JP3332112B2 - 移動体通信システム及び通信制御方法 - Google Patents

移動体通信システム及び通信制御方法

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JP3332112B2
JP3332112B2 JP34720393A JP34720393A JP3332112B2 JP 3332112 B2 JP3332112 B2 JP 3332112B2 JP 34720393 A JP34720393 A JP 34720393A JP 34720393 A JP34720393 A JP 34720393A JP 3332112 B2 JP3332112 B2 JP 3332112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信を利用した移
動体電話、例えばパーソナルハンディホン(PHP)を
用いた移動体通信を行なうための移動体通信システム及
び同システムにおいて用いられる通信制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線を利用した移動体電話には、セルラ
ーホンと呼ばれる自動車電話や携帯電話がある。セルラ
ーホンは、全国でサービスを行なっており、主要な都市
においては広範囲で、電話をかけたり(発信)、受けた
り(受信)することができる。また、セルラーホンで
は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称す
る)を用いた通信(パソコン通信)でのデータを伝送し
たり、FAX通信を実行することも可能である。
【0003】近年では、従来のアナログ信号による通信
に代えて、ディジタル信号によって通信を行なうディジ
タルセルラーホンのサービスも始められている。セルラ
ーホンは、広範囲での通信を可能とするために、大規模
な通信システムが構築されている。
【0004】また、セルラーホンとは違って簡易な移動
体電話としては、家庭用として多く普及しているコード
レス電話がある。コードレス電話は、公衆回線と接続さ
れたコードレス親機(基地局)とコードレス子機(移動
局)との間で、コードレス電話機固有のプロトコルに基
づいて通信を行なうものである。コードレス電話はアナ
ログ信号によって通信を行なうもので、コードレス子機
による通信の内容も音声通信のみが行なわれている。
【0005】通常、パソコン通信を行なう場合には、パ
ソコンに設けられたRS−232Cとデータ通信用モデ
ムとを接続し、このデータ通信用モデムと公衆回線とを
接続する構成によって行なわれている。従って、パソコ
ン通信を実行するためのパソコン上で動作する通信用ソ
フトウェアは、直接、有線によって接続されたデータ通
信用モデムを制御し、公衆回線との接続動作を実行させ
るように設計されている。
【0006】また、コードレス電話機は、本来、音声通
話用に構成されているので、コードレス子機を介したデ
ータ通信を行なうことができず、通信用ソフトウェアも
それに対応していない。
【0007】ところで、アナログ信号を用いたコードレ
ス電話機に代わる、ディジタル信号を使った次世代の移
動体電話として、ディジタルコードレス電話機、すなわ
ちパーソナルハンディホン(以下、PHPと略称する)
による通信システムが計画されている。
【0008】PHPは、セルラーホンとは違って大規模
な通信システムではなく、小出力のPHP子機(移動
局)を家庭のみではなく、公衆基地局を駅、ショッピン
グ街、公衆電話ボックス等に設けておくことにより、屋
外でも利用できるようにしたものである。
【0009】PHPは、ディジタル信号を使った通信を
行なうので、アナログ信号を用いたコードレス電話機で
は実現できなかったデータ通信サービス、例えば屋外か
らパソコン通信やFAX通信することが可能となる。ま
た、このサービスを実現するに当たって、携帯性を良く
するために、データ通信用モデムにあたるモデム機能
を、公衆基地局側に設けておく構成が考えられている。
【0010】すなわち、パソコン通信やFAX通信を屋
外から行なう場合であっても、各利用者は、データ通信
用モデムを携帯する必要がなく、パソコンあるいはファ
クシミリ装置のみを携帯していれば良い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PHP
子機を用いた移動体通信システムでは、次のような問題
がある。モデム機能が公衆基地局に設ける構成であるの
で、例えばパソコン通信を行なう場合、従来の有線で接
続されていたデータ通信用モデムを制御する通信用ソフ
トウェアがそのまま使えなくなってしまう。
【0012】すなわち、モデムを制御するための制御コ
マンドの出力、モデムに各種データを設定するためのレ
ジスタに対するリード/ライト制御を行なうことができ
なくなってしまうという問題があった。
【0013】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、有線で接続されたデータ通信用モデムを制
御するように設計された通信用ソフトウェアを変更する
ことなく、物理的に接続されていない基地局内のモデム
機能を制御するための情報の入出力が可能な移動体通信
システム及び通信制御方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線を介した
相手先とデータ通信を実行するものであって、データ通
信用のモデム機能を制御するためのデータに対する読み
出しまたは書き込みの要求を示すコマンドを送出する情
報処理装置と、前記情報処理装置から送出されたモデム
機能を制御するためのデータを含むモデム制御用の情報
を入力して保持すると共に、前記コマンドに応じて前記
データに対する処理を実行するインタフェース手段と、
前記情報処理装置と前記インタフェース手段とを介して
接続される移動局と、前記移動局と無線伝送路を介して
接続されると共に前記回線と接続され、前記回線を介し
てデータ通信を行なうためのモデム機能を有しており、
同モデム機能を制御するためのデータを含むモデム制御
用の情報を保持し、前記情報処理装置からの前記移動局
を介した前記コマンドに応じて前記データに対する処理
を実行する基地局とを具備し、前記情報処理装置からの
コマンドにより、前記インタフェース手段及び前記基地
局内に保持されたモデム機能を制御するためのデータを
処理することを特徴とする。
【0015】また、前記インタフェース手段及び前記基
地局内にUART(Universal Asynchronous Recever T
ranceiver )機能を有したことを特徴とする。また、前
記インタフェース手段は、前記情報処理装置からのコマ
ンドに対して、前記インタフェース手段内で処理可能で
あるか、前記基地局内で処理を行なう必要があるかを判
別する判別手段を有し、前記判別手段の判別結果に応じ
て前記モデム機能を制御するためのデータに対する処理
を実行させることを特徴とする。
【0016】また本発明は、回線を介してデータ通信を
行なうモデム機能を有しており当該モデム機能を制御す
るためのデータを含むモデム制御用の情報を保持する基
地局と無線伝送路を介して接続される移動局と、前記回
線を介した相手先とデータ通信を実行するものであっ
て、前記基地局の前記モデム機能を制御するためのデー
タに対する読出し又は書き込みの要求を示すコマンドを
送出する情報処理装置とにそれぞれ接続され、前記情報
処理装置から出力される前記モデム制御用の情報を保持
するインタフェース装置における通信制御方法におい
て、前記情報処理装置から読出しを示すコマンドが送出
された場合に、前記インタフェース装置内で処理可能で
あるか、前記基地局内で処理を行なう必要があるかを判
別し、前記基地局内で処理を行なう必要がある場合に、
前記読出しを示すコマンドに応じた前記基地局に対する
要求を示す情報を前記移動局へ出力し、前記読出しを示
すコマンドに応じた要求に対する前記基地局における処
理結果を示す情報を前期移動局からの入力を受け、当該
受信した前記基地局における処理結果を示す情報を前記
情報処理装置へ出力し、前記情報処理装置から書き込み
を示すコマンドが送出された場合に、前記モデム制御用
の情報に前記書き込みを示すコマンドに応じて書き込み
を行なうと共に、前記インタフェース装置内で処理可能
であるか、前記基地局内で処理を行なう必要があるかを
判別し、前記基地局内で処理を行なう必要がある場合
に、前記書き込みを示すコマンドに応じた前記基地局に
対する要求を示す情報を前記移動局へ出力し、前記書き
込みを示すコマンドに応じた要求に対する前記基地局に
おける処理結果を示す情報を前記移動局からの入力を受
け、当該受信した前記基地局における処理結果を示す情
報を前記情報処理装置へ出力することを特徴とする。
【0017】
【作用】このような構成によれば、回線制御用のモデム
機能が基地局に設けられ、また情報処理装置における有
線で接続されたデータ通信用モデムの制御と互換性を保
つためにインタフェース手段にモデム機能が設けられ
る。モデム機能を制御するために各種制御用のデータが
保持されるが、情報処理装置からのコマンドによって、
これらのデータに対する処理(読みだし、書き込み)を
行なうことができる。
【0018】この際、基地局側で処理すべきか、インタ
フェース手段側での処理で可能か判別され、その結果に
基づいて、それぞれで必要な処理が実行される。従っ
て、両方で保持されるデータの統一が図られる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例における移動体通信システムの
概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施例
の移動体通信システムは、PHP子機10と例えば屋外
に設置されている公衆基地局12(以下、基地局)との
間で無線通信機能が実行される。基地局12は、公衆電
話ボックス等に設置される。
【0020】基地局12が公衆回線14と接続されてお
り、PHP子機10から電話をかけると、基地局12、
公衆回線14を介して相手先と通話することができる。
また、PHP子機10を介して、パーソナルコンピュー
タ(以下、パソコンと略称する)16によるデータ通
信、ファクシミリ装置(以下、FAXと略称する)17
によるFAX通信が可能である。なお、データ通信は、
ワードプロセッサ装置等の他の情報処理装置であっても
良い。なお、本実施例では、公衆回線14をISDN
(Integrated Services Digital Network )等のディジ
タル回線とする。
【0021】パソコン16とPHP子機10とは、イン
タフェース装置18を介して接続ケーブル19aによっ
て接続される。FAX17は、内部にインタフェース装
置18と同様の機能を有するインタフェース機能(図示
せず)が設けられ、同機能を介してPHP子機10と接
続ケーブル19bによって接続されている。
【0022】図2はPHP子機10の構成を示すブロッ
ク図である。図2に示すように、PHP子機10は、マ
イコン20、無線部21、コーディック22、ADPC
M部23、PCM部24、ボタン入力部25、スピーカ
26、マイク27、コネクタ部28、及びアンテナ29
が設けられている。
【0023】マイコン20は、図示せぬメモリに格納さ
れたプログラムに従って、PHP子機10を構成する各
部を制御するものである。マイコン20は、コネクタ部
28から制御ラインを介して入力されるコマンドや、ダ
イヤルボタンが押されることによってボタン入力部25
から入力されるデータに応じた電話機能の動作制御、コ
ーディック22及びADPCM部23の制御(オン/オ
フによって音声通信とデータ通信とを切り替える)を行
なう。コネクタ部28、制御ラインを介して、外部から
所定のコマンドをマイコン20に与えることにより、ダ
イヤルボタンの操作をエミュレーションすることができ
る。
【0024】無線部21は、アンテナ29及びコーディ
ック22と接続されており、アンテナ29を介して基地
局12に設けられた無線部30との間で、所定のプロト
コルによってデータの送受信を行なう。無線ユニット2
1は、基地局12との間で送受信されるデータをコーデ
ィック22との間で入出力する。
【0025】コーディック22は、無線部21、ADP
CM部23、及びコネクタ部28と接続されており、音
声通話を行なう場合には、マイコン20の制御のもと
に、ADPCM部24から出力された基地局12に送信
すべきデータを無線信号(アナログ信号)へ変換し、ま
た無線部21を介して受信された基地局12からの無線
信号をディジタル信号に変換する。データ通信/FAX
通信を行なう場合には、コネクタ部28、データライン
を介してパソコン16との間でデータの入出力を行なう
(ADPCM部23は用いない)。
【0026】ADPCM部23は、PCM部24とコー
ディック22との間に設けられ、ADPCM(Adaptive
Differential Pulse Code Modulation :適応差分パル
ス符号変調)によって高能率圧縮を行なうものである。
【0027】PCM部24は、ADPCM部23、スピ
ーカ26及びマイク27と接続され、PCM(Pulse Co
de Modulation :パルス符号変調)を行なう。音声通話
を行なう場合、PCM部24は、基地局12から送信さ
れて無線部21、コーディック22、ADPCM部23
を介して得られたスピーカ26から出力させるべきディ
ジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、またマイ
ク27から入力されたアナログ音声信号をディジタル音
声信号に変換してADPCM部23に出力する。
【0028】ボタン入力部25は、PHP子機10を操
作するために設けられたダイヤルボタン(図示せず)の
入力制御を行なうものである。ボタン入力部25は、ダ
イヤルボタン中の押されたボタンに応じたデータをマイ
コン20に出力する。ダイヤルボタンには、PHP子機
10からダイヤルする際に用いられるもので、0〜9ま
での数字ボタン、「*」「#」ボタンの他に、各種機能
ボタンを含んでいる。
【0029】スピーカ26は、PCM部24に接続され
ており、通話相手からの音声データに基づいて音声出力
するものである。マイク27は、PCM部24に接続さ
れており、通話相手に送出する音声を入力するものであ
る。
【0030】コネクタ部28は、PHP子機10に接続
ケーブル19a,19bを介して、パソコン16やFA
X17を接続するためのインタフェースである。コネク
タ部28と接続されたデータラインはコーディック22
と接続され、制御ラインはマイコン20と接続される。
【0031】アンテナ29は、基地局12との間で信号
の送受信を行なうためのものである。図3は基地局12
の構成を示すブロック図である。図3に示すように、基
地局12は、無線部30、エラー訂正部31、UART
32、モデム33、PCM34、及びアンテナ35によ
って構成されている。なお、図3はデータ通信用の経路
のみを図示している。この他に、基地局12の基本機能
として、音声通信を行なうための音声通信用経路が設け
られている。
【0032】無線部30は、アンテナ35と接続されて
おり、アンテナ35を介してPHP子機(基地局)10
との間で、所定のプロトコルによってデータの送受信を
行なう。無線ユニット30は、PHP子機10との間で
送受信されるデータを音声通信時には音声通信用経路に
送出し、データ通信時にはデータ通信用経路(エラー訂
正部31)に送出する。
【0033】エラー訂正部31は、例えばASIC(Ap
plication Specific IC )によって構成され、PHP子
機10と公衆基地局12の間での無線通信のリンク制御
やデータの転送エラーの修正等を行なうものである。
【0034】UART(Universal Asynchronous Recev
er Tranceiver )32は、エラー訂正部31及びモデム
33と接続される。UART32は、電話回線による通
信を実現するためのもので、エラー訂正部31を介して
得られたモデム制御用のデータを保持し、これらのデー
タに基づいてモデム33を制御する機能を有している。
【0035】モデム33は、UART32及びPCM3
4と接続され、UART32による制御によって、UA
RT32からの送信データを変調し、PCM34からの
受信データを復調する。
【0036】PCM34は、モデム33と公衆回線14
と接続され、データ通信時に、公衆回線14を介して相
手先(データ通信の場合には例えばホスト装置)と接続
される。PCM部33は、ISDN等のディジタル通信
網である公衆回線14との間でデータの入出力を行なう
ためのPCM符号化復号化処理を行なうもので、公衆回
線14からのディジタル信号をアナログ信号に変換し、
また通信相手先に送出すべきモデム33から出力された
アナログ信号をディジタル信号に変換して公衆回線14
に送出する。
【0037】アンテナ35は、PHP子機10との間で
信号の送受信を行なうためのものである。図4はインタ
フェース部18の構成を示すブロック図である。図4に
示すように、インタフェース部18は、エラー訂正部4
0、CPU41、及びUART42によって構成されて
いる。
【0038】インタフェース18は、例えばパソコン1
6に設けられたカードインタフェース(ICカードスロ
ット)に接続可能なICカードタイプに構成することが
できる。カードインタフェースは、例えばJEIDA
(Japan Electronic IndustryDevelopment Association
)/PCMCIA(Personal Computer Memory CardIn
ternational Association )に準拠したものが用いられ
る。
【0039】エラー訂正部40は、例えばASICによ
って構成され、PHP子機10と公衆基地局12間のデ
ータ転送エラーの修正等を行なうものである。エラー訂
正部40は、PHP子機10と接続ケーブル19aの制
御ライン、データラインによって接続されている。制御
ラインは、PHP子機10のダイヤルボタンが押された
場合と同じような動作を実行させる(10キーエミュレ
ーション)ためのコマンドをPHP子機10に対して伝
達することができる。データラインは、PHP子機10
を介してデータ通信用のデータを送受するためのもので
ある。
【0040】CPU41は、図示せぬメモリに隔離卯さ
れたプログラムに基づいて、インタフェース部18を構
成するUART42、エラー訂正部40を制御するもの
であり、UART42を介して入力されるデータ、また
はエラー訂正部40から入力されるデータに応じて所定
の動作を実行する。
【0041】UART42は、パソコン16のパラレル
バスと接続され、パソコン16からのデータを入力す
る。UART42は、電話回線による通信を実現するた
めのもので、CPU(パソコン16)からのモデム機能
を制御するためのパラレルデータを、有線で接続された
データ通信用モデムと同様にして入力して保持すること
ができる。また、CPU41の制御のもとに、モデム機
能を制御するためのデータを、必要に応じて出力するモ
デムインタフェース(制御に必要なデータや制御信号の
送受を行なう)を有している。
【0042】次に、本実施例の動作について、図5を参
照しながら説明する。図5はモデムに対するレジスタ読
み込み処理、及びレジスタ書き込み処理の手順を説明す
るためのものである。はじめに、図5(A)を用いて、
基地局12内のモデム33を制御するためのデータが格
納されたレジスタの読み込みを行なう場合について説明
する。
【0043】まず、パソコン16からモデム機能に対す
る、モデム機能を実現するために用いられるデータを保
持するためのレジスタの読み込みを示すコマンド要求が
出力される(図5(a))。
【0044】インタフェース部18は、パソコン16か
らのコマンドの入力を検出する(図5(b))。そし
て、入力したコマンドが基地局12内のUART32で
処理する必要があるか、インタフェース18内のUAR
T42で処理可能なコマンドなのかを判別する(図5
(c)。
【0045】判別の結果、基地局12内のUART32
で処理する必要がある場合、CPU41は、基地局12
に入力したコマンドを送信するために、エラー訂正部4
0に設けられた出力レジスタにコマンドをセットする
(図5(d))。
【0046】CPU41は、出力レジスタにコマンドを
セットすると、基地局12に対してレジスタリード要求
を出力する(図5(e))。出力レジスタにセットされ
たコマンドは、データラインを介してPHP子機10に
送出され、PHP子機10と基地局12との間の無線通
信経路を介して基地局12に送信される。
【0047】基地局12は、レジスタリード要求を示す
コマンドを受けて、基地局12内のUART32のレジ
スタを参照する(図5(f))。基地局12は、参照し
たレジスタの内容を、エラー訂正部31の出力レジスタ
にセットすることにより、インタフェース部18に出力
する(図5(g))。
【0048】インタフェース部18は、基地局12から
のUART32のレジスタの内容を参照して、UART
42のレジスタの内容と違っていればレジスタの内容を
更新し(図5(h))、パソコン16に対してレジスタ
の内容を出力する(図5(i))。
【0049】一方、図5(c)における判別の結果、イ
ンタフェース部18内のUART42の処理で良い場合
には、UART42のレジスタを参照して(図5
(j))、レジスタの内容をパソコン16に出力する
(図5(k))。
【0050】次に、図5(B)を用いて、基地局12内
のモデム33を制御するためのデータの書き込みを行な
う場合について説明する。まず、パソコン16からモデ
ム機能に対する、モデム機能を実現するために用いられ
るデータを保持するためのレジスタの設定/変更(書き
込み)を示すコマンド要求が出力される(図6
(m))。
【0051】インタフェース部18は、パソコン16か
らのコマンドの入力を検出する(図6(n))。インタ
フェース18は、コマンドの入力を受けて、UART4
2のレジスタの内容を変更する(図6(o))。そし
て、入力したコマンドが基地局12内のUART32で
処理する必要があるか、インタフェース18内のUAR
T42で処理可能なコマンドなのかを判別する(図6
(p)。
【0052】判別の結果、基地局12内のUART32
で処理する必要がある場合、CPU41は、レジスタの
内容を基地局12に送信するために、エラー訂正部40
に設けられた出力レジスタにコマンドをセットする(図
6(q))。
【0053】CPU41は、出力レジスタに出力値をセ
ットすると、基地局12に対してレジスタライト要求を
出力する(図6(r))。出力レジスタにセットされた
出力値は、データラインを介してPHP子機10に送出
され、PHP子機10と基地局12との間の無線通信経
路を介して基地局12に送信される。
【0054】基地局12は、レジスタライト要求を示す
コマンドを受けて、基地局12内のUART32のレジ
スタを更新する(図6(s))。基地局12は、UAR
T32のレジスタの値の更新が完了したことをパソコン
16に通知する(図6(t))。
【0055】一方、図6(p)における判別の結果、イ
ンタフェース部18内のUART42の処理で良い場合
には、パソコン16に対して変更完了の通知を出力する
(図6(u))。
【0056】このようにして、インタフェース部18に
設けられたモデム機能をもつUART42に保持される
データの処理をパソコン16からのコマンドによって処
理することができ、また、基地局12に設けられたモデ
ム33を制御するUART32に保持される、回線制御
(モデム機能制御)用の各データについても同様に、イ
ンタフェース部18側の情報と内容が異なることなく処
理することができる。
【0057】なお、前記実施例においては、PHP子機
12を移動局とする移動体通信システムを例にして説明
したが、アナログ信号による通信を行なう、一般に家庭
内で広く用いられているコードレス電話の子機と親機と
の間でも、同様のデータ通信制御を行なうこともでき
る。
【0058】また、前記実施例では公衆回線14がIS
DNであるとして説明したが、アナログ通信用の回線で
あっても良い。その場合、基地局12のPCM部34は
不要となる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、有線で接
続されたデータ通信用モデムを制御するように設計され
た通信用ソフトウェアを変更することなく、物理的に接
続されていない基地局内のモデム機能を制御するための
情報の入出力が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動体通信システム
の概略構成を示す図。
【図2】本発明におけるPHP子機10の構成を示すブ
ロック図。
【図3】本発明における公衆基地局12の構成を示すブ
ロック図。
【図4】本発明におけるインタフェース部18の構成を
示すブロック図。
【図5】本実施例におけるレジスタの読み出し/書き込
みの手順を説明するための図。
【符号の説明】
10…PHP子機(移動局)、12…基地局、14…公
衆回線、16…パーソナルコンピュータ(情報処理装
置)、18…インタフェース部、19a,19b…接続
ケーブル、20…マイコン、21,30…無線部、22
…コーディック、23…ADPCM部、24,34…P
CM部、25…ボタン入力部、26…スピーカ、27…
マイク、28…コネクタ部、31,40…エラー訂正
部、32,42…UART、33…モデム、41…CP
U。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−327929(JP,A) 特開 平5−219261(JP,A) 特開 平5−110718(JP,A) 特開 平2−254827(JP,A) 特開 平4−56455(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04L 13/02 - 13/18 H04L 29/00 - 29/12 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介した相手先とデータ通信を実行
    するものであって、データ通信用のモデム機能を制御す
    るためのデータに対する読み出しまたは書き込みの要求
    を示すコマンドを送出する情報処理装置と、 前記情報処理装置から送出されたモデム機能を制御する
    ためのデータを含むモデム制御用の情報を入力して保持
    すると共に、前記コマンドに応じて前記データに対する
    処理を実行するインタフェース手段と、 前記情報処理装置と前記インタフェース手段とを介して
    接続される移動局と、 前記移動局と無線伝送路を介して接続されると共に前記
    回線と接続され、前記回線を介してデータ通信を行なう
    ためのモデム機能を有しており、同モデム機能を制御す
    るためのデータを含むモデム制御用の情報を保持し、前
    記情報処理装置からの前記移動局を介した前記コマンド
    に応じて前記データに対する処理を実行する基地局と、 を具備し、 前記情報処理装置からのコマンドにより、前記インタフ
    ェース手段及び前記基地局内に保持されたモデム機能を
    制御するためのデータを処理することを特徴とする移動
    体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記インタフェース手段及び前記基地局
    内にUART(Universal Asynchronous Recever Tranc
    eiver )機能を有したことを特徴とする請求項1記載の
    移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記インタフェース手段は、 前記情報処理装置からのコマンドに対して、前記インタ
    フェース手段内で処理可能であるか、前記基地局内で処
    理を行なう必要があるかを判別する判別手段を有し、 前記判別手段の判別結果に応じて前記モデム機能を制御
    するためのデータに対する処理を実行させることを特徴
    とする請求項1記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 回線を介してデータ通信を行なうモデム
    機能を有しており当該モデム機能を制御するためのデー
    タを含むモデム制御用の情報を保持する基地局と無線伝
    送路を介して接続される移動局と、 前記回線を介した相手先とデータ通信を実行するもので
    あって、前記基地局の前記モデム機能を制御するための
    データに対する読出し又は書き込みの要求を示すコマン
    ドを送出する情報処理装置とにそれぞれ接続され、前記
    情報処理装置から出力される前記モデム制御用の情報を
    保持するインタフェース装置における通信制御方法にお
    いて、 前記情報処理装置から読出しを示すコマンドが送出され
    た場合に、前記インタフェース装置内で処理可能である
    か、前記基地局内で処理を行なう必要があるかを判別
    し、 前記基地局内で処理を行なう必要がある場合に、前記読
    出しを示すコマンドに応じた前記基地局に対する要求を
    示す情報を前記移動局へ出力し、 前記読出しを示すコマンドに応じた要求に対する前記基
    地局における処理結果を示す情報を前期移動局からの入
    力を受け、当該受信した前記基地局における処理結果を
    示す情報を前記情報処理装置へ出力し、 前記情報処理装置から書き込みを示すコマンドが送出さ
    れた場合に、前記モデム制御用の情報に前記書き込みを
    示すコマンドに応じて書き込みを行なうと共に、前記イ
    ンタフェース装置内で処理可能であるか、前記基地局内
    で処理を行なう必要があるかを判別し、 前記基地局内で処理を行なう必要がある場合に、前記書
    き込みを示すコマンドに応じた前記基地局に対する要求
    を示す情報を前記移動局へ出力し、 前記書き込みを示すコマンドに応じた要求に対する前記
    基地局における処理結果を示す情報を前記移動局からの
    入力を受け、当該受信した前記基地局における処理結果
    を示す情報を前記情報処理装置へ出力する ことを特徴と
    する通信制御方法。
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