JP3331205B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3331205B2
JP3331205B2 JP2000042991A JP2000042991A JP3331205B2 JP 3331205 B2 JP3331205 B2 JP 3331205B2 JP 2000042991 A JP2000042991 A JP 2000042991A JP 2000042991 A JP2000042991 A JP 2000042991A JP 3331205 B2 JP3331205 B2 JP 3331205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ、詳しくは、
撮影画面切換カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの機能は多様化されてお
り、その一つとして、撮影画面の切り換えがある。その
撮影画面の切り換えは、例えば、フルサイズに対するハ
ーフサイズ、あるいは、パノラマサイズへの切り換えに
関するものであって、そのカメラにおいては撮影画面切
り換えに連動してファインダの視野も切り換える必要が
ある。例えば、図19の(A)に示される視野枠Fn は
通常撮影時のファインダ視野枠であって、図19の
(B)に示される視野枠Fp1従来のカメラのパノラマ撮
影時の視野枠である。これらの切り換え機構については
数多くの提案がなされている。
【0003】例えば、実公昭35ー25058号におい
て提案されたカメラに於ける撮影面積分換装置は、フル
サイズ・ハーフサイズの切換機構であり、手動による操
作で実画面マスクを連動して切り換えるものである。
【0004】また、この実公昭35ー25058号で
は、撮影画面切換マスクが画面前方で回動して画面を切
り換える技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、カメ
ラの小型化が進み、機器の空間内の有効利用をせざるを
得ない状況になっている。この状況は上記実公昭35ー
25058号において提案される如きカメラにおいて同
様であり、この点、かかるカメラにおいては、撮影画面
切換マスクの回動空間でさえも撮影光学系などの空間域
を占めてしまい、カメラの設計上不都合を生じていた。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な機構で、不必要な空間を要せず、画面
切換を行い得るカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラは、撮影画面切換可能なカメラに
おいて、撮影光学系と、カメラ本体に設けられた撮影画
面マスクと、上記撮影光学系の光軸方向において上記撮
影画面マスクより上記撮影光学系側に配置され、上記撮
影画面マスクにより形成される撮影画面の一部を覆うよ
うに上記光軸と直交する方向に駆動される可動の撮影画
面切換用マスクと、上記撮影光学系の光軸方向において
上記撮影画面切換用マスクより上記撮影光学系側に配置
され、中央に開口を有して上記撮影画面切換用マスクと
直接係合し上記撮影画面マスクの周囲を囲んで回動して
上記撮影画面切換用マスクを上記駆動するリング部材
と、上記カメラ本体に設けられ上記リング部材を回動可
能に保持する受け部と、を具備することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】上記の目的を達成するために本発明の第6
のカメラは、上記第1、2または3のカメラにおいて、
上記撮影画面切換用マスクは、上記回動部材の回動に伴
って直線移動する一対の部材でなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、実施形態の説明に先だって
本発明のカメラの変倍撮影光学系とファインダ光学系お
よび撮影画面切換機構とファインダ視野枠切換機構の概
要について説明する。
【0014】図1は、上記カメラの分解斜視図である。
本カメラはカメラ本体4と、レンズ鏡筒部と、ファイン
ダユニットと、ズームモータユニット10と、撮影画面
切換機構部とによって構成されている。なお、撮影画面
の切り換えとしては、通常撮影(以下N撮影と称する)
モード時のノーマルサイズ(所謂、フルサイズ24mm×
36mm、以下Nサイズと称する)の画面から、ハーフサ
イズ撮影時のハーフサイズの画面、あるいは、パノラマ
撮影(以下P撮影と称する)モード時のパノラマサイズ
(13mm×36mm、以下Pサイズと称する)の画面への
切り換えがあるが、本カメラの場合、N撮影時のフルサ
イズの画面からP撮影時のパノラマサイズの画面への切
り換えを行うものとして説明する。
【0015】ズームモータユニット10は、本体4に支
持されるものであって、ズームモータ10aとギヤー列
10bで構成され、カム環6を駆動するものである。
【0016】レンズ鏡筒部は、固定枠5と、撮影光学系
の変倍駆動機構を構成するものであって固定枠5に回転
自在に支持されるカム環6と、図示されない撮影レン
ズ、および、カム環6の回転位相を検出するエンコーダ
によって構成されている。上記カム環6の外周に第1,
第2領域を有するファインダカム7がピン6a,6bに
案内されて周方向に回動自在に配設されている。また、
カム環6には上記ギヤー列10bに歯合するギヤー9が
固着されている。更に、カム環6の外周端部には後述す
るPリング3を操作する当接面6c,6dが設けられて
いる。なお、ファインダカム7は、カム環6に対して、
N撮影とP撮影モードに対応する2つの相対位置に、後
述する相対位置保持機構を介して保持される。その相対
位置の切り換えは本体4のストッパ4i,4kに該カム
7の端面7d,7eを付き当てて保持位置をずらして行
う。カム環6の外周には接片26が摺接するエンコーダ
パターンのフレキシブル基板25が配設されている。
【0017】ファインダユニットは、ファインダ本体8
と、本体8に支持されるガイド軸29と、該軸29に摺
動自在に支持されるファインダレンズ用のF枠11,1
2と、該枠11,12に保持されるファインダ変倍レン
ズ11b,12bと、視野枠切換機構を構成する視野マ
スク操作用の切換レバー13と、該枠11,12に互い
に懸架されるF枠ばね14と、図示しないポロプリズ
ム、視野マスク、接眼レンズ等によって構成されてい
る。そして、上記ファインダ本体8はカメラ本体4に取
り付けられる。
【0018】撮影画面切換機構部は、カメラ本体4の標
準マスク開口部4dの前面部に配設されており、撮影画
面切り換え用の可動のマスクA1,マスクB2と、該マ
スクを操作するPリング3とで構成される。なお、マス
クA1,マスクB2はそのガイドピン1b,2bが本体
4の直進案内溝4iに案内されてそれぞれの画面切り換
え位置に移動可能とする。
【0019】そして、Pリング3は、撮影画面切り換え
時に、ズームモータ10aを駆動源として、カム環6の
当接面6c,6dによって操作腕3fを押圧して所定の
位置まで回動する。そして、その回動により、その内周
に設けられる切り欠き溝3a,3bに嵌合するマスクA
1,マスクB2の駆動ピン1a,2aを介して上記マス
クA.Bをそれぞれの画面サイズを与える位置に移動さ
せる。
【0020】以上のように構成された上記カメラの動作
について説明すると、まず、カメラのズーム動作は、ズ
ーム制御信号に基づいてズームモータ10aによりカム
環6が回動され、ズーミング動作が実施される。また、
そのズーム動作に基づいてファインダユニットのF枠1
1,12は、ファインダカム7によって軸方向に駆動さ
れ、ファインダ像のズーミングを行う。
【0021】そして、撮影画面の切り換えは、上記ズー
ムモータ10aでカム環6を介してPリング3を回動す
ることによって行うが、N撮影モード切り換え時にはP
リング3を反時計回り(以下CCWと称する)に回動さ
せて、マスクA1,マスクB2を上下に開きNサイズに
対応した結像部開口とする。P撮影モード切り換え時に
はPリング3を時計回り(以下CWと称する)に回動さ
せて、マスクA1,マスクB2を互いに接近するように
移動し、Pサイズに対応した結像部開口とする。その切
り換え動作に連動して駆動腕3gは、上記ファインダユ
ニットの視野マスクの切換レバー13の操作腕13aを
押圧し、ファインダ視野枠切換機構を操作して上記撮影
画面サイズに対応したファインダ視野枠を与える。
【0022】更に、上記撮影画面の切り換えに応じてカ
ム環6とファインダカム6の相対位置も切り換えられ
る。即ち、カム環6をCCW、CW方向に回動させる
と、ストッパ4i,4kにファインダカム7が当接し、
更に回動させるとカム環6とファインダカム7の相対位
置は変化する。従って、ファインダユニットのF枠1
1.12のカムピン11a,12aが、ファインダカム
7のカム面7a,7bに摺接する領域が画面の切り換え
に応じて相違することになる。そして、その領域は、N
撮影時には第1領域、また、P撮影時には第2領域とす
る。但し、第1および第2領域はカム面7a,7b上で
連続して形成される。
【0023】以上のように本カメラにおいては、N撮影
とP撮影での撮影画面サイズの切り換えに応じてファイ
ンダ視野枠サイズを切り換えると同時にファインダの変
倍率の値も変更され、特にP撮影時に倍率を上げてファ
インダが見辛くなることを防止することができる。例え
ば、図19に示されるようにP撮影時でのファインダ視
野枠は従来例のように視野枠Fp1ではなくFp2となる。
【0024】図2、図3は、上記撮影レンズとファイン
ダ変倍レンズのズーミング動作状態を示したものであ
る。図2に示されるように撮影レンズである第1群レン
ズ18aと第2群レンズ19aのワイド状態(A)とテ
レ状態(B)での繰り出し位置を示している。そして、
それぞれの焦点距離fは28mm,56mmとし、その
変倍率は2となる。
【0025】一方、図3はファインダ光学系を示し、フ
ァインダの変倍レンズ11b,12bのワイド状態
(A)、テレ状態(B)の位置を示している。そして、
その変倍率の範囲を0.35から0.91とする。従っ
て、その全変倍率2.6となる。但し、画面切り換えに
応じて、その変倍率の使用範囲は限定する。N撮影のた
めのファインダカム第1領域に対応する変倍の範囲は
0.35から0.7として、P撮影のための第2領域に
対応する変倍の範囲は0.455から0.91とする。
従って、図19に示すようにP撮影時の視野枠Fp2も幅
方向に拡大されることになる。
【0026】次に、上記レンズ鏡筒の主要構成について
図4によって説明する。この鏡筒は、進点距離28mm
から56mmのズームレンズ鏡筒であって、2群のレン
ズ構成とし、図4に示されるように、固定枠5の内部に
摺動自在に嵌入する第1群レンズ18aを保持する第1
群枠18と、第2群レンズ19aの第2群枠18を支持
する移動枠20とで構成されている。そして、該枠1
8,19の先軸O方向の移動は、該枠18および移動枠
20に固着されているカムピン21,22を回動するカ
ム環6のカム6c,6dにより駆動することによって実
行される。なお、該カムピン21,22は固定枠5の直
進溝5a,5bによって光軸O方向にガイドされるもの
とする。
【0027】また、移動枠20の内部に設けられたシャ
ッタ・フォーカシング機構部23によって、シャッタ羽
根24は操作される。同時に、第1群枠18の駆動ピン
18bを介して第1群レンズ18のフォーカシング駆動
が行われる。
【0028】次に、上記ファインダユニットの光学系の
構成について図5に基づいて説明を行う。このファイン
ダユニットは、主にファインダ光学系レンズと、ポロプ
リズム15と、視野枠切換機構である視野マスク16お
よび切換レバー13とで構成されている。
【0029】図5に示されるように、4つの反射面を持
つポロプリズム15を左右2体に分離し、その中間にフ
ァインダ結像系の結像面を位置させる。ファインダの視
野マスク16は2枚で構成され、長穴部16aがポロプ
リズム15の突起15aに係合し、摺動自在に保持され
ている。また、視野切換レバー13はファインダ本体8
(図1)に回動可能に保持されており、視野バネ17に
よりCCW方向に付勢されている。図1に示すPリング
3がP撮影切り換え動作によりCW方向に回動すると、
Pリング3の腕部3gが視野切換レバ13の腕部13a
を押圧し、視野バネ17に抗して視野切換レバー13を
CW方向に回転させる。このとき視野枠切換レバー13
のU溝13bは視野マスク16の突起16bと係合して
いるので視野マスク16は長穴16aの長手方向に移動
し、視野枠サイズの切り換えが行われる。
【0030】本発明のカメラは以上のような概略の構成
を持つが、次に、本発明の第1実施形態を示すカメラに
ついて図6〜9により詳細に説明する。本実施形態のカ
メラの構造は、前述の図1に示したカメラに比較して、
画面サイズ切り換え機構のPリングの形状以外は同一と
する。図6は、その画面切り換え機構部のN撮影モード
時の状態を被写体側からみた正面図である。そして、図
7は、上記図6のA−A断面図である。また、図8は、
P撮影モード時を示しており、図9は、図8のB−B断
面図である。
【0031】上記の画面切換機構部は、カメラ本体4の
マスク部4dの表面4fと、固定枠5の端面5a間に配
設されている。そして、上記切換機構は、P撮影時の実
撮影画面サイズを決定するマスクA1,マスクB2,マ
スク位置を切り換えるPリング33、N撮影時の実画面
のNサイズを与える本体4の開口部4dとで構成され
る。Pリング33とマスクA1とマスクB2とは、固定
枠5の端面5aと本体4のPリング受け面4eとにより
軸方向は規制される。そして、Pリング33は外周受け
部4aによって回動可能に保持される。また、Pリング
33の回転駆動はその操作腕33fをカム環6の当接部
6cあるいは6dにより押圧することによって行われ
る。
【0032】また、マスクA1、マスクB2は移動時の
ガイド用のピン1b,2bを持ち、直進ガイド溝4cに
嵌合している。それらのマスクに設けられた駆動用ピン
1a,2aは、Pリング33の切欠溝33a,33bに
嵌合している。更に、Pリング33は当接33e,33
dを有し、その当接面に本体4のストッパ4bが当接し
て、N撮影位置、P撮影位置が決定される。そして、P
リング33のクリック突起33cが、本体4のクリック
溝4g、または、4hに嵌入しクリック保持力を有して
位置決めされる。
【0033】次に、その画面切換機構の作動について説
明する。図6のN撮影モード状態では、マスクA1とマ
スクB2は互いに離間しており、本体4のマスク開口部
4dの範囲外に位置する状態であるので、その開口部4
dにより実画面のNサイズ(フルサイズ)が決まること
になる。また、その状態ではPリングの当接面33dが
ストッパー4bに当接しており、クリック突起33cが
クリック溝4gに嵌入している。この位置からカム環6
の当接部6dを操作腕33fに当接させてPリングをC
W方向に回転させると、Pリング33の切り欠き溝33
a,33bによりマスクA1,B2のピン1a,2aを
駆動し、マスクA1,B2は本体4のガイド溝4cに沿
って下方向にあるいは上方向に移動する。さらに、回転
させると、当接面33eがストッパー4bに当接し、図
8に示されるP撮影モード位置にPリング33が位置し
クリック突起33cがクリック溝に嵌入する。この状態
において、マスクA1,B2は互いに接近した状態とな
り、それぞれの端面1d,2dによりPサイズ(パノラ
マサイズ)の実画面サイズのエリアを形成する。
【0034】なお、再びN撮影モード状態に戻すには、
Pリング33の操作腕33fをカム環6の当接部6cに
よりCCW方向に押圧して回動させ、図6の状態に戻す
ことができる。また、本実施形態においては、Pリング
33の中央の開口部33hの形状は本体開口部4dより
小さくない必要最小限の寸法を有しており、不要光をで
きる限り遮光するようにしている。
【0035】次に、本実施形態のカメラのズーミングお
よび画面切り換え動作に連動するファインダ光学系の変
倍機構について説明する。図10,11はN撮影モード
におけるワイド状態でのファインダカム7とカム環6部
の縦断面図、および、その展開図を示す。また、図1
2,13はP撮影モードにおけるテレ状態での縦断面
図、および、その展開図を示す。回動可能なファインダ
カム7はカム環6の外周に後述する相対位置保持機構を
介して2つの位置のいずれかに保持されて配設されてい
る。その保持状態のもとにカム環6のズーミングの回転
範囲θについてファインダカム7とカム環6は一体とな
って回動する。なお、図10,12において、カム環6
の回動角θはガイドピン6aで示されるワイド位置θA
からテレ位置θB の範囲で示される角度である。
【0036】そして、図10,11に示されるようにN
撮影モードにおいては、ファインダのF枠11のカムピ
ン11aとF枠12のカムピン12aはF枠バネ14
(図1参照)の付勢力により、それぞれファインダカム
7のカム面7aと7bに当接している。なお、ピン位置
11a(W/N),12a(W/N)は、N撮影時のワ
イド状態のピン位置を示している。そして、ズーム操作
でカム環6がテレ位置まで回動すると、 F枠11,1
2のカムピン11a,12aはファインダカム7のカム
面7a,7bに当接しながら摺動し、ピン位置11a
(T/N),12a(T/N)に到達する。ピン11
a,12a(W/N)位置から(T/N)位置の範囲
が、N撮影時に使用されるファインダカム7の第1領域
RN であり、ファインダ倍率としては0.35倍〜0.
7倍となっている。
【0037】図10のN撮影モードから図12のP撮影
モードに切り換えるためには図10のカム環6をワイド
端を超えてP撮影モードへの切り換え回動位置θC (ピ
ン6a位置)までの角度θP だけ回動する。このとき、
ファインダカムの端面7eがカメラ本体のストッパ4h
に当接し、さらに、押圧するのでファインダカム7は前
記位置保持機構の保持力に抗してピン6aに対して略角
度θP だけ回動移動させられ、P撮影モード状態の相対
位置に位置決めされる。但し、この状態はワイド状態で
ある。
【0038】図12,13はP撮影のテレ状態を示して
いるが、この状態からカム環6がワイド側へ回動する
と、F枠1,2のカムピンは11a(T/P),12a
(T/P)位置から11a(W/P),12a(W/
P)位置までカム面7a,7bに当接しながら移動す
る。この範囲がP撮影に使用されるファインダカム7の
第2領域Rp である。ファインダ倍率としては0.45
5倍〜0.91倍となる。そして、図11,13で明確
な通り、ファインダカム7の第2領域Rp は第1領域R
N を延長する形状で形成されている。
【0039】なお、再びN撮影状態に戻すためには図1
2に示すようにカム環6をテレ端を超えて、N撮影切り
換え角θN だけ、即ち、ピン6aの位置に対して回動位
置θD まで回動させる。この動作によりファインダカム
7の端面7dが本体のストッパ4iに当接し、更に、フ
ァインダカム7はカム環6に対して相対的にCW方向に
回動し、N撮影状態の相対位置に位置するようになる。
但し、そのときの位置はテレ位置であって、図10に示
される状態はワイド位置までカム環6を駆動した状態を
示している。
【0040】このように本実施形態のカメラのファイン
ダは従来例で使われていたファインダカムを2つの領域
に用意して画面サイズ切り換え動作に連動して使い分
け、これによって見易いファインダとすることができる
のである。
【0041】次に、前述のカム環6とファインダカム7
とのに相対位置保持機構について詳細に説明する。本実
施形態のものの上記保持機構はクリックストップ機構を
用いたものであって、図10,12に示されるようにフ
ァインダカム7にはクリック溝7e,7fが形成され、
また、カム環6にはクリックバネ30を保持するるため
の凹部6eが形成されている。更に、クリックバネ30
にはクリック溝7e,7fに落ち込むための凸状突起3
0aが形成されている。なお、図示されていないがファ
インダカム7は、カム環6の外周上を摺動可能とするよ
うに半径方向の規制はなされており、ガイドピン6a,
6bに沿って周方向に回動することを可能にする。
【0042】図10においては、クリックバネ30の突
起30aはクリック溝7eに落ち込んでいるため、この
状態でカム環6とファインダカム7は一体的に回動でき
る。そして、ガイドピン6aに注目すると角度θの範囲
でピン6aを移動すればN撮影状態におけるワイドとテ
レ状態を設定できることがわかる。図の状態からCW方
向にカム環6を角度θP を回動させるとファインダカム
7の端面7eは本体ストッパ4kに当接した後、更に、
回動して突起30aがクリック溝7fに落ち込み、その
嵌入位置が切り換えられる。この切り換え動作によりカ
ム環6とファインダカム7との相対位置関係はP撮影用
のカム設定状態となり、その後、カム環6のガイドピン
6aの位置をθC からθA に戻すとP撮影時のワイド状
態に設定される。
【0043】同様に、図12のP撮影のテレ状態におい
て、カム環6をCCW方向に角度θN 回動させると、カ
ム7の端面7dは本体ストッパ4iに当接し、更にカム
環6が回動するので、ファインダカム7はカム環6に対
し相対的に回動し、バネ30の突起30aはクリック溝
7fから7eに切り換って落ち込み、カム環6とファイ
ンダカム7との相対位置関係はN撮影モード用のカム設
定状態となる。そして、カム環6のガイドピン6aを位
置θB に戻せばN撮影のテレ設定状態になる。
【0044】図14は、図10,12のカム環6とファ
インダカム7の各動作状態をまとめて表示したものであ
って、各設定状態において、カムピン11a,12aが
カム面7a,7bのどの領域を摺接するかを示してい
る。なお、本実施形態における相対位置保持機構はクリ
ックストップ機構を適用したが、別にフリクションによ
る保持力を利用した機構とすることも可能である。
【0045】次に、ファインダカム7およびPリング3
3の切り換え位置関係を図15のカム環6とPリング3
3とファインダカム7の動作状態展開図によって説明す
る。なお、図15においてラインFLはファインダのカ
ムピン11a,12aの作動ラインを示している。
【0046】図15において状態Q1〜Q2間はN撮影
モードの状態を示す。そして、状態Q1はズーミングの
テレ状態、Q2はワイド状態となる。その場合の焦点距
離の変更はカム環6を角度θの範囲内を駆動することに
より任意の焦点距離が得られる。このとき、ファインダ
枠のカムピン11a,11bはカム面7a,7bに沿っ
て摺動しファインダ光学系はそれに対応して変倍する。
Pリング33に対してカム環6の当接面6c,6dは作
用しない状態であるので、N撮影状態のままであり画面
はNサイズが保持される。
【0047】そこで、P撮影モードに切り換えるには、
図15においてカム環6をワイド位置から更にCW方向
に角度θpだけ回動して状態Q2からQ3に変化させ
る。この動作により、まず、ファインダカムの端面7e
が本体ストッパ4kに当接して、ファインダカム7のカ
ム環6に対する相対位置がP撮影モード位置に切り換え
られる。同時に、カム環6の当接面6dがPリング33
の操作腕33fを押圧し、Pリング33はP撮影モード
位置まで回動する。この操作により、実画面サイズがP
サイズ(パノラマサイズ)に切り換えられる。このと
き、Pリング33の回動により腕33gを介してファイ
ンダユニットのマスク切換レバー13が操作されファイ
ンダ視野枠も同時にP撮影用の視野枠に切り換えられ
る。続いて、カム環6を角度θpだけ逆転し、状態Q4
とする。この状態がP撮影モードのワイド状態である。
【0048】そして、状態Q4〜Q5間はP撮影モード
の状態を保持し、状態Q4はズーミングのワイド状態、
Q5はテレ状態となる。その場合も焦点距離の変更はカ
ム環6を角度θの範囲内の駆動により任意の焦点距離が
得られる。また、ファインダ枠のカムピン11a,11
bはカム面7a,7bに沿って摺動しファインダ光学系
はそれに対応して変倍するが、このP撮影状態では倍率
は図14に示したようにN撮影の場合よりも大きな値を
とる。なお、この区間では、Pリング33に対してカム
環6の切り欠き当接面6c,6dは作用しないので画面
サイズは変わらない。
【0049】更に、N撮影モードに戻すには、図15に
示すように、カム環6を角度θN だけ回動して状態Q5
からQ6に変化させる。この動作により、まず、ファイ
ンダカムの端面7dが本体ストッパ4iに当接して、フ
ァインダカム7のカム環6に対する相対位置がN撮影モ
ード位置に切り換えられる。同時に、カム環6の当接面
6cがPリング33の操作腕33fを押圧し、Pリング
33はN撮影モード位置まで回動され、実画面サイズを
Nサイズに切り換える。このとき、Pリング33の回動
により腕33gを介してファインダユニットの視野切換
レバー13が操作されファインダ視野枠も同時にN撮影
用の視野枠に切り換えられる。続いて、カム環6を角度
θN だけ逆転すると状態Q1のN撮影モードのテレ状態
に戻される。
【0050】上記の説明では、撮影モードの切り換えを
状態Q2あるいはQ5から行うものとしたが、任意の焦
点距離の状態からでもモードの切り換えは可能である。
その場合は、Pリング33を所定角度回動させてモード
を切り換えた後、再びもとの焦点距離の位置までカム環
6を戻してやればよい。
【0051】以上のようにカム環6を通常の使用領域、
即ち、ワイド、テレ領域を超えて角度θp、θN だけ回
動させることによりファインダ倍率、実画面サイズ、視
野枠を連動して切り換えることができるのである。
【0052】次に、本実施形態のカメラの画面切換機構
の制御回路について説明する。図16は上記制御回路の
主要ブロック構成図であるが、本回路はマイクロコンピ
ュータ31と、アクチュエータ32と、画面切換機構3
8と、位置検出手段34と、画面サイズ切り換え指示ス
イッチ35と、プルアップ抵抗36で構成される。な
お、上記アクチュエータ32は図1に示される駆動源の
ズームモータ10aが対応し、画面切換機構38は図1
あるいは図6等に示されるカム環6を介して駆動される
Pリング33以下の実画面サイズを切り換える機構であ
る。また、位置検出手段は図1に示されるエンコーダパ
ターンのフレキシブル基板25と接片26が該当し、カ
ム環6の回転角、従って、画面切換機構の動作位置を検
出するものである。そして、指示スイッチ35は図示し
ないカメラの外観部の操作部材に連動し、NまたはP撮
影モードのいずれかを選択指示するものである。プルア
ップ抵抗36はスイッチ35がオフのときにマイクロコ
ンピュータ31にハイレベル信号を与えるものである。
そして、マイクロコンピュータ31はこのスイッチ35
のオフからオンへの切り替わりに基づいてアクチュエー
タ32が始動することになる。
【0053】図17は作用状態に対する撮影レンズの移
動位置あるいはカム環の回動位置を説明する図である。
本図の横軸は撮影レンズの移動位置あるいはカム環の回
動角度を示す。中央部分の領域H10は撮影レンズが繰
り出されるワイド〜テレ間のズーミングエリアである。
画面サイズがNサイズ(フルサイズ)であるN撮影モー
ドヘの切り換えは、切り換え位置H11まで(図15の
回動角θN に対応)移動し、再び領域H10に戻せば、
上記の切り換えが実行される。同様に、画面サイズがP
サイズ(パノラマサイズ)であるP撮影モードヘの切り
換えは、領域H10から切り換え位置H12まで(図1
5の回動角θpに対応)移動し、再び領域H10に戻せ
ば、上記の切り換えが実行されるのである。
【0054】次に、上記図17を用い、本制御回路の処
理動作を図18のフローチャートによって説明する。ま
ず、電源投入後ステップS20からステップS21のル
ープにより撮影処理が繰り返される。上記ステップS2
1においてN・P撮影モード切り換えの指示スイッチ3
5の出力オンが検出された場合、ステップS22にジャ
ンプする。ステップS22において現在の撮影レンズ群
の位置データを位置検出手段34で検出し、マイクロコ
ンピュータ31のメモリに記憶してステップS23に進
む。そして、ステップS23において現在の設定されて
いる画面サイズをメモリより読み出して判別し、それが
NサイズであればステップS24へ、Pサイズであれば
ステップS25にそれぞれジャンプする。
【0055】ステップS24においては、カム環6を図
17のH12の位置まで回動し、画面切換機構により実
画面サイズをPサイズに切り換える。そのとき、同時に
ファインダ視野枠もP撮影モードに対応した視野枠に切
り換えられる。さらに、ファインダカム7もカム環6に
対する相対位置が変えられ、P撮影に適したファインダ
倍率特性が設定される。そして、ステップS26に進
む。
【0056】ステップS25においては、カム環6を図
17のH11の位置まで回動し、画面切換機構により実
画面サイズをNサイズに切り換える。そのとき、同時に
ファインダ視野枠もN撮影モードに対応した視野枠に切
り換えられる。さらに、ファインダカム7もカム環6に
対する相対位置が変えられ、N撮影に適したファインダ
倍率特性が設定される。これらの切り換え動作はすでに
説明した通りである。
【0057】続いて、ステップS26においては、ステ
ップS22で記憶した位置まで撮影レンズ群を戻して画
面切換動作を終了し、ステップS22の撮影処理に戻
る。
【0058】このように本実施形態のカメラによれば、
画面切り換えの指示のみを与えれば直ちに所望の撮影画
面の切り換えを行うことができる。また、上述したよう
に切り換え時の撮影レンズの位置を記憶しているので、
切り換え終了後に直ちに切り換え前のズームポジション
に戻すことが可能となり、非常に使い勝手の良いものと
なる。なお、本実施形態のカメラは、以上説明した各実
施形態のカメラの他にテレ・ワイドの2焦点切換カメラ
や、光学式ファインダを装備する電子カメラにも適用す
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明のカメラは、簡
単な機構で、不必要な空間を要せず、画面切換を行い得
るカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの構造の概要を示す分解斜視図
である。
【図2】上記図1のカメラの撮影光学系のズーム状態を
に示す図である。
【図3】上記図1のカメラのファインダ光学系のズーム
状態をに示す図である。
【図4】上記図1のカメラの撮影レンズ鏡筒の要部縦断
面図である。
【図5】上記図1のカメラのファインダ光学系の要部分
解斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示すカメラのN撮影モ
ードにおける画面切換機構部の正面図である。
【図7】上記図6のA−A断面図である。
【図8】上記図6のカメラのP撮影モードにおける画面
切換機構部の正面図である。
【図9】上記図8のB−B断面図である。
【図10】上記図6のカメラのN撮影モードにおけるカ
ム環とファインダカムの相対位置関係をに示す縦断面図
である。
【図11】上記図10のファインダカムの展開図であ
る。
【図12】上記図6のカメラのP撮影モードにおけるカ
ム環とファインダカムの相対位置関係をに示す縦断面図
である。
【図13】上記図12のファインダカムの展開図であ
る。
【図14】上記図6のカメラのNおよびP撮影モードに
おけるカム環とファインダカムの相対位置関係をに示す
展開図である。
【図15】上記図6のカメラのNおよびP撮影モード切
り換え状態を示すカム環とファインダカムの展開作動図
である。
【図16】上記図6のカメラの画面切換機構制御回路の
主要ブロック構成図である。
【図17】上記図6のカメラの画面切換制御におけるカ
ム環の作用回動位置を示す図である。
【図18】上記図6のカメラの画面切換制御処理のフロ
ーチャートである。
【図19】カメラの撮影画面に対する各視野枠を示すも
のであって、図19(A)は通常撮影時の視野枠、図1
9(B)は従来例のカメラのパノラマ撮影時の視野枠、
図19(C)は本発明のカメラのパノラマ撮影時の視野
枠を示す図である。
【符号の説明】
1………………………マスクA(画面切換機構) 2………………………マスクB(画面切換機構) 3、33………………Pリング(画面切換機構) 6………………………カム環(変倍駆動機構) 10a………………ズームモータ(変倍駆動機構の駆動
源となるモータ) 11b,12b………ファインダ変倍レンズ(ファイン
ダ光学系) 13……………………視野枠切換レバー(視野枠切換機
構) 16……………………視野マスク(視野枠切換機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−135818(JP,A) 実開 昭63−54134(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 G03B 17/26 - 17/34 G03B 17/38 - 17/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面切換可能なカメラにおいて、撮影光学系と、 カメラ本体に設けられた 撮影画面マスクと、上記撮影光学系の光軸方向において上記撮影画面マスク
    より上記撮影光学系側に配置され、上記撮影画面マスク
    により形成される撮影画面の一部を覆うように上記光軸
    と直交する方向に駆動される可動の 撮影画面切換用マス
    クと、上記撮影光学系の光軸方向において上記撮影画面切換用
    マスクより上記撮影光学系側に配置され、中央に開口を
    有して上記撮影画面切換用マスクと直接係合し 上記撮影
    画面マスクの周囲を囲んで回動して上記撮影画面切換用
    マスクを上記駆動するリング部材と、上記カメラ本体に設けられ上記リング部材を回動可能に
    保持する受け部と、 を具備することを特徴とするカメラ。
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