JPH11266401A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH11266401A
JPH11266401A JP10082413A JP8241398A JPH11266401A JP H11266401 A JPH11266401 A JP H11266401A JP 10082413 A JP10082413 A JP 10082413A JP 8241398 A JP8241398 A JP 8241398A JP H11266401 A JPH11266401 A JP H11266401A
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photoelectric conversion
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JP10082413A
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Ikuo Akiyama
郁男 秋山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子のダイナミックレンジを拡大す
る。 【解決手段】 通常露光によって蓄積された標準信号電
荷23と、短時間露光によって蓄積された高輝度信号電
荷28は、垂直CCDシフトレジスタ10により転送さ
れ、トランスファゲート電極4により、標準信号電荷2
3は、第2の水平CCDシフトレジスタ3に振り分けら
れ、電荷クリップ部5に転送され、飽和ムラに対応する
電荷が破棄された信号電荷37とされた後、電荷合成部
6に転送される。高輝度信号電荷28は、第1の水平C
CDシフトレジスタ2に振り分けられ、電荷合成部6に
転送される。電荷合成部6において、信号電荷37と高
輝度信号電荷28が加算合成され、電荷検出部7により
信号電圧に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子に関
し、特に、被写体のコントラスト差が大きい撮像状態に
おいても、暗い部分から明るい部分まで撮像可能なダイ
ナミックレンジを広くした固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、1997年映像情報メディア
学会年次大会予稿集の2,3頁に記載の「2V駆動1/
3インチ41万画素ハイパーダイナミックレンジCC
D」を使ったCCDカメラの構成例であり、CCD撮像
素子101は、全画素読み出しが可能な撮像領域102
と、倍速駆動が可能な水平CCDシフトレジスタ103
と、電荷検出部104とを有している。CCD撮像素子
101からは、標準信号と高輝度信号が1水平周期(1
H)毎に交互に、かつ通常の2倍の周波数で出力され
る。
【0003】CCD撮像素子101からの出力信号は、
飽和ムラを除去するためにクリップ回路105に印加さ
れた後、A/D変換器106によりデジタル信号に変換
される。A/D変換器106からの出力信号は、切替器
107で1H毎に切り替えられ、標準信号は1Hメモリ
108に、また高輝度信号は1Hメモリ109にそれぞ
れ書き込まれる。1Hメモリ108から出力される標準
信号と1Hメモリ109から出力される高輝度信号は、
周波数が半減すると同時に出力タイミングが同期化され
るため、加算器110で両者を合成することにより、ダ
イナミックレンジを広くすることができる。加算器11
0からの出力はD/A変換器111でアナログ信号に変
換され、通常の映像信号として外部に出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のCCD撮
像素子を使って、被写体のコントラスト差が大きい撮像
状態においても、暗い部分から明るい部分まで撮像可能
なダイナミックレンジの広いCCDカメラを実現するこ
とができるが、図11に示したように、煩雑な周辺回路
を必要とするため、製品価格が上がったり、調整工数が
増加する等の課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、簡単な構成で、コントラスト差の大きい撮
像状態において、暗い部分から明るい部分まで撮像可能
なダイナミックレンジの広い固体撮像素子を提供するこ
とができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固体撮
像素子は、受光した光に対応する電荷を蓄積するマトリ
ックス状に配置された光電変換手段と、光電変換手段に
蓄積された電荷を垂直方向に転送する垂直転送手段と、
垂直転送手段の一端に隣接して配置され、垂直転送手段
によって転送されてきた電荷を水平方向に転送する第1
および第2の水平転送手段と、垂直転送手段によって転
送されてきた電荷を第1および第2の水平転送手段に交
互に振り分ける振り分け手段と、第1の水平転送手段の
出力端に配置され、所定の基準レベル以上の電荷を選択
的に廃棄する電荷廃棄手段と、第1の水平転送手段から
電荷廃棄手段を介して転送されてきた電荷と、第2の水
平転送手段から転送されてきた電荷を加算し、合成する
電荷合成手段と、合成手段から出力される電荷を電圧に
変換する変換手段とを備え、垂直転送手段は、光電変換
手段に第1の時間だけ蓄積された電荷と、第1の時間よ
り長い第2の時間だけ蓄積された電荷とを転送し、振り
分け手段は、電荷を蓄積時間に応じて、第1および第2
の水平転送手段に振り分けることを特徴とする。また、
光電変換手段は、フォトダイオードにより構成されるよ
うにすることができる。また、垂直転送手段は垂直CC
Dシフトレジスタにより構成され、光電変換手段に対し
て、3つの垂直CCDシフトレジスタが配置され、3相
駆動されるようにすることができる。また、垂直転送手
段による光電変換手段からの電荷の読み出しは、2種類
の異なる時間間隔を置いて行われるようにすることがで
きる。また、2つの光電変換手段により、最小ユニット
が構成され、垂直転送手段は、一方の光電変換手段から
読み出した第1の時間だけ蓄積された電荷と、他方の光
電変換手段から読み出した第1の時間だけ蓄積された電
荷を加算したものを垂直転送し、一方の光電変換手段か
ら読み出した第2の時間だけ蓄積された電荷と、他方の
光電変換手段から読み出した第2の時間だけ蓄積された
電荷を加算したものを垂直転送するようにすることがで
きる。また、電荷廃棄手段は、飽和ムラに対応する電荷
を廃棄し、残りの電荷を電荷合成手段に供給するように
することができる。請求項1に記載の固体撮像素子にお
いては、垂直転送手段が、受光した光に対応する電荷を
蓄積するマトリックス状に配置された光電変換手段に蓄
積された電荷を垂直方向に転送し、第1および第2の水
平転送手段が、垂直転送手段の一端に隣接して配置さ
れ、垂直転送手段によって転送されてきた電荷を水平方
向に転送し、振り分け手段が、垂直転送手段によって転
送されてきた電荷を第1および第2の水平転送手段に交
互に振り分け、電荷廃棄手段が、第1の水平転送手段の
出力端に配置され、所定の基準レベル以上の電荷を選択
的に廃棄し、電荷合成手段が、第1の水平転送手段から
電荷廃棄手段を介して転送されてきた電荷と、第2の水
平転送手段から転送されてきた電荷を加算し、合成し、
変換手段が、合成手段から出力される電荷を電圧に変換
する。このとき、垂直転送手段は、光電変換手段に第1
の時間だけ蓄積された電荷と、第1の時間より長い第2
の時間だけ蓄積された電荷とを転送し、振り分け手段
は、電荷を蓄積時間に応じて、第1および第2の水平転
送手段に振り分ける。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体撮像素子を応
用したCCD(charge coupled dev
ice)撮像素子について説明する。CCD撮像素子
は、マトリックス状に配置された光電変換素子群と、こ
れら光電変換素子群に蓄積された信号電荷を独立に読み
出し、かつ垂直方向に独立に転送する能力を有する電荷
結合素子による垂直シフトレジスタ群とを備えている。
【0008】また、CCD撮像素子は、全画素読み出し
が可能な撮像領域1と、撮像領域1を構成する垂直シフ
トレジスタ群の一端に隣接して配置され、これら垂直シ
フトレジスタ群の各ラインから転送される信号電荷を交
互に振り分けて水平方向に転送する電荷結合素子より構
成される第1の水平CCDシフトレジスタ2、および第
2の水平CCDシフトレジスタ3と、第1と第2の水平
CCDシフトレジスタ2,3の間に配置され,信号電荷
を交互に振り分けるためのトランスファゲート電極4
と、第2の水平CCDシフトレジスタ3の出力端近くに
設けられ,所定のレベル以上の信号電荷を電荷レベルで
選択破棄するための電荷クリップ部5と、第1の水平C
CDシフトレジスタ2からの信号電荷と電荷クリップ部
5からの信号電荷を電荷レベルで加算合成する電荷合成
部6と、この電荷合成部6の出力端に設けられ電荷―電
圧変換を行う電荷検出部7とから構成されている。
【0009】次に、その動作について説明する。図2乃
至図4は、全画素読み出しが可能な撮像領域1の最小ユ
ニットを示す詳細図であり、垂直CCDシフトレジスタ
として、3相駆動の場合が示されている。同図に示すよ
うに、撮像領域1の最小ユニットは、フォトダイオード
8,9、垂直CCDシフトレジスタ10より構成されて
いる。
【0010】そして、1つのフォトダイオードに対し
て、垂直CCDシフトレジスタ10の1転送段分の転送
電極が対応するように配置されている。すなわち、転送
電極11(垂直転送パルスΦV1印加)、12(垂直転送
パルスΦV2印加)、13(垂直転送パルスΦV3印加)は
フォトダイオード8に対応し、転送電極14(垂直転送
パルスΦV1´印加)、15(垂直転送パルスΦV2印
加)、16(垂直転送パルスΦV3印加)はフォトダイオ
ード9に対応している。
【0011】また、転送電極11の電極下には、フォト
ダイオード8からの信号電荷を読み出すためのセンサゲ
ート17が設けられ、転送電荷14の電極下には、フォ
トダイオード9からの信号電荷を読み出すためのセンサ
ゲート18が設けられている。
【0012】図5は、垂直転送パルスΦV1、ΦV2、ΦV
3、ΦV1´の動作波形図であり、垂直ブランキング期間
内の波形が示されている。また、図6は、フォトダイオ
ード8,9での信号電荷蓄積の時間的経過をそれぞれ模
式的に示した図である。縦軸が蓄積された電荷量を表わ
し、横軸が時刻を表わしている。
【0013】次に、図2乃至図6を参照して、全画素読
み出しが可能な撮像領域1の動作について説明する。ま
ず、垂直ブランキング期間内の時刻t21において、図5
に示したように、垂直転送パルスΦV1にセンサゲートパ
ルス19が重畳されると、フォトダイオード8に約1フ
ィールド期間前の時刻t12(図6)から通常露光されて
いた信号電荷20(図中では、黒丸の上半分の記号で表
す)が、転送電極11下に読み出される。引き続き、信
号電荷20は、時刻t21乃至時刻t22の間に、転送電極
12と13を介して転送電極14下まで転送される。
【0014】次に、時刻t22において、垂直転送パルス
ΦV1´にセンサゲートパルス21(図5)が重畳される
と、フォトダイオード9に約1フィールド期間前の時刻
t13(図6)から通常露光されていた信号電荷22
(図中では、黒丸の下半分の記号で表す)が、転送電極
14下に読み出され、垂直CCDシフトレジスタ10の
上方から転送されてきた信号電荷20と加算合成され、
信号電荷23(図中では、黒丸の記号で表す)となる。
【0015】また、時刻t22では、垂直転送パルスΦV1
にもセンサゲートパルス24(図5)が重畳されるた
め、フォトダイオード8に時刻t21から短時間露光され
ていた信号電荷25(図中では、三角形の記号で表す)
が、転送電極11下に読み出される。引き続き、信号電
荷25は、時刻t22乃至時刻t23の間に、転送電極12
と13を介して転送電極14下まで転送される。
【0016】さらに、時刻t23において、垂直転送パル
スΦV1´にセンサゲートパルス26(図5)が重畳され
ると、フォトダイオード9に時刻t22から短時間露光さ
れていた信号電荷27(図中では、逆三角形の記号で表
す)が、転送電極14下に読み出され、垂直CCDシフ
トレジスタ10の上方から転送されてきた信号電荷25
と加算合成され、信号電荷28(図中では、菱形の記号
で表す)となる。
【0017】以上のように、信号電荷20と信号電荷2
2は、通常のCCDの場合と同様に、約1フィールド期
間(NTSC(National Televisio
nSystem Committee)テレビジョン方
式では約15.4mS(ミリ秒))に渡って通常露光さ
れた標準信号であるのに対し、信号電荷25と信号電荷
27は、垂直ブランキング期間の約半分の期間(NTS
Cテレビジョン方式では約0.6mS)に渡って短時間
露光された高輝度信号である。このため、非常に強い光
が入射して、信号電荷20と信号電荷22が、図6の折
れ線29に示す如く、飽和した場合においても、信号電
荷25と信号電荷27は、図6の折れ線30に示す如
く、飽和することは比較的少ない。
【0018】上述したNTSCテレビジョン方式の場合
を例に取ると、信号電荷25と信号電荷27は通常露光
で飽和するレベルの20〜30倍の光量に対しても飽和
することはない。このため、信号電荷20と信号電荷2
2を加算合成した信号電荷23と、信号電荷25と信号
電荷27を加算合成した信号電荷28とを何らかの手段
により加算することにより、被写体のコントラスト差が
大きい被写体に対しても、暗い部分から明るい部分まで
撮像可能なダイナミックレンジの広いCCD撮像素子を
実現することができる可能性がある。
【0019】しかしながら、CCD撮像素子には、図6
に示す如く、飽和時において、フォトダイオード毎に飽
和レベルの差、いわゆる「飽和ムラ」が生じるため、上
記の如く標準信号と高輝度信号を単純に加算すると、素
地ムラや色付きの原因となり、好ましくない。
【0020】本発明では、かかる飽和ムラの問題を解決
するため、CCD撮像素子と同一チップ内に、飽和ムラ
を電荷レベルで除去するための電荷クリップ部5が設け
られている。
【0021】図7は、図1に示したCCD撮像素子の全
体構成の一部を拡大した模式図であり、図1および図2
と同一の構成要素には同一の番号を付している。同図に
おいて、垂直CCDシフトレジスタ10の端部まで転送
されてきた信号電荷23(標準信号)と信号電荷28
(高輝度信号)は、トランスファゲート電極4の働きに
より、信号電荷23は第2の水平CCDシフトレジスタ
3に、また信号電荷28は第1の水平CCDシフトレジ
スタ2にそれぞれ振り分けて転送される。その後、水平
方向に並列して転送される。次に、水平CCDシフトレ
ジスタ2及び3の出力端部まで転送されてきた信号電荷
23,28のうち、信号電荷23だけが電荷クリップ部
5に入力される。
【0022】図8は、電荷クリップ部5の構造例を示す
図であり、第2の水平CCDシフトレジスタ3の一部を
構成する転送電極31,32,33と共に示されてい
る。同図において、電荷クリップ部5は、計量電極3
4、クリップレベルコントロールゲート35、及びドレ
イン36とで構成されている。また、図9は、電荷クリ
ップ部5の動作を説明するための図であり、図8のA−
A´線の断面図と、それぞれの電極下のポテンシャル図
が模式的に示されている。
【0023】図8及び図9を参照して、電荷クリップ部
5の動作を説明する。まず、第2の水平CCDシフトレ
ジスタ3を転送されてきた信号電荷23は所定の直流バ
イアス電圧VGが印加されている計量電極34下に転送
される。ここでクリップレベルコントロールゲート35
に適切な電圧VCLIPを印加することにより、飽和ム
ラ以上の不要電荷をドレイン36へ掃き捨てることがで
きる。
【0024】クリップレベルコントロール電圧VCLI
P の設定方法は、CCD撮像素子の出荷検査時に、デ
バイス固有の値として個別に測定しても良いし、また、
カメラに組み込んだ後からでも明るい被写体さえあれば
簡単に設定することができる。
【0025】電荷クリップ部5にて飽和ムラが除去され
た信号電荷37は、電荷合成部6において信号電荷28
(高輝度信号)と加算合成され、電荷検出部7で信号電
圧に変換された後、外部に出力される。
【0026】以上の動作に従えば、本発明の固体撮像素
子を応用したCCD撮像素子の入出力特性は、飽和ムラ
の除去された信号電荷37(標準信号)と高輝度信号で
ある信号電荷28が電荷レベルで加算合成されるため、
図10の折れ線38に示す如く、ニーの掛かった特性と
なる。このため、被写体のコントラスト差が大きい撮像
状態においても、暗い部分から明るい部分まで撮像可能
なダイナミックレンジの広いCCD撮像素子を実現する
ことができる。
【0027】以上のように、上記実施の形態において
は、CCD撮像素子と同一チップ内に、通常露光時にし
ばしば現れる飽和ムラを電荷レベルで除去するための電
荷クリップ部5が設けられている。また、飽和ムラが除
去された標準信号電荷と短時間露光によって得られた高
輝度信号電荷が、水平CCDレジスタ2,3の端部にお
いて電荷合成部6により電荷レベルで加算合成される。
このため、上記実施の形態においては、従来のように、
煩雑な周辺回路を一切必要とせず、通常のCCD撮像素
子と全く同様に取り扱うことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像素子によれば、振
り分け手段が、垂直転送手段によって転送されてきた電
荷を第1および第2の水平転送手段に交互に振り分け、
電荷廃棄手段が、第1の水平転送手段の出力端に配置さ
れ、所定の基準レベル以上の電荷を選択的に廃棄し、電
荷合成手段が、第1の水平転送手段から電荷廃棄手段を
介して転送されてきた電荷と、第2の水平転送手段から
転送されてきた電荷を加算し、合成し、変換手段が、合
成手段から出力される電荷を電圧に変換する。このと
き、垂直転送手段は、光電変換手段に第1の時間だけ蓄
積された電荷と、第1の時間より長い第2の時間だけ蓄
積された電荷とを転送し、振り分け手段は、電荷を蓄積
時間に応じて、第1および第2の水平転送手段に振り分
けるようにしたので、簡単な構造で、ダイナミックレン
ジの広い固体撮像素子を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像素子を応用したCCD撮像素
子の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の撮像領域の最小ユニットの詳細な構成例
を示す図である。
【図3】図1の撮像領域の最小ユニットの詳細な構成例
を示す図である。
【図4】図1の撮像領域の最小ユニットの詳細な構成例
を示す図である。
【図5】図2乃至図3の最小ユニットの各部の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図6】図2乃至図4のフォトダイオード8,9におけ
る信号電荷蓄積の時間経過を示すグラフである。
【図7】図1の動作を説明するための模式図である。
【図8】図7の電荷クリップ部5の構造例を示す図であ
る。
【図9】図8のA−A’線断面図である。
【図10】図1のCCD撮像素子の特性を示すグラフで
ある。
【図11】従来のCCD撮像素子の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 撮像領域 2 第1の水平CCDシフトレジスタ 3 第2の水平CCDシフトレジスタ 4 トランスファゲート電極 5 電荷クリップ部 6 電荷合成部 7 電荷検出部 8 フォトダイオード 9 フォトダイオード 10 垂直シフトレジスタ 11,12,13,14,15,16 転送電極 17,18 センサゲート 31,32,33 転送電極 34 計量電極 35 クリップレベルコントロールゲート 36 ドレイン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固体撮
像素子は、受光した光に対応する電荷を蓄積するマトリ
ックス状に配置された複数の光電変換手段と、複数の光
電変換手段のうち、奇数番目および偶数番目のいずれか
の行を構成する複数の光電変換手段を第1の受光部と定
義し、第1の受光部を構成する複数の光電変換手段に隣
接する複数の光電変換手段を第2の受光部と定義したと
き、第1の受光部を構成する各光電変換手段から第1の
タイミングで読み出された1フィールド期間だけ蓄積さ
れた電荷と、第2の受光部を構成する各光電変換手段か
ら第1のタイミングより垂直ブランキング期間の半分の
時間だけ後の第2のタイミングで読み出された1フィー
ルド期間だけ蓄積された電荷とを垂直方向に隣接する2
つの光電変換手段同士で加算合成した複数の第1の電荷
と、第1の受光部を構成する各光電変換手段から第2の
タイミングで読み出された垂直ブランキング期間の半分
の時間だけ蓄積された電荷と、第2の受光部を構成する
各光電変換手段から第2のタイミングより垂直ブランキ
ング期間の半分の時間だけ後の第3のタイミングで読み
出された、垂直ブランキング期間の半分の時間だけ蓄積
された電荷とを、垂直方向に隣接する2つの光電変換手
段同士で加算合成した複数の第2の電荷とを、所定の垂
直転送パルスに同期して垂直方向に転送する、光電変換
手段の各列に対応して配置された複数の垂直転送手段
と、各垂直転送手段によって転送されてきた各第2の電
荷を水平方向に転送する第1の水平転送手段と、各垂直
転送手段によって転送されてきた各第1の電荷を水平方
向に転送する第2の水平転送手段と、各垂直転送手段に
よって転送されてきた第1の電荷および第2の電荷のう
ち、第1の電荷を第2の水平転送手段に振り分け、第2
の電荷を第1の水平転送手段に振り分ける振り分け手段
と、第2の水平転送手段の出力端に配置され、第1の電
荷から所定の基準レベル以上に対応する電荷を廃棄し、
所定の基準レベルより低いレベルの第3の電荷を出力す
る電荷廃棄手段と、第1の水平転送手段から転送されて
きた第2の電荷と、第2の水平転送手段から電荷廃棄手
段を介して転送されてきた所定の基準レベルより低いレ
ベルの第3の電荷とを加算し、合成する電荷合成手段
と、電荷合成手段から出力された、第2の電荷と第3の
電荷とが加算、合成された電荷を電圧に変換する変換手
段とを備えることを特徴とする。本発明に係る固体撮像
素子においては、マトリックス状に配置された複数の光
電変換手段が、受光した光に対応する電荷を蓄積し、複
数の光電変換手段のうち、奇数番目および偶数番目のい
ずれかの行を構成する複数の光電変換手段を第1の受光
部と定義し、第1の受光部を構成する複数の光電変換手
段に隣接する複数の光電変換手段を第2の受光部と定義
したとき、光電変換手段の各列に対応して配置された複
数の垂直転送手段が、第1の受光部を構成する各光電変
換手段から第1のタイミングで読み出された1フィール
ド期間だけ蓄積された電荷と、第2の受光部を構成する
各光電変換手段から第1のタイミングより垂直ブランキ
ング期間の半分の時間だけ後の第2のタイミングで読み
出された1フィールド期間だけ蓄積された電荷とを垂直
方向に隣接する2つの光電変換手段同士で加算合成した
複数の第1の電荷と、第1の受光部を構成する各光電変
換手段から第2のタイミングで読み出された垂直ブラン
キング期間の半分の時間だけ蓄積された電荷と、第2の
受光部を構成する各光電変換手段から第2のタイミング
より垂直ブランキング期間の半分の時間だけ後の第3の
タイミングで読み出された、垂直ブランキング期間の半
分の時間だけ蓄積された電荷とを、垂直方向に隣接する
2つの光電変換手段同士で加算合成した複数の第2の電
荷とを、所定の垂直転送パルスに同期して垂直方向に転
送し、第1の水平転送手段が、各垂直転送手段によって
転送されてきた各第2の電荷を水平方向に転送し、第2
の水平転送手段が、各垂直転送手段によって転送されて
きた各第1の電荷を水平方向に転送し、振り分け手段
が、各垂直転送手段によって転送されてきた第1の電荷
および第2の電荷のうち、第1の電荷を第2の水平転送
手段に振り分け、第2の電荷を第1の水平転送手段に振
り分け、電荷廃棄手段が、第2の水平転送手段の出力端
に配置され、第1の電荷から所定の基準レベル以上に対
応する電荷を廃棄し、所定の基準レベルより低いレベル
の第3の電荷を出力し、電荷合成手段が、第1の水平転
送手段から転送されてきた第2の電荷と、第2の水平転
送手段から電荷廃棄手段を介して転送されてきた所定の
基準レベルより低いレベルの第3の電荷とを加算し、合
成し、変換手段が、電荷合成手段から出力された、第2
の電荷と第3の電荷とが加算、合成された電荷を電圧に
変換する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像素子によれば、
トリックス状に配置された複数の光電変換手段が、受光
した光に対応する電荷を蓄積し、複数の光電変換手段の
うち、奇数番目および偶数番目のいずれかの行を構成す
る複数の光電変換手段を第1の受光部と定義し、第1の
受光部を構成する複数の光電変換手段に隣接する複数の
光電変換手段を第2の受光部と定義したとき、光電変換
手段の各列に対応して配置された複数の垂直転送手段
が、第1の受光部を構成する各光電変換手段から第1の
タイミングで読み出された1フィールド期間だけ蓄積さ
れた電荷と、第2の受光部を構成する各光電変換手段か
ら第1のタイミングより垂直ブランキング期間の半分の
時間だけ後の第2のタイミングで読み出された1フィー
ルド期間だけ蓄積された電荷とを垂直方向に隣接する2
つの光電変換手段同士で加算合成した複数の第1の電荷
と、第1の受光部を構成する各光電変換手段から第2の
タイミングで読み出された垂直ブランキング期間の半分
の時間だけ蓄積された電荷と、第2の受光部を構成する
各光電変換手段から第2のタイミングより垂直ブランキ
ング期間の半分の時間だけ後の第3のタイミングで読み
出された、垂直ブランキング期間の半分の時間だけ蓄積
された電荷とを、垂直方向に隣接する2つの光電変換手
段同士で加算合成した複数の第2の電荷とを、所定の垂
直転送パルスに同期して垂直方向に転送し、第1の水平
転送手段が、各垂直転送手段によって転送されてきた各
第2の電荷を水平方向に転送し、第2の水平転送手段
が、各垂直転送手段によって転送されてきた各第1の電
荷を水平方向に転送し、振り分け手段が、各垂直転送手
段によって転送されてきた第1の電荷および第2の電荷
のうち、第1の電荷を第2の水平転送手段に振り分け、
第2の電荷を第1の水平転送手段に振り分け、電荷廃棄
手段が、第2の水平転送手段の出力端に配置され、第1
の電荷から所定の基準レベル以上に対応する電荷を廃棄
し、所定の基準レベルより低いレベルの第3の電荷を出
力し、電荷合成手段が、第1の水平転送手段から転送さ
れてきた第2の電荷と、第2の水平転送手段から電荷廃
棄手段を介して転送されてきた所定の基準レベルより低
いレベルの第3の電荷とを加算し、合成し、変換手段
が、電荷合成手段から出力された、第2の電荷と第3の
電荷とが加算、合成された電荷を電圧に変換するように
したので、簡単な構造で、ダイナミックレンジの広い固
体撮像素子を実現することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光した光に対応する電荷を蓄積するマ
    トリックス状に配置された光電変換手段と、 前記光電変換手段に蓄積された電荷を垂直方向に転送す
    る垂直転送手段と、 前記垂直転送手段の一端に隣接して配置され、前記垂直
    転送手段によって転送されてきた電荷を水平方向に転送
    する第1および第2の水平転送手段と、 前記垂直転送手段によって転送されてきた電荷を前記第
    1および第2の水平転送手段に交互に振り分ける振り分
    け手段と、 前記第1の水平転送手段の出力端に配置され、所定の基
    準レベル以上の電荷を選択的に廃棄する電荷廃棄手段
    と、 前記第1の水平転送手段から前記電荷廃棄手段を介して
    転送されてきた電荷と、前記第2の水平転送手段から転
    送されてきた電荷を加算し、合成する電荷合成手段と、 前記合成手段から出力される電荷を電圧に変換する変換
    手段とを備え、 前記垂直転送手段は、前記光電変換手段に第1の時間だ
    け蓄積された電荷と、前記第1の時間より長い第2の時
    間だけ蓄積された電荷とを転送し、前記振り分け手段
    は、前記電荷を蓄積時間に応じて、前記第1および第2
    の水平転送手段に振り分けることを特徴とする固体撮像
    素子。
  2. 【請求項2】 前記光電変換手段は、フォトダイオード
    により構成されることを特徴とする請求項1に記載の固
    体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記垂直転送手段は垂直CCDシフトレ
    ジスタにより構成され、前記光電変換手段に対して、3
    つの垂直CCDシフトレジスタが配置され、3相駆動さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記垂直転送手段による前記光電変換手
    段からの電荷の読み出しは、2種類の異なる時間間隔を
    置いて行われることを特徴とする請求項1に記載の固体
    撮像素子。
  5. 【請求項5】 2つの前記光電変換手段により、最小ユ
    ニットが構成され、前記垂直転送手段は、一方の光電変
    換手段から読み出した第1の時間だけ蓄積された電荷
    と、他方の光電変換手段から読み出した第1の時間だけ
    蓄積された電荷を加算したものを垂直転送し、一方の光
    電変換手段から読み出した第2の時間だけ蓄積された電
    荷と、他方の光電変換手段から読み出した第2の時間だ
    け蓄積された電荷を加算したものを垂直転送することを
    特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 前記電荷廃棄手段は、飽和ムラに対応す
    る電荷を廃棄し、残りの電荷を前記電荷合成手段に供給
    することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
JP10082413A 1998-03-16 1998-03-16 固体撮像素子 Pending JPH11266401A (ja)

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