JP3326316B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3326316B2
JP3326316B2 JP31206995A JP31206995A JP3326316B2 JP 3326316 B2 JP3326316 B2 JP 3326316B2 JP 31206995 A JP31206995 A JP 31206995A JP 31206995 A JP31206995 A JP 31206995A JP 3326316 B2 JP3326316 B2 JP 3326316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD固体撮像素
子を用いて1画面単位の画像データを得る撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等のコンピュータ機器においては、画像データを取
り込む場合に被写体原稿を走査して読み取るイメージス
キャナを用いることがよく知られているが、近年では、
立体的な被写体にも対応できるCCD固体撮像素子を用
いた撮像装置を利用することが考えられている。その場
合、撮像装置は、コンピュータ機器によって動作が制御
されることになり、コンピュータ機器からの要求に応答
して画像データを1画面単位で取り出すように構成され
る。
【0003】図6は、CCD固体撮像素子を用いて1画
面単位で画像データを取り出すようにした撮像装置の構
成を示すブロック図で、図7は、その動作を説明するタ
イミング図である。CCD固体撮像素子1は、行列配置
された複数の受光画素を有し、照射される被写体映像に
応じて発生する情報電荷を各受光画素にそれぞれ蓄積す
る。このCCD1は、例えば、フレームトランスファ方
式であり、図8に示すように、撮像部から蓄積部まで連
続する複数の垂直シフトレジスタ1v、各垂直シフトレ
ジスタ1vの出力側に配置される水平シフトレジスタ1
h及びこの水平シフトレジスタ1hの出力側に配置され
る出力部1dより構成される。撮像部では、垂直シフト
レジスタ1vが電気的に分離されて複数の受光画素が形
成され、光電変換によって発生する情報電荷が各受光画
素に蓄積される。撮像部の各受光画素に蓄積される情報
電荷は、フレーム転送クロックφf及びこれに対応した
垂直転送クロックφvによって各垂直シフトレジスタ1
v内を撮像部から蓄積部へ転送されて一時的に蓄積され
る。蓄積部に蓄積された情報電荷は、垂直転送クロック
φvによって各垂直シフトレジスタ1vから水平シフト
レジスタ1hの各ビットへ1行単位で転送され、同時
に、水平転送クロックφhによって水平シフトレジスタ
1hから出力部1dへ1行毎にシリアルに転送される。
出力部1dへ転送された情報電荷は、1ビット毎に容量
に蓄積されることで、電荷量が電圧値に変換され、映像
信号Y0(t)として出力される。このとき、出力部1dで
は、容量に蓄積された情報電荷が水平転送クロックφh
に同期したリセットクロックφrに応答してドレインへ
排出される。また、CCD1は、撮像部に発生する過剰
な情報電荷を基板側へ吸収させる、いわゆる縦型オーバ
ーフロードレイン構造を有しており、撮像部に蓄積され
る情報電荷は、基板クロックφbによって基板側への排
出が可能になっている。
【0004】ドライバ回路2は、タイミング制御回路3
によって生成される多相フレーム転送クロックφf及び
垂直転送クロックφvを昇圧し、CCD1の撮像部及び
蓄積部へ供給する。同時に、タイミング制御回路3によ
って生成される基板クロックφbを昇圧し、CCD1の
基板へ供給する。タイミング制御回路3は、外部のコン
ピュータ機器から与えられる起動信号TGによって起動
し、一定周期の基準クロックに基づいてフレーム転送ク
ロックφf、垂直転送クロックφv、水平転送クロックφ
h及びリセットクロックφr、さらに、基板クロックφb
を生成する。基板クロックφbは、CCD1の撮像部の
情報電荷を排出させるものであり、起動信号TGに応答
して立ち上げられる。フレーム転送クロックφfは、C
CD1の撮像部の情報電荷を1画面単位で蓄積部へ高速
に転送するものであり、基板クロックφbの立ち下がり
から一定の期間Lだけ遅れて起動される。この期間L
は、CCD1の撮像部の各受光画素に情報電荷を蓄積す
る期間であり、CCD1の露光状態をコンピュータ機器
側で判定して最適な状態に設定される。また、フレーム
転送クロックφfは、基板クロックφbが立ち上げられて
いる期間に、転送動作を伴うことなくクロッキングさ
れ、撮像部の情報電荷が基板側へ排出されやすいように
している。垂直転送クロックφvは、フレーム転送クロ
ックφfによって撮像部から転送される情報電荷を蓄積
部へ取り込むと共に、蓄積部から1行単位で水平転送部
へ転送するものである。この垂直転送クロックφvは、
フレーム転送クロックφfと共に基板クロックφbの立ち
下がりから一定の期間Lだけ遅れた起動され、その後に
一定の周期でライン送りパルスを発生する。水平転送ク
ロックφhは、蓄積部から水平転送部に1行単位で転送
される情報電荷を順次出力部側へ転送するものであり、
垂直転送クロックφvのライン送りパルスに応答して起
動される。そして、リセットクロックφrは、CCD1
の出力部に蓄積される情報電荷を排出させるものであ
り、水平転送クロックφhと同一の周期で、位相をずら
して立ち上げられる。これにより、期間Lの間に撮像部
の各受光画素に蓄積される情報電荷は、1画面単位で撮
像部から蓄積部へ転送された後に、蓄積部から1行単位
で水平転送部を介して順次転送出力される。
【0005】信号処理回路4は、CCD1から出力され
る画像信号Y0(t)を取り込み、サンプルホールド、自動
利得制御(AGC)等の処理を施した後、カラー画像の
場合には、色分離、色差マトリクスや平衡変調等の処理
を施す。さらに、垂直走査及び水平走査のタイミングを
決定する同期信号を付加し、輝度成分、色成分及び同期
信号を含む画像信号Y1(t)を生成する。例えば、サンプ
ルホールド処理においては、基準レベルと信号レベルと
が一定の周期で交互に繰り返される画像信号Y0(t)か
ら、各レベルの差のみが取り出され、AGC処理では、
画像信号Y1(t)の平均レベルを適正な範囲に納めるよう
に画像信号Y0(t)に対する利得が調整される。A/D変
換回路5は、アナログ信号処理回路4から出力される画
像信号Y1(t)をアナログ信号処理回路4の処理動作(C
CD1の出力動作)に同期してアナログ/デジタル変換
し、CCD1の各受光画素に対応した画像データD1(n)
を生成する。このように生成された画像データD(n)が
1行単位で順次コンピュータ機器に転送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータ機器に画
像データD(n)を供給する撮像装置においては、コンピ
ュータ機器からの撮像命令を受けて各部が起動され、画
像データD(n)を1画面単位で取り出すように構成され
ている。通常、撮像装置側では、消費電力を低減するた
め、コンピュータ機器から起動信号TGが与えられるま
での間は、各回路ブロックへの電源供給が停止されて待
機状態となっいる。そこで、起動信号TGを受ると、各
回路ブロックに対して電源供給が開始されて待機状態か
ら動作状態に立ち上げられる。
【0007】CCD1を駆動する場合、基板電位の制御
やフレーム転送動作、垂直転送駆動で高い電圧が必要と
なる。例えば、タイミング制御回路3や信号処理回路4
が0V〜5Vの範囲で動作するのに対し、CCD1のフ
レーム転送動作及び垂直転送駆動では−7V〜5Vの範
囲で変化するクロックが用いられ、また、CCD1の出
力部には、接地電位に対して15Vの電位が供給され
る。このような高い電圧で動作するドライバ回路2を含
む撮像装置の場合、各回路ブロックでの消費電力が大き
いため、コンピュータ側からの起動信号TGを受けて動
作するときには、最初に電源から取り出される突入電流
が大きくなる。従って、撮像装置の各回路ブロックが突
入電流の影響を受けやすくなり、誤動作を招く要因とな
っている。また、突入電流のピークが大きくなる場合に
は、その分の耐圧の確保が必要となるため、回路設計上
の制限が多くなる。
【0008】そこで本発明は、撮像装置の起動時に流れ
る突入電流を低減し、装置の各回路ブロックへの影響を
低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、複数の受光画素が行列配置され、被写体映像に応じ
た情報電荷を1画面単位で蓄積する固体撮像素子と、こ
の固体撮像素子の各受光画素に蓄積される情報電荷を1
行ずつ垂直方向に転送した後、水平方向に転送して順次
出力する駆動回路と、一定周期の基準クロックに従って
上記固体撮像素子の垂直走査及び水平走査の各タイミン
グを決定するタイミング制御回路と、上記固体撮像素子
の出力を受けて所定の映像信号を生成する信号処理回路
と、を備え、上記駆動回路、上記タイミング制御回路及
び上記信号処理回路が、それぞれ所定の時間間隔を空け
て待機状態から動作状態に順次立ち上げられることにあ
る。
【0010】これにより、消費電力の大きい駆動回路の
起動するタイミングがタイミング制御回路や信号処理回
路の起動するタイミングとずれるため、撮像装置を起動
したときに消費電流は段階的に増加することになる。従
って、突入電流のピーク値が低減される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の撮像装置の構成
を示すブロック図である。CCD固体撮像素子11は、
複数の受光画素が行列配置され、各受光画素に被写体映
像に対応した情報電荷を蓄積する。このCCD1は、例
えば図6と同様のフレーム転送方式であり、撮像部に蓄
積される情報電荷を1画面単位で蓄積部へ転送した後、
水平転送部を介して1行単位で転送出力することによ
り、画像信号Y0(t)を出力する。CCD1に対しては、
装置に内蔵される電源回路12から第2の電源電位Vd2
が供給され、装置の外部の電力源から第1の接地電位V
g1が供給される。
【0012】電源回路12は、2つのダイオード12
a、12b及び2つのコンデンサ12c、12dにより
構成される。第1及び第2のダイオード12a、12b
が直列に接続され、第1のダイオード12aのアノード
側に第1の電源電位Vd1が印加され、第2のダイオード
12bのカソード側に第1のコンデンサ12cを介して
第1の接地電位Vg1が印加される。第1のダイオード1
2aと第2のダイオード12bとの接続点に第2のコン
デンサ12dを介して第1の駆動クロックφd1が印加さ
れ、第2のダイオード12bと第1のコンデンサ12c
との接続点から第2の電源電位Vd2が取り出され、CC
11に供給される。ドライバ回路13は、タイミング
制御回路15により生成されるフレーム転送クロックφ
f、垂直転送クロックφv及び基板クロックφbを昇圧
し、CCD11の各部に供給する。同時に、タイミング
制御回路14により生成される第1の駆動クロックφd1
を昇圧し、電源回路12に供給する。このドライバ回路
13に対しては、装置の外部の電力から第1の電源電
位Vd1が供給され、装置に内蔵される昇圧回路14から
第2の接地電位Vg2が供給される。これによりドライバ
回路13は、第2の接地電位Vg2から第1の電源電位V
d1の間で動作する。昇圧回路14は、3つのダイオード
14a、14b、14c及び3つのコンデンサ14d、
14e、14fにより構成される。第1乃至第3のダイ
オード14a、14b、14cが直列に接続され、第1
のダイオード14aのアノード側に第1のコンデンサ1
4dを介して第1の接地電位Vg1が印加され、第3のダ
イオード14cのカソード側に第1の接地電位Vg1が印
加される。第2のダイオード14bと第3のダイオード
14cとの接続点に第2のコンデンサ14eを介して第
2の駆動クロックφd2が印加され、第1のダイオード1
4aと第2のダイオード14bとの接続点に第3のコン
デンサ14fを介して第2の駆動クロックφd2の反転ク
ロックが印加される。そして、第1のダイオード14a
と第1のコンデンサ14dとの接続点から第2の接地電
位Vg2がとりだされ、ドライバ回路13に供給される。
【0013】タイミング制御回路15は、コンピュータ
機器から与えられる起動信号TGによって起動し、一定
周期の基準クロックに基づいてフレーム転送クロックφ
f、垂直転送クロックφv、水平転送クロックφhリセッ
トクロックφr及び基板クロックφbを生成する。同時
に、垂直転送クロックφvに同期した第1及び第2の駆
動クロックφd1、φd2を生成する。ここで、基板クロッ
クφb、フレーム転送クロックφf、垂直転送クロックφ
v、水平転送クロックφh及びリセットクロックφrは、
図2に示すように、図6に示すタイミング制御回路3に
よって生成されるものと同一であり、期間Lの間に撮像
部の各受光画素に蓄積される情報電荷が、1画面単位で
撮像部から蓄積部へ転送された後、蓄積部から1行単位
で水平転送部を介して順次転送出力されるように構成さ
れる。第1の駆動クロックφd1は、電源回路12を駆動
してCCD11用の第2の電源電位Vd2を生成するもの
であり、垂直転送クロックφvのライン送りパルスに同
期して立ち上げられる。この第1の駆動クロックφd1の
立ち上がりから立ち下がりまでの期間は、CCD11の
水平走査のブランキング期間内に納まるように設定され
る。第2の駆動クロックφd2は、昇圧回路14を駆動し
てドライバ回路13用の第2の接地電位Vg2を生成する
ものであり、CCD11の水平走査のタイミングに同期
して立ち上がり及び立ち下がりを繰り返す。そして、フ
レーム転送クロックφfがクロッキングされる間には、
周波数が高く切り換えられ、ドライバ回路13での電力
不足が生じないようにしている。一対のバッファ回路1
6a、16bは、タイミング制御回路15によって生成
される第2の駆動クロックφd2及びその反転クロックを
受け、昇圧回路14を駆動する。即ち、タイミング制御
回路15は、出力クロックの駆動能力が小さいため、タ
イミング制御回路15とは別にバッファ回路16a、1
6bが設けられ、昇圧回路14を確実に駆動できるよう
にしている。
【0014】信号処理回路17は、CCD1から出力さ
れる画像信号Y0(t)を取り込み、サンプルホールド、ガ
ンマ補正等の各種の処理を施し、所定のフォーマットに
従う画像信号Y1(t)として出力する。この信号処理回路
17における信号処理自体は、図6に示す信号処理回路
4と同一である。そして、A/D変換回路18は、信号
処理回路17から出力される画像信号Y1(t)を取り込
み、信号処理回路17の信号処理動作に同期して画像信
号Y1(t)をアナログ/デジタル変換することにより、C
CD11の各受光画素に対応した画像データD(t)を生
成する。リファレンス回路19は、A/D変換回路18
に対し、画像信号Y1(t)のダイナミックレンジに対応し
た2種類のリファレンス電位を供給する。
【0015】タイミング制御回路15、バッファ回路1
6、信号処理回路17、A/D変換回路18及びリファ
レンス回路19については、同一の半導体基板上に集積
化されて撮像制御用の集積回路素子20として形成され
る。そして、この集積回路素子20は、第1の電源電位
Vd1と第1の接地電位Vg1とを受けて動作するように設
定される。これにより、CCD11を含む全ての回路ブ
ロックを第1の電源電位Vd1及び第1の接地電位Vg1の
単一電源によって動作させることができるようになる。
この集積回路素子20には、タイミング制御回路15へ
の基準クロックCLKの入力を制御する第1のゲート回
路20bと、タイミング制御回路15からドライバ回路
13への第1の駆動クロックφd1の入力を制御する第2
のゲート回路とが設けられる。そして、第1のゲート回
路20bが第1の起動制御信号PS1の立ち上がりによ
って基準クロックCLKの入力を許可し、第2のゲート
回路20aが第4の起動制御信号PS4の立ち上がりに
よって第1の駆動クロックφd1の入力を許可する。さら
に、第2の起動制御信号PS2によってリファレンス回
路19が起動され、第3の起動制御信号PS3によって
信号処理回路17が起動される。これらの第1乃至第4
の起動制御信号PS1〜PS4は、起動信号TGと共に
コンピュータ機器側から供給されるものであり、図3に
示すように、互いに一定の時間間隔をおいて段階的に立
ち上げられる。これにより、撮像を開始する際には、タ
イミング制御回路15、A/D変換回路18、信号処理
回路17、ドライバ回路13が順に起動されることにな
るため、装置で消費される電流も段階的に増加すること
になる。従って、図3に破線で示すように、全ての回路
が同時に立ち上げられたときに比べて突入電流のピーク
値を小さくすることができる。尚、以上の起動制御信号
PS1〜PS4については、周知の遅延回路を用いるこ
とにより、撮像装置の内部、あるいは、集積回路素子2
0の内部で生成することも可能である。
【0016】図4は、昇圧回路14の動作を説明する波
形図である。ここでは、第1の電源電位Vd1が5V、第
1の接地電位Vg1が0Vの場合を説明する。タイミング
制御回路15が0Vから5Vの間で動作するため、第2
の駆動クロックφd2の波高値は5Vとなる。そこで、第
2の駆動クロックφd2が印加される第2のダイオード1
4bと第3のダイオード14cとの接続点Aの電位は、
第3のダイオード14cによって最高電位が0Vにクラ
ンプされるため、第2の駆動クロックφd2と同一の位相
で−5Vから0Vの間で変化する。さらに、第2の駆動
クロックφd2の反転クロックが印加される第1のダイオ
ード14aと第2のダイオード14bとの接続点Bの電
位は、接続点Aの電位変化及び第2のダイオード14b
によるクランプ動作により、最高電位が−5Vにクラン
プされるため、第2の駆動クロックφd2とは逆の位相で
−10Vから−5Vの間で変化する。そして、第1のダ
イオード14aと第1のコンデンサ14dの接続点から
取り出される第2の接地電位Vg2は、第1のコンデンサ
14dの平滑作用によって、約−10Vとなる。通常の
動作においては、ダイオードの閾値分の電圧降下や、ド
ライバ回路13の駆動負荷による損失が生じるため、8
V程度となる。実際に動作させる回路の場合、第2の接
地電位Vg2を目的の値とするようにしてダイオードの閾
値や駆動能力、コンデンサの容量等を設定すればよい。
【0017】図5は、電源回路12の動作を説明する波
形図である。ここでは、第1の電源電位Vd1が5V、昇
圧回路14から供給される第2の接地電位Vg2が−10
Vの場合を説明する。ドライバ回路13が−10Vから
5Vの間で動作するため、第1の駆動クロックφd1は、
波高値が15Vまで昇圧されて電源回路12に供給され
る。昇圧された第1の駆動クロックφd1が印加される第
1のダイオード12aと第2のダイオード12bとの接
続点Cの電位は、第1のダイオード14cによって最低
電位が5Vにクランプされるため、第1の駆動クロック
φd1と同一の位相で5Vから20Vの間で変化する。そ
して、第2のダイオード12bと第1のコンデンサ12
cとの接続点から取り出される第2の電源電位Vd2は、
第1のコンデンサ12cの平滑作用によって、約20V
となる。通常の動作においては、昇圧回路14と同様
に、ダイオードの閾値分の電圧降下や、CCD11の駆
動負荷による損失が生じるため、15V程度となる。こ
の昇圧回路12においても、実際に動作させる回路の場
合、第2の電源電位Vd2を目的の値とするようにしてダ
イオードの閾値や駆動能力、コンデンサの容量等を設定
すればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、各種の回路で構成され
る撮像装置を各回路ブロック毎に立ち上がりのタイミン
グをずらすようにしたことで、起動時の突入電流のピー
ク値を低くすることができる。従って、急峻に立ち上が
る突入電流の影響が各回路ブロックに及びにくくなり、
回路動作を安定させることができる。
【0019】また、タイミング制御回路や信号処理回路
をワンチップ構成とし、この集積回路素子に対して段階
的立ち上げられる起動制御信号を与えるようにしている
ため、段階的に起動させるようにするための各回路ブロ
ックの接続が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の撮像装置の動作を説明するタイミング
図である。
【図3】本発明の撮像装置を起動する起動制御信号の波
形図である。
【図4】昇圧回路の動作を説明する波形図である。
【図5】電源回路の動作を説明する波形図である。
【図6】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の撮像装置の動作を説明するタイミング図
である。
【図8】フレーム転送方式のCCD固体撮像装置の構成
を示す模式図である。
【符号の説明】
1、11 CCD固体撮像素子 2、13 ドライバ回路 3、15 タイミング制御回路 4、17 信号処理回路 5、18 A/D変換回路 12 電源回路 12a、12b ダイオード 12c、12d コンデンサ 14 昇圧回路 14a〜14c ダイオード 14d〜14f コンデンサ 16a、16b バッファ回路 19 リファレンス回路 20 集積回路素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335 H04N 5/225 - 5/228

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光画素が行列配置され、被写体
    映像に応じた情報電荷を1画面単位で蓄積する固体撮像
    素子と、駆動クロックに従って動作し、上記固体撮像素
    子の各受光画素に蓄積される情報電荷を1行ずつ垂直方
    向に転送した後、水平方向に転送して順次出力する駆動
    回路と、一定周期の基準クロックに従って上記固体撮像
    素子の垂直走査及び水平走査の各タイミングを決定する
    と共に駆動クロックを生成するタイミング制御回路と、
    上記固体撮像素子の出力を受けて所定の映像信号を生成
    する信号処理回路と、を備え、上記タイミング制御回路
    への上記基準クロックの供給開始タイミングに対して上
    記駆動回路への上記駆動クロックの供給開始タイミング
    をずらすと共に、上記タイミング制御回路への上記基準
    クロックの供給開始タイミング及び上記駆動回路への上
    記駆動クロックの供給開始タイミングに対して上記信号
    処理回路の起動タイミングをずらし、上記タイミング制
    御回路、上記信号処理回路及び上記駆動回路をそれぞれ
    所定の時間間隔を空けて順次起動することを特徴とする
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記タイミング制御回路への基準クロッ
    クの入力を制御する第1のゲート回路と、上記タイミン
    グ制御回路から上記駆動回路への駆動クロックの入力を
    制御する第2のゲート回路とを含み、上記第2のゲート
    回路が上記第1のゲート回路に対して一定の時間遅れた
    タイミングで開けられることを特徴する請求項1に記載
    の撮像装置。
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