JP3330125B2 - 汚泥掻寄機 - Google Patents

汚泥掻寄機

Info

Publication number
JP3330125B2
JP3330125B2 JP2000220488A JP2000220488A JP3330125B2 JP 3330125 B2 JP3330125 B2 JP 3330125B2 JP 2000220488 A JP2000220488 A JP 2000220488A JP 2000220488 A JP2000220488 A JP 2000220488A JP 3330125 B2 JP3330125 B2 JP 3330125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
scraper
scraping device
supported
lower beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000220488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001190905A (ja
Inventor
敦夫 平井
卓矢 森澤
徹生 山縣
Original Assignee
日立機電工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立機電工業株式会社 filed Critical 日立機電工業株式会社
Priority to JP2000220488A priority Critical patent/JP3330125B2/ja
Publication of JP2001190905A publication Critical patent/JP2001190905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3330125B2 publication Critical patent/JP3330125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥掻寄機(沈砂
を対象とする沈砂掻寄機を含み、本明細書において、単
に、「汚泥掻寄機」という。)に関し、特に、槽底に沿
って移動し、汚泥を掻き寄せるスクレーパの摺動摩耗を
低減して装置の耐久性及びエネルギ効率を向上するよう
にした汚泥掻寄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、汚泥掻寄機は、一般には、図18
に示すように、片端に沈降した汚泥を掻き集めて一時貯
留する汚泥ピットPを備えた汚水処理槽1内に、槽底1
1及び水面に沿って移動するエンドレス状のチェンCを
張架し、このチェンCに所定間隔でスクレーパSを取り
付け、モータMを駆動することにより、チェンCを循環
駆動し、往路側の槽底に摺接する位置にあるスクレーパ
Sによって、槽底に沈降した汚泥を掻き寄せ、汚泥ピッ
トP内に集泥するとともに、復路側の水面位置にあるス
クレーパSによって、水面に浮遊するスカムを掻き寄
せ、スカムスキマKを介して排出するようにしている。
なお、汚泥ピットP内に集泥された汚泥は、汚泥引抜管
2にて汚水処理槽1外に引き抜き、排出するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の汚泥
掻寄機は、汚水中にエンドレス状のチェンCを張架し、
チェンCを循環駆動し、往路側の槽底に摺接する位置に
あるスクレーパSによって、沈降した汚泥を掻き寄せる
構造のため、チェンC及びチェンCを張架するためのス
プロケットホイルW等の駆動部が、必然的に汚水中に位
置することとなり、汚泥等の混入した汚水と接触するこ
とによって、駆動部が摩耗したり、腐食し、装置の耐久
性が低く、チェンC及びスプロケットホイルW等の駆動
部のメンテナンスに時間と費用がかかるという問題があ
った。さらに、スクレーパSが槽底と摺動して移動する
ため、スクレーパの摩耗が激しく装置の耐久性が低くな
り、かつ動力ロスも大きくなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の汚泥掻寄機の有する
問題点に鑑み、汚水中に位置する駆動部をなくして、駆
動部が、汚泥等の混入した汚水と接触することによっ
て、摩耗したり、腐食することを防止し、かつスクレー
パを槽底に直接接触させることなく少し浮上させて移動
するようにすることにより摩耗を低減し、かつ動力ロス
を低減して装置の耐久性及びエネルギ効率を向上するこ
とができるようにした汚泥掻寄機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明の汚泥掻寄機は、汚水処理槽の槽底に沿
って往復移動し汚泥を掻寄せるように配設した汚泥掻寄
装置と、該汚泥掻寄装置を吊垂支持して往復移動するよ
うにして水面上に設置した駆動装置とからなる汚泥掻寄
機において、汚泥掻寄装置の前部分を、駆動装置により
汚泥掻寄方向に前進移動するときに汚泥を掻き寄せるよ
うに吊垂支持し、後部分を前部分の駆動に追従して揺動
可能に吊垂支持し、汚泥掻寄装置のスクレーパが槽底に
接触することなく往復移動して汚泥を掻き寄せるように
構成したことを特徴とする。
【0006】この汚泥掻寄機は、汚泥掻寄装置の前部分
を、駆動装置により汚泥掻寄方向に前進移動するときに
汚泥を掻き寄せるように吊垂支持し、後部分を前部分の
駆動に追従して揺動可能に吊垂支持し、汚泥掻寄装置の
スクレーパが槽底に接触することなく往復移動して汚泥
を掻き寄せるように構成しているので、汚水中にはスプ
ロケットホイールなどの駆動部がなく、駆動部が汚泥等
の混入した汚水と接触することによって、摩耗したり、
腐食することを未然に防止できるとともに、スクレーパ
の摩耗を低減し、かつ動力ロスを低減することができ
る。
【0007】この場合において、汚泥掻寄装置を揺動可
能に吊垂支持した吊りロッドと汚泥掻寄装置の枢着部分
をカバーにて被覆することができる。
【0008】これにより、枢着部分へのごみ等の侵入や
汚水及び汚泥による枢着部分の摩耗、腐食を防止して動
作の円滑性、確実性を確保することができる。
【0009】また、同じ目的を達成するため、本第2発
明の汚泥掻寄機は、汚水処理槽の槽底に沿って往復移動
し汚泥を掻寄せるように配設した汚泥掻寄装置と、該汚
泥掻寄装置を吊垂支持して往復移動するようにして水面
上に設置した駆動装置とからなる汚泥掻寄機において、
汚泥掻寄装置の前部分を、駆動装置により汚泥掻寄方向
に前進移動するときに汚泥を掻き寄せるように吊垂支持
し、後部分を前部分の駆動に追従して摺動可能に支持
し、汚泥掻寄装置のスクレーパが槽底に接触することな
く往復移動して汚泥を掻き寄せるように構成したことを
特徴とする。
【0010】この汚泥掻寄機は、汚泥掻寄装置の前部分
を、駆動装置により汚泥掻寄方向に前進移動するときに
汚泥を掻き寄せるように吊垂支持し、後部分を前部分の
駆動に追従して摺動可能に支持し、汚泥掻寄装置のスク
レーパが槽底に接触することなく往復移動して汚泥を掻
き寄せるように構成しているので、汚水中にはスプロケ
ットホイールなどの駆動部がなく、駆動部が汚泥等の混
入した汚水と接触することによって、摩耗したり、腐食
することを未然に防止できるとともに、スクレーパの摩
耗を低減し、かつ動力ロスを低減することができる。
【0011】この場合において、汚泥掻寄装置の後部分
を、汚水処理槽に沿って敷設したガイドレール上を移動
するローラを介して、摺動可能に支持するように構成す
ることができる。この場合、ガイドレールの敷設位置
は、水上又は水中のいずれにも設定することができる。
【0012】これにより、汚泥掻寄装置の後部分を、大
きな摺動抵抗がかかることなく確実に、かつ、安定し
て、しかも、動力ロスを少なく支持することができる。
【0013】また、汚泥掻寄装置の後部分を、汚水処理
槽の槽底に沿って移動するローラを介して、摺動可能に
支持するように構成することができる。
【0014】これにより、簡単な構造で以て、汚泥掻寄
装置の後部分を確実に支持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の汚泥掻寄機の実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図6に、汚泥沈澱池、沈砂池等の汚
水処理槽1に設置した汚泥掻寄機Aを示す。
【0017】汚水処理槽1には、その一端側から汚水が
導入されるとともに、この汚水供給側の底部に汚泥引抜
管2を有する汚泥ピットPを備える。この汚水処理槽1
の槽底11は、好ましくは、槽底11に沈降した汚泥が
汚泥ピットPに流入し易いように、汚泥ピットP側が低
くなるように傾斜して形成するようにする。
【0018】また、汚水処理槽1には、汚水処理槽1に
導入された汚水に含まれるスカム分が分離して浮遊する
位置、例えば、汚水処理槽1のほぼ中央付近の水面にス
カムスキマKを配設して、水面に浮遊するスカムを汚水
処理槽1外に排出するとともに、スカムスキマKの後方
の水面に複数の流出樋3を配設して、汚泥を沈降分離
し、かつスカムを除去した後の汚水を汚水処理槽1外に
排出するように構成する。
【0019】さらに、汚水処理槽1には、槽底11に沈
降した汚泥を、掻き寄せ、汚泥ピットPに集泥する汚泥
掻寄機Aを配置する。この汚泥掻寄機Aは、汚水処理槽
1の槽底11に沈降した汚泥を掻き寄せる汚泥掻寄装置
4と、この汚泥掻寄装置4を吊垂支持して所定のストロ
ーク長L2で汚水処理槽1の長手方向に沿って往復移動
させる水面上に設置した駆動装置5とからなり、必要に
応じて汚泥掻寄装置4の上方に一体に取り付けて水面に
浮遊するスカムをスカムスキマKに掻き寄せるスカム掻
寄装置8を配設する。
【0020】汚泥掻寄装置4は、汚水処理槽1の槽底1
1、例えば、汚泥ピットPとストローク長L2を除いた
槽底11の長手方向のほぼ全長に亘って、槽底11の幅
方向の両端部に2本の下ビーム41,41を平行に配設
し、この2本の下ビーム41,41間に掛け渡すように
して多数のスクレーパ42を所定間隔で架設して構成す
る。
【0021】この汚泥掻寄装置4の下ビーム41は、汚
泥掻寄装置4の下ビーム41の前部分41Aを、後部分
41Bに対して、屈曲部41Cを介して、屈曲可能に配
設し、駆動装置5により、前部分41Aのスクレーパ4
2が、汚泥掻寄方向に前進移動するときは、槽底11か
ら少しの隙間、具体的には、10mm程度の隙間をあけ
て移動し、反対方向に後退移動するときは、槽底11か
ら高さHだけ持ち上げられて未掻寄沈降汚泥を後方へ掻
き戻さないように槽底11より離れて移動するように構
成するようにする。この場合、屈曲部41Cは、ピン継
手構造、柔軟構造等、任意の屈曲構造を採用することが
できる。
【0022】このように、汚泥掻寄装置4のスクレーパ
42が槽底11に直接接触して摺動しないようにするた
めに、上記のとおり、汚泥掻寄装置4の前部分41A
は、駆動装置5から逆V字形に配設した吊りロッド6
0,61を介して吊垂支持するようにする。
【0023】一方、汚泥掻寄装置4の後部分41Bを吊
垂支持する支持装置7は、下ビーム41の後端部41B
の上方の水面上にてブラケット70等に取り付けた枢軸
71に揺動可能に枢着した吊りロッド72の下端に枢軸
73を介して下ビーム41を揺動可能に支持し、これに
より、前部分41Aと同様に、後部分41Bのスクレー
パ42が、槽底11から少しの隙間、具体的には、10
mm程度の隙間をあけて移動するように吊垂支持するよ
うにする。
【0024】この場合において、汚水に浸漬される枢軸
73を含む枢着部分(図示省略するが、駆動装置5から
逆V字形に配設した吊りロッド60,61の枢着部分も
同様)をゴム等の弾性体からなるカバー74にて被覆す
ることが望ましい。これにより、枢着部分へのごみ等の
侵入や汚水及び汚泥による枢着部分の摩耗、腐食を防止
して動作の円滑性、確実性を確保することができる。
【0025】スクレーパ42は、2本の下ビーム41,
41間に、好ましくは、ストローク長L2と等しいか、
ストローク長L2よりも短い所定の間隔L1で、略等間
隔に平行に架設するとともに、少なくとも汚泥掻寄装置
4の後部分41Bに配設するスクレーパ42は、汚泥掻
寄方向、すなわち、汚泥ピットPに向けて前進移動する
ときは、汚泥を掻き寄せるように、反対方向に後退移動
するときは、沈降した汚泥に潜り込むように、前面及び
背面の形状を異ならせて、より具体的には、前面が略鉛
直面、背面が傾斜面、底面が槽底11に沿う断面直角三
角形に形成して構成するようにする。
【0026】なお、本実施例においては、汚泥掻寄装置
4の前部分41Aに配設するスクレーパ42も、後部分
41Bに配設するスクレーパ42と同様、断面直角三角
形に形成するようにしている。さらに、下ビーム41の
水中での重量を軽減するために、図5に示すように、下
ビーム41の内部を中空にして密閉するか、発泡性の浮
力材41Fを充填して浮力を作用するようにすることも
可能である。なお、スクレーパ42にも同様の構成とす
ることもできる。
【0027】また、スクレーパ42は、下ビーム41,
41に固定するようにしたり、あるいは、下ビーム4
1,41に対して若干揺動可能に支持するようにする。
スクレーパ42を、下ビーム41,41に対して若干揺
動可能に支持するようにすることにより、前進移動する
ときは、スクレーパ42の底面を槽底11に沿って移動
させることができ、沈降した汚泥の掻き寄せを、確実
に、かつ、安定して行うことができるとともに、後退移
動するときは、スクレーパ42を沈降した汚泥中に確実
に潜り込ませることができるものとなる。また、スクレ
ーパ42を架設した下ビーム41,41が、汚水処理槽
1の槽底11に沿って円滑に往復移動するように、下ビ
ーム41,41又はスクレーパ42の適宜位置に、シュ
ー又はローラ43を配設することが望ましい。
【0028】駆動装置5は、図3〜図4に示すように、
汚水処理槽1の中央部より前方、すなわち、汚泥ピット
P側の水面上に設置した本体フレームFに取付台57を
介して取り付け、略水平に配設した内ガイドレール5
1、この内ガイドレール51の中心に等間隔に突設した
多数のピンラック52及び内ガイドレール51の外周を
囲むように配設した外ガイドレール53からなるガイド
レール50と、このピンラック52に噛合して内ガイド
レール51及び外ガイドレール53に案内されてガイド
レール50に沿って周回移動(略矩形運動)するピンホ
イル54と、ピンホイル54の軸55に取り付けた原動
機56とで構成する。なお、ピンラック52は、その先
端側にピンラック取付板52Pを配設することにより、
強固に固定されるようにする。
【0029】このようにして、内ガイドレール51と外
ガイドレール53の間にピンホイル54のボス部54B
(必要に応じて、ガイドローラ(図示省略)を配設する
ことができる。)を嵌挿、支持する長円形のガイドレー
ル50を形成するようにする。そして、ガイドレール5
0の両端部は、ピンホイル54が周回し易いように、円
弧状に形成するとともに、ガイドレール50の上ガイド
レール50aと下ガイドレール50bの間隔Hは、汚泥
掻寄装置4の下ビーム41の前部分41Aのスクレーパ
42が、汚泥掻寄方向に前進移動するときは、槽底11
に接して移動し、反対方向に後退移動するときは、槽底
11から離れて移動することができるように設定するよ
うにする。
【0030】また、汚水処理槽1の幅方向に対設したガ
イドレール50,50に、それぞれピンホイル54,5
4を嵌挿、支持し、ピンホイル54,54のボス部54
B,54B間に軸55を掛け渡すようにして一体とし、
この軸55を、軸受58を介して、パイプ状の駆動フレ
ーム59により支持し、この駆動フレーム59に原動機
56、例えば、減速機付モータを設置し、この原動機5
6を駆動することにより、軸55を介して、ピンラック
52に噛合するピンホイル54,54を回転させてピン
ホイル54,54を、ガイドレール50に沿って周回移
動するようにして、軸55及び駆動フレーム59を介し
て、汚泥掻寄装置4を往復移動させるようにする。
【0031】以下、この汚泥掻寄機の作用について説明
する。汚水処理槽1内に流入した汚水は、その下流方向
へ流下するとき、重力分離が行われて、汚泥分は沈降す
る。このとき、比重の大きいものは速く沈降するため、
比重の大きいものから順次汚水処理槽の上流側から下流
側の槽底11に沈降する。 一方、スカム分は水面に浮
遊し、汚泥分、スカム分が分離除去された汚水は、流出
樋3から排出される。槽底11に沈降する汚泥を、汚泥
ピットP側へ掻き寄せ、集泥する汚泥掻寄装置4は、駆
動装置5にて駆動されるが、この汚泥掻寄装置4の駆動
は、連続的、あるいは汚泥の沈降量に追従して間欠的に
行うことができ、これは汚水の流入量、汚泥の沈積量等
に応じて適宜選択的に行うことができる。
【0032】次に、汚泥掻寄装置4の駆動方法を説明す
る。原動機の駆動により駆動体51が、扁平ループ状の
ガイドレール50に導かれて周回移動するものとなる。
この駆動体51には、吊りロッド60,61を介して、
汚泥掻寄装置4、すなわち、スクレーパ42を配設した
下ビーム41の前部分41Aが吊垂支持され、また下ビ
ームの後部分41Bは吊りロッド6、又は支持装置7に
て吊垂支持されているので、駆動体の移動距離に応じ
て、汚泥掻寄装置4の下ビーム41は、汚水処理槽1の
長手方向にストローク長L2だけ移動する。そして、こ
の汚泥掻寄装置4の前後方向のストローク長L2を、好
ましくは、スクレーパ42を配設する間隔L1と等しい
か、間隔L1よりも長く設定することにより、汚泥掻寄
装置4が往復移動を繰り返すことにより、槽底11に沈
降した汚泥を、汚泥ピットP側へ掻き寄せ、集泥するこ
とができる。
【0033】この場合において、ピンラック52に噛合
して周回移動する駆動体51が、上ガイドレール50a
を汚水処理槽1の下流方向へ移動するとき、下ガイドレ
ール50bを汚水処理槽1の上流方向へ移動するときと
比較して、ロッド6又は60(61)は、上ガイドレー
ル50aと下ガイドレール50bの間隔H1だけ引き上
げられ、下ビーム41の先端側は、槽底11から持ち上
げられてスクレーパ42は後退するようになり、槽底1
1に沈降した汚泥は、下流方向への掻き寄せられず、逆
方向に移動しないものとなる。
【0034】また、汚泥掻寄装置4の下ビーム41の前
部分41Aを、後部分41Bに対して、屈曲部41Cを
介して、揺動可能に配設し、駆動装置5により、前部分
41Aのスクレーパ42が、汚泥掻寄方向に前進移動す
るときは、槽底11から少しの隙間、具体的には、10
mm程度の隙間をあけて移動し、反対方向に後退移動す
るときは、槽底11から高さHだけ持ち上げられて未掻
寄沈降汚泥を後方へ掻き戻さないように槽底11から大
きく離れて移動するように構成することにより、沈降す
る汚泥量が多く、さらに、汚泥掻寄装置4によって掻き
寄せられることにより、多量の汚泥が堆積する汚泥掻寄
装置4の下ビーム41の前部分41Aの往復移動を円滑
に行うことができ、沈降した汚泥の掻き寄せを、確実
に、かつ、安定して行うことができるものとなる。ま
た、これと併せて、下ビーム41の後部分41Bを前部
分41Aの駆動に追従して揺動又は摺動可能に吊垂支持
し、下ビーム41のスクレーパ42が槽底11に接触す
ることなく往復移動して汚泥を掻き寄せるように構成し
ているので、スクレーパ42の摩耗を低減し、かつ動力
ロスを低減することができる。
【0035】さらに、スクレーパ42は、前面及び背面
の形状を異ならせて、より具体的には、前面が略鉛直
面、背面が傾斜面、底面が槽底11に沿う断面直角三角
形に形成して構成されているため、汚泥掻寄装置4の下
ビーム41に配設したスクレーパ42が、汚泥掻寄方向
に前進移動するときは、汚泥を掻き寄せるように、反対
方向に後退移動するときは、沈降した汚泥に潜り込むよ
うにすることができ、沈降した汚泥の掻き寄せを、確実
に、かつ、安定して行うことができる。
【0036】なお、後部分41Bの支持装置7は、本実
施例に示す揺動支持方式のほか、摺動支持方式を採用す
ることができる。この摺動支持方式としては、図7〜図
17に示す種々の形態を採用することができる。以下、
その具体的な内容について説明する。
【0037】図7に示す実施例において、支持装置7
は、下ビーム41の後端部の上方の水面下の位置に、下
ビーム41とほぼ平行に、駆動装置5によるストローク
長L2より若干長いガイドレール75を池内側壁面に沿
って配設し、このガイドレール75により、下ビーム4
1の後部分41Bを吊垂支持する吊りロッド76に回転
可能に取り付けたローラ77を支持し、これにより、前
部分41Aと同様に、後部分41Bのスクレーパ42
が、槽底11から少しの隙間、具体的には、10mm程
度の隙間をあけて移動するように吊垂支持するものであ
る。この場合、ガイドレール75を配設する位置は、下
ビーム後部分の上方位置で、駆動装置5により下ビーム
41が前後進するとき、その前進端より後退端までに亘
ってローラ77が回転し、確実に支持されるように定め
るものとする。
【0038】これにより、沈降する汚泥量が多く、さら
に、汚泥掻寄装置4によって掻き寄せられることによ
り、多量の汚泥が堆積する汚泥掻寄装置4の下ビーム4
1の前部分41Aの往復移動を円滑に行うことができ、
沈降した汚泥の汚泥ピット側への掻き寄せを、確実に、
かつ、安定して、しかも、動力ロスを少なく行うことが
できるものとなる。
【0039】次に、図8に示す実施例において、支持装
置7は、ガイドレール75とローラ77にて吊垂支持す
るが、本実施例では、下ビーム41の後端部の上方で、
水面より上方位置に、下ビーム41とほぼ平行にガイド
レール75を敷設する。このガイドレール75の長さ
は、駆動装置5によるストローク長L2より若干長いも
のとし、かつその配置位置も下ビーム41が前後進する
とき、その前進端より後退端までに亘ってローラ77に
て確実に支持されるようにする。
【0040】これにより、汚泥掻寄装置4の駆動及び摺
動部分はすべて水面上方に配設されているため、沈降す
る汚泥量が多く、さらに、汚泥掻寄装置4によって掻き
寄せられることにより、多量の汚泥が堆積する汚泥掻寄
装置4の下ビーム41の前部分41Aの往復移動を円滑
に行うことができ、沈降した汚泥の汚泥ピット側への掻
き寄せを、確実に、かつ、安定して、しかも、動力ロス
を少なく行うことができるものとなる。また、下ビーム
41の後部分の支持装置7は、水面上に配置されたガイ
ドレール75上を、ローラ77が摺動するため、水中に
摺動部がないので、ローラ77にし渣等が引っ掛かるこ
となく、常に円滑な運動を行うことができる。
【0041】次に、図9に示す実施例において、支持装
置7は、下ビーム41の後端部の下面に、ローラ77を
回転可能に支持したブラケット76Bを取り付け、この
ローラ77が槽底11に直接接触するようにし、これに
より、下ビーム41の後端部を摺動可能に支持するもの
である。なお、この場合、ローラ77が回転して移動す
る長さは、駆動装置5によるストローク長L2とほぼ等
しく、槽底11をローラ77が回転し易いようにし、か
つ前部分41Aと同様に、後部分41Bのスクレーパ4
2が、槽底11から少しの隙間、具体的には、10mm
程度の隙間をあけて移動するように支持するものであ
る。これにより、下ビーム41が前後進するとき、その
前進端より後退端までに亘ってローラ77にて確実に支
持される。
【0042】これにより、沈降する汚泥量が多く、さら
に、汚泥掻寄装置4によって掻き寄せられることによ
り、多量の汚泥が堆積する汚泥掻寄装置4の下ビーム4
1の前部分41Aの往復移動を円滑に行うことができ、
沈降した汚泥の汚泥ピット側への掻き寄せを、確実に、
かつ、安定して、しかも、動力ロスを少なく行うことが
できるものとなる。
【0043】次に、図10に示す実施例において、支持
装置7は、下ビーム41の後端部の下面に、ローラ77
を回転可能に支持したブラケット76Bを取り付けるよ
うにし、さらに、このローラ77と接するガイドレール
75Rを槽底11に敷設し、ガイドレール75R及びロ
ーラ77を介して、下ビーム41の後端部を摺動可能に
支持するようにしたものである。
【0044】これにより、下ビーム41の後部分の下方
に取り付けられたローラ77の回転がより円滑に行える
ようになり、沈降する汚泥量が多く、さらに、汚泥掻寄
装置4によって掻き寄せられるとき、多量の汚泥が堆積
する汚泥掻寄装置4の下ビーム41の前部分41A及び
後部分41Bの往復移動を円滑に行うことができ、沈降
した汚泥の汚泥ピットPへの掻き寄せを、確実に、か
つ、安定して、しかも、動力ロスを少なく行うことがで
きるものとなる。
【0045】次に、図11〜図12に示す実施例におい
て、支持装置7は、下ビーム41の下面及び槽底11に
それぞれ配置したガイドレール75a,75b間に、ロ
ーラ77を上下から挟むようにし、これにより下ビーム
41の後端部の摺動を円滑に行えるように支持するよう
にしたものである。この場合、下ビーム41の前部分4
1Aと同様に、後部分41Bのスクレーパ42が、槽底
11から少しの隙間、具体的には、10mm程度の隙間
をあけて移動するように支持するようにする。
【0046】この場合、両ガイドレール75a,75b
は、図11〜図12に示すように、同じ構成とすること
ができるが、この下ビーム41の動作ストロークSは、
下ビーム41に取り付けたフライトピッチSと等しい
か、あるいはこれより若干大となるように設定し、ガイ
ドレール75aの全長は、ローラ77の転動距離Lが、
下ビーム41の動作ストロークSの半分の1/2となる
ため、フライトピッチSより短くてもよい。これは、図
12に示すように、下ビーム41がフライトピッチSだ
け後退したとき、下ビーム側接触点aはa’に、下ガイ
ドレール側の接触点bはb’に移行するためである。
【0047】これにより、ローラ77と、上下のガイド
レール75a,75bとの間は転動となるため、特に、
汚砂が混じった環境においても、下ビーム41の移動時
の摩擦抵抗、すなわち下ビーム41の移動のために必要
となる動力は大幅に軽減されるものとなり、汚泥掻寄装
置4の下ビーム41の後部分41Bの往復移動を円滑に
行うことができ、沈降した汚泥の汚泥ピットP側への掻
き寄せを、確実に、かつ、安定して、しかも、動力ロス
を少なく行うことができるものとなる。
【0048】次に、図13に示す実施例において、支持
装置7は、槽底11に沿って配設する下ガイドレール7
5bを、平坦に形成するとともに、一方、下ビーム41
の下面に配設する上ガイドレール75aを、ローラ77
の転動時において、ローラ77がガイドレール75aか
ら脱落しないように、ローラガイド溝75cを形成した
ものである。
【0049】これにより、ローラ77は、上ガイドレー
ル75aと下ガイドレール75b間を安定して転動しな
がら導かれるものとなる。
【0050】次に、図14〜図15に示す実施例におい
て、支持装置7は、下ビーム41及び汚水処理槽1にそ
れぞれ配置したガイドレール75a,75b間に、ロー
ラ77を上下から挟むようにし、これにより下ビーム4
1の後端部の摺動を円滑に行えるように支持するように
したものである。この場合、上ガイドレール75aは、
下ビーム41から吊りフレーム41Fを突設し、この吊
りフレーム41Fの上端外側に突出するように、かつ内
側壁面に沿うようにする。また、下ガイドレール75b
は、この上ガイドレール75aと対向し、かつ汚水処理
槽1の壁面に突設したブラケット75dにて支持するよ
うにする。そして、ローラ77がガイドレール75a,
75b間から脱落しないように、ガイドレール75a,
75bには、ローラ77と接する面にローラガイド溝7
5cをそれぞれ形成し、ローラ77の側面も支持するよ
うにする。
【0051】これにより、ローラ77と、上下のガイド
レール75a,75bとの間は転動となるとともに、ロ
ーラ77の支持位置が槽底11より上方位置となるた
め、特に、汚砂が混じった環境においても、下ビーム4
1の移動時の摩擦抵抗、すなわち下ビーム41の移動の
ために必要となる動力は大幅に軽減されるものとなり、
汚泥掻寄装置4の下ビーム41の後部分41Bの往復移
動を円滑に行うことができ、沈降した汚泥の汚泥ピット
P側への掻き寄せを、確実に、かつ、安定して、しか
も、動力ロスを少なく行うことができるものとなる。ま
た、メンテナンス時、汚水処理槽1の汚水を完全に抜か
なくても、少なくとも、上下のガイドレール75a,7
5bの位置まで水位を下げることにより、メンテナンス
を行うことができる。
【0052】なお、この実施例において、支持装置7を
構成するローラ77に代えて、図16に示すように、鋼
球77Bを用いることができる。
【0053】次に、図17に示す実施例において、支持
装置7は、下ビーム41及び汚水処理槽1にそれぞれ配
置したガイドレール75a,75b間に、ローラ77を
上下から挟むようにし、これにより下ビーム41の後端
部の摺動を円滑に行えるように支持するようにしたもの
である。この場合、上ガイドレール75aは、下ビーム
41から吊りフレーム41Fを突設し、この吊りフレー
ム41Fの上端外側に突出するように、かつ内側壁面に
沿うようにする。また、下ガイドレール75bは、この
上ガイドレール75aと対向し、かつ汚水処理槽1の壁
面に突設したブラケット75dにて支持するようにす
る。そして、ローラ77がガイドレール75a,75b
間から脱落しないように、上ガイドレール75aの側面
に補助ガイド75eを、上ガイドレール75aに沿って
配設し、ローラ77の側面を支持するようにする。
【0054】これにより、ローラ77と、上下のガイド
レール75a,75bとの間は転動となるとともに、ロ
ーラ77の支持位置が槽底11より上方位置となるた
め、特に、汚砂が混じった環境においても、下ビーム4
1の移動時の摩擦抵抗、すなわち下ビーム41の移動の
ために必要となる動力は大幅に軽減されるものとなり、
汚泥掻寄装置4の下ビーム41の後部分41Bの往復移
動を円滑に行うことができ、沈降した汚泥の汚泥ピット
P側への掻き寄せを、確実に、かつ、安定して、しか
も、動力ロスを少なく行うことができるものとなる。ま
た、メンテナンス時、汚水処理槽1の汚水を完全に抜か
なくても、少なくとも、上下のガイドレール75a,7
5bの位置まで水位を下げることにより、メンテナンス
を行うことができる。
【0055】そして、図11〜図15及び図17に示し
た実施例において用いるローラ77は、ガイドレール7
5a,75bに沿って安定して転動するように、ローラ
77の径Dと長さLの関係は、D/Lの値を大きく設定
することが望ましく、特に限定されるものではないが、
通常、D/Lの値を0.75以上に設定するようにす
る。
【0056】以上、本発明の汚泥掻寄機について、複数
の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に
記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記
載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しな
い範囲において適宜その構成を変更することができるも
のである。また、本発明の汚泥掻寄機の構成は、汚泥を
対象とするもののほか、沈砂を対象とする沈砂掻寄機に
も適用することができ、これを排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】本第1発明の汚泥掻寄機によれば、汚泥
掻寄装置の前部分を、駆動装置により汚泥掻寄方向に前
進移動するときに汚泥を掻き寄せるように吊垂支持し、
後部分を前部分の駆動に追従して揺動可能に吊垂支持
し、汚泥掻寄装置のスクレーパが槽底に接触することな
く往復移動して汚泥を掻き寄せるように構成しているの
で、汚水中にはスプロケットホイールなどの駆動部がな
く、駆動部が汚泥等の混入した汚水と接触することによ
って、摩耗したり、腐食することを未然に防止できると
ともに、スクレーパの摩耗を低減し、かつ動力ロスを低
減することができ、これにより、装置の耐久性及びエネ
ルギ効率を向上することができる。
【0058】また、汚泥掻寄装置を揺動可能に吊垂支持
した吊りロッドと汚泥掻寄装置の枢着部分をカバーにて
被覆することにより、枢着部分へのごみ等の侵入や汚水
及び汚泥による枢着部分の摩耗、腐食を防止して動作の
円滑性、確実性を確保することができる。
【0059】本第2発明の汚泥掻寄機によれば、汚泥掻
寄装置の前部分を、駆動装置により汚泥掻寄方向に前進
移動するときに汚泥を掻き寄せるように吊垂支持し、後
部分を前部分の駆動に追従して摺動可能に支持し、汚泥
掻寄装置のスクレーパが槽底に接触することなく往復移
動して汚泥を掻き寄せるように構成しているので、汚水
中にはスプロケットホイールなどの駆動部がなく、駆動
部が汚泥等の混入した汚水と接触することによって、摩
耗したり、腐食することを未然に防止できるとともに、
スクレーパの摩耗を低減し、かつ動力ロスを低減するこ
とができ、これにより、装置の耐久性及びエネルギ効率
を向上することができる。
【0060】また、汚泥掻寄装置の後部分を、汚水処理
槽に沿って敷設したガイドレール上を移動するローラを
介して、摺動可能に支持するように構成することによ
り、汚泥掻寄装置の後部分を、大きな摺動抵抗がかかる
ことなく確実に、かつ、安定して、しかも、動力ロスを
少なく支持することができる。
【0061】また、汚泥掻寄装置の後部分を、汚水処理
槽の槽底に沿って移動するローラを介して、摺動可能に
支持するように構成することにより、簡単な構造で以
て、汚泥掻寄装置の後部分を確実に支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚泥掻寄機の一実施例の要部を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図2】本発明の汚泥掻寄機の動作説明図で、汚泥掻寄
機が後退移動している状態を示す正面図である。
【図3】ガイドレールとピンホイルとの関係を示す側面
図である。
【図4】ガイドレールの正面図である。
【図5】スクレーパを備えた下ビームを示し、(A)は
平面図、(B)は正面図、(C)は断面図、(D)は浮
力材を配設した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の汚泥掻寄機を適用した汚水処理槽の全
形を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図7】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図8】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図9】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図10】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図11】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図12】図11の詳細説明図で、(A)は下ビームの
前進位置を、(B)は同後退位置をそれぞれ示す。
【図13】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図14】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図15】ガイドレールとローラとの関係を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図16】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図17】本発明の汚泥掻寄機の変形実施例の要部を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図18】従来の汚泥掻寄機を示し、(A)は平面図、
(B)は正面図である。
【符号の説明】
1 汚水処理槽 11 槽底 4 汚泥掻寄装置 41 下ビーム 41F 吊りフレーム 42 スクレーパ 5 駆動装置 51 駆動体 60,61 吊りロッド 7 支持装置 72 吊りロッド 75,75R ガイドレール 76B ブラケット 77 ローラ 8 スカム掻寄装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−45450(JP,A) 特開 平7−60010(JP,A) 特開 平11−137912(JP,A) 実公 昭49−26353(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 21/00 - 21/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水処理槽の槽底に沿って往復移動し汚
    泥を掻寄せるように配設した汚泥掻寄装置と、該汚泥掻
    寄装置を吊垂支持して往復移動するようにして水面上に
    設置した駆動装置とからなる汚泥掻寄機において、汚泥
    掻寄装置の前部分を、駆動装置により汚泥掻寄方向に前
    進移動するときに汚泥を掻き寄せるように吊垂支持し、
    後部分を前部分の駆動に追従して揺動可能に吊垂支持
    し、汚泥掻寄装置のスクレーパが槽底に接触することな
    く往復移動して汚泥を掻き寄せるように構成したことを
    特徴とする汚泥掻寄機。
  2. 【請求項2】 汚泥掻寄装置の揺動可能に吊垂支持した
    吊りロッドと汚泥掻寄装置の枢着部分をカバーにて被覆
    したことを特徴とする請求項1記載の汚泥掻寄機。
  3. 【請求項3】 汚水処理槽の槽底に沿って往復移動し汚
    泥を掻寄せるように配設した汚泥掻寄装置と、該汚泥掻
    寄装置を吊垂支持して往復移動するようにして水面上に
    設置した駆動装置とからなる汚泥掻寄機において、汚泥
    掻寄装置の前部分を、駆動装置により汚泥掻寄方向に前
    進移動するときに汚泥を掻き寄せるように吊垂支持し、
    後部分を前部分の駆動に追従して摺動可能に支持し、汚
    泥掻寄装置のスクレーパが槽底に接触することなく往復
    移動して汚泥を掻き寄せるように構成したことを特徴と
    する汚泥掻寄機。
  4. 【請求項4】 汚泥掻寄装置の後部分を、汚水処理槽に
    沿って敷設したガイドレール上を移動するローラを介し
    て、摺動可能に支持するように構成したことを特徴とす
    る請求項3記載の汚泥掻寄機。
  5. 【請求項5】 汚泥掻寄装置の後部分を、汚水処理槽の
    槽底に沿って移動するローラを介して、摺動可能に支持
    するように構成したことを特徴とする請求項3記載の汚
    泥掻寄機。
JP2000220488A 1999-11-01 2000-07-21 汚泥掻寄機 Expired - Lifetime JP3330125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220488A JP3330125B2 (ja) 1999-11-01 2000-07-21 汚泥掻寄機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31091899 1999-11-01
JP11-310918 1999-11-01
JP2000220488A JP3330125B2 (ja) 1999-11-01 2000-07-21 汚泥掻寄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001190905A JP2001190905A (ja) 2001-07-17
JP3330125B2 true JP3330125B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=26566511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000220488A Expired - Lifetime JP3330125B2 (ja) 1999-11-01 2000-07-21 汚泥掻寄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3330125B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5554113B2 (ja) * 2009-03-30 2014-07-23 三機工業株式会社 汚泥かき寄せ装置
CN115040901A (zh) * 2022-06-04 2022-09-13 那自恒 一种周边传动式污水处理用刮泥机及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001190905A (ja) 2001-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849381B2 (ja) ベルト型ろ過濃縮機
KR200157552Y1 (ko) 스컴 및 이끼제거수단이 구비된 슬러지 제거장치
JP3330125B2 (ja) 汚泥掻寄機
CN213407825U (zh) 一种二次沉淀池
KR100377872B1 (ko) 슬러지 스크레이퍼
JP3909539B2 (ja) 汚泥掻寄機
JP3338805B2 (ja) 汚泥掻寄機
KR200413347Y1 (ko) 수중대차
CN205832699U (zh) 一种周边传动刮泥机
JP2001145804A (ja) 汚泥掻寄機
JP3993866B2 (ja) 汚泥等回収装置
JP4240346B2 (ja) スカム掻寄装置
JP3909562B2 (ja) 汚泥掻寄機
JP4223884B2 (ja) スカム掻寄機
JP4082588B2 (ja) 汚泥掻寄機
JP2011224525A (ja) 沈降滞留物除去装置
JP2002035507A (ja) 汚泥掻寄機
JP4088614B2 (ja) 汚泥回収装置
JP3909538B2 (ja) 汚泥掻寄機
JP2003039065A (ja) 汚泥掻寄機におけるスカム掻寄装置
KR200407296Y1 (ko) 원형조 슬러지 수집장치
JP2003334404A (ja) 沈殿槽における沈殿物の排出装置
RU154397U1 (ru) Устройство механического удаления осадка из отстойника
CN218485240U (zh) 一种周边驱动刮泥机
CN210333587U (zh) 一种链条式水面刮油机

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3330125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term