JP3331718B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JP3331718B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火時期制
御装置に関し、特に、EGR (排気還流) や吸気スワー
ル生成など吸気の組成や運動等の状態を可変とする制御
を行うものにおいて、これら制御の切換時における点火
時期を最適に制御できるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】運転条件に応じて混合気の空燃比を切り
換えるようにした内燃機関において、空燃比切換時にト
ルク段差が発生することを抑制するため空燃比を徐々に
切り換える一方、該空燃比の切換時に点火時期も徐々に
切り換えるようにしたものがある (特開昭62−322
55号公報参照) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来の点火時期切換制御は、点火時期の切換を時
間周期で所定量ずつ変化させて繋ぐ方式であるため、点
火時期の切換前後の段差量が一定でない場合、空燃比等
吸気の状態の切換時間と点火時期の切換時間とを同一に
することができないので、MBT (ベストトルク点火時
期) とのずれによる燃費悪化や、トルクダウンによる運
転性の悪化を生じることとなる。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、吸気状態の切換時に実際の吸気状態の
変化割合に追従して適切に点火時期が切り換えられるよ
うにして燃費や運転性を改善した内燃機関の点火時期制
御装置を提供することを特徴とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る内
燃機関の点火時期制御装置は、図1に示すように、内燃
機関の吸気の状態を可変する吸気状態可変手段と、前記
吸気状態可変手段の切換時における吸気状態の変化割合
を算出する吸気状態変化割合算出手段と、前記吸気状態
可変手段の切換前後に夫々適合する点火時期を算出する
切換前後点火時期算出手段と、前記吸気状態可変手段の
切換に伴う適合点火時期の段差量を算出する段差量算出
手段と、前記吸気状態可変手段の切換時に前記段差量算
出手段で算出された適合点火時期の段差量と前記吸気状
態変化割合算出手段によって算出された吸気状態変化割
合とに基づいて切換開始から切換完了までの点火時期繋
ぎ補正量を算出する点火時期繋ぎ補正量算出手段と、前
記切換前後点火時期算出手段で算出された点火時期と前
記点火時期繋ぎ補正量算出手段によって算出された点火
時期繋ぎ補正量とに基づいて前記吸気状態可変手段の切
換開始から切換完了までの点火時期を算出する切換時用
点火時期算出手段と、を含んで構成したことを特徴とす
る。
【0006】また、前記吸気状態変化割合算出手段は、
前記吸気状態可変手段からの切換指令信号を受けて、少
なくとも無駄時間と、直線的動作の応答遅れ、又は1次
遅れを与えて吸気状態変化割合を算出するようにしても
よい。また、前記吸気状態可変手段は吸気系に排気を還
流する手段であり、前記無駄時間を回転区間で与えると
共に、同じく回転同期で加重平均による1次遅れを与え
るようにしてもよい。
【0007】また、前記吸気状態可変手段は吸気ポート
に備えられたスワール制御弁又は遮断弁であり、前記無
駄時間を定められた時間同期で与えると共に、同じく時
間同期の直線的動作の応答遅れを与えるようにしてもよ
い。
【0008】
【作用】吸気状態可変手段により吸気状態を変化させる
とき、吸気状態可変手段の実際の吸気状態変化割合と、
切換前後の夫々に適合した点火時期の段差量が算出さ
れ、該段差量と吸気状態変化割合とに基づいて算出され
た点火時期繋ぎ補正量を用いて切換前の点火時期から切
換後に適合した点火時期まで、吸気状態可変手段の吸気
状態変化割合と比例的に点火時期を変化させて切り換え
られる。
【0009】したがって、前記切換時の点火時期が実際
の吸気状態の変化に応じて最適に設定され、切換時にお
ける燃費を改善できると共に、トルク段差を伴うことの
ない良好な運転性が得られる。ここで、吸気状態可変手
段は、切換指令信号を受けてから実際に動作が開始され
るまでの遅れ時間 (無駄時間) があり、又、動作が開始
されてから吸気状態の変化にも遅れを伴う。そこで、前
記吸気状態変化割合算出手段は、前記吸気状態可変手段
からの切換指令信号を受けて、少なくとも無駄時間と、
直線的動作の応答遅れ、又は1次遅れを与えて吸気状態
変化割合を算出することにより、正確に吸気状態変化割
合を算出することができる。
【0010】例えば前記吸気状態可変手段が吸気系に排
気を還流する手段である場合、還流排気の燃焼室までの
伝達遅れや吸気通路内での拡散が機関回転速度に依存
し、また、切換が徐々に行われるので、前記無駄時間を
回転区間で与えると共に、回転同期で加重平均による1
次遅れを与えることで適切に吸気状態変化割合を算出で
きる。
【0011】また、前記吸気状態可変手段が吸気ポート
に備えられたスワール制御弁又は遮断弁である場合は、
吸気状態変化の燃焼室までの伝達遅れが十分小さく、か
つ、これらの弁は瞬時に切り換えられるので、前記無駄
時間を定められた時間同期で与えると共に、時間同期の
直線的動作の応答遅れを与えることで適切に吸気状態変
化割合を算出できる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図2は、本発明の一実施例を示す。図において、内
燃機関1の吸気通路2にはスロットル弁3が介装され、
該吸気通路2のスロットル弁3下流側と排気通路4とを
結んでEGR通路5が配設されている。該EGR通路5
には、EGR流量を制御するEGR弁6が介装されてい
る。該EGR弁6はステップモータによって駆動され、
コントロールユニット7からの制御信号によって開度を
リニアに制御できるようになっている。また、吸気通路
2下流部分の各気筒の吸気ポートに夫々吸気スワールを
コントロールするためのスワール制御弁8が介装されて
いる。該スワール制御弁8はアクチュエータを介してコ
ントロールユニット7からの制御信号によって開閉され
る。また、機関1の燃焼室には点火栓9が装着されてい
る。
【0013】前記コントロールユニット7には、バッテ
リ電圧UB 、水温センサ10により検出される冷却水温度
W 、クランク角センサ11により検出される機関回転速
度N、エアフローメータ12により検出される吸入空気流
量Q、アクセル開度センサ13により検出されるアクセル
開度、ブーストセンサ14により検出されるブースト圧
(吸気圧) 、イグニッションスイッチ (IGN/SW) 1
5のON・OFF、スタータスイッチ16のON・OFF
の各信号が入力され、コントロールユニット7はこれら
各検出信号に基づいて求められる機関運転状態に応じ
て、前記EGR弁6及びスワール制御弁8の制御、点火
時期制御等を行い、特に、EGR弁6やスワール制御弁
8の切換に応じた本発明に係る点火時期の切換制御を行
う。
【0014】以下に、コントロールユニット7による前
記各制御を図に基づいて説明する。図3は、EGR制御
ルーチンのフローチャートを示す。ステップ (図ではS
と記す。以下同様) 1では、EGRの即カット条件か否
かを判定する。即カット条件とは、EGRを緊急に停止
する必要のある条件である。具体的には、始動性,運転
性,機関出力に関わる条件の他、EGR制御に関わる信
号の故障でNG判定されている場合、EGRを行うと安
定度が極度に悪化する可能性がある場合、ステップモー
タの0点校正中などであり、かかる即カット条件を満た
していると判定されたときは、ステップ2,ステップ3
へ進んで後述する機能を有するフラグFEGRON=
0,EGRダンパ係数EGRDMP=0とすることによ
り、EGRを直ちに停止させる。尚、電圧低下時のEG
Rカットは一旦カットされたら以後ISCクローズド制
御 (車両停止を狙う) となるまでカットを解除しないこ
ととし、チャタリングを防止する。
【0015】また、前記即カット条件でないと判定され
たときは、ステップ4へ進みEGRの緊急でないカット
条件か否かを判定する。該カット条件は、例えば機関停
止解除後所定時間内、水温が所定範囲内に無いとき、所
定以上の高負荷運転であるとき等である。これらの条件
が満たされたと判定されたときは、ステップ3でフラグ
FEGRONのみを0とし、前記EGRダンパ係数EG
RDMPは後述するルーチンで判定後漸減するように設
定された値を用いることによりEGRを緩やかに停止さ
せる。
【0016】前記緊急でないカット条件も満たしていな
いと判定されたときは、ステップ5へ進み前記フラグF
EGRONを1にセットしてEGRを行わせる。ステッ
プ6以降では運転状態に応じたEGR流量を得るべくE
GR弁の開口面積を算出し、それによってEGR弁のデ
ューティ制御を行う。まず、ステップ6では、機関回転
速度Nと基本燃料噴射量TP (負荷相当値でありK・Q
/Nとして算出される) とに基づいて、これらN,TP
で区分された運転領域毎に設定されたEGR流量値EG
RQをマップテーブルから検索する。
【0017】ステップ7では、機関回転速度Nとスロッ
トル弁開度TVOとに基づいて差圧補正係数KPBをマ
ップテーブルから検索して補間演算して求める。高負荷
時は吸入空気流量Qの増大に伴い要求EGR流量も増大
するが、高負荷時はスロットル弁開度の増大により排気
圧と吸気圧 (ブースト圧) との差圧が減少するため、要
求EGR流量に比例的に開口面積を設定するとEGR流
量は差圧の減少により不足する。そこで、該差圧の減少
を補正すべく差圧補正係数KPBが設定されている。
【0018】ステップ8では、EGRと非EGRとの切
換時にEGRの変化を緩やかにして切り換えるために設
定されたEGRダンパ係数EGRDMPを読み込む。こ
れは、非EGRとの切換時に非EGR時の値0とEGR
時の値1との間で緩やかに変化するように設定される。
但し、既述したように即カット条件では速やかにEGR
を停止させるべく1から0に瞬時に切り換えられる。
【0019】ステップ9では、以上求められたデータに
基づいてEGR弁6の開口面積を次式により算出する。 EGRAR=EGRQ×KPB×EGRDMP ステップ10では、前記開口面積に対応するEGR弁6駆
動用ステップモータのステップ数EGSTPDをマップ
テーブルから検索する。
【0020】ステップ11では、前記EGSTPDをステ
ップモータに出力してEGR弁6を所望の開度に制御す
る。図4は、前記EGRダンパ係数EGRDMPの設定
ルーチンのフローチャートを示す。ステップ21では、フ
ラグFEGRONの値を判定する。
【0021】ステップ22でフラグEGRON=1と判定
されたときは、EGRを実行する条件であるから、ステ
ップ22で前記EGRダンパ係数EGRDMPを所定量Δ
EDずつ漸増させた後、ステップ23で最大値 (=1) を
超えたか否かを判定し、超えた場合はステップ24で最大
値に固定する。即ち、非EGR状態からEGR実行に切
り換えられた直後はEGRダンパ係数EGRDMPは0
から漸増されるのでEGR弁6の開口面積が漸増してE
GR流量が漸増していき、EGRダンパ係数EGRDM
Pが1となって切換後の運転状態に応じた所望のEGR
流量に達すると該流量に維持される。
【0022】同様にして、ステップ22でフラグFEGR
ON=0と判定されたときは、EGRを停止する条件で
あるから、ステップ25で前記EGRダンパ係数EGRD
MPを所定量ΔEDずつ漸減させた後、ステップ26で最
小値 (=0) を下回ったか否かを判定し、下回った場合
はステップ27で0に固定する。即ち、EGR状態からE
GR停止に切り換えられた直後はEGRダンパ係数EG
RDMPは1から漸減されるのでEGR弁6の開口面積
が漸減してEGR流量が漸減していき、EGRダンパ係
数EGRDMPが0となってEGRが完全に停止され
る。
【0023】このようにして、EGR,非EGRの切換
時に緩やかに変化するEGRダンパ係数EGRDMPを
用いることにより、EGRの急激な立ち上がりや急激な
停止によるトルク段差を回避して良好な運転性を確保す
る。但し、既述したように緊急を要する即カット条件で
は、このルーチンで設定されるEGRダンパ係数EGR
DMPは用いず、EGRダンパ係数EGRDMPを直ち
に0にセットしてEGRを直ちに停止する。
【0024】次に、スワール制御弁8の開閉制御ルーチ
ンを図5のフローチャートに従って説明する。ステップ
31では、吸気スワールを強化する運転条件か否かを判定
する。例えば、リーン空燃比燃焼と理論空燃比燃焼とを
切換制御する機関等では、リーン空燃比燃焼を含む条件
がスワール強化条件となる。
【0025】スワール強化条件であると判定されたとき
は、ステップ32でスワール制御弁8を閉じ、スワール強
化条件でないと判定されたときは、ステップ33でスワー
ル制御弁8を開く。スワール制御弁8は、例えば図示の
ように弁体の一部が切り欠いて形成されたものが使用さ
れ、閉弁により吸気を絞って流速を早めたり、偏流させ
たりすることで吸気スワールを強化できるようになって
いる。尚、前記スワール制御弁8の開閉は、前記EGR
弁6のように切換を緩やかに行う制御を行わないが、完
全に切り換わるのに動作遅れがある。
【0026】次に、前記EGR弁6及びスワール制御弁
8の切換時における本発明に係る点火時期の切換制御を
説明する。まず、EGR,非EGRの切換及びスワール
制御弁8の開閉切換時において吸気状態可変手段である
EGR弁6及びスワール制御弁8の開閉切換による吸気
状態変化割合を算出するルーチンを説明する。
【0027】図6は、EGR弁6の吸気状態変化割合算
出ルーチンを示す。このルーチンはクランク角センサ11
から点火時期間のクランク角度 (4サイクルn気筒機関
では720/n °) 毎に出力される基準信号出力毎に実行さ
れる。ステップ41では、所定回数n0 の前記フラグFE
GRONの値を判定し、1であるときはステップ42でフ
ラグFEGRDの値を1にセットし、0であるときはス
テップ43でフラグFEGRDの値を0にセットする。こ
こで、フラグFEGRDは、後述する基本点火時期の検
索を1であるときにはEGR時用の基本点火時期マップ
から検索させ、0であるときには非EGR時用の基本点
火時期マップから検索させるため設定されるフラグであ
る。そして、前記所定回数n0 は、EGR弁6に開閉の
切換指令が出されてから実際にEGR弁6が動作を開始
し、切換動作による影響がでてくるまでの遅れ時間 (以
下無駄時間という) に見合って設定される。つまり、所
定回数n0 前の前記フラグFEGRONの値に応じた切
換動作の影響がでていると判断して対応する基本点火時
期マップを選択させるのである。尚、該無駄時間を回転
同期のn0 によって設定するのは、EGRにより状態変
化した吸気がインテークマニホールドを介して燃焼室に
達するまでの遅れ時間及びEGRガスのインテークマニ
ホールド内での拡散速度が機関の回転速度に起因するか
らである。
【0028】ステップ44では、前記のようにしてセット
されたフラグFEGRDの最新の値によって所定回数前
の値をシフトして押し出し、所定回数分の最新の値をス
トアしておく。次いで、ステップ45で前記EGR・非E
GR切換動作開始後の吸気状態変化割合EGADMPを
算出する。これは、前記EGRダンパ係数EGRDMP
によって緩やかに切り換えられるEGR弁6の開度変化
に対して吸気の状態が一次遅れで変化するとして算出す
る。具体的には、変化割合EGADMPの現在つまり前
回得られた値EGADMPn-1 と、前記所定回数n0
の値EGADMPn-n0とを前者に所定の重みREGAD
V♯を付けて次式のように加重平均して算出する。
【0029】EGADMP=EGRDMPn-1 ・REG
ADV♯+EGADMPn-n0 (1−REGADV♯) ステップ46では、前記ステップ45で得られた最新の変化
割合EGADMPの値によって所定回数前の値をシフト
して押し出し、所定回数分の最新の値をストアする。
【0030】図7は、スワール制御弁8の開閉切換時の
吸気状態変化割合を算出するルーチンを示す。このルー
チンは所定の周期 (例えば10ms) 毎に実行される。ステ
ップ51では、スワール制御弁8の閉動作指令 (ON) が
出力されているか否かを判定する。そして、ON出力時
は、ステップ52でフラグFSCV0の値を判定する。こ
のフラグFSCV0はスワール制御弁8のON時に1,
OFF時に0にセットされるものであり、この値の判定
によりON出力の切換直後か否かが判定される。
【0031】即ち、フラグFSCV0の値が0であると
きは、切換直後と判定してステップ53で切換経過後の時
間計測のためのカウンタCTSCCを0にリセットした
後、また、フラグFSCV0の値が1であるときは、2
回目以降であるからステップ53を飛ばしてステップ54へ
進み、前記カウンタCTSCCをインクリメントする。
【0032】ステップ55では、前記カウンタCTSCC
の値が所定値SCVDLY♯に達しているか否かを判定
し、達しているときはステップ56でフラグFSCVDの
値を1にセットした後、また、達していないときはその
ままステップ57へ進み、既述したように前記フラグFS
CV0を1にセットする。ここで、前記所定値SCVD
LY♯はスワール制御弁8が開動作指令を受けてから実
際の開動作が開始されてスワール強化が開始されるまで
の遅れ時間 (無駄時間) に見合って設定される。つま
り、所定値SCVDLY♯分以上前に開動作指令を受け
ているからスワール制御弁8の開動作が開始されている
と判断して基本点火時期に対する進角量の検索をスワー
ル制御弁8開時に対応して点火時期の進角量を設定した
マップを選択して行わせるのである。尚、該遅れ時間を
時間同期のSCVDLY♯によって決定するのは、スワ
ール制御弁8が燃焼室に近いところにあるため、機関回
転速度Nによる相違は小さく、主としてスワール制御弁
8の開閉動作に固有の遅れ時間に起因するからである。
【0033】ステップ58では、スワール制御弁8の吸気
状態変化割合SCADMPを所定量ΔSCDずつ増大す
る。即ち、本実施例のようにスワール制御弁8をステッ
プ的に開閉する場合、無駄時間とランプ応答で近似でき
ることが実験的にも確かめられたので、開動作後の経過
時間に対して直線的に増大する値として決定する。ステ
ップ59では、前記スワール制御弁8の吸気状態変化割合
SCADMPが1を超えるか否かの判定を行い、達した
ときにはステップ60で1に固定してこのルーチンを終了
する。
【0034】また、ステップ51で閉動作指令 (OFF)
が出力されていると判定されたときも、開動作指令が出
力されているときと同様にして行われる。即ち、ステッ
プ61ではフラグFSCV0の値を判定して1であれば、
閉動作指令の切換直後と判定してステップ62で閉動作指
令後の経過時間を計測するカウンタCTSC0を0にリ
セットした後、2回目以降はそのままでステップ63に進
み、カウンタCTSC0をインクリメントし、ステップ
64で該カウント値が所定値SCVDL2♯に達したかの
判定を行い、達したときはステップ65でフラグFSCV
Dを0にセットした後、そうでないときはそのままステ
ップ66へ進みフラグFSCV0を0にセットし、ステッ
プ67で吸気状態変化割合SCADMPを所定量ΔSCD
ずつ漸減し、ステップ68で変化割合が0を下回るか否か
を判定し、下回ると判定されたときにはステップ69で0
に固定する。
【0035】次に、上記のようにして求められたEGR
弁6及びスワール制御弁8の吸気状態変化割合に基づい
て、EGR・非EGRの切換時及びスワール制御弁8の
開閉切換時の点火時期制御について説明する。まず、該
制御ルーチンの説明に先立ち、本制御に使用される各マ
ップ,テーブルについて説明する。基本点火時期AVD
Hについては、アイドル時は機関回転速度Nによって区
分される領域毎に基本点火時期AVDHを設定した2次
元テーブルGOVが1つ用意される。また、非アイドル
時は、機関回転速度Nと基本燃料噴射量TP とをパラメ
ータとして区分される運転領域毎に基本点火時期AVD
Hを設定した3次元マップMAPがEGRの有無に応じ
て2種類用意される。これは、EGR率は運転条件に応
じて大きく異なり、EGRの有無による点火時期の要求
差もそれによって運転条件毎に異なってくるから、別々
のマップにしないとMBT (ベストトルク点火時期) の
実現が困難で、燃費改善効果を有効に引き出せなくなる
ためである。
【0036】次に、スワール制御弁の開閉による点火時
期の要求差は、運転条件毎の傾向があると考えられる
が、3次元マップの多用を避けるため (メモリ容量の面
でも検索時間の点でも厳しい) 、機関回転速度Nに対し
て補正量を設定した2次元テーブルと、基本燃料噴射量
P に対して補正量を設定した2次元テーブルとを用意
し、これらから検索された補正量の乗算で求めるように
する。尚、前記3次元マップMAPにおける基本点火時
期AVDHのデータは、リーン空燃比燃焼を目的として
スワール制御弁を設けているものなどでは、リーン空燃
比燃焼領域が広く、スワール制御弁が閉とされる場合の
方が多いため、該スワール制御弁が閉の状態に合わせて
設定される。その場合、スワール制御弁が閉の場合は、
補正は行わず、スワール制御弁が開の場合に前記基本点
火時期AVDHより進角する補正を行わせるように前記
2次元テーブルには進角量を設定しておく。
【0037】かかるマップ,テーブル等を用いて行われ
る点火時期制御ルーチンを図8,図9のフローチャート
に従って説明する。ステップ71では、基本点火時期の設
定を非アイドル用の基本燃料噴射量TP と機関回転速度
Nとをパラメータとする3次元マップで行うか、アイド
ル用の機関回転速度Nで区分された2次元テーブルGO
Vで行うか、つまり非アイドルかアイドルかを判定し、
判別用のフラグFMPGVの値をマップで行う場合は
1,テーブルGOVで行う場合は0にセットする。
【0038】ステップ72では、前記フラグFMPGVの
値が切り換わったか否かを判定する。そして、フラグF
MPGVの値が旧値FMPGVOとの比較により切り換
わった、つまり非アイドル・アイドルが切り換えられた
と判定されたときには、ステップ73で前回計算時のフラ
グFEGRDとFSCVDとからEGRの有無,スワー
ル制御弁8開閉については切換前の状態に対応させ、非
アイドル・アイドルの切換に応じたマップ切換だけを行
って基本点火時期ADVHを算出し、この値により現在
記憶されている基本点火時期ADVHの値を書き換え記
憶する。つまり、前回設定された基本点火時期AVDH
に対して非アイドル・アイドルの切換のみで変化する基
本点火時期AVDHが算出される。同時に、ここでマッ
プ又はテーブルの検索済みであることを記すフラグFA
1を1にセットする。
【0039】また、前記ステップ72でフラグFMPGV
の値が切り換えられないと判定されたときは前記マップ
検索が行われなかったため、ステップ74で前記フラグF
A1を0にセットする。ステップ75では、フラグFSC
VDの値が切り換わったか否かを旧値FSCVDOとの
比較で判定し、切り換わったと判定されたときにはステ
ップ76へ進み、前記フラグFA1の値を判定し、0であ
るとき、つまり今回まだマップ・テーブルの参照が行わ
れていない場合にはステップ77へ進む。ステップ77では
前回計算時のフラグFEGRDからEGRの有無につい
ては切換前の状態に対応させ、非アイドル・アイドルの
状態については現在の状態に対応させて選択されたマッ
プ乃至テーブルにより基本点火時期AVDHを検索し、
その上でスワール制御弁8の開閉切換に応じて前記2つ
の2次元テーブルで求めた補正量により補正を行って基
本点火時期ADVHを算出し、この値で現在記憶されて
いる基本点火時期ADVHの値を書き換え記憶する。ま
た、ここで、マップ・テーブルの参照が行われたことを
記すフラグFA2を1にセットする。
【0040】一方、ステップ76で前記フラグFA1の値
が1と判定されたときは、ステップ73で設定された基本
点火時期AVDHに対して、スワール制御弁8の開閉切
換による補正量を算出して補正を行い、同時にフラグF
A2を0にセットする。前記ステップ77又はステップ78
を経た後ステップ79に進み、前記のようにして新たに算
出された基本点火時期AVDHから現在記憶されている
基本点火時期AVDHを減算してスワール制御弁8の開
閉切換による点火時期の段差DSを算出する。即ち、こ
のステップ79の機能は、段差算出手段を構成する。
【0041】次いでステップ80で、前記新たに算出され
た基本点火時期AVDHで現在記憶されている基本点火
時期ADVHの値を書き換え記憶した後、ステップ82へ
進む。一方、ステップ75でフラグFSCVDの値が切り
換えられていないと判定されたときは、今回もまだマッ
プ・テーブルが参照されないのでステップ81でフラグF
A2を0にした後、ステップ82へ進む。
【0042】ステップ82では、前記フラグFA1, FA
2が共に0であるか否かを判定する。そして、フラグF
A1, FA2が共に0である場合は、今回まだマップ参
照が行われていないので、ステップ83へ進み、非アイド
ル・アイドル、EGRの有無、スワール制御弁8の開閉
の全てについて現在の状態に対応してマップ選択等を行
い基本点火時期ADVHを算出した後、ステップ86へ進
む。
【0043】一方、ステップ82で前記フラグFA1, F
A2の少なくとも一方が1であると判定された場合はス
テップ84へ進み、フラグFEGRDの切換の有無を旧値
FEGRDとの比較で判定する。そして、切換有りと判
定されたときはステップ85へ進み、今回ステップ73又は
ステップ77で参照されたマップからの検索値とEGR有
無に切換に応じて切換選択されるマップからの検索値と
の差によって現在記憶されている最新の基本点火時期A
VDHを補正して基本点火時期AVDHを算出する。但
し、アイドル時はステップ73又はステップ77でアイドル
用の2次元テーブルが参照され、その場合はEGRの有
無に関わらずマップの切換はないので、特に補正は必要
ない。
【0044】ステップ86では、前記ステップ83又はステ
ップ85で補正して算出された最新の基本点火時期AVD
Hから現在記憶されている基本点火時期ADVHを減算
することにより、EGR有無の切換による点火時期の段
差DEを算出する。したがって、このステップ86の機能
も、段差算出手段を構成する。ステップ87では、前記最
新に算出された基本点火時期AVDHで現在記憶されて
いる基本点火時期ADVHの値を書き換え記憶し、その
後ステップ88へ進んで、現在の状態に対応した各フラグ
FMPGV,FSCVD,FEGRDの値を夫々次回の
演算に使用する旧値FMPGVO,FSCVDO,FE
GRDOにセットする。
【0045】また、ステップ84でフラグFEGRの切換
が無いと判定された場合は、基本点火時期AVDHの変
更は必要がないので、そのままステップ88へ進み前記処
理を行う。ステップ89では、前記ステップ86で求めたE
GR有無切換による点火時期の段差DEと、図6のルー
チンで算出したEGR弁6の切換による吸気状態変化割
合EGADMPとに基づいて切換時のEGRの状態に応
じた点火時期繋ぎ補正量DEADVを次式により算出す
る。即ち、このステップ89の機能は点火時期繋ぎ補正量
算出手段を構成する。
【0046】DEADV=DE× (1−EGADMP) ステップ90では、前記ステップ79で求めたスワール制御
弁8開閉切換による点火時期の段差DSと、図7のルー
チンで算出したスワール制御弁8の開閉切換による吸気
状態変化割合SCADMPとに基づいて切換時のスワー
ル制御弁8開度に応じた点火時期繋ぎ補正量DSADV
を次式により算出する。したがって、このステップ90の
機能も点火時期繋ぎ補正量算出手段を構成する。
【0047】DSADV=DS×(1−SCADMP) ステップ91では、これらEGR状態,スワール制御弁8
開度状態を考慮してこれらの切換時における点火時期M
ADAVDを次式により算出する。即ち、このステップ
91の機能が、切換時用点火時期算出手段を構成する。MADADV =ADVH+DEADV+DSADV ステップ92では、その他の補正 (電気負荷の有無等) を
行って最終的な点火時期ADVを求め、該点火時期AD
をセットすることにより、当該点火時期に点火を行わ
せる。
【0048】以上のように、本実施例ではEGRの有
無,スワール制御弁の開閉の切換時において、これらの
切換途中の吸気状態変化割合を把握し、該吸気状態変化
割合に対して比例的な変化量で点火時期を変化させて切
換後に適合する点火時期に滑らかに繋ぐことができるた
め、切換中においてもEGRの程度,スワールの程度に
適切に対応した点火時期に制御することができ、機関の
運転性や排気浄化性能を可及的に良好に維持することが
できるものである。
【0049】図10は、EGRの有無の切換指令が出力さ
れてからのEGR制御と遅れによる実際の吸気状態変化
割合EGADMAとの関係を示し、図11は該吸気状態変
化割合EGADMAと基本点火時期AVDHの関係を示
す。ところで、本実施例では、EGR用とスワール制御
弁用とで点火時期繋ぎ補正量が異なるので、分離して計
算する必要があり、そのためには点火時期段差DEとD
Sとを分離して求める必要がある。その場合、BGJ1
回のジョブで1回のみマップ検索を行うようにすると、
EGRの有無とスワール制御弁の開閉が同時に切り換え
られた場合には、DEとDSとを分離して求めることが
できなくなる。その点、本実施例のようにBGJ1回の
ジョブで各切換に応じて必要なマップからの検索により
基本点火時期ADVHを複数回求めることで、その変化
量によりDEとDSとを分離して求めることができ、ま
た、フラグFA1, FA2を用いてマップの検索値を共
用できる場合は、検索を省略できるようにしたので、必
要最小限の時間で点火時期を算出できる。
【0050】また、本実施例では、EGRの有無による
切換, スワール制御弁の開閉切換に適用したが、従来例
で示したような空燃比の切換による点火時期切換にも適
用できることはいうまでもない。また、EGRについて
は、完全な有無の切換のみならず、EGR弁開度のある
程度以上大きな変化に対しても行っても有効である。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、吸気状態可変手段により吸気状態を変化させたとき
に、点火時期が実際の吸気状態の変化程度に応じて最適
に設定され、切換時における燃費を改善できると共に、
トルク段差を伴うことのない良好な運転性が得られる。
【0052】また、吸気状態可変手段が切換指令信号を
受けてからの無駄時間と、直線的動作の応答遅れ、又は
1次遅れを与えて吸気状態変化割合を算出することによ
り、吸気状態の変化割合を精度良く算出することができ
る。特に、吸気状態可変手段が吸気系に排気を還流する
手段である場合は、無駄時間を回転区間で与えると共
に、回転同期で加重平均による1次遅れを与えることで
適切に吸気状態変化割合を算出できる。
【0053】また、吸気状態可変手段が吸気ポートに備
えられたスワール制御弁又は遮断弁である場合は、無駄
時間を定められた時間同期で与えると共に、時間同期の
直線的動作の応答遅れを与えることで適切に吸気状態変
化割合を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す図。
【図3】同上実施例のEGR制御ルーチンを示すフロー
チャート。
【図4】同上実施例のEGRダンパ係数EGRDMPの
設定ルーチンを示すフローチャート。
【図5】同上実施例のスワール制御弁の開閉制御ルーチ
ンを示すフローチャート。
【図6】同上実施例のEGR弁の吸気状態変化割合算出
ルーチンを示すフローチャート。
【図7】同上実施例のスワール制御弁の開閉切換時の吸
気状態変化割合を算出するルーチンを示すフローチャー
ト。
【図8】同上実施例の点火時期制御ルーチンの前段を示
すフローチャート。
【図9】同じく点火時期制御ルーチンの後段を示すフロ
ーチャート。
【図10】同上実施例においてEGRの有無の切換指令が
出力されてからのEGR制御と遅れによる実際の吸気状
態変化割合EGADMAとの関係を示すタイムチャー
ト。
【図11】同じく吸気状態変化割合EGADMAと基本点
火時期AVDHの関係を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 吸気通路 4 排気通路 5 EGR通路 6 EGR弁 7 コントロールユニット 8 スワール制御弁 9 点火栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02P 5/15 B (56)参考文献 特開 平4−109075(JP,A) 特開 平5−302540(JP,A) 特開 平1−203641(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 5/15 F02D 43/00 301 F02M 25/07 550

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気の状態を可変する吸気状態
    可変手段と、 前記吸気状態可変手段の切換時における吸気状態の変化
    割合を算出する吸気状態変化割合算出手段と、 前記吸気状態可変手段の切換前後に夫々適合する点火時
    期を算出する切換前後点火時期算出手段と、 前記吸気状態可変手段の切換に伴う適合点火時期の段差
    量を算出する段差量算出手段と、 前記吸気状態可変手段の切換時に前記段差量算出手段で
    算出された適合点火時期の段差量と前記吸気状態変化割
    合算出手段によって算出された吸気状態変化割合とに基
    づいて切換開始から切換完了までの点火時期繋ぎ補正量
    を算出する点火時期繋ぎ補正量算出手段と、 前記切換前後点火時期算出手段で算出された点火時期と
    前記点火時期繋ぎ補正量算出手段によって算出された点
    火時期繋ぎ補正量とに基づいて前記吸気状態可変手段の
    切換開始から切換完了までの点火時期を算出する切換時
    用点火時期算出手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の点火時期
    制御装置。
  2. 【請求項2】前記吸気状態変化割合算出手段は、前記吸
    気状態可変手段からの切換指令信号を受けて、少なくと
    も無駄時間と、直線的動作の応答遅れ、又は1次遅れを
    与えて吸気状態変化割合を算出することを請求項1に記
    載の特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  3. 【請求項3】前記吸気状態可変手段は吸気系に排気を還
    流する手段であり、前記無駄時間を回転区間で与えると
    共に、同じく回転同期で加重平均による1次遅れを与え
    ることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の点火時
    期制御装置。
  4. 【請求項4】前記吸気状態可変手段は吸気ポートに備え
    られたスワール制御弁又は遮断弁であり、前記無駄時間
    を定められた時間同期で与えると共に、同じく時間同期
    の直線的動作の応答遅れを与えることを特徴とする請求
    項2に記載の内燃機関の点火時期制御装置。
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