JP3332110B2 - 移動体通信システム及びモデム初期設定方法 - Google Patents

移動体通信システム及びモデム初期設定方法

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JP3332110B2
JP3332110B2 JP34719993A JP34719993A JP3332110B2 JP 3332110 B2 JP3332110 B2 JP 3332110B2 JP 34719993 A JP34719993 A JP 34719993A JP 34719993 A JP34719993 A JP 34719993A JP 3332110 B2 JP3332110 B2 JP 3332110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信を利用した移
動体電話、例えばパーソナルハンディホン(PHP)を
用いた移動体通信を行なうための移動体通信システム及
び同システムにおいて用いられるモデム初期設定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】無線を利用した移動体電話には、セルラ
ーホンと呼ばれる自動車電話や携帯電話がある。セルラ
ーホンは、全国でサービスを行なっており、主要な都市
においては広範囲で、電話をかけたり(発信)、受けた
り(受信)することができる。また、セルラーホンで
は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称す
る)を用いた通信(パソコン通信)でのデータを伝送し
たり、FAX通信を実行することも可能である。
【0003】近年では、従来のアナログ信号による通信
に代えて、ディジタル信号によって通信を行なうディジ
タルセルラーホンのサービスも始められている。
【0004】セルラーホンは、広範囲での通信を可能と
するために、大規模な通信システムが構築されている。
【0005】また、セルラーホンとは違って簡易な移動
体電話としては、家庭用として多く普及しているコード
レス電話がある。コードレス電話は、公衆回線と接続さ
れたコードレス親機(基地局)とコードレス子機(移動
局)との間で、コードレス電話機固有のプロトコルに基
づいて通信を行なうものである。コードレス電話はアナ
ログ信号によって通信を行なうもので、コードレス子機
による通信の内容も音声通信のみが行なわれている。
【0006】通常、パソコン通信を行なう場合には、パ
ソコンに設けられたRS−232Cとデータ通信用モデ
ムとを接続し、このデータ通信用モデムと公衆回線とを
接続する構成によって行なわれている。従って、パソコ
ン通信を実行するためのパソコン上で動作する通信用ソ
フトウェアは、直接、有線によって接続されたデータ通
信用モデムを制御し、公衆回線との接続動作を実行させ
るように設計されている。
【0007】また、コードレス電話機は、本来、音声通
話用に構成されているので、コードレス子機を介したデ
ータ通信を行なうことができず、通信用ソフトウェアも
それに対応していない。
【0008】ところで、アナログ信号を用いたコードレ
ス電話機に代わる、ディジタル信号を使った次世代の移
動体電話として、ディジタルコードレス電話機、すなわ
ちパーソナルハンディホン(以下、PHPと略称する)
による通信システムが計画されている。
【0009】PHPは、セルラーホンとは違って大規模
な通信システムではなく、小出力のPHP子機(移動
局)を家庭のみではなく、公衆基地局を駅、ショッピン
グ街、公衆電話ボックス等に設けておくことにより、屋
外でも利用できるようにしたものである。
【0010】PHPは、ディジタル信号を使った通信を
行なうので、アナログ信号を用いたコードレス電話機で
は実現できなかったデータ通信サービス、例えば屋外か
らパソコン通信やFAX通信することが可能となる。ま
た、このサービスを実現するに当たって、携帯性を良く
するために、データ通信用モデムにあたるモデム機能
を、公衆基地局側に設けておく構成が考えられている。
【0011】すなわち、パソコン通信やFAX通信を屋
外から行なう場合であっても、各利用者は、データ通信
用モデムを携帯する必要がなく、パソコンあるいはファ
クシミリ装置のみを携帯していれば良い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PHP
子機を用いた移動体通信システムでは、次のような問題
がある。
【0013】モデム機能が公衆基地局に設ける構成であ
るので、例えばパソコン通信を行なう場合、従来の有線
で接続されていたデータ通信用モデムを制御する通信用
ソフトウェアがそのまま使えなくなってしまう。
【0014】すなわち、一般には、パソコンを用いてデ
ータ通信を行なう場合、相手に電話をする(回線を接続
する)以前に通信をする相手の設定にモデムを合わせる
ために初期設定を行ない、その後に相手先との回線を接
続していたが、PHPを用いた移動体通信システムが前
述した構成であるので、従来のパソコン通信を実行する
ための通信用ソフトウェアでのデータ通信を可能とする
モデム機能の初期設定を含む制御ができなかった。
【0015】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、有線で接続されたデータ通信用モデムを制
御するように設計された通信用ソフトウェアを変更する
ことなく、物理的に接続されていない基地局内のモデム
機能を通信相手先のモデム機能に合わせるための初期設
定を含む制御が可能な移動体通信システム及びモデム初
期設定方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線を介した
相手先とデータ通信を実行するものであって、データ通
信用のモデム機能を制御するためのモデム初期設定情
報、及び通信の相手先に対するダイヤル要求を送出する
情報処理装置と、前記情報処理装置から送出されたモデ
ム初期設定情報を保持すると共に、前記ダイヤル要求に
応じて前記回線との接続制御及びデータ通信開始要求を
行なうインタフェース手段と、前記情報処理装置と前記
インタフェース手段とを介して接続される移動局と、前
記移動局と無線伝送路を介して接続されると共に前記回
線と接続され、前記回線を介してデータ通信を行なうた
めのモデム機能を有しており、前記インタフェース手段
からの前記移動局を介したデータ通信開始要求に応じて
データ通信の相手先と接続し、前記モデム初期設定情報
に基づいて前記モデム機能の初期化を行なう基地局とを
具備し、前記モデム機能が初期化された後に、前記情報
処理装置によるデータ通信を、前記インタフェース手
段、前記移動局、及び前記基地局を介して行なうことを
特徴とする。
【0017】また本発明は、データ通信を実現するモデ
ム機能を備えて公衆回線と接続された基地局と、前記基
地局と無線通信経路によって接続される移動局と、前記
移動局とデータ通信を実行する情報処理装置とを接続す
るインタフェース手段とを有する移動体通信システムに
おける前記モデム機能を初期化するモデム初期設定方法
であって、前記情報処理装置からのモデム初期設定情報
を含む通信コマンドに応じて、データ通信の相手先に対
するダイヤル要求を意味するコマンドを前記インタフェ
ース手段から前記移動局を介して前記基地局に対して出
力し、前記ダイヤル要求を意味するコマンドに応じて前
記基地局が前記公衆回線を通じて通信相手と回線の接続
処理を行ない、その後、回線接続の完了を意味するコマ
ンドを前記基地局から前記移動局を介して前記インタフ
ェース手段に対して出力し、前記回線接続の完了を示す
コマンドを前記基地局から受信すると、前記情報処理装
置から入力した通信コマンド中の前記モデム初期設定情
報を前記インタフェース手段から前記移動局を介して前
記基地局に対して出力し、前記モデム初期設定情報を受
信すると、前記基地局に設けられたモデム機能を前記モ
デム初期設定情報に基づいて初期化し、前記モデム機能
の初期化が完了したことを意味するコマンドを前記基地
局から前記インタフェース手段に出力し、前記情報処理
装置によるデータ通信を、前記インタフェース手段、前
記移動局、及び前記基地局を介して行なうことを特徴と
する。
【0018】また本発明は、データ通信を実現するモデ
ム機能を備え、公衆回線と接続された基地局と、前記基
地局と無線通信経路によって接続される移動局と、前記
移動局とデータ通信を実行する情報処理装置とを接続す
るインタフェース手段とを有する移動体通信システムに
おける前記モデム機能を初期化するモデム初期設定方法
であって、前記情報処理装置から前記インタフェース手
段へのモデム初期設定情報の通知に応じて、前記移動局
と前記基地局との間で、前記モデム初期設定情報の情報
伝達を可能とする無線リンクを確立し、前記無線リンク
が確立されると、前記情報処理装置から入力した前記モ
デム初期設定情報を前記インタフェース手段から前記移
動局を介して前記基地局に対して出力し、前記モデム初
期設定情報を受信すると、前記基地局に設けられたモデ
ム機能を前記モデム初期設定情報に基づいて初期化し、
前記モデム機能の初期化が完了したことを意味するコマ
ンドを前記基地局から前記インタフェース手段に出力
し、前記モデム機能の初期化の後、前記情報処理装置か
らのデータ通信の相手先に対するダイヤル要求に応じ
て、ダイヤル要求を意味するコマンドを前記インタフェ
ース手段から前記移動局を介して前記基地局に対して出
力し、前記ダイヤル要求を意味するコマンドに応じて前
記基地局が前記公衆回線を通じて通信相手と回線の接続
処理を行ない、その後、回線接続の完了を意味するコマ
ンドを前記基地局から前記移動局を介して前記インタフ
ェース手段に対して出力し、前記情報処理装置によるデ
ータ通信を、前記インタフェース手段、前記移動局、及
び前記基地局を介して行なうことを特徴とする。また、
本発明は、データ通信を実現するモデム機能を備え公衆
回線と接続された基地局に対し無線通信経路によって接
続される移動局におけるモデム初期設定方法において、
前記基地局へデータ通信の相手先に対するダイヤル要求
を意味するコマンドを出力し、前記ダイヤル要求を意味
するコマンドに応じて前記基地局から通信相手との回線
接続の完了を意味するコマンドを受信し、前記回線接続
の完了を意味するコマンドを受信すると前記基地局へ前
記基地局の前記モデム機能を初期化するモデム初期化設
定情報を出力し、前記基地局から前記モデム機能の初期
化が完了したことを意味するコマンドを受信し、前記モ
デム機能の初期化が 完了したことを意味するコマンドを
受信すると前記基地局とのデータ通信を行なうことを特
徴とする。 また本発明は、データ通信を実現するモデム
機能を備え公衆回線と接続された基地局に対し無線通信
経路によって接続される移動局におけるモデム初期設定
方法において、前記基地局との間で前記基地局の前記モ
デム機能を初期化するモデム初期化設定情報の情報伝達
を可能とする無線リンクを確立し、前記無線リンクが確
立されると前記基地局へ前記モデム初期化設定情報を出
力し、前記基地局から出力される前記モデム機能の初期
化が完了したことを意味するコマンドを受信し、このモ
デム機能の初期化が完了したことを意味するコマンドを
受信すると前記基地局へダイヤル要求を意味するコマン
ドを出力し、前記基地局から出力される回線接続の完了
を意味するコマンドを受信し、前記回線接続の完了を意
味するコマンドを受信すると前記基地局とのデータ通信
を行なうことを特徴とする。
【0019】
【作用】このような構成によれば、有線によって接続さ
れたデータ通信用モデムを制御するデータ通信用ソフト
ウェアに基づいて情報処理装置から出力されるモデム初
期設定情報及びダイヤル要求が、一旦、インタフェース
手段によって受信されるため、情報処理装置は、データ
通信用モデムが接続されている場合と同じ動作ができ
る。インタフェース手段は、各情報を保持し、移動局、
基地局を介した接続制御を情報処理装置に代わって行な
う。モデム初期設定情報を、基地局に渡されると、基地
局に設けられたモデム機能が初期化され、回線を介して
相手先と情報処理装置との間でのデータ通信が可能とな
る。
【0020】また、モデム機能の初期設定の手順として
は、通信の相手先との間で回線の接続を完了した後に行
なう場合、基地局までの無線リンクを確立した後にモデ
ム機能の初期化を行ない、その後、相手先との回線を接
続する場合を用いることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例における移動体通信システムの
概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施例
の移動体通信システムは、PHP子機10と例えば屋外
に設置されている公衆基地局12との間で無線通信機能
が実行される。公衆基地局12は、公衆電話ボックス等
に設置される。
【0022】公衆基地局12が公衆回線14と接続され
ており、PHP子機10から電話をかけると、公衆基地
局12、公衆回線14を介して相手先と通話することが
できる。また、PHP子機10を介して、パーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンと略称する)16によるデ
ータ通信、ファクシミリ装置(以下、FAXと略称す
る)17によるFAX通信が可能である。なお、データ
通信は、ワードプロセッサ装置等の他の情報処理装置で
あっても良い。なお、本実施例では、公衆回線14をI
SDN(Integrated Services Digital Network )等の
ディジタル回線とする。
【0023】パソコン16とPHP子機10とは、イン
タフェース装置18を介して接続ケーブル19aによっ
て接続される。FAX17は、内部にインタフェース装
置18と同様の機能を有するインタフェース機能(図示
せず)が設けられ、同機能を介してPHP子機10と接
続ケーブル19bによって接続されている。
【0024】図2はPHP子機10の構成を示すブロッ
ク図である。図2に示すように、PHP子機10は、マ
イコン20、無線部21、コーディック22、ADPC
M部23、PCM部24、ボタン入力部25、スピーカ
26、マイク27、コネクタ部28、及びアンテナ29
が設けられている。
【0025】マイコン20は、図示せぬメモリに格納さ
れたプログラムに従って、PHP子機10を構成する各
部を制御するものである。マイコン20は、コネクタ部
28から制御ラインを介して入力されるコマンドや、ダ
イヤルボタンが押されることによってボタン入力部25
から入力されるデータに応じた電話機能の動作制御、コ
ーディック22及びADPCM部23の制御(オン/オ
フによって音声通信とデータ通信とを切り替える)を行
なう。コネクタ部28、制御ラインを介して、外部から
所定のコマンドをマイコン20に与えることにより、ダ
イヤルボタンの操作をエミュレーションすることができ
る。
【0026】無線部21は、アンテナ29及びコーディ
ック22と接続されており、アンテナ29を介して公衆
基地局12に設けられた無線部30との間で、所定のプ
ロトコルによってデータの送受信を行なう。無線ユニッ
ト21は、公衆基地局12との間で送受信されるデータ
をコーディック22との間で入出力する。
【0027】コーディック22は、無線部21、ADP
CM部23、及びコネクタ部28と接続されており、音
声通話を行なう場合には、マイコン20の制御のもと
に、ADPCM部24から出力された公衆基地局12に
送信すべきデータを無線信号(アナログ信号)へ変換
し、また無線部21を介して受信された公衆基地局12
からの無線信号をディジタル信号に変換する。データ通
信/FAX通信を行なう場合には、コネクタ部28、デ
ータラインを介してパソコン16との間でデータの入出
力を行なう(ADPCM部23は用いない)。
【0028】ADPCM部23は、PCM部24とコー
ディック22との間に設けられ、ADPCM(Adaptive
Differential Pulse Code Modulation :適応差分パル
ス符号変調)によって高能率圧縮を行なうものである。
【0029】PCM部24は、ADPCM部23、スピ
ーカ26及びマイク27と接続され、PCM(Pulse Co
de Modulation :パルス符号変調)を行なう。音声通話
を行なう場合、PCM部24は、公衆基地局12から送
信されて無線部21、コーディック22、ADPCM部
23を介して得られたスピーカ26から出力させるべき
ディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、また
マイク27から入力されたアナログ音声信号をディジタ
ル音声信号に変換してADPCM部23に出力する。
【0030】ボタン入力部25は、PHP子機10を操
作するために設けられたダイヤルボタン(図示せず)の
入力制御を行なうものである。ボタン入力部25は、ダ
イヤルボタン中の押されたボタンに応じたデータをマイ
コン20に出力する。ダイヤルボタンには、PHP子機
10からダイヤルする際に用いられるもので、0〜9ま
での数字ボタン、「*」「#」ボタンの他に、各種機能
ボタンを含んでいる。スピーカ26は、PCM部24に
接続されており、通話相手からの音声データに基づいて
音声出力するものである。マイク27は、PCM部24
に接続されており、通話相手に送出する音声を入力する
ものである。
【0031】コネクタ部28は、PHP子機10に接続
ケーブル19a,19bを介して、パソコン16やFA
X17を接続するためのインタフェースである。コネク
タ部28と接続されたデータラインはコーディック22
と接続され、制御ラインはマイコン20と接続される。
【0032】アンテナ29は、基地局12との間で信号
の送受信を行なうためのものである。
【0033】図3は公衆基地局12の構成を示すブロッ
ク図である。図3に示すように、公衆基地局12は、無
線部30、エラー訂正部31、データ通信部32、PC
M部33、ADPCM部34、及びアンテナ35によっ
て構成されている。公衆基地局12を構成する各機能部
は、図示せぬマイコンによって制御されている。
【0034】無線部30は、アンテナ35と接続されて
おり、アンテナ35を介してPHP子機(基地局)10
との間で、所定のプロトコルによってデータの送受信を
行なう。無線ユニット30は、PHP子機10との間で
送受信されるデータをADPCM部34(音声通話時)
またはエラー訂正部31(データ通信時)との間で入出
力する。
【0035】エラー訂正部31は、例えばASIC(Ap
plication Specific IC )によって構成され、PHP子
機10と公衆基地局12の間での無線通信のリンク制御
やデータの転送エラーの修正等を行なうものである。
【0036】データ通信部32は、PHP子機10を介
して、データ通信またはFAX通信を行なう場合に、デ
ータ通信制御を行なうものである。データ通信部32に
は、モデム(変復調)機能及び同機能を制御するモデム
制御機能が設けられている。基地局12は、基本的に音
声通信を行なうための構成となっており、音声通信以外
の機能を実現するために所定の機能部を付加することが
できるアダプタが設けられている。データ通信制御部3
2は、基地局12に設けられたデータ/FAX通信アダ
プタに装着して使用される。
【0037】PCM部33は、データ通信部32と接続
され、データ通信時に、公衆回線14を介して相手先
(データ通信の場合には例えばホスト装置)と接続され
る。PCM部33は、ISDN等のディジタル通信網で
ある公衆回線14との間でデータの入出力を行なうため
のPCM符号化復号化処理を行なうもので、公衆回線1
4からのディジタル信号をアナログ信号に変換し、また
通信相手先に送出すべきアナログ信号をディジタル信号
に変換して公衆回線14に送出する。
【0038】ADPCM部34は、無線部30と公衆回
線14との間に設けられ、ADPCM(適応差分パルス
符号変調)によって高能率圧縮を行なうものである。A
DPCM部34は、音声通話を行なう場合、PHP子機
10に送信すべき公衆回線14(ISDN)からの64
kbpsのディジタル音声データを32kbpsのディ
ジタル音声信号に圧縮変換し、また公衆回線14に送出
すべきディジタル音声データを前述と逆の変換を行な
う。ADPCM部43は、図示せぬマイコンの制御によ
ってオン/オフが切り替えられる。ADPCM部43の
オン/オフによって、音声信号経路(音声通話)とデー
タ信号経路(データ通信)が切り替えられる。
【0039】アンテナ35は、PHP子機10との間で
信号の送受信を行なうためのものである。
【0040】基地局12では、データ通信時は、無線部
30、エラー訂正部31、データ通信部32、PCM部
33の経路が用いられ、音声通信時は、無線部30、エ
ラー訂正部31、ADPCM部34の経路が用いられ
る。経路の切り替えは、基地局12全体を制御するため
のマイコン(図示せぬ)によって行なわれる。
【0041】図4はインタフェース部18の構成を示す
ブロック図である。図4に示すように、インタフェース
部18は、エラー訂正部40、制御部41、及びUAR
T(Universal Asynchronous Recever Tranceiver )4
2によって構成されている。
【0042】インタフェース18は、例えばパソコン1
6に設けられたカードインタフェース(ICカードスロ
ット)に接続可能なICカードタイプに構成することが
できる。カードインタフェースは、例えばJEIDA
(Japan Electronic IndustryDevelopment Association
)/PCMCIA(Personal Computer Memory CardIn
ternational Association )に準拠したものが用いられ
る。
【0043】エラー訂正部40は、例えばASICによ
って構成され、PHP子機10と公衆基地局12の間で
の無線通信のリンク制御やデータの転送エラーの修正等
を行なうものである。エラー訂正部40は、PHP子機
10と接続ケーブル19aの制御ライン、データライン
によって接続されている。制御ラインは、PHP子機1
0のダイヤルボタンが押された場合と同じような動作を
実行させる(10キーエミュレーション)ためのコマン
ドをPHP子機10に対して伝達することができる。デ
ータラインは、PHP子機10を介してデータ通信用の
データを送受するためのものである。
【0044】制御部41は、インタフェース部18を構
成するUART42、エラー訂正部40を制御するもの
であり、UART42を介して入力されるデータ、また
はエラー訂正部40から入力されるデータに応じて所定
の動作を実行する。
【0045】UART42は、パソコン16のパラレル
バスと接続され、パソコン16からのデータを入力す
る。UART42は、電話回線による通信を実現するた
めのもので、CPU(パソコン16)からのパラレルデ
ータをシリアルデータに変換することができる。また、
パソコン16からのデータに基づいて、モデム機能を制
御するためのモデムインタフェース(制御に必要なデー
タや制御信号の送受を行なう)を有している。
【0046】次に、図1乃至図4に示す移動体通信シス
テムにおける動作について説明する。図5は第1実施例
における、基地局12のデータ通信部32のモデム機能
に対する初期設定の手順の流れを示す図である。
【0047】図5はPHP子機10と基地局12との間
の無線リンクの接続終了後、つまりPHP子機10から
基地局12に対して発呼処理を行ない、相手先にダイヤ
ルした後に、基地局12のモデム機能を初期化する方法
の一例を示している。
【0048】本実施例では、パソコン16で実行される
通信用ソフトウェアは、従来のシステム構成(データ通
信用モデムが有線で接続されている)を前提に設計され
たものである。
【0049】まず、パソコン16は、通信用ソフトウェ
アによって設定したモデム装置(本来、有線で接続され
たデータ通信用モデム)に対する初期設定情報を出力し
(図5(a))、モデム機能の初期設定動作を開始す
る。
【0050】インタフェース部18は、パソコン16か
らの初期設定情報を入力する。制御部41は、初期設定
情報を一旦、メモリ(図示せず)等に保存させる(図5
(b))。
【0051】次に、パソコン16からモデム機能に対す
るデータ通信開始要求、つまり通信モードへの移行を指
示するコマンドと、通信相手先を示すダイヤル情報が出
力される(図5(c))。例えば、一般のパソコン通信
で用いられるATコマンド「ATDT0425***」
が出力される。この場合、「ATD」が通信モードへの
移行を示す。インタフェース部18の制御部41は、初
期設定情報と同様に、データ通信開始要求を、一旦メモ
リ(図示せず)等に保存させる(図5(d))。
【0052】インタフェース部18の制御部41は、デ
ータ通信開始要求がパソコン16から入力されると、メ
モリ等で保存していたダイヤル情報を読み出し、PHP
子機10に対するダイヤル要求コマンドとダイヤル情報
を、エラー訂正部40を介してPHP子機10に出力す
る(図5(e))。
【0053】PHP子機10は、ダイヤル要求コマンド
を受けて、基地局12に対して、基地局12との間の所
定のプロトコルに基づいて、無線通信経路を介して発呼
処理を行ない、通信相手のダイヤル番号を送信する(図
5(f))。同時に、インタフェース部18に対して送
信処理の応答を返す(図5(g))。
【0054】基地局12は、無線通信経路を介して受信
した通信相手先のダイヤル番号に応じて、公衆回線14
から相手先にダイヤルする(図5(h))。この際、基
地局12は、データ通信側に切り替えられている。相手
先と回線が接続されると、基地局12は、公衆回線14
を介してアンサートーンを受信する(図5(i))。
【0055】一方、インタフェース部18は、PHP子
機10からの応答を受けると、PHP子機10に対して
データ通信要求コマンドを出力する(図5(j))。
【0056】PHP子機10は、インタフェース部18
からのデータ通信要求コマンドを受信すると、基地局1
2に対して、基地局12のデータ通信部32に設けられ
たモデム機能を起動させるためのモデム起動要求信号を
出力する(図5(k))。
【0057】基地局12は、モデム起動要求を受信する
と、データ通信部32のモデム機能を起動させ、PHP
子機10に対して起動通知を返す(図5(l))。
【0058】PHP子機10は、起動通知を受けると、
マイコン20がADPCM部23に対してADPCM部
23のオフを命令し、音声通信用の経路からデータ通信
用の経路に使用経路を切り替える(図5(m))。ま
た、PHP子機10は、ADPCM部23のオフを実行
した後、インタフェース部18にADPCM部23のオ
フを通知する(図5(n))。
【0059】インタフェース部18は、PHP子機10
からADPCM部23のオフが通知されると、メモリ等
に保存していた初期設定情報を読みだして、PHP子機
10のデータ通信用経路を介して、基地局12(データ
通信部32)のモデム機能に対して出力する(図5
(o))。
【0060】データ通信部32のモデム機能は、インタ
フェース部18から出力された初期設定情報を受けて、
同情報により初期設定を行なう(図5(p))。また、
モデム機能は、初期設定完了の通知をPHP子機10を
介してインタフェース部18に返す(図5(q))。
【0061】インタフェース部18は、モデム機能から
のモデム初期設定完了通知を受けると、メモリ等に保存
していた通信モード移行コマンドを読みだして、PHP
子機10のデータ通信用経路を介して、基地局12のモ
デム機能に対して出力する(図5(r))。
【0062】データ通信部32のモデム機能は、公衆回
線14を介して相手先に対してキャリアを送信し(図5
(s))、またインタフェース部18(パソコン16)
に対して、相手先との接続通知を返す(図5(t))。
【0063】その後は、通常のデータ通信状態となる
(図5(u))。パソコン16は、通信用ソフトウェア
に基づいて動作することで、PHP子機10と基地局1
2との間の無線通信経路を用い、基地局12のデータ通
信部32のモデム機能を用いて、通常のデータ通信を行
なうことができる。
【0064】図6は第2施例における、基地局12のデ
ータ通信部32のモデム機能に対する初期設定の手順の
流れを示す図である。
【0065】図6は相手先に対してダイヤルする前、つ
まりPHP子機10から基地局12に対して発呼処理を
実行する前に基地局12のデータ通信部32に設けられ
たモデム機能を初期化する方法の一例を示している。
【0066】本実施例では、パソコン16で実行される
通信用ソフトウェアは、従来のシステム構成(データ通
信用モデムが有線で接続されている)を前提に設計され
たものである。
【0067】まず、パソコン16は、通信用ソフトウェ
アによって設定したモデム装置(本来、有線で接続され
たデータ通信用モデム)に対する初期設定情報を出力し
(図6(a))、モデム機能の初期設定動作を開始す
る。
【0068】インタフェース部18は、パソコン16か
らの初期設定情報を入力する。制御部41は、初期設定
情報を一旦、メモリ(図示せず)等に保存させる(図6
(b))。
【0069】インタフェース部18は、モデム機能の初
期設定を行なうための初期設定無線リンク要求を、PH
P子機10に対して出力する(図6(c))。
【0070】PHP子機10は、基地局12に対して初
期設定を行なうために、音声通話チャンネルとは別の制
御用チャンネルのみを開局するように要求を出す(図6
(d))。
【0071】基地局12は、制御チャンネル要求を受け
ると、制御チャンネルを開局し、PHPき10に対して
開局を通知する(図6(e)。
【0072】PHP子機10は、開局通知を受けると、
インタフェース部18に対して無線リンク完了通知を送
る(図6(f))。
【0073】インタフェース部18は、無線リンク完了
通知を受けると、PHP子機10に対して初期設定要求
コマンドを出す(図6(g))。
【0074】PHP子機10は、インタフェース部18
から初期設定要求コマンドを受信すると、基地局12に
対して、基地局12のデータ通信部32に設けられたモ
デム機能を起動させるためのモデム起動要求信号を出力
する(図6(h))。
【0075】基地局12は、モデム起動要求を受信する
と、データ通信部32のモデム機能を起動させ、PHP
子機10に対して起動通知を返す(図6(i))。
【0076】PHP子機10は、起動通知を受けると、
マイコン20がADPCM部23に対してADPCM部
23のオフを命令し、音声通信用の経路からデータ通信
用の経路に使用経路を切り替える(図6(j))。ま
た、PHP子機10は、ADPCM部23のオフを実行
した後、インタフェース部18にADPCM部23のオ
フを通知する(図6(k))。
【0077】インタフェース部18は、PHP子機10
からADPCM部23のオフが通知されると、メモリ等
に保存していた初期設定情報を読みだして、PHP子機
10のデータ通信用経路を介して、基地局12(データ
通信部32)のモデム機能に対して出力する(図6
(l))。
【0078】データ通信部32のモデム機能は、インタ
フェース部18から出力された初期設定情報を受けて、
同情報により初期設定を行なう(図6(m))。また、
モデム機能は、初期設定完了の通知をPHP子機10を
介してインタフェース部18に返す(図6(n))。
【0079】パソコン16からモデム機能に対するデー
タ通信開始要求、つまり通信モードへの移行を指示する
コマンドと、通信相手先を示すダイヤル情報が出力され
る(図6(o))。
【0080】インタフェース部18の制御部41は、初
期設定情報と同様に、データ通信開始要求を、一旦メモ
リ(図示せず)等に保存させる(図6(p))。
【0081】インタフェース部18の制御部41は、デ
ータ通信開始要求がパソコン16から入力されると、メ
モリ等で保存していたダイヤル情報を読み出し、PHP
子機10に対するダイヤル要求コマンドとダイヤル情報
を、エラー訂正部40を介してPHP子機10に出力す
る(図6(q))。
【0082】PHP子機10は、ダイヤル要求コマンド
を受けて、基地局12に対して、基地局12との間の所
定のプロトコルに基づいて、無線通信経路を介して発呼
処理を行ない、通信相手のダイヤル番号を送信する(図
6(r))。同時に、インタフェース部18に対して送
信処理の応答を返す(図6(s))。
【0083】基地局12は、無線通信経路を介して受信
した通信相手先のダイヤル番号に応じて、公衆回線14
から相手先にダイヤルする(図6(t))。この際、基
地局12は、データ通信側に切り替えられている。相手
先と回線が接続されると、基地局12は、公衆回線14
を介してアンサートーンを受信する(図6(u))。イ
ンタフェース部18は、モデム機能からのモデム初期設
定完了通知を受けると、メモリ等に保存していた通信モ
ード移行コマンドを読みだして、PHP子機10のデー
タ通信用経路を介して、基地局12のモデム機能に対し
て出力する(図6(v))。
【0084】データ通信部32のモデム機能は、公衆回
線14を介して相手先に対してキャリアを送信し(図6
(w))、またインタフェース部18(パソコン16)
に対して、相手先との接続通知を返す(図6(x))。
【0085】その後は、通常のデータ通信状態となる
(図6(y))。パソコン16は、通信用ソフトウェア
に基づいて動作することで、PHP子機10と基地局1
2との間の無線通信経路を用い、基地局12のデータ通
信部32のモデム機能を用いて、通常のデータ通信を行
なうことができる。
【0086】なお、前記実施例においてはPHP子機1
0と公衆基地局12との間のデータ通信を行なう場合に
ついて説明しているが、家庭内の親機との間でも、同様
のデータ通信を実現する場合にも応用することができ
る。
【0087】また、パソコン16によるデータ通信の場
合について説明したが、FAX17によるFAX通信や
他の情報処理装置によるデータ通信に適用することがで
きる。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動局を
介して、基地局に設けられたモデム機能を用いたデータ
通信を、従来のシステム構成(データ通信用モデムが有
線によって接続されている)において用いられる通信用
ソフトウェアを何等変更することなく行なうことができ
る。従って、有線か無線かを意識することなくデータ通
信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動体通信システム
の概略構成を示す図。
【図2】本発明におけるPHP子機10の構成を示すブ
ロック図。
【図3】本発明における公衆基地局12の構成を示すブ
ロック図。
【図4】本発明におけるインタフェース部18の構成を
示すブロック図。
【図5】第1実施例における基地局12のデータ通信部
32のモデム機能に対する初期設定の手順の流れを示す
図。
【図6】第2施例における基地局12のデータ通信部3
2のモデム機能に対する初期設定の手順の流れを示す
図。
【符号の説明】
10…PHP子機(移動局)、12…基地局、14…公
衆回線、16…パーソナルコンピュータ(情報処理装
置)、18…インタフェース部、19a,19b…接続
ケーブル、20…マイコン、21,30…無線部、22
…コーディック、23,34…ADPCM部、24…P
CM部、25…ボタン入力部、26…スピーカ、27…
マイク、28…コネクタ部、31,40…エラー訂正
部、32…データ通信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−327929(JP,A) 特開 平5−219261(JP,A) 特開 平5−110718(JP,A) 特開 平2−254827(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04L 13/02 - 13/18 H04L 29/00 - 29/12 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介した相手先とデータ通信を実行
    するものであって、データ通信用のモデム機能を制御す
    るためのモデム初期設定情報、及び通信の相手先に対す
    るダイヤル要求を送出する情報処理装置と、 前記情報処理装置から送出されたモデム初期設定情報を
    保持すると共に、前記ダイヤル要求に応じて前記回線と
    の接続制御及びデータ通信開始要求を行なうインタフェ
    ース手段と、 前記情報処理装置と前記インタフェース手段とを介して
    接続される移動局と、 前記移動局と無線伝送路を介して接続されると共に前記
    回線と接続され、前記回線を介してデータ通信を行なう
    ためのモデム機能を有しており、前記インタフェース手
    段からの前記移動局を介したデータ通信開始要求に応じ
    てデータ通信の相手先と接続し、前記モデム初期設定情
    報に基づいて前記モデム機能の初期化を行なう基地局
    と、 を具備し、 前記モデム機能が初期化された後に、前記情報処理装置
    によるデータ通信を、前記インタフェース手段、前記移
    動局、及び前記基地局を介して行なうことを特徴とする
    移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 データ通信を実現するモデム機能を備え
    て公衆回線と接続された基地局と、前記基地局と無線通
    信経路によって接続される移動局と、前記移動局とデー
    タ通信を実行する情報処理装置とを接続するインタフェ
    ース手段とを有する移動体通信システムにおける前記モ
    デム機能を初期化するモデム初期設定方法であって、 前記情報処理装置からのモデム初期設定情報を含む通信
    コマンドに応じて、データ通信の相手先に対するダイヤ
    ル要求を意味するコマンドを前記インタフェース手段か
    ら前記移動局を介して前記基地局に対して出力し、 前記ダイヤル要求を意味するコマンドに応じて前記基地
    局が前記公衆回線を通じて通信相手と回線の接続処理を
    行ない、その後、回線接続の完了を意味するコマンドを
    前記基地局から前記移動局を介して前記インタフェース
    手段に対して出力し、 前記回線接続の完了を示すコマンドを前記基地局から受
    信すると、前記情報処理装置から入力した通信コマンド
    中の前記モデム初期設定情報を前記インタフェース手段
    から前記移動局を介して前記基地局に対して出力し、 前記モデム初期設定情報を受信すると、前記基地局に設
    けられたモデム機能を前記モデム初期設定情報に基づい
    て初期化し、 前記モデム機能の初期化が完了したことを意味するコマ
    ンドを前記基地局から前記インタフェース手段に出力
    し、 前記情報処理装置によるデータ通信を、前記インタフェ
    ース手段、前記移動局、及び前記基地局を介して行なう
    ことを特徴とするモデム初期設定方法。
  3. 【請求項3】 データ通信を実現するモデム機能を備
    え、公衆回線と接続された基地局と、前記基地局と無線
    通信経路によって接続される移動局と、前記移動局とデ
    ータ通信を実行する情報処理装置とを接続するインタフ
    ェース手段とを有する移動体通信システムにおける前記
    モデム機能を初期化するモデム初期設定方法であって、 前記情報処理装置から前記インタフェース手段へのモデ
    ム初期設定情報の通知に応じて、前記移動局と前記基地
    局との間で、前記モデム初期設定情報の情報伝達を可能
    とする無線リンクを確立し、 前記無線リンクが確立されると、前記情報処理装置から
    入力した前記モデム初期設定情報を前記インタフェース
    手段から前記移動局を介して前記基地局に対して出力
    し、 前記モデム初期設定情報を受信すると、前記基地局に設
    けられたモデム機能を前記モデム初期設定情報に基づい
    て初期化し、 前記モデム機能の初期化が完了したことを意味するコマ
    ンドを前記基地局から前記インタフェース手段に出力
    し、 前記モデム機能の初期化の後、前記情報処理装置からの
    データ通信の相手先に対するダイヤル要求に応じて、ダ
    イヤル要求を意味するコマンドを前記インタフェース手
    段から前記移動局を介して前記基地局に対して出力し、 前記ダイヤル要求を意味するコマンドに応じて前記基地
    局が前記公衆回線を通じて通信相手と回線の接続処理を
    行ない、その後、回線接続の完了を意味するコマンドを
    前記基地局から前記移動局を介して前記インタフェース
    手段に対して出力し、 前記情報処理装置によるデータ通信を、前記インタフェ
    ース手段、前記移動局、及び前記基地局を介して行なう
    ことを特徴とするモデム初期設定方法。
  4. 【請求項4】 データ通信を実現するモデム機能を備え
    公衆回線と接続された基地局に対し無線通信経路によっ
    て接続される移動局におけるモデム初期設定方法におい
    て、 前記基地局へデータ通信の相手先に対するダイヤル要求
    を意味するコマンドを出力し、 前記ダイヤル要求を意味するコマンドに応じて前記基地
    局から通信相手との回線接続の完了を意味するコマンド
    を受信し、 前記回線接続の完了を意味するコマンドを受信すると前
    記基地局へ前記基地局の前記モデム機能を初期化するモ
    デム初期化設定情報を出力し、 前記基地局から前記モデム機能の初期化が完了したこと
    を意味するコマンドを受信し、 前記モデム機能の初期化が完了したことを意味するコマ
    ンドを受信すると前記基地局とのデータ通信を行なう
    とを特徴とするモデム初期設定方法。
  5. 【請求項5】 データ通信を実現するモデム機能を備え
    公衆回線と接続された基地局に対し無線通信経路によっ
    て接続される移動局におけるモデム初期設定方法におい
    て、 前記基地局との間で前記基地局の前記モデム機能を初期
    化するモデム初期化設定情報の情報伝達を可能とする無
    線リンクを確立し、 前記無線リンクが確立されると前記基地局へ前記モデム
    初期化設定情報を出力し、 前記基地局から出力される前記モデム機能の初期化が完
    了したことを意味するコマンドを受信し、 このモデム機能の初期化が完了したことを意味するコマ
    ンドを受信すると前記基地局へダイヤル要求を意味する
    コマンドを出力し、 前記基地局から出力される回線接続の完了を意味するコ
    マンドを受信し、 前記回線接続の完了を意味するコマンドを受信すると前
    記基地局とのデータ通信を行なう ことを特徴とするモデ
    ム初期設定方法。
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