JP3331678B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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洋一 大平
昇三 加藤
保夫 高瀬
一弘 田島
哲雄 宮本
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用若しくはその近
辺の小容量の吸収式冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収器、再生器、凝縮器、蒸発器等から
なる吸収式冷凍機における溶液の稀釈方法としては、例
えば特開平4−295560号公報に開示されているよ
うに、冷媒ブロー信号により冷媒ポンプを運転すると共
に稀釈弁を開き、冷媒タンク内の冷媒液面の高さが設定
値以下になると冷媒ポンプを停止すると共に稀釈弁を閉
じるようにする方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、冷
媒ポンプ、稀釈弁が閉じられた後、蒸発器に溜まった冷
媒が冷媒タンクに戻って液面が上昇し、確実に設計値ま
で溶液を稀釈することが出来ず、結晶が生じる等の不都
合があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、蒸発器からの
液戻りを考慮した形で制御することにより、溶液の稀釈
を確実に設計値になるようにすることが可能な吸収式冷
凍機を提供することを目的する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、吸収器
(23)と再生器(1)と凝縮器(3)と蒸発器(6)
とからなる吸収式冷凍機において、前記吸収器から導出
される稀溶液を貯溜する溶液タンク(12)と、前記蒸
発器内の冷媒を貯溜する冷媒タンク(7)とを有し、前
記冷媒タンクから前記溶液タンクに至る稀釈管路に冷媒
ポンプ(10)と稀釈弁(11)とを設け、稀釈運転時
において、前記冷媒タンク内の冷媒液面の高さを検出
し、前記冷媒ポンプを運転すると共に前記稀釈弁を開
き、前記冷媒タンク内の冷媒液面の高さが設定値(Le
a)以下に低下した場合に、所定時間(例えば、5秒)
だけ遅延させて前記冷媒ポンプを停止すると共に前記稀
釈弁を閉じる制御手段(17)を設けて構成される。
【0006】また、本発明は、吸収器(23)と再生器
(1)と凝縮器(3)と蒸発器(6)とからなる吸収式
冷凍機において、前記吸収器から導出される稀溶液を貯
溜する溶液タンク(12)と、前記蒸発器内の冷媒を貯
溜する冷媒タンク(7)とを有し、前記冷媒タンクから
前記溶液タンクに至る稀釈管路に冷媒ポンプ(10)と
稀釈弁(11)とを設け、稀釈運転時において、前記冷
媒タンク内の冷媒液面の高さを検出し、前記冷媒ポンプ
を運転すると共に前記稀釈弁を開き、前記冷媒タンク内
の冷媒液面の高さが設定値(Lea)以下に低下した場
合に、前記冷媒ポンプを停止すると共に前記稀釈弁を閉
じ、かつこの動作を所定時間(例えば、3分)だけ繰返
す制御手段(17)を設けて構成される。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、溶液の稀釈に
際して、冷媒ポンプ(10)の停止及び稀釈弁(11)
の閉塞を所定時間だけ遅延させることにより、蒸発器
(6)からの液戻りが考慮されるように作用する。
【0008】また、本発明は、溶液の稀釈に際して、冷
媒ポンプ(10)の運転・停止動作及び稀釈弁(11)
の開閉動作を所定時間だけ繰返すことにより、蒸発器
(6)からの液戻りが考慮されるように作用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は家庭用などの小容量の水−リチウム
塩系の吸収式冷凍機に関し、吸収器、凝縮器は空冷若し
くは水空冷方式の構造をもつ冷凍サイクル系統図であ
り、1は下部に冷房用燃焼機2を配設した再生器で、該
再生器1に冷媒蒸気を導く凝縮器3を配管4にて連設
し、該凝縮器3の下部に接続した冷媒液の配管5の先端
を蒸発器6の下部に有する冷媒溜りとなる冷媒タンク7
に接続する。この冷媒タンク7の内部には液面位検知器
となるフロートセンサー8を備え、設定値Leaを検知
する。また、蒸発器6への配管9には冷媒ポンプ10と
その出口側に稀釈弁11を設け溶液タンク12へ導くバ
イパス路を持ってなり、この溶液タンク12より導出の
稀溶液配管13には溶液ポンプ14と稀溶液弁15を介
して溶液熱交換器16を接続し、この先端を前記再生器
1に戻る配管とする。17は前記フロートセンサー8と
冷媒ポンプ10と稀釈弁11を連絡してなる制御器であ
る。18は再生器1の側部に設けた再生器フロートセン
サーである。
【0011】次にこの作用を説明すると、まず再生器1
にて、稀溶液は冷房用燃焼機2により加熱されて沸騰
し、濃溶液と冷媒蒸気を生ずる。この濃溶液は、濃溶液
配管19と同配管中に並列に配置した濃溶液弁20とオ
リフィス21を通って溶液熱交換器16に入る。更に、
濃溶液配管19を通って濃溶液分配装置22により吸収
器23の伝熱管内に分配される。この吸収器23内で濃
溶液は前記蒸発器6で蒸発し配管24を通って導入され
た冷媒蒸気を吸収し、稀溶液となって配管25を通って
稀溶液溜りである溶液タンク12に入る。稀溶液は稀溶
液配管13とその途中に設置された溶液ポンプ14、稀
溶液弁15、溶液熱交換器16を通って再び再生器1に
戻る。
【0012】一方、冷媒は再生器1で蒸発し配管4を通
って凝縮器3にて冷却され液化して冷媒液となる。冷媒
液は配管5により冷媒液溜りである冷媒タンク7に入
る。冷媒タンク7内の冷媒液は配管9を通って冷媒ポン
プ10により冷媒散布装置26から蒸発器6の伝熱管上
に散布される。冷媒液はこの伝熱管上で蒸発して冷水入
口管27より入ってくる冷水を冷やし、冷水出口管28
より送り出す。この冷水を室内の冷房に用いる。蒸発し
た冷媒蒸気は配管24を通って吸収器23に入り、吸収
される。
【0013】ここにおいて、図2の冷房運転制御プログ
ラムに示す通り、冷媒ブロー信号(外部操作信号若しく
は濃度計等の信号など)により制御器17が作動して冷
媒ポンプ10が運転されると同時に稀釈弁11が開き、
冷媒タンク7内の冷媒を溶液タンク12に送り、溶液タ
ンク12内の溶液を稀釈する。この稀釈運転によって冷
媒タンク7内の冷媒液面が低下するが、フロートセンサ
ー8によって冷媒液面が設定値Lea以下になったと判
断されると、それから5秒後に、冷媒ポンプ10を停止
すると同時に稀釈弁11を閉じる。この5秒遅延によっ
て、蒸発器6からの液戻りが考慮され、液面制御の精度
が向上する。そして、3分以内は、冷媒ポンプ10のO
N/OFFと稀釈弁11の開閉が繰返されるので、液面
制御の精度が一層向上する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吸収器23と再生器1と凝縮器3と蒸発器6とからなる
吸収式冷凍機において、前記吸収器23から導出される
稀溶液を貯溜する溶液タンク12と、前記蒸発器6内の
冷媒を貯溜する冷媒タンク7とを有し、前記冷媒タンク
7から前記溶液タンク12に至る稀釈管路に冷媒ポンプ
10と稀釈弁11とを設け、稀釈運転時において、前記
冷媒タンク7内の冷媒液面の高さを検出し、前記冷媒ポ
ンプ10を運転すると共に前記稀釈弁11を開き、前記
冷媒タンク7内の冷媒液面の高さが設定値Lea以下に
低下した場合に、所定時間(例えば、5秒)だけ遅延さ
せて前記冷媒ポンプ10を停止すると共に前記稀釈弁1
1を閉じる制御器17等の制御手段を設けて構成したの
で、溶液の稀釈に際して、冷媒ポンプ10の停止及び稀
釈弁11の閉塞を所定時間だけ遅延させることにより、
蒸発器6からの液戻りが考慮されることから、溶液の稀
釈を確実に行なうことが可能となり、結晶が生じる事態
の発生を未然に防止することが出来る。
【0015】また、本発明によれば、吸収器23と再生
器1と凝縮器3と蒸発器6とからなる吸収式冷凍機にお
いて、前記吸収器23から導出される稀溶液を貯溜する
溶液タンク12と、前記蒸発器6内の冷媒を貯溜する冷
媒タンク7とを有し、前記冷媒タンク7から前記溶液タ
ンク12に至る稀釈管路に冷媒ポンプ10と稀釈弁11
とを設け、稀釈運転時において、前記冷媒タンク7内の
冷媒液面の高さを検出し、前記冷媒ポンプ10を運転す
ると共に前記稀釈弁11を開き、前記冷媒タンク7内の
冷媒液面の高さが設定値Lea以下に低下した場合に、
前記冷媒ポンプ10を停止すると共に前記稀釈弁11を
閉じ、かつこの動作を所定時間(例えば、3分)だけ繰
返す制御器17等の制御手段を設けて構成したので、溶
液の稀釈に際して、冷媒ポンプ10の運転・停止動作及
び稀釈弁11の開閉動作を所定時間だけ繰返すことによ
り、蒸発器6からの液戻りが考慮されることから、溶液
の稀釈を確実に行なうことが可能となり、結晶が生じる
事態の発生を未然に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸収式冷凍機の一実施例を示す概
略図である。
【図2】冷房運転制御プログラムの一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1……再生器 3……凝縮器 6……蒸発器 7……冷媒タンク 10……冷媒ポンプ 11……稀釈弁 12……溶液タンク 17……制御手段(制御器) 23……吸収器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 保夫 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田島 一弘 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宮本 哲雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 審査官 上原 徹 (56)参考文献 特開 昭60−2858(JP,A) 特開 平4−306465(JP,A) 特開 平4−340066(JP,A) 特開 平4−295560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 306

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と再生器と凝縮器と蒸発器とから
    なる吸収式冷凍機において、 前記吸収器から導出される稀溶液を貯溜する溶液タンク
    と、前記蒸発器内の冷媒を貯溜する冷媒タンクとを有
    し、 前記冷媒タンクから前記溶液タンクに至る稀釈管路に冷
    媒ポンプと稀釈弁とを設け、 稀釈運転時において、前記冷媒タンク内の冷媒液面の高
    さを検出し、前記冷媒ポンプを運転すると共に前記稀釈
    弁を開き、前記冷媒タンク内の冷媒液面の高さが設定値
    以下に低下した場合に、所定時間だけ遅延させて前記冷
    媒ポンプを停止すると共に前記稀釈弁を閉じる制御手段
    を設けたことを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 【請求項2】 吸収器と再生器と凝縮器と蒸発器とから
    なる吸収式冷凍機において、 前記吸収器から導出される稀溶液を貯溜する溶液タンク
    と、前記蒸発器内の冷媒を貯溜する冷媒タンクとを有
    し、 前記冷媒タンクから前記溶液タンクに至る稀釈管路に冷
    媒ポンプと稀釈弁とを設け、 稀釈運転時において、前記冷媒タンク内の冷媒液面の高
    さを検出し、前記冷媒ポンプを運転すると共に前記稀釈
    弁を開き、前記冷媒タンク内の冷媒液面の高さが設定値
    以下に低下した場合に、前記冷媒ポンプを停止すると共
    に前記稀釈弁を閉じ、かつこの動作を所定時間だけ繰返
    す制御手段を設けたことを特徴とする吸収式冷凍機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS602858A (ja) * 1983-06-20 1985-01-09 株式会社荏原製作所 吸収冷凍機
JP2560550B2 (ja) * 1991-01-29 1996-12-04 株式会社日立製作所 吸収冷暖房装置及びその制御方法
JPH04295560A (ja) * 1991-03-25 1992-10-20 Tokyo Gas Co Ltd 吸収式冷凍機
JP2581617B2 (ja) * 1991-04-02 1997-02-12 矢崎総業株式会社 吸収冷凍機

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