JP3332134B2 - 磁気記録媒体とその製造方法及び磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録媒体とその製造方法及び磁気記録装置

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JP3332134B2
JP3332134B2 JP32532095A JP32532095A JP3332134B2 JP 3332134 B2 JP3332134 B2 JP 3332134B2 JP 32532095 A JP32532095 A JP 32532095A JP 32532095 A JP32532095 A JP 32532095A JP 3332134 B2 JP3332134 B2 JP 3332134B2
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義文 溝下
誉生 越川
宏志 前多
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/74Record carriers characterised by the form, e.g. sheet shaped to wrap around a drum
    • G11B5/82Disk carriers

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体とそ
の製造方法及び磁気記録装置に関し、より詳しくは、サ
ーボ情報(トラック位置情報)を書き込むための磁性パ
ターンとデータを書き込む磁気記録層を有する磁気記録
媒体及びその製造方法と、その磁気記録媒体を有する磁
気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、磁気記録
密度を増大させるために磁気記録媒体(磁気ディスク)
のトラック密度を高くする傾向にある。高いトラック密
度を実現するためには磁気ヘッドのトラッキング精度を
向上させることが必要であり、トラック位置を検出する
手段としてサーボ面サーボ方式、セクターサーボ方式、
ベリードサーボ方式など、種々のトラッキングサーボ方
式などがある。
【0003】それらの方式では、磁気ディスクに書き込
まれたサーボ信号を磁気ヘッドによって読み出し、その
信号に応じてヘッドアクチュエータを制御して磁気ヘッ
ドを目標とするトラックの位置まで移動させている。サ
ーボ情報とデータ情報の双方を記録する構造を有する磁
気記録媒体として、例えば特開平2-218016号公報に記載
されているように、磁気的に読み出せる構造の凹凸のピ
ットを磁気記録媒体の表面に設け、ピット端に発生する
磁束をトラッキング信号として取り出し、その信号に基
づいて磁気ヘッドの位置を制御する方法がある。そのピ
ット上には磁気記録層が存在する構造と存在しない構造
が提案されている。
【0004】しかし、磁気記録媒体上の凹凸の存在は、
磁気ヘッドの磁気ディスクからの浮上量を低くする妨げ
になるので、その浮上量を小さくして高記録密度化を実
現しようとする場合に支障をきたす。また、磁気ディス
クの表面に凹凸があると、その凹部内にゴミが溜まりや
すくなる。これに対し、特開昭59-72644号、特開平4-34
718 号公報において、サーボ情報を記録するための磁性
体パターン(以下、サーボパターンという)を基板上に
形成し、さらにサーボパターンと基板の上に非磁性層、
磁気記録層を順に形成した構造を有する磁気記録媒体が
記載されている。
【0005】また、特開平4-34718 号公報にはリフトオ
フ法によってサーボパターンを形成する方法が記載さ
れ、これにより、磁気記録層の平坦性が改善されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらの公報
に記載されたサーボパターンの構造によれば、サーボパ
ターンと磁気ヘッドの間にはヘッド浮上によるギャップ
の他に非磁性層と磁気記録層が存在しているので、サー
ボパターンと磁気ヘッドとの距離が遠くなる。これによ
り、磁気ヘッドが受けるサーボパターンからの信号磁界
が弱くなってサーボ信号の読み取りエラーが生じやすく
なる。
【0007】また、サーボパターンを形成する場合にリ
フトオフ法を使用するとサーボパターンの縁部にバリが
生じ易くなるので、低浮上領域でヘッドクラッシュが発
生する原因になる。本発明は、磁気ヘッドによるサーボ
信号の読み出しをより確実にし、さらにその表面を平坦
にすることができる磁気記録媒体と、表面の平坦性をよ
り一層改善することができる磁気記録媒体の製造方法と
そのような磁気記録媒体を備えた磁気記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1、
図5に例示するように、部分的に凹部2aを有する非磁
性の基板2と、前記基板2を平坦化するように前記凹部
2aの中に形成された第一の磁性層5と、前記基板2及
び前記第一の磁性層5の上に形成され、少なくとも前記
第一の磁性層5に磁気的に接続して形成された第二の磁
性層3と有し、前記第一の磁性層5と前記第二の磁性層
3は同じ材料からなるとともに前記第一の磁性層5の膜
厚は前記第二の磁性層3の膜厚の2.5倍以上であり、
前記第一の磁性層5の上の前記第二の磁性層3は前記第
一の磁性層5とともにサーボパターン5pを構成するこ
とを特徴とする磁気記録媒体によって解決される。
【0009】上記した課題は、図9、図11に例示する
ように、平坦な非磁性の基板22と、前記基板22の上
に形成された第一の磁性層23と、前記第一の磁性層2
3の上に部分的に形成された第二の磁性層25と、前記
第一の磁性層23の上で且つ前記第二の磁性層25が形
成されていない部分に形成され、前記第二の磁性層25
と同じ膜厚を有する非磁性層26,33aと、前記非磁
性層26,33aと前記第二の磁性層25の上に形成さ
れた保護膜24とを有し、前記第一の磁性層23は記録
層であり、前記第二の磁性層25はサーボ層であること
を特徴とする磁気記録媒体によって解決される。
【0010】
【0011】上記した課題は、図10に例示するよう
に、平坦な非磁性の基板22と、前記基板22の上に形
成され、部分的に第一の膜厚25と該第一の膜厚25よ
り薄い第二の膜厚23とを有する磁性層31と、前記磁
性層31の前記第二の膜厚23を有する部分上に形成さ
れ、前記磁性層31と協同して平坦面を形成する非磁性
層26と、前記平坦面の上に形成された保護層24とを
有し、前記磁性層のうちの前記第一の膜厚25の領域は
記録層であり、前記第二の膜厚23の領域はサーボ層で
あることを特徴とする磁気記録媒体によって解決され
る。
【0012】
【0013】上記した課題は、図11に例示するよう
に、基板22の上に磁気記録層23と磁性層33を順に
形成する工程と、前記磁性層33の上に部分的に開口部
を有するマスク34を形成する工程と、前記開口部から
露出する領域の前記磁性層33に非磁性元素をイオン注
入して該領域の表面から前記磁気記録層23の上までを
非磁性層33aに変える工程と、前記マスク34を除去
する工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体の製
造方法によって解決される。
【0014】なお、上記した図番及び符号は、本発明の
理解を容易にするために引用されたものであって、本発
明はその図番及び符号によって限定されるものではな
い。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】次に、本発明の作用について説明する。本
発明によれば、磁気記録層に連続して形成される磁性層
をサーボ信号記録領域でトラック長方向に膜厚を変化さ
せ、その膜厚の厚い部分をサーボパターンとして適用し
ている。
【0019】これにより、サーボパターンと磁気ヘッド
との距離が極めて近くなるので、磁気ヘッドによって読
み出されるサーボ信号磁界が強くなり、読み出しエラー
の発生が防止される。そのようなサーボ信号記録領域で
の磁性層の膜厚を変化させる構造としては、第1に、磁
性材よりなる磁気記録層の下面に磁性材よりなるサーボ
層を重ねて形成したものがある。この場合、サーボ層と
ともに磁気記録層にもサーボ信号が書き込まれるので、
サーボ信号磁界の強度が大きくなる。また、サーボ層は
パターニングされて複数のサーボパターンとなるが、磁
気記録層の下でそのサーボパターンを囲むように非磁性
層を形成して磁気ヘッドの対向面を平坦化すると、低浮
上の磁気ヘッドクラッシュが未然に防止される。
【0020】また、第2の構造として、磁性材よりなる
磁気記録層の上面に硬磁性材よりなるサーボ層を重ねて
形成したものがある。この場合、サーボ層とともに磁気
記録層にもサーボ信号が書き込まれるので、サーボ信号
磁界の強度が大きくなる。また、サーボ層はパターニン
グされて複数のサーボパターンとなるが、磁気記録層の
上でサーボパターンを囲むように非磁性層を形成する
と、磁気ヘッドの対向面が平坦になる。
【0021】サーボ層と磁気記録層を同じ材料から形成
する場合には、サーボ層が磁気記録層の膜厚の2.5倍
以上あればデータ信号磁界と同じ大きさのトラッキング
情報磁界を得ることができることが実験により確かめら
れている。即ち、サーボ信号記録領域での膜厚の変化量
は、磁気記録層の膜厚の2.5倍以上あればよい。その
ようなサーボパターンをトラック内で位相を異ならせて
複数列配置し、さらに、各トラック毎に位相を異ならせ
て複数配列すると、その位相差により生じるトラッキン
グ情報磁界のトラック長方向の波形のズレを検出するこ
とによりトラック位置情報を検出できる。
【0022】本発明では、そのようなサーボパターンを
形成する方法として、リフトオフによりサーボパターン
を形成した後に、その表面を研磨又はエッチングにより
平坦化しているので、磁気記録媒体の表面の平坦性が確
保でき、ヘッドクラッシュの発生を未然に防止できる。
また、別のサーボパターンの形成方法として、サーボパ
ターンを形成する領域の非磁性層に凹部を形成した後
に、非磁性層の上に磁性材よりなるサーボ層と平坦化膜
を順次形成し、ついで、平坦化膜とサーボ層をエッチン
グバックすることによりサーボ層を凹部内にのみ残して
サーボパターンを形成している。この方法によればバリ
の発生はなく、サーボパターン及び非磁性層の表面で平
坦性が損なわれることはない。
【0023】さらに別のサーボパターンの形成方法とし
て、サーボ層を形成した後に、サーボパターンを形成し
ない領域に非磁性元素をイオン注入してその領域のサー
ボ層を非磁性層に変えるとともに、残ったサーボ層をサ
ーボパターンとして用いるようにしている。これによ
り、サーボパターンとその周辺では平坦性が損なわれる
ことはない。
【0024】サーボパターンを磁気記録層上に積層する
構造を採用する場合には、磁性層を基板上に形成した後
に、その磁性層のうちサーボパターンを形成しない領域
をエッチングにより薄層化するとともに、エッチングさ
れた部分に非磁性層を配置している。これにより、エッ
チングされずに厚く残った磁性層をサーボパターンとす
ると、サーボパターンの周囲には同じ厚さの非磁性層が
存在することになるので、サーボパターンとその周辺は
平坦性が確保される。また、その磁性層のうちデータ書
込領域を薄層化し、その薄くなった層を磁気記録層とす
ると、サーボパターンと磁気記録層の成膜工程は1回で
済み、成膜工数が少なくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の実施形態
を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
磁気記録媒体の部分断面図、図2は、その平面図であ
る。
【0026】図1において、磁気記録媒体1は、ガラス
ウェハ、シリコンウェハ或いはNiPで覆われたアルミニ
ウムウェハなどからなる非磁性の基板2と、基板2の上
に形成されたCoCr、CoCrPt、CoCrTa、CoNiCr等の第一の
硬質磁性材よりなる磁気記録層3と、磁気記録層3を覆
う保護層4とを有している。また、磁気記録媒体1は中
央に軸孔1aを有する円板状の形を有し、しかも図2に
示すようにデータ信号記録領域Aとサーボ信号記録領域
Bを有している。サーボ信号領域Bは、図2に示すよう
に、磁気ヘッドHのスイング軌道に対応して円弧状にな
っている。これは、磁気ヘッドHをロータリアクチェー
タ10bによりスイングさせる際に磁気記録媒体1の内
周と外周に生じるヨー角の差を小さくするためである。
ヨー角の差が大きくなると磁気ヘッドHによる読出し信
号に変動を生じる。
【0027】また、基板2表面のサーボ信号領域Bには
図1に示すようにサーボパターン形状を有する凹部2a
が複数個離隔して形成され、それらの凹部2a内にはCo
Cr、CoCrPt、CoCrTa、CoNiCr等の第二の硬質磁性材より
なるサーボ層5が埋め込まれている。1つの凹部2a内
のサーボ層5とその上の磁気記録層3が実質的に1つの
サーボパターン5pを構成する。サーボ信号領域Bでは
サーボ層5と磁気記録層3は接触し、サーボ層5に書き
込まれたサーボ情報はその上の磁気記録層3にも書き込
まれることになる。従って、サーボ信号領域Bの磁気記
録層3にはデータを記録しないことになる。
【0028】なお、サーボ層5を構成する第二の硬質磁
性材は、磁気記録層4を構成する第一の硬質磁性材と同
一であっても異なっていてもよい。サーボ信号記録領域
Bでは、図3(a) に示すようにストライプ状のクロック
信号パターン7が基板2の表面に埋め込まれている。2
つのクロック信号パターン7の間が1クロックとなり、
それらの間には複数のサーボパターン5pがほぼマトリ
クス状に配置されている。
【0029】即ち、サーボパターン5pは、磁気記録媒
体1の周方向、即ちトラック長方向に一定間隔をおいて
複数個配列され、磁気記録媒体1の径方向には互いに同
一のトラック長方向に一定量αでシフトした状態で複数
個配置されている。ここで、トラック長方向に並ぶ複数
のサーボ層5を1つの列パターンとすると、隣合う2つ
の列パターンから出る信号磁界の波形には図3(b) のよ
うに位相差αが生じることになる。
【0030】なお、図3(a) では、サーボパターン5p
の大きさは、1つのトラック幅に2列が入るような大き
さとなっている。そのようなサーボパターン5pの位相
差αを磁気ヘッドにより検出することによって、磁気記
録媒体1のトラック位置と磁気ヘッドHとの相対的位置
関係を知ることができるので、磁気ヘッドHからの読み
出し信号を入力した制御回路10aはアクチェータ10
bを介して磁気ヘッドHを目標位置まで移動させる。
【0031】次に、サーボパターン5pへのトラッキン
グ情報を書き込む方法を説明する。トラッキング情報の
書込みは、図4(a) に示すように磁気ヘッドHを用いた
り或いは図4(b) に示すように永久磁石Pを用いること
によって行う。図4(a) に示すように磁気ヘッドHによ
りトラッキング情報を書き込む場合には、円板状の磁気
記録媒体1を回転させた状態で、磁気ヘッドHから直流
磁界を発生させてその直流磁界により所望のサーボ層5
とその周囲の磁気記録層3を円周方向(トラック長方
向)で同一向きに磁化させる。なお、サーボ信号を書き
込む場合の磁気ヘッドHの記録ギャプ長は、磁気記録層
3にデータを書き込む場合の記録ギャップ長よりも広い
方が大きな磁界を発生させることができるので好まし
い。
【0032】一方、図4(b) に示すように、永久磁石P
のS極とN極を円周方向に沿って配置し、その状態で磁
気記録媒体1を回転させて所望のサーボパターン5pと
その周囲の磁気記録層3を同一向きに磁化させる。いず
れのトラッキング情報の書込み方法においても、サーボ
パターン5pとクロック信号パターン7のいずれをもト
ラック長に沿って同じ方向に磁化する。なお、トラッキ
ング情報を書き込む際にデータ記録領域Aが同時に磁化
されたとしても、データを書き込むことによりトラッキ
ング情報は消えることになる。
【0033】このように書き込まれたトラッキング情報
は、図5(a) に示すように、磁気抵抗効果素子8或いは
インダクティブ素子9を有する磁気ヘッドを介して読み
取られることになる。この場合、サーボパターン5pの
実質的な厚さは、サーボ層5の膜厚と磁気記録層3の膜
厚の和となるので、サーボ層と磁気記録層が離れている
場合に比べて、サーボパターン5pから洩れるサーボ磁
界Hs は大きくなる。
【0034】しかも、図5(a) に示すように、サーボパ
ターン5pは磁気記録層3と同一平面上にあるので、磁
気ヘッドHとサーボパターン5pの距離は、実質的に磁
気ヘッドHと磁気記録層3の距離と等しくなるので、磁
気ヘッド5に入力するサーボ磁界は強くなり、トラッキ
ング情報の読み出しはより確実になる。次に、磁気ヘッ
ドにより読み出されたトラッキング信号出力とサーボパ
ターン5pの膜厚との関係を調べた実験結果を示す。
【0035】トラッキング情報の読み出しは、図5(a)
に示すように、トラック上のサーボパターン5pを再生
用磁気ヘッドHの下で走行させて行い、トラッキング信
号出力とサーボパターン5pの厚さの関係を調べたとこ
ろ、図5(b) に示すような結果が得られた。図5(b) に
おいて、テータ信号記録領域Aでの磁気記録層3におい
て得られるデータ信号出力を「1」として規格化した値
を縦軸に示し、また、磁気記録層3の膜厚を「1」とし
た場合のサーボ層5の積層数をNとした場合に、サーボ
層5の膜厚XはX=Ntとなる(但し、tは磁気記録層
の膜厚)。
【0036】図5(b) において、サーボ層5の層数の増
加に伴ってトラッキング信号も増大し、2.5倍程度で
データ信号出力と同じ大きさの出力が得られた。サーボ
層5を設けずに磁気記録層3に凹状のピットを設けたと
ころ、そのピットから出力されたトラッキング信号出力
は「0.5」になった。このように、サーボ層5が磁気
記録層3の2.5倍以上にならなければ、サーボ信号出
力がデータ信号出力よりも大きくならないのは、サーボ
パターン5pを構成するサーボ層5が隣のサーボ層5か
ら離れているからである。
【0037】次に、上記した磁気記録媒体1のサーボパ
ターン5pの形成方法を説明する。 第1例 まず、図6(a) に示すように、基板2の上にレジスト1
1を塗布し、これを露光、現像してサーボ信号記録領域
Bのサーボパターン形成部分に窓12を開ける。
【0038】その後に、図6(b) に示すように、レジス
ト11の窓12から露出した部分の基板2をエッチング
してその上部に凹部2aを形成する。エッチング法とし
てはイオンミリング、スパッタエッチング、ケミカルエ
ッチングなどがあるが、イオンミリングのような物理的
エッチング法(PVD法)を用いる場合には、凹部2a
の周縁にバリが発生するおそれがあるので適切なイオン
照射角を確保する必要がある。
【0039】なお、基板2としてシリコンウェハを使用
する場合には、反応性イオンエッチングが適用できるた
めにバリは発生しない。次に、図6(c) に示すように、
全体にCoCrPtよりなるサーボ層5をスパッタにより5〜
250nmの厚さに形成し、続いてレジスト11を溶剤に
より剥離すると、基板2の凹部2a内にのみサーボ層5
が残る。
【0040】続いて、機械的研磨又はイオンミリング、
スパッタなどを用いて基板2とサーボ層5を平坦化す
る。この平坦化によって、磁気ヘッドが対向する磁気記
録媒体1の記録面が平坦化されるので、記録面上を浮上
したり記録面を滑る磁気ヘッドが突起によって破壊され
るおそれがなくなる。そのような平坦化工程の後に、サ
ーボ層5及び基板2を覆うCoCrPtよりなる磁気記録層3
をスパッタによって5〜100nmの厚さに形成し、さら
に、その上に保護膜4を形成すると、図1(a) に示すよ
うな構造の磁気記録媒体が完成する。
【0041】第2例 まず、第1例と同じ方法により、図7(a) に示すよう
に、基板2上に凹部2aを形成する。次に、図7(b) に
示すように、基板2上面と凹部2a内にCoCrPtよりなる
サーボ層5をスパッタにより5〜250nmの厚さに形成
し、続いてフォトレジスト15をサーボ層5の上に塗布
する。
【0042】この後に、図7(c) に示すように、フォト
レジスト15とサーボ層5をイオンミリング又はスパッ
タエッチングなどによってエッチングしてゆくと、基板
2の面が露出した段階で、サーボ層5が凹部2a内にの
み残る。この場合、凹部2a内のサーボ層5の上面と基
板2の上面が平坦するので機械的研磨などは不要であ
る。
【0043】この後に、図7(d) に示すように、サーボ
層5及び基板2の上にCoCrPtよりなる磁気記録層3をス
パッタによって5〜100nmの厚さに形成し、さらに、
その上に保護膜4を形成する。凹部2a内に残ったサー
ボ層5とその上の磁気記録層3によってサーボパターン
5pが構成される。第3例 上記した第1例と第2例の工程により形成されたサーボ
パターン5a、非磁性の基板2の表面に形成した凹部2
a内に埋め込まれるが、以下に説明する製造工程によっ
て基板2上にサーボパターンと非磁性層を形成してもよ
い。
【0044】まず、図8(a) に示すように、基板2の上
にCoCrPtよりなる硬質磁性層16を5〜250nmの厚さ
に形成する。次に、図8(b) に示すように、硬質磁性層
16の上にレジスト17を塗布し、これを露光、現像す
ることにより、サーボパターン配置部分を除く領域の硬
質磁性層16を露出させる。
【0045】この後に、図8(c) に示すように、レジス
ト17に覆われない領域の硬質磁性層16にクロム(C
r)をイオン注入すると、そのイオン注入領域の硬質磁
性層16はCrリッチになりしかもより非晶質化するので
非磁性層16aに変化する。そしてレジスト17の下の
サーボパターン配置部分に残った硬質磁性層16をサー
ボパターン5pとして使用する。
【0046】なお、イオン注入により硬質磁性層16に
凹凸は発生しないので、平坦化処理は不要となる。次
に、図8(d) に示すように、レジスト17を除去した後
に、CoCrPtよりなる磁気記録層3をスパッタによって5
〜100nmの厚さに形成してサーボパターン5aと非磁
性層16aを覆う。さらに、磁気記録層3の上に保護膜
4を形成すると、磁気記録媒体が完成する。
【0047】この構造においても、複数サーボパターン
5pと磁気記録層3が接触することになる。なお、本実
施形態においては、基板の表面に非磁性層を形成し、そ
の非磁性層に凹部を設けてもよい。 (第2実施形態)第1実施形態では、サーボ層の上に磁
気記録層を形成しているが、その上下関係を逆にしても
よいので、以下にその実施形態を説明する。
【0048】図9は、本発明の第2実施形態に係る磁気
記録媒体の部分断面図である。その平面は図2に示すと
同じなので省略する。図9において、磁気記録媒体21
は、ガラスウェハ、シリコンウェハ或いはNiP で覆われ
たアルミニウムウェハなどからなる非磁性の基板22
と、基板22の上に形成されたCoCr、CoCrPt、CoCrTa、
CoNiCr等よりなる磁気記録層23と、磁気記録層23を
覆うCr、Ta、Ti、W、SiO2などの非磁性層26と、磁気
記録層23の上で非磁性層内26に囲まれたCoCr、CoCr
Pt、CoCrTa、CoNiCr等よりなる複数のサーボ層25と、
サーボ層25及び非磁性層26を覆う保護層24から構
成されている。そして複数に分離されたサーボ層25と
その上の磁気記録層23によってサーボパターン25p
が構成される。
【0049】磁気記録媒体21は第1実施形態と同じ円
環状になっている。また、図2と同じようにサーボ信号
領域Bではクロック信号パターン27が形成され、2つ
のクロック信号パターン27の間に配置されるサーボパ
ターン25は第1実施形態と同じ配置になっている。こ
のようなサーボパターン25pにおいても、トラッキン
グ情報の書込み方法は第1実施形態と同じである。ま
た、サーボパターン25pに書き込まれたトラッキング
情報は磁気ヘッドを介して読み取られることになる。
【0050】この場合、サーボパターン25pから出る
磁界を磁気ヘッドがトラッキング情報として読み取るこ
とになる。しかも、サーボ層25と磁気記録層23によ
って1つのサーボパターン25pが構成されるので、完
全に孤立した従来のサーボパターンよりもトラキング信
号磁界が強くなる。また、サーボパターン25の周囲に
は非磁性層26が埋め込まれているので、サーボパター
ン25と磁気ヘッドとの距離は磁気ヘッドの浮上量と保
護層24の膜厚を加えた大きさとなる。この結果、磁気
ヘッドに入力するサーボ磁界は大きくなり、トラッキン
グ情報の読み出しは確実になる。
【0051】この実施形態の磁気記録媒体21において
は、サーボパターン25pが厚過ぎるとその周辺の非磁
性層26も厚くなって磁気記録層23と磁気ヘッドとの
距離が離れ過ぎる。したがって、サーボ層25と磁気記
録層23が同じ材料により形成されている場合には、サ
ーボ層25の膜厚は、図5(b) の実験結果から磁気記録
層23の膜厚よりも2.5倍程度になるように設定する
ことが好ましい。
【0052】この実施形態においても、サーボ層25の
周囲には非磁性層26が埋め込まれた構造となっている
ので磁気記録媒体21の記録面の平坦性は十分確保され
る。なお、この実施形態においても、図9に示すサーボ
信号領域Bの磁気記録層23にはデータは記録されな
い。次に、上記した磁気記録媒体21のサーボパターン
の形成方法を例に挙げて説明する。
【0053】第1例 まず、図10(a) に示すように、基板22の上にCoCrPt
よりなる硬質磁性層31をスパッタにより5〜250nm
の厚さに形成する。続いて、硬質磁性層31の上にレジ
スト32を塗布し、これを露光、現像することにより、
サーボパターン形成部分を除く領域の硬質磁性層23を
露出させる。
【0054】その後に、図10(b) に示すように、レジ
スト32に覆われない硬質磁性層31の膜厚が5〜10
0nmとなるまでエッチングにより薄層化する。これによ
り、トラッキングパターン形成部分の硬質磁性層31の
膜厚が他の領域よりも厚くなる。膜厚の厚い部分の硬質
磁性層31はサーボパターン25として使用され、薄い
部分は磁気記録層23となる。
【0055】そのエッチング法としては、イオンミリン
グ、スパッタエッチング、ケミカルエッチングなどがあ
るが、イオンミリングのような物理的エッチング法(P
VD法)を用いる。次に、図10(c) に示すように、全
体にCrよりなる非磁性層26をスパッタによって5〜1
00nmの厚さに形成し、続いてレジスト32を溶剤によ
り剥離すると、レジスト32に覆われない領域のみに非
磁性層26が残る。そして、その非磁性層によってパタ
ーニングされたサーボ層25の周囲が埋め込まれる。
【0056】なお、レジスト32を剥離した後にサーボ
層25の周辺に非磁性層26のバリが残るような場合に
は、機械的研磨又はイオンミリング、スパッタなどを用
いてバリを除去するとともにサーボ層25と非磁性層2
6の各表面の平坦化を図る必要がある。そのような平坦
化工程の後に、非磁性層26及びサーボ層25の上に保
護膜24を形成すると、図9に示すような構造の磁気記
録媒体が完成する。
【0057】第2例 まず、図11(a) に示すように、基板の上にCrCoPtより
なる磁気記録層23とCrCoPtよりなる硬質磁性層33を
スパッタによりそれぞれ5〜100nm、5〜250nmの
厚さに形成する。次に、図11(b) に示すように、レジ
スト34を塗布し、これを露光、現像することにより、
トラッキングパターン形成部分を除く領域の磁気記録層
23を露出させる。
【0058】この後に、図11(c) に示すように、レジ
スト34に覆われない領域の硬質磁性層33層にクロム
(Cr)をイオン注入し、そのイオン注入領域を非磁性層
33aに変える。この場合のイオン注入の深さはイオン
加速エネルギーの調整によって制御される。これにより
レジスト34の下方に存在する硬質磁性層33と磁気記
録層23はサーボパターン25pを構成する。
【0059】なお、イオン注入により硬質磁性層34に
凹凸は発生しないので、平坦化処理は不要となる。次
に、レジスト34を溶剤により剥離した後に、図11
(d) に示すように、サーボパターン25pと非磁性層3
3aを覆う保護膜24を形成すると、磁気記録媒体が完
成する。
【0060】なお、本実施形態において、基板の表面に
非磁性層を形成してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、磁気
記録層に連続して形成される硬質磁性層をサーボ信号記
録領域でトラック長方向に膜厚を変化させ、その膜厚の
厚い部分をサーボパターンとして適用しているので、サ
ーボパターンと磁気ヘッドとの距離が極めて近くなり、
磁気ヘッドによって読み出されるサーボ信号磁界が強く
なり、読み出しエラーの発生を防止できる。
【0062】そのようなサーボ信号記録領域での硬質磁
性層の膜厚を変化させる構造としては、第1に、硬質磁
性材よりなる磁気記録層の下面に硬磁性材よりなるサー
ボ層を重ねる構造を採用したので、サーボ層とともに磁
気記録層にもサーボ信号が書き込まれることになり、サ
ーボ信号磁界の強度を大きくできる。また、そのサーボ
層はパターニングされて複数のサーボパターンとなる
が、磁気記録層の下でそのサーボパターンを囲むように
非磁性層を形成して磁気ヘッドの対向面を平坦化するよ
うにしているので、低浮上の磁気ヘッドクラッシュを未
然に防止できる。
【0063】また、第2の構造として、硬質磁性材より
なる磁気記録層の上面に硬質磁性材よりなるサーボ層を
重ねる構造を採用したので、サーボ層とともに磁気記録
層にもサーボ信号が書き込まれることになり、サーボ信
号磁界の強度を大きくできる。また、サーボ層はパター
ニングされて複数のサーボパターンとなるが、磁気記録
層の上でサーボパターンを囲むように非磁性層を形成し
たので、磁気ヘッドの対向面を平坦にすることができ
る。
【0064】サーボ層と磁気記録層を同じ材料から形成
する場合には、サーボ層が磁気記録層の膜厚の2.5倍
以上あればデータ信号磁界と同じ大きさのトラッキング
情報磁界を得ることができることが実験により確かめら
れている。即ち、サーボ信号記録領域での膜厚の変化量
は、磁気記録層の膜厚の2.5倍以上あればよい。その
ようなサーボパターンをトラック内で位相を異ならせて
複数列配置し、さらに、各トラック毎に位相を異ならせ
て複数配列すると、その位相差により生じるトラッキン
グ情報磁界のトラック長方向の波形のズレを検出するこ
とによりトラック位置情報を検出できる。
【0065】本発明では、そのようなサーボパターンを
形成する方法として、リフトオフによりサーボパターン
を形成した後に、その表面を研磨又はエッチングにより
平坦化しているので、磁気記録媒体の表面の平坦性が確
保できる。また、別のサーボパターンの形成方法とし
て、サーボパターンを形成する領域の非磁性層に凹部を
形成した後に、非磁性層の上に硬質磁性層と平坦化膜を
順次形成し、ついで、平坦化膜と硬質磁性層をエッチン
グバックすることにより硬質磁性層を凹部内にのみ残し
てサーボパターンを形成している。この方法によればバ
リの発生はなく、サーボパターン及び非磁性層の表面で
平坦性が損なわれることはない。
【0066】さらに別のサーボパターンの形成方法とし
て、硬質磁性層を形成した後に、サーボパターンを形成
しない領域に非磁性元素をイオン注入してその領域の硬
質磁性層を非磁性層に変えるとともに、残った硬質磁性
層をサーボパターンとして用いるようにしている。これ
により、サーボパターンとその周辺では平坦性が損なわ
れることはない。
【0067】サーボパターンを磁気記録層の上面に重ね
合わせる構造を採用する場合には、厚く形成された硬質
磁性層のうちサーボパターンを形成しない領域をエッチ
ングにより薄層化するとともに、エッチングした領域に
非磁性層を重ねるようにしている。これにより、サーボ
パターンとその周辺では平坦性が確保されるとともに、
サーボパターンと磁気記録層を1度で形成でき、成膜工
数が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の磁気記録媒体
の断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態の磁気記録媒体の平
面図である。
【図3】図3(a) は、本発明の実施形態の磁気記録媒体
におけるサーボパターンの配置を示す平面図、図3(b)
は、そのサーボパターンを磁気ヘッドにより読み出した
トラッキング信号の一例を示す波形図である。
【図4】図4(a),(b)は、本発明の実施形態の磁気記録
媒体へのトラッキング信号の書き込み方法を示す斜視図
である。
【図5】図5(a) は、本発明の実施形態の磁気記録媒体
からのトラッキング信号の読み出し方法を示す断面図、
図5(b) はトラッキング信号とサーボパターンの幕厚と
の関係を示す特性図である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態の磁気記録媒体
の第1の製造方法を示す断面図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態の磁気記録媒体
の第2の製造方法を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態の磁気記録媒体
の第3の製造方法を示す断面図である。
【図9】図9は、本発明の第2実施形態の磁気記録媒体
の断面図である
【図10】図10は、本発明の第2実施形態の磁気記録
媒体の第1の製造方法を示す断面図である。
【図11】図11は、本発明の第2実施形態の磁気記録
媒体の第2の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21 磁気記録媒体 2、22 基板 3、23 磁気記録層 4、24 保護層 5、25 サーボ層 5p、25p サーボパターン 26 非磁性層 A テータ信号記録領域 B サーボ信号記録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前多 宏志 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 合議体 審判長 麻野 耕一 審判官 川上 美秀 審判官 田良島 潔 (56)参考文献 特開 平4−34718(JP,A) 特開 昭61−177622(JP,A) 特開 平5−334821(JP,A) 特開 昭56−153537(JP,A) 特開 昭56−148735(JP,A) 特開 平7−249108(JP,A) 特開 平6−28794(JP,A) 特開 昭60−177483(JP,A) 特開 平5−205257(JP,A) 特開 平3−254421(JP,A) 特開 平3−260913(JP,A) 実開 昭62−1981(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分的に凹部を有する非磁性の基板と、 前記基板を平坦化するように前記凹部の中に形成された
    第一の磁性層と、 前記基板及び前記第一の磁性層の上に形成され、少なく
    とも前記第一の磁性層に磁気的に接続して形成された第
    二の磁性層と有し、 前記第一の磁性層と前記第二の磁性層は同じ材料からな
    るとともに前記第一の磁性層の膜厚は前記第二の磁性層
    の膜厚の2.5倍以上であり、前記第一の磁性層の上の
    前記第二の磁性層は前記第一の磁性層とともにサーボパ
    ターンを構成することを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】平坦な非磁性の基板と、 前記基板の上に形成された第一の磁性層と、 前記第一の磁性層の上に部分的に形成された第二の磁性
    層と、 前記第一の磁性層の上で且つ前記第二の磁性層が形成さ
    れていない部分に形成され、前記第二の磁性層と同じ膜
    厚を有する非磁性層と、 前記非磁性層と前記第二の磁性層の上に形成された保護
    膜とを有し、 前記第一の磁性層は記録層であり、前記第二の磁性層は
    サーボ層であることを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】平坦な非磁性の基板と、 前記基板の上に形成され、部分的に第一の膜厚と該第一
    の膜厚より薄い第二の膜厚とを有する磁性層と、 前記磁性層の前記第二の膜厚を有する部分の上に形成さ
    れ、前記磁性層と協同して平坦面を形成する非磁性層
    と、 前記平坦面上に形成された保護層とを有し、 前記磁性層のうちの前記第一の膜厚の領域はサーボ層で
    あり、前記第二の膜厚の領域は記録層であることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】基板の上に磁気記録層と磁性層を順に形成
    する工程と、 前記磁性層の上に部分的に開口部を有するマスクを形成
    する工程と、 前記開口部から露出する領域の前記磁性層に非磁性元素
    をイオン注入して該領域の表面から前記磁気記録層の上
    までを非磁性層に変える工程と、 前記マスクを除去する工程とを有することを特徴とする
    磁気記録媒体の製造方法。
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