JPH1083640A - 磁気記録媒体及びその製造方法及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法及び磁気記録再生装置

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JPH1083640A
JPH1083640A JP8239007A JP23900796A JPH1083640A JP H1083640 A JPH1083640 A JP H1083640A JP 8239007 A JP8239007 A JP 8239007A JP 23900796 A JP23900796 A JP 23900796A JP H1083640 A JPH1083640 A JP H1083640A
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magnetic
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substrate
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JP8239007A
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English (en)
Inventor
Yoshio Koshikawa
誉生 越川
Yoshinori Otsuka
善徳 大塚
Yoshibumi Mizoshita
義文 溝下
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーボパターンを有する磁気記録媒体に関し、
サーボパターンを高精度に形成し、位置検出精度を向上
すること。 【解決手段】非磁性の基板51と、前記基板51上に形
成され且つ複数のトラック44により区分される磁気記
録層54と、複数の前記トラック44を斜めに横切る直
線状又は曲線状のトラッキング用サーボパターン51と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体及び
その製造方法及び磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、磁気記録
密度を増大させるために磁気ディスクのトラック密度を
高くする傾向にある。高いトラック密度を実現するため
には磁気ヘッドのトラッキング精度を向上させることが
必要である。そのトラック位置情報を検知するために、
例えば位相サーボ方式が採用されている。
【0003】位相サーボ方式は、磁気ヘッドのトラック
方向(周方向)の位置により再生サーボ信号の位相が変
化するようにサーボパターンを配置する方式である。従
来では、そのようなサーボパターンを磁気記録媒体表面
に記録するためには次のような方法を採用している。例
えば図15(a) に示すように、トラック10の幅方向
(直径方向)に複数、例えば3〜4程度に分割できる大
きさの第1のピッチL1 で磁気ヘッド20をトラック1
0の幅方向にずらし、磁気ヘッド20を第2のピッチL
2 で周方向にずらしながら磁気記録媒体表面に複数の磁
化反転パターンを形成し、その磁化反転パターンをサー
ボパターン30として利用する。磁気ヘッド20の記録
用インダクティブヘッドの磁極幅は、トラック幅とほぼ
同じ大きさとなっている。
【0004】位相サーボ方式でのトラッキング(トラッ
ク位置決め)情報の検出精度は、各トラックでの直径方
向の分割数を増すほど高くなり、しかも、サーボパター
ン30をシャープにするほど高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各トラック1
0の分割数を増加させると、1枚の磁気記録媒体あたり
のサーボパターン30の記録時間が増え、さらに、高密
度のトラックではサーボパターン30の記録時の磁気ヘ
ッド20の位置決め精度が低下することになる。しか
も、図15(b) に示すように、磁気ヘッド20の磁極端
部からの洩れ磁界によってサーボパターン30の端部に
ビット曲がり31が生じたり、記録にじみによりサーボ
パターン30端部にイレーズ領域32が生じるために、
サーボ情報の品質が低下するといった問題がある。
【0006】本発明は、サーボパターンを高精度に形成
し、位置検出精度を向上することができる磁気記録媒体
とその製造方法及び磁気記録装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(手段)上記した課題は、図2,図3に例示するよう
に、基板52と、前記基板52上に形成され且つ複数の
トラック44により区分される磁気記録層54と、複数
の前記トラック44を斜めに横切る直線状又は曲線状の
トラッキング用サーボパターン51とを有することを特
徴とする磁気記録媒体によって解決する。
【0008】上記磁気記録媒体において、前記トラッキ
ング用サーボパターン51は、前記トラック44におけ
るトラック幅方向の位置の相違によってトラック信号の
位相が変化するように複数配置されていることを特徴と
している。上記磁気記録媒体において、前記トラッキン
グ用サーボパターン51は、前記基板52上に形成され
た磁性層51a,54の膜厚の変化により現れるパター
ンであることを特徴とする。
【0009】上記磁気記録媒体において、図13に例示
するように、前記トラッキング用サーボパターン51
は、前記磁気記録層が部分的に分断されてなるパターン
であることを特徴とする。上記磁気記録媒体において、
前記トラッキング用サーボパターン51は、図14に例
示するように、前記磁気記録層55を構成する磁性層7
1に部分的に形成した凹凸の変化により現れるパターン
であることを特徴とする。
【0010】上記した課題は、図1、図2に例示するよ
うに、非磁性の基板52の上に形成され且つ複数のトラ
ック44により区分される磁気記録層54と、複数の該
トラック領域44を斜めに横切る直線状又は曲線状のト
ラッキング用サーボパターン51とを有する磁気記録媒
体42と、前記磁気記録媒体41を駆動する駆動手段4
3と、前記磁気記録媒体42の上に配置される磁気ヘッ
ド46と、前記磁気ヘッド46を支持する支持体47
と、前記支持体47を移動する移動手段48,49とを
有することを特徴とする磁気記録装置によって解決す
る。
【0011】上記した課題は、図10、図12、図14
に例示するように、基板52又は該基板52上の非磁性
層53にレジスト58を塗布する工程と、複数のトラッ
クを配置する領域を斜めに横切る直線又は曲線状のサー
ボパターン潜像を露光によって前記レジスト58に形成
する工程と、前記レジスト58を現像して、前記サーボ
パターン潜像が形成された部分又は前記サーボパターン
潜像の周囲に開口部58a,58bを形成する工程と、
前記開口部58a,58b,58dを通して前記基板5
2又は前記非磁性層53をエッチングして溝56,68
を形成し、これによりサーボパターン51の形状を前記
基板52又は前記非磁性層53に形成する工程とを有す
ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法により解決
する。
【0012】上記した課題は、図13に例示するよう
に、基板52上の磁性層54表面にレジスト58を塗布
する工程と、複数のトラックを斜めに横切る直線又は曲
線状のサーボパターン潜像を露光により前記レジストに
形成する工程と、前記レジスト58を現像して、前記サ
ーボパターン潜像を囲む開口部58cを形成する工程
と、前記開口部58cを通して前記磁性層54をエッチ
ングして溝54aを形成することにより、該溝54aに
囲まれた前記磁性層54をサーボパターン51として使
用する工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体の
製造方法によって解決する。
【0013】上記磁気記録媒体の製造方法において、図
8に例示するように、前記レジスト58の前記露光は、
複数回に分けて前記基板52をステップ回転又は連続回
転させながら行われることを特徴とする。上記磁気記録
媒体の製造方法において、前記レジスト58の前記露光
は、前記基板52の前記ステップ回転の停止時に露光マ
スク61を使用してなされることを特徴とする。
【0014】上記磁気記録媒体の製造方法において、前
記露光マスクの位置合わせは、前記ステップ回転の停止
時毎に行われることを特徴とする。上記磁気記録媒体の
製造方法において、図9に例示するように、前記露光
は、レーザビームを前記レジスト58上に走査させなが
ら行われることを特徴とする。
【0015】上記した課題は、図9、図13に例示する
ように、基板52上に磁性層54を形成する工程と、レ
ーザビームを照射することによって前記磁性層54をエ
ッチングし、複数のトラック44で区画される領域を斜
めに横切る直線又は曲線状のサーボパターン51を形成
する工程とを有することを特徴とする磁気記録媒体の製
造方法により解決する。
【0016】(作用)次に、本発明の作用について説明
する。本発明によれば、複数のトラックを斜めに横切る
直線状又は曲線状のサーボパターンを磁気記録媒体に物
理的形状で形成したので、従来のようにサーボパターン
を形成する際にイレーズ領域が生じたり、或いはビット
曲がりが生じなくなり、位置検出精度が向上する。この
場合、直線状又は曲線状のサーボパターンを斜めに配置
しているので、従来のサーボパターンと磁気的に等価な
状態となる。
【0017】その従来のサーボパターンは、1つのトラ
ック内で所定のピッチでトラック幅方向に配置され、且
つ1つのトラック内で所定のピッチでトラック長方向に
ずらして磁気的に記録されたものである。本発明のサー
ボパターンは、磁性層の膜厚の変化、磁性層の凹凸の変
化、磁性層の部分的利用によって構成している。このよ
うな構造の複数のサーボパターンに、外部から一定方向
で一定の大きさの磁界を連続して印加しても、サーボ情
報が各サーボパターンに書き込まれる。サーボ情報は、
磁界の変化によって得られる。
【0018】また、サーボパターンは、レジストのパタ
ーンを用いて形成される。そのレジストのパターンは、
露光マスク又はレーザ光照射を用いる露光工程を経て形
成される。露光マスクを用いてレジストにサーボパター
ンの潜像を形成する場合には、1枚の露光マスクを使用
して磁気記録媒体用の基板をステップ状に回転させてお
こなう。この場合、その基板の回転の各ステップ毎にレ
ジストを部分的に露光し、これを繰り返し行うと、露光
処理が容易になる。また、露光マスクの位置合わせ又は
焦点合わせは、基板の回転を停止する毎に行ってもよ
い。
【0019】また、レーザ光の照射によってレジストを
露光する場合には、サーボパターンを形成しようとする
基板をステップ又は連続して回転させながら行うと、露
光処理が速くなる。さらに、磁性層をレーザによりエッ
チングすることによりサーボ領域にサーボパターンを形
成すると、レジストの露光及び現像処理を経ることなく
精度良いパターンが得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の実施形態
を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の実施形態に係る磁気
ディスク( 磁気記録媒体) を有する磁気ディスク装置の
内部を示す平面図である。
【0021】図1に示す磁気ディスク装置40のハウジ
ング41内には、円板状の磁気ディスク42が収納さ
れ、その中心はスピンドルモータの回転シャフト43に
固定されている。磁気ディスク42の磁気記録層の面に
は、回転中心から径方向に並ぶ多数のトラック44が設
定され、各トラック44は、回転中心の周囲を囲む円形
となっている。また、磁気記録層の面には、回転中心か
ら径方向に延びるサーボ領域45が周方向に複数個配置
されている。なお、図1に示すトラック44やサーボ領
域45は本発明の理解を容易にするために記載したもの
で、実際には磁気ディスク42表面には現れない。
【0022】そのような磁気ディスク42の上では、磁
気ヘッドを取り付けたスライダ46がヘッドアーム47
の先端に支持されて配置されており、そのスライダ46
はヘッドアーム47の振れによって磁気ディスク42上
での位置が変えられる。ヘッドアーム47は、その中央
寄りの部分でステッピングモータの回転シャフト48に
取付けられており、トラック制御回路49からの信号に
より回転された回転シャフト48とともに移動するよう
に構成されている。トラック制御回路49は、サーボ領
域45のトラッキング用のサーボパターンの位相差によ
って磁気ヘッドの下のトラック位置を認識するようにな
っている。
【0023】次に、上述した磁気ディスク42をさらに
詳細に説明する。磁気ディスク42のサーボ領域45に
は、図2(a) に示すように、トラック44の接線方向か
ら所定の角度で傾斜した直線状のサーボパターン51が
複数のトラック44に跨がって形成されており、そのサ
ーボパターン51は間隔をおいて周方向に複数本形成さ
れている。そのトラック44の幅W1 は、図2(b) に示
すように、磁気ヘッド50の記録用ヘッドの磁極幅又は
再生用ヘッドのセンス幅とほぼ同じ大きさになってい
る。
【0024】そのサーボパターン51を有する磁気ディ
スク42は、図3に示すような断面構造を有している。
図3に示す磁気ディスク42は、ガラスウェハ、シリコ
ンウェハ或いはNiP に被覆されたアルミニウムウェハな
どからなる非磁性の基板52と、基板52上のCr、SiO2
などの非磁性材よりなる下地層53と、下地層53上の
CoCrTa、CoCrPt、CoCrなどの硬質磁性材料よりなる磁気
記録層54と、磁気記録層54を覆う保護層とを有して
いる。それらの層53〜55の厚さについて、下地層5
3は例えば50nm、磁気記録層54は例えば20nm、保
護層55は例えば15nmである。なお、下地層53を省
略する構造を採用する場合には、基板52の面が磁気記
録層54の下地面となる。
【0025】サーボ領域45に存在する下地層53に
は、サーボパターン51の一部を埋め込む溝56が形成
され、それらの溝56内にはCoCrTa、CoCrPt、CoCrなど
の硬質磁性層51aが埋め込まれている。1つの溝56
内の硬質磁性層51aとその上の磁気記録層54によっ
て実質的に1つのサーボパターン51を構成している。
そして、サーボ領域45では、硬質磁性層51aと溝5
6上の磁気記録層54にサーボ情報が書き込まれること
になるので、サーボ領域45での磁気記録層54にはサ
ーボ情報以外のデータが記録されないことになる。硬質
磁性層51aは、磁気記録層54を構成する磁性材料と
同じ材料又は異なる材料によって形成される。
【0026】なお、下地層53を省略する場合には、基
板に溝56が形成され、その中に硬質磁性層51aが埋
め込まれることになる。次に、サーボパターン51への
サーボ情報を書き込む方法を説明する。サーボ情報の書
込みは、図4(a) に示すように、磁気ヘッド50を用い
たり或いは図4(b) に示すように、永久磁石57を用い
ることによって行う。
【0027】図4(a) に示すように磁気ヘッド50によ
りサーボ情報を書き込む場合には、円板状の磁気ディス
ク42を回転させながら磁気ヘッド50から直流磁界を
発生させ、その直流磁界により所望のサーボパターン5
1とその周囲の磁気記録層54を同一円周方向に磁化さ
せる。これに対して、図4(b) に示すように、永久磁石
57のS極とN極を円周方向に配置し、その状態で磁気
ディスク42を回転させて所望のサーボパターン51を
同一向きに磁化させる。
【0028】いずれのサーボ情報の書込み方法において
も、全てのサーボパターン51を円周方向で同じ向きに
磁化することは同じである。サーボ情報を書き込む際に
はサーボ領域45以外の領域の磁気記録層54が同時に
磁化されることになるが、データの書き込みによって磁
化方向が変更されるので特に問題は生じない。このよう
にして書き込まれたサーボ情報は、図5に示すように、
磁気ヘッド50の磁気抵抗効果素子(再生用ヘッド) 5
0a或いはインダクティブ素子50bによって読み取ら
れ、サーボパターン51の両端からの磁界Hs は図5の
ような電圧波形に変換される。
【0029】この場合、各トラック44では、図2(b)
に示すよう再生用ヘッド50aがトラック長方向及びト
ラック幅方向にそれぞれ所定ピッチでずれる。即ち、複
数のトラック44に斜めに渡って配置される直線状のサ
ーボパターン51は、等価的に図15(a) に示すサーボ
パターン30の分割数を極限まで多くした場合と等価に
なる。
【0030】位相サーボ方式の磁気ディスク42では、
図6に示すように、サーボパターン51の第1の群Iと
第2の群IIが円周方向で左右対称に形成されているの
で、それらの群I、IIに基づくサーボ信号の位相(間
隔)βの変化によってトラック制御回路49がトラッキ
ング情報を認識するようになっている。なお、上記した
サーボパターン51は特に直線形状に限定されるもので
はなく、図7に示すように、複数のトラック44を渡る
曲線形状であってもよい。これは、磁気ディスク42の
内周と外周の間で磁気ヘッド50を振る場合に、曲線状
にした方がヨー角の変化量を小さくできることがあるか
らである。
【0031】以上のような直線又は曲線状のサーボパタ
ーン51は、膜厚の変化による形態的なパターンとして
存在している。したがって、そのようなサーボパターン
51によれば、磁気ヘッドによって1つ1つ間隔をおい
てサーボパターン51を精度良く書き込む処理が不要と
なるので書込み時間が短縮される。また、膜厚の変化の
みによってサーボパターン51の密度が決定されるの
で、サーボ情報の書込みの際の磁界の洩れや記録にじみ
を考慮する必要がなく、高精度のサーボパターが得られ
る。これにより、位置検出精度が向上する。
【0032】さらに、サーボパターン51は直線状又は
曲線状に形成されて複数のトラック44を斜めに横切る
ようにしているので、図15(a) に示すサーボパターン
の平面形状を採用する場合に比べて、パターンの抜けが
生じにくくなり、歩留りが向上する。次に、上記した磁
気ディスク42(磁気記録媒体)のサーボパターン51
の形成方法を説明する。
【0033】以下に述べるサーボパターンの形成工程に
は、レジストを露光、現像してレジストパターンを形成
する工程を含んでいるが、レジストを露光するために図
8又は図9に示すような方法を採用する。図8(a) 及び
図9(a) は、表面にレジスト58が塗布された円板状の
基板52をステップモータ59の回転シャフトに取付
け、この状態で露光する方法を示している。
【0034】図8(a) は、照明器60と露光マスク61
を使用する露光方法を示している。露光マスクを磁気デ
ィスク42と1対1で対応した大きさにすると、露光装
置全体が大きくなる上に、位置合わせがさらに難しくな
るので好ましくない。一方、磁気ディスク42に形成し
ようとするサーボパターン51は周方向に繰り返して配
置されている。したがって、磁気デイスク42を周方向
にn(nは自然数)個に等分できる大きさの露光パター
ン領域61aを有する露光マスク61を用意する。そし
て、露光マスク61を基板52の上方に固定し、その上
の照明器60を所定時間t1 だけ照射して露光マスク6
1のパターンをレジスト58に転写した後に、ステップ
モータ59の回転部を360/n度だけ回転させといっ
た動作をn回だけ繰り返して行ってレジスト58の全面
の露光を終える。照明器60の光照射とステップモータ
59の駆動は、図8(b) に示すタイミングで制御部62
によって制御される。
【0035】なお、露光マスク61の位置合わせ、焦点
合わせは、ステップモータ59を停止する毎に行うこと
もあるし、露光を開始する前に1度だけ行うこともあ
る。また、図9(a) は、レーザ光源63とレーザ走査系
ミラー64を有し、パターンデータ記憶部65からのデ
ータに基づいて制御部66がレーザ光源63をON,O
FFさせるとともにレーザ走査系ミラー64を振ってレ
ーザ光を基板52の径方向に走査させる。
【0036】レーザ光の照射とステップモータ59のO
N,OFFは、例えば図9(b) に示すように、径方向の
1回のレーザ光の走査を終えた後に、制御部65はステ
ップモータ59を所定のステップだけ回転させ、さらに
径方向の露光をおこなわせる、といった操作を繰り返し
行い、ステップモータ59の回転部を360度回転させ
た状態でレジスト58の全面の露光処理を終える。
【0037】その他に、レーザ光を使用した露光を周方
向毎に行うことも可能である。この場合、図9(c) に示
すように、ステップモータ59を所定の回転速度で連続
して駆動するとともに、パターンに合わせてレーザ光照
射をON,OFFすることになる。このような露光方法
を使用して図3に示した断面構造の磁気ディスク42を
製造する方法を次に説明する。
【0038】まず、図10(a) に示すように、基板52
上に下地層53を形成し、さらに下地層53上にレジス
ト58を塗布する。続いて、レジスト58を図8又は図
9に示した露光方法によって露光してサーボパターンの
潜像を形成する。その後に、図10(b) に示すように、
レジスト58を現像してサーボパターン51が形成され
るべき部分に開口部58aを形成する。
【0039】次に、図10(c) に示すように、レジスト
58の開口部58aから露出した部分の下地層53をエ
ッチングして溝56を形成する。溝56は図10(c) の
ように基板52を露出させない程度の深さであってもよ
いし、基板52を露出させる深さであってもよい。エッ
チング法としてはイオンミリング、スパッタエッチン
グ、ケミカルエッチングなどがある。また、基板52の
構成材料をシリコンとする場合には、反応性イオンエッ
チングが適用できる。
【0040】さらに、図10(d) に示すように、全体に
硬質磁性層51aをスパッタにより形成して溝56を埋
め、続いて、レジスト58を溶剤により剥離すると、溝
56内にのみ硬質磁性層51aが残る。その後に、機械
的研磨、イオンミリングなどを用いて下地層53と硬質
磁性層51aを平坦化する。この平坦化によって、磁気
ヘッド50が対向する面が平坦化されるので、その上を
滑る磁気ヘッド50が突起によって破壊されるおそれが
なくなる。
【0041】そのような平坦化処理の後に、図10(e)
に示すように、スパッタにより磁気記録層54を硬質磁
性層51a及び下地層53の上に5〜100nmの厚さに
形成し、さらに、その上に保護膜55を形成すると、図
3に示した断面構造の磁気ディスクが完成する。なお、
保護層55の上に潤滑剤を塗布してもよい。 (第2実施形態)第1実施形態では、サーボパターン5
1として硬質磁性層56a上に磁気記録層54を形成し
ているが、それらの上下関係を逆にしてもよいので、以
下にその実施形態を説明する。
【0042】図11は、本発明の第2実施形態に係る磁
気ディスク(磁気記録媒体)の部分断面図である。その
サーボパターン51を構成する硬質磁性層51aのパタ
ーンの平面形状及び配置は、第1実施形態で説明したと
同じなので省略する。図11において、磁気ディスク4
2は、ガラスウェハ、シリコンウェハ或いはNiP で覆わ
れたアルミニウムウェハなどからなる非磁性の基板52
と、基板52上のCr、SiO2などの非磁性材からなる下地
層53と、下地層53上のCoCr、CoCrPt、CoCrTa、CoNi
Cr等よりなる磁気記録層54と、磁気記録層54を覆う
非磁性の中間層67と、サーボ領域45で中間層67内
に埋め込まれたCoCr、CoCrPt、CoCrTa、CoNiCr等よりな
る硬質磁性層51aと、硬質磁性層51a及び中間層層
67を覆う保護層55とから構成されている。
【0043】中間層67において、硬質磁性層51aを
埋め込む溝68の平面形状は、第1実施形態で説明した
サーボパターン51の平面形状と同じであり、その中の
硬質磁性層51aは溝68の下部で磁気記録層54に接
している。そして、溝68内の硬質磁性層51aとその
直下の磁気記録層54によってサーボパターン51が構
成される。
【0044】このようなサーボパターン51において
も、サーボ情報の書込み方法は第1実施形態と同じであ
る。また、サーボパターン51に書き込まれたサーボ情
報は磁気ヘッド50により読み取られることになる。ま
た、サーボパターン51の周囲には非磁性の中間層67
が埋め込まれているので、サーボパターン51と磁気ヘ
ッド50との距離は磁気ヘッド50の浮上量と保護層5
5の膜厚を加えた大きさとなる。この結果、磁気ヘッド
50に入力するサーボ磁界は大きくなり、トラッキング
情報の読み出しは確実になる。
【0045】この実施形態においても、直線状又は曲線
状のサーボパターン51が、図2(a) 又は図7と同じよ
うに、複数のトラック44に斜め方向にわたって形成さ
れ、しかもその膜厚の円周方向での変化によってパター
ンが形成されている。したがって、そのようなサーボパ
ターン51によれば、第1実施形態と同じように書込み
時間が短縮され、また、高精度のパターンが得られる。
【0046】さらに、そのサーボパターン51は直線状
又は曲線状に形成されて複数のトラック44を斜めに渡
るようにしているので、孤立したパターンよりも機械的
強度が強くなり、パターンの欠陥が生じにくくなる。な
お、この実施形態においても、図2に示すと同様にサー
ボ領域45の磁気記録層54にはサーボデータ以外のデ
ータは記録されない。
【0047】次に、図11に示す構造のサーボパターン
51の形成方法の一例を挙げて説明する。まず、図12
(a) に示すように、基板52の上にCrよりなる下地層5
3を50nmの厚さに形成した後に、CoCrPtよりなる磁気
記録層54を例えば20nmの厚さに形成し、さらにSiO2
よりなる中間層67を5〜20nmの厚さに形成する。こ
れらの層53、54、67はスパッタによって形成す
る。続いて、中間層67の上にレジスト58を塗布し、
これを図8又は図9に示した露光方向により露光してサ
ーボパターンの潜像をレジスト58に形成する。
【0048】次に、レジスト58を現像して図12(b)
に示すようにレジスト58をパターニングし、サーボパ
ターンを形成する部分に開口部58bを形成する。その
後に、図12(c) に示すように、レジスト58に覆われ
ない中間層67をエッチングにより除去して溝68を形
成する。そのエッチング法としては、イオンミリング、
スパッタエッチング、ケミカルエッチングなどがある。
【0049】次に、図12(d) に示すように、全体に、
スパッタによりCoCrPtよりなる硬質磁性層51aを5〜
20nmの厚さに形成し、続いてレジスト58を溶剤によ
り剥離すると、溝68内のみに硬質磁性層51aが残
る。そして、硬質磁性層51aと中間層67とを研磨な
どにより平坦化する。これにより、硬質磁性層51aと
その直下の磁気記録層54によってサーボパターン51
が構成される。
【0050】そのような平坦化工程の後に、図12(e)
に示すように、硬質磁性層51aと中間層67の上に保
護膜55を形成すると、図11に示すような構造の磁気
ディスクが完成する。なお、下地層53は省略すること
が多い。また、保護層55の上に潤滑剤を塗布してもよ
い。 (第3実施形態)上記した直線状又は曲線状のサーボパ
ターン51は、磁気記録層54の一部をパターニングす
ることにより形成してもよい。
【0051】例えば、図13(a) に示すように、基板5
2上に下地層53と厚さ20nm程度の磁気記録層54を
スパッタにより形成した後に、レジスト58を磁気記録
層54の上に塗布する。そして、このレジスト58を図
8又は図9に示した方法により露光し、ついで現像して
レジスト58をパターニングする。そのレジスト58
は、サーボ領域45以外を覆うとともにサーボ領域45
内でサーボパターンの周囲に開口部58cが形成されて
いる。
【0052】続いて、レジスト58に覆われない磁気記
録層54をイオンミリング、スパッタエッチング、ケミ
カルエッチングなどにより除去して溝54aを形成し、
且つサーボ領域45以外の磁気記録層54を残すととも
に、サーボ領域51に残った磁気記録層54をサーボパ
ターン51として使用する。次いで、図13(b) に示す
ように、磁気記録層54及びサーボパターン51を保護
膜55で覆うとともに、サーボパターン51の周囲に発
生した溝を保護膜55により充填する。その際、保護膜
55を平坦化してもよい。さらに、保護膜55の上には
潤滑剤70を塗布すると磁気ディスクが完成する。
【0053】なお、サーボパターン51を形成する場合
には、高エネルギーのレーザ光を照射することにより磁
気記録層(硬質磁性層)54をパターニングしてサーボ
パターンの形状を得る工程を採用してもよい。そのレー
ザ光の照射状態とタイミングは、図9(a) 〜図9(c) に
示すと同じである。図13(b) に示すサーボパターン5
1は、サーボ領域45の磁気記録層54をパターニング
して形成されているが、磁気記録層54をパターニング
することなくサーボパターン51を形成する方法を次に
説明する。
【0054】まず、図14(a) に示すように、基板52
のサーボ領域45以外の領域とサーボパターン形成部分
を覆うレジスト58を形成する。即ち、サーボ領域45
でサーボパターン形成部分の周囲に窓58dを有するレ
ジスト58を形成する。そのレジスト58の窓58dの
形成は、図8又は図9に示した露光処理を経て形成され
る。続いて、レジスト58をマスクにして基板52を例
えば20nmの深さにエッチングして基板52に溝72を
形成する。これにより、サーボ領域45で溝72内に堆
積した硬質磁性材71は磁気ヘッド50から遠ざかるこ
とになる。 次に、レジスト58を溶剤により剥離した
後に、図14(b) に示すように、スパッタにより硬質磁
性材71を例えば20nmの厚さに形成し、ついで、図1
4(c) に示すように、硬質磁性材71の上に保護膜55
を形成し、さらにその上に潤滑剤70を塗布する。
【0055】図14(c) に示す磁気ディスクでは、図4
(a) 又は図4(b) に示す方法によって強い外部磁界を硬
質磁性材71に印加すると、距離の遠い溝72内の硬質
磁性材71が他の領域に比べて弱く磁化されることにな
り、しかも、再生用の磁気ヘッド50から遠ざかること
になる。この結果、この溝72から出る磁界は極めて小
さくなる。この結果、サーボ領域45では、硬質磁性材
71の溝72に囲まれた挟まれた凸部がサーボパターン
51として機能する。また、サーボ領域45以外の領域
の硬質磁性層71は磁気記録層54として機能する。
【0056】図13(b) 、図14(c) の磁気ディスクの
サーボ領域45におけるサーボパターン51による磁界
の変化とサーボ検出信号は、図5と実質的に同じにな
る。なお、図13(b) 、図14(c) で示したサーボパタ
ーン51の平面は、第1、第2実施形態と同様に、直線
又は曲線状の形状を有し、図2(a) 又は図7に示すと同
様に、複数のトラック44を斜めに横切るように配置さ
れている。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
のトラックを斜めに横切る直線状又は曲線状のサーボパ
ターンを磁気記録媒体に物理的形状で形成したので、従
来のようにサーボパターンにイレーズ領域が生じたり、
或いはビット曲りがりが生じなくなり、位置検出精度を
向上することができる。
【0058】本発明のサーボパターンは、磁性層の膜厚
の変化、磁性層の凹凸の変化、磁性層の部分的利用によ
って構成しているので、外部から一定方向で一定の大き
さの磁界を連続して印加してサーボ情報を高速で書き込
むことができる。また、サーボパターンのパターニング
に使用されるレジストは、1枚の露光マスクを使用して
磁気記録媒体用の基板をステップ状に回転させ、その基
板の回転の各ステップ毎にレジストを部分的に露光し、
これを繰り返し行うと、露光処理が容易になる。
【0059】また、レーザ光の照射によってレジストを
露光する場合には、サーボパターンを形成しようとする
基板をステップ又は連続して回転させながら行うと、露
光処理を速くできる。さらに、磁性層をレーザによりエ
ッチングすることによりサーボ領域にサーボパターンを
形成すると、レジストの露光及び現像処理を経ることな
く精度良いパターンが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク
を有する磁気ディスク装置の一例を示す平面図である。
【図2】図2(a) は、本発明の実施形態に係る磁気ディ
スクのサーボパターンの一例を示す平面図、図2(b) は
その部分拡大平面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク
の構造の第1例を示す断面図である。
【図4】図4(a) は、本発明の実施形態に係る磁気ディ
スクへのサーボ情報を磁気ヘッドによって書き込んだ例
を示す斜視図、図4(b) は、本発明の実施形態に係る磁
気ディスクのサーボ情報を永久磁石により書き込んだ例
を示す斜視図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク
のサーボ情報の読み出し状態を示す断面図及び磁気ヘッ
ドの出力波形図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク
の位相サーボを説明するサーボパターンの平面図と磁気
ヘッドの出力波形図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態に係る磁気ディスク
のサーボパターンの他の例を示す平面図である。
【図8】図8(a)は、本発明の実施形態に係る磁気ディ
スクのサーボパターンを形成する際のレジストの露光方
法の第1例を示す斜視図、図8(b) は、露光とステップ
モータ駆動のタイミングチャートである。
【図9】図9(a) は、本発明の実施形態に係る磁気ディ
スクのサーボパターンを形成する際のレジストの露光方
法の第2例を示す斜視図、図9(b),(c) は、レーザ光照
射とステップモータ駆動のタイミングチャートである。
【図10】図10(a) 〜(e) は、本発明の実施形態に係
る磁気ディスクの第1の製造工程を示す断面図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態に係る磁気ディ
スクの構造の第2例を示す断面図である。
【図12】図12(a) 〜(e) は、本発明の実施形態に係
る磁気ディスクの第2の製造工程を示す断面図である。
【図13】図13(a),(b) は、本発明の係る磁気ディス
クの構造の第3例の製造工程を示す断面図である。
【図14】図14(a) 〜(c) は、本発明の係る磁気ディ
スクの構造の第4例の製造工程を示す断面図である。
【図15】図15(a) は、磁気ヘッドにより1つ1つ書
き込まれた従来の理想的なサーボパターンを示す平面
図、図15(b) は、そのサーボパターンの実際に書き込
まれた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
42 磁気ディスク 44 トラック 45 サーボ領域 50 磁気ヘッド 51 サーボパターン 51a 硬質磁性層 52 基板 53 下地 54 磁気記録層 55 保護層 56 溝 57 永久磁石 58 レジスト 60 照明器 61 露光マスク 63 レーザ光源 64 レーザ走査系ミラー 67 中間層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板の上に形成され且つ複数のトラックにより区分
    される磁気記録層と、 複数の前記トラックを斜めに横切る直線状又は曲線状の
    トラッキング用サーボパターンとを有することを特徴と
    する磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】前記トラッキング用サーボパターンは、前
    記トラックにおけるトラック幅方向の位置の相違によっ
    てトラック信号の位相が変化するように複数配置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】前記トラッキング用サーボパターンは、前
    記基板上に形成された磁性層の膜厚の変化により現れる
    パターンであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】前記トラッキング用サーボパターンは、前
    記磁気記録層が部分的に分断されてなるパターンである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】前記トラッキング用サーボパターンは、前
    記磁気記録層に部分的に形成した凹凸の変化により現れ
    るパターンであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】非磁性の基板の上に形成され且つ複数のト
    ラックにより区分される磁気記録層と、 複数の該トラックを斜めに横切る直線状又は曲線状のト
    ラッキング用サーボパターンとを有する磁気記録媒体
    と、 前記磁気記録媒体を駆動する駆動手段と、前記磁気記録
    媒体の上に配置される磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを支持する支持体と、 前記支持体を移動する移動手段とを有することを特徴と
    する磁気記録装置。
  7. 【請求項7】基板又は該基板上の非磁性層にレジストを
    塗布する工程と、 複数のトラックを配置する領域を斜めに横切る直線又は
    曲線状のサーボパターン潜像を前記レジストに露光によ
    り形成する工程と、 前記レジストを現像して、前記サーボパターン潜像が形
    成された部分又は前記サーボパターン潜像の周囲に開口
    部を形成する工程と、 前記開口部を通して前記基板又は前記非磁性層をエッチ
    ングして溝を形成し、これによりサーボパターンの形状
    を前記基板又は前記非磁性層に形成する工程とを有する
    ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】複数のトラック領域を有する基板上の磁性
    層表面にレジストを塗布する工程と、 露光によって、前記複数のトラック領域を斜めに横切る
    直線又は曲線状のサーボパターン潜像を前記レジストに
    形成する工程と、 前記レジストを現像して、前記パターン潜像を囲む開口
    部を形成する工程と、 前記開口部を通して前記磁性層をエッチングして溝を形
    成することにより、該溝に囲まれた前記磁性層をサーボ
    パターンとして使用する工程とを有することを特徴とす
    る磁気記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】前記レジストの前記露光は、複数回に分け
    て前記基板をステップ回転又は連続回転させながら行わ
    れることを特徴とする請求項7又は8記載の磁気記録媒
    体の製造方法。
  10. 【請求項10】前記露光は、前記基板の前記ステップ回
    転の停止時に露光マスクを使用してなされることを特徴
    とする請求項9記載の磁気記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】前記露光マスクの位置合わせは、前記ス
    テップ回転の間の停止時毎に行われることを特徴とする
    請求項10記載の磁気記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】前記露光は、レーザビームを前記レジス
    ト上に走査させながら行われることを特徴とする請求項
    7又は8記載の磁気記録媒体の製造方法。
  13. 【請求項13】基板上に磁性層を形成する工程と、 レーザビームを照射することによって前記磁性層をエッ
    チングし、複数のトラックで区画される領域を斜めに横
    切る直線又は曲線状のサーボパターンを形成する工程と
    を有することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
JP8239007A 1995-12-14 1996-09-10 磁気記録媒体及びその製造方法及び磁気記録再生装置 Pending JPH1083640A (ja)

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