JP3329960B2 - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電写真複写機やプリ
ンターなどの画像形成装置に装備の現像装置に対するト
ナー補給装置に関し、具体的には、トナーカートリッジ
によるトナーの補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のトナー補給装置に用いられるトナ
ーカートリッジは、一般には、樹脂フイルムをカートリ
ッジ本体のトナー補給口のまわりに熱溶着し、かつ、こ
の樹脂フイルムをトナー補給口側に折り返して成るもの
で、トナーの補給に際しては、樹脂フイルムを折り返し
た側から現像装置のカートリッジ装填部にトナーカート
リッジを装填し、かつ、カートリッジ本体の抜け出しを
阻止した状態で、トナー補給口側への折り返しフイルム
を引っ張って、樹脂フイルムの熱溶着部を引き剥がし、
もって、トナー補給口を開封させる補給形態がとられ
る。
【0003】ところで、上記のトナーカートリッジにお
いては、国内はもとより世界各地への輸送時における気
圧や温湿度の変化に耐えて、トナーを漏らさずに密閉す
る必要があることから、カートリッジ本体に対する樹脂
フイルムの熱溶着には高い密着強度が要求される。
【0004】一方、トナー補給の面からは、カートリッ
ジ本体に対する樹脂フイルムの引き剥がしを弱い力で楽
に行えることが求められる。この樹脂フイルムの引き剥
がしが最も困難なのは、折り返しフイルムを引っ張って
の引き剥がし初期のことであって、初期における引き剥
がしさえ楽に行えれば、爾後の樹脂フイルムの引き剥が
しは比較的容易に行えることから、一般には図1に示す
ように、カートリッジ本体6に対する樹脂フイルム8の
熱溶着部eを、折り返しフイルム8aの折り返し方向で
山形になるように形成して、樹脂フイルム8の初期にお
ける引き剥がしのきっかけをつけるように考慮されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように考
慮されているにも拘らず、初期における樹脂フイルム8
の引き剥がしには、かなりの力を必要としたのである。
そこで試行錯誤して、折り返しフイルムを引っ張った状
態で、熱溶着部との境界に折り目を付けるように折り返
し部を指で加圧して、折り返し部を押さえつつ折り返し
フイルムを引っ張ったところ、樹脂フイルムの初期にお
ける引き剥がしを弱い力で軽く且つ楽に行うことができ
たのである。
【0006】この点について鋭意考察した結果、次なる
事実が判明したのである。即ち、上記の樹脂フイルム
は、耐圧面ならびに強度面から通常は50μm程度の厚
みがあって、樹脂フイルムそのものは曲げに対して強い
腰を有しており、而して常態では、図3(A)に示すよ
うに、樹脂フイルム8の折り返し部dに曲率半径の大き
な所謂アールが存在するのに対して、折り返し部を指で
加圧しつつ折り返しフイルムを引っ張るときは、折り返
し部の曲率半径が極めて小さくなっていて、樹脂フイル
ム8の初期における所謂曲率分離による引き剥がしを弱
い力で軽く且つ楽に行う上で、樹脂フイルム8の折り返
し部dの曲率半径を小さくすればよいことが判明したの
である。
【0007】本発明は、上記の知見に基づいて成された
ものであって、簡単な構造の付加によって、樹脂フイル
ムの初期における引き剥がしを軽く且つ楽に行えるよう
にしたトナー補給装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、トナー補給口のまわりに樹脂フイルムを
熱溶着すると共に、この樹脂フイルムをトナー補給口側
に折り返し、かつ、その折り返しフイルムを引っ張っる
ことでトナー補給口が開封されるようにトナーカートリ
ッジを構成する一方、このトナーカートリッジを樹脂フ
イルムの折り返し部側から樹脂フィルムの引き剥がし方
向の反対方向に装填するようにした現像装置側のカート
リッジ装填部には、トナーカートリッジの装填に伴っ
て、その装填の終期に前記折り返し部を加圧させる加圧
手段を設けた点に特徴がある。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、カートリッジ装填部への
トナーカートリッジの装填に伴って樹脂フイルムの折り
返し部が加圧され、その折り返し部の曲率半径が小さく
なることから、この状態で折り返しフイルムを引っ張る
ことによって、折り返し部を押さえつつ折り返しフイル
ムを引っ張る状態が現出されることになり、これによっ
てトナー補給口のまわりに熱溶着された樹脂フイルムの
初期の引き剥がしを弱い力で軽く且つ楽に行うことがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は例えば静電写真複写機に装備される現像装
置のホッパー1に対するトナー補給装置を示し、具体的
には、ホッパー1のカートリッジ装填部2にトナーカー
トリッジ3を装填して、カートリッジ内部に収容のトナ
ーをホッパー1に流下補給させるトナー補給装置を示し
ている。
【0011】上記のトナーカートリッジ2は、図2にも
示すように、キャップ4によって封止されるトナー補充
口5が形成されたカートリッジ本体6と、このカートリ
ッジ本体6のトナー補給口7まわりのフランジ面部aに
熱溶着される樹脂フイルム8とから成り、かつ、前記カ
ートリッジ本体6の長手方向一側のフランジ面部aに
は、ホッパー1側の突起bに係止する抜け止め凹部cを
形成したカートリッジ挿抜用の把手9を連設する一方、
前記樹脂フイルム8を把手9側に折り返して、この折り
返しフイルム8aの端縁を例えば粘着テープ10によっ
てカートリッジ本体6に接合している。
【0012】前記ホッパー1のカートリッジ装填部2に
は、前記トナーカートリッジ3の幅方向両端側のフラン
ジ面部a,aに対するガイド溝部材11,11が設けら
れていて、前記トナーカートリッジ3を樹脂フイルム8
の折り返し部d側から装填するように構成されており、
更に、カートリッジ装填部2の奥部には、前記トナーカ
ートリッジ3の装填に伴って、その装填の終期に前記樹
脂フイルム8の折り返し部dを加圧させる加圧手段12
が設けられている。
【0013】この加圧手段12は、カートリッジ先端の
フランジ面部aに作用してトナーカートリッジ3の浮き
上がりを阻止する部材(この実施例では、硬質の樹脂ロ
ーラとしているが、弾性ローラや金属製ローラであって
もよい。)13を、ガイド溝部材11,11にわたるブ
ラケット部材14に回転可能に設けると共に、この浮き
上がり阻止部材13の下方に相対峙させて前記ブラケッ
ト部材14に弾性ローラ15を設け、かつ、この弾性ロ
ーラ15と前記浮き上がり阻止部材13との間の隙間寸
法を、前記フランジ面部aの厚さ寸法よりもやゝ小に設
定して、トナーカートリッジ3の装填に伴うフランジ面
部aの係入によって、前記弾性ローラ15をやゝ弾性変
形させつつ、浮き上がり阻止部材13と弾性ローラ15
とを回転させるように構成している。
【0014】尚、図1で明らかなように、前記樹脂フイ
ルム8のトナー補給口7まわりに対する熱溶着部eの
内、折り返し部d側の熱溶着部eを、折り返しフイルム
8aの折り返し方向で山形になるように形成して、後述
する樹脂フイルム8の引き剥がしのきっかけをつけるよ
うに考慮している。
【0015】上記の構成において、前記樹脂フイルム8
の折り返し部d側からホッパー1のカートリッジ装填部
2にトナーカートリッジ3を装填し、かつ、ホッパー1
側の突起bに抜け止め凹部cを係止させて、カートリッ
ジ装填部2に対するカートリッジ本体6の抜け出しを阻
止した状態で、折り返しフイルム8aを引っ張り、カー
トリッジ本体6に対する樹脂フイルム8の熱溶着部e
を、それの山形の頂部から引き剥がして、トナー補給口
7を開封させる点では従来と変わりはない。
【0016】しかし、本発明においては、カートリッジ
装填部2の奥側に加圧手段12を設けているので、図3
(A),(B)に示すように、浮き上がり阻止部材13
と弾性ローラ15との間にカートリッジ先端のフランジ
面部aを押し込んで後の、更なる押し込みによるトナー
カートリッジ3の装填の終期においては、弾性ローラ1
5がやゝ弾性変形しつつ、前記浮き上がり阻止部材13
と弾性ローラ15とが回転して、この浮き上がり阻止部
材13と弾性ローラ15とによって樹脂フイルム8の折
り返し部dが加圧されることで、トナーカートリッジ3
の所定の装填状態では、折り返し部dの曲率半径が極め
て小さくなる。
【0017】而して、この加圧状態で折り返しフイルム
8aを引っ張ると、同図(C)に示すように、やゝ弾性
変形している弾性ローラ15が逆向きに回転すること
で、実質的に、折り返し部dを指で押さえつつ折り返し
フイルム8aを引っ張る状態が現出されることになり、
これによって、トナー補給口7のまわりに熱溶着された
樹脂フイルム8の所謂曲率分離による初期の引き剥がし
を、弱い力で軽く且つ楽に行うことができる。
【0018】このことから、上記の実施例では、樹脂フ
イルム8の初期における引き剥がしのきっかけをつける
ように、カートリッジ本体6に対する樹脂フイルム8の
熱溶着部eを山形に形成しているが、このような考慮を
払わなくても樹脂フイルム8を楽に引き剥がすことが容
易に可能となり、勿論、樹脂フイルム8の熱溶着部eを
山形に形成することが好適であることは言うまでもな
い。
【0019】尚、加圧手段12は上記の構成に限られる
ものではなく、例えば、前記ガイド溝部材11,11そ
のものをトナーカートリッジ3の浮き上がり阻止部材に
利用して、上記したローラタイプの浮き上がり阻止部材
13を省略したり、図4に示すように、ガイド溝部材1
1,11の上板部にわたって板状部材を設けて、これを
浮き上がり阻止部材13にする構成に変更可能である。
或いは図5に示すように、上記の弾性ローラ15に換え
て、これをフランジ面部aの挿入を容易にする湾曲面S
を形成した金属製の板状部材15aと、この板状部材1
5aを上方に持ち上げ付勢する付勢部材15bとに変更
しての実施も可能である。
【0020】また実施例では、弾性ローラ15と浮き上
がり阻止部材13との間の隙間寸法を、トナーカートリ
ッジ3のフランジ面部aの厚さ寸法よりもやゝ小に設定
しているが、トナーカートリッジ3の装填に伴って折り
返し部dを加圧させ得るならば、上記の隙間寸法をフラ
ンジ面部aの厚さ寸法程度に設定してもよく、また、上
記の弾性ローラ15を金属製のローラに置き換えても実
施が可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトナー補給
装置によれば、トナーカートリッジの装填に伴って樹脂
フイルムの折り返し部を加圧させる加圧手段を、現像装
置側のカートリッジ装填部に設ける簡単な改良技術によ
って、上記の樹脂フイルムを弱い力で軽く且つ楽に引き
剥がせるようになり、樹脂フイルムを高密着の強度で熱
溶着させることと、この樹脂フイルムを弱い力で楽に引
き剥がさせることとの相反する要求を、簡易に満たすこ
とができるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホッパーと上下を反転させたトナーカートリッ
ジとの斜視図である。
【図2】トナーカートリッジの縦断側面図である。
【図3】(A)はカートリッジ装填終期の間近の状態を
示す動作図、(B)はカートリッジ装填終期の状態を示
す説明図、(C)は折り返しフイルムの引き剥がし状態
を示す説明図である。
【図4】浮き上がり阻止部材の別実施例を示す断面図で
ある。
【図5】加圧手段の別実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
2…カートリッジ装填部、3…トナーカートリッジ、7
…トナー補給口、8…樹脂フイルム、8a…折り返しフ
イルム、12…加圧手段、13…浮き上がり阻止部材、
15…弾性ローラ、d…折り返し部。
フロントページの続き 審査官 ▲高▼橋 祐介 (56)参考文献 特開 昭61−170760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー補給口のまわりに樹脂フイルムを
    熱溶着すると共に、この樹脂フイルムをトナー補給口側
    に折り返し、かつ、その折り返しフイルムを引っ張っる
    ことでトナー補給口が開封されるようにトナーカートリ
    ッジを構成する一方、このトナーカートリッジを樹脂フ
    イルムの折り返し部側から樹脂フィルムの引き剥がし方
    向の反対方向に装填するようにした現像装置側のカート
    リッジ装填部には、トナーカートリッジの装填に伴っ
    て、その装填の終期に前記折り返し部を加圧させる加圧
    手段を設けてあることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】 圧手段が、トナーカートリッジの浮き
    上がり阻止部材と、トナーカートリッジの装填に伴って
    回転し且つ樹脂フイルムの折り返し部に加圧力を付与す
    る弾性ローラとから成る請求項1記載のトナー補給装
    置。
  3. 【請求項3】 加圧手段が、トナーカートリッジの浮き
    上がり阻止部材と、トナーカートリッジのフランジ面部
    の挿入を容易にする湾曲面を形成した金属製の板状部材
    と、この板状部材を上方に持ち上げ付勢する付勢部材と
    から成る請求項1記載のトナー補給装置。
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