JP3212809B2 - 固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法

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JP3212809B2
JP3212809B2 JP21710094A JP21710094A JP3212809B2 JP 3212809 B2 JP3212809 B2 JP 3212809B2 JP 21710094 A JP21710094 A JP 21710094A JP 21710094 A JP21710094 A JP 21710094A JP 3212809 B2 JP3212809 B2 JP 3212809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体撮像素子のダイ
ナミックレンジを拡大することができる固体撮像素子の
駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、固体撮像素子を利用したカメラが
普及しており、低照度から高照度までの広い被写体照度
の範囲において鮮明な画像が得られるように、固体撮像
素子としては、より広いダイナミックレンジの実現が求
められている。以下、従来の固体撮像素子の駆動方法に
ついて説明する。
【0003】図8は固体撮像素子の模式図であって、図
8において、1は第1群の光電変換素子、2は第2群の
光電変換素子、3は第1群の光電変換素子1および第2
群の光電変換素子2に蓄積された信号電荷を垂直方向に
転送する垂直転送部、4は垂直転送部3から転送される
信号電荷を水平方向に転送する水平転送部、5は水平転
送部4からの信号電荷を信号電圧に変換して出力する信
号電荷検出部、Voは信号電荷検出部5から出力される
信号出力をそれぞれ示している。また、本固体撮像素子
は、半導体基板に電圧を加えることにより、第1群の光
電変換素子1および第2群の光電変換素子2に蓄積され
た電荷を基板方向に排出する構造を有している。
【0004】図9は図8に示す固体撮像素子の従来の駆
動方法における駆動タイミングを示しており、図9にお
いて、BLKは帰線消去信号、CH1は第1群の光電変
換素子1から電荷を読み出すタイミング、CH2は第2
群の光電変換素子2から電荷を読み出すタイミング、S
UBは固体撮像素子の半導体基板に電圧を加えて第1群
の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2に蓄積
された電荷を基板方向に排出するタイミングを示してい
る。
【0005】つぎに、図8および図9を参照しながら従
来の固体撮像素子の駆動方法について説明する。まず、
第1群の光電変換素子1に蓄積された信号電荷を垂直帰
線消去期間内のCH1のaのタイミングにおいて垂直転
送部3に読み出し、つぎに、第2群の光電変換素子2に
蓄積された信号電荷を垂直帰線消去期間内のCH2のb
のタイミングにおいて垂直転送部3に読み出す。その
後、第1群の光電変換素子1から読み出された信号電荷
と第2群の光電変換素子2から読み出された信号電荷と
を垂直転送部3において混合し、混合された信号電荷を
水平転送部4を経て信号電荷検出部5に転送し、信号電
荷検出部5において信号出力Voに変換する。
【0006】図10は被写体照度に対する信号出力Vo
の関係を示しており、グラフ1は固体撮像素子の駆動を
行なった時の被写体照度に対する信号出力Voの関係を
示し、グラフ2は固体撮像素子の駆動に加えて図9に示
すSUBのcのタイミングで半導体基板に電圧を印加し
光電変換部(第1群の光電変換素子1および第2群の光
電変換素子2)の電荷を基板方向に排出した時の被写体
照度に対する信号出力Voの関係を示している。図10
に示すように、グラフ1では照度I1 で信号出力Voは
飽和する。これに対して第1群の光電変換素子1および
第2群の光電変換素子2に蓄積された電荷をSUBのc
のタイミングで基板方向に排出し電荷蓄積時間を短くす
ることにより、グラフ2に示すように信号出力Voは照
度I2 で飽和する。つまりグラフ2の状態においてはグ
ラフ1の状態に比べて信号出力Voが飽和する照度は高
くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の固体撮像素子の駆動方法によると、垂直帰線消去期
間内に読み出される信号電荷については、固体撮像素子
の光電変換特性が1つに限られているため、明暗差の大
きな被写体を撮像したときに、高照度部の信号出力Vo
が飽和しないように第1群および第2群の光電変換素子
1,2の電荷蓄積時間を短くすると、低照度部の信号出
力Voが小さくなって映像信号のS/Nが悪くなり、逆
に、低照度部のS/Nを高くするために第1群および第
2群の光電変換素子1,2の電荷蓄積時間を長くする
と、高照度部の信号出力Voが飽和してしまう。このよ
うに、従来の固体撮像素子の駆動方法によると、固体撮
像素子のダイナミックレンジに限界があり、低照度から
高照度までの広い被写体照度の範囲において満足できる
鮮明な画像が得られないという問題がある。
【0008】この発明は、上記問題に鑑み、固体撮像素
子のダイナミックレンジを拡大し、低照度から高照度ま
での広い被写体照度の範囲において鮮明な画像を得るこ
とのできる固体撮像素子の駆動方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1群の光
電変換素子と第2群の光電変換素子とが二次元的に配列
されてなる光電変換部と、この光電変換部に蓄積される
信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、この垂直
転送部から転送されてくる信号電荷を水平方向に転送す
る水平転送部と、この水平転送部からの信号電荷を信号
電圧または信号電流に変換して出力する信号電荷検出部
とを備え、光電変換部に蓄積された電荷を任意に排出可
能な電荷排出構造を有した固体撮像素子の駆動方法にお
けるものである。
【0010】請求項1記載の固体撮像素子の駆動方法
は、第1群の光電変換素子に蓄積された電荷を垂直転送
部へ読み出した後、光電変換部に蓄積された電荷を排出
し、つぎに、第2群の光電変換素子に蓄積された電荷を
垂直転送部へ読み出し、つぎに、第1群の光電変換素子
から読み出した信号電荷と第2群の光電変換素子から読
み出した信号電荷とをそれぞれ独立に変換して信号電荷
検出部から出力し、再び第1群の光電変換素子に蓄積さ
れた電荷を垂直転送部へ読み出すまでに光電変換部に蓄
積された電荷を排出することを特徴とする。
【0011】また、請求項記載の固体撮像素子の駆動
方法は、第1フィールドにおいては、第1群の光電変換
素子に蓄積された電荷を垂直転送部へ読み出した後、光
電変換部に蓄積された電荷を排出し、つぎに、第2群の
光電変換素子に蓄積された電荷を垂直転送部へ読み出
し、つぎに、第1群の光電変換素子から読み出した信号
電荷と第2群の光電変換素子から読み出した信号電荷と
をそれぞれ独立に変換して信号電荷検出部から出力し、
再び第2群の光電変換素子に蓄積された電荷を垂直転送
部へ読み出すまでに光電変換部に蓄積された電荷を排出
し、第2フィールドにおいては、第2群の光電変換素子
に蓄積された電荷を垂直転送部へ読み出した後、光電変
換部に蓄積された電荷を排出し、つぎに、第1群の光電
変換素子に蓄積された電荷を垂直転送部へ読み出し、つ
ぎに、第2群の光電変換素子から読み出した信号電荷と
第1群の光電変換素子から読み出した信号電荷とをそれ
ぞれ独立に変換して信号電荷検出部から出力し、再び第
1群の光電変換素子に蓄積された電荷を垂直転送部へ読
み出すまでに光電変換部に蓄積された電荷を排出するこ
とを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】
【0014】請求項の駆動方法によれば、第1群の光
電変換素子および第2群の光電変換素子で蓄積された信
号電荷は垂直帰線消去期間内において垂直転送部に読み
出されるが、第1群の光電変換素子から読み出された信
号電荷の電荷蓄積時間は、1つ前の垂直帰線消去期間に
おいて第2群の光電変換素子の信号電荷が読み出された
その後に電荷を排出してから現垂直帰線消去期間で読み
出すまでの時間であり、第2群の光電変換素子から読み
出された信号電荷の電荷蓄積時間は、現垂直帰線消去期
間において電荷を排出してから読み出すまでの時間であ
り、このように電荷蓄積時間の異なる信号電荷をそれぞ
れ独立して出力するため、互いに異なる2種の光電変換
特性を有する信号出力を同時に得ることができる。さら
に、1つ前の垂直帰線消去期間において第2群の光電変
換素子の信号電荷が読み出された後の電荷を排出するタ
イミングを設定変更することにより、第1群の光電変換
素子の電荷蓄積時間の設定を変更でき、第1群の光電変
換素子の光電変換特性を制御することができる。
【0015】請求項の駆動方法によれば、第1群の光
電変換素子および第2群の光電変換素子で蓄積された信
号電荷は垂直帰線消去期間内において垂直転送部に読み
出されるが、第1フィールドにおいて、第1群の光電変
換素子から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間は、1
つ前の垂直帰線消去期間において第1群の光電変換素子
の信号電荷が読み出されたその後に電荷を排出してから
現垂直帰線消去期間で読み出すまでの時間であり、第2
群の光電変換素子から読み出された信号電荷の電荷蓄積
時間は、現垂直帰線消去期間において電荷を排出してか
ら読み出すまでの時間であり、このように電荷蓄積時間
の異なる信号電荷をそれぞれ独立して出力するため、互
いに異なる2種の光電変換特性を有する信号出力を同時
に得ることができる。さらに、1つ前の垂直帰線消去期
間において第1群の光電変換素子の信号電荷が読み出さ
れた後の電荷を排出するタイミングを設定変更すること
により、第1群の光電変換素子の電荷蓄積時間の設定を
変更でき、第1群の光電変換素子の光電変換特性を制御
することができる。
【0016】また、第2フィールドにおいて、第1群の
光電変換素子から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間
は、現垂直帰線消去期間において電荷を排出してから読
み出すまでの時間であり、第2群の光電変換素子から読
み出された信号電荷の電荷蓄積時間は、1つ前の垂直帰
線消去期間において第2群の光電変換素子の信号電荷が
読み出されたその後に電荷を排出してから現垂直帰線消
去期間で読み出すまでの時間であり、このように電荷蓄
積時間の異なる信号電荷をそれぞれ独立して出力するた
め、互いに異なる2種の光電変換特性を有する信号出力
を同時に得ることができる。さらに、1つ前の垂直帰線
消去期間において第2群の光電変換素子の信号電荷が読
み出された後の電荷を排出するタイミングを設定変更す
ることにより、第2群の光電変換素子の電荷蓄積時間の
設定を変更でき、第2群の光電変換素子の光電変換特性
を制御することができる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例の固体撮像素子の駆
動方法について、図面を参照しながら説明する。なお、
実施例でも従来例で用いた図8に示す固体撮像素子の模
式図を用いて説明する。したがって、実施例では、固体
撮像素子の構造についての説明は省略する。また、以下
で述べる参考例についても図8に示す固体撮像素子の模
式図を用いて説明する。
【0019】〔参考例〕 まず、参考例について説明する。図1は参考例の固体撮
像素子の駆動方法における駆動タイミングを示すもので
あり、図1において、BLKは帰線消去信号、CH1は
第1群の光電変換素子1から電荷を読み出すタイミン
グ、CH2は第2群の光電変換素子2から電荷を読み出
すタイミング、SUBは固体撮像素子の半導体基板に電
圧を加えて第1群の光電変換素子1および第2群の光電
変換素子2に蓄積された電荷を基板方向に排出するタイ
ミング、T1は第1群の光電変換素子1から読み出され
る信号電荷の電荷蓄積時間、T2は第2群の光電変換素
子2から読み出される信号電荷の電荷蓄積時間をそれぞ
れ示している。
【0020】以下、この参考例の固体撮像素子の駆動方
法について説明する。まず、第1群の光電変換素子1に
蓄積された信号電荷を垂直帰線消去期間内においてCH
1のAのタイミングで垂直転送部3に読み出し、その
後、SUBのCのタイミングで半導体基板に電圧を加え
て第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子
2からなる光電変換部の電荷を基板方向に排出した後、
第2群の光電変換素子2に蓄積された信号電荷をCH2
のBのタイミングで垂直転送部3に読み出す。つぎに、
第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2
から読み出されたそれぞれの信号電荷を混合することな
く水平転送部4を経て信号電荷検出部5に転送し、信号
電荷検出部5において信号出力Voに変換する。
【0021】ここで、第1群の光電変換素子1から読み
出された信号電荷の電荷蓄積時間T1は、SUBのDの
タイミングで第1群の光電変換素子1および第2群の光
電変換素子2からなる光電変換部の電荷を基板方向に排
出してからCH1のAのタイミングで垂直転送部3に読
み出すまでの時間であり、第2群の光電変換素子2から
読み出された信号電荷の電荷蓄積時間T2は、SUBの
Cのタイミングで第1群の光電変換素子1および第2群
の光電変換素子2からなる光電変換部の電荷を基板方向
に排出してからCH2のBのタイミングで垂直転送部3
に読み出すまでの時間である。よって、両者の電荷蓄積
時間T1,T2の関係はT2<<T1である。
【0022】図2はこの参考例の固体撮像素子の駆動方
法における被写体照度に対する信号出力Voの関係を示
したものである。図2において、グラフ3は第1群の光
電変換素子1から読み出された信号電荷についての被写
体照度に対する信号出力Voの関係を示し、グラフ4は
第2群の光電変換素子2から読み出された信号電荷につ
いての被写体照度に対する信号出力Voの関係を示して
いる。電荷蓄積時間がT1である第1群の光電変換素子
1から読み出された信号電荷による信号出力Voは照度
3 で飽和する。これに対して、電荷蓄積時間がT1よ
りも短い第2群の光電変換素子2から読み出された信号
電荷による信号出力Voは、第1群の光電変換素子1か
ら読み出された信号電荷による信号出力Voが飽和する
照度I3よりも高い照度である照度I4 で飽和する。
【0023】このように、垂直帰線消去期間内におい
て、第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素
子2から読み出される信号電荷をそれぞれ独立して出力
することにより、電荷蓄積時間が互いに異なる2つの信
号出力、すなわち互いに異なる2種の光電変換特性を有
する信号出力を同時に得ることができる。したがって、
明暗差の大きな被写体を撮像した際において、第1群の
光電変換素子1から読み出された信号出力Voが飽和す
るグラフ3に示す照度I3 よりも高い高照度部について
は、グラフ4に示すような信号出力Voが飽和に達して
いない第2群の光電変換素子2から読み出された信号出
力Voを映像信号として用い、照度I3 よりも低い照度
部については信号出力が大きい第1群の光電変換素子1
から読み出された信号出力Voを映像信号として用いる
ことにより、被写体の低照度の部分から高照度な部分ま
で鮮明な映像信号が得られる。すなわち、固体撮像素子
のダイナミックレンジを拡大することができる。
【0024】図3は、この参考例の固体撮像素子の駆動
方法における被写体照度に対する映像信号出力の関係を
示したものであり、照度I3 よりも低い照度部について
は信号出力が大きい第1群の光電変換素子1から読み出
された信号出力Voを映像信号として用い、照度I3
りも高い照度部については第2群の光電変換素子2から
読み出された信号出力Voを映像信号として用いること
によって、グラフ5に示すような光電変換特性を得るこ
とができる。
【0025】被写体照度が連続的に変化している場合に
は、照度I3 付近の被写体照度では映像信号の輝度レベ
ルの変化は連続的ではないが、この実施例の固体撮像素
子の駆動方法によると、映像信号が飽和することなく、
被写体の低照度の部分から高照度な部分まで鮮明な映像
信号が得ることができ、その効果は絶大である。 〔第の実施例〕 つぎに、請求項に対応する第の実施例について説明
する。
【0026】図4はこの発明の第の実施例の固体撮像
素子の駆動方法における駆動タイミングを示すものであ
り、図4において、BLKは帰線消去信号、CH1は第
1群の光電変換素子1から電荷を読み出すタイミング、
CH2は第2群の光電変換素子2から電荷を読み出すタ
イミング、SUBは固体撮像素子の半導体基板に電圧を
加えて第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換
素子2に蓄積された電荷を基板方向に排出するタイミン
グ、T11は第1群の光電変換素子1から読み出される
信号電荷の電荷蓄積時間、T22は第2群の光電変換素
子2から読み出される信号電荷の電荷蓄積時間、T33
は第2群の光電変換素子2から電荷を読み出してから次
の垂直帰線消去期間内に第1群の光電変換素子1から電
荷を読み出すまでの時間を示している。
【0027】以下、この実施例の固体撮像素子の駆動方
法について説明する。まず、第1群の光電変換素子1に
蓄積された信号電荷を垂直帰線消去期間内においてCH
1のEのタイミングで垂直転送部3に読み出し、その
後、SUBのGのタイミングで半導体基板に電圧を加え
て第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子
2からなる光電変換部の電荷を基板方向に排出した後、
第2群の光電変換素子2に蓄積された信号電荷をCH2
のFのタイミングで垂直転送部3に読み出す。つぎに、
第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2
から読み出されたそれぞれの信号電荷を混合することな
く水平転送部4を経て信号電荷検出部5に転送し、信号
電荷検出部5において信号出力Voに変換した後、再び
第1群の光電変換素子1に蓄積された電荷を垂直転送部
3へ読み出すまでに、すなわちSUBのHのタイミング
で半導体基板に電圧を加えて第1群の光電変換素子1お
よび第2群の光電変換素子2からなる光電変換部の電荷
を基板方向に排出する。
【0028】ここで、第1群の光電変換素子1から読み
出された信号電荷の電荷蓄積時間T11は、SUBのH
のタイミングで半導体基板に電圧を加えて第1群の光電
変換素子1および第2群の光電変換素子2からなる光電
変換部の電荷を基板方向に排出してからCH1のEのタ
イミングで垂直転送部3に読み出すまでの時間であり、
この電荷蓄積時間T11は、SUBのHのタイミングを
制御することによって、第2群の光電変換素子2から電
荷を読み出してから次の垂直帰線消去期間内に第1群の
光電変換素子1から電荷を読み出すまでの時間T33の
範囲において、任意に設定可能である。第2群の光電変
換素子2から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間T2
2は、SUBのGのタイミングで第1群の光電変換素子
1および第2群の光電変換素子2からなる光電変換部の
電荷を基板方向に排出してからCH2のFのタイミング
で垂直転送部3に読み出すまでの時間である。
【0029】図5はこの実施例の固体撮像素子の駆動方
法における被写体照度に対する信号出力Voの関係を示
したものである。図5において、グラフ6はSUBのH
のタイミングで第1群の光電変換素子1および第2群の
光電変換素子2からなる光電変換部の電荷を基板方向に
排出し、電荷蓄積時間がT11である第1群の光電変換
素子1から読み出された信号電荷についての被写体照度
に対する信号出力Voの関係を示し、グラフ7は第1群
の光電変換素子1から読み出された信号電荷の電荷蓄積
時間がT11の1/2であるようにSUBのHのタイミ
ングを制御したときの第1群の光電変換素子1から読み
出された信号電荷についての被写体照度に対する信号出
力Voの関係を示し、グラフ8は第2群の光電変換素子
2から読み出された信号電荷についての被写体照度に対
する信号出力Voの関係を示している。
【0030】電荷蓄積時間がT11である第1群の光電
変換素子1から読み出された信号電荷による信号出力V
oは照度I5 で飽和し、第1群の光電変換素子1から読
み出された信号電荷の電荷蓄積時間がT11の1/2で
あるようにSUBのHのタイミングを制御したときの第
1群の光電変換素子1から読み出された信号電荷による
信号出力Voは照度I6 で飽和する。これに対して、電
荷蓄積時間がT11の1/2よりも短い第2群の光電変
換素子2から読み出された信号電荷による信号出力Vo
は、第1群の光電変換素子1から読み出された信号電荷
による信号出力Voが飽和する照度よりも更に高い照度
である照度I7 で飽和する。
【0031】このように、垂直帰線消去期間内において
第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2
から読み出される信号電荷をそれぞれ独立して出力する
ことにより、電荷蓄積時間が互いに異なる2つの信号出
力、すなわち互いに異なる2種の光電変換特性を有する
信号出力を同時に得ることができ、さらに第1群の光電
変換素子1から読み出された信号電荷についての被写体
照度に対する信号出力の特性は、SUBのHのタイミン
グによって制御することができる。
【0032】したがって、明暗差の大きな被写体を撮像
した際において、第1群の光電変換素子1から読み出さ
れた信号出力Voが飽和する高照度部については、信号
出力Voが飽和に達していない第2群の光電変換素子2
から読み出された信号出力Voを映像信号として用い、
SUBのHのタイミングを制御することによって第1群
の光電変換素子1から読み出された信号出力Voが飽和
しない照度部については信号出力が大きい第1群の光電
変換素子1から読み出された信号出力Voを映像信号と
して用いることにより、被写体の低照度の部分から高照
度な部分まで鮮明な映像信号が得られる。すなわち、固
体撮像素子のダイナミックレンジを拡大することができ
る。
【0033】図6はこの実施例の固体撮像素子の駆動方
法における被写体照度に対する映像信号出力の関係を示
したものであり、グラフ9は、第1群の光電変換素子1
から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間がT11であ
るときの被写体照度に対する映像信号出力の関係を示し
たものであり、グラフ10は、第1群の光電変換素子1
から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間がT11の1
/2であるようにSUBのHのタイミングを制御したと
きの被写体照度に対する映像信号出力の関係を示したも
のである。このように、被写体照度に対する映像信号出
力の特性はSUBのHのタイミングによって制御するこ
とができる。
【0034】なお、この実施例においては、第2群の光
電変換素子2から読み出される信号電荷の電荷蓄積時間
T22は固定であったが、これも同時に制御してもよ
い。 〔第の実施例〕 つぎに、請求項に対応する第の実施例について説明
する。図7はこの発明の第の実施例の固体撮像素子の
駆動方法における駆動タイミングを示すものであり、図
7において、BLKは帰線消去信号、CH1は第1群の
光電変換素子1から電荷を読み出すタイミング、CH2
は第2群の光電変換素子2から電荷を読み出すタイミン
グ、SUBは固体撮像素子の半導体基板に電圧を加えて
第1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2
に蓄積された電荷を基板方向に排出するタイミング、t
1は第1フィールドにおいて第1群の光電変換素子1か
ら読み出される信号電荷の電荷蓄積時間、t11は第1
フィールドにおいて第2群の光電変換素子2から読み出
される信号電荷の電荷蓄積時間、t2は第2フィールド
において第2群の光電変換素子2から読み出される信号
電荷の電荷蓄積時間、t22は第2フィールドにおいて
第1群の光電変換素子1から読み出される信号電荷の電
荷蓄積時間、t33は第1フィールドにおいて第2群の
光電変換素子2から電荷を読み出してから第2フィール
ドで第2群の光電変換素子2から電荷を読み出すまでの
時間、t44は第2フィールドにおいて第1群の光電変
換素子1から電荷を読み出してから第1フィールドで第
1群の光電変換素子1から電荷を読み出すまでの時間を
それぞれ示している。
【0035】以下、この実施例の固体撮像素子の駆動方
法について説明する。まず、第1フィールドにおいて、
第1群の光電変換素子1に蓄積された信号電荷を垂直帰
線消去期間内においてCH1のIのタイミングで垂直転
送部3に読み出し、その後、SUBのKのタイミングで
半導体基板に電圧を加えて第1群の光電変換素子1およ
び第2群の光電変換素子2からなる光電変換部の電荷を
基板方向に排出した後、第2群の光電変換素子2に蓄積
された信号電荷をCH2のJのタイミングで垂直転送部
3に読み出す。つぎに、第1群の光電変換素子1および
第2群の光電変換素子2から読み出されたそれぞれの信
号電荷を混合することなく水平転送部4を経て信号電荷
検出部5に転送し、信号電荷検出部5において信号出力
Voに変換した後、再び第2群の光電変換素子2に蓄積
された電荷を垂直転送部3へ読み出すまでに、すなわち
SUBのLのタイミングで半導体基板に電圧を加えて第
1群の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2か
らなる光電変換部の電荷を基板方向に排出する。
【0036】つぎに、第2フィールドにおいて、第2群
の光電変換素子2に蓄積された信号電荷を垂直帰線消去
期間内においてCH2のNのタイミングで垂直転送部3
に読み出し、その後、SUBのOのタイミングで半導体
基板に電圧を加えて第1群の光電変換素子1および第2
群の光電変換素子2からなる光電変換部の電荷を基板方
向に排出した後、第1群の光電変換素子1に蓄積された
信号電荷をCH1のMのタイミングで垂直転送部3に読
み出す。つぎに、第1群の光電変換素子1および第2群
の光電変換素子2から読み出されたそれぞれの信号電荷
を混合することなく水平転送部4を経て信号電荷検出部
5に転送し、信号電荷検出部5において信号出力Voに
変換した後、再び第1群の光電変換素子1に蓄積された
電荷を垂直転送部3へ読み出すまでに、すなわちSUB
のPのタイミングで半導体基板に電圧を加えて第1群の
光電変換素子1および第2群の光電変換素子2からなる
光電変換部の電荷を基板方向に排出する。
【0037】そして、再び第1フィールドにおいて、第
1群の光電変換素子1に蓄積された信号電荷を垂直帰線
消去期間内においてCH1のQのタイミングで垂直転送
部3に読み出し、その後、SUBのSのタイミングで半
導体基板に電圧を加えて第1群の光電変換素子1および
第2群の光電変換素子2からなる光電変換部の電荷を基
板方向に排出した後、第2群の光電変換素子2に蓄積さ
れた信号電荷をCH2のRのタイミングで垂直転送部3
に読み出す。つぎに、第1群の光電変換素子1および第
2群の光電変換素子2から読み出されたそれぞれの信号
電荷を混合することなく水平転送部4を経て信号電荷検
出部5に転送し、信号電荷検出部5において信号出力V
oに変換する。
【0038】ここで、第1フィールドにおいて第1群の
光電変換素子1から読み出された信号電荷の電荷蓄積時
間t1は、SUBのPのタイミングで半導体基板に電圧
を加えて第1群の光電変換素子1および第2群の光電変
換素子2からなる光電変換部の電荷を基板方向に排出し
てからCH1のQのタイミングで垂直転送部3に読み出
すまでの時間であり、この電荷蓄積時間t1は、SUB
のPのタイミングを制御することによって、第2フィー
ルドで第1群の光電変換素子1から電荷を読み出してか
ら第1フィールドで第1群の光電変換素子1から電荷を
読み出すまでの時間t44の範囲において、任意に設定
可能である。第2フィールドにおいて第1群の光電変換
素子1から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間t22
は、SUBのOのタイミングで第1群の光電変換素子1
および第2群の光電変換素子2からなる光電変換部の電
荷を基板方向に排出してからCH1のMのタイミングで
垂直転送部3に読み出すまでの時間である。
【0039】また、第1フィールドにおいて第2群の光
電変換素子2から読み出された信号電荷の電荷蓄積時間
t11は、SUBのSのタイミングで半導体基板に電圧
を加えて第1群の光電変換素子1および第2群の光電変
換素子2からなる光電変換部の電荷を基板方向に排出し
てからCH2のRのタイミングで垂直転送部3に読み出
すまでの時間である。第2フィールドにおいて第2群の
光電変換素子2から読み出された信号電荷の電荷蓄積時
間t2は、SUBのLのタイミングで第1群の光電変換
素子1および第2群の光電変換素子2からなる光電変換
部の電荷を基板方向に排出してからCH2のNのタイミ
ングで垂直転送部3に読み出すまでの時間であり、この
電荷蓄積時間t2は、SUBのLのタイミングを制御す
ることによって、第1フィールドで第2群の光電変換素
子2から電荷を読み出してから第2フィールドで第2群
の光電変換素子2から電荷を読み出すまでの時間t33
の範囲において、任意に設定可能である。
【0040】このように、この実施例の固体撮像素子の
駆動方法によれば、垂直帰線消去期間内において第1群
の光電変換素子1および第2群の光電変換素子2から読
み出される信号電荷をそれぞれ独立して出力することに
より、電荷蓄積時間が互いに異なる2つの信号出力、す
なわち互いに異なる2種の光電変換特性を有する信号出
力を同時に得ることができ、さらに第1フィールドにお
いて第1群の光電変換素子1から読み出された信号電荷
についての被写体照度に対する信号出力の特性は、SU
BのPのタイミングによって制御することができ、第2
フィールドにおいて第2群の光電変換素子2から読み出
された信号電荷についての被写体照度に対する信号出力
の特性は、SUBのLのタイミングによって制御するこ
とができる。
【0041】また、第1フィールドにおいて第1群の光
電変換素子1から読み出される信号電荷の電荷蓄積時間
t1と第2フィールドにおいて第2群の光電変換素子2
から読み出される信号電荷の電荷蓄積時間t2とが、図
4に示すT11と等しく、さらに第1フィールドにおい
て第2群の光電変換素子2から読み出される信号電荷の
電荷蓄積時間t11と第2フィールドにおいて第1群の
光電変換素子1から読み出される信号電荷の電荷蓄積時
間t22とが、図4に示すT22と等しいとき、第1フ
ィールドでの第1群の光電変換素子1から読み出された
信号電荷についての被写体照度に対する信号出力Voの
関係は図5のグラフ6となり、第1フィールドでの第2
群の光電変換素子2から読み出された信号電荷について
の被写体照度に対する信号出力Voの関係は図5のグラ
フ8となる。ところが、第2フィールドでの第1群の光
電変換素子1から読み出された信号電荷についての被写
体照度に対する信号出力Voの関係は図5のグラフ8と
なり、第2フィールドでの第2群の光電変換素子2から
読み出された信号電荷についての被写体照度に対する信
号出力Voの関係は図5のグラフ6となり、第1群の光
電変換素子1と第2群の光電変換素子2の光電変換特性
は、第1フィールドと第2フィールドで交互に入れ替わ
る。
【0042】またこの場合、被写体照度に対する映像信
号出力の関係は図6のグラフ9となるが、この実施例の
固体撮像素子の駆動方法によれば、第1フィールドにお
いて照度I5 よりも低い低照度部は第1群の光電変換素
子1から読み出された信号電荷を用い、照度I5 よりも
高照度部については第2群の光電変換素子2から読み出
された信号電荷を用いる。また、第2フィールドにおい
ては照度I5 よりも低い低照度部は第2群の光電変換素
子2から読み出された信号電荷を用い、照度I 5 よりも
高照度部については第1群の光電変換素子1から読み出
された信号電荷を用いる。
【0043】すなわち、参考例および第1の実施例の固
体撮像素子の駆動方法では、被写体を撮像したとき映像
信号は、第1群の光電変換素子1から読み出された信号
電荷、および第2群の光電変換素子2から読み出された
信号電荷のうちどちらか一方を用いるのみであったが、
この第の実施例による固体撮像素子の駆動方法によれ
ば被写体を撮像したとき映像信号は、第1群の光電変換
素子1から読み出された信号電荷と第2群の光電変換素
子2から読み出された信号電荷とが毎フィールド交互に
用いられるため、垂直方向の解像度が飛躍的に向上す
る。
【0044】したがって、明暗差の大きな被写体を撮像
した際において、被写体の低照度の部分から高照度な部
分まで鮮明な映像信号が得られ、さらに垂直方向の解像
度を高くすることができ、その効果は絶大である。な
お、この実施例においては、第1フィールドにおける第
2群の光電変換素子2から読み出される信号電荷の電荷
蓄積時間t11および第2フィールドにおいて第1群の
光電変換素子1から読み出される信号電荷の電荷蓄積時
間t22は固定であったが、これらも同時に制御しても
よい。
【0045】なお、上記第1および第2の実施例におい
ては、1つの水平転送部4を有する固体撮像素子につい
て駆動方法を説明したが、複数の水平転送部を有する構
成の固体撮像素子を用いてもよい。また、上記第1およ
び第2の実施例においては、固体撮像素子として、半導
体基板に電圧を加えることにより光電変換素子1,2に
蓄積された電荷を排出する構造のものを用いているた
め、電荷の排出が容易であるが、光電変換素子に蓄積さ
れた電荷を任意に外部に排出できる構造のものであれば
如何なる構造の固体撮像素子を用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の固体撮像素子の駆動方法
によれば、垂直帰線消去期間内において第1群の光電変
換素子および第2群の光電変換素子から読み出される信
号電荷をそれぞれ独立して信号電荷検出部から出力する
ため、電荷蓄積時間が互いに異なる2つの信号出力、す
なわち互いに異なる2種の光電変換特性を有する信号出
力を同時に得ることができるので、明暗差の大きな被写
体を撮像した際に、被写体における照度分布に対応して
2つの信号出力のいずれかをサンプリングすることによ
り、被写体の高照度な部分から低照度部な部分まで、S
/Nの悪化を招くことなく鮮明な画像を得ることがで
き、固体撮像素子のダイナミックレンジを拡大すること
ができる。さらに、第1群の光電変換素子から読み出さ
れる信号電荷の電荷蓄積期間を設定変更して第1群の光
電変換素子の光電変換特性を制御することにより、固体
撮像素子のダイナミックレンジの特性を制御することが
可能である。
【0047】請求項記載の固体撮像素子の駆動方法に
よれば、垂直帰線消去期間内において第1群の光電変換
素子および第2群の光電変換素子から読み出される信号
電荷をそれぞれ独立してて信号電荷検出部から出力する
ため、電荷蓄積時間が互いに異なる2つの信号出力、す
なわち互いに異なる2種の光電変換特性を有する信号出
力を同時に得ることができるので、明暗差の大きな被写
体を撮像した際に、被写体における照度分布に対応して
2つの信号出力のいずれかをサンプリングすることによ
り、被写体の高照度な部分から低照度部な部分まで、S
/Nの悪化を招くことなく鮮明な画像を得ることがで
き、固体撮像素子のダイナミックレンジを拡大すること
ができる。さらに、第1フィールドにおいては、第1群
の光電変換素子の電荷蓄積時間を任意に設定することに
より第1群の光電変換素子の光電変換特性を制御し、第
2フィールドにおいては、第2群の光電変換素子の電荷
蓄積時間を任意に設定することにより第2群の光電変換
素子の光電変換特性を制御することにより、固体撮像素
子のダイナミックレンジの特性を制御することが可能で
ある。また、第1群の光電変換素子から読み出された信
号電荷と第2群の光電変換素子から読み出された信号電
荷とを毎フィールド交互に用いることにより、垂直方向
の解像度を向上することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の固体撮像素子の駆動方法における駆動
タイミングを示す図である。
【図2】参考例の固体撮像素子の駆動方法の駆動タイミ
ングによる被写体照度に対する信号出力Voの関係を示
す図である。
【図3】参考例の固体撮像素子の駆動方法の駆動タイミ
ングによる被写体照度に対する映像信号出力の関係を示
す図である。
【図4】この発明の第の実施例の固体撮像素子の駆動
方法における駆動タイミングを示す図である。
【図5】この発明の第の実施例の固体撮像素子の駆動
方法の駆動タイミングによる被写体照度に対する信号出
力Voの関係を示す図である。
【図6】この発明の第の実施例の固体撮像素子の駆動
方法の駆動タイミングによる被写体照度に対する映像信
号出力の関係を示す図である。
【図7】この発明の第の実施例の固体撮像素子の駆動
方法における駆動タイミングを示す図である。
【図8】この発明の実施例および従来の固体撮像素子の
駆動方法が適用される固体撮像素子の模式図である。
【図9】従来の固体撮像素子の駆動方法における駆動タ
イミングを示す図である。
【図10】従来の固体撮像素子の駆動方法の駆動タイミ
ングによる被写体照度に対する信号出力Voの関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 第1群の光電変換素子 2 第2群の光電変換素子 3 垂直転送部 4 水平転送部 5 信号電荷検出部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1群の光電変換素子と第2群の光電変
    換素子とが二次元的に配列されてなる光電変換部と、こ
    の光電変換部に蓄積される信号電荷を垂直方向に転送す
    る垂直転送部と、この垂直転送部から転送されてくる信
    号電荷を水平方向に転送する水平転送部と、この水平転
    送部からの信号電荷を信号電圧または信号電流に変換し
    て出力する信号電荷検出部とを備え、前記光電変換部に
    蓄積された電荷を任意に排出可能な電荷排出構造を有し
    た固体撮像素子の駆動方法であって、 前記第1群の光電変換素子に蓄積された電荷を前記垂直
    転送部へ読み出した後、前記光電変換部に蓄積された電
    荷を排出し、つぎに、前記第2群の光電変換素子に蓄積
    された電荷を前記垂直転送部へ読み出し、つぎに、前記
    第1群の光電変換素子から読み出した信号電荷と前記第
    2群の光電変換素子から読み出した信号電荷とをそれぞ
    れ独立に変換して前記信号電荷検出部から出力し、再び
    前記第1群の光電変換素子に蓄積された電荷を前記垂直
    転送部へ読み出すまでに前記光電変換部に蓄積された電
    荷を排出することを特徴とする固体撮像素子の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 第1群の光電変換素子と第2群の光電変
    換素子とが二次元的に配列されてなる光電変換部と、こ
    の光電変換部に蓄積される信号電荷を垂直方向に転送す
    る垂直転送部と、この垂直転送部から転送されてくる信
    号電荷を水平方向に転送する水平転送部と、この水平転
    送部からの信号電荷を信号電圧または信号電流に変換し
    て出力する信号電荷検出部とを備え、前記光電変換部に
    蓄積された電荷を任意に排出可能な電荷排出構造を有し
    た固体撮像素子の駆動方法であって、 第1フィールドにおいては、前記第1群の光電変換素子
    に蓄積された電荷を前記垂直転送部へ読み出した後、前
    記光電変換部に蓄積された電荷を排出し、つぎに、前記
    第2群の光電変換素子に蓄積された電荷を前記垂直転送
    部へ読み出し、つぎに、前記第1群の光電変換素子から
    読み出した信号電荷と前記第2群の光電変換素子から読
    み出した信号電荷とをそれぞれ独立に変換して前記信号
    電荷検出部から出力し、再び前記第2群の光電変換素子
    に蓄積された電荷を前記垂直転送部へ読み出すまでに前
    記光電変換部に蓄積された電荷を排出し、 第2フィールドにおいては、前記第2群の光電変換素子
    に蓄積された電荷を前記垂直転送部へ読み出した後、前
    記光電変換部に蓄積された電荷を排出し、つぎに、前記
    第1群の光電変換素子に蓄積された電荷を前記垂直転送
    部へ読み出し、つぎに、前記第2群の光電変換素子から
    読み出した信号電荷と前記第1群の光電変換素子から読
    み出した信号電荷とをそれぞれ独立に変換して前記信号
    電荷検出部から出力し、再び前記第1群の光電変換素子
    に蓄積された電荷を前記垂直転送部へ読み出すまでに前
    記光電変換部に蓄積された電荷を排出することを特徴と
    する固体撮像素子の駆動方法。
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