JP2575966B2 - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

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JP2575966B2
JP2575966B2 JP3084070A JP8407091A JP2575966B2 JP 2575966 B2 JP2575966 B2 JP 2575966B2 JP 3084070 A JP3084070 A JP 3084070A JP 8407091 A JP8407091 A JP 8407091A JP 2575966 B2 JP2575966 B2 JP 2575966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は吸収冷温水機に係り、特
に内部を循環する溶液中に含まれる腐食抑制剤の含有量
を常時監視する機能を有する吸収冷温水機に関する。
【従来の技術】吸収冷温水機の溶液中には、系内の腐食
防止のために腐食抑制剤が添加されている。この腐食抑
制剤は長期間のうちに消耗していくが、その消耗量は運
転時間、運転条件、および空気の侵入等によって変化す
る。このため、溶液中の腐食抑制剤の含有量を定期的に
測定し、腐食抑制剤が不足している場合にはその不足分
を補充している。また、腐食抑制剤の含有量が多すぎる
と、その腐食抑制剤が沈降して結晶化し、オリフィス等
につまる恐れがある。したがって、溶液中の腐食抑制剤
の含有量は一定に維持することが必要である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、溶液中の腐食抑制剤の含有量を測定する場
合、現場において吸収冷温水機から溶液を抽出し、その
溶液を分析室に運んで分析装置にかけ、分析結果から腐
食抑制剤の含有量が不足していると判明したときは、再
度現場に出かけて腐食抑制剤を補充しなければならず、
溶液の抽出から腐食抑制剤の補充までに非常に時間が掛
かるとともに、測定のためのコストも多大なものとなっ
ている。また、定期的な測定による腐食抑制剤の補充で
は、補充が遅すぎる場合もある。すなわち、腐食抑制剤
の消耗量は各々の吸収冷温水機で異なっており、補充の
期を逸した吸収冷温水期では腐食が急激に増進して多量
の不凝縮ガス等が発生し、吸収冷温水機の系内はかなり
のダメージを受けることになる。本発明の目的は、溶液
中の腐食抑制剤の含有量を常時監視する機能を付加した
吸収冷温水機を提供することである。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、冷媒蒸気を吸収し濃度が薄くなった稀溶
液を加熱して、該稀溶液中から冷媒蒸気を発生させる再
生器と、冷媒蒸気が発生して濃度が濃くなった濃溶液と
発生した冷媒蒸気とを分離する分離器と、前記再生器で
発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮して冷媒液にする凝縮器
と、内部に冷却すべき冷却水が流れる伝熱管が配設さ
れ、前記凝縮器からの冷媒液を前記伝熱管に散布し、冷
媒液が蒸発するときの気化熱で前記伝熱管内の冷却水を
冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸発生成された冷媒蒸気
を分離器からの濃溶液に吸収させる吸収器と、該吸収器
からの濃溶液を前記再生器へ戻すポンプとを備えた吸収
冷温水機において、前記再生器を加熱する加熱装置の運
転時間を積算し、その積算結果が所定時間以上になると
警報を発する手段か、もしくは前記再生器内の溶液の温
度を検出するとともに、その検出値が一定値を越えた時
間を積算し、その積算結果が腐食抑制剤の消耗しきる
間以上となると警報を発する手段を備えたものである。
さらに、本発明は、冷媒蒸気を吸収し濃度が薄くなった
稀溶液を加熱して、該稀溶液中から冷媒蒸気を発生させ
る再生器と、冷媒蒸気が発生して濃度が濃くなった濃溶
液と発生した冷媒蒸気とを分離する分離器と、前記再生
器で発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮して冷媒液にする凝
縮器と、内部に冷却すべき冷却水が流れる伝熱管が配設
され、前記凝縮器からの冷媒液を前記伝熱管に散布し、
冷媒液が蒸発するときの気化熱で前記伝熱管内の冷却水
を冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸発生成された冷媒蒸
気を分離器からの濃溶液に吸収させる吸収器と、該吸収
器からの濃溶液を前記再生器へ戻すポンプと、前記蒸発
器または吸収器内の不凝縮ガスを抽気して分離するとと
もに、分離後の不凝縮ガスを不凝縮ガス貯蔵室に貯蔵す
る抽気装置とを備えた吸収冷温水機において、前記再生
器を加熱する加熱装置の運転時間を積算する積算手段
と、前記不凝縮ガス貯蔵室の圧力を検出する圧力検出手
段と、前記積算手段で積算した時間が所定時間以上にな
った場合、または前記圧力検出手段で検出した圧力検出
値が所定値以上になった場合に警報を発する警報手段と
を備えたものである。また、本発明は、上記と同様な構
成の吸収冷温水機において、前記再生器を加熱する加熱
装置の運転時間を積算する積算手段と、前記不凝縮ガス
貯蔵室に不凝縮ガスを導くガス上昇管内の溶液の液面レ
ベルを検出する液面レベル検出手段と、前記積算手段で
積算した時間が所定時間以上になった場合、または前記
液面レベル検出手段で検出した液面レベルが所定値以下
になった場合に警報を発する警報手段とを備えたもので
ある。また、本発明は、上記と同様な構成の吸収冷温水
機において、前記再生器内の溶液の温度を検出する温度
検出手段と、その検出値が一定値を越えた時間を積算す
る積算手段と、前記不凝縮ガス貯蔵室の圧力を検出する
圧力検出手段と、前記積算手段で積算した時間が腐食抑
制剤の消耗しきる時間以上になった場合、または前記圧
力検出手段で検出した圧力検出値が所定値以上になった
場合に警報を発する警報手段とを備えたものである。ま
た、本発明は、上記と同様な構成の吸収冷温水機におい
て、前記再生器内の溶液の温度を検出する温度検出手段
と、その検出値が一定値を越えた時間を積算する積算手
段と、前記不凝縮ガス貯蔵室に不凝縮ガスを導くガス上
昇管内の溶液の液面レベルを検出する液面レベル検出手
段と、前記積算手段で積算した時間が腐食抑制剤の消耗
しきる時間以上になった場合、または前記液面レベル検
出手段で検出した液面レベルが所定値以下になった場合
に警報を発する警報手段とを備えたものである。
【作用】上記構成によれば、加熱装置の運転時間を積算
し、その積算した時間が溶液中の腐食抑制剤の消耗しき
る所定時間以上になったときに警報が発せられる。警報
の発生後に所定時間を経過しかつ積算結果が所定時間以
下等にならない場合は運転が停止される。また、腐食抑
制剤の消耗速度は温度が高くなると速くなるので、再生
器内の溶液の温度が一定値を越えた時間を積算し、その
積算した時間を監視するようにしても、腐食抑制剤の消
耗を知ることができる。また、吸収冷温水機の系内の腐
食に伴って、腐食抑制剤は消耗され不凝縮ガスを発生
し、この不凝縮ガスは不凝縮ガス貯蔵室に貯蔵され不凝
縮ガス貯蔵室の圧力が上昇するため、不凝縮ガス貯蔵室
内の圧力を監視するようにしても、溶液中の腐食抑制剤
の消耗状態を見ることができる。さらに、不凝縮ガス貯
蔵室内の圧力が上昇すると、その上昇した圧力が、不凝
縮ガス貯蔵室に不凝縮ガスを導くためのガス上昇管内の
溶液を押し下げるので、ガス上昇管内の溶液の液面レベ
ルの低下を監視するようにしても腐食抑制剤の消耗状態
を見ることができる。また、加熱装置の運転時間を積算
することと、不凝縮ガス貯蔵室内の圧力を監視するこ
と、またはガス上昇管内の溶液の液面レベルの低下を監
視することを組合せれば、通常運転での腐食抑制剤の消
耗は運転の積算時間から知ることができ、腐食抑制剤を
消耗しきった異常時には不凝縮ガス貯蔵室内の圧力上昇
またはガス上昇管内の溶液の液面レベルの低下から知る
ことができ、状況に応じた適切な処置を行うことができ
る。このことは、再生器内の溶液の温度が一定値を越え
た時間を積算することと、不凝縮ガス貯蔵室内の圧力を
監視すること、またはガス上昇管内の溶液の液面レベル
の低下を監視することを組合せた場合も同様である。
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。 (第1実施例) 第1図は本発明の第1実施例を示し吸収冷温水機の全体
構成図である。図において、高温再生器1は内部に燃焼
室が収められ、冷媒を吸収し濃度が薄くなった稀吸収液
を加熱し、稀吸収液から冷媒蒸気を発生する。分離器2
は冷媒蒸気を蒸発して濃度が濃くなった中間濃溶液と発
生した冷媒蒸気とを完全に分離する。低温再生器3は後
述する高温溶液熱交換器8により温度が低下した中間濃
溶液を分離器2からくる冷媒蒸気で再加熱し、中間濃溶
液の中から更に冷媒蒸気を発生させ濃溶液とするととも
に、分離器2からきた冷媒蒸気を凝縮して冷媒液にし凝
縮器4に導く。凝縮器4は低温再生器3で発生した冷媒
蒸気を冷却配管5を流れる冷却水で冷却液化して冷媒液
とする。蒸発器6は内部に冷却すべき循環水が流れる伝
熱管6Aが配設され、伝熱管6Aに凝縮器4からくる冷
媒液を散布し、冷媒液が冷媒蒸気となるときの気化熱を
利用して循環水を冷却する。吸収器7には低温再生器3
からくる濃容液が散布され、この濃容液が蒸発器6内で
気化した冷媒蒸気を吸収する。吸収器7の吸収作用によ
って蒸発器6内は高真空が確保されており、蒸発器6内
の伝熱管6A上に散布された冷媒液は直ちに蒸発できる
ようになっている。高温溶液熱交換器8および低温溶液
熱交換器9は前記中間濃溶液と濃溶液とが吸収器7で冷
却されて低温となった稀容液との間で熱交換を行い、熱
回収を図っている。溶液ポンプ10は冷媒蒸気を吸収し
た稀吸収液を循環させるために設けられている。冷暖切
換弁11は吸収冷温水機の使用を冷房用あるいは暖房用
に切換えるための弁であり、暖房時に開かれるようにな
っている。また、高温再生器1は加熱装置15で加熱さ
れるようになっている。加熱装置15としては、バーナ
等の燃焼装置または高温熱媒としての廃ガス高温水等が
ある。加熱装置15の運転時間は制御装置21で積算さ
れ、その積算した時間が腐食抑制剤の消耗しきる時間を
越えたときに、制御装置21から信号が出力され、ラン
プ22が点灯(点滅)するか、またはブザー23が鳴動
するか、またはランプ22が点灯(点滅)するとともに
ブザー23が鳴動する。なお、加熱装置15の運転に
は、冷房時の運転と暖房時の運転が含まれているが、高
温再生器1内の溶液温度が高温になるのは冷房運転時で
あるので、冷房運転時のみの時間を積算するようにして
もよい。 (第2実施例) 第2図は本発明の第2実施例を示している。本実施例の
特徴は高温再生器1内の溶液の温度を検出する温度検出
器24を設け、この温度検出器24からの信号を制御装
置21が取り込むようにしたことである。そして、制御
装置21は、溶液温度が一定値を越えていた時間を積算
し、その積算時間が腐食抑制剤の消耗しきる時間を越え
たとき、第1実施例と同様に、ランプ22を点灯(点
滅)させたり、ブザー22を鳴動させたりする。ところ
で、腐食抑制剤の消耗速度は、第3図に示すように、溶
液温度により大きく異なるため、本実施例のように、溶
液温度が所定温度(例えば140℃)を越えていた時間
を積算することによっても、溶液中の腐食抑制剤の消耗
状態を知ることができる。 (第3実施例) 第4図は本発明の第3実施例を示している。本実施例で
は、吸収器7にガス抽気室30が設けられ、ガス抽気室
30はガス降下管31を介してガス分離器32に接続さ
れている。ガス分離器32には溶液戻り管33とガス上
昇管34が設けられ、溶液戻り管33は吸収器7又は蒸
発器6の下部に、ガス上昇管34は不凝縮ガス貯蔵室3
5にそれぞれ接続されている。そして、不凝縮ガス貯蔵
室35にはガス排出バルブ36と圧力スイッチ37が取
り付けられ、圧力スイッチ37は制御装置21に接続さ
れている。上記構成において、吸収冷温水機は系内の腐
食に伴い腐食抑制剤を消耗しながら不凝縮ガスを発生す
る。この不凝縮ガスはガス抽気室30で抽気され、ガス
降下管31を通ってガス分離器32に運ばれ、ガス分離
器32で溶液から完全に分離された後、ガス上昇管34
を通って不凝縮ガス貯蔵室35に運ばれ貯蔵される。不
凝縮ガス貯蔵室35に不凝縮ガスが貯蔵されると、次第
に不凝縮ガス貯蔵室35内の圧力が上昇し、その圧力上
昇は圧力スイッチ37により検出され、検出信号が制御
器21に送信される。そして、不凝縮ガス貯蔵室35内
の圧力が所定圧力以上になると、ランプ22が点灯(点
滅)するか、またはブザー23が鳴動するか、またはラ
ンプ22が点灯(点滅)するとともにブザー23が鳴動
する。これにより、腐食抑制剤の消耗によって吸収冷凍
機の系内が異常に至る前に、管理者は腐食抑制剤の消耗
を知ることができ、不具合を未然に防止することができ
る。なお、不凝縮ガス貯蔵室35内に貯蔵された不凝縮
ガスは、一定量以上になるとガス排出バルブ36を介し
て外部へ排出される。 (第4実施例) 第5図は本発明の第4の実施例を示している。本実施例
の特徴は、ガス分離器32と不凝縮ガス貯蔵室35とを
結ぶガス上昇管34の途中にレベルスイッチ37が設け
られ、このレベルスイッチ38が制御装置21に接続さ
れていることである。このように構成すれば、腐食に伴
い発生する不凝縮ガスが不凝縮ガス貯蔵室35内に貯蔵
されていき、その貯蔵量が増加して不凝縮ガス貯蔵室3
5内の圧力が上昇すると、ガス上昇管34内の溶液の液
面レベルが低下するので、その液面レベルをレベルスイ
ッチ38で検出することにより、腐食抑制剤の消耗を知
ることができ、吸収冷凍機の系内の腐食を未然に防止す
ることができる。 (第5実施例) 第6図は本発明の第5実施例を示している。本実施例
は、第1実施例と第3実施例を組合せた例であり、加熱
装置15の積算運転時間が所定時間以上になった場合、
または不凝縮ガス貯蔵室35内の圧力が所定値以上に上
昇した場合に、ランプ22またはブザー23から警報が
発せられる。 (第6実施例) 第7図は本発明の第7実施例を示している。本実施例
は、第1実施例と第4実施例を組合せた例であり、加熱
装置15の積算運転時間が所定時間以上になった場合、
またはガス上昇管34内の溶液の液面レベルが所定値以
下に低下した場合に、ランプ22またはブザー23が警
報を発する。 (第7実施例) 第8図は本発明の第7実施例を示している。本実施例
は、第2実施例と第3実施例を組合せた例であり、高温
再生器1内の溶液温度が一定値を越えていた時間を積算
した結果が所定時間以上となった場合、または不凝縮ガ
ス貯蔵室35内の圧力が所定値以上に上昇した場合に、
ランプ22またはブザー23が警報を発する。 (第8実施例) 第9図は本発明の第8実施例を示している。本実施例
は、第2実施例と第4実施例を組合せた例であり、高温
再生器1内の溶液温度が一定値を越えていた時間を積算
した結果が所定時間以上となった場合、またはガス上昇
管34内の溶液の液面レベルが所定値以下に低下した場
合に、ランプ22またはブザー23より警報が発せられ
る。 (第9実施例) 第10図は本発明の第9実施例を示している。本実施例
は、それぞれの実施例の警報手段に、警報の発生後に所
定時間を経過し、かつ加熱装置の運転時間の積算結果が
所定時間以下、不凝縮ガス貯蔵室の圧力の検出値が所定
値以下、ガス上昇管の液面レベルが所定値以上、または
再生器内の溶液の温度の検出値が一定値を越えた時間を
積算した時間が所定時間以下にならない場合に運転を停
止する制御手段を接続したものである。警報に気付かな
い時、または警報を無視したり、警報の意味を知らない
場合は、このまま運転されることになり、異常が発生す
る恐れがある。そこで、警報発生後に所定時間、例えば
通常の業務用空調機に用いる吸収冷温水機では約100
時間を制御装置21に設けたタイマー40でカウント
し、かつ警報後もそれぞれの機器がメンテナンスされず
少なくとも一つの条件が解消されていないこと、または
警報手段22,23がリセットされていないことを検知
し、制御装置(制御手段)21により吸収冷温水機の運
転を強制的に停止するようになっている。前記約100
時間については、メンテナンスサービスマンまたは保守
管理担当者が機器の保守対応をするのに十分な時間と考
えられる。本実施例の動作を図11に示す。なお、以上
の実施例では水冷式の吸収冷温水機について説明した
が、本発明は空冷式の吸収冷温水機にも適用できるのは
勿論である。
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
溶液中の腐食抑制剤の含有量を常に監視することができ
るので、腐食抑制剤の減少を容易に発見できるととも
に、不凝縮ガス量の測定を自動化することも可能であ
る。また、腐食抑制剤が減少し過ぎ警報に気付かなくて
も運転が停止され、吸収冷温水機の系内がダメージを受
けるといった事態を回避でき、吸収冷温水機を極めて安
全に運転することができるとともに、吸収冷温水機の信
頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図3】溶液温度と腐食抑制剤の消耗との関連を説明す
る図である。
【図4】本発明の第3実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図5】本発明の第4実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図6】本発明の第5実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図7】本発明の第6実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図8】本発明の第7実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図9】本発明の第8実施例を示した吸収冷温水機の全
体構成図である。
【図10】本発明の第9実施例を示した吸収冷温水機の
全体構成図である。
【図11】本発明の第9実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 高温再生器 2 分離器 3 低温再生器 4 凝縮器 6 蒸発器 7 吸収器 8 高温溶液熱交換器 9 低温溶液熱交換器 10 溶液ポンプ 15 加熱装置 21 制御装置(制御手段) 22 ランプ 23 ブザー 24 温度検出器 30 ガス抽気室 35 不凝縮ガス貯蔵室 37 圧力スイッチ 38 レベルスイッチ 40 タイマー

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒蒸気を吸収し濃度が薄くなった稀溶
    液を加熱して、該稀溶液中から冷媒蒸気を発生させる再
    生器と、冷媒蒸気が発生して濃度が濃くなった濃溶液と
    発生した冷媒蒸気とを分離する分離器と、前記再生器で
    発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮して冷媒液にする凝縮器
    と、内部に冷却すべき冷却水が流れる伝熱管が配設さ
    れ、前記凝縮器からの冷媒液を前記伝熱管に散布し、冷
    媒液が蒸発するときの気化熱で前記伝熱管内の冷却水を
    冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸発生成された冷媒蒸気
    を分離器からの濃溶液に吸収させる吸収器と、該吸収器
    からの濃溶液を前記再生器へ戻すポンプとを備えた吸収
    冷温水機において、 前記再生器を加熱する加熱装置の運転時間を積算し、そ
    の積算結果が所定時間以上になると警報を発する手段を
    備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸収冷温水機において、 前記手段は、冷房運転時のみの運転時間を積算すること
    を特徴とする吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 腐食抑制剤を含有しかつ冷媒蒸気を吸収
    し濃度が薄くなった稀溶液を加熱して、該稀溶液中から
    冷媒蒸気を発生させる再生器と、冷媒蒸気が発生して濃
    度が濃くなった濃溶液と発生した冷媒蒸気とを分離する
    分離器と、前記再生器で発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮
    して冷媒液にする凝縮器と、内部に冷却すべき冷却水が
    流れる伝熱管が配設され、前記凝縮器からの冷媒液を前
    記伝熱管に散布し、冷媒液が蒸発するときの気化熱で前
    記伝熱管内の冷却水を冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸
    発生成された冷媒蒸気を分離器からの濃溶液に吸収させ
    る吸収器と、該吸収器からの濃溶液を前記再生器へ戻す
    ポンプと、を備えた吸収冷温水機において、 前記再生器内の溶液の温度を検出するとともにその検出
    値が一定値を越えた時間を積算し、その積算結果が前記
    腐食抑制剤の消耗しきる時間以上となると警報を発する
    警報手段を備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
  4. 【請求項4】 冷媒蒸気を吸収し濃度が薄くなった稀溶
    液を加熱して、該稀溶液中から冷媒蒸気を発生させる再
    生器と、冷媒蒸気が発生して濃度が濃くなった濃溶液と
    発生した冷媒蒸気とを分離する分離器と、前記再生器で
    発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮して冷媒液にする凝縮器
    と、内部に冷却すべき冷却水が流れる伝熱管が配設さ
    れ、前記凝縮器からの冷媒液を前記伝熱管に散布し、冷
    媒液が蒸発するときの気化熱で前記伝熱管内の冷却水を
    冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸発生成された冷媒蒸気
    を分離器からの濃溶液に吸収させる吸収器と、該吸収器
    からの濃溶液を前記再生器へ戻すポンプと、前記蒸発器
    または吸収器内の不凝縮ガスを抽気して分離するととも
    に、分離後の不凝縮ガスを不凝縮ガス貯蔵室に貯蔵する
    抽気装置とを備えた吸収冷温水機において、 前記再生器を加熱する加熱装置の運転時間を積算する積
    算手段と、前記不凝縮ガス貯蔵室の圧力を検出する圧力
    検出手段と、前記積算手段で積算した時間が所定時間以
    上になった場合、または前記圧力検出手段で検出した圧
    力検出値が所定値以上になった場合に警報を発する警報
    手段とを備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
  5. 【請求項5】 冷媒蒸気を吸収し濃度が薄くなった稀溶
    液を加熱して、該稀溶液中から冷媒蒸気を発生させる再
    生器と、冷媒蒸気が発生して濃度が濃くなった濃溶液と
    発生した冷媒蒸気とを分離する分離器と、前記再生器で
    発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮して冷媒液にする凝縮器
    と、内部に冷却すべき冷却水が流れる伝熱管が配設さ
    れ、前記凝縮器からの冷媒液を前記伝熱管に散布し、冷
    媒液が蒸発するときの気化熱で前記伝熱管内の冷却水を
    冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸発生成された冷媒蒸気
    を分離器からの濃溶液に吸収させる吸収器と、該吸収器
    からの濃溶液を前記再生器へ戻すポンプと、前記蒸発器
    または吸収器内の不凝縮ガスを抽気して分離するととも
    に、分離後の不凝縮ガスを不凝縮ガス貯蔵室に貯蔵する
    抽気装置とを備えた吸収冷温水機において、 前記再生器を加熱する加熱装置の運転時間を積算する積
    算手段と、前記不凝縮ガス貯蔵室に不凝縮ガスを導くガ
    ス上昇管内の溶液の液面レベルを検出する液面レベル検
    出手段と、前記積算手段で積算した時間が所定時間以上
    になった場合、または前記液面レベル検出手段で検出し
    た液面レベルが所定値以下になった場合に警報を発する
    警報手段とを備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
  6. 【請求項6】 請求項又は記載の吸収冷温水機にお
    いて、 前記積算手段は、冷房運転時のみの運転時間を積算する
    ことを特徴とする吸収冷温水機。
  7. 【請求項7】 腐食抑制剤を含有しかつ冷媒蒸気を吸収
    し濃度が薄くなった稀溶液を加熱して、該稀溶液中から
    冷媒蒸気を発生させる再正器と、冷媒蒸気が発生して濃
    度が濃くなった濃溶液と発生した冷媒蒸気とを分離する
    分離器と、前記再生器で発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮
    して冷媒液にする凝縮器と、内部に冷却すべき冷却水が
    流れる伝熱管が配設され、前記凝縮器からの冷媒液を前
    記伝熱管に散布し、冷媒液が蒸発するときの気化熱で前
    記伝熱管内の冷却水を冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸
    発生成された冷媒蒸気を分離器からの濃溶液に吸収させ
    る吸収器と、該吸収器からの濃溶液を前記再生器へ戻す
    ポンプと、前記蒸発器または吸収器内の不凝縮ガスを抽
    気して分離するとともに、分離後の不凝縮ガスを不凝縮
    ガス貯蔵室に貯蔵する抽気装置とを備えた吸収冷温水機
    において、 前記再生器内の溶液の温度を検出する温度検出手段と、
    その検出値が一定値を越えた時間を積算する積算手段
    と、前記不凝縮ガス貯蔵室の圧力を検出する圧力検出手
    段と、前記積算手段で積算した時間が前記腐食抑制剤の
    消耗しきる時間以上になった場合、または前記圧力検出
    手段で検出した圧力検出値が所定値以上になった場合に
    警報を発する警報手段とを備えたことを特徴とする吸収
    冷温水機。
  8. 【請求項8】 腐食抑制剤を含有しかつ冷媒蒸気を吸収
    し濃度が薄くなった稀溶液を加熱して、該稀溶液中から
    冷媒蒸気を発生させる再正器と、冷媒蒸気が発生して濃
    度が濃くなった濃溶液と発生した冷媒蒸気とを分離する
    分離器と、前記再生器で発生した冷媒蒸気を冷却・凝縮
    して冷媒液にする凝縮器と、内部に冷却すべき冷却水が
    流れる伝熱管が配設され、前記凝縮器からの冷媒液を前
    記伝熱管に散布し、冷媒液が蒸発するときの気化熱で前
    記伝熱管内の冷却水を冷却する蒸発器と、該蒸発器で蒸
    発生成された冷媒蒸気を分離器からの濃溶液に吸収させ
    る吸収器と、該吸収器からの濃溶液を前記再生器へ戻す
    ポンプと、前記蒸発器または吸収器内の不凝縮ガスを抽
    気して分離するとともに、分離後の不凝縮ガスを不凝縮
    ガス貯蔵室に貯蔵する抽気装置とを備えた吸収冷温水機
    において、 前記再生器内の溶液の温度を検出する温度検出手段と、
    その検出値が一定値を越えた時間を積算する積算手段
    と、前記不凝縮ガス貯蔵室に不凝縮ガスを導くガス上昇
    管内の溶液の液面レベルを検出する液面レベル検出手段
    と、前記積算手段で積算した時間が前記腐食抑制剤の消
    耗しきる時間以上になった場合、または前記液面レベル
    検出手段で検出した液面レベルが所定値以下になった場
    合に警報を発する警報手段とを備えたことを特徴とする
    吸収冷温水機。
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