JP3328043B2 - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

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JP3328043B2
JP3328043B2 JP34848893A JP34848893A JP3328043B2 JP 3328043 B2 JP3328043 B2 JP 3328043B2 JP 34848893 A JP34848893 A JP 34848893A JP 34848893 A JP34848893 A JP 34848893A JP 3328043 B2 JP3328043 B2 JP 3328043B2
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勝明 山岸
山口  広一
隆司 土井
永治 桑原
靖二 大越
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東北電力株式会社
東京電力株式会社
中部電力株式会社
北陸電力株式会社
関西電力株式会社
中国電力株式会社
四国電力株式会社
九州電力株式会社
東芝キヤリア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蓄熱材が貯溜される
蓄熱槽を備えた蓄熱式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄熱材が貯溜される蓄熱槽を備え、蓄冷
を利用した冷房運転及び、蓄熱を利用した暖房運転が可
能な従来の蓄熱式空気調和装置としては、例えば図14
に示すような冷凍サイクル構成を備えたものがある(特
開平3−28673号公報参照)。
【0003】この冷凍サイクルは、圧縮機1、四方弁
3、室外熱交換器5、室内熱交換器7、蓄熱槽9、電子
制御弁11,13,15,17、三方弁19,21など
で構成されている。蓄熱槽9内には、蓄熱材である水W
が満たされ、この水W中には蓄熱熱交換器23が設けら
れている。
【0004】ここで、蓄熱式空気調和装置における各種
運転モードを以下のように定義する。 (1) 通常冷房運転:いわゆる外気を低熱源として普通の
冷房を行う。 (2) 蓄冷運転:蓄熱槽の蓄熱材に蓄冷(冷熱の蓄熱を蓄
冷とする)する。 (3) 蓄冷利用冷房運転(a) :蓄熱槽の蓄熱材を高熱源と
して冷房を行う。 (4) 蓄冷利用冷房運転(b) :蓄熱槽の蓄熱材及び外気を
高熱源として冷房を行う。(5) 蓄冷冷房運転:蓄熱槽の
蓄熱材に蓄冷しながら冷房を行う。 (6) 通常暖房運転:いらゆる外気を低熱源として普通の
暖房を行う。 (7) 蓄熱運転:蓄熱槽の蓄熱材に蓄熱する。 (8) 蓄熱利用暖房運転:蓄熱槽の蓄熱材を低熱源として
暖房を行う。 (9) 蓄熱利用除霜運転:蓄熱槽の蓄熱材を低熱源として
室外熱交換器の除霜を行う。 (10)蓄冷暖房運転:蓄熱槽の蓄熱材に蓄熱しながら暖房
を行う。
【0005】上記したような各種運転モードのうち前述
した図14の蓄熱式空気調和装置ででは、室外熱交換器
5と蓄熱熱交換器23とが直列に接続されているため、
(3)の蓄熱材のみを高熱源として冷房を行う蓄冷利用冷
房運転(a) はできないが、その他の運転はすべて可能で
ある。
【0006】図15は、前記図14の蓄熱式空気調和装
置で上記(4) の蓄冷利用冷房運転(b) を行ったときの冷
媒循環経路を示している。圧縮機1を出た冷媒は、ガス
の状態で室外熱交換器5に達し、ここで外気に冷却され
て一部が凝縮して二相流(冷媒ガスと冷媒液とが混合し
て流れる)となり、蓄熱熱交換器23に達し、ここで蓄
熱材Wに冷却されて再び凝縮して液となる。液となった
冷媒は、電子制御弁13で絞られて(減圧されて)膨張
し、室内熱交換器7で室内空気を冷却して蒸発しガスと
なる。ガスとなった冷媒は圧縮機1に吸い込まれる。
【0007】また、前記図14の蓄熱式空気調和装置で
上記(10)の蓄熱暖房運転を行ったときの冷媒循環経路を
図16に示す。圧縮機1を出た冷媒はガスの状態で二つ
に分かれて一方は室内熱交換器7へ達し、ここで室内空
気を加熱して凝縮し液となる。他方は蓄熱熱交換器23
に達し、ここで蓄熱材Wを加熱して凝縮し液となる。室
内熱交換器7及び蓄熱熱交換器23を出たそれぞれの液
冷媒は合流し、電子制御弁11で絞られて膨張し、室外
熱交換器5で外気を冷却して蒸発しガスとなる。ガスと
なった冷媒は圧縮機1に吸い込まれる。このとき、凝縮
温度は室内熱交換器7と蓄熱熱交換器23とでほぼ同じ
になるため、蓄熱材Wの温度が室内空気温度よりも低い
場合には、蓄熱熱交換器23で冷媒が多く凝縮し、逆に
室内空気温度の方が低い場合には、室内熱交換器7で冷
媒が多く凝縮することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の冷凍
サイクル構成を備えた蓄熱式空気調和装置では、以下の
ような問題がある。 (1)前記図15で示した蓄冷利用冷房運転(b) を行っ
たときに、室外熱交換器5と蓄熱熱交換器23とが直列
に接続されているため、室外熱交換器5と蓄熱熱交換器
23との間で冷媒が二相流となり、電子制御弁11を絞
ることにより蓄熱熱交換器23の凝縮温度を制御するこ
とは、かなり難しい。また、蓄熱熱交換器23のみを凝
縮器として冷房を行う蓄冷利用冷房運転(a) を行うこと
ができない。 (2)前記図16で示した蓄熱暖房運転を行ったとき
に、室内熱交換器7及び蓄熱熱交換器23のガス側冷媒
流路に電子制御弁がないため、室内熱交換器7及び蓄熱
熱交換器23への冷媒の分配及びそれぞれの凝縮温度を
制御することができない。
【0009】そこで、この発明は、蓄熱熱交換器に対す
る温度制御及び能力分配制御を容易にすることを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器
などを備えた冷媒回路に、蓄熱槽内に設けた蓄熱熱交換
器を前記室内熱交換器と並列に接続し、前記室内熱交換
器のガス側冷媒流路及び液側冷媒流路に第1制御弁及び
第2制御弁をそれぞれ設けるとともに、前記蓄熱熱交換
器のガス側冷媒流路及び液側冷媒流路に第3制御弁及び
第4制御弁をそれぞれ設け、前記室内熱交換器と第2制
御弁との間のガス冷媒流路と、前記蓄熱熱交換器と第3
制御弁との間のガス側冷媒流路とを短絡冷媒流路で接続
し、この短絡冷媒流路に第5制御弁を設けた構成として
ある。
【0011】
【作用】このような構成の蓄熱式空気調和装置によれ
ば、蓄熱利用冷房運転時に、蓄熱槽における蓄熱材のみ
を利用する場合と、蓄熱材と外気との双方を利用する場
合とに使い分けることが可能であり、また凝縮温度を蓄
熱材と外気とに合わせて制御できるので、高熱源の熱エ
ネルギを有効に利用できる。また、蓄熱暖房運転時に、
室内熱交換器と蓄熱熱交換器との分配冷媒流量及び凝縮
温度を制御できるため、蓄熱材への蓄熱が低温度から高
温度まで可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0013】図1は、この発明の第1実施例を示す蓄熱
式空気調和装置における冷凍サイクル構成図である。こ
の冷凍サイクルは、圧縮機25、冷媒の流れ方向が実線
の状態と破線の状態とに切り替わる四方弁27,29、
冷房時に凝縮器となり暖房時に蒸発器となる室外熱交換
器31、冷房時に蒸発器となり暖房時に凝縮器となる室
内熱交換器33及び、蓄熱槽35を備えている。
【0014】蓄熱槽35内には水などの蓄熱材37が満
たされ、この蓄熱材37中には蓄熱材37と熱交換を行
う蓄熱熱交換器39が設けられている。蓄熱熱交換器3
9と室内熱交換器33は並列に接続されている。
【0015】室内熱交換器33のガス側冷媒流路41に
は第1制御弁としてのガス側電子制御弁43が、同液側
冷媒流路45には第2制御弁としての液側電子制御弁4
7がそれぞれ設けられている。一方、蓄熱熱交換器39
のガス側冷媒流路49には第3制御弁としてのガス側電
子制御弁51が、同液側冷媒流路53には第4制御弁と
しての液側電子制御弁55がそれぞれ設けられている。
また、室内熱交換器33と液側電子制御弁47との間の
液側冷媒流路45と、蓄熱熱交換器39と液側電子制御
弁55との間の液側冷媒流路53とは短絡冷媒流路57
で接続され、この短絡冷媒流路57には第5制御弁とし
ての液側電子制御弁59が設けられている。さらに、室
外熱交換器31の液側冷媒流路61には二方弁63が設
けられ、圧縮機25の吸込み側と四方弁27との間の流
路には逆止弁65が設けられている。
【0016】上記した各種の電子制御弁及び二方弁の弁
口径の大小関係は、次のようになっている。
【0017】二方弁63>ガス側電子制御弁43,51>液側
電子制御弁47,55,59図2は前記図1の冷凍サイクル構
成における四方弁29を三方弁29aに置き換えた冷凍
サイクル構成の第2実施例を示している。
【0018】図3は、前記図1の冷凍サイクル構成にお
ける四方弁29を三つの二方弁29b,29c,29d
に置き換えた冷凍サイクル構成の第3実施例を示してい
る。
【0019】図4は、この発明の第4実施例を示す蓄熱
式空気調和装置における冷凍サイクル構成図である。基
本となる冷媒流路は図1の第1実施例と同様であるが、
冷媒の飽和温度検出用のキャピラリ冷媒流路67が付加
されている。室内熱交換器33に接続される液側冷媒流
路45には、液側電子制御弁47の冷媒音を小さくする
ためにキャピラリ69が設けられ、またガス側冷媒流路
41,49及び液側冷媒流路45,53にはストレーナ
71及びパックドバルブ73が設けられ、圧縮機25の
吸込み側にはアキュムレータ74が設けられている。
【0020】室外熱交換器31に接続される液側冷媒流
路61には、二つの二方弁63a,63bを設ける構成
とし、これにより、液側冷媒流路61を遮断する際に、
二つの二方弁63a,63bを共に閉とすることで、双
方からの冷媒を完全に止めることが可能となる。
【0021】圧縮機25の吐出側及び吸込み側には、吐
出ガス温度及び吸込みガス温度をそれぞれ検出する温度
センサ75及び77が、キャピラリ冷媒流路67には室
内熱交換器33での飽和温度を検出する温度センサ79
が、室内熱交換器33のガス側冷媒流路41には室内熱
交換器33のガス温度を検出する温度センサ81が、室
内熱交換器33にはその中間温度を検出する温度センサ
83が、蓄熱熱交換器39の液側冷媒流路53及びガス
側冷媒流路49には液温度及びガス温度をそれぞれ検出
する温度センサ85及び87が、室外熱交換器31の液
側冷媒流路61には室外熱交換器31の液温度を検出す
る温度センサ89が、室外熱交換器31には外気温度を
検出する温度センサ91が、それぞれ設けられている。
また、蓄熱槽35内には、蓄熱材37の表面高さを検知
する水位センサ(もしくは製氷率センサ)93が設けら
れている。これらを用い、各種運転における制御を行
う。
【0022】図5は、前述した第1実施例から第4実施
例の冷凍サイクル構成のうち、代表して図4に示した第
4実施例において、蓄冷利用冷房運転(a) を行った場合
の冷媒循環経路を示したものである。以下各種運転モー
ドの説明は、図4の第4実施例の冷凍サイクル構成を用
いて行う。
【0023】圧縮機25を出た冷媒ガスは四方弁29を
通り蓄熱熱交換器39で凝縮して冷媒液となり、電子制
御弁59で絞られて(減圧されて)膨張し、室内熱交換
器33で蒸発して冷媒ガスとなり、四方弁27を通って
圧縮機25に戻ってくる。ここで、ガス側電子制御弁4
3,51及び液側電子制御弁55は全開、液側電子制御
弁47は全閉、二方弁63a,63bは閉である。
【0024】上記蓄冷利用冷房運転(a) では、蓄冷され
た蓄熱材37を高熱源とし、室内空気を低熱源として冷
房している。この蓄冷利用冷房運転(a) 及び後述する図
13の蓄熱利用暖房運転では、短絡流路57に設けた液
側電子制御弁59が、この二つの運転での専用の絞り機
構となることから、運転効率が向上するとともに、消費
電力も少なくて済む。
【0025】図6は、蓄冷利用冷房運転(b) を行った場
合の冷媒循環経路を示している。圧縮機25を出た冷媒
は、二つに分かれ、一方は四方弁29を通り蓄熱熱交換
器39に達して凝縮し、他方は四方弁27を通り室外熱
交換器31に達して凝縮し、それぞれ冷媒液となる。冷
媒液は液側電子制御弁47,55,59で絞られて膨張
し、室内熱交換器33で蒸発して冷媒ガスとなり、四方
弁27を通って圧縮機25に戻ってくる。ここで、ガス
側電子膨張弁43,51は全開、二方弁63a,63b
は開である。
【0026】上記蓄冷利用冷房運転(b) では、蓄冷され
た蓄熱材37と外気とを高熱源とし室内空気を低熱源と
して冷房しており、蓄熱熱交換器39は、ガス側電子制
御弁51によって凝縮温度を制御することが可能とな
る。
【0027】図7は、蓄熱暖房運転を行った場合の冷媒
循環経路を示している。夜間電力を利用して蓄熱を行う
際に必要な運転モードであり、夜間電力時間帯でも暖房
運転を可能とする。圧縮機25を出た冷媒は二つに分か
れて一方は四方弁29を通り、蓄熱熱交換器39に達し
て蓄熱材37を加熱して(蓄熱材37に蓄熱して)凝縮
し、他方は四方弁27を通り、室内熱交換器33に達し
て室内空気を加熱して(暖房して)凝縮し、それぞれ液
冷媒となる。液冷媒は、液側電子膨張弁47,55で絞
られて室外熱交換器31で蒸発し冷媒ガスとなり、四方
弁27を通って圧縮機25に戻ってくる。
【0028】ここで、ガス側電子制御弁43と51は、
室内熱交換器33と蓄熱熱交換器39への冷媒分配量及
び、室内熱交換器33と蓄熱熱交換器39の凝縮温度を
調節するため、弁開度をそれぞれ調整する。したがっ
て、種々の室内空気温度と蓄熱材37の温度との組み合
わせに合わせて、弁開度を調整することができる。液側
電子制御弁59は全閉で、二方弁63a,63bは開と
する。
【0029】開状態の二方弁63a,63bは、弁口径
がガス側電子制御弁43,51の弁口径と比較して大き
いため、室外熱交換器31への液側冷媒流路61の圧力
損失が小さくなり、蓄熱材37の温度が室内空気温度よ
り低い場合でも、冷媒は蓄熱熱交換器39に流れること
になる。これは、室内熱交換器33と比較して低い凝縮
温度となる蓄熱熱交換器39は、圧力が低くなり、もし
二方弁63a,63bの弁口径が小さいと、液側冷媒流
路61の圧力損失が大きくなるため、蓄熱熱交換器39
には冷媒がほとんど流れなくなるからである。
【0030】図8は、通常冷房運転での冷媒循環経路を
示している。圧縮機25を出た冷媒ガスは四方弁27を
通り、室外熱交換器31で凝縮して冷媒液となり、液側
電子制御弁47で絞られて膨張し、室内熱交換器33で
蒸発してガス冷媒となり、四方弁27を通って圧縮機2
5に戻ってくる。ここで、ガス側電子制御弁43は全
開、ガス側電子制御弁51及び液側電子制御弁55,5
9は全閉、二方弁63a,63bは開である。
【0031】図9は、蓄冷運転または、蓄熱利用除霜運
転での冷媒循環経路を示している。すなわち、蓄冷運転
と蓄熱利用除霜運転では全く同じ冷媒循環経路となる。
圧縮機25を出たガス冷媒は四方弁27を通り、室外熱
交換器31で凝縮して液冷媒となり、液側電子制御弁5
5で絞られて膨張し、蓄熱熱交換器39で蒸発してガス
冷媒となり、四方弁29を通って圧縮機25に戻ってく
る。ここで、ガス側電子制御弁51は全開、ガス側電子
制御弁43及び液側電子制御弁47,59は全閉、二方
弁63a,63bは開である。蓄冷運転では、蓄熱材3
7を冷却して蓄冷を行う。蓄熱利用除霜運転では蓄熱材
37の蓄熱を利用して室外熱交換器31に付着した霜の
融解を行う。
【0032】図10は、蓄冷冷房運転での冷媒循環経路
を示している。夜間電力を利用して蓄冷を行う際に必要
な運転モードであり、夜間電力時間帯でも冷房運転を可
能とし、特に熱帯夜に有効である。圧縮機25を出た冷
媒は、四方弁27を通り室外熱交換器31に達して凝縮
して液冷媒となり、その後二つに分かれ、一方は液側電
子制御弁55で絞られて膨張し、蓄熱熱交換器39で蒸
発してガス冷媒となり、四方弁29を通って圧縮機25
に戻ってくる。他方は液側電子制御弁47で絞られて膨
張し、室内熱交換器33で蒸発してガス冷媒となり、四
方弁27を通って圧縮機25に戻ってくる。ガス側電子
制御弁51と43は、蓄熱熱交換器39と室内熱交換器
33の冷媒液分配流量を調整するため、弁開度を調節す
る。液側電子制御弁59は全閉、二方弁63a,63b
は開である。
【0033】図11は、通常暖房運転での冷媒循環経路
を示している。圧縮機25を出たガス冷媒は四方弁27
を通り、室内熱交換器33で凝縮して液冷媒となり、ガ
ス側電子制御弁47で絞られて膨張し、室外熱交換器3
1で蒸発してガス冷媒となり、四方弁27を通って圧縮
機25に戻ってくる。ガス側電子制御弁43は全開、ガ
ス側電子制御弁51及び液側電子制御弁55,59は全
閉、二方弁63a,63bは開である。
【0034】図12は、蓄熱運転での冷媒循環経路を示
している。圧縮機25を出たガス冷媒は四方弁29を通
り、蓄熱熱交換器39で凝縮して液冷媒となり、液側電
子制御弁55で絞られて膨張し、室外熱交換器31で蒸
発してガス冷媒となり、四方弁27を通って圧縮機25
に戻ってくる。ガス側電子制御弁51は全開、ガス側電
子制御弁43及び液側電子制御弁47,59は全閉、二
方弁63a,63bは開である。
【0035】図13は、蓄熱利用暖房運転での冷媒循環
経路を示している。圧縮機25を出た冷媒ガスは四方弁
27を通り、室内熱交換器33で凝縮して液冷媒とな
り、液側電子制御弁59で絞られて膨張し、蓄熱熱交換
器39で蒸発してガス冷媒となり、四方弁29を通って
圧縮機25に戻ってくる。ガス側電子制御弁43,51
及び液側電子制御弁55は全開、液側電子制御弁47は
全閉、二方弁63a,63bは閉である。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、蓄冷利用冷房運転時に、冷凍サイクルの高熱源
を、蓄熱槽における蓄熱材だけを利用する場合と、蓄熱
材と外気との双方を利用する場合とに使い分けることが
可能であり、また凝縮温度を蓄熱材と外気とに合わせて
制御できるので、高熱源の熱エネルギを有効に利用でき
る。また、蓄熱暖房運転時に、室内熱交換器と蓄熱熱交
換器との分配冷媒流量及び凝縮温度を制御できるため、
蓄熱材への蓄熱が低温度から高温度まで可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す蓄熱式空気調和装
置における冷凍サイクル構成図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す蓄熱式空気調和装
置における冷凍サイクル構成図である。
【図3】この発明の第3実施例を示す蓄熱式空気調和装
置における冷凍サイクル構成図である。
【図4】この発明の第4実施例を示す蓄熱式空気調和装
置における冷凍サイクル構成図である。
【図5】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気調
和装置にて蓄冷利用冷房運転(a) を行った場合の冷媒循
環経路図である。
【図6】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気調
和装置にて蓄冷利用冷房運転(b) を行った場合の冷媒循
環経路図である。
【図7】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気調
和装置にて蓄熱暖房運転を行った場合の冷媒循環経路図
である。
【図8】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気調
和装置にて通常冷房運転を行った場合の冷媒循環経路図
である。
【図9】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気調
和装置にて蓄冷運転、蓄熱利用除霜運転を行った場合の
冷媒循環経路図である。
【図10】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気
調和装置にて蓄冷冷房運転を行った場合の冷媒循環経路
図である。
【図11】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気
調和装置にて通常暖房運転を行った場合の冷媒循環経路
図である。
【図12】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気
調和装置にて蓄熱運転を行った場合の冷媒循環経路図で
ある。
【図13】図4の冷凍サイクル構成を備えた蓄熱式空気
調和装置にて蓄熱利用暖房運転を行った場合の冷媒循環
経路図である。
【図14】従来例を示す蓄熱式空気調和装置における冷
凍サイクル構成図である。
【図15】図14の蓄熱式空気調和装置で蓄冷利用冷房
運転(b) を行ったときの冷媒循環経路図である。
【図16】図14の蓄熱式空気調和装置での蓄冷暖房運
転を行ったときの冷媒循環経路図である。
【符号の説明】
25 圧縮機 31 室外熱交換器 33 室内熱交換器 41,49 ガス側冷媒流路 43 ガス側電子制御弁(第1制御弁) 45,53 液側冷媒流路 47 液側電子制御弁(第2制御弁) 51 ガス側電子制御弁(第3制御弁) 55 液側電子制御弁(第4制御弁) 57 短絡冷媒流路 59 液側電子制御弁(第5制御弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000156938 関西電力株式会社 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 (73)特許権者 000211307 中国電力株式会社 広島県広島市中区小町4番33号 (73)特許権者 000180368 四国電力株式会社 香川県高松市丸の内2番5号 (73)特許権者 000164438 九州電力株式会社 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82 号 (73)特許権者 399023877 東芝キヤリア株式会社 東京都港区芝浦1丁目1番1号 (72)発明者 山岸 勝明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 住空間システム技術研究 所内 (72)発明者 山口 広一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 住空間システム技術研究 所内 (72)発明者 土井 隆司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 住空間システム技術研究 所内 (72)発明者 桑原 永治 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 大越 靖二 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝 富士工場内 (56)参考文献 特開 平5−302768(JP,A) 特開 平2−33573(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 13/00 351 F24F 11/02 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器な
    どを備えた冷媒回路に、蓄熱槽内に設けた蓄熱熱交換器
    を前記室内熱交換器と並列に接続し、前記室内熱交換器
    のガス側冷媒流路及び液側冷媒流路に第1制御弁及び第
    2制御弁をそれぞれ設けるとともに、前記蓄熱熱交換器
    のガス側冷媒流路及び液側冷媒流路に第3制御弁及び第
    4制御弁をそれぞれ設け、前記室内熱交換器と第2制御
    弁との間のガス冷媒流路と、前記蓄熱熱交換器と第3制
    御弁との間のガス側冷媒流路とを短絡冷媒流路で接続
    し、この短絡冷媒流路に第5制御弁を設けたことを特徴
    とする蓄熱式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 蓄熱槽内の冷熱を利用する冷房運転及
    び、蓄熱槽内の温熱を利用する暖房運転の際に、第5制
    御弁を膨張弁として利用することを特徴とする請求項1
    記載の蓄熱式空気調和装置。
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