JP3333039B2 - 火災報知設備の中継器および火災受信機 - Google Patents

火災報知設備の中継器および火災受信機

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JP3333039B2 JP08770894A JP8770894A JP3333039B2 JP 3333039 B2 JP3333039 B2 JP 3333039B2 JP 08770894 A JP08770894 A JP 08770894A JP 8770894 A JP8770894 A JP 8770894A JP 3333039 B2 JP3333039 B2 JP 3333039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号線を介して、火災
受信機と端末機器とが接続され、ポーリングによって上
記火災受信機が上記端末機器を呼び出し、所定情報の収
集、所定の制御を実行する火災報知設備の端末機器およ
び火災受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の火災報知設備において、火災受信
機と複数の端末機器とを信号線で接続し、複数の端末機
器のそれぞれに互いに異なるアドレスを付与し、このア
ドレスを介して火災受信機が、特定の端末機器から情報
を収集し、また、特定の端末機器に制御命令を送出する
方式(いわゆるポーリング方式)が知られている。
【0003】上記端末機器としては、火災感知器、中継
器等があり、これらの端末機器には、自己の種別、アド
レス等を格納してあるメモリ、端末機器の全体を制御す
るMPU(マイクロプロセッサ)が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
端末機器に電源を投入したときに、MPUの動作を可能
にするために初期設定を行う。この初期設定としては、
たとえば起動回路のオフ制御等の周辺確認がある。
【0005】この場合、全ての端末機器が同時に初期設
定を行い、中継器に接続されている火災感知器等を全て
同時に初期設定させるので、端末機器に電力を供給する
火災受信機の消費電力が大きく、また、火災受信機に接
続されている端末機器の数が多い程、信号線に流れる電
流が大きくなり、その信号線の電圧低下も大きくなり、
これによって伝送不良が生じる場合があるという問題が
ある。
【0006】火災受信機が防排煙機器等の被制御機器を
制御するには、火災受信機内に予めラッチリレーを設
け、このラッチリレーに被制御機器を接続し、そのラッ
チリレーをセット、リセットすることによって、被制御
機器を起動、復旧するようにしている。具体的に被制御
機器を復旧するには、MPUの出力ポートからリセット
信号を出力し、このリセット信号によって上記ラッチリ
レーをリセットする。この場合、MPUからのリセット
信号は信号線と同じ系統の信号であり、ラッチリレーを
起動する信号は電源線と同じ系統の信号であり、これら
の信号を互いに絶縁することが好ましく、このために、
MPUからのリセット信号とラッチリレーをリセットす
る信号との間にフォトカプラが設けられている。そし
て、このフォトカプラを駆動するためには、たとえば3
0mAの電流を流す必要があり、つまり、MPUの出力
ポートからリセットパルスとして30mAを流す必要が
あり、多数のラッチリレーを同時にリセットする場合、
リセットすべきラッチリレーが多い程、信号線の電圧低
下が大きくなる。
【0007】上記問題は、火災受信機だけはなく、中継
器等の他の火災受信機を電源投入する場合にも生じるも
のである。
【0008】本発明は、電源投入時に、火災受信機と端
末機器とを接続する信号線の電圧低下を少なくすること
ができる火災報知設備の中継器を提供することを目的と
するものである。
【0009】また、本発明は、電源投入時に、火災受信
機と端末機器とを接続する信号線の電圧低下を少なくす
ることができる火災受信機を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号線を介し
て火災受信機と端末機器とが接続され、ポーリングによ
って上記火災受信機が上記端末機器を呼び出し、所定情
報の収集、所定の制御を実行する火災報知設備の中継器
において、その中継器にラッチリレーが設けられ、その
中継器に電源投入されたときに、この電源投入から、そ
の中継器の自己アドレスに応じた所定時間だけラッチリ
レーのリセットを待機し、上記所定時間が経過した後に
ラッチリレーのリセットを開始するものである。
【0011】
【作用】本発明は、中継器に電源投入されたときに、こ
の電源投入から、その中継器の自己アドレスに応じた所
定時間だけラッチリレーのリセットを待機し、所定時間
が経過した後にラッチリレーのリセットを開始するの
で、電源投入時に、火災受信機と端末機器とを接続する
信号線の電圧低下を少なくすることができる。
【0012】
【実施例】まず、本発明で使用されるポーリングセレク
ティング方式について簡単に説明する。ポーリングセレ
クティング方式は、火災受信機に接続されている端末機
器が予め複数のグループに分けられ、火災受信機から呼
び出されたときに、状態が変化した端末機器のみが応答
することが基本である。そして、応答タイミングがシス
テムポーリング、ポイントポーリングで異なり、システ
ムポーリングにおいては、端末機器が応答するタイミン
グがグループ毎で異なり、ポイントポーリングでは端末
機器毎に応答タイミングが異なる。システムポーリング
で応答がなけれが、全ての端末機器の状態が全く変化し
ておらず、システムポーリングで応答があれば、その応
答があったグループに属するどれかの端末機器の状態が
変化しており、そのグループに属する端末機器をポイン
トポーリングする。
【0013】図1は、本発明の一実施例である火災受信
機REを示すブロック図である。
【0014】火災受信機REは、MPU(マイクロプロ
セッサ)10と、ROM11〜13と、RAM21〜2
9と、操作部31と、表示部32と、送火災受信機33
と、これらのIF31a〜33aとを有する。また、火
災受信機REは、ラッチリレーRR1、RR2、RR
3、RR4と、断線、短絡検出回路DR1〜DR4と、
電源回路40とを有する。
【0015】ROM11は、図3に示すフローチャート
に関するプログラム等の記憶領域であり、ROM12
は、火災感知器SE、中継器T、発信機等の端末機器の
各アドレス、および初期設定状態における端末機器の種
別等のIDを記憶する端末機器マップテーブル用記憶領
域である。ROM13は、端末機器からの火災信号に基
づいて防排煙機器等の被制御機器等を連動制御する連動
制御テーブルの記憶領域である。RAM21は、作業用
領域である。
【0016】RAM22は、タイマ用のメモリであり、
MPU10の出力ポートPR12、PR22、PR3
2、PR42から出力されるリセット信号の出力タイミ
ングを互いにずらす時間をカウントするためのものであ
る。
【0017】RAM23は、システムポーリング時に、
パルスを受けたタイミングに基づいて、応答信号を送出
した端末機器が属するグループのグループ番号gを記憶
する領域である。RAM24は、ポイントポーリング時
に、応答パルスを受けたタイミングに基づいて、応答信
号を送出した端末機器のグループ内における番号mを記
憶する領域である。RAM25は、システムポーリング
において実行する制御内容を記憶する記憶領域である。
RAM26は、セレクティングにおいて制御すべき端末
機器番号とその制御内容(たとえば、試験命令、火災確
定命令、レベル停止命令)を記憶する領域である。RA
M27は、各端末機器から収集した状態情報の記憶領域
である。RAM28は、端末機器のアドレスおよびその
種別(ID)を格納する領域である。RAM29は、断
線監視セレクティングによって断線状態であると判断さ
れた端末機器のアドレスを記憶する領域である。
【0018】ラッチリレーRR1は、リレーコイルCR
1とスイッチSR11、SR12とトランジスタTR1
1、TR12とを有し、ラッチリレーRR2は、リレー
コイルCR2とスイッチSR21、SR22と、トラン
ジスタTR21、TR22とを有し、ラッチリレーRR
3は、リレーコイルCR3とスイッチSR31、SR3
2とトランジスタTR31、TR32とを有し、ラッチ
リレーRR4は、リレーコイルCR4とスイッチSR4
1、SR42とトランジスタTR41、TR42とを有
する。なお、ラッチリレーRR1〜RR4において、ラ
ッチを行う部分は図1において省略してある。
【0019】トランジスタTR11は、MPU10の出
力ポートPR11からパルス状のセット信号を受けたと
きにオンし、リレーコイルCR1を通電し、ラッチリレ
ーRR1をセットするものであり、これによってスイッ
チSR11、SR12がセット端子s、sに切り換えら
れ、地区ベルBR1が鳴動するものである。トランジス
タTR12は、MPU10の出力ポートPR12からパ
ルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレーコ
イルCR1の通電を阻止し、ラッチリレーRR1をリセ
ットするものであり、これによってスイッチSR11、
SR12がテスト端子t、tに切り換えられ、地区ベル
BR1を鳴動する経路が遮断される。
【0020】トランジスタTR21は、MPU10の出
力ポートPR21からパルス状のセット信号を受けたと
きにオンし、リレーコイルCR2を通電し、ラッチリレ
ーRR2をセットするものであり、これによってスイッ
チSR21、SR22がセット端子s、sに切り換えら
れ、地区ベルBR2が鳴動するものである。トランジス
タTR22は、MPU10の出力ポートPR22からパ
ルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレーコ
イルCR2の通電を阻止し、ラッチリレーRR2をリセ
ットするものであり、これによってスイッチSR21、
SR22がテスト端子t、tに切り換えられ、地区ベル
BR2を鳴動する経路が遮断される。
【0021】トランジスタTR31は、MPU10の出
力ポートPR31からパルス状のセット信号を受けたと
きにオンし、リレーコイルCR3を通電し、ラッチリレ
ーRR3をセットするものであり、これによってスイッ
チSR31、SR32がセット端子s、sに切り換えら
れ、地区ベルBR3が鳴動するものである。トランジス
タTR32は、MPU10の出力ポートPR32からパ
ルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレーコ
イルCR3の通電を阻止し、ラッチリレーRR3をリセ
ットするものであり、これによってスイッチSR31、
SR32がテスト端子t、tに切り換えられ、地区ベル
BR3を鳴動する経路が遮断される。
【0022】トランジスタTR41は、MPU10の出
力ポートPR41からパルス状のセット信号を受けたと
きにオンし、リレーコイルCR4を通電し、ラッチリレ
ーRR4をセットするものであり、これによってスイッ
チSR41、SR42がセット端子s、sに切り換えら
れ、地区ベルBR4が鳴動するものである。トランジス
タTR42は、MPU10の出力ポートPR42からパ
ルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレーコ
イルCR4の通電を阻止し、ラッチリレーRR4をリセ
ットするものであり、これによってスイッチSR41、
SR42がテスト端子t、tに切り換えられ、地区ベル
BR4を鳴動する経路が遮断される。
【0023】断線、短絡検出回路DR1、DR2、DR
3、DR4は、それぞれ地区ベルBR1、BR2、BR
3、BR4を含む回線の断線、短絡を検出する回路であ
り、その終端抵抗を流れる電流の有無に応じて、その回
線の断線を検出し、その終端抵抗を流れる電流の大きさ
に応じて、その回線の短絡を検出するものである。
【0024】電源回路40は、外部の商用電源41から
送られた交流電圧を整流、平滑することによって、所定
の直流電圧を得るものであり、この得られた直流電圧が
電源線PLを介して、端末機器に送られる。
【0025】図2は、本発明の他の実施例である中継器
Tを示すブロック図である。
【0026】中継器Tは、MPU(マイクロプロセッ
サ)110と、ROM111と、EEPROM120
と、RAM121、122と、送受信部133と、この
インタフェース133aと、ラッチリレーRT1〜RT
4と、断線、短絡検出回路DT1〜DT4と、電源供給
回路140とを有する。
【0027】ROM111は、図4に示すフローチャー
トに関するプログラム等の記憶領域であり、EPROM
120は、中継器Tの自己アドレスおよび種別等のID
を記憶する領域である。RAM121は、作業用領域で
ある。RAM122は、タイマ用のメモリであり、MP
U110の出力ポートPT12、PT22、PT32、
PT42から出力されるリセット信号の出力タイミング
をずらす時間をカウントするためのものである。
【0028】ラッチリレーRT1は、リレーコイルCT
1とスイッチST11、ST12とトランジスタTT1
1、TT12とを有し、ラッチリレーRT2は、リレー
コイルCT2とスイッチST21、ST22とトランジ
スタTT21、TT22とを有し、ラッチリレーRT3
は、リレーコイルCT3とスイッチST31、ST32
とトランジスタTT31、TT32とを有し、ラッチリ
レーRT4は、リレーコイルCT4とスイッチST4
1、ST42とトランジスタTT41、TT42とを有
する。なお、ラッチリレーRT1〜RT4において、ラ
ッチを行う部分は図2において省略してある。
【0029】トランジスタTT11は、MPU110の
出力ポートPT11からパルス状のセット信号を受けた
ときにオンし、リレーコイルCT1を通電し、ラッチリ
レーRT1をセットするものであり、これによってスイ
ッチST11、ST12がセット端子s、sに切り換え
られ、地区ベルBT1が鳴動するものである。トランジ
スタTT12は、MPU110の出力ポートPT12か
らパルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレ
ーコイルCT1の通電を阻止し、ラッチリレーRT1を
リセットするものであり、これによって、スイッチST
11、ST12がテスト端子t、tに切り換えられ、地
区ベルBT1を鳴動する経路が遮断される。
【0030】トランジスタTT21は、MPU110の
出力ポートPT21からパルス状のセット信号を受けた
ときにオンし、リレーコイルCT2を通電し、ラッチリ
レーRT2をセットするものであり、これによってスイ
ッチST21、ST22がセット端子s、sに切り換え
られ、地区ベルBT2が鳴動するものである。トランジ
スタTT22は、MPU110の出力ポートPT22か
らパルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレ
ーコイルCT2の通電を阻止し、ラッチリレーRT2を
リセットするものであり、これによって、スイッチST
21、ST22がテスト端子t、tに切り換えられ、地
区ベルBT2を鳴動する経路が遮断される。
【0031】トランジスタTT31は、MPU110の
出力ポートPT31からパルス状のセット信号を受けた
ときにオンし、リレーコイルCT3を通電し、ラッチリ
レーRT3をセットするものであり、これによってスイ
ッチST31、ST32がセット端子s、sに切り換え
られ、地区ベルBT3が鳴動するものである。トランジ
スタTT32は、MPU110の出力ポートPT32か
らパルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレ
ーコイルCT3の通電を阻止し、ラッチリレーRT3を
リセットするものであり、これによって、スイッチST
31、ST32がテスト端子t、tに切り換えられ、地
区ベルBT3を鳴動する経路が遮断される。
【0032】トランジスタTT41は、MPU110の
出力ポートPT41からパルス状のセット信号を受けた
ときにオンし、リレーコイルCT4を通電し、ラッチリ
レーRT4をセットするものであり、これによってスイ
ッチST41、ST42がセット端子s、sに切り換え
られ、地区ベルBT4が鳴動するものである。トランジ
スタTT42は、MPU110の出力ポートPT42か
らパルス状のリセット信号を受けたときにオンし、リレ
ーコイルCT4の通電を阻止し、ラッチリレーRT4を
リセットするものであり、これによって、スイッチST
41、ST42がテスト端子t、tに切り換えられ、地
区ベルBT4を鳴動する経路が遮断される。
【0033】また、中継器Tに電源投入されたときに、
この電源投入から、中継器Tの自己アドレスに応じた所
定時間だけ各ラッチリレーRT1、RT2、RT3、R
T4のリセットを待機し、所定時間が経過した後にラッ
チリレーRT1、RT2、RT3、RT4のリセットが
開始されるようになっている。火災受信機REに複数の
端末機器が接続されている場合、中継器Tの自己アドレ
スに応じた所定時間は、中継器T毎に異なる時間であ
る。複数の端末機器が複数のグループに分けられている
場合、中継器の自己アドレスに応じた所定時間は、グル
ープ毎に異なる時間である。上記各場合において、中継
器Tにラッチリレーが複数設けられていれば、これら複
数のラッチリレーRT1、RT2、RT3、RT4のそ
れぞれのリセットタイミングが互いにずれている。
【0034】また、中継器Tが電源投入されたときに、
この電源投入から、中継器Tの自己アドレスに応じた所
定時間だけ上記各ラッチリレーのリセットを待機し、所
定時間が経過した後にラッチリレーのリセットが開始さ
れるようになっている。火災受信機REに複数の端末機
器が接続されている場合、中継器Tの自己アドレスに応
じた所定時間は、端末機器毎に異なる時間である。複数
の端末機器が複数のグループに分けられている場合、端
末機器の自己アドレスに応じた所定時間は、グループ毎
に異なる時間である。上記各場合において、中継器Tに
ラッチリレーが複数設けられていれば、これら複数のラ
ッチリレーのそれぞれのリセットタイミングが互いにず
れている。
【0035】図3は、上記実施例における火災受信機R
Eの動作を示すフローチャートである。
【0036】まず、火災受信機RE内のROM、RAM
の内容を確認し(S1)、火災受信機REに電源投入さ
れた場合、RAM22を使用してタイマをスタートさ
せ、まず、MPU10の出力ポートPR12からリセッ
ト信号を出力し(S11)、これによって、トランジス
タTR12がオンし、リレーコイルCR1が通電を阻止
され、ラッチリレーRR1がリセットされる。そして、
所定の待ち時間(たとえば10ms)待機し(S1
2)、2つ目のリレーRR2をリセットするために、M
PU10が出力ポートP22からリセット信号を出力し
(S13)、これによって、トランジスタTR22がオ
ンし、リレーコイルCR2が通電を阻止され、ラッチリ
レーRR2がリセットされる。
【0037】以後は、上記と同様に、3つ目のラッチリ
レーRR3について、待機(S14)、出力ポートから
のリセット信号出力(S15)、ラッチリレーのリセッ
トが実行され、4つ目のラッチリレーRR4について、
待機(S16)、出力ポートからのリセット信号出力
(S17)、ラッチリレーのリセットが実行される。そ
して、システムポーリングが行われ(S21)、この応
答があれば(S22)、ポイントポーリング(S23)
が行われ、これに応答があれば(S24)、セレクティ
ングが行われ(S25)、必要に応じて制御割込が行わ
れる(S26、S27)。また、システムポーリングで
応答がなければ(S22)、全ての端末機器について状
態変化が生じていないので、個々の端末機器について順
次、断線判別する断線判別セレクティングを行う(S2
8)。
【0038】図3に示す火災受信機REの動作におい
て、ラッチリレー毎にリセットタイミングをずらせてい
るので、MPU10のリセット信号の出力が時間的に分
散され、信号線SLに一時的に大きな電流が流れること
を防止できる。このために、電源投入時に、火災受信機
REと端末機器とを接続する信号線の電圧低下を少なく
することができる。
【0039】図4は、上記実施例における中継器Tの動
作を示すフローチャートである。
【0040】中継器Tが電源投入された場合に、中継器
Tが自己アドレスを読み込み(S31)、中継器Tの自
己アドレスに応じた時間だけ待機する(S32)。そし
て、MPU110のポートPT12、PT22、PT3
2、PT42からリセット信号が順次、出力される。
【0041】上記中継器Tの自己アドレスに応じた時間
として、中継器Tが多数接続されていた場合において中
継器T毎に異なる時間を採用してもよく、複数の端末機
器が複数のグループに分けられている場合においてその
グループ毎に異なる時間を採用してもよい。
【0042】中継器Tが多数接続されていた場合におい
て中継器T毎に異なる時間を待機する場合、中継器Tの
アドレスがn番目であり、1つの中継器Tから次の中継
器Tまでの待ち時間がたとえば160msとした場合、
その中継器Tの合計待ち時間は、160ms×(n−
1)である。一方、複数の端末機器が複数のグループに
分けられている場合においてそのグループ毎に異なる時
間を待機するようにすると、その中継器Tが属するグル
ープに応じた時間の計測を、中継器Tが開始する。1つ
のグループから次のグループまでの待ち時間がたとえば
160msとした場合、中継器Tがm番目のグループに
属していると、その中継器Tの待ち時間は、160ms
×(m−1)である。
【0043】上記実施例においては、中継器Tの自己ア
ドレスに応じた時間だけ待機した後に(S32)、MP
U110のポートPT12、PT22、PT32、PT
42からリセット信号が出力されるので、MPU110
がリセット信号を出力するタイミングが、他の中継器T
との間で異なり、MPU110のリセット信号の出力が
時間的に分散され、信号線SLに一時的に大きな電流が
流れることを防止できる。このために、電源投入時に、
火災受信機REと端末機器とを接続する信号線の電圧低
下を少なくすることができる。
【0044】図4において上記待ち時間が経過すると
(S32)、ROM、RAMを確認し(S33)、MP
U110は、出力ポートPT12からリセット信号を出
力し(S41)、これによって、トランジスタTT12
がオンし、リレーコイルCT1が通電を阻止され、ラッ
チリレーRT1がリセットされる。そして、所定の待ち
時間(たとえば10ms)待機し(S42)、2つ目の
リレーRT2をリセットするために、MPU110が出
力ポートP22からリセット信号を出力し(S43)、
これによって、トランジスタTT22がオンし、リレー
コイルCT2が通電を阻止され、ラッチリレーRT2が
リセットされる。
【0045】以後は、上記と同様に、3つ目のラッチリ
レーRT3について、待機(S44)、出力ポートから
のリセット信号出力(S45)、ラッチリレーRT3の
リセットが実行され、4つ目のラッチリレーRT4につ
いて、待機し(S46)、出力ポートからのリセット信
号が出力され(S47)、ポートPT42から電源供給
回路140をオンさせる信号を出力し(S48)、通常
の監視・制御状態になる(S49)。
【0046】また、上記各実施例において、信号線SL
の電圧低下を少なくすることができる他に、電源線PL
の電圧低下を少なくすることができる。つまり、複数の
ラッチリレーのリセットタイミングが同時であると、ラ
ッチリレーに流れる電流が多くなり、この電流は電源線
PLを流れる電流であるので、電源線PLの電圧も低下
し、同時にリセットするラッチリレーの数が多い程、電
源線PLの電圧低下が大きくなり、多数のラッチリレー
を設置した場合には、リセットさせるべきラッチリレー
がリセットしないことがある。しかし、上記実施例にお
いては、電源投入時にラッチリレーのリセットタイミン
グをずらしているので、電源線PLの電圧低下を少なく
することができ、ラッチリレーを多数設置してもラッチ
リレーのリセット不良が生じることがなく、大規模の火
災報知設備に対応できる。
【0047】上記各実施例において、地区ベルの代わり
に他の被制御機器を使用した場合も上記と同様である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、電源投入時に、火災受
信機と端末機器とを接続する信号線の電圧低下を少なく
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である火災受信機REを示す
ブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例である中継器Tを示すブロ
ック図である。
【図3】上記実施例における火災受信機REの動作を示
すフローチャートである。
【図4】上記実施例における中継器Tの動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
RE…火災受信機、 T…中継器T、 10、110…MPU、 11、111…ROM、 22、122…タイマ用RAM、 CR1〜CR4、CT1〜CT4…リレーコイル、 PR12〜PR42、PT12〜PT42…リセット信
号出力用ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 25/00 - 31/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線を介して、火災受信機と端末機器
    とが接続され、ポーリングによって上記火災受信機が上
    記端末機器を呼び出し、所定情報の収集、所定の制御を
    実行する火災報知設備において、 上記端末機器としての中継器にラッチリレーが設けら
    れ、上記中継器に電源投入されたときに、この電源投入
    から、上記中継器の自己アドレスに応じた所定時間だけ
    上記ラッチリレーのリセットを待機し、上記所定時間が
    経過した後に上記ラッチリレーのリセットを開始するこ
    とを特徴とする火災報知設備の中継器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記中継器の自己アドレスに応じた所定時間は、上記中
    継器毎に異なる時間であることを特徴とする火災報知設
    備の中継器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 複数の上記端末機器が複数のグループに分けられ、上記
    中継器の自己アドレスに応じた所定時間は、上記グルー
    プ毎に異なる時間であることを特徴とする火災報知設備
    の中継器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、 上記中継器内に上記ラッチリレーが複数設けられ、これ
    ら複数のラッチリレーのそれぞれのリセットタイミング
    が互いにずれていることを特徴とする火災報知設備の中
    継器。
  5. 【請求項5】 信号線を介して、火災受信機と端末機器
    とが接続され、ポーリングによって上記火災受信機が上
    記端末機器を呼び出し、所定情報の収集、所定の制御を
    実行する火災報知設備において、 上記端末機器としての中継器に複数のラッチリレーが設
    けられ、これら複数のラッチリレーの電源投入時におけ
    るリセットタイミングが互いにずれていることを特徴と
    する火災報知設備の中継器。
  6. 【請求項6】 信号線を介して、火災受信機と端末機器
    とが接続され、ポーリングによって上記火災受信機が上
    記端末機器を呼び出し、所定情報の収集、所定の制御を
    実行する火災報知設備において、 上記火災受信機に複数のラッチリレーが設けられ、これ
    ら複数のラッチリレーの電源投入時におけるリセットタ
    イミングが互いにずれていることを特徴とする火災受信
    機。
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