JP3326234B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP3326234B2
JP3326234B2 JP09741093A JP9741093A JP3326234B2 JP 3326234 B2 JP3326234 B2 JP 3326234B2 JP 09741093 A JP09741093 A JP 09741093A JP 9741093 A JP9741093 A JP 9741093A JP 3326234 B2 JP3326234 B2 JP 3326234B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオテープレコー
ダに関し、特にたとえば、フィールドスチル再生の際、
エンベロープ切換信号およびヘッド切換信号の位相差が
所定の値となるように起動パルスによってキャプスタン
モータを起動させる、ビデオテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図8を参照して、従来のビデオテープレ
コーダ1では、正のアジマス角を持つAヘッドおよび
A′ヘッドによって再生されたエンベロープと、負のア
ジマス角を持つBヘッドおよびB′ヘッドによって再生
されたエンベロープとに基づいて、プリアンプ2でエン
ベロープ切換信号が作成される。また、ヘッドドラム3
から出力されたFG信号およびPG信号に基づいてサー
ボ回路4でヘッド切換信号が作成される。そして、マイ
コン5で、エンベロープ切換信号およびヘッド切換信号
の位相が比較され、位相差が所定の値でない場合には一
定のパルス幅の起動パルスが出力される。この起動パル
スに基づいて、キャプスタンモータ6が起動され、これ
によってノイズが引き込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなビデオテー
プレコーダ1では、マイコン5から出力される起動パル
スのパルス幅が常に一定であるため、ノイズの位置によ
ってはノイズの引き込みに時間がかかっていた。一方、
ノイズの引き込み時間を短縮するために、起動パルスの
パルス幅を大きくしたり、必要以上に起動パルスの周期
を短くすると、キャプスタンモータ6の回転および停止
の精度が悪くなるため、うまくノイズを引き込めなくな
るという問題があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、短
期間で正確にノイズを引き込むことができる、ビデオテ
ープレコーダを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ビデオテー
プに形成された所望の映像トラックを回転ドラムに設け
られた複数のヘッドによって繰り返し走査するビデオテ
ープレコーダにおいて、 回転ドラムの回転を検出して
複数のヘッドのいずれか1つを有効化するためのヘッド
切換信号を発生する第1発生手段、複数のヘッドからそ
れぞれ出力された複数の再生信号のエンベロープを検出
して複数の再生信号のいずれか1つを有効化するための
エンベロープ切換信号を発生する第2発生手段、ヘッド
切換信号とエンベロープ切換信号との位相差を複数の閾
値の各々と比較する比較する比較手段、および比較手段
の比較結果に応じた距離だけビデオテープを駆動する駆
動手段を備えることを特徴とする、ビデオテープレコー
ダである。
【0006】
【作用】エンベロープ切換信号の立ち上がりおよびヘッ
ド切換信号の立ち下がりの位相差Tがたとえばa≧T>
bの場合、たとえばパルス幅X1 の起動パルスが出力さ
れ、キャプスタンモータが起動される。これより、両信
号の位相差Tがたとえばb≧T>cとなった場合、パル
ス幅X1 /2の起動パルスが出力される。さらに、位相
差Tがたとえばc>Tとなった場合、たとえばパルス幅
1 /4の起動パルスが出力される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、エンベロープ切換信
号およびヘッド切換信号の位相差によって、出力される
起動パルスのパルス幅が異なるので、短時間で正確にノ
イズを引き込むことができる。この発明の上述の目的,
その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う
以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1を参照して、この実施例のビデオテープ
レコーダ10は、ヘッドドラム12を含み、ヘッドドラ
ム12の側面に、正のアジマス角を持つAヘッドおよび
負のアジマス角を持つB′ヘッドが、互いに隣接して設
けられている。また、AヘッドおよびB′ヘッドのそれ
ぞれから180°離れた位置に、負のアジマス角を持つ
Bヘッドおよび正のアジマス角を持つA′ヘッドが設け
られている。フィールドスチル再生時、これらのヘッド
は図2(A)に示すようにテープトラックをトレースす
るため、AヘッドおよびA′ヘッドによって図2(B)
に示すようなエンベロープが再生され、Bヘッドおよび
B′ヘッドによって図2(C)に示すようなエンベロー
プが再生される。これらのエンベロープ信号はプリアン
プ14に入力され、プリアンプ14で所定の処理がなさ
れた後、図2(D)に示すようなエンベロープ切換信号
が出力される。なお、エンベロープ切換信号とは、Aヘ
ッドおよびBヘッドの出力とA′ヘッドおよびB′ヘッ
ドの出力との大小関係により作成されるパルスであり、
Aヘッド出力またはBヘッド出力≧A′ヘッド出力また
はB′ヘッド出力のときハイレベルとなり、Aヘッド出
力またはBヘッド出力<A′ヘッド出力またはB′ヘッ
ド出力のときローレベルとなる。
【0009】図3(A)に示すようにヘッドがテープト
ラックをトレースしたときは、AヘッドおよびA′ヘッ
ドによって図3(B)に示すようなエンベロープが再生
され、BヘッドおよびB′ヘッドによって図3(C)に
示すようなエンベロープが再生される。したがって、プ
リアンプ14からは図3(D)に示すエンベロープ切換
信号が出力される。さらに、図4(A)に示すようにヘ
ッドがテープトラックをトレースしたときは、図4
(B)および(C)に示すようにエンベロープが再生さ
れ、これによってプリアンプ14から図4(D)に示す
ようなエンベロープ切換信号が出力される。
【0010】ヘッドドラム12からサーボ回路16へ
は、FG信号およびPG信号が入力され、これに基づい
てサーボ回路16からヘッドドラムに制御電圧が出力さ
れる。また、このFG信号およびPG信号に基づいて、
サーボ回路16から図2から図4(E)に示すようなヘ
ッド切換信号が出力される。エンベロープ切換信号およ
びヘッド切換信号はその後マイコン18に入力され、両
信号の位相が比較され、これに基づいて所定の起動パル
スが出力される。すなわち、図5を参照して、ヘッド切
換信号の立ち下がりに対するエンベロープ切換信号の立
ち上がりの進み位相差Tがa≧T>cである場合は、図
6(A)に示すパルス幅X1 の起動パルスが出力され、
b≧T>cの場合は、図6(B)に示すパルス幅X2
起動パルスが出力され、さらにc>Tの場合は、エンベ
ロープ切換信号の立ち上がりがノイズ引き込み範囲に入
るまで、図6(C)に示すパルス幅X3 の起動パルスが
出力される。なお、a>b>cであり、X1 >X2 >X
3 である。
【0011】この起動パルスはその後OR回路20に入
力され、サーボ回路16から出力された制御電圧とOR
処理される。なお、この制御電圧はキャプスタンモータ
22から出力されたFG信号およびコントロール信号C
TLに基づいてサーボ回路16で作成され、スチル再生
時にはこの制御電圧はローレベルとなる。したがって、
キャプスタンモータ22には起動パルスが入力され、こ
れによってキャプスタンモータ22が起動される。
【0012】続いて、図7を参照して起動パルスを出力
する際のマイコン18の処理動作について説明する。ス
テップS1においてビデオテープレコーダ10がスチル
再生モードに移行したときは、ステップS3においてヘ
ッド切換信号の立ち下がりに対するエンベロープ切換信
号の立ち上がりの進み位相差Tを測定する。そして、ス
テップS5において位相差Tがa≧T>bであるか否か
判断され、“YES”であれば、ステップS7において
起動パルス幅をX1 に設定し、ステップS9においてこ
の起動パルスを出力する。その後、ステップS11にお
いて時間t1 だけ待った後、ステップS5に移行する。
なお、このように時間待ちをするのは、キャプスタンモ
ータ22が完全に停止するのを待つためである。キャプ
スタンモータ22の回転移動量が大きいほど待ち時間も
長くする必要があるため、時間t 1 と後述する時間t2
およびt3 とはt1 >t2 >t3 となる。
【0013】ステップS5において“NO”となれば、
ステップS13において位相Tがb≧T>cであるか否
か判断される。そして、“YES”であればステップS
15において起動パルス幅をX2 に設定し、ステップS
17においてこの起動パルスを出力する。その後、時間
2 だけ待った後、ステップS13に移行する。ステッ
プS13において“NO”となれば、ステップS21に
おいてエンベロープ切換信号の立ち上がりがノイズ引き
込み範囲に入ったか否か判断される。この範囲に入って
いなければ、ステップS23において起動パルス幅をX
3 に設定し、ステップS25においてこの起動パルスを
出力する。そして、ステップS27において時間t3
け待った後、ステップS21に移行する。ここで、エン
ベロープ切換信号の立ち上がりがノイズ引き込み範囲に
入れば、マイコン18の処理を終了する。
【0014】ビデオテープレコーダ10がスチル再生モ
ードに移行すれば、再生エンベロープに基づいて作成さ
れたエンベロープ切換信号とヘッドドラム12のFG信
号およびPG信号に基づいて作成されたヘッド切換信号
とがマイコン18に入力される。マイコン18では、両
信号の位相差に応じて、所定のパルス幅を持つ起動パル
スを出力する。したがって、キャプスタンモータ22は
この起動パルスによって起動され、ノイズが引き込まれ
る。この発明によれば、エンベロープ切換信号とヘッド
切換信号との位相差に応じて、出力される起動パルスの
パルス幅が異なるため、短時間で正確にノイズを引き込
むことができる。
【0015】なお、この実施例では、図5に示すよう
に、エンベロープ切換信号とヘッド切換信号との位相関
係を3つの場合に分けて、3種類の起動パルスを出力す
るようにしたが、エンベロープ切換信号のヘッド切換信
号に対する進み位相差に所定の係数(たとえば1/N)
をかけた値を起動パルス幅とすれば、さらになめらかな
スチルノイズ引き込みをすることができることはもちろ
んである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】(A)はヘッドがテープトラックをトレースす
る図解図であり、(B)および(C)は再生エンベロー
プを示す図解図であり、(C)はエンベロープ切換信号
を示す波形図であり、(D)はヘッド切換信号を示す波
形図である。
【図3】(A)はヘッドがテープトラックをトレースす
る図解図であり、(B)および(C)は再生エンベロー
プを示す図解図であり、(C)はエンベロープ切換信号
を示す波形図であり、(D)はヘッド切換信号を示す波
形図である。
【図4】(A)はヘッドがテープトラックをトレースす
る図解図であり、(B)および(C)は再生エンベロー
プを示す図解図であり、(C)はエンベロープ切換信号
を示す波形図であり、(D)はヘッド切換信号を示す波
形図である。
【図5】ヘッド切換信号とエンベロープ切換信号との位
相関係を示す図解図である。
【図6】起動パルスを示す波形図である。
【図7】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図8】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ビデオテープレコーダ 14 …プリアンプ 18 …マイコン 22 …キャプスタンモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/467 H04N 5/783

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオテープに形成された所望の映像トラ
    ックを回転ドラムに設けられた複数のヘッドによって繰
    り返し走査するビデオテープレコーダにおいて、前記回転ドラムの回転を検出して前記複数のヘッドのい
    ずれか1つを有効化するためのヘッド切換信号を発生す
    る第1発生手段、 前記複数のヘッドからそれぞれ出力された複数の再生信
    号のエンベロープを検出して前記複数の再生信号のいず
    れか1つを有効化するためのエンベロープ切換信号を発
    生する第2発生手段、 前記ヘッド切換信号と前記エンベロープ切換信号との位
    相差を複数の閾値の各々と比較する比較する比較手段、
    および 前記比較手段の比較結果に応じた距離だけ前記ビ
    デオテープを駆動する駆動手段を備えること を特徴とす
    る、ビデオテープレコーダ。
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