器であればいずれのものに適用されてもよい。本実施形態では、封印構造を運行記録計21に適用した場合を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る運行記録計21の封印構造は、ケース11と、コネクタ装着穴13と、コネクタカバー15と、目隠し孔17と、封印キャップ19と、を有する。
運行記録計21は、インストルメントパネル(図示せず)に取り付けたケース11に対して、時計や速度計等の計器が一体に収容される。運行記録計21においては、車両の走行速度を検出する走行センサからの走行パルスを取り込むための電線であるリード線23(図2参照)が、車内から目立たないコンソールボックスの裏側から接続できるように、ハーネスコネクタ25を接続するための基板コネクタ27をケース11の内方に配置している。これに合わせて、基板コネクタ27を実装する基板29が、ケース11に収容される。
ケース11は、複数のネジ31及びネジ(係止部材)43によって一体に締結(固定)され、基板コネクタ27を実装した基板29を内方に収容する例えば樹脂製や板金製の表ケース33と裏ケース35とを有する。表ケース33の内方には裏ケース35に向かって突出する複数の固定柱37が立設され、固定柱37の先端には軸線方向に固定孔39が形成される。固定柱37の固定孔39には、裏ケース35のケース面41から挿通されたネジ31またはネジ43が螺合される。これにより、表ケース33に裏ケース35が締結固定される。
本実施形態において、基板29は、固定柱37の突出先端面45に載置される。基板29には、ネジ貫通孔47が穿設される。基板29は、裏ケースネジ孔49に挿通されたネジ43がネジ貫通孔47に貫通されて固定柱37に締結されることで、裏ケースネジ孔49の孔周縁と突出先端面45とに挟持されて固定される。なお、複数のネジ31は、他の裏ケースネジ孔49に挿通され、基板29を貫通せず、直接に固定柱37に締結されてもよい。基板29には基板コネクタ27が実装され、基板コネクタ27は相手コネクタとなるハーネスコネクタ25との結合開口部51が裏ケース35に向かって開口される。
裏ケース35には、略矩形状のコネクタ装着穴13が形成される。コネクタ装着穴13は、基板29に実装された基板コネクタ27の結合開口部51を露出させる。コネクタ装着穴13は、結合開口部51に結合されるハーネスコネクタ25が挿入可能となるように形成される。また、基板コネクタ27と結合されたハーネスコネクタ25は、ケース面41より外方へ突出することなく、コネクタ装着穴13内に収容される。
裏ケース35のケース面41には、コネクタ装着穴13を塞ぐコネクタカバー15が装着可能となっている。
コネクタ装着穴13は、開口周縁に沿って所定間隔をもって凹設され、コネクタカバー15の内面にスライド可能に当接する複数のカバースライド段部53と、開口周縁に沿ってカバースライド段部53の間に配設され、コネクタカバー15の外面に当接する複数のカバー係止片57と、を備える(図4参照)。
カバースライド段部53は、コネクタカバー15を厚み方向に収容し、コネクタカバー15をケース面41よりも若干沈めて配置させる。また、カバースライド段部53は、裏ケース35のケース一辺縁55(図1参照)に対応する開口縁の一辺部が開放されている。
カバー係止片57は、カバースライド段部53に配置されたコネクタカバー15の外面にカバー係止面59が対向する。このカバー係止片57は、図1に示すように、カバースライド段部53のケース一辺縁55に対応する開口縁の一辺部には設けられていない。これにより、コネクタカバー15は、カバースライド段部53とカバー係止片57とによって厚み方向に挟持されることで、裏ケース35のケース面41と平行な一方向(図1の左方向)のみ移動可能に支持され、この一方向の移動(スライド)のみによってコネクタ装着穴13から離脱されるように構成されている。
コネクタカバー15には、コネクタカバー15の挿着側端縁(図1中の右側)から中央部に向かって切り込まれたスリット状の切欠61が形成されている。この切欠61には、図2に示すように、ハーネスコネクタ25に接続されたリード線23が挿通可能となっている。
本実施形態において、コネクタ装着穴13を塞ぐコネクタカバー15は、ハーネスコネクタ25のコネクタ後端面63に近接して配置される。このコネクタ後端面63から導出されたリード線23は、近接したコネクタカバー15の切欠61から外部へと導出される。切欠61は、リード線23が通る必要最低限の大きさで形成することができる。このため、リード線導出部周辺の開口を小さくでき、運行記録計21内への埃、虫等の侵入が低減され、運行記録計21の動作信頼性が向上する。
ここで、ハーネスコネクタ25は、コネクタカバー15にコネクタ後端面63が近接配置されているので、リード線23が引っ張られる等して結合解除方向へ移動されても、コネクタ後端面63がコネクタカバー15に当たり、それ以上の結合解除方向の移動が規制される。つまり、基板コネクタ27およびハーネスコネクタ25は、ロックなしタイプであっても抜け防止が可能となっている。これにより、コネクタタイプの選択肢を広げることができる。また、コネクタコストを低減することができる。更に、ハーネスコネクタ25の小型化も可能とすることができる。
なお、コネクタカバー15は、少なくとも一つのネジ31の一部分または全てを覆うように構成してもよい。本実施形態では、図1に示すように、図中左上に位置するネジ31の略下半分がコネクタカバー15によって覆われる。このネジ31は、コネクタカバー15が外されなければ、締結の解除が不能となる。
裏ケース35のコネクタ装着穴13の上記一方向側(図1の左方向側)には、目隠し孔17が凹設される。目隠し孔17は、ケース面41よりも深く形成され、内方底部67に上記裏ケースネジ孔49が設けられる。これにより、ネジ43の頭部69を内方底部67に配置させている。図1及び図3に示すように、コネクタ装着穴13の一方向側に設けられる目隠し孔17は、略4分の1がコネクタ装着穴13と重なった位置に配置される。コネクタカバー15は、このコネクタ装着穴13と重なる部分がR形状切欠部71となって形成される。従って、目隠し孔17は、コネクタカバー15のR形状切欠部71と、裏ケース35のケース一辺縁55との間に配置されている。
目隠し孔17には、封印キャップ19が装着される。目隠し孔17に装着された封印キャップ19は、キャップ表面73がケース面41と略面一となる。封印キャップ19は、例えば合成樹脂製の成形品からなり、破壊によって目隠し孔17から離脱される。目隠し孔17に装着された封印キャップ19は、固定柱37に締結されたネジ43を覆う。つまり、ネジ43は、封印キャップ19が破壊されて離脱しなければ締結を解除することができない。コネクタカバー15のR形状切欠部71と、裏ケース35のケース一辺縁55との間に配置される目隠し孔17に装着された封印キャップ19は、図1に示すように、コネクタカバー15のR形状切欠部71に当接して、コネクタカバー15の一方向への移動を阻止する。
本実施形態において、目隠し孔17にはキャップ係止突起75が設けられている。封印キャップ19の外周にはキャップ係止突起75に係止される環状溝77が形成されている。キャップ係止突起75および環状溝77は、図示例のように曲面で係合する断面形状の他、抜け方向に対して垂直な係止面を有するより抜けにくい楔形状断面としてもよい。
また、本実施形態では、コネクタカバー15の上方への移動を規制するためのカバー係止片57の一つが、図1に示すように、目隠し孔17の直近右側で近接して配置されている。
次に、上記構成を有する運行記録計21の封印構造の作用を説明する。
運行記録計21を車両と接続するには、ネジ43と全てのネジ31の締結を完了させておく。ハーネスコネクタ25をコネクタ装着穴13に挿入し、コネクタ装着穴13内に位置する基板コネクタ27に結合する。次に、コネクタカバー15の切欠61にリード線23を通しながら、コネクタカバー15をケース一辺縁55からカバースライド段部53とカバー係止片57との間にスライド挿入してコネクタ装着穴13を覆う。そして、封印キャップ19を目隠し孔17に押し込み、環状溝77とキャップ係止突起75とを係止して、封印キャップ19を目隠し孔17に固定する。これにより、コネクタカバー15は、目隠し孔17に装着された封印キャップ19に、R形状切欠部71が当接し、開方向である一方向への移動が阻止される。即ち、コネクタカバー15は、コネクタ装着穴13からの離脱が阻止される。
運用時において、運行記録計21は、表ケース33、基板29および裏ケース35を固定しているネジ43が、封印キャップ19にて封印されているため、分解するには封印キャップ19を破壊して離脱させ、目隠し孔17内のネジ43を締結解除しなければならない。また、ハーネスコネクタ25は、コネクタカバー15に覆われているので、結合解除のためにはコネクタカバー15を取り外さなければならない。この場合においても、封印キャップ19を破壊して離脱させなければならない。
このように、本実施形態の運行記録計21の封印構造では、ケース11は、全てのネジ31及びネジ43の締結を解除しなければ、表ケース33と裏ケース35とを開くことができない。ネジ43は、目隠し孔17の内方底部67に位置して封印キャップ19によって覆われている。この封印キャップ19が破壊されて離脱することによってのみ、ネジ43の頭部69が露出される。
一方、裏ケース35には、ハーネスコネクタ25が挿入可能となるコネクタ装着穴13が形成されている。ハーネスコネクタ25は、このコネクタ装着穴13に挿入されることで、ケース11内に収容される基板29に実装された基板コネクタ27と結合可能となる。ハーネスコネクタ25が挿入されたコネクタ装着穴13は、コネクタカバー15によって封鎖される。ハーネスコネクタ25から導出されるリード線23は、コネクタカバー15に形成される切欠61に挿通されてケース11外へ導出される。コネクタカバー15は、カバースライド段部53とカバー係止片57とによって複数方向への移動が規制されたケース面41と平行な一方向のスライドのみによってコネクタ装着穴13から離脱される。
ここで、目隠し孔17は、裏ケース35のコネクタ装着穴13の上記一方向側に設けられている。そして、コネクタ装着穴13に装着された封印キャップ19は、コネクタカバー15に当接して、コネクタカバー15の上記一方向への移動を阻止する。従って、封印キャップ19が離脱されなければ、コネクタカバー15が離脱できないので、ハーネスコネクタ25が結合解除できないとともに、ネジ43も締結の解除が不能となる。
また、本実施形態の運行記録計21の封印構造では、コネクタ装着穴13の開口周縁に設けられたカバースライド段部53とカバー係止片57とによってコネクタカバー15を厚み方向に挟持することで、裏ケース35のケース面41と平行な一方向のみ移動可能にコネクタカバー15を支持することができる。図3に示すように、カバースライド段部53とカバー係止片57とは、裏ケース35の正面視で互いに補完的にコネクタ装着穴13の開口周縁に設けられるので、一体成形時に金型がアンダーカットとならず、裏ケース35の成形が容易となる。
更に、本実施形態の運行記録計21の封印構造では、目隠し孔17に装着された封印キャップ19に当接することでスライドが規制されるコネクタカバー15は、目隠し孔17に近接して配置された一つのカバー係止片57によって、コネクタカバー15の外面側への移動が規制される。これにより、封印キャップ19を乗り越えるようなへコネクタカバー15の浮き上がりを確実に阻止することができる。
上述したように、本実施形態に係る運行記録計21の封印構造によれば、ケース11の封印とハーネス接続部79の封印とが一つの封印キャップ19で可能となり、封印構造のコスト低減および作業性向上が図れる。
なお、本発明の車載機器の封印構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本発明における封印キャップは、上記実施形態における封印キャップ19のように破壊しなければ離脱することが出来ない構造に限らず、離脱の際に一部が変形したり変色したりする等して痕跡が残る構造としても良い。また、封印シールを併用した構造とすることもできる。
11…ケース
13…コネクタ装着穴
15…コネクタカバー
17…目隠し孔
19…封印キャップ
21…運行記録計(車載機器)
23…リード線(電線)
25…ハーネスコネクタ
27…基板コネクタ
29…基板
31…ネジ
33…表ケース
35…裏ケース
41…ケース面
43…ネジ(係止部材)
53…カバースライド段部
57…カバー係止片
61…切欠
67…内方底部
69…頭部
75…キャップ係止突起
77…環状溝

Claims (3)

  1. 係止部材によって一体に固定される表ケースと裏ケースを有し、基板コネクタを実装した基板が内方に収容されるケースと、
    前記裏ケースに形成され、前記基板コネクタに結合されるハーネスコネクタが挿入されるコネクタ装着穴と、
    前記裏ケースのケース面と平行な一方向の移動のみによって前記コネクタ装着穴から離脱されるコネクタカバーと、
    前記コネクタカバーに形成され、前記ハーネスコネクタに接続された電線を挿通する切欠と、
    前記裏ケースのコネクタ装着穴の前記一方向側に凹設され、前記係止部材を内方底部に配置させる目隠し孔と、
    前記目隠し孔に装着され、前記コネクタカバーに当接して前記一方向への移動を阻止する封印キャップと、
    を備えることを特徴とする車載機器の封印構造。
  2. 前記コネクタ装着穴の開口周縁に沿って所定間隔をもって設けられ、前記コネクタカバーの内面にスライド可能に当接する複数のカバースライド段部と、
    前記コネクタ装着穴の開口周縁に沿って前記カバースライド段部の間に配設され、前記コネクタカバーの外面に当接する複数のカバー係止片と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車載機器の封印構造。
  3. 前記カバー係止片の一つが、前記目隠し孔に近接して配置されることを特徴とする請求項2に記載の車載機器の封印構造。
JP2012152621A 2012-07-06 2012-07-06 車載機器の封印構造 Active JP5914221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152621A JP5914221B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 車載機器の封印構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152621A JP5914221B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 車載機器の封印構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014016720A JP2014016720A (ja) 2014-01-30
JP5914221B2 true JP5914221B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=50111372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012152621A Active JP5914221B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 車載機器の封印構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5914221B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3334850B2 (ja) * 1997-02-25 2002-10-15 矢崎総業株式会社 運行記録計の筐体封印構造
JP4520020B2 (ja) * 2000-11-29 2010-08-04 株式会社平和 遊技機の回路基板用ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014016720A (ja) 2014-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5413443B2 (ja) 電子装置
US20110310574A1 (en) Electronic control unit for vehicle
US20090242267A1 (en) Box for accommodating electric connection box
US9518849B2 (en) Acoustic sensor apparatus
KR101364989B1 (ko) 전자식 스로틀 밸브 제어분야에 있어서 센서 조립체의 강제끼워 맞춤
JP5914221B2 (ja) 車載機器の封印構造
JP4978612B2 (ja) ディスプレイ付ハウジング
CN114851971A (zh) 接触式传感器单元
WO2016088756A1 (ja) 半導体圧力センサ装置
JP5880920B2 (ja) 制御装置
US20160073517A1 (en) Electronic apparatus
JP5726337B2 (ja) フレキシブルケーブル撓み規制構造およびそれを備えた車載電子機器
JP2006131144A (ja) 車両ドア用感圧センサのリード線配索構造
JP5848653B2 (ja) 電子装置
JP2017107829A (ja) バッテリ装着器
KR20200134992A (ko) 일체형 구조를 갖는 차량용 전자제어 장치
EP2869081A1 (en) Parking sensor device
JP4957684B2 (ja) カバーの開閉構造
US7996858B2 (en) Disk device
KR20150133044A (ko) 자동차용 박스
JP5288257B2 (ja) 表示装置
JP6063306B2 (ja) 車載機器の封印構造
JP5704407B2 (ja) 電子装置
JP5852713B1 (ja) 遊技機用記憶媒体の保護構造、及び遊技機
JP4264023B2 (ja) 車載機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5914221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250