JP3332588B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3332588B2
JP3332588B2 JP17387894A JP17387894A JP3332588B2 JP 3332588 B2 JP3332588 B2 JP 3332588B2 JP 17387894 A JP17387894 A JP 17387894A JP 17387894 A JP17387894 A JP 17387894A JP 3332588 B2 JP3332588 B2 JP 3332588B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば固体撮像素子を
用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電荷結合素子(CCD)を用いた固体撮
像素子が開発されている。この固体撮像素子として、現
在一般的な縦形オーバーフロードレイン構造を有するイ
ンターライン転送形CCD2次元イメージセンサー(以
下IT・CCDと言う)を用いた白黒ビデオカメラの構
成を図14に示している。
【0003】図14において、1は被写体であり、この被
写体の明暗は図17に示すように上側が黒く、下側にいく
にしたがって白くなる被写体1である。図17(a)は、
実際は図17(b)に示すように連続して明暗が変化して
いるのであるが、図面上実線の線密度を持って図面の明
暗を表すこととする。被写体像は、レンズ3、絞り装置
5を介してCCD撮像素子7の撮像面に結像される。C
CD撮像素子7で得られた映像信号は、カメラ信号処理
回路9で相関2重サンプリング(CDS)等の雑音処
理、利得設定、ブランキング、クランプ、ガンマ補正、
白/黒クリップ等の処理を受けて、アナログ−デジタル
(A/D)変換器11に入力される。
【0004】A/D変換器11の出力は、フィールドメモ
リ13にて1フィールド遅延された後、加算器15に入力さ
れて現在のA/D変換出力と加算される。加算器15の出
力は、A/D変換器17でアナログ信号(映像信号)に変
換されて出力端子19に導出される。
【0005】同期信号発生回路21は、テレビジョン方式
に準拠した同期信号(例えば複合同期信号、垂直帰線消
去パルス)を作成している。作成された垂直帰線消去パ
ルス(以下垂直ブランキングパルスという)は、1/2
分周器23により分周(分周出力はフィールドインデック
スパルス(FIパルス)と言われる)されてCCD駆動
回路25に入力されている。CCD駆動回路25は、撮像素
子7を駆動するための駆動パルスを作成してCCD撮像
素子7に与えている。
【0006】ここで、上記CCD撮像素子7の各種駆動
パルスについて図15を参照して説明しておく。図15
(a)は垂直ブランキングパルスVBLであり、図15
(b)はこれを1/2分周器23で分周したFIパルスで
ある。図15(c)は掃き出しパルスVESであり、CC
D撮像素子7のフォトダイオードに蓄積されている電荷
を基板に掃き出し、フォトダイオードを一旦空にするた
めのパルスである。また図15(d)はフィールドシフト
パルスFSであり、CCD撮像素子7のフォトダイオー
ドに蓄積されている電荷を読み出すために、一斉に垂直
転送レジスタにシフトさせるためのパルスである。上記
掃き出しパルスVESは、垂直ブランキングパルスVB
Lの立上がりに近い部分に発生し、フィールドシフトパ
ルスFSは、垂直ブランキングパルスVBLの立ち下が
りに近い部分に発生するようにCCD駆動回路7にて設
定されている。また掃き出しパルスVESは、フィール
ドインデックスパルスFIにより制御されて1フィール
ドおきに発生するように設定されている。
【0007】今、掃き出しパルスVESとフィールドシ
フトパルスFSの間隔を1/1000秒とすると、この間で
パルスFIがハイレベルであるとこの期間が露光時間
(1/1000秒)となる。また、フィールドシフトパルス
FSからFSまでの間の露光時間は、1/60秒となる。
図15(e)は、1/1000秒の露光時間で得られた信号電
荷の蓄積特性VS1と、1/60秒の露光時間で得られた
信号電荷の蓄積特性VS2を示している(被写体は図17
であり光強度は共通)。また図15(e)の蓄積特性VS
1,VS2は、A/D変換器11の出力に対応する。更
に、図15(f)は、フィールドメモリ13から得られる出
力に対応し、図15(g)は、加算器15から得られる合成
信号に対応した合成蓄積特性を示している。
【0008】図14に戻って説明する。絞り制御回路27に
は、カメラ信号処理回路9からの映像信号が入力されて
いる。絞り制御回路27の制御出力は、サンプルホールド
回路29に入力される。サンプルホールド回路29は、パル
スFIがローレベルのとき導通状態となり、パルスFI
がハイレベルのときホールド状態となる。サンプルホー
ルド回路29の出力は、絞り駆動回路31に入力されて絞り
駆動制御信号となる。サンプルホールド回路29が導通状
態になっている期間(パルスFIがハイレベルの期間)
では、信号VS1が絞り制御回路27に入力されて、信号
レベルの検出により露光状態を判定され、適正な絞り制
御が行われる。しかし、サンプルホールド回路29が非導
通状態になっている期間(パルスFIがローレベルの期
間)では、先に制御した絞り状態が維持される。
【0009】ところで、蓄積特性VS1では、1/1000
秒の露光時間で得られた信号、蓄積特性VS2では、1
/60秒の露光時間で得られた信号が得られる。このよう
に2度の露光を行うのは、CCD撮像素子のダイナミッ
クレンジの不足を補うためである。つまり、短時間の露
光では、輝度の高い部分の良好な撮像を行い、時間の長
い露光では輝度の低い暗い部分の良好な撮像を行えるよ
うに、ダイナミックレンジを拡大するためである。ここ
で、絞り制御回路27の検出感度を見ると、蓄積特性VS
1で撮像した場合、蓄積特性VS2のときに比べて60/
1000=約1/17である。逆に、合成蓄積特性を用いて検
出を行うとすると、蓄積特性VS1のケースの約17倍と
言える。
【0010】次に、フォトダイオード1個に蓄積可能な
最大電荷量Qmax と露光時間及び光強度について考える
みる。
【0011】今、フォトダイオード1個への単位時間当
たりの平均光強度をxとすると、蓄積信号電圧Eは、蓄
積時間tに対して
【数1】 ここで平均光強度xが時間によらず一定とすると、Q=
kx・tとなる。
【0012】次にt=1/60秒(通常露光時)のときの
最大電荷量Qmax をQmax =kx0×(1/60)とする
と、1/1000秒露光した場合の電荷量Q′は、Q′=k
x′×(1/1000)の電荷量となる。
【0013】ここで、最大電荷量に達成する光強度x′
が与えられるものとすると、kx′×(1/1000)=Q
max =kx0 ×(1/60)の関係が成立し、光強度x′
は、x′=約(17×x0 )と表せる。この結果より、光
強度x′は、光強度x0 の約17倍であり、これは光強度
0 の約17倍の光入力まで、線形で応答できることであ
る。つまり露光時間が短いと、それだけ大きな光入力
(x0 の倍数)まで素子が線形で応答できることにな
る。
【0014】図16は、縦軸に電荷量、横軸に光強度を示
し、1/60秒の露光時間の場合と、1/1000秒の露光時
間の場合と、合成露光の場合を示している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカメラ
装置によると、露光時間として第1の時間1/1000秒、
第2の時間1/60秒があり、この時間により露光されて
得た映像信号を合成しているが、第1、第2の時間は、
露光量のダイナミックレンジを異ならせて、フォトダイ
オードのダイナミックレンジが狭いのを補うためのもの
である。
【0016】しかしながら、次のような問題がある。つ
まり、第1と第2の時間は時間長が異なり、異なるフィ
ールドに設定されている。この結果、各露光時間で撮像
された映像信号を合成した場合、動く被写体の場合、2
重画像となる。しかも露光時間の配列が1/1000秒(明
るい被写体部分に適切)、1/60秒(暗い被写体部分に
適切)となっているため、当然明るい部分が先に撮影さ
れ、次に暗い部分が撮影される。このことは、両者を合
成した結果は、被写体が動く場合には、例えば被写体の
影のみが動くような不自然な画像となってしまう。
【0017】また、1/1000秒(明るい被写体部分に適
切)で撮影した部分からは、いわゆる光スミアと呼ばれ
る偽信号が発生し、両者を合成した結果にも光スミアが
重畳して、画質を劣化させるばかりでなく、被写体が動
く場合には、光スミアが高輝度部分と関係ない部分に発
生し、不自然な画像となってしまう。
【0018】本発明は、異なる露光時間で撮像された映
像信号を合成してダイナミックレンジを拡大する場合、
不自然な2重画像と光スミアの発生を抑圧する撮像装置
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】(第1の構成例)撮像素子と、1垂直走査期間に(第1の露光時間t1)
>(第2の露光時間t2)の関係をもつ2つの露光時間
t1及びt2を設定する露光時間設定手段と、1垂直走
査期間に前記撮像素子から通常の読み出し速度の略2倍
の速度で信号を読み出させる撮像素子駆動手段と、前記
撮像素子から読み出した信号に所定の信号処理を行うカ
メラ信号処理手段と、このカメラ信号処理手段からの出
力信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変
換手段と、このアナログ−デジタル変換手段の出力先を
略(垂直走査期間/2)毎に切換える第1のスイツチ手段
と、この第1のスイッチ手段の一端から供給される前記
第2の露光時間t2に対応する信号を所定時間遅延する
第1の記憶手段と、この第1の記憶手段の出力信号に、所
定振幅までの入力信号を負の利得で増幅し、その所定振
幅を越える入力信号を正の利得で増幅する非線形処理を
行う第1の非線形処理手段と、この第1の非線形処理手段
の出力信号と、前記第1のスイッチ手段の他端から供給
される前記第1の露光時間t1に対応する信号を加算す
る加算手段 とを具備する。
【0020】(第2の構成例)撮像素子と、1垂直走査期間(以下、1V期間という)をn
分割(n:整数)し、各分割期間に対し(第1の露光時間t
1)>(第2の露光時間t2)の関係をもつ2つの露光
時間t1及びt2を設定する露光時間設定手段と、1V
期間に前記撮像素子から通常の読み出し速度の略2n倍
の速度で信号を読み出させる撮像素子駆動手段と、前記
撮像素子から読み出した信号に所定の信号処理を行うカ
メラ信号処理手段と、このカメラ信号処理手段からの信
号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手
段と、このアナログ−デジタル変換手段の出力先を略
(1V/2n)期間毎に切換える第1のスイッチ手段と、
この第1のスイッチ手段の一端から供給される前記第2
の露光時間t2に対応する信号を(V/2n)期間だけ遅
延する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段の出力信号
に所定振幅までの入力信号を負の利得で増幅し、その所
定振幅を越える入力信号を正の利得で増幅する非線形処
理を行う第1の非線形処理手段と、この第1の非線形処理
手段の出力と、前記第1のスイッチ手段の他端から供給
される前記第1の露光時間t1に対応する信号を加算す
る加算手段 とを具備する。
【0021】
【作用】
(第1の構成例)第1と第2の露光時間t1及びt2を
1垂直走査期間つまり1フィールド期間内に配置する。
そして、撮像素子から通常の読み出し速度の略2倍の速
度で、前記第2の露光時間t2に対応する信号を読み出
す。また、前記撮像素子から通常の読み出し速度の略2
倍の速度で、前記第1の露光時間t1に対応する信号を
読み出す。
【0022】カメラ信号処理手段は、前記撮像素子から
の出力信号に所定の処理を行う。アナログ−デジタル変
換手段は、前記カメラ信号処理手段からの出力信号をデ
ジタル信号に変換する。第1のスイッチ手段は、アナロ
グ−デジタル変換手段の出力先を略(垂直走査時間/
2)毎に切換える。
【0023】第1の記憶手段は、前記第2の露光時間t
2に対応する信号を所定期間遅延する。第1の非線形処
理手段は、前記第1の記憶手段からの出力を非線形増幅
する。加算手段は、第1の非線形処理手段の出力信号と
前記第1の露光時間t1に対応する信号を加算して合成
する。
【0024】同一垂直走査期間内つまり同一フィールド
期間内で信号合成を行っているため、動く被写体である
場合でも2重画像の発生を抑圧することができる。更
に、前記第2の露光時間t2に対応する信号を、前記第
1の非線形処理手段で非線形増幅した後、前記第1の露
光時間t1に対応する信号と加算合成しているため、静
止した被写体である場合、光スミアは発生が抑圧されて
自然な画像が得られ、ダイナミックレンジを拡大するこ
とができる。
【0025】(第2の構成例)1V期間つまり1フィールド期間を時間的にn分割す
る。このn分割の各分割時間内に第1と第2の露光時間
t1及びt2を配置する。そして、撮像素子から通常の
読み出し速度の略2n倍の速度で、前記第2の露光時間
t2に対応信号を読み出す。また、前記撮像素子から通
常の読み出し速度の略2n倍の速度で、前記第1の露光
時間t1に対応する信号を読み出す。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】図1に、本発明の第1の実施例に示す。尚、
従来例である図14の構成要素と同じものは、同一の参照
符号を付けている。1は被写体であり、図17に示すよう
にこの被写体の明暗は上側が黒く、下側に行くに従って
白くなる被写体1である。図17(a)は、実際は図17
(b)に示すように連続して明暗が変化しているのであ
るが、図面上実線の線密度をもって図面の明暗をあらわ
している。
【0030】被写体像1はレンズ3、絞り装置5を介し
てCCD撮像素子7の撮像面に結像される。CCD撮像
素子7で得られた映像信号は、カメラ信号処理回路9
で、相関2重サンプリング(CDS)等の雑音処理、利
得設定、ブランキング、クランプ、ガンマ補正、白/黒
クリップ等の処理をされた後、アナログ−デジタル(A
/D)変換器11でデジタル信号に変換されて、以下のデ
ジタル処理がなされる。ここでCCD撮像素子7の動作
について述べておく。図2は、CCD撮像素子7の動作
原理を示す。撮像面にはフォトダイオード群が2次元配
列されており、フォトダイオード群の縦の列に沿って垂
直転送レジスタ群が設けられている。また各垂直転送レ
ジスタの先端に水平転送レジスタが設けられている。同
図(a)は、フォトダイオード群から垂直転送レジスタ
群に一斉に信号電荷がシフトされた状態である。このシ
フトはフィールドシフトパルスFSにより実行される。
同図(b)は垂直転送レジスタ部の信号電荷が水平転送
レジスタに1ライン分転送された状態、同図(c)は水
平転送レジスタの信号電荷が読み出された状態を示して
いる。ここでCCD撮像素子7はNTSC方式のいわゆ
る40万画素IT・CCD撮像素子とする。一例としてC
CD撮像素子7の垂直転送レジスタ段数を245 段、水平
転送レジスタ段数を 800段とする。通常の場合、信号読
み出しの水平転送周波数14.318MHz 、垂直転送周波数1
5.7342KHzであるから、映像信号として水平走査線周波
数15.7342KHz、垂直走査周波数59.94Hz (約16.683mS、
以下V期間、フィールド周波数60HZという)で、フィー
ルド周波数60Hz、フレーム周波数29.97Hz (以下30Hzと
いう)となる。
【0031】IT・CCD撮像素子は映像期間(約16m
S)内にフォトダイオードで発生した信号電荷をすべて
垂直転送レジスタに送り込む。しかし本発明の第1の実
施例では、CCD駆動回路25は、CCD撮像素子7から
通常の読み出し周波数の2倍の周波数で信号を読み出さ
せる。すなわち、水平転送周波数は 28.636MHz、垂直転
送周波数は31.4684KHzであり(V/2)期間(約8mS)
で1フィールド分の映像信号が読み出される。この結
果、映像信号はフィールド周波数120Hz 、フレーム周波
数60Hzとなる。
【0032】第1のスイッチ回路33は、(V/2)期間
毎にA/D変換されたデジタル信号を第1のメモリ35と
加算器39に切換えて供給する。第1のメモリ35に供給さ
れる信号は、第2の露光時間t2に対応する映像信号
(低感度側信号)であり、加算器39に直接供給される信
号は、第1の露光時間t1に対応する映像信号(高感度
側信号)である。第1のメモリ35には、映像信号は水平
転送周波数28.636MHz で書き込まれる。そして、第1の
メモリ35への映像信号の書き込み開始から(V/2)期
間経過後、やはり28.636MHz で第1のメモリ35から映像
信号の読み出しを開始する。第1のメモリ35は、1フィ
ールド分の映像信号の記憶容量を持っており、低感度側
信号を約(V/2)期間遅延する。読み出された低感度
側信号は、第1の非線形処理回路37により、図4(c)
に示す非線形処理がなされ、高感度側信号のCCD撮像
素子7からの読み出しタイミングと一致させられた後、
高感度側信号と加算される。
【0033】加算器39からの映像信号は、第2の非線形
処理回路41により、図5(a)に示す非線形処理がなさ
れる。第2の非線形処理回路41の出力信号は、第2のス
イッチ回路43に供給される。第2のスイッチ回路43は、
フィールドメモリである第2のメモリ45と第3のメモリ
47に対し、第2の非線形処理回路の出力信号を1V期間
毎に交互に切り替えて供給する。第3のスイッチ回路49
は、1V期間毎に第2と第3のメモリ45及び47から交互
に信号を受け取る。尚、第2のメモリ45に、第2のスイ
ッチ回路43を介して第2の非線形処理回路41の出力信号
が供給されている間は、第3のスイッチ回路49は第3の
メモリ47から1フィールド前の信号を受け取る。また、
第3のメモリ47に、第2のスイッチ回路43を介して第2
の非線形処理回路41の出力信号が供給されている間は、
第3のスイッチ回路49は第2のメモリ45から1フィール
ド前の信号を受け取る。デジタル−アナログ(D/A)
変換器51は、第3のスイッチ回路49からの映像信号をア
ナログ変換して出力端子53に供給する。デジタル−アナ
ログ(D/A)変換器51は、用途によって省略してもよ
い。
【0034】カメラ信号処理回路9からの映像信号は、
絞り制御装置27に入力され、絞り制御装置27の出力は絞
り駆動回路31に入力されて絞り駆動信号となり、絞り装
置5を駆動する。
【0035】同期信号発生回路21は、所定のテレビジョ
ン方式、本実施例ではNTSC方式の各種同期信号を発
生するが、CCD駆動回路25用の各種パルスの発生、第
1、第2、第3のスイッチ回路33,43,49の動作信号、
メモリ制御信号等を発生する。CCD駆動回路25は、同
期信号発生回路21からの各種パルスにより、後述するフ
ィールドシフトパルスFS1とFS2、掃き出しパルス
VESを生成し、これらをCCD撮像素子7に供給す
る。
【0036】図3は、上記した第1の実施例を説明する
ために示したタイミングチャートである。図3(a)
は、垂直ブランキングパルスVBLを示す。図3(b)
は、CCD撮像素子7に与えるフィールドシフトパルス
FS1とFS2を示す。図3(c)は、掃き出しパルス
VESであり、CCD撮像素子7のフォトダイオードに
蓄積されている電荷を基板に掃き出し、フォトダイオー
ドを一旦空にするためのパルスである。掃き出しパルス
VESは、垂直ブランキングパルスVBLの立ち上がり
に近い部分に発生する。フィールドシフトパルスは1垂
直走査期間(1フィールド期間)にFS1とFS2が順
次用意されており、FS1〜FS2までの時間t1はt
1=V/2(Vは垂直走査期間、約16.7mSよって約8.35
mS)である。そして、VES〜FS1までの時間はt2
であり、本実施例ではt2=0.333mS(1/3000秒)と
する。その結果、t1/t2は約25となる。
【0037】このフィールドシフトパルスFS1及びF
S2、掃き出しパルスVESは、CCD駆動回路25によ
り垂直ブランキングパルスに所定の関係で同期して作成
され、CCD撮像素子7の所定の駆動端子に供給されて
いる。その結果、CCD撮像素子7に対し、時間t1と
t2の異なる露光時間により、1垂直走査期間(1フィ
ールド期間)に2回の露光が行われることになる。この
ように露光時間t1は、フィールドシフトパルスFS1
とFS2で決まり、露光時間t2は、掃き出しパルスV
ESとフィールドシフトパルスFS1で決まる。
【0038】同図(d)は、図17に示す被写体を撮影し
たときに、上記露光時間t2によってCCD撮像素子7
で得られる蓄積信号を表わしている。同図(e)は、図
14に示す被写体を撮影したときに、上記露光時間t1に
よって、CCD撮像素子7で得られる蓄積信号を表わし
ている。同図(d)の特性は、露光時間が短いために
(つまり絞りが小さく絞られていることと等価)、時間
に換算すると長い時間かかって最大電荷量に達する(感
度が低い)ことを表わしている。同図(e)の特性は、
露光時間が長いために(つまり絞りが大きく開いている
ことと等価)、時間に換算すると短い時間で最大電荷量
に達する(感度が高い)ことを表わしている。尚、図
(d)(e)の信号は、A/D変換器11の出力に対応す
る。
【0039】図3(f)は、第1のメモリ35により時
間t1(V/2期間)だけ遅延された低感度出力を表わ
し、同図(g)は第1のメモリ35の低感度出力が第1
の非線形処理回路37を通過したときの出力を表わして
いる。同図()は、遅延されて第1の非線形処理回路
37を通過した低感度出力と、第1のスイッチ回路33
から直接供給される高感度出力を、加算器37で加算合
成した出力を表わしている。尚、図3(d)(e)
(f)(g)(h)の横軸は時間、縦軸は電圧となって
いる。また、最大電荷量以上の電荷は、CCD撮像素子
7において縦型オーバーフロードレインにより基板に排
出されることは、通常の縦型オーバーフロードレインに
よる動作と同じである。
【0040】図4は、以上の信号合成の様子を示す図で
ある。同図(a)は高感度時の、同図(b)は低感度時
のCCD撮像素子7の光入力・電気信号出力特性を示し
ている。また、同図(c)は、第1の非線形処理回路3
7の特性図を示している。この図(c)の横軸は、光入
力である。第1の非線形処理回路37は、所定の光入力
値α・x(αは略t2/t1程度)までは負の傾きの
利得特性を持ち、α・xを越えると正の傾きの利得特
を持つ。同図(d)は、(V/2)期間(t1)遅延
後に非線形処理された低感度出力と、高感度出力とを加
算器39で合成した出力を表わしている。図中、kは、
光信号を電気信号に変換する際の変換係数であり、1は
略t1/t2である。前述した様に、最大電荷量以上の
電荷は、CCD撮像素子7において縦型オーバーフロー
ドレインにより基板に排出されることは通常の縦型オー
バーフロードレインによる動作と同じである。フォトダ
イオードを飽和させる入射光をxとすると、第1の露
光時間t1における最大入射光量xはx・t1=xХ
1/120の関係にあり、第2の露光時間t2における
最大入射光量xはx・t2=25Х1/120Хx
関係にあるから、25倍までの入射光に対して信号がク
リップされることなく得られる。
【0041】図5は、加算器39の合成出力の非線形を補
償するための第2の非線形処理回路41の特性図(同図
(a))と、第2の非線形処理回路41の補正出力(同図
(b))を表わしている。第2の非線形処理回路41は、
入力電圧(1−1/l)・α・k・x0 までとそれ以降
で利得特性を変えている。これによりS字特性がニ一特
性に変換される。これも簡単のために、ROMテーブル
を用いている。また、必要に応じて、全体を直線化して
も良いし、ガンマ曲線のように連続的にしても良い。
【0042】図6は、静止した被写体を本発明の撮像装
置で撮影した場合の画像を示す。同図(a)は、第1の
非線形処理回路37の低感度側映像信号だけであらわれる
画像であり、同図(b)は高感度側映像信号だけであら
われる画像であり、両方に光スミアがあらわれている。
ところが、第1の非線形処理回路37により非線形処理を
処理しているため、光スミア信号が(1−1/l)・α
・k・x0 より小さい場合は、低感度側信号と高感度側
信号の極性が逆で利得が等しいため、加算器39で加算合
成したとき、低感度側信号と高感度側信号の光スミア成
分が完全に打ち消されてしまう。その結果、同図(c)
に示すように光スミアのない静止画像が得られる。
【0043】以上、従来と異なり、1垂直走査期間(1
フィールド期間)内で低感度側信号と高感度側信号を合
成しているため、動く被写体である場合でもその動きへ
の追従性が良く2重画像の発生を抑圧することができ
る。また、静止した被写体である場合でも光スミアの発
生を抑圧することができる。更に、被写体の左右の動き
に対しても光スミアの発生を抑圧できる。
【0044】図7は、本発明の第2の実施例である。第
1の実施例と異なるのは、クリップ回路55を、第1のス
イッチ回路33と加算器39の間に設けた点である。このク
リップ回路55は、高感度信号の一定レベル以上の成分を
クリップする。
【0045】図8は、本発明の第3の実施例のタイミン
グチャートである。1垂直走査期間(1フィールド期
間)を時間的にn分割し、その各分割区間内に、それぞ
れ掃き出しパルスVESとフィールドシフトパルスFS
1及びFS2がCCD撮像素子7に与えられる。そし
て、第1の露光時間t1は、フィールドパルスFS1と
FS2間の時間で決まる。第2の露光時間t2は、掃き
出しパルスVESとフィールドシフトパルスFS1間の
時間で決まる。この実施例では、CCD撮像素子は、通
常の読み出し速度の略2n倍の速度で信号が読み出され
る。また、第1のスイッチ回路33は、(V/2n)期間
(Vは、垂直走査期間)毎に出力先を切換えることにな
る。このとき、第1のメモリ35に供給される信号は、第
2の露光時間t2に対応する低感度側信号である。第1
のメモリはその低感度側信号を(V/2n)期間だけ遅
延する。この遅延された信号は、第1の非線形処理回路
37で図4(c)の処理が行われ、加算器39で高感度側信
号と加算合成される。加算器39からの出力信号は、図5
(a)の処理が行われる。第2及び第3のスイッチ回路
43及び49の動作は、第1の実施例と同じである。更に、
第2及び第3のメモリ45及び47は同じく、フィールドメ
モリである。
【0046】以上、1垂直走査期間(1フィールド期
間)内で、複数の低感度側信号と高感度側信号を合成し
ているため、動く被写体である場合でもその動きへの追
従性が良く2重画像の発生や光スミアの発生を抑圧でき
る。
【0047】図9は、本発明の第4の実施例である。1
垂直走査期間(1フィールド期間)を時間的にn分割
し、その各分割区間内に、それぞれ掃き出しパルスVE
SとフィールドシフトパルスFS1及びFS2がCCD
撮像素子7に与えられる。図8の第3の実施例と異なる
のは、各n分割内に与えられる掃き出しパルスVESの
発生タイミングが相互に異なることである。このため、
掃き出しパルスVESとフィールドシフトパルスFS1
間で決まる露光時間t2,t3,…,tn+1 は、t1>
tn+1 >…>t3>t2の関係になる。また、これに限
定することなく、t2からtn+1 は、適当な順番に並び
かえて発生するようにしてもよい。それ以外について
は、第3の実施例と同じであるので、その他の説明は省
略する。
【0048】図10は、本発明の第5実施例である。A/
D変換されたデジタル映像信号は、スイッチ回路33を介
して第1のメモリ35と加算器39に接続されている。スイ
ッチ回路33はV/(2×n)期間毎にA/D変換された
映像信号を第1のメモリ35と加算器39に切り替える。映
像信号は、通常の水平転送周波数14.318MHz の2×n倍
の水平転送周波数14.318×2nMHz で第1のメモリ35に
書き込まれる。第1のメモリ35の信号の書き込み開始か
らV/(2×n)期間経過後、14.318×2nMHz で第1
のメモリ35の信号の読み出しを開始する。第1のメモリ
35は1フィールド分の映像信号の記憶容量を持つので、
低感度側信号はV/(2×n)期間遅延される。読み出
された低感度側信号は第1の非線形処理回路37により図
4(c)に示す非線形処理がなされ、高感度側信号のC
CDからの読み出しタイミングと一致させられた後、高
感度側信号と加算器39で加算されて、第2の非線形処理
回路41を通り、図5(a)に示す非線形処理がなされ、
全体の入出力特性が直線化されて第2のスイッチ回路43
に導かれる。
【0049】第2の非線形処理回路41を通った信号は第
2のスイッチ回路43によりV期間毎に加算器61と加算器
63に導かれる。第2のスイッチ回路43が加算器61に信号
を供給しているとき、第2のスイッチ回路43と同期した
第4のスイッチ回路65を介して第2のメモリ45は14.318
×2nMHz で書き込み/読み出し動作を同時に行って、
第2のスイッチ43からのCCD上の同じ画素に相当する
信号同士を1V期間逐次加算していく。1V期間後第2
のスイッチ回路43は加算器61から加算器63に切り替えら
れ、第3のスイッチ回路49と同期した第5のスイッチ回
路67を介して先の第2のメモリ45で行ったと同じく、第
3のメモリ47で14.318×2nMHz で書き込み/読み出し
動作を行って第2のスイッチ回路43からのCCD上の同
じ画素に相当する信号同士を1V期間逐次加算してい
く。この時、第3のスイッチ回路49は、書き込み/読み
出し動作を行っているメモリではない方のメモリの出力
をD/A変換器51に接続しており、1V前の信号をD/
A変換器51に供給する。書き込み/読み出し動作を行っ
ていないメモリは14.318MHz で単純に読み出し動作だけ
を行い、D/A変換器51からダイナミックレンジが拡大
された映像信号を出力端子53に出力する。補足すると、
第4のスイッチ回路65は、第2のスイッチ回路43が加算
器61に信号を供給している間ONし、第2のスイッチ回
路43が加算器63を選択している間OFFとなる。そし
て、第5のスイッチ回路67は、第4のスイッチ回路65と
反対の動作をする。
【0050】ここではメモリの読み出しを水平転送周波
数2n倍で行うとしたが、ブランキング期間分の考慮な
ど、システムの要求に応じて適当な周波数を選択して良
い。図11は、本発明の第6の実施例である。図10の回路
構成において、第2のスイッチ回路43を図の如く第2及
び第3のメモリ45,47の後に配置することにより、加算
器が加算器69の1個で済み、回路の小型化を実現でき
る。
【0051】図12は、本発明の第7の実施例である。本
実施例では、低感度側信号と高感度側信号を合成せずに
別々に出力している。低感度側信号は、第1のメモリ3
5、第1の非線形処理回路37、加算器71、第4及び第5
のメモリ73及び75、第6及び第7のスイッチ回路77及び
79とD/A変換器81で処理して出力する。高感度側信号
は、加算器83、第6及び第7のメモリ85及び87、第8及
び第9のスイッチ回路89及び91とD/A変換器93で処理
して出力する。第4乃至第7のメモリ73,75,85及び87
は、フィールドメモリであり、第6乃至第9のスイッチ
回路77,79,89,91は1V期間毎に切り換わる。D/A
変換器81及び93の出力は、必要に応じて外部で合成して
も良い。本実施例では、第2の非線形処理回路41が省略
される。
【0052】カメラ信号処理回路9からR,G,Bの色
信号が出力されている場合、それら用に構成要素33乃至
51を3組用意すればよい。カメラ信号処理回路9から、
Y,CR,CBの色信号が出力されている場合、それら
用に構成要素33乃至51を2組用意すればよい。
【0053】また、メモリの読み出しをメモリ制御回路
で制御することで信号の授受を行い、スイッチ回路を省
略して構わない。
【0054】更に、第2の非線形処理回路41は総合特性
を直線化するために用いたが、図13に示すように総合特
性が直線でなく連続的なガンマ補正特性となるように選
んでも良い。また必要に応じて任意の特性となるように
第1と第2の非線形処理回路37,41の特性を選んでも良
い。必要に応じて第2の非線形処理回路は省略しても良
い。
【0055】ここではアナログ信号を出力する例を示し
たが、D/A変換器51,81,93を省略してディジタル信
号のまま出力しても良い。メモリの配置、数は記載した
実施例に限ることはない。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、ダイナミックレンジを
拡大する際に、追従性がよく2重画像と光スミアの発生
を抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の第1の実施例を示す図であ
る。
【図2】CCD撮像素子7の動作原理を示す図である。
【図3】本発明の撮像装置の第1の実施例の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】第1の非線形処理回路37の出力特性と、加算器
39の出力を示す図である。
【図5】第2の非線形処理回路41の出力特性を示す図で
ある。
【図6】本発明の撮像装置により得られる静止した被写
体の画像を示す図である。
【図7】本発明の撮像装置の第2の実施例を示す図であ
る。
【図8】本発明の撮像装置の第3の実施例の概要を説明
するためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の撮像装置の第4の実施例の概要を説明
するためのタイミングチャートである。
【図10】本発明の撮像装置の第5の実施例を示す図で
ある。
【図11】本発明の撮像装置の第6の実施例を示す図で
ある。
【図12】本発明の撮像装置の第7の実施例を示す図で
ある。
【図13】第2の非線形処理回路37の出力特性を示す図
である。
【図14】従来の撮像装置を示す図である。
【図15】従来の撮像装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図16】従来の撮像装置の動作を説明するための図で
ある。
【図17】本発明及び従来の撮像装置の被写体を示す図
である。
【符号の説明】
1…被写体、3…レンズ、5…絞り装置、7…CCD撮
像素子、9…カメラ信号処理回路、11…アナログ−デジ
タル(A/D)変換器、21…同期信号発生回路、25…C
CD駆動回路、27…絞り制御回路、31…絞り駆動回路、
33…第1のスイッチ回路、35…第1のメモリ、37…第1
の非線形処理回路、39…加算器、41…第2の非線形処理
回路、43…第2のスイッチ回路、45…第2のメモリ、47
…第3のメモリ、49…第3のスイッチ回路、51…ディジ
タル−アナログ(D/A)変換器、53…出力端子、55…
クリップ回路、61…加算器、63…加算器、65…第4のス
イッチ回路、67…第5のスイッチ回路、69…加算器、71
…加算器、73…第4のメモリ、75…第5のメモリ、77…
第6のスイッチ回路、79…第7のスイッチ回路、81…デ
ジタル−アナログ(D/A)変換器、83…加算器、85…
第6のメモリ、87…第7のメモリ、89…第8のスイッチ
回路、91…第9のスイッチ回路、93…デジタル−アナロ
グ(D/A)変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335 H04N 5/235 - 5/243

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、 1垂直走査期間に(第1の露光時間t1)>(第2の露
    光時間t2)の関係をもつ2つの露光時間t1及びt2
    を設定する露光時間設定手段と、 1垂直走査期間に前記撮像素子から通常の読み出し速度
    の略2倍の速度で信号を読み出させる撮像素子駆動手段
    と、 前記撮像素子から読み出した信号に所定の信号処理を行
    うカメラ信号処理手段と、 このカメラ信号処理手段からの出力信号をデジタル信号
    に変換するアナログ−デジタル変換手段と、 このアナログ−デジタル変換手段の出力先を略(垂直走
    査期間/2)毎に切換える第1のスイツチ手段と、 この第1のスイッチ手段の一端から供給される前記第2
    の露光時間t2に対応する信号を所定時間遅延する第1
    の記憶手段と、 この第1の記憶手段の出力信号に、所定振幅までの入力
    信号を負の利得で増幅し、その所定振幅を越える入力信
    号を正の利得で増幅する非線形処理を行う第1の非線形
    処理手段と、 この第1の非線形処理手段の出力信号と、前記第1のス
    イッチ手段の他端から供給される前記第1の露光時間t
    1に対応する信号を加算する加算手段とを具備すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチ手段の他端と前記加
    算手段の間にクリップ手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記加算手段の出力信号に非線形処理を
    行う第2の非線形処理手段と、 この第2の非線形処理手段の出力先を1垂直走査期間毎
    に切換える第2のスイッチ手段と、 この第2のスイッチ手段から、1垂直走査期間置きに前
    記第2の非線形処理手段の出力信号が供給される第2の
    記憶手段と、 前記第2のスイッチ手段から、1垂直走査期間置きに前
    記第2の非線形処理手段の出力信号が供給される第3の
    記憶手段と、 1垂直走査期間毎に前記第2と第3の記憶手段からの出
    力信号を交互に受ける第3のスイッチ手段と、 この第3のスイッチ手段の出力信号をアナログ信号に変
    換するデジタル−アナログ変換手段とを具備し、前記第
    2の記憶手段が前記第2の非繰形処理手段からの出力信
    号を受けている間、前記第3のスイッチ手段は前記第3
    の記憶手段からの出力信号を受け、前記第3の記憶手段
    が前記第2の非線形処理手段からの出力信号を受けてい
    る間、前記第3のスイッチ手段は前記第2の記憶手段か
    らの出力信号を受けることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 撮像素子と、 1垂直走査期間(以下、1V期間という)をn分割(n:整
    数)し、各分割期間に対し(第1の露光時間t1)>
    (第2の露光時間t2)の関係をもつ2つの露光時間t
    1及びt2を設定する露光時間設定手段と、 1V期間に前記撮像素子から通常の読み出し速度の略2
    n倍の速度で信号を読み出させる撮像素子駆動手段と、 前記撮像素子から読み出した信号に所定の信号処理を行
    うカメラ信号処理手段と、 このカメラ信号処理手段からの信号をデジタル信号に変
    換するアナログ−デジタル変換手段と、 このアナログ−デジタル変換手段の出力先を略(1V/
    2n)期間毎に切換える第1のスイッチ手段と、 この第1のスイッチ手段の一端から供給される前記第2
    の露光時間t2に対応する信号を(V/2n)期間だけ遅
    延する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段の出力信号に所定振幅までの入力信
    号を負の利得で増幅し、その所定振幅を越える入力信号
    を正の利得で増幅する非線形処理を行う第1の非線形処
    理手段と、 この第1の非線形処理手段の出力と、前記第1のスイッ
    チ手段の他端から供給される前記第1の露光時間t1に
    対応する信号を加算する加算手段とを具備することを特
    徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のスイッチ手段の他端と前記加
    算手段の間にクリップ手段を設けたことを特徴とする請
    求項4記載の撮像装置。
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