JP3332285B2 - 電気自動車用空調装置 - Google Patents
電気自動車用空調装置Info
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Description
関するものである。
電気自動車に搭載される電気自動車用空調装置にも種々
の発明がなされている。このような電気自動車用空調装
置では、車内を冷房する場合、一般に、冷凍サイクルで
冷媒を循環させることにより、車内側熱交換器で通過す
る空気を冷却して車内に冷風を供給するようにしてい
る。
レッサの駆動により高温・高圧となった冷媒は、車両前
方部に配設した車外側熱交換器に流入して冷却され、キ
ャピラリーチューブで気化しやすい状態とされ、車内前
方部の空調ユニット内に配設した車内側熱交換器内を通
過する際に気化した後、アキュムレータで液化されてコ
ンプレッサに戻って循環する。そして、前記車内側熱交
換器で冷媒が気化する際に通過する内気又は外気から気
化熱を奪うことにより車内に冷風を送風できるようにな
っている。
案されている電気自動車用空調装置では、車内側熱交換
器内で熱交換媒体を気化させるためにキャピラリーチュ
ーブを使用しているので、熱交換媒体が一定の絞り量で
減圧されて流動する。このため、夏場の日射量が大きな
場合等、熱交換媒体自身の温度が異常に上昇していれ
ば、この熱交換媒体が過熱状態でコンプレッサ内に流入
して、そのモータに熱による悪影響を与えるという問題
がある。
合には、熱交換媒体が液化した状態でコンプレッサ内に
流入するため、コンプレッサによる圧縮時に内部が非常
に高圧となり破損に至るという問題がある。そこで、本
発明は前記問題点に鑑み、コンプレッサの故障を防止し
つつ、適切な車内空調を行なうことのできる電気自動車
用空調装置を提供することを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、コンプレッサを駆動し
て熱交換媒体を車外側熱交換器、車内側熱交換器の順で
循環させることにより、車内側熱交換器を通過する空気
を冷却して車内に冷風を供給するようにした電気自動車
用空調装置において、前記車内側熱交換器の近傍温度を
検出する車内側熱交換器センサと、前記車内側熱交換器
内を循環する熱交換媒体量を調整する流量調整弁と、前
記車内側熱交換器センサでの検出温度に基づいて前記流
量調整弁を駆動して冷媒流量を制御する流量制御手段と
を設けたものである。
車用空調装置に、車外温度を検出する車外側温度検出セ
ンサと、冷房運転開始直後、該車外側温度検出センサと
前記車内側熱交換器センサとによって検出される温度を
比較して、車外温度の方が高い場合には内気循環モード
に切り替え、低い場合には外気導入モードに切り替える
内外気モード切替制御手段とを設けたものである。
御手段は、車内側熱交換器センサでの検出温度に基づい
て、該検出温度が高くなるに従って流量調整弁の開度を
大きくするように調整する。
外気モード切替手段は、車外側温度検出センサ及び車内
側温度検出センサでの検出温度を読み込み、内気又は外
気のうち、温度の低い方を取り入れて車内側熱交換器を
通過させる。
明する。図1は電気自動車用空調装置の概略図を示し、
車内前方部に配設される空調ユニット1内には上流側か
ら内外気切替ダンパ2、ブロアファン3、車内側熱交換
器4が順次配設され、最下流部では車内の所定位置に開
口するヒート、ベント及びデフ吹出口5,6及び7をそ
れぞれ開閉するヒート、ベント及びデフ切替ダンパ5
a,6a及び7aがそれぞれ回動可能に設けられてい
る。
2aの駆動により開閉して内気循環口1a又は外気導入
口1bのいずれか一方を閉塞するようになっており、ア
クチュエータ2aの駆動は内外気切替制御装置8からの
信号により制御されている。
途中に配設した車外側温度検出センサ9、車内前方部に
設けた車内側温度検出センサ10及び車内側熱交換器4
に設けた車内側熱交換器センサ11からそれぞれ検出温
度が入力されている。各センサ9,10及び11にはサ
ーミスタが使用できる。前記ブロアファン3はブロアモ
ータ3aの駆動により回転し、内気又は外気を空調ユニ
ット1内に吸引して所定の吹出口5,6又は7より車内
に送風する。
環して通過する空気を冷却又は加熱する。熱交換媒体
は、四方弁12の切替えにより図1中実線で示す暖房サ
イクルHと、点線で示す冷房サイクルCとを循環するよ
うになっている。
ッサ13を駆動することにより、四方弁12、車内側熱
交換器4、流量調整弁14、車外側熱交換器15、四方
弁12及びアキュムレータ16を介してコンプレッサ1
に戻って循環する。また、冷房サイクルCでは、四方弁
12、車外側熱交換器15、流量調整弁14、車内側熱
交換器4、四方弁12及びアキュムレータ16を介して
コンプレッサ13に戻って循環する。
とを交互に積層し、両側にヘッダを配設した構成で、熱
交換媒体はヘッダから各偏平管を蛇行しながら流動する
ようになっており、前記車外側熱交換器15もほぼ同様
な構成である。
に穿設した一対の通路を、円柱体を回転させて実線又は
点線のいずれか一方に位置決めする構成のものである。
前記コンプレッサ13は、インバータ13aからの運転
周波数の変化により回転数が調整され、熱交換媒体を高
温・高圧状態として吐出させる。
タ14aの駆動周波数の違いにより流通路の開度が変化
するもので、ステッピングモータ14aは流量制御装置
17からの信号により駆動制御される。流量制御装置1
7には前記内外気切替制御装置8から前記各センサ9,
10及び11からの検出温度情報が入力されるようにな
っている。
ローチャートに従って冷房運転時の空調制御を行なう。
すなわち、ステップS1で図示しない冷房スイッチをオ
ン状態とすれば、ステップS2で車外温度TOを読み込
み、ステップS3で車内側熱交換器4の近傍温度TEを
読み込む。そして、ステップS3で、車外温度が車内側
熱交換器4の近傍温度よりも高いかどうかを判断する。
車外温度の方が高ければ、ステップS5で外気導入モー
ドとし、車外温度の方が低ければ、ステップS6で内気
循環モードとする。
読み込んだ車内側熱交換器4の近傍温度に応じて流量調
整弁14の開度を調整する。この場合、流量調整弁14
の開度は、車内側熱交換器4で通過する空気の冷却に最
適な熱交換媒体の流量を得られるような値とする。すな
わち、ステッピングモータ14aの駆動周波数を調整す
ることにより、熱交換媒体の流量値を、例えば、前記車
内側熱交換器4の近傍温度が20℃である場合には、ス
テッピングモータ14aの駆動周波数を220パルスと
することにより、流量を約0.6m3/hとする(図3
参照)。
件(車外温度、日射量等)に基づいてブロアファン3あ
るいはコンプレッサ13の駆動を制御して車内空調を行
なう。この間、前記ステップS2〜S7の動作を繰り返
し、ステップS9で冷房スイッチがオフされれば、車内
空調を停止して初期状態に復帰する。
となり、凝縮水の凍結が発生して所望の送風量が得られ
なくなると共に、熱交換媒体が液化したままの状態でコ
ンプレッサ13内に流入して破損に至らしめるといった
ことや、冷却不足となり熱交換媒体が過熱状態となって
コンプレッサ13内に流入して、そのモータに熱による
悪影響を与えるといったことを防止できる。
のように、車内側熱交換器4の近傍温度に対してリニア
に調整するようにしたが、例えば、設定値(20℃)よ
りも高いか否かで2段階で調整するようにしたり、設定
値を複数設けて多段階で調整するようにしてもよい。ま
た、前記コンプレッサ13の駆動周波数を、車内側温度
検出センサ11での検出温度を考慮して調整するように
すれば、車内側熱交換器4による冷却過剰を防止するこ
とができ、車内空調状態を悪化させることがない。
側熱交換器4の近傍温度とを比較して、内気又は外気の
うち温度の低い方が車内側熱交換器4を通過するように
したが、車外温度と、車内前方部に配設した車内側温度
検出センサ11で検出される車内温度とを比較すること
により行ってもよい。
1に記載の発明によれば、車内側熱交換器の近傍温度に
応じて流量調整弁の開度を調整するようにしたので、車
内側熱交換器で冷却過剰、冷却不足が発生することがな
く、常に適切な熱交換を行わせることができ、熱交換媒
体が液化したまま、あるいは、過熱状態でコンプレッサ
に流入することを阻止することができ、コンプレッサの
損傷を防止することが可能となる。
気又は外気のうち、温度の低い方が車内側熱交換器を通
過するようにしたので、車内側熱交換器に於ける吸熱を
最小限に抑えることができ、夏場、車内温度が異常に上
昇している場合でも、流量調整弁の開度の調整と相俟っ
て熱交換媒体が過熱状態でコンプレッサ内に流入するこ
とを抑制することが可能となる。
図である。
当たりの流量との関係を示すグラフである。
気切替制御装置、9…車外側温度検出センサ、10…車
内側温度検出センサ、11…車内側熱交換器センサ、1
3…コンプレッサ、14…流量調整弁、15…車外側熱
交換器、17…流量調整制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 コンプレッサを駆動して熱交換媒体を車
外側熱交換器、車内側熱交換器の順で循環させることに
より、車内側熱交換器を通過する空気を冷却して車内に
冷風を供給するようにした電気自動車用空調装置におい
て、 前記車内側熱交換器の近傍温度を検出する車内側熱交換
器センサと、前記車内側熱交換器内を循環する熱交換媒
体量を調整する流量調整弁と、前記車内側熱交換器用セ
ンサでの検出温度に基づいて前記流量調整弁を駆動して
冷媒流量を制御する流量制御手段とを設けたことを特徴
とする電気自動車用空調装置。 - 【請求項2】 車外温度を検出する車外側温度検出セン
サと、冷房運転開始直後、該車外側温度検出センサと前
記車内側熱交換器センサとによって検出される温度を比
較して、車外温度の方が高い場合には内気循環モードに
切り替え、低い場合には外気導入モードに切り替える内
外気モード切替制御手段とを設けたことを特徴とする請
求項1に記載の電気自動車用空調装置。
Priority Applications (1)
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JP06142494A JP3332285B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 電気自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
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Family Applications (1)
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JP06142494A Expired - Fee Related JP3332285B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 電気自動車用空調装置 |
Country Status (1)
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1994
- 1994-03-30 JP JP06142494A patent/JP3332285B2/ja not_active Expired - Fee Related
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