JP4154177B2 - 現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置 - Google Patents

現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4154177B2
JP4154177B2 JP2002180663A JP2002180663A JP4154177B2 JP 4154177 B2 JP4154177 B2 JP 4154177B2 JP 2002180663 A JP2002180663 A JP 2002180663A JP 2002180663 A JP2002180663 A JP 2002180663A JP 4154177 B2 JP4154177 B2 JP 4154177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
developer
pair
belt
longitudinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002180663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004029055A (ja
JP2004029055A5 (ja
Inventor
浩海 森永
文朗 田澤
長嶋  利明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002180663A priority Critical patent/JP4154177B2/ja
Publication of JP2004029055A publication Critical patent/JP2004029055A/ja
Publication of JP2004029055A5 publication Critical patent/JP2004029055A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4154177B2 publication Critical patent/JP4154177B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電式複写機やプリンタ等の画像形成装置の現像装置に供給される現像剤が収容された現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真画像形成プロセスを用いて、記録用紙等の記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、及びワードプロセッサなどが含まれる。
【0003】
ここで、現像カートリッジとは、現像手段と現像剤容器とを一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能としたものであり、少なくとも現像手段を有している。また、プロセスカートリッジとは、像担持体としての電子写真感光体(以下、感光体ドラムという)、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニング手段を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能としたもの、または、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち少なくとも一つと、感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能としたもの、或いは、少なくとも現像手段と感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能としたものをいう。
【0004】
ところで、画像形成装置においては、従来から、感光体ドラムと該感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性の向上を図ることができる。このため、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。また、現像手段と現像剤容器とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能とした現像カートリッジも用いられている。
【0005】
このような、プロセスカートリッジ及び現像カートリッジは、現像手段を内蔵する画像形成装置本体に現像剤(以下、トナーという)を供給するトナー収納容器を有している。
【0006】
このトナーは、画像形成プロセスの進行に伴って消費されるため、適時に補給を行う必要があり、このトナー補給にはトナー収納容器が用いられている。そして、このトナー収納容器には、複写機等にトナーを一度に補給するトナー収納容器のほかに、コンピュータ、ファクシミリ、CAD等の情報機器端末装置のプリンタに使用されるプロセスカートリッジのトナー収納容器としても用いられている。また、多色画像形成装置の現像カートリッジのトナー収納容器としても用いられている。
【0007】
ここで、プロセスカートリッジのトナー収納容器を一例として説明すると、主にプロセスカートリッジのトナー排出口をシール部材でシールし、本体へトナーを排出する際には、該シール部材を外部から引き抜き除去して開封する操作を行うことにより、容器内に収納されているトナーを、開封されたトナー排出口から感光体ドラム側へ排出させて補給する。このために、一般的にトナーシールフィルムと呼ばれるトナー排出口を封止するシール部材が用いられている。
【0008】
前記トナーシールフィルムとしては、一軸延伸発泡ポリプロピレン(以下、1軸延伸発泡PPと記す)にシーラント層をラミネートしたフィルム、ポリエステル・延伸ナイロン・低密度ポリエチレンにシーラント層をラミネートしたフィルムなどが一般的に用いられ、シーラント層としてはエチレン=酢酸ビニル共重合体系のものが用いられている。
【0009】
また、最近では、このトナーシールフィルムを直線的に安定的に開封するための補助手段として予め『ハーフカット』(トナーシールフィルムを貫通しない)と呼ばれる切りこみ線を加工し、この切りこみ線に沿って開封されるトナーシールフィルムも用いられている。
【0010】
前記トナーシールフィルムの固着方法としては、主に熱溶着や両面テープなどに代表される粘着材を用いた接着がその手段として採用されているが、該トナーシールフィルムを、トナー収納容器に熱溶着にて固着する場合の主たる一例としては、例えばヒートシール式やインパルスシール式が知られている。
【0011】
ここで、ヒートシール式について概要を述べると、予め電熱線等によって蓄熱されたシール治具を溶着対象(トナーシールフィルム及びトナー収納容器)に圧着してトナーシールフィルムとトナー収納容器を溶着する。シール治具の溶着面には、その形跡として溶着跡を残すための熱溶着パターンが形成されており、そのシール治具を一定の時間圧着することによってトナーシールフィルムを固着する。
【0012】
一方のインパルスシール式について概要を述べると、非溶着時のシール治具はほぼ常温状態であり、圧着時のみ通電することにより加熱昇温してトナーシールフィルムを溶着し、通電が終了すると直ちに常温にもどる。そのシール治具は、母体となるヒーター取り付けブロック(後述する「ホルダ」の別称)と、熱溶着パターンを形成するヒーターリボンから構成されている。
【0013】
ヒーターリボンは、厚さ0.3mm程度のニッケル−クロム鋼、或いはステンレスなどの板金から成り、熱溶着パターンと略同一の形状を有していて、該ヒーターリボンと、電極から通電するための取付板とが一体となった形で形成されたものである。
【0014】
一般的には、ヒーター取付ブロックとヒーターリボンとは、共に導電性の金属が用いられているために、治具組立の際は、これらの間に絶縁性シートやカバーを介在させたり、又はこれらを絶縁性シートやカバーで被覆したりする。この絶縁シートとして、主にテフロン(登録商標)クロス基材の保護テープなどが用いられている。
【0015】
このヒーターリボンに通電、すなわち電圧を印加すると、熱溶着パターンに沿って圧着温度が上昇し、溶着対象物が溶着される。よって、ヒートシール式と比較した場合のインパルスシール式のメリットは以下の通りとなる。
▲1▼ 溶着治具は溶着時(加圧・電圧印加)以外は、ほぼ常温状態であるため、合間のメンテナンス作業が容易である。
▲2▼ ヒートシール式よりも速い工程時間の設定が可能である。
▲3▼ 装置規模の簡略化(省電力・省駆動力)が可能である。
【0016】
以上のように、装置の維持・コストの面で利点があるため、最近はインパルスシール式によるトナーシールフィルムの溶着も多く採用されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、年々コンパクト化が要求されるトナー収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジへのインパルスシール式によるトナーシール溶着においては、以下のような課題が新たに発生していた。
【0018】
すなわち、例えば、トナーシールフィルムをトナー収納容器に溶着固定する際、かなり制限された溶着範囲の中で溶着を行う場合に、ヒーターリボンが加熱によって膨張し、溶着範囲を越えて溶着してしまうおそれがある。また、ヒーターリボンの加熱膨張によって、ヒーターリボンを覆っている絶縁被覆が破れる場合がある。
【0019】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、いわゆるインパルスシール式の溶着装置を用いて、コンパクト化、省スペース化が可能な現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにその製造方法に用いる溶着装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像手段を内蔵する画像形成装置本体に着脱可能で、かつ現像剤が充填された現像剤収納容器本体を有し、該現像剤収納容器本体に形成された現像剤排出用の細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器の製造方法において、前記溶着固定に用いる溶着装置は、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定することを特徴とする。
【0021】
請求項2に記載の発明は、現像手段を内蔵する画像形成装置本体に着脱可能で、かつ現像剤が充填された現像剤収納容器本体を有し、該現像剤収納容器本体に形成された現像剤排出用の細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器の製造方法において、前記溶着固定に用いる溶着装置は、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在し、前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体及び補助発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体及び補助発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定することを特徴とする。
【0022】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の現像剤収納容器の製造方法において、前記現像剤収納容器が、前記現像剤シール部材を前記容器開口部の長手方向に沿って引き裂いて開封する構成を有していることを特徴とする。
【0023】
請求項4に記載の発明は、画像形成装置本体に備えた像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジの製造方法において、前記溶着固定に用いる溶着装置は、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定することを特徴とする。
【0024】
請求項5に記載の発明は、画像形成装置本体に備えた像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジの製造方法において、前記溶着固定に用いる溶着装置は、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在し、前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体及び補助発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体及び補助発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定することを特徴とする。
【0025】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の現像カートリッジの製造方法において、前記現像カートリッジが、前記容器開口部の長手方向寸法よりも長くかつ中間部を折り返して引き出された前記現像剤シール部材を、前記容器開口部の長手方向に沿って引き裂いて開封する構成を有していることを特徴とする。
【0026】
請求項7に記載の発明は、静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの製造方法において、前記溶着固定に用いる溶着装置は、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、ことを特徴とする。
【0027】
請求項8に記載の発明は、静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの製造方法において、前記溶着固定に用いる溶着装置は、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在し、前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体及び補助発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体及び補助発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定することを特徴とする。
【0028】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のプロセスカートリッジの製造方法において、前記プロセスカートリッジが、前記容器開口部の長手方向寸法よりも長くかつ中間部を折り返して引き出された前記現像剤シール部材を、前記容器開口部の長手方向に沿って引き裂いて開封する構成を有していることを特徴とする。
【0029】
請求項10に記載の発明は、現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく現像剤収納容器に形成された細長状の容器開口部の周囲に熱溶着パターンを形成して現像剤シール部材を溶着固定して前記容器開口部を封止するとともに、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成され、通電により加熱されてシール部材を対象物に溶着固定可能な薄板状の帯状発熱体を備えた溶着装置において、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備えることを特徴とする。
【0030】
請求項11に記載の発明は、現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく現像剤収納容器に形成された細長状の容器開口部の周囲に熱溶着パターンを形成して現像剤シール部材を溶着固定して前記容器開口部を封止するとともに、前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成され、通電により加熱されてシール部材を対象物に溶着固定可能な薄板状の帯状発熱体と、該帯状発熱体に近接配置された補助発熱体と、を備えた溶着装置において、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在することを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明に係る現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置について説明する。
【0043】
[第1の実施の形態]
図1は、画像形成装置Aの外観を示し、図2は、画像形成装置AにプロセスカートリッジBを装着した時の装置内部構成を示している。
【0044】
画像形成装置Aは、パーソナルコンピュータなどのホスト(外部機器)からの情報に応じて、電子写真方式の画像形成プロセスを用いて感光体ドラムに画像を形成するレーザービームプリンタである。
【0045】
尚、以下の説明において、プロセスカートリッジB(図2、図3)の短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体A1に対し着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致している。又、プロセスカートリッジBの長手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体A1へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)している。
【0046】
画像形成装置Aは、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体(例えば、記録用紙、OHPシート、布など)に画像を形成する。つまり、図2に示す画像形成装置Aは、像担持体としてのドラム形状の感光体ドラム7を有していて、この感光体ドラム7を帯電手段8によって帯電させ、次いでこの感光体ドラム7に光学手段1から画像情報に応じたレーザー光を照射(走査露光)してドラム表面に潜像を形成する。この潜像を、現像ユニット(現像装置)U1が、現像剤(トナー)によりトナー像として現像する。
【0047】
一方、感光体ドラム7へのトナー像の形成と同期して、カセット3aにセットされた記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d及びレジストローラ対3eで反転搬送する。次いで、感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2に転写する。
【0048】
その後、トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段5は、駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有していて、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して、転写されたトナー像を定着する。
【0049】
トナー像が定着された記録媒体2は、排出ローラ対3g、3h、3iで搬送され、反転経路3jを通して排出トレイ6へと排出される。排出トレイ6は、画像形成装置Aの装置本体A1の上面に設けられている。
【0050】
プロセスカートリッジBは、カートリッジカバー(開閉部材)A2を開閉することによって、画像形成装置Aに取り外し可能に装着できる。
【0051】
次に、前記プロセスカートリッジBについて説明する。
【0052】
図3は、プロセスカートリッジBの外観を示し、図4は、プロセスカートリッジBの概略断面を示す。
【0053】
プロセスカートリッジBは、現像ユニットU1とクリーニングユニットU2とが回転可能に結合されてハウジングが構成されていて、このハウジングが装置本体A1に取り外し可能に装着される。現像ユニットU1は、トナー収納部11bの外郭としてのトナー枠体(トナー収納容器)11と、現像手段9、及び該現像手段9を支持する現像枠体12とを有する。又、クリーニングユニットU2は、感光体ドラム7と、帯電手段8と、クリーニング手段10及びクリーニング枠体16と、ドラムシャッタ部材18とを有する。
【0054】
プロセスカートリッジBは、図4に示すように、感光層を有する感光体ドラム7が回転され、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電する。次いで、光学手段1からの画像情報に応じたレーザービーム光を、露光開口部1eを介して感光体ドラム7へ照射して潜像を形成する。この潜像を、トナーを用いて現像手段9によって現像する。即ち、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接触して、かつ該感光体ドラム7に従動回転するように設けられており、感光体ドラム7の帯電処理を行う。現像手段9は、感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム7に形成された潜像を現像する。
【0055】
ここで、現像手段9は、内部がトナー収納部11bとなっているトナー枠体11内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、現像剤担持体である現像ローラ9cへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵した現像ローラ9cを回転させると共に、該現像ローラ9cの周面のトナー量を規定する現像剤量規制部材(現像ブレード)9dによって摩擦帯電負荷を付与したトナー層を現像ローラ9cの表面に形成する。そのトナーを、感光体ドラム7の現像領域へ供給し、潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視化する。
【0056】
そして、転写ローラ4にトナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段10によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。ここで、クリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として、除去トナー溜め10bへ集める。
【0057】
尚、プロセスカートリッジBは、トナーを収納するトナー収納部11bを有するトナー収納容器を形成するトナー枠体11と、現像ローラ9cなどの現像手段9を保持する現像室12bを形成する現像枠体12とを結合する。そして、これに感光体ドラム7、クリーニングブレード10aなどのクリーニング手段10、及び帯電ローラ8を取り付けたクリーニング枠体16を結合して構成している。このプロセスカートリッジBは、操作者によって装置本体A1に着脱可能である。
【0058】
プロセスカートリッジBは、図3に示すように、長手方向の両端面のほぼ同一平面上に円筒形ガイド23a、短手ガイド23b、長手ガイド12cを有する。円筒形ガイド23aは、感光体ドラム7の中心線上にその中心を有する。長手ガイド12cは、プロセスカートリッジBの画像形成装置本体A1への装着方向Xとほぼ平行な方向に長く、円筒形ガイド23aに続いている。短手ガイド23bは円筒形ガイド23aの上方に離れて位置する。
【0059】
プロセスカートリッジBを画像形成装置本体A1に装着するには、次のようにして行う。
【0060】
カートリッジカバーA2が開かれた状態で、装着方向Xから見て装置本体A1の左右の内壁に、前下がりのそれぞれ上下2条のガイドレール(図示せず)が見える。この上側のガイドレールに短手ガイド23b、下側のガイドレールに円筒形ガイド23a及び長手ガイド12cを嵌合して斜め下方へプロセスカートリッジBを移動すると、プロセスカートリッジBは、図2に示す位置で、円筒形ガイド23aがガイドレールの終端に設けた位置決め溝(図示せず)に嵌合して位置が定まる。プロセスカートリッジBの姿勢は、クリーニング枠体16の上面が装置本体A1の固設部材(図示せず)に当接して定まる。
【0061】
尚、プロセスカートリッジBの装置本体A1からの取り外しは、上記装着操作の逆の作用で行われる。また、上記ガイドレール、位置決め溝などにより装置本体A1側のプロセスカートリッジBの装着手段が構成される。
【0062】
ここで、現像ユニットU1について説明する。図5は、プロセスカートリッジBの現像ユニットU1とクリーニングユニットU2を分離した状態を示し、図6は、現像ユニットU1を構成する現像枠体12を示す。また、図7は、同じく現像ユニットU1を構成するトナー枠体11を示す。
【0063】
現像ユニットU1は、図4、図6、図7に示すように、現像枠体12の長手方向にほぼ平行に1本ずつ存在する溶着リブ12aが、相対向するトナー枠体11のフランジ11aに一体的に溶着されることで構成される。また、現像枠体12の長手方向の両端部には、図6に示すように、端部シール14、15がそれぞれ両面テープで固定されている。
【0064】
図7及び図8に示すように、細長状のトナー排出口(容器開口部)11cの周囲には、該トナー排出口11cを密閉するためのトナーシールフィルム(現像剤シール部材)13が溶着される。このトナーシールフィルム13は、熱溶着パターンPの表面形状を成す熱溶着パターン部62aを有する熱溶着装置(図12および図17参照)にて固着することができる。図9は、熱溶着パターンPの全体形状の一例を示しており、この熱溶着パターンPは、後述する第2の実施の形態のインパルスシール式によって得られた熱溶着パターンである。
【0065】
続いて、図10及び図11に基づき、前述したトナーシールフィルム13について説明する。
【0066】
図10は、トナー枠体11にトナーシールフィルム13を溶着した状態を示している。
【0067】
同図に示すように、トナーシールフィルム13は、トナー枠体11のトナー排出口11cの周縁に熱溶着パターンPに沿って貼り付けられているカバーシール部13dと、これと同じ幅の折り重ね部13bを有している。そして、カバーシール部13dと折り重ね部13bのおおよその境界線を図中の一点鎖線で示し、その近傍を開封開始部Cとして表している。詳しくは、実質の開封開始端部CPは熱溶着パターンPの一端が相当する。
【0068】
トナーシールフィルム13は、プロセスカートリッジBが使用開始されるまでの間に、トナー収納容器11bに収納されているトナーTが現像室12b(図4参照)に排出されるのを防止している。
【0069】
画像形成装置AにプロセスカートリッジBを新たに装着する場合、図11に示すように、トナーシールフィルム13を開封方向O(プロセスカートリッジBの長手方向と略平行)に引き抜いてから装着する。即ち、トナーシールフィルム13は、トナー枠体11のトナー排出口11cを封止している部分の長手方向の長さより長く、例えば2倍以上に設定されている。そして、トナー枠体11のトナー排出口11cの周縁部に固着されていないトナーシールフィルム13の部分(折り重ね部)13bは、トナー枠体11に固着された部分(カバーシール部13d)の上に折り返された後、その端部がプロセスカートリッジBの長手方向一端側面から突出する把手11tに固着されている。この状態で、トナー枠体11は現像枠体12と結合される。
【0070】
従って、操作者はトナーシールフィルム13の開封に際し、把手11tを把持し、図11における矢印Oにて示す方向に引っ張ることにより、トナーシールフィルム13を、折り返し部13a側から順次引き出すことができる。これによって、本実施の形態では、トナーシールフィルム13がそのまま引き剥がされる。
【0071】
次に、インパルスシール式の溶着装置について説明する。
【0072】
図12は、本実施の形態におけるインパルスシール治具の全容を示す図である。
【0073】
溶着装置は、ヒーターリボン(帯状発熱体)62を保持するホルダ(ヒーター取り付けブロックの別称)61、ヒーターリボン62の加熱膨張が現れやすい長手方向の両端に組み付けする規制部材68、絶縁部材としてテフロン(登録商標)クロス(不図示)、エポキシ樹脂板材の絶縁板63、電極取付板64を取り付けるためのビス66とその絶縁カラー65、前記規制部材68の固定を補助する補助板67を有している。さらには、これらで構成する溶着面と溶着対象となる被溶着物とを互いに表面保護するための絶縁被覆用として、溶着装置の溶着面全面をテフロン(登録商標)クロス(不図示)で覆っている。
【0074】
ホルダ61には、ヒーターリボン62の熱溶着パターン部62aを位置決めするための凸面部61aが形成されている。また、この凸面部61aはヒーターリボン62の内郭稜線62cと当接させて、ヒーターリボン62が動かないようにするために、前記内郭稜線62cが成す形状に内接するような長方形状の凸面になっている。この凸面部61aの高さはわずかにヒーターリボン62の厚さtよりも低く、本実施の形態ではt=0.3mmに対し、凸面61aの高さを0.2mm(寸法は不図示)とした。すなわちヒーターリボン62が、ホルダ61の凸面部61aよりも0.1mmの段差G(後述する図13及び図18参照)をつけてさらに凸方向に出ている状態となる。
【0075】
尚、前記ホルダ61は、ヒーターリボン62や規制部材68、電極取付板64等がしっかり固定でき、剛性が保たれれば特に材質を限定しないが、本実施の形態ではホルダ61の材質を、アルミニウム合金A5052とした。
【0076】
また、ホルダ61には、ヒーターリボン62を組み付ける前に絶縁のための絶縁板63を両面テープなどで取り付けておく。この絶縁板63は、通電時の短絡防止ができればよいので特に寸法は規定しない。更に、熱溶着パターン部62aとホルダ61との絶縁にはテフロン(登録商標)クロス(不図示)を介在させるが、このテフロン(登録商標)クロスの寸法も、通電時の短絡防止ができればよいので特に規定しない。本実施の形態では、テフロン(登録商標)クロス基材の保護テープ(不図示)を用い、その厚さを0.1mmとした。
【0077】
こうして、ホルダ61にヒーターリボン62と絶縁板63を組み付け、該絶縁板63の上にヒーターリボンの取付部62bがくるようにする。
【0078】
規制部材68は、接着やはめ込みのためのキー溝加工などで予めホルダ61へ適宜に固定し、さらに規制部材68の固定を補助する補助板67を取り付けた。この補助板67の固定は接着でも構わない。また、補助板67の厚さを見込んでホルダ61の長手方向の寸法を大きめに形成して、その長手方向の端部は補助板67に該当する部分を一体で形成しても良いし、あるいは単に規制部材68をホルダ61にねじ固定して補助板67を不要としても良い。
【0079】
前記規制部材68について説明を続けると、該規制部材68のヒーターリボン62を乗せる面には、予め0.2mmの凹みが施されている(図12参照)。これにより、ヒーターリボン62を組み付けたとき、先に述べたホルダ凸面61aと同様に、ヒーターリボン62が規制部材68の表面よりも0.1mmさらに凸になるのと同じ段差G(後述する図13参照)を生み出すようにした。
【0080】
ちなみに、規制部材68の物性について補足すると、ヒーターリボン62の加熱膨張による長手方向への変位を直接せきとめる当接面の硬さがブリネル硬さHB85未満の場合は、用いるヒーターリボン62の材質や寸法、または他方向に撓みやすい形状かどうか、またはインパルスシール式の溶着時の加圧条件の違いなどにもよるが、実験によれば、規制部材68の当接面で確実に加熱膨張による長手方向への変位をせき止められない可能性がある。
【0081】
また、規制部材68の縦弾性係数が72kN/mmを大幅に下回る場合も、たとえ規制部材68の当接面でヒーターリボン62をせき止めても、規制部材68自体がヒーターリボン62の膨張力に押されて歪み変形を起こすか、あるいは応力疲労を比較的早く引き起こす可能性がある。更に、縦弾性係数が72kN/mmよりも若干下回る程度の場合は、表面硬さがブリネル硬さHB85以上を満足していれば使用上は問題ないが、耐久性の点では間違いなく劣ってしまう。
【0082】
規制部材68の材質は、ヒーターリボン62の加熱膨張による長手方向変位を抑えられれば良いので特に限定しないが、表面硬さはブリネル硬さHB85以上で、かつ縦弾性係数72kN/mm以上であるのが望ましい。本実施の形態では、ホルダ61と同じアルミニウム合金A5052を用いた(但しこの場合、規制部材68とヒーターリボン62はテフロン(登録商標)クロス等を介在させて絶縁する必要がある)。なお、以上の物性を満足できれば、規制部材68は非金属でも構わない。
【0083】
更に説明を続けると、本実施の形態で用いるヒーターリボンの材質;SUS302B ステンレス鋼をはじめとするステンレスやニッケル−クロム鋼は本実施の形態で溶着自体は問題なく行える。
【0084】
ちなみに、線膨張係数がステンレス系は9.9×10 −6 〜20.2×10 −6 deg −1 に対し、ニッケル−クロム鋼は高いもので50×10 −6 や、150×10 −6 のものがあるが、後述する表1及び表2に示すサンプル数(1000個)を確保する前に破損しやすく耐久性に不具合の心配がある。
【0085】
また、線膨張係数が例えば上記9.9×10 −6 deg −1 を下回る材質のものでも加熱時の熱膨張によって伸びは必ず発生するため、規制部材はやはり必要となる。
【0086】
ここで、以上に述べた説明についてさらに補足すると、ホルダ61ならびに規制部材68は導電性物質のため、ヒーターリボン62と短絡、漏電を防止するために、規制部材68はホルダ61と一体とした後に、テフロン(登録商標)クロス基材の保護テープ(不図示)を貼り付け、ホルダ61と規制部材68の表面をヒーターリボン62との当接面に対して絶縁保護する。このとき、保護テープの中にしわや気泡、破れがないように、また熱溶着パターンPの形が明瞭に現れるように貼り付けを行う。そして、絶縁被覆を施した後にヒーターリボン62を組み付ける。
【0087】
次に、溶着対象となるトナーシールフィルム13が、ヒーターリボン62の加熱昇温によって、ヒーターリボン62に誤って付着するのを防止するため、もしくはヒーターリボン62による熱影響(変形・融解など)を直接受けないようにするため、以上に述べたように組み付けたインパルスシール治具の上からテフロン(登録商標)クロス基材の保護テープ(不図示)を貼り付け、治具の表面を保護し、同時に溶着対象の表面保護も兼ねる。このときも保護テープの中にしわや気泡、破れがないように、また熱溶着パターンPの形が明瞭に現れるように貼り付けを行う。
【0088】
最後に、電極取付板64をヒーターリボン62の取付部62bの上から取り付けて絶縁カラー65を介在させたビス66で取り付ける。
【0089】
以上で、本実施の形態に係るインパルスシール式の溶着装置が使用可能な状態となる。
【0090】
尚、溶着装置の各部の寸法は以下の通りである。
治具全長(L21):321mm
治具全幅(L22):48mm
規制部材68の寸法(L23):5mm
規制部材68の全幅(L22):48mm
規制部材68の厚さ(L24):8mm
規制部材68の寸法(L25):3mm
ヒーターリボン62の厚さ(t):0.3mm
ヒーターリボン62の全長(L31、図19参照)は315mm、同全幅は48mmである。
【0091】
尚、完成したシール治具を図12に示すような断面方向A−Aから見た場合、図13に示す通り、ホルダ61とヒーターリボン62に段差Gが作られる。この段差Gはトナーシールフィルム13を溶着する際、該トナーシールフィルム13上に溶着跡を確実につけるためには必要である。本実施の形態ではこの段差Gを0.1mmとした。
【0092】
ちなみにこの段差が0.1mm未満の場合、トナーシールフィルム13の溶着自体は可能であるが、ヒーターリボン62以外の部分、例えばボルダ61の凸面部61aもトナーシールフィルム13及びトナー収納容器11により強く圧接される傾向になるため、熱溶着パターンPの跡が不明瞭になっていき、トナーシールフィルム13の本来必要な固着力すなわちシール性は確実に損なわれる。
【0093】
よって、確実なシール性を保つためにはこの段差Gが0.1mm以上あることがより望ましい。但し、本発明の目的は、あくまでもヒーターリボン62の膨張を規制部材68で直接せき止めることにあるため、本実施の形態に用いたヒーターリボン62の厚さt=0.3mmに対しては、この段差Gは0.1mmを超えても、例えば0.15mmなどの数値(0.3mmを下回る値)でなければならない。
【0094】
例えば、逆にこの段差Gは、ホルダ凸面部61aの高さを増やしたり、ヒーターリボン62の厚さを増やしたりする場合は、インパルスシールの溶着条件(溶着時間、印加電圧、圧着時間)が適宜設定でき、かつ規制部材68が確実にヒーターリボン62の加熱膨張による長手変位をせき止められ、更に熱溶着パターンPの跡が確実に残せる構成であれば特に問題はない。例えば、ホルダ凸面部61aの高さ0.2mmは変えずに、ヒーターリボン62の厚さ0.5mmを用いて、段差Gを0.3mmとしても良い。
【0095】
[第2の実施の形態]
本実施の形態においても、基本的な構成は前述した実施の形態と同じであり、実施に用いた画像形成装置やプロセスカートリッジも同じであるため、以下、第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
【0096】
図14は、トナー枠体11にトナーシールフィルム13を溶着した状態を示している。
【0097】
トナーシールフィルム13は、トナー枠体11のトナー排出口11cの周縁に熱溶着パターンP及びサブシールパターンPsに沿って貼り付けられているカバーシール部13dと、これより幅の狭い折り重ね部13bを有している。
【0098】
尚、サブシールパターンPsは、後述するカバーシール側縁部13d3を、このサブシールパターンPsによる溶着で押さえ込んで開封操作(引き裂き開始)を補助するために設けられたものである。具体的には、引き裂き開始部を確実に押さえて引き裂き易くするためである。
【0099】
ちなみに、サブシールパターンPsのもうひとつの目的として、ヒーターリボン62の形状パターン(シールパターン)をできるだけ均一的で対称的な形状を保つためにサブシールとして必要とする溶着形状を分離することが必要な場合がある。ヒーターリボンを対称的な形状にすることにより、電圧を印加した際に各ヒーターリボンを流れる電流値のばらつきを抑えることができ、結果的に部分的な溶着ムラを起こさせない、安定した溶着が行える。こうした理由もサブシールパターンを設ける目的となっている。
【0100】
そして、カバーシール部13dと折り重ね部13bの境界線を図中の一点鎖線で示し、その近傍を開封開始部Cとして表している。詳しくは、実質の開封開始端部CPはトナーシールフィルム13の稜線13d1と引き裂きガイド13cの交差する2箇所が相当する。
【0101】
本実施の形態では、図14に示すように、開封開始部Cは、プロセスカートリッジBの長手方向に沿うカバーシール部13dの側縁部13d3に対しほぼ直角に延びるトナーシール肩部(肩部)13fと、それに対して斜めになった開封開始部Cの稜線(斜辺)13d1とが続いた形状を有する。この稜線13d1を切れ始めとして開封するように、トナーシールフィルム13の開封の補助手段として引き裂きガイド13c(図15の31c1)がトナーシールフィルム13の長手方向に沿って形成されている。
【0102】
引き裂きガイド13c(31c1)としては、開封する部分の全長L4にわたって、炭酸ガスレーザーRの照射によって形成されたトナーシールフィルム13を貫通しない切り込み線(ハーフカット)が2箇所施されている(図15及び図16をも参照。)。この引き裂きガイド13c(31c1)に沿って、開封方向Oに向かって引っ張られたトナーシールフィルム13が直線的に開封される。以下、引き裂きガイド13c(31c1)を「ハーフカット」と呼ぶ。
【0103】
トナーシールフィルム13は、プロセスカートリッジBが使用開始されるまでの間に、トナー収納部11bに収納されているトナーTが現像室12b(図4参照)に排出されるのを防止している。
【0104】
画像形成装置AにプロセスカートリッジBを新たに装着する場合、図11に示したように、トナーシールフィルム13を開封方向O(プロセスカートリッジBの長手方向と略平行)へ引き抜いてから装着する。即ち、トナーシールフィルム13は、トナー枠体11のトナー排出口11cを封止している長手方向の長さより長く、例えば2倍以上に設定されている。そして、トナー枠体11のトナー排出口11cの周縁部に固着されていないトナーシールフィルム13の部分(折り重ね部)13bは、トナー枠体11に固着された部分(カバーシール部13d)の上に折り返された後、その端部がプロセスカートリッジBの長手方向一端側面から突出する把手11tに固着されている。この状態で、トナー枠体11は現像枠体12と結合される。
【0105】
従って、操作者はトナーシールフィルム13の開封に際し、把手11tを把持し、図11の矢印O方向に引っ張ることにより、トナーシールフィルム13を、折り返し部13a側から順次引き出すことができる。これによって、トナーシールフィルム13は、開封開始部Cから2条のハーフカット13cに沿って順次引き裂かれて開封される。そして、トナーシールフィルム13の開封方向に対して開封開始部Cとは反対側の端部近傍で、該トナーシールフィルム13はトナー枠体11に残存する部分と切断分離される。
【0106】
次に、図17に基づき、本実施の形態に用いたインパルスシール式の溶着装置について説明する。なお、基本的な構成は、前述した溶着装置と同じであるため、相違するところだけを以下に述べる。
【0107】
本実施の形態においては、ホルダ61の一端にサブヒーターリボン(補助発熱体)69を追加したものである。このサブヒーターリボン69は、サブシール部69aと取付部69bとを有し、取付けの際には、サブシール部69aと取付部69bとをほぼ直角を成すように折り曲げてからホルダ61に取り付ける。その際、先述したヒーターリボン62(メインシール)と同様に、絶縁板70と電極取付板71が必要になる。
【0108】
尚、規制部材68について説明を付け加えると、ヒーターリボン62及びサブヒーターリボン69を乗せる面には、予め0.2mmの凹みが施されている(図17参照)。これにより、ヒーターリボン62を組み付けたとき、先に述べたホルダ凸面61aと同じく、ヒーターリボン62及びサブヒーターリボン69が0.1mmさらに凸になるのと同じ段差G(後述する図18参照)を生み出すようにした。
【0109】
溶着装置の基本的な寸法は、治具全長L28を除いて、前述した寸法と同じであるため、本実施の形態では、先述した部分と違うところだけを以下に述べる。治具全長(L28):323mm
サブヒーターリボン69のシール部の寸法(L26):2mm
サブヒーターリボン69のシール部の寸法(L27):5mm
サブヒーターリボン69の溶着パターンの寸法(L30):46mm
規制部材68のサブヒーター取り付け側の寸法(L30):46mm
【0110】
ちなみに、サブヒーターリボン69とヒーターリボン62が最も接近している部分のすき間L29は1mmとした。
【0111】
尚、完成した溶着装置を図17の断面方向B−Bから見た場合、図18に示す通り、ホルダ61とヒーターリボン62とサブヒーター69との間に段差Gが作られる。この段差Gは、トナーシールフィルム13を溶着する際、該トナーシールフィルム13上に溶着跡をつけるためには必要であり、本実施の形態ではこの段差Gを0.1mmとした。
【0112】
ちなみに、この段差が0.1mm未満の場合、トナーシールフィルム13の溶着自体は可能であるが、ヒーターリボン62以外の部分、例えばボルダ61の凸面部61aや規制部材68の凹みが無い部分もトナーシールフィルム13及びトナー収納容器11により強く圧接される傾向になるため、熱溶着パターンPの跡が不明瞭になっていき、トナーシールフィルム13の本来必要な固着力すなわちシール性は確実に損なわれる。
【0113】
よって、確実なシール性を保つためには、この段差Gが0.1mm以上あることがより望ましい。但し、本発明の目的は、あくまでもヒーターリボン62の膨張を規制部材68で直接せき止めることにあるため、本実施の形態に用いたヒーターリボン62の厚さt=0.3mmに対しては、この段差Gは0.1mmを超えても、例えば0.15mmなどの数値(0.3mmを下回る値)でなければならない。
【0114】
例えば、逆にこの段差Gは、ホルダ凸面部61aの高さや規制部材68の凹み量を増やしたり、ヒーターリボン62の厚さを増やしたりする場合は、インパルスシールの溶着条件(溶着時間、印加電圧、圧着時間)が適宜設定でき、かつ規制部材68が確実にヒーターリボン62の加熱膨張による長手変位をせき止められ、更に熱溶着パターンPの跡が確実に残せる構成であれば特に問題はない。例えば、ホルダ凸面部61aの高さや規制部材68の凹み量0.2mmは変えずに、ヒーターリボン62の厚さ0.5mmを用いて、段差Gを0.3mmとしても良い。
【0115】
次に、第1及び第2の実施の形態の効果について説明する。
【0116】
前述したインパルスシール治具を用いて、実際にトナーシールフィルムの溶着を行い、規制部材68が無い場合との比較について説明する。
【0117】
図19は、トナーシールフィルムの溶着を表す図である。溶着の対象となるトナーシール13を、もうひとつの溶着対象であるトナー収納容器11(簡略図示)に熱溶着パターンPが溶着跡として残るように固着する。
【0118】
通常のヒートシール方式では、シール治具は加熱されてかつ一定の温度に保持されていて、その全長は殆ど変化しないため、熱溶着パターンPの全長L31はほぼ同じであり、測定誤差も含めてその差は0.5mm程度である。しかしインパルスシール方式では、ヒーターリボン62に電圧が印加(通電)されると常温からおおよそ120℃ないし200℃程度、場合によっては300℃程度まで急激に温度上昇する。このとき、特に長手方向で急激に加熱膨張し、その溶着跡となる熱溶着パターンPは、図19に示すようにL31よりも長いLxとなる。
【0119】
この現象は、変形を起こしやすく、かつ寸法の大きい長手方向寸法において特に現れやすく、短手方向は、逆に寸法が比較的小さいため殆ど加熱膨張の影響は現れない。これは、第2の実施の形態のサブヒーターリボン69についても同じであり、加熱膨張の影響はヒーターリボン62(メインシール)の長手方向が最も大きい。
【0120】
尚、本実施の形態で行ったインパルスシールの溶着条件は以下の通りである。
加圧力:1Mpa(ヒーターリボンにかかる加圧力)
加熱時間:0.6秒
加圧時間:1.6秒
印加電圧:16V
【0121】
以上のような形態で、実際にトナーシールフィルム13の溶着を行い、規制部材68が無いシール治具(不図示)と、第1の実施の形態で溶着した熱溶着パターンPの全長L31と、溶着跡の長さLxの差を確認したところ、表1に示すような結果となった。
【0122】
【表1】
第1の実施の形態での規制部材効果の確認結果
サンプル数1000
Figure 0004154177
【0123】
表1に示すように、規制部材68を装着することによって、ヒーターリボン62の加熱膨張による長手変位を直接せき止め、加熱膨張時のヒーターリボン62の変位によるテフロン(登録商標)クロス(シール治具の被覆)との摩擦変位も抑えられるために、テフロン(登録商標)クロスの損傷を抑えられることが判明した。
【0124】
この結果から、熱溶着範囲(特に全長方向)が限られたものに対しても、限られた溶着範囲からはみ出すことなくインパルスシールが可能となることが証明された。
【0125】
次に、第2の実施の形態に示すように、複数のヒーターリボン62,69でトナーシールフィルム13の溶着を行い、規制部材68が無いシール治具(不図示)と、第2の実施の形態で溶着した熱溶着パターンPの全長L31と、溶着跡の長さLxとの差を確認したところ、表2に示すような結果となった。
【0126】
【表2】
第2の実施の形態での規制部材効果の確認結果
サンプル数1000
Figure 0004154177
【0127】
表2に示すように、規制部材68を装着することによって、ヒーターリボン62の加熱膨張による長手変位を直接せき止め、テフロン(登録商標)クロス(シール治具の被覆)との摩擦変位も抑えられるために、テフロン(登録商標)クロスの損傷を抑えられることが判明した。また、複数のヒーターリボン62,69間の、相互接触の防止にも効果が得られることが確認できた。
【0128】
ちなみに、複数のヒーターリボン62,69が相互に接触した場合、目的とする発熱量が過剰もしくは不足する部分が発生し、トナーシールフィルム13の着き具合がばらついてしまう。
【0129】
尚、本実施の形態においては、ヒーターリボン62,69の材質はSUS302B ステンレス鋼(線膨張係数が16.2×10 −6 deg −1 (100℃以下)〜20.2×10 −6 deg −1 (100℃超))にて形成して確認したが、目的とするヒーターリボンの熱膨張による溶着範囲越えや被覆損傷の防止が達成されればよいので特に材質は限定しない。少なくとも線膨張係数が20.2×10−6deg−1以下であれば、これらの結果から効果は明らかである。
【0130】
ここで、線膨張係数が20.2×10 −6 deg −1 を超える材質を用いた場合、傾向としては加熱膨張による長手変位がより大きくなる。その材質が仮に剛性が低く、本実施の形態で用いた規制部材68で膨張変位をせき止められたとしても、そのヒーターリボン62の内部応力ひずみは大きくなり、その結果としてヒーターリボン自体の破壊でヒーターリボンの耐久性が落ちる可能性がある。
【0131】
逆に、その材質の剛性が高い場合は、本実施の形態で用いた規制部材68ではヒーターリボン62の膨張変位を充分にせき止められず、そのヒーターリボン62が規制部材68を乗り越えてはみ出す可能性がある。仮にその対応策として、より強い剛性の規制部材68を用いてせき止め効果が得られるとしても、結局そのヒーターリボン62の内部応力ひずみは大きくなり、その結果としてヒーターリボン自体の破壊でヒーターリボンの耐久性が落ちる可能性がある。なお、線膨張係数が20.2×10 −6 deg −1 を下回る材質を用いる分には、勿論何ら不具合はない。
【0132】
ちなみに、本実施の形態において、仮にヒーターリボン62の昇温が300℃に達するとして、常温が23℃であるとした場合、理屈上の伸び量ΔL合計は、(300℃−23℃)×(線膨張係数20.2×10 −6 )×ヒーターリボン62の全長315mm=1.63mmとなるが、実際にはヒーターリボン62の形状、大きさ、シール治具の加圧力によって伸び量が変わるため、本実施の結果は実際の伸び量を溶着後の熱溶着パターンPの全長Lxで確認した。
【0133】
なお、以上のような確認要領にて、図20ないし図21に示すようなトナー収納容器においても確認を行った。
【0134】
図20は、画像形成装置本体の現像装置に設けられたホッパー容器40にトナーを補給するためのトナー容器の斜視図であり、具体的には第2の実施の形態のトナーシールフィルム13を固着した状態を例示したトナー収納容器である。
【0135】
図21は、そのトナー収納容器を画像形成装置本体へ装着した状態を表わす概略断面図である。
【0136】
図20に示す形態においても、トナーシールフィルム、インパルスシール方法・治具に係る寸法・位置関係は前述した実施の形態と全く変わらず、溶着跡伸び量の低減効果(結果)においても表1に示す結果と同じであることが確認できた。
【0137】
また、以上説明した本実施の形態では、トナーシールフィルム13、プロセスカートリッジB、トナー収納容器11について述べたが、現像ローラ9cや現像ブレード9d等の現像部材と、トナーを収納したトナー収納容器11を一体のカートリッジ(現像装置)とし、画像形成装置本体A1に着脱可能とした現像カートリッジに対しても、同様に適用されるものである。
【0138】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、いわゆるインパルスシール式の溶着装置における帯状発熱体の加熱膨張による溶着範囲越えや絶縁被覆の損傷を防止することができると共に、複数の帯状発熱体間の相互接触を防止することができる。これにより、コンパクト化、省スペース化が可能な現像剤収納容器、現像カートリッジ及びプロセスカートリッジを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により得られたプロセスカートリッジ等を着脱可能な画像形成装置の外観斜視図である。
【図2】図1の画像形成装置の内部構成を示す概略縦断面図である。
【図3】図1の画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジの一例の外観斜視図である。
【図4】図3のプロセスカートリッジの内部構成を示す概略縦断面図である。
【図5】図3のプロセスカートリッジの現像ユニット(U1)とクリーニングユニット(U2)を分離した状態を示す外観斜視図である。
【図6】図3のプロセスカートリッジにおける現像ユニットを構成する現像枠体の外観斜視図である。
【図7】図3のプロセスカートリッジにおける現像ユニットを構成するトナー収納容器の外観斜視図である。
【図8】図3に示すプロセスカートリッジにおけるトナー収納容器の外観斜視図である。
【図9】トナーシールフィルムの熱溶着パターンを説明するためのトナー収納容器の外観図である。
【図10】トナーシールフィルムが固着されたトナー収納容器を示す図であり、第1の実施の形態におけるトナーシールフィルムを溶着した拡大図である。
【図11】トナーシールフィルムを引き抜いた様子を示すトナー収納容器の外観図である。
【図12】第1の実施の形態におけるインパルスシール治具の全容を表す図である。
【図13】図12のA−A方向の断面図である。
【図14】トナーシールフィルムが固着されたトナー収納容器を示す図であり、第2の実施の形態におけるトナーシールフィルムを溶着した拡大図である。
【図15】トナーシールフィルムの層構成の一実施例を示す概略拡大断面図である。
【図16】トナーシールフィルムの一実施例の全体構成を示す概略斜視図である。
【図17】第2の実施の形態における2つのヒーターリボンを組み付けたインパルスシール治具の全容を表す図である。
【図18】図17のB−B方向の断面図である。
【図19】トナーシールフィルムを溶着した状態を表す略図である。
【図20】画像形成装置本体の現像装置に設けられたホッパー容器にトナーを供給するためのトナー補給容器(トナー容器)の一例の外観斜視図である。
【図21】トナー収納容器を画像形成装置本体へ装着した状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 光学手段
2 記録媒体
4 転写ローラ(転写手段)
5 定着手段
7 感光体ドラム(像担持体)
8 帯電ローラ(帯電手段)
9 現像手段
9c 現像ローラ
10 クリーニング手段
11 トナー枠体(トナー収納容器)
11b トナー収納部
11c トナー排出口(容器開口部)
12 現像枠体
12b 現像室
13 トナーシールフィルム(現像剤シール部材)
13a 折り返し部
13b 折り重ね部
13c 引き裂きガイド(ハーフカット)
13d カバーシール部
13d1 切り出し部の稜線(稜線部)
13d3 カバーシール部の側縁部
13f トナーシール肩部
13g 折り重ね部の側縁部
16 クリーニング枠体
40 トナー容器
50 ホッパー容器
A 電子写真画像形成装置
A1 画像形成装置本体
B プロセスカートリッジ
C 開封開始部
CP 開封開始端部
G 段差
P 熱溶着パターン
Ps サブシールパターン
T トナー
U1 現像ユニット(現像装置)
U2 クリーニングユニット
61 ホルダ
61a 凸面部
62 ヒーターリボン(帯状発熱体)
62a 熱溶着パターン部
62b 取付部
62c ヒーターリボン内郭稜線
63 絶縁板
64 電極取付板
65 絶縁カラー
66 ビス
67 補助板
68 規制部材
69 サブヒーターリボン(補助発熱体)
69a サブシール部
69b サブシール取付部
70 絶縁版
71 電極取付板

Claims (11)

  1. 現像手段を内蔵する画像形成装置本体に着脱可能で、かつ現像剤が充填された現像剤収納容器本体を有し、該現像剤収納容器本体に形成された現像剤排出用の細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器の製造方法において、
    前記溶着固定に用いる溶着装置は、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、
    ことを特徴とする現像剤収納容器の製造方法。
  2. 現像手段を内蔵する画像形成装置本体に着脱可能で、かつ現像剤が充填された現像剤収納容器本体を有し、該現像剤収納容器本体に形成された現像剤排出用の細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器の製造方法において、
    前記溶着固定に用いる溶着装置は、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在し、
    前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体及び補助発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体及び補助発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、
    ことを特徴とする現像剤収納容器の製造方法。
  3. 前記現像剤収納容器が、前記現像剤シール部材を前記容器開口部の長手方向に沿って引き裂いて開封する構成を有していることを特徴とする請求項2に記載の現像剤収納容器の製造方法。
  4. 画像形成装置本体に備えた像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジの製造方法において、
    前記溶着固定に用いる溶着装置は、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、
    ことを特徴とする現像カートリッジの製造方法。
  5. 画像形成装置本体に備えた像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジの製造方法において、
    前記溶着固定に用いる溶着装置は、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在し、
    前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体及び補助発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体及び補助発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、
    ことを特徴とする現像カートリッジの製造方法。
  6. 前記現像カートリッジが、前記容器開口部の長手方向寸法よりも長くかつ中間部を折り返して引き出された前記現像剤シール部材を、前記容器開口部の長手方向に沿って引き裂いて開封する構成を有していることを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジの製造方法。
  7. 静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの製造方法において、
    前記溶着固定に用いる溶着装置は、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、
    ことを特徴とするプロセスカートリッジの製造方法。
  8. 静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく形成された細長状の容器開口部の周囲を現像剤シール部材にて溶着固定して封止した現像剤収納容器とを有し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジの製造方法において、
    前記溶着固定に用いる溶着装置は、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成した薄板状の帯状発熱体と、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在し、
    前記現像剤シール部材を、前記帯状発熱体及び補助発熱体にて所定圧で加圧しながら、該帯状発熱体及び補助発熱体に所定時間通電して加熱することにより、前記容器開口部の周囲に溶着固定する、
    ことを特徴とするプロセスカートリッジの製造方法。
  9. 前記プロセスカートリッジが、前記容器開口部の長手方向寸法よりも長くかつ中間部を折り返して引き出された前記現像剤シール部材を、前記容器開口部の長手方向に沿って引き裂いて開封する構成を有していることを特徴とする請求項8に記載のプロセスカートリッジの製造方法。
  10. 現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく現像剤収納容器に形成された細長状の容器開口部の周囲に熱溶着パターンを形成して現像剤シール部材を溶着固定して前記容器開口部を封止するとともに、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成され、通電により加熱されてシール部材を対象物に溶着固定可能な薄板状の帯状発熱体を備えた溶着装置において、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備える、
    ことを特徴とする溶着装置。
  11. 現像剤担持体に向けて現像剤を排出すべく現像剤収納容器に形成された細長状の容器開口部の周囲に熱溶着パターンを形成して現像剤シール部材を溶着固定して前記容器開口部を封止するとともに、
    前記容器開口部の長手方向に前記熱溶着パターンを形成する一対の長手部分と前記一対の長手部分の端部をそれぞれ連絡する一対の短手部分とを平面状に一体に形成され、通電により加熱されてシール部材を対象物に溶着固定可能な薄板状の帯状発熱体と、
    該帯状発熱体に近接配置された補助発熱体と、を備えた溶着装置において、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記長手部分の内側側面を拘束する段差を有して、前記長手部分の長手方向への変位を許す発熱体支持ブロックと、
    前記帯状発熱体を厚み方向に突出させた状態で一対の前記短手部分の外側側面を拘束する段差を有して前記発熱体支持ブロックに対して固定され、前記長手部分の加熱膨張による長手方向への変位を阻止する一対の規制部材と、を備え、
    一方の前記規制部材は、前記帯状発熱体と該帯状発熱体に近接配置されて補強用の熱溶着パターンを形成する補助発熱体との間に介在する、
    ことを特徴とする溶着装置。
JP2002180663A 2002-06-21 2002-06-21 現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置 Expired - Fee Related JP4154177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002180663A JP4154177B2 (ja) 2002-06-21 2002-06-21 現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002180663A JP4154177B2 (ja) 2002-06-21 2002-06-21 現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004029055A JP2004029055A (ja) 2004-01-29
JP2004029055A5 JP2004029055A5 (ja) 2007-05-10
JP4154177B2 true JP4154177B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=31177706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002180663A Expired - Fee Related JP4154177B2 (ja) 2002-06-21 2002-06-21 現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4154177B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10642189B2 (en) * 2018-07-31 2020-05-05 Canon Kabushiki Kaisha Developer container unit, developing apparatus, and process cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004029055A (ja) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9304440B2 (en) Developer accommodating unit, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
US8238784B2 (en) Process cartridge remanufacturing method
US9291942B2 (en) Developer accommodating unit, process cartridge and image forming apparatus
US9354553B2 (en) Developer accommodating container, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
JP5333540B2 (ja) 現像装置
JP3977035B2 (ja) 現像剤容器の製造方法
US8355648B2 (en) Cartridge
EP0895138A2 (en) Sealing member, process cartridge and developer supply container
EP0638851B1 (en) Tearable sealing member, developing apparatus and process cartridge
JP2001356623A (ja) 像加熱装置および画像形成装置
JP4154177B2 (ja) 現像剤収納容器、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジの製造方法、並びにこれらに用いる溶着装置
EP1225486B1 (en) Toner supply container with a tearable sealing member
JP4748202B2 (ja) 現像装置
JP4310091B2 (ja) 現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ
JP4046992B2 (ja) 現像剤補給容器の製造方法及びプロセスカートリッジの製造方法
US20160349669A1 (en) Developer container, developing device, process cartridge and image forming apparatus
EP0631207B1 (en) Process cartridge and image forming apparatus
JP2004126142A (ja) 現像剤補給容器、現像カートリッジ及びプロセスカートリッジの製造方法、及びシール治具
JP2004151228A (ja) 現像装置
JP3825961B2 (ja) 現像装置
EP0651297B1 (en) Process cartridge and image forming apparatus
JP2007041193A (ja) 現像剤補給容器
JP2002318489A (ja) プロセスカートリッジの製造方法及び現像装置の製造方法及びインパルスシール装置
JPH11282302A (ja) 定着器
JP2005121888A (ja) 現像剤補給容器及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置及び現像剤補給容器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees