JP3334840B2 - 車両負荷用電源接断方法及びその装置 - Google Patents

車両負荷用電源接断方法及びその装置

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JP3334840B2
JP3334840B2 JP06152996A JP6152996A JP3334840B2 JP 3334840 B2 JP3334840 B2 JP 3334840B2 JP 06152996 A JP06152996 A JP 06152996A JP 6152996 A JP6152996 A JP 6152996A JP 3334840 B2 JP3334840 B2 JP 3334840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の電源、即
ち、バッテリと、車両で用いる複数の負荷とを電気的に
接断する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車を始めとする車両では、スピード
メータや各種ウォーニングランプを備えるコンビネーシ
ョンメータ、パワーウィンド、並びに、前照灯やハザー
ドランプ等の照明系といった電装機器からなる負荷に、
バッテリからの電力を個別のワイヤハーネスによりそれ
ぞれ供給している。
【0003】図6は従来のこの種のワイヤハーネスの結
線状態を示す車両電装系の説明図で、図6中引用符号1
で示す電装系において、バッテリ3には、イグニッショ
ンスイッチ5の切換状態に応じて使用可能となる負荷1
7a1 ,17a2 〜17dに給電するための基幹ハーネ
ス7が接続されており、この基幹ハーネス7は、リレー
ボックス(以下、R/Bと略記する)9の内部で、イグ
ニッションスイッチ5の切換状態に関係なく常時使用可
能な負荷17eに暗電流を供給するための補助基幹ハー
ネス11と2本に分岐されている。
【0004】前記基幹ハーネス7は前記R/B9の下流
側でイグニッションスイッチ5の共通接点に接続され、
このイグニッションスイッチ5の「ACC(アクセサ
リ)」、「ON」(この場合は「ON1」、「ON2」
の2つの並列接点)、及び、「START」の各接点
は、中間ハーネス13a〜13dを介してジャンクショ
ンボックス(以下、J/Bと略記する)15にそれぞれ
接続され、また、基幹ハーネス7から分岐された補助基
幹ハーネス11もJ/B15に接続されている。
【0005】前記J/B15は、イグニッションスイッ
チ5が「START」及び「ON」の各接点にある時に
使用可能な負荷17a1 ,17a2 用、同じく、「ST
ART」及び「ON」の各接点にある時に使用可能な負
荷17b用、「START」、「ON」、及び、「AC
C」の各接点にある時に使用可能な負荷17c用、「S
TART」の接点にある時に使用可能な負荷17d用、
並びに、イグニッションスイッチ5の接点位置に関係な
く使用できるように暗電流が供給される負荷17e用の
ミニヒューズ15a1 ,15a2 〜15eを有してお
り、各ミニヒューズ15a1 ,15a2 〜15eの下流
側は、複数の分岐ハーネス19a1 ,19a2 〜19e
を介して対応する各負荷17a1 ,17a2 〜17eに
接続されている。
【0006】また、前記R/B9内には、所定値を越え
る電流が流れると発熱、溶断するスローブローヒューズ
(以下、S/Bと略記する)9a,9bが収容されてお
り、S/B9aは、補助基幹ハーネス11との分岐点よ
りもイグニッションスイッチ5側の基幹ハーネス7箇所
に介設され、S/B9bは補助基幹ハーネス11に介設
されている。
【0007】このような従来の電装系1においては、デ
ッドショートの発生により過電流状態となった場合に、
基幹ハーネス7及び中間ハーネス13a〜13dについ
ては、過電流により発熱したS/B9aを溶断させ、補
助基幹ハーネス11についてはS/B9bを同じく溶断
させ、さらに、分岐ハーネス19a1 ,19a2 〜19
eについてはミニヒューズ15a1 ,15a2 〜15e
を同じく溶断させて、デッドショートの発生箇所とバッ
テリ3との接続を遮断し、これにより、各ハーネス7,
11,13,19a1 ,19a2 〜19eを過熱、発火
等の損傷から保護するようにしている。
【0008】ところで、上述した従来の電装系1におい
て、各ハーネス7,11,13a〜13d,19a1
19a2 〜19eの被覆に亀裂等が生じ、内部の心線が
車両の走行や、エンジンルーム内に吹き込む風といった
要因で振動し、被覆に亀裂の入ったハーネス7,11,
13a〜13d,19a1 ,19a2 〜19eの心線が
車体への接離を繰り返す、所謂レアショートが発生した
り、或は、各ハーネス7,11,13a〜13d,19
1 ,19a2 〜19eにおいて電流のリークが発生す
ると、デッドショートが発生した場合ほど大きくはない
ものの、そのまま放置しておくとハーネス7,11,1
3a〜13d,19a1 ,19a2 〜19eが過熱、発
火しかねない程度の過電流が、レアショートやリークの
発生したハーネス7,11,13a〜13d,19a
1 ,19a2 〜19eに流れる場合がある。
【0009】しかしながら、このようなレアショートや
リークの発生時には、上述したように、デッドショート
が発生した場合ほど過電流が大きくないことから、それ
に合わせた仕様のS/B9a,9bやミニヒューズ15
1 ,15a2 〜15eが溶断するまで加熱されない可
能性があり、そのまま放置しておくのは、レアショート
やリークの発生したハーネス7,11,13a〜13
d,19a1 ,19a2〜19eがいずれ過熱、発火し
かねないことを考えると好ましくなく、安全面から見て
さらなる対策を講じることが望ましい。特に、車両の駐
車時には、ユーザが車両から離れてそばにいないことが
多く、ハーネス7,11,13a〜13d,19a1
19a2 〜19eの過熱や発火といった、目に見える、
或は、触って分かる現象が起こっても、レアショートや
リークの発生をすぐに察知することができない。
【0010】そこで、イグニッションスイッチ5をオフ
にして車両を駐車する場合には、バッテリ3と基幹ハー
ネス7との電気的接続を遮断して、ハーネス7,11,
13a〜13d,19a1 ,19a2 〜19e全体に電
流が流れないようにすることが、最も安全を確保できる
有効策と言える。
【0011】ところで、上述した従来の電装系1におい
て、分岐ハーネス19eに接続される負荷17eとして
は、例えば、ラジオ、カセットプレーヤ、CDプレーヤ
等のオーディオ装置や、ルームランプ、フットランプ等
があり、これらは、それぞれのスイッチ(オーディオ装
置のように、車両のユーザが操作するスイッチもあれ
ば、ルームランプやフットランプのように、ユーザの操
作ではなくドアの開閉に伴って勝手にオン、オフするも
のもある)がオンすると、先に述べたように、イグニッ
ションスイッチ5の接点位置がどこにあっても作動す
る。従って、イグニッションスイッチ5をオフにしてエ
ンジンを止めている駐車中であっても、上述した負荷1
7eの接続された分岐ハーネス19eには、スイッチさ
え入ればバッテリ3と接続されるようにしなければなら
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述したデ
ッドショートやレアショート、リークの発生を、ユーザ
が車両から離れる駐車時に特に防ぐために、イグニッシ
ョンスイッチ5をオフにして車両を駐車する場合に、バ
ッテリ3と基幹ハーネス7との電気的接続を遮断して、
ハーネス7,11,13a〜13d,19a1 ,19a
2 〜19eの全体に電流が流れないようにする対策を単
純に採用してしまうと、イグニッションスイッチ5をオ
フにしても作動しなければならない負荷17eを、一切
作動させることができなくなってしまい、実用上問題が
ある。
【0013】しかも、オーディオ装置の場合は、時計を
内蔵しているものが多く、この時計は、オーディオ装置
のスイッチがオンしていなくても作動させておく必要が
あることから、オーディオ装置の接続された分岐ハーネ
ス19eは、イグニッションスイッチ5をオフにし、且
つ、オーディオ装置のスイッチをオフにしていても、バ
ッテリ3と接続しておく必要がある。
【0014】また、前記負荷17eとしては、上述した
ものの他に、エアバッグ装置や電子制御燃料噴射装置
(EFI)があり、これらは、オーディオ装置の内蔵時
計と同じく、イグニッションスイッチ5をオフにしてエ
ンジンを止めている駐車中であっても、常時作動させて
おかなければならないので、これらエアバッグ装置や電
子制御燃料噴射装置の接続された分岐ハーネス19e
も、イグニッションスイッチ5をオフにしていてもバッ
テリ3と接続しておく必要がある。
【0015】かといって、これら、イグニッションスイ
ッチ5をオフにしていてもバッテリ3と接続しておく必
要がある負荷17eを接続したハーネス11,19e
を、他のハーネス7,13a〜13d,19a1 ,19
2 〜19dと別にして、イグニッションスイッチ5の
オン、オフに関係なくバッテリ3と常時接続される構成
とすると、イグニッションスイッチ5のオフ時にバッテ
リ3とハーネス7,13a〜13d,19a1 ,19a
2 〜19dとを電気的に遮断する構成を折角採用して
も、負荷17eを接続したハーネス11,19eにおけ
る駐車中のデッドショートやレアショート、リークの発
生を確実に防止できることにはならないので、完全な対
策とは言い難い。
【0016】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、ユーザがイグニッションス
イッチをオフして車両から離れる駐車中における異常電
流の発生を、イグニッションスイッチのオフ中に、その
負荷のスイッチをオンすることで作動させる場合がある
負荷への電源供給を確実に確保しつつ、より効果的に防
止することができる車両負荷用電源接断方法及びその装
置を提供することにあり、また、本発明の第2の目的
は、イグニッションスイッチのオフ中に常時作動させて
おく必要がある負荷への電源供給を確実に確保しつつ、
さらに一層効果的に、車両の駐車中における異常電流の
発生を防止することができる車両負荷用電源接断方法及
びその装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
る請求項1及び請求項2記載の本発明は、車両負荷用電
源接断方法に関するもので、請求項4及び5記載の本発
明は、車両負荷用電源接断装置に関するものである。ま
た、前記第2の目的を達成する請求項3記載の本発明
は、車両負荷用電源接断方法に関するもので、請求項6
記載の本発明は、車両負荷用電源接断装置に関するもの
である。
【0018】そして、請求項1に記載した本発明の車両
負荷用電源接断方法は、基幹ハーネスの終端に接続され
イグニッションスイッチのオン状態においてのみ、前
記基幹ハーネスの基端に接続された電源からの電力を受
けて作動する通常負荷と、前記イグニッションスイッチ
のオン状態及びオフ状態の双方において、前記イグニッ
ションスイッチと前記基幹ハーネスの終端との間に接続
された暗電流負荷スイッチのオン状態においてのみ、前
記電源からの電力を受けて作動する暗電流負荷とを、該
電源に対して接続及び遮断するに当たり、前記イグニッ
ションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ
状態であるか、或は、前記イグニッションスイッチ及び
前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも一方がオン状
態であるかを監視し、少なくとも一方がオンである状態
から前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷ス
イッチが共にオフ状態となることで、前記電源と接続さ
れている前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負
荷スイッチを、前記基幹ハーネス上において前記電源か
ら遮断し、共にオフである状態から前記イグニッション
スイッチ及び前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも
一方がオン状態となることで、前記基幹ハーネス上にお
いて前記電源から遮断されている前記イグニッションス
イッチ及び前記暗電流負荷スイッチを前記電源に復帰接
続するようにしたことを特徴とする。
【0019】また、請求項2に記載した本発明の車両負
荷用電源接断方法は、前記イグニッションスイッチのオ
ン、オフに伴い、該イグニッションスイッチで前記電源
側の端子の電位を変化させると共に、前記暗電流負荷ス
イッチのオン、オフに伴い、該暗電流負荷スイッチで前
記電源側の端子の電位を変化させ、前記イグニッション
スイッチの前記電源側の端子及び前記暗電流負荷スイッ
チの前記電源側の端子の電流の変化を基に、これらイグ
ニッションスイッチ及び暗電流負荷スイッチのオン、オ
フ状態をそれぞれ監視するようにした。
【0020】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
負荷用電源接断方法は、前記イグニッションスイッチの
オン状態及びオフ状態の双方において作動させるべき常
時作動負荷を、前記イグニッションスイッチ及び前記暗
電流負荷スイッチと前記電源との接続が遮断されている
状態で、前記常時作動負荷内のバックアップ電源により
作動させるようにした。
【0021】さらに、請求項4に記載した本発明の車両
負荷用電源接断装置は、図1の基本構成図に示すよう
に、イグニッションスイッチ5のオン状態においてのみ
該イグニッションスイッチ5を介して電源3からの電力
を受けて作動する通常負荷17A〜17Dと、前記イグ
ニッションスイッチ5のオン状態及びオフ状態の双方に
おいて、暗電流負荷スイッチ18Eのオン状態において
のみ該暗電流負荷スイッチ18Eを介して前記電源3か
らの電力を受けて作動する暗電流負荷17Eとの、該電
源3に対する接続及び遮断を行う装置であって、前記イ
グニッションスイッチ5及び前記暗電流負荷スイッチ1
8Eと前記電源3との間に介設され、閉成及び開放する
ことで、前記イグニッションスイッチ5及び前記暗電流
負荷スイッチ18Eと前記電源3との間を接続及び遮断
する回路開閉手段23aと、前記イグニッションスイッ
チ5及び前記暗電流負荷スイッチ18Eが共にオフ状態
であるか、或は、前記イグニッションスイッチ5及び前
記暗電流負荷スイッチ18Eのうち少なくとも一方がオ
ン状態であるかを検出するオンオフ状態検出手段Aと、
少なくとも一方がオンである状態から前記イグニッショ
ンスイッチ5及び前記暗電流負荷スイッチ18Eが共に
オフ状態となったことを前記オンオフ状態検出手段Aが
検出した際に、閉成している前記回路開閉手段23aを
開放させる開放手段25Aと、共にオフである状態から
前記イグニッションスイッチ5及び前記暗電流負荷スイ
ッチ18Eのうち少なくとも一方がオン状態となったこ
とを前記オンオフ状態検出手段Aが検出した際に、開放
している前記回路開閉手段23aを閉成させる閉成手段
25Bとを備えることを特徴とする。
【0022】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
負荷用電源接断装置は、前記イグニッションスイッチ5
の一端が、前記通常負荷17A〜17Dを介して接地さ
れていると共に、前記暗電流負荷スイッチ18Eの一端
が、前記暗電流負荷17Eを介して接地されており、前
記オンオフ状態検出手段Aが、前記回路開閉手段23a
の開放状態において、前記イグニッションスイッチ5で
前記回路開閉手段23a側の他端、及び、前記暗電流負
荷スイッチ18Eで前記回路開閉手段23a側の他端
と、該回路開閉手段23aとの接続点aを所定電位に設
定する電位設定用電源手段Bと、前記接続点aの電流を
検出する電流検出手段23bとを有しており、且つ、前
記オンオフ状態検出手段Aが、前記電流検出手段23b
が検出する前記接続点aの電流が、前記通常負荷17A
〜17Dのうち少なくとも一部の抵抗及び前記所定電位
に応じた電流値と、前記暗電流負荷17Eの抵抗及び前
記所定電位に応じた電流値とのいずれか一方に相当する
判定値である時に、前記イグニッションスイッチ5及び
前記暗電流負荷スイッチ18Eのうち少なくとも一方が
オン状態であることを検出し、前記電流検出手段23b
が検出する前記接続点aの電流が前記判定値でない時
に、前記イグニッションスイッチ5及び前記暗電流負荷
スイッチ18Eが共にオフ状態であることを検出するも
のとした。
【0023】また、請求項6に記載した本発明の車両負
荷用電源接断装置は、前記イグニッションスイッチ5の
オン状態及びオフ状態の双方において作動させるべき常
時作動負荷17Nと、該常時作動負荷17Nに内蔵さ
れ、前記イグニッションスイッチ5及び前記暗電流負荷
スイッチ18Eと前記電源3との接続が遮断されている
状態で前記常時作動負荷17Nに作動用電源を供給する
バックアップ電源Vbとをさらに備えるものとした。
【0024】請求項1に記載した本発明の車両負荷用電
源接断方法によれば、イグニッションスイッチをオフ状
態としても、暗電流負荷スイッチをオフ状態としなけれ
ば、イグニッションスイッチやこれに接続された通常負
荷、及び、暗電流負荷スイッチやこれに接続された暗電
流負荷は電源から遮断されず、イグニッションスイッチ
及び暗電流負荷スイッチを共にオフ状態とすることで、
通常負荷や暗電流負荷が電源から遮断される。しかも、
通常負荷や暗電流負荷が電源から遮断された後、イグニ
ッションスイッチをオン状態にしなくても、暗電流負荷
スイッチをオン状態にすると、その時点で、通常負荷や
暗電流負荷が再び電源に接続される。
【0025】従って、イグニッションスイッチのオフ中
に、暗電流負荷スイッチをオンすることで作動させる場
合がある暗電流負荷への電源供給を確実に確保しつつ、
車両のユーザがイグニッションスイッチをオフし車両か
ら離れる駐車中における異常電流の発生を、より効果的
に防止することが可能となる。尚、このことは、請求項
4に記載した本発明の車両負荷用電源接断装置について
も同様に言える。
【0026】また、請求項2に記載した本発明の車両負
荷用電源接断方法によれば、イグニッションスイッチの
オン、オフや、暗電流負荷スイッチのオン、オフに伴
い、それらイグニッションスイッチで電源側の端子の電
位や、暗電流負荷スイッチで電源側の端子の電位を変化
させると、イグニッションスイッチのオン、オフや、暗
電流負荷スイッチのオン、オフに伴い、イグニッション
スイッチで電源側の端子の電流や、暗電流負荷スイッチ
で電源側の端子の電流が変化する。
【0027】従って、イグニッションスイッチで電源側
の端子の電流に変化があれば、イグニッションスイッチ
のオン、オフ状態に変化があったこととなり、また、暗
電流負荷スイッチで電源側の端子の電流に変化があれ
ば、暗電流負荷スイッチのオン、オフ状態に変化があっ
たこととなり、これらを基に、イグニッションスイッチ
やこれに接続された通常負荷、及び、暗電流負荷スイッ
チやこれに接続された暗電流負荷を電源に対して接続す
るか、或は、遮断するかを決定することが可能となる。
尚、このことは、請求項5に記載した本発明の車両負荷
用電源接断装置についても同様に言える。
【0028】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
負荷用電源接断方法によれば、イグニッションスイッチ
のオン状態及びオフ状態の双方において作動させるべき
常時作動負荷がある場合、イグニッションスイッチと暗
電流負荷スイッチとが共にオフ状態となって、それらイ
グニッションスイッチ及び暗電流負荷スイッチと電源と
の接続が遮断されても、常時作動負荷には、その内部の
バックアップ電源から電力が供給され続けるため、常時
作動負荷の作動を確保しつつ、車両のユーザがイグニッ
ションスイッチをオフし車両から離れる駐車中における
異常電流の発生を、より効果的に防止することが可能と
なる。尚、このことは、請求項6に記載した本発明の車
両負荷用電源接断装置についても同様に言える。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両負荷用電
源接断方法を、車両負荷用電源接断装置と共に図面を参
照して説明する。
【0030】図2は本発明の一実施形態に係る電源接断
装置を備える車両電装系の説明図で、図2中図6に示す
ものと同一の部分、箇所には、図6で付したものと同一
の引用符号を付して、重複する説明を省略する。
【0031】そして、図2中引用符号21で示す本実施
形態の電装系は、補助基幹ハーネス11をJ/B15の
内部で2つのミニヒューズ15e1 ,15e2 に分岐接
続し、ミニヒューズ15e1 ,15e2 に分岐ハーネス
19e1 ,19e2 をそれぞれ接続すると共に、これら
分岐ハーネス19e1 ,19e2 に、イグニッションス
イッチ5の接点位置に関係なく使用できるように暗電流
が供給される負荷17e1 ,17e2 をそれぞれ接続し
た点が、図6に示す従来の電装系1とは構成が異なって
いる。
【0032】尚、負荷17a1 ,17a2 ,17bは、
イグニッションスイッチ5の「ON」接点(この場合は
「ON1」、「ON2」の2つの並列接点)がバッテリ
3(電源に相当)と接続されている状態で、分岐ハーネ
ス19a1 ,19a2 ,19bに介設した負荷スイッチ
18a1 ,18a2 ,18bをオンすることで作動す
る。また、負荷17dは、イグニッションスイッチ5の
「START」接点がバッテリ3と接続されている状態
で作動する。
【0033】さらに、負荷17cは、イグニッションス
イッチ5の「ACC」接点がバッテリ3と接続されてい
る状態で即、作動するものと、分岐ハーネス19bに介
設した不図示の負荷スイッチをオンすることで作動する
ものとがあるが、図2中では、例えばメータユニット等
の、イグニッションスイッチ5の「ACC」接点がバッ
テリ3と接続されている状態で即、作動するものを負荷
17bに想定して、イグニッションスイッチ5の「AC
C」接点がバッテリ3と接続され、且つ、負荷スイッチ
をオンすることで作動する負荷17cの図示を省略して
いる。
【0034】さらに、負荷17e1 は、イグニッション
スイッチ5の接点状態に関係なく、分岐ハーネス19e
1 に介設した負荷スイッチ18e1 をオンすることで作
動し、負荷17e2 は、例えば、エアバッグ装置や電子
制御燃料噴射装置等の、僅かな電力消費しか行わない負
荷で、この負荷17e1 は、内部にバックアップ電源V
bを備えており、イグニッションスイッチ5の接点状態
に関係なく常時作動する。そして、各分岐ハーネス19
1 ,19a2 〜19e1 ,19e2 の終端はそれぞれ
接地されている。
【0035】また、本実施形態の電装系21は、R/B
9の内部において基幹ハーネス7に介設されていたS/
B9aがメインリレー23a(回路開閉手段に相当)に
変わった点と、R/B9の内部に、イグニッションスイ
ッチ5のバッテリ3側接点である共通接点を流れる電流
や、分岐ハーネス19e1 に介設した負荷スイッチ18
1 のバッテリ3側接点を流れる電流として、基幹ハー
ネス7を流れる電流を計測する、従来公知の電流センサ
23b(電流検出手段に相当)を設け、この電流センサ
23bを、メインリレー23aよりもイグニッションス
イッチ5側の基幹ハーネス7箇所に介設した点が、図6
に示す従来の電装系1とは構成が異なっている。
【0036】さらに、本実施形態の電装系21は、電流
センサ23bにより計測した基幹ハーネス7を流れる電
流に応じてメインリレー23aの開閉動作を制御するマ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと略記する)25
を、R/B9の内部に設けた点と、R/B9の内部にお
いて基幹ハーネス7に分岐接続していた補助基幹ハーネ
ス11を、イグニッションスイッチ5の共通接点に接続
された基幹ハーネス7の終端に接続した点が、図6に示
す従来の電装系1とは構成が異なっている。
【0037】また、本実施形態の電装系21は、前記メ
インリレー23aと電流センサ23bの間の基幹ハーネ
ス7箇所に、プルアップ抵抗Rを介してプルアップ電源
Vccを接続した点が、図6に示す従来の電装系1とは
構成が異なっている。尚、前記プルアップ電源Vccの
電圧は、前記バッテリ3の電圧に比べて十分低い値に設
定されている。
【0038】前記マイコン25は、図3に電気的構成の
ブロック図で示すように、CPU(Central Processing
Unit 、中央処理装置)25aと、このCPU25aに
接続されたRAM(Random Access Memory)25b及び
ROM(Read-Only Memory)25cで構成されており、
このマイコン25は、バッテリ3から基幹ハーネス7及
び、電流センサ23eよりもマイコン25側の不図示の
DC/DCコンバータを介して供給される電源により作
動する。
【0039】前記CPU25aには、前記RAM25b
及びROM25cが接続されていると共に、前記メイン
リレー23aのドライバ23c、及び、電流センサ23
bが接続されている。前記RAM25bには、図4にメ
モリエリアマップで示すように、各種データを記憶する
データエリアと、各種処理作業に用いるワークエリアと
が設けられており、このうちワークエリアには、メイン
リレー閉成フラグエリア等が設けられている。前記RO
M25cには、CPU25aが各種処理を行うのに必要
な制御プログラムが格納されている。
【0040】次に、前記ROM25cに格納された制御
プログラムに従いCPU25aが行うメインリレー23
aの開閉処理について、図5のフローチャートを参照し
て説明する。
【0041】バッテリ3に接続されて電力の供給を受け
たマイコン25が起動し、プログラムがスタートする
と、CPU25aは、初期設定を行う(ステップS
1)。このステップS1の初期設定では、RAM25b
のメインリレー閉成フラグエリアのフラグF1を「0」
に設定する。尚、この初期設定の時点では、ドライバ2
3cに対するメインリレー閉成信号の出力は行われてお
らず、従って、メインリレー23aは開放状態にある。
【0042】ステップS1の初期設定が済んだならば、
メインリレー閉成フラグエリアのフラグF1が「0」で
あるか否かを確認し(ステップS3)、フラグF1が
「0」でない場合は(ステップS3でN)、後述するス
テップS11に進み、「0」である場合は(ステップS
3でY)、電流センサ23bにより計測された電流がほ
ぼゼロであるか否かを確認する(ステップS5)。
【0043】電流センサ23bにより計測された電流が
ほぼゼロである場合は(ステップS5でY)、ステップ
S3にリターンし、ほぼゼロでない場合は(ステップS
5でN)、ドライバ23cに対してメインリレー閉成信
号を出力し(ステップS7)、メインリレー閉成フラグ
エリアのフラグF1を「1」に設定した後(ステップS
9)、ステップS3にリターンする。
【0044】また、ステップS3においてメインリレー
閉成フラグエリアのフラグF1が「0」でない場合
(N)に進むステップS11では、電流センサ23bに
より計測された電流がほぼゼロであるか否かを確認し、
電流がほぼゼロでない場合は(ステップS11でN)、
ステップS3にリターンし、ほぼゼロである場合は(ス
テップS11でY)、ドライバ23cに対するメインリ
レー閉成信号の出力を停止し(ステップS13)、メイ
ンリレー閉成フラグエリアのフラグF1を「0」に設定
した後(ステップS15)、ステップS3にリターンす
る。
【0045】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、前記分岐ハーネス17a 1 ,17a2 〜17
dに接続された負荷17a1 ,17a2 〜17dが、請
求項中の通常負荷17A〜17Dに相当し、前記分岐ハ
ーネス19e1 に接続された負荷17e1 が、請求項中
の暗電流負荷19Eに相当し、分岐ハーネス19e2
接続された負荷17e2 が、請求項中の常時作動負荷1
9Nに相当している。また、本実施形態では、メインリ
レー23aとイグニッションスイッチ5の共通接点との
間の基幹ハーネス7部分が請求項中の接続点aに相当
し、メインリレー23aとそのドライバ23c、電流セ
ンサ23b、マイコン25、プルアップ抵抗R、及び、
プルアップ電源Vccにより、電源接断装置が構成され
ている。
【0046】さらに、本実施形態では、請求項中の開放
手段25Aが、図5のフローチャートにおけるステップ
S13で構成され、閉成手段25Bが図5中のステップ
S7で構成され、プルアップ抵抗Rとプルアップ電源V
ccにより、請求項中の電位設定用電源手段Bが構成さ
れ、これらプルアップ抵抗Rとプルアップ電源Vcc
と、図5中のステップS5及びステップS11とで、請
求項中のオンオフ状態検出手段Aが構成されている。
【0047】次に、上述した構成による本実施形態の電
源接断装置の動作(作用)について説明する。
【0048】尚、本実施形態では、請求項中におけるイ
グニッションスイッチ5のオン状態が、イグニッション
スイッチ5の共通接点が「ON」、「ACC」、及び、
「START」のうちいずれかの接点に接続されている
状態に相当している。従って、以後の説明においては、
イグニッションスイッチ5のオン状態を、上述の状態と
して説明し、また、イグニッションスイッチ5のオフ状
態を、イグニッションスイッチ5の共通接点が「O
N」、「ACC」、及び、「START」のうちいずれ
の接点にも接続されていない、即ち、「OFF」(或
は、「LOCK」を含む)の接点に接続されている状態
として説明する。
【0049】まず、メインリレー23aが閉成された状
態で、イグニッションスイッチ5と負荷スイッチ18e
1 とを共にオフ状態にすると、イグニッションスイッチ
5の共通接点が分岐ハーネス19e2 を介してのみ接地
されるが、この分岐ハーネス19e2 に接続された負荷
17e2 は、先に述べたように、僅かな電力消費しか行
わないことから、電流センサ23bにより計測される電
流はごく僅かでほぼゼロに等しくなり、これに応じてマ
イコン25により、メインリレー23aが開放される。
すると、イグニッションスイッチ5の共通接点よりも接
地側の各ハーネス11,13a〜13d,17a1 ,1
7a2 〜17d,17e1 ,17e2 が、バッテリ3か
ら遮断される。このため、分岐ハーネス19e2 に接続
された負荷17e2 がバッテリ3からの電力を受けられ
なくなり、ここで、負荷17e2 は、内蔵するバックア
ップ電源Vbから供給される電力による作動状態に切り
換わる。
【0050】次に、メインリレー23aが開放された状
態で、負荷スイッチ18e1 をオフ状態としたまま、イ
グニッションスイッチ5をオフ状態からオン状態に移行
させると、「ACC」端子に接続された分岐ハーネス1
9c及び負荷17cを介してイグニッションスイッチ5
が接地されて、プルアップ電源Vccからイグニッショ
ンスイッチ5や負荷17c等を介して接地される回路が
形成され、これに伴い、プルアップ電源Vccの電圧と
負荷17cの抵抗とに応じて定まる所定の値の電流が、
イグニッションスイッチ5の共通接点上を流れる。ま
た、メインリレー23aが開放された状態で、イグニッ
ションスイッチ5をオフ状態としたまま、負荷スイッチ
18e1 をオフ状態からオン状態に移行させると、負荷
スイッチ18e1 が介設された分岐ハーネス19e1
負荷17e1を介して接地されて、プルアップ電源Vc
cから分岐ハーネス19e1 や負荷17e1 等を介して
接地される回路が形成され、これに伴い、プルアップ電
源Vccの電圧と負荷17e1 の抵抗とに応じて定まる
所定の値の電流が、負荷スイッチ18e1 のメインリレ
ー23a側の端子上を流れる。
【0051】以上に説明した、メインリレー23aの閉
成時に、イグニッションスイッチ5と負荷スイッチ18
1 とのうちいずれか一方をオン状態とし、他方をオフ
状態とした場合に、イグニッションスイッチ5の共通接
点上や負荷スイッチ18e1のメインリレー23a側の
端子上を流れる電流の値が、請求項中の判定値に相当す
る。
【0052】そして、上述したイグニッションスイッチ
5の共通接点上や負荷スイッチ18e1 のメインリレー
23a側の端子上を流れる電流の値は、イグニッション
スイッチ5がオフ状態で、しかも、負荷スイッチ18e
1 がオフ状態である時に、電流センサ23bにより計測
される、ごく僅かでほぼゼロに等しい電流に比べて十分
高く、従って、その場合には、電流センサ23bにより
計測される電流がほぼゼロとはならず、これに応じて、
マイコン25により、メインリレー23aが閉成され
る。
【0053】上述の動作によりメインリレー23aが閉
成されると、メインリレー23aを介してバッテリ3の
電力が、イグニッションスイッチ5をオン状態とした場
合には負荷17cに供給されて、負荷17cが作動し、
負荷スイッチ18e1 をオン状態とした場合には、負荷
17e1 に供給されて、負荷17e1 が作動する。
【0054】このように本実施形態の電源接断装置によ
れば、イグニッションスイッチ5のオンにより作動する
負荷17cと、イグニッションスイッチ5のオン、オフ
に関係なく、負荷スイッチ18e1 のオンにより作動す
る負荷17e1 とを有する車両の電装系21において、
負荷17cが接続された分岐ハーネス19cと、負荷1
7e1 が接続された分岐ハーネス19e1 とをバッテリ
3にそれぞれ接続する基幹ハーネス7にメインリレー2
3aを介設し、このメインリレー23aを、イグニッシ
ョンスイッチ5と負荷スイッチ18e1 が共にオフ状態
である時に開放させ、イグニッションスイッチ5と負荷
スイッチ18e1 とのうちいずれか一方がオフ状態から
オン状態に移行すると、開放しているメインリレー23
aを閉成させる構成とした。
【0055】このため、イグニッションスイッチ5のオ
ンによってのみ作動される負荷17a1 ,17a2 〜1
7dや、イグニッションスイッチ5のオン、オフに関係
なく、負荷スイッチ18e1 のオンによってのみ作動さ
れる負荷17e1 を、共に作動させない時にはメインリ
レー23aを開放させて、メインリレー23aよりも接
地側の各ハーネス7,11,13a〜13d,19a
1 ,192 〜19e1 ,19e2 にバッテリ3からの電
力が供給されないようにし、それら各ハーネス7,1
1,13a〜13d,19a1 ,192 〜19e1 ,1
9e2 に電流の流れを発生させず、しかも、イグニッシ
ョンスイッチ5のオンや負荷スイッチ18e 1 のオンに
よって、負荷17a1 ,17a2 〜17dや負荷17e
1 を作動させる際には、それらスイッチ5,18e1
オフからオンへの移行を確実に検出して、メインリレー
23aを閉成させてバッテリ3からの電力を即、供給さ
せることができる。
【0056】従って、イグニッションスイッチ5のオン
や負荷スイッチ18e1 のオンによる、負荷17a1
17a2 〜17dや負荷17e1 のバッテリ3からの供
給電力による作動を確保しつつ、特に、車両のユーザが
イグニッションスイッチ5を切って車両から離れる駐車
時等におけるデッドショートやレアショート、リーク等
の異常電流の発生を、確実に防止することができる。
【0057】尚、本実施形態で採用した、基幹ハーネス
7でメインリレー23aよりもイグニッションスイッチ
5や負荷スイッチ18e1 側の箇所を、プルアップ抵抗
Rを介してプルアップ電源Vccにより所定電位にプル
アップして、メインリレー23aとイグニッションスイ
ッチ5の共通接点との間、及び、メインリレー23aと
負荷スイッチ18e1 のメインリレー23a側端子の間
をそれぞれ流れる電流を電流センサ23bで検出し、こ
の検出電流がほぼゼロであるか否かにより、イグニッシ
ョンスイッチ5や負荷スイッチ18e1 のオン、オフ状
態を検出するための構成は、他の構成に置き換えて省略
してもよい。しかし、上述した構成とすれば、デッドシ
ョートやレアショート、リーク等の異常電流が発生する
可能性のあるハーネスを増やさずに、イグニッションス
イッチ5や負荷スイッチ18e1 のオン、オフ状態を確
実に検出できるため、有利である。
【0058】さらに、本実施形態によれば、イグニッシ
ョンスイッチ5の接点状態に関係なく常時作動する負荷
17e2 にバックアップ電源Vbを内蔵させ、メインリ
レー23aの開放時にバックアップ電源Vbにより作動
させる構成としたので、メインリレー23aを開放させ
て、メインリレー23aよりも接地側の各ハーネス7,
11,13a〜13d,19a1 ,192 〜19e1
19e2 にバッテリ3からの電力が供給されないように
した際の、常時作動する負荷17e2 の電源を確保し、
負荷17e2 の作動がメインリレー23aの開放により
停止しないようにすることができる。尚、この構成は、
イグニッションスイッチ5の接点状態に関係なく常時作
動する負荷がない場合には不要となる。
【0059】また、本実施形態では、マイコン25をR
/B23内に配置したが、マイコン25の配置は、例え
ば、イグニッションスイッチ5内やJ/B15内、或
は、イグニッションスイッチ5、J/B15、並びに、
R/B23のいずれの内部でもない他の箇所とする等、
任意である。さらに、本実施形態では、電流センサ23
bの検出した電流値の比較対象となる判定値を、負荷1
9e2 の抵抗値に応じたほぼゼロとしたが、負荷19c
や負荷17e1 の抵抗値に合わせた値としてもよい。
【0060】そして、本発明は、デッドショートやレア
ショート、リーク等の車両における異常電流の発生を検
出する車両用の電装系であれば、検出基準を電流とする
か、或は、抵抗値等、電流以外のパラメータとするかを
問わず広く適用することができるのは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両負荷用電源接断方法によれば、基幹ハーネ
スの終端に接続されたイグニッションスイッチのオン状
態においてのみ、前記基幹ハーネスの基端に接続された
電源からの電力を受けて作動する通常負荷と、前記イグ
ニッションスイッチのオン状態及びオフ状態の双方にお
いて、前記イグニッションスイッチと前記基幹ハーネス
の終端との間に接続された暗電流負荷スイッチのオン状
態においてのみ、前記電源からの電力を受けて作動する
暗電流負荷とを、該電源に対して接続及び遮断するに当
たり、前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷
スイッチが共にオフ状態であるか、或は、前記イグニッ
ションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチのうち少な
くとも一方がオン状態であるかを監視し、少なくとも一
方がオンである状態から前記イグニッションスイッチ及
び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態となること
で、前記電源と接続されている前記イグニッションスイ
ッチ及び前記暗電流負荷スイッチを、前記基幹ハーネス
上において前記電源から遮断し、共にオフである状態か
ら前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷スイ
ッチのうち少なくとも一方がオン状態となることで、
記基幹ハーネス上において前記電源から遮断されている
前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッ
チを前記電源に復帰接続するようにした。
【0062】また、請求項4に記載した本発明の車両負
荷用電源接断装置によれば、イグニッションスイッチの
オン状態においてのみ該イグニッションスイッチを介し
て電源からの電力を受けて作動する通常負荷と、前記イ
グニッションスイッチのオン状態及びオフ状態の双方に
おいて、暗電流負荷スイッチのオン状態においてのみ該
暗電流負荷スイッチを介して前記電源からの電力を受け
て作動する暗電流負荷との、該電源に対する接続及び遮
断を行う装置であって、前記イグニッションスイッチ及
び前記暗電流負荷スイッチと前記電源との間に介設さ
れ、閉成及び開放することで、前記イグニッションスイ
ッチ及び前記暗電流負荷スイッチと前記電源との間を接
続及び遮断する回路開閉手段と、前記イグニッションス
イッチ及び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態であ
るか、或は、前記イグニッションスイッチ及び前記暗電
流負荷スイッチのうち少なくとも一方がオン状態である
かを検出するオンオフ状態検出手段と、少なくとも一方
がオンである状態から前記イグニッションスイッチ及び
前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態となったことを
前記オンオフ状態検出手段が検出した際に、閉成してい
る前記回路開閉手段を開放させる開放手段と、共にオフ
である状態から前記イグニッションスイッチ及び前記暗
電流負荷スイッチのうち少なくとも一方がオン状態とな
ったことを前記オンオフ状態検出手段が検出した際に、
開放している前記回路開閉手段を閉成させる閉成手段と
を備える構成とした。
【0063】このため、イグニッションスイッチをオフ
状態としても、暗電流負荷スイッチをオフ状態としなけ
れば、イグニッションスイッチやこれに接続された通常
負荷、及び、暗電流負荷スイッチやこれに接続された暗
電流負荷は電源から遮断されず、イグニッションスイッ
チ及び暗電流負荷スイッチを共にオフ状態とすること
で、通常負荷や暗電流負荷が電源から遮断される。しか
も、通常負荷や暗電流負荷が電源から遮断された後、イ
グニッションスイッチをオン状態にしなくても、暗電流
負荷スイッチをオン状態にすると、その時点で、通常負
荷や暗電流負荷が再び電源に接続される。
【0064】従って、イグニッションスイッチのオフ中
に、暗電流負荷スイッチをオンすることで作動させる場
合がある暗電流負荷への電源供給を確実に確保しつつ、
車両のユーザがイグニッションスイッチをオフし車両か
ら離れる駐車中における異常電流の発生を、より効果的
に防止することができる。
【0065】さらに、請求項2に記載した本発明の車両
負荷用電源接断方法によれば、前記イグニッションスイ
ッチのオン、オフに伴い、該イグニッションスイッチで
前記電源側の端子の電位を変化させると共に、前記暗電
流負荷スイッチのオン、オフに伴い、該暗電流負荷スイ
ッチで前記電源側の端子の電位を変化させ、前記イグニ
ッションスイッチの前記電源側の端子及び前記暗電流負
荷スイッチの前記電源側の端子の電流の変化を基に、こ
れらイグニッションスイッチ及び暗電流負荷スイッチの
オン、オフ状態をそれぞれ監視するようにした。
【0066】また、請求項5に記載した本発明の車両負
荷用電源接断装置によれば、前記イグニッションスイッ
チの一端が、前記通常負荷を介して接地されていると共
に、前記暗電流負荷スイッチの一端が、前記暗電流負荷
を介して接地されており、前記オンオフ状態検出手段
が、前記回路開閉手段の開放状態において、前記イグニ
ッションスイッチで前記回路開閉手段側の他端、及び、
前記暗電流負荷スイッチで前記回路開閉手段側の他端
と、該回路開閉手段との接続点を所定電位に設定する電
位設定用電源手段と、前記接続点の電流を検出する電流
検出手段とを有しており、且つ、前記オンオフ状態検出
手段が、前記電流検出手段が検出する前記接続点の電流
が、前記通常負荷のうち少なくとも一部の抵抗及び前記
所定電位に応じた電流値と、前記暗電流負荷の抵抗及び
前記所定電位に応じた電流値とのいずれか一方に相当す
る判定値である時に、前記イグニッションスイッチ及び
前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも一方がオン状
態であることを検出し、電流検出手段が検出する前記接
続点の電流が前記判定値でない時に、前記イグニッショ
ンスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態
であることを検出する構成とした。
【0067】このため、イグニッションスイッチのオ
ン、オフや、暗電流負荷スイッチのオン、オフに伴い、
それらイグニッションスイッチで電源側の端子の電位
や、暗電流負荷スイッチで電源側の端子の電位を変化さ
せると、イグニッションスイッチのオン、オフや、暗電
流負荷スイッチのオン、オフに伴い、イグニッションス
イッチで電源側の端子の電流や、暗電流負荷スイッチで
電源側の端子の電流が変化する。
【0068】従って、イグニッションスイッチで電源側
の端子の電流に変化があれば、イグニッションスイッチ
のオン、オフ状態に変化があったこととなり、また、暗
電流負荷スイッチで電源側の端子の電流に変化があれ
ば、暗電流負荷スイッチのオン、オフ状態に変化があっ
たこととなり、これらを基に、イグニッションスイッチ
やこれに接続された通常負荷、及び、暗電流負荷スイッ
チやこれに接続された暗電流負荷を電源に対して接続す
るか、或は、遮断するかを決定することができる。
【0069】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
負荷用電源接断方法によれば、前記イグニッションスイ
ッチのオン状態及びオフ状態の双方において作動させる
べき常時作動負荷を、前記イグニッションスイッチ及び
前記暗電流負荷スイッチと前記電源との接続が遮断され
ている状態で、前記常時作動負荷内のバックアップ電源
により作動させるようにした。
【0070】また、請求項6に記載した本発明の車両負
荷用電源接断装置によれば、前記イグニッションスイッ
チのオン状態及びオフ状態の双方において作動させるべ
き常時作動負荷と、該常時作動負荷に内蔵され、前記イ
グニッションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチと前
記電源との接続が遮断されている状態で前記常時作動負
荷に作動用電源を供給するバックアップ電源とをさらに
備える構成とした。
【0071】このため、イグニッションスイッチのオン
状態及びオフ状態の双方において作動させるべき常時作
動負荷がある場合、イグニッションスイッチと暗電流負
荷スイッチとが共にオフ状態となって、それらイグニッ
ションスイッチ及び暗電流負荷スイッチと電源との接続
が遮断されても、常時作動負荷には、その内部のバック
アップ電源から電力が供給され続け、これにより、常時
作動負荷の作動を確保しつつ、車両のユーザがイグニッ
ションスイッチをオフし車両から離れる駐車中における
異常電流の発生を、より効果的に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両負荷用電源接断装置の基本構成図
である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電源接断装置を備え
る車両電装系の説明図である。
【図3】図2に示すマイクロコンピュータの電気的構成
のブロック図である。
【図4】図3に示すRAMのメモリエリアマップであ
る。
【図5】図3に示すROMに格納された制御プログラム
に従いCPUが行う処理を示すフローチャートである。
【図6】従来技術に係る車両電装系の説明図。
【符号の説明】
3 電源 5 イグニッションスイッチ 17A,17B 通常負荷 17E 暗電流負荷 17N 常時作動負荷 18E 暗電流負荷スイッチ 23a 回路開閉手段 23b 電流検出手段 25 マイクロコンピュータ 25a CPU 25b RAM 25c ROM 25A 開放手段 25B 閉成手段 A オンオフ状態検出手段 B 電位設定用電源手段 Vb バックアップ電源 a 接続点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 B60L 3/04 B60R 16/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基幹ハーネスの終端に接続されたイグニ
    ッションスイッチのオン状態においてのみ、前記基幹ハ
    ーネスの基端に接続された電源からの電力を受けて作動
    する通常負荷と、前記イグニッションスイッチのオン状
    態及びオフ状態の双方において、前記イグニッションス
    イッチと前記基幹ハーネスの終端との間に接続された
    電流負荷スイッチのオン状態においてのみ、前記電源か
    らの電力を受けて作動する暗電流負荷とを、該電源に対
    して接続及び遮断するに当たり、 前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッ
    チが共にオフ状態であるか、或は、前記イグニッション
    スイッチ及び前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも
    一方がオン状態であるかを監視し、 少なくとも一方がオンである状態から前記イグニッショ
    ンスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態
    となることで、前記電源と接続されている前記イグニッ
    ションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチを、前記基
    幹ハーネス上において前記電源から遮断し、 共にオフである状態から前記イグニッションスイッチ及
    び前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも一方がオン
    状態となることで、前記基幹ハーネス上において前記電
    源から遮断されている前記イグニッションスイッチ及び
    前記暗電流負荷スイッチを前記電源に復帰接続するよう
    にした、 ことを特徴とする車両負荷用電源接断方法。
  2. 【請求項2】 前記イグニッションスイッチのオン、オ
    フに伴い、該イグニッションスイッチで前記電源側の端
    子の電位を変化させると共に、前記暗電流負荷スイッチ
    のオン、オフに伴い、該暗電流負荷スイッチで前記電源
    側の端子の電位を変化させ、前記イグニッションスイッ
    チの前記電源側の端子及び前記暗電流負荷スイッチの前
    記電源側の端子の電流の変化を基に、これらイグニッシ
    ョンスイッチ及び暗電流負荷スイッチのオン、オフ状態
    をそれぞれ監視するようにした請求項1記載の車両負荷
    用電源接断方法。
  3. 【請求項3】 前記イグニッションスイッチのオン状態
    及びオフ状態の双方において作動させるべき常時作動負
    荷を、前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷
    スイッチと前記電源との接続が遮断されている状態で、
    前記常時作動負荷内のバックアップ電源により作動させ
    るようにした請求項1又は2記載の車両負荷用電源接断
    方法。
  4. 【請求項4】 イグニッションスイッチのオン状態にお
    いてのみ該イグニッションスイッチを介して電源からの
    電力を受けて作動する通常負荷と、前記イグニッション
    スイッチのオン状態及びオフ状態の双方において、暗電
    流負荷スイッチのオン状態においてのみ該暗電流負荷ス
    イッチを介して前記電源からの電力を受けて作動する暗
    電流負荷との、該電源に対する接続及び遮断を行う装置
    であって、 前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッ
    チと前記電源との間に介設され、閉成及び開放すること
    で、前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷ス
    イッチと前記電源との間を接続及び遮断する回路開閉手
    段と、 前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷スイッ
    チが共にオフ状態であるか、或は、前記イグニッション
    スイッチ及び前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも
    一方がオン状態であるかを検出するオンオフ状態検出手
    段と、 少なくとも一方がオンである状態から前記イグニッショ
    ンスイッチ及び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態
    となったことを前記オンオフ状態検出手段が検出した際
    に、閉成している前記回路開閉手段を開放させる開放手
    段と、 共にオフである状態から前記イグニッションスイッチ及
    び前記暗電流負荷スイッチのうち少なくとも一方がオン
    状態となったことを前記オンオフ状態検出手段が検出し
    た際に、開放している前記回路開閉手段を閉成させる閉
    成手段と、 を備えることを特徴とする車両負荷用電源接断装置。
  5. 【請求項5】 前記イグニッションスイッチの一端は、
    前記通常負荷を介して接地されていると共に、前記暗電
    流負荷スイッチの一端は、前記暗電流負荷を介して接地
    されており、前記オンオフ状態検出手段は、前記回路開
    閉手段の開放状態において、前記イグニッションスイッ
    チで前記回路開閉手段側の他端、及び、前記暗電流負荷
    スイッチで前記回路開閉手段側の他端と、該回路開閉手
    段との接続点を所定電位に設定する電位設定用電源手段
    と、前記接続点の電流を検出する電流検出手段とを有し
    ており、且つ、前記オンオフ状態検出手段は、前記電流
    検出手段が検出する前記接続点の電流が、前記通常負荷
    のうち少なくとも一部の抵抗及び前記所定電位に応じた
    電流値と、前記暗電流負荷の抵抗及び前記所定電位に応
    じた電流値とのいずれか一方に相当する判定値である時
    に、前記イグニッションスイッチ及び前記暗電流負荷ス
    イッチのうち少なくとも一方がオン状態であることを検
    出し、前記電流検出手段が検出する前記接続点の電流が
    前記判定値でない時に、前記イグニッションスイッチ及
    び前記暗電流負荷スイッチが共にオフ状態であることを
    検出する請求項4記載の車両負荷用電源接断装置。
  6. 【請求項6】 前記イグニッションスイッチのオン状態
    及びオフ状態の双方において作動させるべき常時作動負
    荷と、該常時作動負荷に内蔵され、前記イグニッション
    スイッチ及び前記暗電流負荷スイッチと前記電源との接
    続が遮断されている状態で前記常時作動負荷に作動用電
    源を供給するバックアップ電源とをさらに備える請求項
    4又は5記載の車両負荷用電源接断装置。
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