JP2000322849A - トラッキング用サーボ信号記録方法 - Google Patents

トラッキング用サーボ信号記録方法

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JP2000322849A
JP2000322849A JP11133633A JP13363399A JP2000322849A JP 2000322849 A JP2000322849 A JP 2000322849A JP 11133633 A JP11133633 A JP 11133633A JP 13363399 A JP13363399 A JP 13363399A JP 2000322849 A JP2000322849 A JP 2000322849A
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magnetic disk
signal
recording
tracking servo
magnetic
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JP11133633A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Ishida
達朗 石田
Keizo Miyata
宮田  敬三
Yasuaki Ban
泰明 伴
Kiyokazu Toma
清和 東間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可換性磁気ディスク媒体の磁気ディスクに、
生産性よく且つ安価にトラッキング用サーボ信号を記録
できるトラッキング用サーボ信号記録方法を提供する。 【解決手段】 第1ステップとして、トラッキング用サ
ーボ信号を記録しようとする磁気ディスク10をマスタ
ー情報担体11に接触させることによって、磁気ディス
ク10にリファレンス情報信号を記録する。その後、第
2ステップとして、磁気ヘッド14およびスピンドルモ
ータ15を備える磁気ディスクドライブ16に磁気ディ
スク10を挿入し、トラッキング用サーボ信号を記録す
る。磁気ディスクドライブ16は、再生されたリファレ
ンス情報信号を参照しながら、磁気ヘッド14を用いて
トラッキング用サーボ信号を磁気ディスク10に記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可換性磁気ディス
ク媒体の磁気ディスクにトラッキング用サーボ信号を記
録する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、100MBを超える記憶容量を有
する可換性磁気ディスク媒体を用いた磁気ディスクドラ
イブが開発され、従来のフロッピーディスクドライブに
代って、種々の測定検査装置やコンピュータ用の外部記
憶装置として普及しつつある。
【0003】可換性磁気ディスク媒体においてこのよう
な高密度記録を実現した技術的背景として、媒体性能、
ヘッド・ディスクインターフェース性能の進歩や新規な
信号処理方式の出現による線記録密度の向上と、サーボ
トラッキング技術の進歩によるトラック密度の向上が挙
げられる。このうち後者のトラック密度の向上は、従来
固定磁気ディスクドライブ(磁気ディスクドライブ)に
用いられていたサーボトラッキング技術が導入されたこ
とによる寄与である。固定磁気ディスクドライブのサー
ボトラッキング技術に関しては、たとえば、日本応用磁
気学会誌(山口:磁気ディスク装置の高精度サーボ技
術、日本応用磁気学会誌、Vol.20,No.3,p
p.771,1996)に詳細な内容が示されている。
【0004】サーボトラッキング技術は、信号を記録再
生するためのヘッドがトラックを正確に走査し、信号を
S/N比良く再生するために重要な役割を果たしてい
る。現在の磁気ディスクには、ディスクの1周、すなわ
ち角度にして360度中において、一定の角度間隔でト
ラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再生クロ
ック信号等が記録されている(以下、サーボトラッキン
グ記録という)。磁気ヘッドは、一定間隔でこれらの信
号を再生することによって、自己の位置を確認、修正し
ながら正確にトラック上を走査することができる。現
在、このようなサーボトラッキング技術を導入すること
により、可換性磁気ディスク媒体においても10μm以
下の狭トラック幅信号をS/N比良く再生することが可
能となっている。一方、今後のさらなる技術の進歩によ
って、近い将来にはトラックピッチが数ミクロンの領域
に達するものと予想される。
【0005】トラッキング用サーボ信号等は、ヘッドが
正確にトラック上を走査するための基準信号となるもの
であるので、その記録時には、正確な位置決め精度が要
求される。現在、可換性磁気ディスク媒体へのサーボト
ラッキング記録は、高い精度で磁気ディスクを回転させ
るためのエアスピンドルモータと、厳密に位置制御され
た信号記録を行うための磁気ヘッドとを搭載した専用の
サーボトラッキング記録装置を用いて行われている。
【0006】図9を参照して、従来のサーボトラッキン
グ記録の方法について説明する。
【0007】従来のサーボトラッキング記録に用いられ
るサーボトラッキング記録装置は、エアスピンドルモー
タ1と、磁気ヘッド2と、磁気ヘッド2にサーボトラッ
キング記録に対応した信号を供給する信号発生器3と、
磁気ヘッド2の位置を制御する外部アクチュエータ4と
を備える。
【0008】サーボトラッキング記録を行う場合には、
可換性磁気ディスク媒体の磁気ディスク5をエアスピン
ドルモータ1によって回転させながら、磁気ヘッド2に
よってサーボトラッキング記録を行う。磁気ヘッド2に
は、磁気ディスク5の各記録個所に記録されるべき適切
な信号パターンが信号発生器3より順次供給される。な
お、可換性磁気ディスク媒体は、一般に磁気ディスク5
をプラスチック等の筺体に装填した構造を有するが、図
9では筺体を省略している。
【0009】可換性磁気ディスク媒体は、上記のサーボ
トラッキング記録を終えた状態でユーザに供給される。
ユーザは、供給された可換性磁気ディスク媒体を、自己
が保有する磁気ディスクドライブを用いて論理フォーマ
ットする。この論理フォーマットによって初めて、可換
性磁気ディスク媒体に種々のデータを記録再生すること
が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、サーボトラッキング記録が、磁気ヘッド
と磁気ディスクとの相対移動に基づく線記録によって行
われため、サーボトラッキング記録に非常に多くの時間
を要するという問題があった。
【0011】サーボトラッキング記録に非常に多くの時
間を要する従来の方法を用いて可換性磁気ディスク媒体
を大量に供給するためには、専用のサーボトラッキング
記録装置の稼動数を増加させる必要があるが、このよう
な専用のサーボトラッキング記録装置は非常に高価であ
る。さらに上記のサーボトラッキング記録は、塵埃など
の付着による記録信号欠陥の発生を防止するためにクリ
ーンルーム内で行う必要があり、サーボトラッキング記
録装置の稼動数の増加とともに広いクリーンルームが必
要となる。従って、従来のサーボトラッキング記録の記
録方法では、高価なサーボトラッキング記録装置やクリ
ーンルームの投資費用、減価償却費用、ランニングコス
トが可換性磁気ディスク媒体の製造コストに反映され、
製造コストが高くなるという問題があった。
【0012】上記問題を解決するため、本発明は、可換
性磁気ディスク媒体の磁気ディスクに、生産性よく且つ
安価にトラッキング用サーボ信号を記録する方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法は、磁
気ディスクドライブによって記録再生が可能な可換性磁
気ディスク媒体の磁気ディスクへトラッキング用サーボ
信号を記録する方法であって、基体と前記基体の一主面
に形成された強磁性薄膜とを備えるマスター情報担体で
あって前記強磁性薄膜がリファレンス情報信号に対応す
るように形成されているマスター情報担体を、前記磁気
ディスクの一主面に接触させることによって、前記磁気
ディスクに前記リファレンス情報信号を記録する第1ス
テップと、磁気ヘッドを搭載する磁気ディスクドライブ
に前記磁気ディスクを挿入し、前記磁気ディスクドライ
ブによって再生された前記リファレンス情報信号を参照
しながら前記磁気ヘッドを用いて前記磁気ディスクにト
ラッキング用サーボ信号を記録する第2ステップとを含
むことを特徴とする。上記方法では、リファレンス情報
信号が磁気転写によって形成され、そのリファレンス情
報信号に基づいてトラッキング用サーボ信号が記録され
る。従って、上記方法によれば、生産性よく且つ安価に
トラッキング用サーボ信号を記録することができる。
【0014】上記本発明のトラッキング用サーボ信号記
録方法では、前記リファレンス情報信号が同期信号と位
置信号とを含み、前記同期信号は前記磁気ディスクの径
方向と略平行な方向に磁化遷移領域を有し、前記位置信
号は前記径方向に対して傾斜した方向に磁化遷移領域を
有し、前記第2ステップにおいて前記トラッキング用サ
ーボ信号を記録する際に、前記同期信号と前記位置信号
との位相差を用いて前記磁気ヘッドの前記径方向への変
位を検出することが好ましい。上記構成とすることによ
って、磁気ディスクの径方向における磁気ヘッドの変位
を検出することが容易になる。
【0015】上記本発明のトラッキング用サーボ信号記
録方法では、前記リファレンス情報信号および前記トラ
ッキング用サーボ信号が回転対称をなし、前記第2ステ
ップにおいて前記トラッキング用サーボ信号を記録する
際に、前記リファレンス情報信号の中心点(回転対称の
中心となる点)と前記磁気ディスクの中心点(回転中
心)とのずれを検出し、前記ずれを補正することによっ
て前記磁気ディスクの中心点と前記トラッキング用サー
ボ信号の中心点(回転対称の中心となる点)とのずれを
減少させることが好ましい。これによって、信頼性が高
いトラッキング用サーボ信号を記録できる。
【0016】上記本発明のトラッキング用サーボ信号記
録方法では、前記可換性磁気ディスク媒体が、ディスク
中心が略同一軸上に位置するように略平行に配置された
複数の磁気ディスクを備え、前記第1ステップにおいて
前記磁気ディスクに前記リファレンス情報信号を記録す
る際に、前記略平行に配置された複数の磁気ディスクの
うち略中央に配置される前記磁気ディスクに前記リファ
レンス情報信号を記録し、前記第2ステップにおいて前
記リファレンス情報信号を参照して前記トラッキング用
サーボ信号を記録する際に、前記複数の磁気ディスクの
すべてに前記トラッキング用サーボ信号を記録すること
が好ましい。これによって、複数の磁気ディスクにおい
て、各磁気ディスクの中心点とトラッキング用サーボ信
号の中心点とのずれを少なくすることができる。
【0017】上記本発明のトラッキング用サーボ信号記
録方法では、また、前記可換性磁気ディスク媒体が、デ
ィスク中心が略同一軸上に位置するように略平行に配置
された複数の磁気ディスクを備え、前記第1ステップに
おいて前記磁気ディスクに前記リファレンス情報信号を
記録する際に、前記略平行に配置された複数の磁気ディ
スクのうち両端に配置される前記磁気ディスクに前記リ
ファレンス情報信号を記録し、前記第2ステップにおい
て前記リファレンス情報信号を参照して前記トラッキン
グ用サーボ信号を記録する際に、前記複数の磁気ディス
クのすべてに前記トラッキング用サーボ信号を記録する
ことが好ましい。上記構成によっても、また、複数の磁
気ディスクにおいて、各磁気ディスクの中心点とトラッ
キング用サーボ信号の中心点とのずれを少なくすること
ができる。
【0018】上記本発明のトラッキング用サーボ信号記
録方法では、前記磁気ディスクドライブは光学ヘッドを
備え、前記第2ステップにおける前記リファレンス情報
信号の再生は、前記光学ヘッドを用いて磁気光学効果を
検出することによって行ってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0020】(実施形態1)実施形態1では、可換性磁
気ディスク媒体の磁気ディスクへトラッキング用サーボ
信号を記録する本発明の方法の一例について説明する。
【0021】実施形態1のトラッキング用サーボ信号記
録方法では、まず、図1(a)に示すように、トラッキ
ング用サーボ信号を記録しようとする磁気ディスク10
をマスター情報担体11の一主面に接触させることによ
って、磁気ディスク10にリファレンス情報信号10a
(図4参照)を記録する(第1ステップ)。このとき、
磁気ディスク10は、ハブ12を介してその中心がマス
ター情報担体11の中心と略一致するように接触させら
れる。また、磁気ディスク10は、上記第1ステップの
後、プラスチック等からなる筺体13に装填され、可換
性磁気ディスク媒体を構成する。
【0022】上記第1ステップの後、磁気ヘッド14お
よびスピンドルモータ15を備える磁気ディスクドライ
ブ16に可換性磁気ディスク媒体の磁気ディスク10を
挿入し、磁気ディスク10にトラッキング用サーボ信号
を記録する(第2ステップ)。この際、磁気ヘッド14
によって再生されたリファレンス情報信号を参照するこ
とによって磁気ディスク10の記録面内における磁気ヘ
ッド14の位置を特定することができ、その位置に応じ
たトラッキング記録を行えばよい。磁気ディスク10の
どの位置にどのようなトラッキング用サーボ信号を記録
するかについては、たとえば磁気ディスクドライブ16
のROMや磁気ディスクドライブ16が接続されるパソ
コンに記憶させておけばよい。このようにして、トラッ
キング用サーボ信号が磁気ディスク10に記録される。
なお、必要に応じて、クロック信号、アドレス情報信号
などが、トラッキング用サーボ信号と共に記録される。
【0023】以下、上記第1ステップおよび第2ステッ
プについて、さらに詳細に説明する。
【0024】マスター情報担体11の一例について、模
式的な平面図を図2に示す。マスター情報担体11は、
磁気ディスク10に接触する一主面に、放射状の磁気記
録領域11aを有する。磁気記録領域11aには、リフ
ァレンス情報信号10aに対応する位置に磁気信号が記
録されている。
【0025】マスター情報担体11は、たとえば、非磁
性材料からなり一主面に凹部が形成された基体11b
と、凹部に形成され強磁性材料からなる強磁性薄膜11
cとを備える(図3参照)。基体11bには、たとえば
ガラス基板、プラスチック基板、Si基板などを用いる
ことができる。強磁性薄膜11cには、たとえば、F
e、Co、Fe−Co合金等を用いることができる。こ
のようなマスター情報担体11は、たとえば、フォトリ
ソ工程およびエッチング工程によって非磁性体からなる
基板に凹部を形成し、基板表面に強磁性薄膜を形成した
後、フォトレジストをリフトオフすることによって形成
できる。なお、マスター情報担体11は、図3に示す構
造に限られず、磁気ディスク10にリファレンス情報信
号10aを記録できるものであれば、いかなる構造でも
よい。たとえば、平坦な基体の表面に、強磁性薄膜が凸
状に形成されたマスター情報担体であってもよい。1枚
のマスター情報担体11を用いて、多数の磁気ディスク
10にリファレンス情報信号10aを記録することがで
きる。
【0026】磁気ディスク10をマスター情報担体11
に接触させたときの一部断面図を、図3に模式的に示
す。図3を参照して、磁気ディスク10は、片面もしく
は両面に磁気記録層10bを有する。なお、図3には、
両面に磁気記録層10bを有する磁気ディスク10を示
している。マスター情報担体11の表面には、記録すべ
きリファレンス情報信号10aのパターン配列に対応す
る強磁性薄膜11cのパターン配列が、フォトリソグラ
フィなどの薄膜微細加工技術を用いて形成されている。
このようなマスター情報担体11の表面を磁気ディスク
10の表面に密接させた状態で強磁性薄膜11cを一方
向(マスター情報担体11の時計回り方向または反時計
回り方向)に磁化させると、磁気ディスク10には強磁
性薄膜11cのパターン配列に対応する情報信号が空間
的な磁化のパターンとして記録される(図3参照)。こ
の際、磁気ディスク10の磁気記録層10bを、あらか
じめ強磁性薄膜11cの磁化方向とは逆極性に直流磁化
消去しておくことによって、リファレンス情報信号10
aの記録分解能を向上させることができる。
【0027】第1ステップを経た磁気ディスク10の一
例について、平面図を図4に模式的に示す。図4を参照
して、磁気ディスク10の一主面には、磁気ディスク1
0の中心から放射状に配置されたリファレンス情報信号
10aが形成されている。リファレンス情報信号10a
は、これを参照しながらトラッキング用サーボ信号を正
確に記録できるものであれば、いかなる構成であっても
よい。図4に示す一例では、リファレンス情報信号10
aは、磁気ディスク10の中心近傍から外周に向けて放
射状に広がった16のエリアより構成されている。放射
状のエリアの数は、特に16に限られたものではなく、
数エリアから数百エリアまでの幅広い範囲で選ぶことが
可能である。一般的に、上記のエリア数が多いほど、サ
ーボトラッキング記録の分解能を向上することが出来る
が、あまりエリア数を多くしすぎるとマスター情報担体
11上のパターン形成が難しくなる場合がある。
【0028】なお、両面に磁気記録層10bを有する磁
気ディスク10を用いる場合には、その両面へリファレ
ンス情報信号10aを記録することが可能であるが、本
発明におけるリファレンス情報信号10aの記録は必ず
しも両方の磁気記録層10bに行う必要はなく、片面の
みに記録し、これを参照して磁気ディスク10の両面に
サーボトラッキング記録を行うことが可能である。
【0029】図4の領域Aの部分を拡大した平面図を、
図5に模式的に示す。図5に示す一例では、リファレン
ス情報信号10aの磁化パターンは、磁気ディスク10
の周方向に順次配列された同期信号、アドレス情報信号
および位置信号からなる。
【0030】このうち、アドレス情報信号は、ディスク
周方向における位置、およびディスク径方向における概
略位置(たとえば、図5に記載したブロック1からブロ
ック4)を記録したディジタルパターンであって、磁気
ヘッドはこのディジタル信号を再生することによって磁
気ディスク10の面内における自己の概略位置を知るこ
とが出来る。
【0031】一方、同期信号および位置信号は、磁気ヘ
ッドがディスク径方向における自己の位置をさらに詳細
に検出するための基準信号となるものである。同期信号
パターンは、たとえば、記録パターンの磁化遷移領域の
方向とディスク径方向とが一致するよう配置される。こ
れに対して位置信号の磁化遷移領域の方向は、ディスク
の径方向に対して一定の傾斜角を有している。ここで磁
化遷移領域とは、記録された空間的な磁化パターンの記
録ビット間において互いに逆極性の磁化がつき合わさっ
ている部分である。実際には、記録ビット間の非常に狭
い幅において磁化の極性が逆極性に遷移している個所で
あるために磁化遷移領域と呼ばれる。図5に示した磁化
パターンでは、ハッチングを施した記録ビットとハッチ
ングを施していない記録ビットとの境界領域が磁化遷移
領域である。図5に示したリファレンス情報信号10a
では、同期信号の磁化遷移領域と位置信号の磁化遷移領
域とが平行ではなく、一定の角度を有するように形成さ
れているため、同期信号と位置信号との位相差を検出す
ることによって、ディスク径方向の位置を特定すること
が容易になる。
【0032】次に、第2ステップにおいて、サーボトラ
ッキング記録(トラッキング用サーボ信号、クロック信
号、アドレス情報信号等の記録)は、上記マスター情報
担体11を用いて記録されたリファレンス情報信号10
aを参照して行われる。この際、サーボトラッキング記
録に続けて論理フォーマットが行われる構成とすること
も出来るし、あるいは、サーボトラッキング記録と論理
フォーマットが同時に並行して行われる構成とすること
も出来る。サーボトラッキング記録には、磁気ディスク
ドライブが必要であるが、ユーザ自身が、自己が保有す
る磁気ディスクドライブを用いてサーボトラッキング記
録を行うことができる。ユーザが保有する磁気ディスク
ドライブを用いてサーボトラッキング記録を行う場合に
は、磁気ディスク10にリファレンス情報信号10aを
記録した状態で可換性磁気ディスク媒体をユーザに供給
すればよいため、特に安価に可換性磁気ディスク媒体を
供給できる。なお、磁気ディスクドライブ16は、光学
ヘッドを備え、たとえばKerr効果などの磁気光学効
果を用いてリファレンス情報信号10aを再生するもの
であってもよい。
【0033】本発明の構成におけるリファレンス情報信
号10aの記録は、従来の方法とは異なり、磁気ヘッド
と磁気記録媒体との相対移動に基づく線記録ではなく、
静的な一括面記録である。従って、リファレンス情報信
号10aの記録に要する時間およびコストは、従来の磁
気ヘッドを用いたサーボトラッキング記録に比べてはる
かに少ない。従って、ユーザが購入する際の価格におい
て、従来よりも低価格な可換性磁気ディスク媒体を提供
することができる。
【0034】一方、ユーザにおいては、自己が保有する
磁気ディスクドライブ16を用いてサーボトラッキング
記録を行う必要がある。しかしながら、従来技術におい
ても、ユーザは可換性磁気ディスク媒体を購入した後
に、自己が保有する磁気ディスクドライブを用いて論理
フォーマットを行う必要があった。従って、第2ステッ
プのサーボトラッキング記録に続いて論理フォーマット
を連続して行うか、あるいは第2ステップのサーボトラ
ッキング記録と論理フォーマットを同時に並行して行え
ば、低価格化のメリットを打ち消すほどの負担をユーザ
に与えることはない。
【0035】磁気ディスクドライブ16内で磁気ディス
ク10にサーボトラッキング記録を行う際には、磁気デ
ィスクドライブ16内に搭載された磁気ヘッド14が、
リファレンス情報信号10aを参照して自己の位置を認
識しながら適切な位置にサーボトラッキング記録を行う
必要がある。従って、リファレンス情報信号10aのパ
ターンは、磁気ヘッド14がリファレンス情報信号10
aを参照して磁気ディスク10における自己の周方向変
位および径方向変位を認識できる構成のものであること
が必要であるが、これを除けばリファレンス情報信号パ
ターン10aに関わる制約は特になく、様々なパターン
を設計して用いることが出来る。
【0036】図5に示すようなリファレンス情報信号1
0aを用いた場合、同期信号および位置信号を再生する
ことによって、両再生信号の位相差を検出できる。この
検出された位相差によって、磁気ヘッド14はディスク
径方向における自己の位置を詳細に特定することができ
る。このような位相検出を用いた磁気ヘッド14の位置
決め方法は、再生信号ノイズの影響を受けにくいほか、
信号検出回路の周波数帯域を抑制できるという長所を有
しており、本発明のトラッキング用サーボ信号の記録方
法に適している。
【0037】図5に示したリファレンス情報信号10a
を参照してサーボトラッキング記録が行われた磁気ディ
スク10について、一例の平面図を図6に模式的に示
す。図6に示すように、磁気ディスク10の一主面には
サーボトラッキング記録が記録されたサーボトラッキン
グ記録領域10cが形成されている。図6の領域Bの拡
大図を、図7に示す。
【0038】図7には、たとえば磁気ディスク10の周
方向(すなわちトラック長さ方向)において一定角度毎
に設けられるサーボ領域に記録されるトラッキング用サ
ーボ信号パターンを、磁気ディスクの径方向(すなわち
トラック幅方向)に10トラック分のみ示している。な
お、参考のため、論理フォーマットが行われた後に、磁
気ディスク10上でデータ領域となる記録トラック部分
を破線によって示している。
【0039】図7のアドレス情報信号は、図5に示した
リファレンス情報信号と同様に、磁気ディスク10にお
ける周方向および径方向の位置を特定するためのディジ
タル信号パターンである。一方、トラッキング用サーボ
信号は、図5に示したリファレンス情報信号とは異な
り、信号間の位相差によって磁気ヘッドのディスク径方
向位置を検出するものではなく、ディスク周方向に配列
された4箇所のバースト信号パターンのディスク径方向
配置に応じた再生出力振幅の変化を検出する構成として
いる。たとえば、図7の線X−Yに示されるトラック中
心線に沿ってトラック上を正確に走査する磁気ヘッド
は、トラッキング用サーボ信号領域に記録された4箇所
のバースト信号を再生する際、図面左から3番目および
4番目のバースト信号パターンにおいて各々半トラック
幅の信号を検出することになる。すなわち、3番目およ
び4番目のバースト信号パターンからの再生出力が異な
る場合には、その出力差によって磁気ヘッドのトラック
中心線からのディスク径方向変位を検出することができ
る。
【0040】図5に示したアドレス情報信号は、ディス
ク周方向における位置情報を含むものであるから、一般
的に磁気ディスク中心近傍から放射状に配置された各リ
ファレンス情報信号エリアにおいて、すべて異なる信号
パターンを有する。一方、同期信号および位置情報信号
に関しては、磁気ディスク中心近傍から放射状に配置さ
れた各リファレンス情報信号エリアにおいて同一の信号
パターンを使用することが可能である。むしろ磁気ディ
スクドライブ16内におけるサーボトラッキング記録の
過程において、図7に示すトラッキング用サーボ信号の
ように磁気ディスクの回転中心に対して回転対称なバー
スト信号パターンを記録するためには、図4に示す各エ
リアの同期信号および位置信号が磁気ディスク中心に対
して正確に回転対称をなすことが好ましい。
【0041】一方、本発明の方法によるリファレンス情
報信号10aの記録過程では、リファレンス情報信号1
0aのパターン中心点と磁気ディスク中心点とを厳密に
一致させることは困難であり、ある程度のずれを生じる
ことは避けられない。また、可換性磁気ディスクの場合
には、仮にリファレンス情報信号10aの記録過程にお
いて上記のずれをまったく生じなかったとしても、可換
性磁気ディスク媒体を磁気ディスクドライブ16に挿入
した際に、スピンドルモータ14の回転中心と磁気ディ
スク10の中心点との間にずれを生じる場合がある。
【0042】しかしながら、上記のような中心点のずれ
は、いずれも、磁気ディスク10の回転に対して同期し
た1次の回転ずれであるため、サーボトラッキング記録
を司る電気回路内において簡単に記憶して補正を加える
ことが出来る。つまりマスター情報担体11を用いて記
録したリファレンス情報信号10aの中心点と磁気ディ
スクドライブ16内における磁気ディスク10の回転中
心とのずれを検出し、これを補正することによって磁気
ディスク10の回転中心に対して回転対称をなすトラッ
キング用サーボ信号のパターン配列を記録することがで
きる。これによって、信頼性が高いトラッキング用サー
ボ信号を記録できる。
【0043】以上説明したように、実施形態1のトラッ
キング用サーボ信号記録方法によれば、可換性磁気ディ
スク媒体の磁気ディスクへ、生産性よく且つ安価にトラ
ッキング用サーボ信号を記録することができる。
【0044】(実施形態2)実施形態2では、複数の磁
気ディスクを備える可換性磁気ディスク媒体の磁気ディ
スクへトラッキング用サーボ信号を記録する方法の一例
について説明する。なお、実施形態1と重複する部分に
ついては、説明を省略する。
【0045】実施形態2の可換性磁気ディスク媒体20
は、複数の磁気ディスク21が筺体22に収められた構
造を有する(図8参照)。そして、複数の磁気ディスク
21は、それぞれのディスク中心が略同一軸上に位置す
るように略平行に配置されている。
【0046】実施形態2のトラッキング用サーボ信号の
記録方法では、まず、実施形態1と同様に、第1ステッ
プとして、トラッキング用サーボ信号を記録しようとす
る磁気ディスク21をマスター情報担体11に接触させ
ることによって、磁気ディスク21にリファレンス情報
信号を記録する。リファレンス情報信号を記録する方法
については、実施形態1で説明した方法と同様であるの
で重複する説明は省略する。なお、実施形態2の方法で
は、少なくとも1枚の磁気ディスク21の一主面にリフ
ァレンス情報信号を記録すればよい。
【0047】上記第1ステップの後、複数の磁気ディス
ク21は、それぞれのディスク中心が略同一軸上に位置
するように筺体22に収納され可換性磁気ディスク媒体
が形成される。
【0048】そして、第2ステップとして、可換性磁気
ディスク媒体は、磁気ヘッド14およびスピンドルモー
タ15を備える磁気ディスクドライブ16に挿入され、
実施形態1と同様にトラッキング用サーボ信号が記録さ
れる。この際、磁気ディスクドライブ16は、磁気ヘッ
ド14によって再生されたリファレンス情報信号を参照
しながら、磁気ヘッド14を用いてトラッキング用サー
ボ信号をすべての磁気ディスク21に記録する。このと
きの断面図を図8に示す。図8には、両面に磁気記録層
を備えたN枚(Nは2以上の整数)の磁気ディスク21
を備えた可換性磁気ディスク媒体について示している。
図8に示した可換性磁気ディスク媒体は、磁気ディスク
21の両面に記録面を備えるため、2Nの記録面を備え
る。上述したように、本発明の方法では、すべての記録
面に対してリファレンス情報信号の記録を行う必要はな
く、1つあるいは2つの記録面に対してリファレンス情
報信号を記録すれば十分である。
【0049】ただし、複数枚の磁気ディスク21は、磁
気ディスクドライブ16内に挿入された際、必ずしもそ
の回転中心がすべて一致するとは限らない。これは、筐
体22に可換性磁気ディスク媒体を挿入する際に、すべ
ての磁気ディスク21の中心点を一致させるのが困難で
あることによるばかりでなく、磁気ディスクドライブに
搭載されたスピンドルモータ15の回転軸にRRO(R
epeatableRun−Out)、NRRO(No
n Repeatable Run−Out)などと呼
ばれる若干の芯ぶれを生じることが避けられないことに
起因するものである。このようなスピンドルモータ15
の回転軸ぶれに起因する磁気ディスク21の記録面の回
転中心のずれは、筐体22に搭載された際の記録面どう
しの距離が離れるほど大きくなる可能性が高い。すなわ
ち、図8に示す可換性磁気ディスク媒体では、両端に位
置する記録面21aおよび21bの回転中心がもっとも
ずれる可能性が高い。
【0050】上記の現象を低減して、可能な限りすべて
の記録面の回転中心に対して回転対称をなすパターン配
列をトラッキングサーボ用信号として記録するために
は、N枚の磁気ディスク21のうち、略中央に配置され
る磁気ディスク21の記録面にリファレンス情報信号を
記録し、これを参照して同記録面の回転中心に対して回
転対称をなすパターン配列をトラッキングサーボ用信号
として記録することが好ましい。たとえば、N枚の磁気
ディスク21を備える可換性磁気ディスク媒体の場合に
は、記録面21aを1番目の記録面とし、記録面21b
を2N番目の記録面としたときに、N番目もしくはN+
1番目の記録面にリファレンス情報信号を記録すればよ
い。
【0051】あるいは、複数の記録面のうち、両端また
は両端近傍に配置される磁気ディスク21の記録面にリ
ファレンス情報信号を記録し、その両者を参照して両記
録面の回転中心の中点に対して回転対称をなすパターン
配列をトラッキングサーボ用信号として記録してもよ
い。たとえば、N枚の磁気ディスク21を備える可換性
磁気ディスク媒体の場合には、記録面21aと記録面2
1bにリファレンス情報信号を記録すればよい。
【0052】上記実施形態2で説明したトラッキング用
サーボ信号記録方法によれば、実施形態1で説明したト
ラッキング用サーボ信号記録方法と同様に、可換性磁気
ディスク媒体の磁気ディスクへ、生産性よく且つ安価に
トラッキング用サーボ信号を記録することができる。
【0053】以上、本発明の実施の形態について例を挙
げて説明したが、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、本発明の技術的思想に基づき、他の実施形態へ適用
することができる。
【0054】たとえば上記実施形態では、磁気ディスク
ドライブによって記録再生を行うための可換性磁気ディ
スク媒体に対してサーボトラッキング記録を行う方法に
ついて説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、固定磁気ディスクドライブ(磁気ディスクドライ
ブ)のサーボトラッキング記録に応用することができ
る。
【0055】また、本発明のトラッキング用サーボ信号
記録方法は、光磁気ディスクに応用することもできる。
現在、光磁気ディスクでは、金型スタンパによる樹脂基
板成形技術を用いて加工した案内溝に幾何学的なウォブ
リング形状を形成することによってトラッキング用サー
ボ信号を設けている。一方、本発明のトラッキング用サ
ーボ信号記録方法を用いる場合には、光磁気ディスクの
磁気記録層に磁化情報としてトラッキング用サーボ信号
を記録すればよい。そして、光学ヘッドを備える磁気デ
ィスクドライブを用いて磁気光学効果(たとえばKer
r効果)を検出することによって、現行の光磁気ディス
クのデータ信号再生手段と同様に、トラッキング用サー
ボ信号を再生することが可能となる。このように本発明
のトラッキング用サーボ信号記録方法を用いることによ
って、従来技術とはまったく異なるサーボトラッキング
手段を実現することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラッキ
ング用サーボ信号記録方法によれば、可換性磁気ディス
ク媒体に、生産性よく且つ安価にトラッキング用サーボ
信号を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、一実施形態を示す工程図である。
【図2】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、マスター情報担体の一例を示す平面図であ
る。
【図3】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、一工程を示す断面図である。
【図4】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、リファレンス情報信号が記録された磁気ディ
スクの一例を示す模式図である。
【図5】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、リファレンス情報信号(パターン)の一例を
示す模式図である。
【図6】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、サーボトラッキング記録が行われた磁気ディ
スクの一例を示す模式図である。
【図7】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、サーボトラッキング信号(パターン)の一例
を示す模式図である。
【図8】 本発明のトラッキング用サーボ信号記録方法
について、他の実施形態の一工程を示す断面図である。
【図9】 従来のトラッキング用サーボ信号記録方法に
ついて、一例を模式図である。
【符号の説明】
10、21 磁気ディスク 10a リファレンス情報信号 10b 磁気記録層 10c サーボトラッキング記録領域 11 マスター情報担体 11a 記録領域 11b 基体 11c 強磁性薄膜 13、22 筺体 14 磁気ヘッド 15 スピンドルモータ 16 磁気ディスクドライブ 21a、21b 記録面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 泰明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東間 清和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D042 LA01 MA12 5D096 WW03 WW04 WW06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクドライブによって記録再生
    が可能な可換性磁気ディスク媒体の磁気ディスクへトラ
    ッキング用サーボ信号を記録する方法であって、 基体と前記基体の一主面に形成された強磁性薄膜とを備
    えるマスター情報担体であって前記強磁性薄膜がリファ
    レンス情報信号に対応するように形成されているマスタ
    ー情報担体を、前記磁気ディスクの一主面に接触させる
    ことによって、前記磁気ディスクに前記リファレンス情
    報信号を記録する第1ステップと、 磁気ヘッドを搭載する磁気ディスクドライブに前記磁気
    ディスクを挿入し、前記磁気ディスクドライブによって
    再生された前記リファレンス情報信号を参照しながら前
    記磁気ヘッドを用いて前記磁気ディスクにトラッキング
    用サーボ信号を記録する第2ステップとを含むことを特
    徴とするトラッキング用サーボ信号記録方法。
  2. 【請求項2】 前記リファレンス情報信号が同期信号と
    位置信号とを含み、 前記同期信号は前記磁気ディスクの径方向と略平行な方
    向に磁化遷移領域を有し、前記位置信号は前記径方向に
    対して傾斜した方向に磁化遷移領域を有し、 前記第2ステップにおいて前記トラッキング用サーボ信
    号を記録する際に、 前記同期信号と前記位置信号との位相差を用いて前記磁
    気ヘッドの前記径方向への変位を検出する請求項1に記
    載のトラッキング用サーボ信号記録方法。
  3. 【請求項3】 前記リファレンス情報信号および前記ト
    ラッキング用サーボ信号が回転対称をなし、 前記第2ステップにおいて前記トラッキング用サーボ信
    号を記録する際に、 前記リファレンス情報信号の中心点と前記磁気ディスク
    の中心点とのずれを検出し、前記ずれを補正することに
    よって前記磁気ディスクの中心点と前記トラッキング用
    サーボ信号の中心点とのずれを減少させる請求項1また
    は2に記載のトラッキング用サーボ信号記録方法。
  4. 【請求項4】 前記可換性磁気ディスク媒体が、ディス
    ク中心が略同一軸上に位置するように略平行に配置され
    た複数の磁気ディスクを備え、 前記第1ステップにおいて前記磁気ディスクに前記リフ
    ァレンス情報信号を記録する際に、前記略平行に配置さ
    れた複数の磁気ディスクのうち略中央に配置される前記
    磁気ディスクに前記リファレンス情報信号を記録し、 前記第2ステップにおいて前記リファレンス情報信号を
    参照して前記トラッキング用サーボ信号を記録する際
    に、前記複数の磁気ディスクのすべてに前記トラッキン
    グ用サーボ信号を記録する請求項1ないし3のいずれか
    に記載のトラッキング用サーボ信号記録方法。
  5. 【請求項5】 前記可換性磁気ディスク媒体が、ディス
    ク中心が略同一軸上に位置するように略平行に配置され
    た複数の磁気ディスクを備え、 前記第1ステップにおいて前記磁気ディスクに前記リフ
    ァレンス情報信号を記録する際に、前記略平行に配置さ
    れた複数の磁気ディスクのうち両端に配置される前記磁
    気ディスクに前記リファレンス情報信号を記録し、 前記第2ステップにおいて前記リファレンス情報信号を
    参照して前記トラッキング用サーボ信号を記録する際
    に、前記複数の磁気ディスクのすべてに前記トラッキン
    グ用サーボ信号を記録する請求項1ないし3のいずれか
    に記載のトラッキング用サーボ信号記録方法。
  6. 【請求項6】 前記磁気ディスクドライブは光学ヘッド
    を備え、 前記第2ステップにおける前記リファレンス情報信号の
    再生は、前記光学ヘッドを用いて磁気光学効果を検出す
    ることによって行われる請求項1ないし5のいずれかに
    記載のトラッキング用サーボ信号記録方法。
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