JP3431719B2 - 電気自動車用空調装置 - Google Patents

電気自動車用空調装置

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JP3431719B2
JP3431719B2 JP07538995A JP7538995A JP3431719B2 JP 3431719 B2 JP3431719 B2 JP 3431719B2 JP 07538995 A JP07538995 A JP 07538995A JP 7538995 A JP7538995 A JP 7538995A JP 3431719 B2 JP3431719 B2 JP 3431719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車用空調装
置、特に、短時間で効果的に所望の送風温度を得ること
のできるサブコンデンサを備えた電気自動車用空調装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車用空調装置としてサブ
コンデンサを備えたものがあり、例えば、図6に示す構
成となっている(特開平3─345950号公報、特開
平6─92130号公報等参照)。
【0003】すなわち、ヒートポンプサイクルに、コン
プレッサ1、三方弁2、メインコンデンサ3、逆止弁
4、サブコンデンサ5、車内側熱交換器6、膨張弁7を
備え、前記サブコンデンサ5及び車内側熱交換器6は、
車内前方部に配設したユニット9内に収容されている。
【0004】このような構成の電気自動車用空調装置で
は、冷房モードが選択された場合、図6中、破線の矢印
で示すように、コンプレッサ1から吐出した熱交換媒体
が、三方弁2を介してメインコンデンサ3及びサブコン
デンサ5に流入し、これらで放熱した後、車内側熱交換
器6で吸熱する。また、暖房モードが選択された場合、
三方弁2が切り替わり、図6中、実線の矢印で示すよう
に、コンプレッサ1から吐出した熱交換媒体が、三方弁
2を介してメインコンデンサ3を通過することなくバイ
パスライン8を通って、サブコンデンサ5に流入し、こ
こで放熱して通過する空気を加熱した後、車内側熱交換
器6で吸熱して除湿する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のサブコンデンサ5を備えた電気自動車用空調装置で
は、ユニット9内に導入された内気又は外気は、まず、
車内側熱交換器6によって除湿され、サブコンデンサ5
によって加熱されるので、暖房は除湿を伴う除湿暖房で
ある。このため、外気温度が低い場合に内気循環モード
から外気導入モードに切り替えられれば、車内側熱交換
器を通過する空気温度が急激に低下し、その表面に着霜
するという問題が発生する。また、この場合、サブコン
デンサでの加熱が間に合わず、所望の送風温度が得られ
ずに乗員が不快感を受けるという問題も発生する。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、除湿
暖房時、急激な空調条件の変化に拘わらず、迅速に所望
の送風温度で送風可能なサブコンデンサを備えた電気自
動車用空調装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、コンプレッサ、メインコンデンサ、サ
ブコンデンサ、膨張弁及び車内側熱交換器を有し、熱交
換媒体が循環するヒートポンプサイクルと、内気循環モ
ード又は外気導入モードを選択する内外気切替ダンパと
を備え、除湿暖房時には、車内側熱交換器で内気又は外
気を冷却除湿すると共に、サブコンデンサでの加熱能力
を増大させて車内側に暖風を供給する一方、冷房時に
は、車内側熱交換器で内気又は外気を冷却すると共に、
サブコンデンサでの加熱を抑制して車内側に冷風を供給
するようにした電気自動車用空調装置において、外気温
度を検出する外気センサと、前記除湿暖房時、前記外気
センサでの検出温度が所定の閾値を越えていれば、外気
導入モードを選択し、越えていなければ、内気循環モー
ドを選択するエアコン制御手段と、を備えたものであ
る。
【0008】前記車内側熱交換器の下流側にサブコンデ
ンサと共に配設され、通過する空気を加熱する電気ヒー
タを備え、前記エアコン制御手段は、除湿暖房時、外気
導入モードが選択されている場合、前記外気センサでの
検出温度が所定の閾値以下であれば、前記電気ヒータへ
の通電を行なうものとしてもよい。
【0009】前記サブコンデンサを通過する空気温度を
検出する温度センサを備え、前記エアコン制御手段は、
除湿暖房時、温度センサでの検出温度が所定の閾値を越
えるまでの間、ブロアの回転数を下方修正するものとし
てもよい。
【0010】前記コンプレッサから吐出された直後の熱
交換媒体の圧力を検出する圧力センサを備え、前記エア
コン制御手段は、除湿暖房時、前記圧力センサでの検出
圧力が所定の閾値を越えるまでの間、ブロアの回転数を
下方修正するものとしてもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0012】図1は第1実施例に係る電気自動車用空調
装置を示す。この電気自動車用空調装置は、コンプレッ
サ11から吐出された熱交換媒体が、メインコンデンサ
12、サブコンデンサ13、膨張弁14、車内側熱交換
器15、コンプレッサ11の順で循環するヒートポンプ
サイクルを有している。
【0013】前記コンプレッサ11は、コンプレッサ駆
動装置16からの供給電力により図示しない内蔵モータ
が回転駆動し、吸引した熱交換媒体を高温・高圧状態と
して吐出する。コンプレッサ11の吐出側配管aには圧
力センサ17が設けられ、熱交換媒体の圧力が検出され
ている。
【0014】前記メインコンデンサ12、サブコンデン
サ13及び車内側熱交換器15は、偏平管と波形のフィ
ンとを積層・一体化した構造で、熱交換媒体が偏平管を
蛇行しながら流動する際に、フィンを介して通過する空
気と熱交換する。
【0015】前記メインコンデンサ12は、車両前方部
に取り付けられている。また、このメインコンデンサ1
2の前方部には外気センサ18が設けられ、外気温度が
検出されるようになっている。
【0016】前記メインコンデンサ12の前方には、A
DDファン19が配設され、さらにその前方には走行風
を通過又は遮断できるように可動式シャッター20が取
り付けられている。ADDファン19はファン駆動装置
21からの制御信号により回転あるいは停止し、可動式
シャッター20は、シャッター駆動装置22からの制御
信号により、メインコンデンサ12に走行風が吹き付け
られるのを許容又は遮断する。可動式シャッター20と
しては、よろい戸等に使用されるようなモータによって
駆動されるルーバーあるいは電動シャッターのように、
モータ等の駆動手段により回転する回転軸に金属製等の
薄板を巻き付けるようにした構成のものが使用可能であ
る。
【0017】前記サブコンデンサ13及び前記車内側熱
交換器15は車内前方部のユニット23内に配設されて
いる。ユニット23内には、この外、内外気切替ダンパ
24、ブロア25、ミックスダンパ26、電気ヒータ2
7等がそれぞれ設けられている。また、前記車内側熱交
換器15の下流近傍には温度センサ28が設けられ、通
過する空気温度が検出されている。
【0018】前記内外気切替ダンパ24は、前記ユニッ
ト23の最上流部に設けられ、吸込口切替装置29によ
って内気吸込口30aあるいは外気吸込口30bのいず
れか一方を閉塞するようになっている。
【0019】前記ブロア25は、前記内外気切替ダンパ
24の下流側で、かつ、車内側熱交換器15の上流側に
設けられ、ブロア駆動装置31からの信号に基づいて駆
動するブロアモータ25aにより回転駆動し、前記内外
気切替ダンパ24によって選択された内気又は外気をユ
ニット23内に導入するようになっている。
【0020】前記ミックスダンパ26は、前記車内側熱
交換器15の下流側に設けられている。ミックスダンパ
26によって分流された流路の一方には、前記サブコン
デンサ13及び電気ヒータ27が順次配設されている。
そして、このミックスダンパ26の開度を開度調整装置
32によって調整することにより、サブコンデンサ13
及び電気ヒータ27を通過する空気流量が調整されるよ
うになっている。前記電気ヒータ27への通電は通電調
整装置33を介して行われるようになっている。
【0021】なお、ユニット23の最下流部分に配置さ
れた送風ユニット(図示せず)では、各吹出口を開閉す
ることにより送風モードを選択できるようになってい
る。
【0022】エアコン制御装置34は、前記外気センサ
18、温度センサ28での検出温度、圧力センサ17で
の検出圧力等に基づいて、吸込口切替装置29、ブロア
駆動装置31、開度調整装置32、通電量調整装置33
に制御信号を出力し、除湿暖房時に於ける内外気切替ダ
ンパ24の回動位置、ブロア25の回転数、ミックスダ
ンパ26の開度、電気ヒータ27の通電量をそれぞれ制
御する。
【0023】次に、以上の構成からなるサブコンデンサ
13を備えた電気自動車用空調装置の動作について図2
に示すフローチャートに従って説明する。
【0024】まず、ステップS1で、外気センサ18等
から入力される車内外諸条件を読み込み、続いてステッ
プS2で、読み込んだ車内外諸条件に基づいて目標送風
温度及び目標送風量を算出する。そして、ステップS3
で、前記目標送風温度及び目標送風量に従って内外気切
替ダンパ24の回動位置、ブロア25の回転数、コンプ
レッサ11の駆動周波数、ミックスダンパ26の開度を
それぞれ決定し、車内空調を開始する。
【0025】車内を冷房する場合、コンプレッサ11か
ら吐出された熱交換媒体はメインコンデンサ12で十分
に放熱され、サブコンデンサ13から膨張弁14を経て
車内側熱交換器15で気化する。これにより、車内側熱
交換器15を通過する空気が除湿冷却される。また、ミ
ックスダンパ26を回動させ、サブコンデンサ13側へ
の送風量を抑制することにより、車内側に冷風のまま送
風する。
【0026】一方、車内を除湿暖房する場合、ADDフ
ァン19を停止すると共に、可動式シャッター20を駆
動して走行風がメインコンデンサ12に直接当たらない
ようにする。これにより、メインコンデンサ12での放
熱を抑制し、サブコンデンサ13での加熱能力を向上さ
せる。また、ミックスダンパ26を回動させ、サブコン
デンサ13側への送風量を増大させることにより、車内
側に暖風として送風する。
【0027】このようにして車内空調を行なうが、ステ
ップS4で除湿暖房であると判断された場合、ステップ
S5で、さらに、内外気切替ダンパ24について下記す
る図3のフローチャートに従って駆動制御を行なう。
【0028】すなわち、内外気切替ダンパ24は、基本
的には、乗員が図示しないスイッチを操作することによ
り駆動制御され、外気導入モード又は内気循環モードの
いずれかが選択されるが、本実施例では、外気温度T
outに応じてさらに図3のフローチャートに従って駆動
制御するものである。
【0029】まず、ステップS11で、外気温度Tout
が低温側設定温度TL(例えば、15℃)よりも低いか
否かを判断する。Tout<TLに該当する場合、外気導入
モードでは車内側熱交換器15に着霜の恐れがあり、ま
た、サブコンデンサ13の加熱だけでは車内暖房が不十
分であると推察できる。したがって、ステップS12
で、内気循環モードが選択されている場合にはそのま
ま、外気導入モードが選択されている場合には、内外気
切替ダンパ24により外気吸込口30bを閉塞して強制
的に内気循環モードに切り替えた後、ステップS13に
移行する。また、Tout<TLに該当しない場合にはその
ままステップS13に移行する。
【0030】ステップS13では、外気温度Toutが高
温側設定温度TH(例えば、20℃)よりも高いか否か
を判断する。Tout>THに該当する場合、車内側熱交換
器15での着霜の恐れはないので、外気導入モードの選
択を可能として図2のフローチャートに復帰し、通常通
りに車内空調を行なう。したがって、外気導入モードを
選択しているにも拘わらず、前記ステップS12で強制
的に内気循環モードに切り替えられている場合には、外
気温度Toutが上昇し、Tout>THを満足した時点で外
気導入モードに切り替わることになる。
【0031】一方、Tout>THに該当しない場合、現時
点でのモードを維持し、図2のフローチャートに復帰す
る。
【0032】このように、外気温度Toutが低温側設定
温度TLよりも低い場合には、強制的に内気循環モード
を選択するようにしたので、車内側熱交換器15に着霜
する危険性が高い場合の外気導入モードへの切替を事前
に回避することができる。また、外気温度Toutが高温
側設定温度THよりも高い場合にのみ、外気導入モード
に切替可能としたので、車内側熱交換器15に着霜の心
配がない上、サブコンデンサでの加熱能力をそれ程上昇
させる必要がなく、コンプレッサ11での消費電力を抑
制することが可能である。
【0033】第2実施例に係る電気自動車用空調装置
は、図1に示す第1実施例と同様の構成であり、空調制
御は図2のフローチャート中、ステップS5で電気ヒー
タ27への通電制御を図4に示すフローチャートに従っ
て行なう点が異なる。
【0034】すなわち、この第2実施例では、まず、ス
テップS21で、外気導入モードが選択されているか否
かを判断する。そして、外気導入モードではなく、内気
循環モードであれば、サブコンデンサ13の加熱のみ
で、目標送風温度を得ることができる状態であるので、
ステップS25を介して図2に示すフローチャートに復
帰する。また、外気循環モードであれば、ステップS2
2で、外気温度Toutが低温側設定温度TLよりも低いか
BR>否かを判断する。
【0035】Tout<TLを満足する場合、ミックスダン
パ26を回動してサブコンデンサ13で全ての空気を加
熱できるようにしたとしても、目標送風温度を得ること
ができない状態であるので、ステップS23で、電気ヒ
ータ27に通電することにより、サブコンデンサ13の
みならず、電気ヒータ27でも加熱を開始し、ステップ
S24に移行する。
【0036】また、Tout<TLを満足しない場合、所望
の送風温度を得るにはサブコンデンサ13による加熱で
十分な状態であるので、電気ヒータ27には通電するこ
となく、そのままステップS24に移行する。
【0037】ステップS24では、外気温度Toutが高
温側設定温度TH(例えば、20℃)よりも高いか否か
を判断する。Tout>THを満足すれば、ステップS25
で、電気ヒータ27への通電を停止した後、また、T
out>THを満足しなければ、そのまま図2に示すフロー
チャートに復帰する。
【0038】このように、除湿暖房時、外気導入モード
を選択している場合、外気温度が低くても、電気ヒータ
27でサブコンデンサ13の加熱不足分を補うようにし
たので、常に所望の送風温度を得ることができる。例え
ば、車内湿度が上昇して窓ガラスに曇りが発生しやすい
状態であれば、内気に比べて湿度の低い外気を導入する
ことにより、この曇りを効果的に除去できると共に、電
気ヒータ27により送風温度が低下してしまうことを防
止できる。
【0039】なお、前記電気ヒータ27は加熱能力を切
替可能なものが好ましく、例えば、外気導入モードが選
択されている場合に、外気温度の低下度合に応じて加熱
能力を上昇させるようにするのが望ましい。
【0040】第3実施例に係る電気自動車用空調装置
も、図1に示す第1実施例と同様の構成であり、空調制
御は図5に示すフローチャートに従って行なう点が異な
り、特にブロア25の駆動制御に特徴がある。
【0041】第3実施例に係る空調制御では、まず、ス
テップS31で、外気温度、内気温度、日射量等の車内
外諸条件を読み込み、ステップS32でこの車内外諸条
件に基づいて目標送風温度を算出した後、ステップS3
3に移行する。
【0042】ステップS33では、温度センサ28での
検出温度TEが低温側設定温度TL(例えば、26℃)よ
りも低いか否かを判断する。
【0043】TE<TLに該当する場合、除湿暖房時、ミ
ックスダンパ26を回動させて全空気がサブコンデンサ
13側を通過するようにしても、サブコンデンサ13だ
けでは加熱を十分に行えない状態であると判断し、ステ
ップS34で目標送風量を下方修正して算出した後、ス
テップS38に移行する。ここでは、温度センサ28が
サブコンデンサ13を通過する空気温度を検出する役割
を果すことになる。ただし、温度センサ28に代えて、
サブコンデンサ13の下流近傍に他の温度センサを設け
ることにより、サブコンデンサ13を通過する空気温度
を直接検出するようにしてもよいことは勿論である。一
方、TE<TLに該当しない場合、さらにステップS35
で前記検出温度TEが高温側設定温度TH(例えば、35
℃)よりも高いか否かを判断する。
【0044】TE>THに該当しない場合、さらにステッ
プS37で目標送風量の算出が1回目であるか否か、す
なわち暖房運転開始直後であるか否かを判断する。1回
目であれば、ステップS36で目標送風量を算出した
後、また、2回目以降であれば、直接ステップS38に
移行する。なお、ステップS36で算出する目標送風量
は、従来通り、前記目標送風温度と共に車内を設定温度
とするのに適切な値とする。一方、TE>THに該当する
場合、前記同様、ステップS36を介してステップS3
8に移行する。
【0045】ステップS38では、除湿暖房時、検出温
度TE(サブコンデンサ13を通過する空気温度)が設
定温度よりも低い場合には、通常の目標送風量から下方
修正した値に従ってブロア25を回転させ、送風量を抑
制し、そうでない場合には通常の目標送風量に従って適
切な送風量を得る。
【0046】なお、図5に示す第3実施例では、温度セ
ンサ28での検出温度TEに基づいてブロア25を駆動
制御するようにしたが、第4実施例として、圧力センサ
17で検出される熱交換媒体の吐出圧力Pに基づいて行
なうようにしてもよい。
【0047】この吐出圧力Pに基づくブロア25の駆動
制御は、基本的には、前記図5に示すフローチャートに
従って行なう。この場合、ステップS33及びS35で
は、吐出圧力Pが、低圧側設定圧力PLよりも小さいか
否か、高圧側設定圧力PHよりも大きいか否かを判断す
るようにすればよい。
【0048】これによれば、熱交換媒体の検出圧力Pが
低圧側設定圧力PLよりも小さい間は強制的にブロア2
5による送風量を下方修正するようにしたので、サブコ
ンデンサ13で十分に加熱できない場合に車内側に大量
の冷風が吹き出すといったことがなく、乗員が受ける不
具合を最小限に抑えることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サブコンデンサを備えた電気自動車用空調装
置において、急激な空調条件の変化に応じて内外気切替
ダンパ、補助ヒータあるいはブロアを駆動制御するよう
にしたので、所望の送風温度を短時間で効率的に得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る電気自動車用空調装置の概略
図である。
【図2】 本実施例に係る電気自動車用空調装置の空調
制御を示すフローチャートである。
【図3】 図2の駆動制御処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】 図2の駆動制御処理の他の例を示すフローチ
ャートである。
【図5】 図2の駆動制御処理の他の例を示すフローチ
ャートである。
【図6】 従来例に係る電気自動車用空調装置の概略図
である。
【符号の説明】
11 コンプレッサ 13 サブコンデンサ 15 車内側熱交換器 17 圧力センサ 18 外気センサ 24 内外気切替ダンパ 25 ブロア 27 電気ヒータ 34 エアコン制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 徹 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (72)発明者 西井 秀明 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (56)参考文献 特開 平7−4755(JP,A) 特開 平6−320936(JP,A) 特開 平4−262913(JP,A) 特開 平5−8631(JP,A) 特開 平1−254418(JP,A) 実開 平3−84217(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ、メインコンデンサ、サブ
    コンデンサ、膨張弁及び車内側熱交換器を有し、熱交換
    媒体が循環するヒートポンプサイクルと、内気循環モー
    ド又は外気導入モードを選択する内外気切替ダンパとを
    備え、除湿暖房時には、車内側熱交換器で内気又は外気
    を冷却除湿すると共に、サブコンデンサでの加熱能力を
    増大させて車内側に暖風を供給する一方、冷房時には、
    車内側熱交換器で内気又は外気を冷却すると共に、サブ
    コンデンサでの加熱を抑制して車内側に冷風を供給する
    ようにした電気自動車用空調装置において、 外気温度を検出する外気センサと、 前記除湿暖房時、前記外気センサでの検出温度が所定の
    閾値を越えていれば、外気導入モードを選択し、越えて
    いなければ、内気循環モードを選択するエアコン制御手
    段と、を備えたことを特徴とする電気自動車用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 コンプレッサ、メインコンデンサ、サブ
    コンデンサ、膨張弁及び車内側熱交換器を有し、熱交換
    媒体が循環するヒートポンプサイクルを備え、除湿暖房
    時には、車内側熱交換器で内気又は外気を冷却除湿する
    と共に、サブコンデンサでの加熱能力を増大させて車内
    側に暖風を供給する一方、冷房時には、車内側熱交換器
    で内気又は外気を冷却すると共に、サブコンデンサでの
    加熱を抑制して車内側に冷風を供給するようにした電気
    自動車用空調装置において、 外気温度を検出する外気センサと、 前記車内側熱交換器の下流側にサブコンデンサと共に配
    設され、通過する空気を加熱する電気ヒータと、 前記除湿暖房時、外気導入モードが選択されている場
    合、前記外気センサでの検出温度が所定の閾値以下であ
    れば、前記電気ヒータへの通電を行なうエアコン制御手
    段と、を備えたことを特徴とする電気自動車用空調装
    置。
  3. 【請求項3】 コンプレッサ、メインコンデンサ、サブ
    コンデンサ、膨張弁及び車内側熱交換器を有し、熱交換
    媒体が循環するヒートポンプサイクルを備え、除湿暖房
    時には、車内側熱交換器で内気又は外気を冷却除湿する
    と共に、サブコンデンサでの加熱能力を増大させて車内
    側に暖風を供給する一方、冷房時には、車内側熱交換器
    で内気又は外気を冷却すると共に、サブコンデンサでの
    加熱を抑制して車内側に冷風を供給するようにした電気
    自動車用空調装置において、 前記サブコンデンサを通過する空気温度を検出する温度
    センサと、 前記除湿暖房時、温度センサでの検出温度が所定の閾値
    を越えるまでの間、ブロアの回転数を下方修正するエア
    コン制御手段と、を備えたことを特徴とする電気自動車
    用空調装置。
  4. 【請求項4】 コンプレッサ、メインコンデンサ、サブ
    コンデンサ、膨張弁及び車内側熱交換器を有し、熱交換
    媒体が循環するヒートポンプサイクルを備え、除湿暖房
    時には、車内側熱交換器で内気又は外気を冷却除湿する
    と共に、サブコンデンサでの加熱能力を増大させて車内
    側に暖風を供給する一方、冷房時には、車内側熱交換器
    で内気又は外気を冷却すると共に、サブコンデンサでの
    加熱を抑制して車内側に冷風を供給するようにした電気
    自動車用空調装置において、 前記コンプレッサから吐出された直後の熱交換媒体の圧
    力を検出する圧力センサと、 前記除湿暖房時、前記圧力センサでの検出圧力が所定の
    閾値を越えるまでの間、ブロアの回転数を下方修正する
    エアコン制御手段と、を備えたことを特徴とする電気自
    動車用空調装置。
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