JPH07234576A - トナーカートリッジ容器組立方法及び組立装置 - Google Patents

トナーカートリッジ容器組立方法及び組立装置

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Publication number
JPH07234576A
JPH07234576A JP6025744A JP2574494A JPH07234576A JP H07234576 A JPH07234576 A JP H07234576A JP 6025744 A JP6025744 A JP 6025744A JP 2574494 A JP2574494 A JP 2574494A JP H07234576 A JPH07234576 A JP H07234576A
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JP
Japan
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toner cartridge
cartridge container
shutter member
toner
air cylinder
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Application number
JP6025744A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nishikawa
芳幸 西川
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トナーカートリッジ容器にシャッター部材を嵌
め合わせする際、引き剥し用フィルム熱融着が剥がれな
いようにしながら、簡単に嵌め合わせることができるト
ナーカートリッジ容器組立方法の提供。 【構成】トナー収納部102を密閉するための引き剥し
フィルム104の折り曲げ部104aが融着されている
トナーカートリッジ容器101を、その折り曲げ部10
4aをカバーするためのシャッター部材105に接近さ
せ、嵌め合わせるための第1エヤシリンダー4と、PE
Tフィルム10を保持するPETフィルム保持部9と、
トナーカートリッジ容器101の端部を、シャッター部
材105に嵌め合わせる際、引き剥しフィルム104の
折り曲げ部104aとシャッター部材105の内面との
間に、PETフィルム10を介在させるように、第1エ
ヤシリンダー4を制御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置等に用い
られるトナーを収納するトナーカートリッジ容器を、自
動組立する際のトナーカートリッジ容器組立方法及び組
立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置等には、現像剤補給
時にトナーの飛散等を防止するために、トナーを専用の
トナーカートリッジ容器に入れて取り扱う方法等が用い
られている。
【0003】一方、このようにして用いられるトナーカ
ートリッジ容器としては、例えばトナーを収納するため
に形成されているトナー収納部を密閉するための引き剥
し式の引き剥し用フィルム(シール部材)を用いて構成
されたものが主流であり、そうしたタイプのトナーカー
トリッジ容器の組み立てに関しては、次のような方法に
て行われている。
【0004】図7に示すように、トナーカートリッジ容
器101には、トナー収納部102の周囲のフランジ部
分103にトナー収納部102を密閉するための引き剥
し用フィルム104が予め熱融着(同図において、熱融
着部分は斜線を施してある)され、融着部110を形成
する。尚、トナー封入口106は、トナー収納部102
にトナーを封入するためのものである。ここで、図7
は、従来のトナーカートリッジ容器101の構成を示す
斜視図である。
【0005】その後、図8(a),(b)に示すように
次のような手順で、シャッター部材105がトナーカー
トリッジ容器101に嵌め合わされる。ここで、シャッ
ター部材105は、ユーザーがトナーカートリッジを複
写機等に装着するまでの間、引き剥し用フィルム104
を保護するために、取り付けられるものであり、取り外
し自在の構造となっている。ここで、図8(a)は、従
来のトナーカートリッジ容器101とシャッター部材1
05の組み立て方法を説明するための斜視図であり、同
図(b)は、同組み立て方法を説明するための側面図で
ある。
【0006】図8(a)に示すように、トナーカートリ
ッジ容器101のフランジ部分103の両側部103a
が、両端が内側へ折り返されたシャッター部材105の
嵌合部105aに挿入されて、シャッター部材105の
他方の端部に形成されたストッパー105bの部分まで
嵌め込まれる。このとき、挿入は、引き剥し用フィルム
104が矢印A方向へ折り曲げられる予定の折り曲げ部
104aの側から行われる。
【0007】まず組み立て作業者は、図8(b)に示す
ように、 シャッター部材105の嵌合部105aをフ
ランジ部103の両端部103aに、矢印B方向へ向け
て嵌め合わせる際、折り曲げ部104a近傍の、矢印A
方向へ折り曲げられる予定であるが、まだ下方に垂れ下
がった状態にある引き剥し用フィルム104の一部(後
述するところのはみ出し部分104c)を矢印C方向へ
指で摘みあげた状態を保持しながら、上記の嵌め合わ作
業を行う。
【0008】更に、トナーカートリッジ容器101に対
して、シャッター部材105がストッパー105bの所
まで嵌め合わされる(同図(b)において、二点鎖線に
て表示)と、引き剥し用フィルム104のフィルム端部
104b(同図(b)において、二点鎖線にて表示)を
矢印D方向へ指で引っぱって、上記の矢印C方向へ摘み
あげることにより生じた引き剥し用フィルム104のは
み出し部分104cを解消させる。
【0009】以上のようにして、トナーカートリッジ容
器101の組み立てが行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の組み立て方法では、引き剥し用フィルム104と
トナーカートリッジ容器101との熱融着による接合強
度が安定しないうちに組み立て作業を行うと、上記シャ
ッター部材105とトナーカートリッジ容器101との
嵌め合わせ作業において、接合部が剥がれてしまう恐れ
があり、又、たとえ接合強度安定のために所定の時間放
置した後に、上記作業を行うとしても、引き剥し用フィ
ルム104は、ユーザーが使用する際には、引き剥がす
ものであり、適当な力で引っ張れば剥がれるようにして
おかなければならず、本来剥がれ易く形成しておくべき
ものである。このために、組み立て作業において、図8
(b)で説明した、矢印C方向へ摘みあげることにより
引き剥し用フィルム104のはみ出し部分104cを形
成せずに、図9に示すような上記嵌め合わせを行う等す
ると、接合部が剥がれてしまうという問題が生じる。す
なわち、シャッター部材105の内面が引き剥し用フィ
ルム104の折り曲げ部104aやその周辺部に接触し
て、引き剥し用フィルム104が矢印D方向へ引っ張ら
れ、折り曲げ部104a付近から引き剥し用フィルム1
04が剥がれてしまう。ここで、図9は、従来のトナー
カートリッジ容器101とシャッター部材105の組み
立て時に、引き剥し用フィルム104が剥がれ易くなる
場合の説明するための説明図である。
【0011】この問題を回避するために上述したよう
に、一旦、はみ出し部分104cを形成させて、上記嵌
め合わせを行い、更にその終了段階で再び、はみ出し部
分104cを解消するために、引っ張りすぎて剥がれな
いように慎重に指で引っ張る等、引き剥し用フィルム1
04の剥がれを防ぐために、組み立て作業としては極め
て能率の悪いものとなるといった課題を有していた。
【0012】更に、このような手作業を自動化するにし
ても、かなり複雑な装置が必要となるといった課題もあ
った。
【0013】本発明は、従来のトナーカートリッジ容器
の組み立て方法のこのような課題を考慮し、シール部材
(引き剥し用フィルム)とトナーカートリッジ容器との
貼着(例えば熱融着等)による接合強度が安定しないう
ちにトナーカートリッジ容器の組み立て作業を行うこと
ができ、しかもトナーカートリッジ容器の組み立て作業
を簡単な装置で自動化ができ、作業能率を従来に比べて
より一層向上できるトナーカートリッジ容器組立方法及
び組立装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トナ
ー収納部を密閉するための引き剥し式のシール部材の折
り曲げ部が貼着されている、トナーカートリッジ容器の
端部を、前記シール部材をカバーするためのシャッター
部材に嵌め合わせる際、前記シール部材の少なくとも前
記折り曲げ部と前記シャッター部材の内面との間に、保
護シート部材を介在させるトナーカートリッジ容器組立
方法である。
【0015】請求項2の発明は、トナー収納部を密閉す
るための引き剥し式のシール部材の折り曲げ部が貼着さ
れている、トナーカートリッジ容器に、前記シール部材
をカバーするためのシャッター部材を相対的に接近さ
せ、嵌め合わせるための第1駆動手段と、保護シート部
材を保持する保持手段と、前記トナーカートリッジ容器
の端部を、前記シャッター部材に嵌め合わせる際、前記
シール部材の少なくとも前記折り曲げ部と前記シャッタ
ー部材の内面との間に、前記保護シート部材を介在させ
るように、前記第1駆動手段を制御する制御手段とを備
えたトナーカートリッジ容器組立装置である。
【0016】請求項3の発明は、上記保持手段を駆動す
る第2駆動手段を備え、前記制御手段は、前記第2駆動
手段を駆動してトナーカートリッジ容器と前記シャッタ
ー部材の間に前記保護シート部材を移動させ、第1駆動
手段を駆動して前記トナーカートリッジ容器を前記保護
シート部材の所まで移動させ、更に前記第2駆動手段の
規制が解除されて従動可能な自由状態となっている前記
保持手段を押しながら、前記保護シート部材を前記シー
ル部材の少なくとも折り曲げ部と前記シャッター部材の
内面との間に介在させて、前記トナーカートリッジ容器
の前記端部を前記シャッター部材に嵌め合わすトナーカ
ートリッジ容器組立装置である。
【0017】請求項4の発明は、上記折り曲げ部の近傍
の前記シール部材の一部は、トナー収納部に貼着されて
補強部を構成し、前記保護シート部材は、前記シール部
材の補強部をカバーし、且つ前記シャッター部材の嵌合
部には重ならないトナーカートリッジ容器組立装置であ
る。
【0018】
【作用】本発明では、第1駆動手段は、トナー収納部を
密閉するための引き剥し式のシール部材の折り曲げ部が
貼着されている、トナーカートリッジ容器に、前記シー
ル部材をカバーするためのシャッター部材を相対的に接
近させ、嵌め合わせるためのものであり、保持手段は、
保護シート部材を保持し、制御手段は、前記トナーカー
トリッジ容器の端部を、前記シャッター部材に嵌め合わ
せる際、前記シール部材の少なくとも前記折り曲げ部と
前記シャッター部材の内面との間に、前記保護シート部
材を介在させるように、前記第1駆動手段を制御する。
【0019】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明にかかる一実施例のトナー
カートリッジ容器組立装置の構成を示すための側面図で
あり、同図を用いてその構成を説明する。ここで、図8
(a)と同様ものには同じ符号を付し、その説明を省略
する。
【0021】図1において、トナーカートリッジ容器組
立装置1では、トナーカートリッジ容器101を載置す
る台である第1テーブル2が、所定の場所に固定されて
いる。第2テーブル3は、シャッター部材105を載置
する台であり、且つ載置されたシャッター部材105が
位置ずれしないように載置面の片側に段差部3aを有し
ており、第2テーブル3の載置面は、第1テーブル2の
載置面よりも若干(例えばシャッター部材105の板厚
程度)低くなるように構成されている。
【0022】又、本発明の第1駆動手段としての第1エ
ヤシリンダー4は、第1テーブル2の近傍に配設され、
前後(図面上では、左右)に伸縮可能な第1シャフト5
と、第1シャフト5の先端に取り付けられた第1支持部
6を有し、第1支持部6は、第1テーブル2に載置され
たトナーカートリッジ容器101の片側を、位置ずれ等
しないように支持したまま、第2テーブル3に載置され
たシャッター部材105へ向けてトナーカートリッジ容
器101を移動させるためのものであり、第2エヤシリ
ンダー7は、トナーカートリッジ容器組立装置1の上方
に移動可能に設けられ、上下に伸縮可能な第2シャフト
8と、第2シャフト8の先端に取り付けられた、本発明
の保持手段としてのPETフィルム保持部9を有し、P
ETフィルム保持部9は、本発明の保護シート部材とし
てのPETフィルム10をPET保持部9の下端から斜
め下方向へ所定の角度傾けた状態で、所定の寸法だけ飛
び出させて保持するものである。尚、PETフィルム1
0は、交換可能なように、固定板9aを介してPET保
持部9にネジ止めされている。ここで、所定の角度と
は、トナーカートリッジ容器101が第1テーブル2に
載置された後、第2テーブル3側に移動されて、図3に
示すように、引き剥し用フィルム104の折り曲げ部1
04aの近傍が、PETフィルム10の面と接する際
に、形成される折り曲げ角度Gをいい、通常、折り曲げ
角度G=45°が望ましいが、G=30°〜90°でも
よい。又、PETフィルム10は、PET樹脂製の板厚
0.125mmのフィルムであり、その表面は摩擦抵抗が
小さく、後述するように所定の幅Jを有している。又、
PETフィルム保持部9の側面部9bは、トナー封入口
106のあるトナーカートリッジ容器101の側面部が
当接できるように、トナー封入口106のリング状の凸
部を避けるため、少し大きめの略半月状の凹部を有して
いる。
【0023】更に又、スプラインガイド軸11は、第2
エヤシリンダー7を移動可能に支持するためのガイド軸
であり、第2エヤシリンダー7の上部にあって、第2テ
ーブル3の載置面及び第1エヤシリンダー4の第1シャ
フト5に平行で、且つ第2テーブル3の載置面を充分カ
バーできる長さに配設されており、第3エヤシリンダー
12は、トナーカートリッジ容器組立装置1の上方で、
第2エヤシリンダー7の側方に配設され、第1エヤシリ
ンダー4の第1シャフト5と同じ方向に伸縮可能な第3
シャフト13と、第1シャフト13の先端に取り付けら
れたガイド板14を有し、第3シャフト13は、第2エ
ヤシリンダー7の所定部分に取り付けられた被ガイド部
15の所定の孔部15aを貫通するように構成されてい
る。ここで、所定の孔部15aとは、第3シャフト13
は、その孔部15aをスムーズに移動可能であるが、ガ
イド板14は、その孔部15aよりも寸法が大きいた
め、被ガイド部15の側面に当接するようになされたも
のである。制御手段16は、第1エヤシリンダー5,第
2エヤシリンダー7,第3エヤシリンダー3の駆動及び
トナーカートリッジ容器101,シャッター部材105
等の配置準備あるいは、それら組立完成品の取り除き作
業等に必要な駆動部(図示省略)の動作等を制御するも
のである。尚、本発明の第2駆動手段は、第2エヤシリ
ンダー7及び第3エヤシリンダー12を含む。
【0024】一方、上述したPETフィルム10の所定
の幅Jに関して次のように構成されている。すなわち、
図2は、図1においてトナーカートリッジ容器組立装置
1の下方から矢印F方向に見た状態を示すための一部断
面底面図であり、同図において、補強部20は、引き剥
し用フィルム104の折り曲げ部104a周辺の融着部
110の接合強度をアップさせるために、折り曲げ部1
04aの近傍で、且つフランジ部分103の両側部10
3aの近くに、スポット的に加えられた一対のスポット
融着部であり、この補強部20の最外角部分の寸法を外
寸法Hとする。
【0025】又、シャッター部材105の嵌合部105
aの相対向する端面間の寸法を内寸法Iとすると、上記
所定の幅Jとしては、「外寸法H≦幅J<内寸法I」な
る関係を満たすように形成されている。しかもこれら三
者の位置関係においても、PETフィルム10が、補強
部20をカバーし、且つ嵌合部105aに触れないよう
に各装置部分が構成されているものである。
【0026】以上のように構成された本実施例のトナー
カートリッジ容器組立装置において、その動作を述べな
がら、本発明のトナーカートリッジ容器組立方法の一実
施例を図1及び図3〜図6を用いて説明する。
【0027】(ステップ1)オペレータが、制御手段1
6に接続されている操作スイッチ(図示省略)を0Nす
ると、トナーカートリッジ容器組立装置1の各部は、次
のような状態(初期状態)になるよう所定の動作を行
う。
【0028】すなわち、図1に示すように、第1テーブ
ル2には、トナーカートリッジ容器101が、所定の位
置に載置される。このトナーカートリッジ容器101
は、シャッター部材105が取り付けられることにより
折り曲げられる予定の、引き剥し用フィルム104の一
部分が長く下方に垂れ下がった状態となるように保持さ
れる。そして第1支持部6は、上記トナーカートリッジ
容器101の片側(図面上左側)を捕らえて、確実に支
持する。
【0029】一方、第2テーブル3の載置面には、シャ
ッター部材105は、その内面(引き剥し用フィルム1
04に面する予定の面)が、上方を向き、且つその片側
(図面上右端)が段差部3aに当接するように載置され
る。
【0030】更に、PETフィルム保持部9は、制御手
段16により、第2エヤシリンダーが駆動され第2シャ
フト8が矢印Sの方向へ伸びて、所定の高さに来るとそ
の状態で停止される。ここで、所定の高さとは、トナー
カートリッジ容器101のトナー封入口106を有する
側面部が、第1エヤシリンダー4により矢印R方向へ水
平移動した際、PETフィルム保持部9の側面部9bに
対して当接可能となる高さである。
【0031】(ステップ2)次に、図3に示すように、
制御手段16からの指示により第1エヤシリンダー4が
駆動され、第1シャフト5が矢印R方向へ伸びて、第1
支持部6は、トナーカートリッジ容器101を支持した
まま、PETフィルム保持部9に向けて水平移動を開始
する。
【0032】一方、制御手段16からの指示により第3
エヤシリンダー12が駆動され、第3シャフト13が伸
びる。これにより第3シャフト13は、停止状態にある
第2エヤシリンダー7の孔部15aを通過しつつ、ガイ
ド板14を第2エヤシリンダー7の被ガイド部15から
離す方向(図面上右方向)へ移動させる。この結果、第
2エヤシリンダー7及びPETフィルム保持部9は、第
3エヤシリンダー12による規制を解除され、スプライ
ンガイド軸11上において、従動可能な自由状態とな
る。
【0033】上述したトナーカートリッジ容器101の
水平移動の結果、やがてトナー封入口106のある側面
部が、PETフィルム保持部9の側面部9bに当接す
る。このとき、PETフィルム保持部9は、既に自由状
態となっているため、更に移動を続けるトナーカートリ
ッジ容器101の上記側面部に押されて従動し、シャッ
ター部材105へと近づいて行く。
【0034】トナーカートリッジ容器101の上記側面
部が、PETフィルム保持部9の側面部9bに当接する
ことにより、引き剥し用フィルム104の折り曲げ部1
04aの近傍が、PETフィルム10の面と接し、折り
曲げ角度G=45°を形成する。ここで、図3は、本実
施例のステップ2における動作を説明するのための説明
図である。
【0035】(ステップ3)第1エヤシリンダー4は、
更に、矢印R方向への上記駆動を続けて、図4(a)に
示すように、トナーカートリッジ容器101のフランジ
部分の両側部103a(図2参照)が、第2テーブル3
に位置ずれを生じないように載置されたシャッター部材
105の嵌合部105aに挿入される。ここで、図4
(a)は、本実施例のステップ3における動作を説明す
るのための説明図である。
【0036】すなわち、上記の動作の際、図4(b)に
示すように、トナーカートリッジ容器101の移動に従
って従動するPETフィルム保持部9で保持されている
PETフィルム10が、引き剥し用フィルム104とシ
ャッター部材105の内面との間に介在して、トナーカ
ートリッジ容器101と共にシャッター部材105の内
面をスムーズに移動する。
【0037】ここで、重要なことは、PETフィルム1
0がシャッター部材105の内面をスムーズに移動でき
るという点である。
【0038】これは、PETフィルム10としてのPE
T樹脂製のフィルムが、その表面の摩擦抵抗が小さく滑
り易い材質であるということに加え、上述したように引
き剥し用フィルム104を折り曲げ角度Gに保持できる
程度の、いわゆる腰も備えつつ、しかも、その厚みが
0.125mmという薄いものであり、上記挿入の際の変
形に対しても柔軟性に優れているという特徴を有してい
るためである。
【0039】更に又、上記の点は、図2に示すように、
そのフィルムの幅Jとして、融着部110及び補強部2
0をカバーし、且つ嵌合部105aに触れないように各
装置部分が構成されていることにもよる。ここで、図4
(b)は、図4(a)における、トナーカートリッジ容
器101とシャッター部材105の嵌め合わ部分の拡大
図であり、嵌め合わが完了した状態を示す。
【0040】以上のことから、上記挿入の際には、引き
剥し用フィルム104の折り曲げ部104a付近が、P
ETフィルム10に覆われた状態となって、上述した融
着部110の最も剥がれ易い部分や補強部20に対し
て、剥がれる方向の力は生じない。
【0041】このように、トナーカートリッジ容器10
1が、シャッター部材105の内面をスムーズに移動
し、シャッター部材105の端部に形成されたストッパ
ー105bの部分まで嵌め込まれると、制御手段16に
より、第1エヤシリンダー4の駆動が停止され、上記挿
入動作は終了する。
【0042】(ステップ4)上記挿入動作が終了した段
階では、依然として、PETフィルム10は、引き剥し
用フィルム104とシャッター部材105の内面との間
に介在したままになっている。そこで、図5に示すよう
に、制御手段16により、第1支持部6は、上記停止状
態を維持し、トナーカートリッジ容器101を固定した
ままの状態で、第2エヤシリンダー7のみが駆動され、
第2シャフト8が矢印Uの方向へ移動することによっ
て、PETフィルム保持部9に保持されているPETフ
ィルム10が、引っ張り出される。ここで、図5は、本
実施例のステップ4における動作を説明するのための説
明図である。
【0043】更に、制御手段16により、第3エヤシリ
ンダー12が駆動され、ガイド板14が矢印L方向へ移
動する。
【0044】これにより、上記移動をするガイド板14
は、第2エヤシリンダー7の被ガイド部15に当接し、
この自由状態にある第2エヤシリンダー7を矢印L方向
へ移動させ、制御手段16の指示で初期状態の位置に停
止させる。
【0045】(ステップ5)一方、制御手段16は、図
6に示すように第1支持部6が、組み立ての完了したト
ナーカートリッジ容器101を離して、第1テーブル2
側の位置に戻るようにするために、エヤシリンダー4を
駆動させ、第1シャフト5を矢印L方向へ移動させる。
その後、第1支持部6は、次のトナーカートリッジ容器
101が第1テーブル2に載置されるのを待つ。尚、組
み立ての完了したトナーカートリッジ容器101は、第
2テーブル3から下ろされる。ここで、図6は、本実施
例のステップ5における動作を説明するのための説明図
である。
【0046】このようにして、再びステップ1に戻り、
トナーカートリッジ容器101の組み立てが全て完了す
るまで、上記動作が自動的に繰り返される。
【0047】又、PETフィルム10は、上記構成であ
れば通常、数万回程度の繰り返し使用に耐えるものであ
るが、交換する際には、固定板9aのネジを外すことに
より、簡単に取り替えが可能である。
【0048】以上説明したように、上記トナーカートリ
ッジ容器101の組み立ての際、引き剥し用フィルム1
04の折り曲げ部104a付近では、シャッター部材1
05の内面との間に、PETフィルム10が介在し、上
述した融着部110の一部や補強部20は、これに覆わ
れた状態となって、シャッター部材105の内面と直接
的に接触しない。従って、引き剥し用フィルム104の
折り曲げ部104a付近の、上記接合部には、それが剥
がれる方向の力は生じ得ないため、シャッター部材10
5とトナーカートリッジ容器101との嵌め合わせ作業
において、接合部が剥がれてしまう恐れはない。
【0049】更に又、同様の理由により、引き剥し用フ
ィルム104とトナーカートリッジ容器101との熱融
着等による接合強度が安定しているか否かにかかわら
ず、上記作業が可能となるものである。
【0050】尚、本発明における第1駆動手段は、上記
実施例では、トナーカートリッジ容器101をシャッタ
ー部材105に対して接近させ、嵌め合わせる第1エヤ
シリンダー4等として説明したが、これに限らず、例え
ば、これとは逆にシャッター部材105をトナーカート
リッジ容器101に対して接近させ、嵌め合わせる駆動
手段として備えていてもよく、あるいは、トナーカート
リッジ容器101とシャッター部材105とが両方とも
移動し、接近させる駆動手段として備えていてもよい。
【0051】又、上記実施例では、上記組み立ての際、
引き剥し用フィルム104とシャッター部材105の内
面との間に、PETフィルム10を介在させ、又取り出
すために、PETフィルム保持部9を移動させるため
の、第2エヤシリンダー7及び第3エヤシリンダー12
が備えている場合について説明したが、これに限らず、
例えば、PETフィルム保持部9は、移動することなく
固定されており、トナーカートリッジ容器101側が移
動することにより、上述のPETフィルム10の介在及
び取り出し、が行えるように構成されていてももちろん
よい。
【0052】又、本発明の保護シート部材として、上記
実施例では、PET樹脂製の所定の形状を有するフィル
ムを用いた場合について説明したが、これに限らず、多
少表面の摩擦抵抗が大きい材質であってもよく、要する
に、上記嵌め合わ作業がスムーズに行えて、貼着部に実
質的に引き剥し力が加わりにくい構成でさえあれば、材
質及び形状は問わない。
【0053】又、上記実施例では、PETフィルム10
の長さは、引き剥し用フィルム104の折り曲げ部10
4a付近をカバーする程度のものである場合について説
明したが、これに限らず、例えば、シャッター部材10
5が多少変形していること等の要因により、上記嵌め合
わ作業の際に、その変形部分において、摩擦力が発生
し、引き剥し用フィルム104に引き剥し力が生じるこ
とがある場合、これを避けるために、PETフィルム1
0の長さを更に長くして、上記引き剥し力が生じる部分
にも、このPETフィルム10を介在させる構成として
もよく、要するに、保護シート部材としてのPETフィ
ルムの長さ、あるいはそのカバーする範囲は問わない。
【0054】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、シール部材とトナーカートリッジ容器との貼
着による接合強度が安定しないうちにトナーカートリッ
ジ容器の組み立て作業を行うことができ、しかもトナー
カートリッジ容器の組み立て作業を簡単な装置で自動化
ができ、作業能率を従来に比べてより一層向上できると
いう長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例のトナーカートリッジ
容器組立装置の構成を示す側面図
【図2】図1においてトナーカートリッジ容器組立装置
の下方から矢印F方向に見た底面図及び、本実施例のス
テップ1における動作を説明するのための説明図
【図3】本実施例のステップ2における動作を説明する
のための説明図
【図4】図4(a);本実施例のステップ3における動
作を説明するのための説明図 図4(b);図4(a)における、トナーカートリッジ
容器とシャッター部材の嵌め合わ部分の拡大図
【図5】本実施例のステップ4における動作を説明する
のための説明図
【図6】本実施例のステップ5における動作を説明する
のための説明図
【図7】従来のトナーカートリッジ容器の構成を示す斜
視図
【図8】従来のトナーカートリッジ容器とシャッター部
材の組み立て方法の説明図
【図9】従来のトナーカートリッジ容器とシャッター部
材の組み立て時に、引き剥し用フィルムが剥がれ易くな
る場合の説明図
【符号の説明】
1 トナーカートリッジ容器組立装置 2 第1テーブル 3 第2テーブル 3a 段差部 4 第1エヤシリンダー 5 第1シャフト 6 第1支持部 7 第2エヤシリンダー 8 第2シャフト 9 PETフィルム保持部 9a 固定板 10 PETフィルム 11 スプラインガイド軸 12 第3エヤシリンダー 13 第3シャフト 14 ガイド板 15 被ガイド部 15a 孔部 16 制御手段 20 補強部 101 トナーカートリッジ容器 102 トナー収納部 103 フランジ部分 103a 両側部 104 引き剥し用フィルム 104a 折り曲げ部 104b フィルム端部 104c はみ出し部分 105 シャッター部材 105a 嵌合部 105b ストッパー 106 トナー封入口 110 融着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー収納部を密閉するための引き剥し
    式のシール部材の折り曲げ部が貼着されている、トナー
    カートリッジ容器の端部を、前記シール部材をカバーす
    るためのシャッター部材に嵌め合わせる際、前記シール
    部材の少なくとも前記折り曲げ部と前記シャッター部材
    の内面との間に、保護シート部材を介在させることを特
    徴とするトナーカートリッジ容器組立方法。
  2. 【請求項2】 トナー収納部を密閉するための引き剥し
    式のシール部材の折り曲げ部が貼着されている、トナー
    カートリッジ容器に、前記シール部材をカバーするため
    のシャッター部材を相対的に接近させ、嵌め合わせるた
    めの第1駆動手段と、保護シート部材を保持する保持手
    段と、前記トナーカートリッジ容器の端部を、前記シャ
    ッター部材に嵌め合わせる際、前記シール部材の少なく
    とも前記折り曲げ部と前記シャッター部材の内面との間
    に、前記保護シート部材を介在させるように、前記第1
    駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るトナーカートリッジ容器組立装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段を駆動する第2駆動手段を
    備え、前記制御手段は、前記第2駆動手段を駆動してト
    ナーカートリッジ容器と前記シャッター部材の間に前記
    保護シート部材を移動させ、第1駆動手段を駆動して前
    記トナーカートリッジ容器を前記保護シート部材の所ま
    で移動させ、更に前記第2駆動手段の規制が解除されて
    従動可能な自由状態となっている前記保持手段を押しな
    がら、前記保護シート部材を前記シール部材の少なくと
    も折り曲げ部と前記シャッター部材の内面との間に介在
    させて、前記トナーカートリッジ容器の前記端部を前記
    シャッター部材に嵌め合わすことを特徴とする請求項2
    記載のトナーカートリッジ容器組立装置。
  4. 【請求項4】 前記折り曲げ部の近傍の前記シール部材
    の一部は、トナー収納部に貼着されて補強部を構成し、
    前記保護シート部材は、前記シール部材の補強部をカバ
    ーし、且つ前記シャッター部材の嵌合部には重ならない
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のトナーカ
    ートリッジ容器組立装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100925519B1 (ko) * 2009-08-26 2009-11-05 (주)미래 인쇄장치 부품 조립 및 테스트 장치
KR100983917B1 (ko) * 2010-02-02 2010-09-28 (주)미래 인쇄 카트리지의 부품 결합 장치

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KR100925519B1 (ko) * 2009-08-26 2009-11-05 (주)미래 인쇄장치 부품 조립 및 테스트 장치
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