JP3326048B2 - シュレッダの給紙装置 - Google Patents

シュレッダの給紙装置

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JP3326048B2 JP15396495A JP15396495A JP3326048B2 JP 3326048 B2 JP3326048 B2 JP 3326048B2 JP 15396495 A JP15396495 A JP 15396495A JP 15396495 A JP15396495 A JP 15396495A JP 3326048 B2 JP3326048 B2 JP 3326048B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、廃棄文書などの用紙
を細断部で細断するシュレッダに適用し得る。詳しく
は、そのようなシュレッダにおいて、細断用紙を細断部
へ送り込む給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シュレッダに備えるこのの種給紙
装置の中に、たとえば図13に示すように、シュレッダ
本体aの上部に、自動給紙部1を設けるとともに、その
横に手差し給紙部2を別個に設ける構成としたものがあ
る。そして、自動給紙の場合に、自動給紙部1に備える
搬送ベルト1a上に細断用紙を積載し、その積載用紙を
搬送ベルト1aで細断部3へと自動的に送り込んでい
た。一方、手差し給紙の場合は、点線のように開閉蓋2
aを開けて手差し給紙口2bから細断用紙を案内路2c
を通して細断部3へ投入していた。
【0003】しかし、このような給紙装置では、自動給
紙中に手差し給紙を行うと、場合によっては細断部3に
対し用紙の供給過多となって駆動を停止することがあっ
た。また、手差し給紙部2には、案内路2cを設けるだ
けでなく、給紙口2bから指や長い髪等が入らないよう
に安全のため開閉蓋2aを設ける必要があり、それだけ
構造が複雑となっていた。
【0004】そこで、従来、次に示すように、手差し給
紙部を備えずに、自動給紙装置から手差し用紙を給紙す
るものもあった。
【0005】その種の給紙装置は、たとえば図14に示
すように、エンドレスの搬送ベルト5を傾斜させて駆動
ローラ6と従動ローラ7間に掛け渡し、駆動ローラ6の
上側に隙間dをあけて規制ローラ8を設ける。そして、
自動給紙の場合には、細断用紙を搬送ベルト5上に積載
し、駆動ローラ6を、常時図中矢印イ方向に正回転して
搬送ベルト5を搬送する一方、規制ローラ8を矢印ロ方
向に逆回転して給紙量を制限しながら、積載用紙Pを細
断部3へと送り込んでいた。
【0006】他方、手差し給紙の場合には、手差し用紙
を手差しで数枚ずつ挿入し、自動給紙の場合と同様にし
て細断部3へ送り込んでいた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手差しで給
紙することが必要な用紙の中には、数枚の図面を複雑に
折り畳んだものやホッチキスで紙束の片隅を止めたもの
等のように、用紙が一体になってものもある。したがっ
て、従来、そのような特殊な手差し用紙を、図14で示
した給紙装置を用いて給紙する場合は、一体となってい
る用紙の下面側では搬送ベルト5で送り込もうとし、上
面側では規制ローラ8で戻そうとするから、該手差し用
紙が規制ローラ8と搬送ベルト5間でジャムしたりする
トラブルを発生しやすいという問題があった。
【0008】そこで、この発明の目的は、シュレッダの
給紙装置において、構造の複雑化を招くことなく、手差
し給紙時に手差し用紙がジャムしたりするトラブルの発
生を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の給紙装置15は、たとえば以下の図示実施例に示す
ように、正回転し、自動給紙のときは積載用紙Pを手差
し給紙のときは手差し用紙Sを細断部12へ送り込む第
1回転給紙手段20と、その第1回転給紙手段20と対
向して正逆回転可能に設ける第2回転給紙手段30と、
自動給紙または手差し給紙に給紙モードを切り換える給
紙モード切換スイッチ55のような切換手段と、その切
換手段の切換に基づき、自動給紙のとき前記第2回転給
紙手段30を逆回転して前記第1回転給紙手段20で送
り込む積載用紙Pの給紙量を制限し、手差し給紙のとき
前記第2回転給紙手段30を正回転する移動制御手段と
を備えてなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の給紙装置15は、たとえ
ば以下の図示実施例に示すように、正回転し、自動給紙
のときは積載用紙Pを手差し給紙のときは手差し用紙S
を細断部12へ送り込む第1回転給紙手段20と、その
第1回転給紙手段20と対向して正逆回転可能に設け、
該第1回転給紙手段20で送り込む積載用紙Pの給紙量
を制限する規制位置とその規制位置から離れた退避位置
とに移動自在に設ける第2回転給紙手段30と、自動給
紙または手差し給紙に給紙モードを切り換える給紙モー
ド切換スイッチ55のような切換手段と、その切換手段
の切換に基づき、自動給紙のとき前記第2回転給紙手段
30を前記規制位置で逆回転して積載用紙Pの給紙量を
制限し、手差し給紙のとき前記第2回転給紙手段30を
退避位置に移動させる移動制御手段とを備えてなる、こ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】そして、請求項1に記載のものでは、自動給紙
のときは、細断用紙をセットし、切換手段により自動給
紙モードに切り換え、第1回転給紙手段20を正回転し
て積載用紙Pを細断部12へ送り込む一方、切換手段の
切換に基づき、移動制御手段により第2回転給紙手段3
0を逆回転して第1回転給紙手段20で送り込む積載用
紙Pの給紙量を制限する。手差し給紙のときは、切換手
段により手差し給紙モードに切り換え、第1回転給紙手
段20を正回転するとともに、切換手段の切換に基づ
き、移動制御手段により第2回転給紙手段30を正回転
して手差し用紙Sを細断部12へ送り込む。
【0012】請求項2に記載のものでは、自動給紙のと
きは、細断用紙を積載し、切換手段により自動給紙モー
ドに切り換え、第1回転給紙手段20を正回転して積載
用紙Pを細断部12へ送り込む一方、切換手段の切換に
基づき、移動制御手段により第2回転給紙手段30を規
制位置で逆回転して第1回転給紙手段20により送り込
む積載用紙Pの給紙量を制限する。手差し給紙のとき
は、切換手段により手差し給紙モードに切り換え、第1
回転給紙手段20を正回転するとともに、切換手段の切
換に基づき、移動制御手段により第2回転給紙手段30
を規制位置から退避位置へ移動させる。そして、第1回
転給紙手段20で手差し用紙Sを細断部へ送り込む。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図9に、この発明の一実施例である
給紙装置を備えるシュレッダの概略構成を示す。
【0014】図中符号10は、シュレッダ本体である。
シュレッダ本体10は、図中上下に縦長な箱形をなし、
その下部に細断屑収納室10aを形成し、その細断屑収
納室10a内に細断屑収納箱11を出し入れ自在に備え
る。また、その細断屑収納箱11の上側に、カッタから
なる細断部12を備える。そして、このシュレッダ本体
10の上に、この発明の給紙装置15を搭載してなる。
【0015】給紙装置15には、図1に示すように、細
断用紙を上にのせる載置台16を備える。そして、載置
台16の図中左寄りの上側に、紙有無センサ17を備え
る。
【0016】紙有無センサ17は、図2でも示すよう
に、用紙に押されて回動する感知レバー18と、感知レ
バー18と同軸上に設ける遮光板19と、その遮光板1
9により遮光されるホトカプラ13とで構成する。
【0017】そして、給紙装置15には、この紙有無セ
ンサ17の図1中左側に、図示しない対向側板間で支持
する第1回転給紙手段20および第2回転給紙手段30
を、上下に対向して備える。
【0018】第1回転給紙手段20は、図1中左右に設
ける搬送ローラ21および給紙ローラ22と、それらロ
ーラ21・22の揺動板23を備える。両ローラ21・
22は、図中矢印Aで示す用紙搬送方向と直交方向にロ
−ラ軸21a・22aを配置し、図2に示すように、そ
れらローラ軸21a・22a上に複数のコロを設けてな
る。
【0019】そして、揺動板23を、両端を対向側板で
保持するロ−ラ軸21aでそれを中心として回動自在に
支持する。しかして、揺動板23の先端(図中右端)で
ロ−ラ軸22aを支持し、そのローラ軸22aでそれを
中心として給紙ローラ22を回転自在に保持する。そう
して、ローラ軸21aの一端側のコロと、ローラ軸22
aの一端側のコロ間に駆動伝達ベルト24を掛け渡して
なる。なお、ローラ軸21aの一端には、ギヤ31を設
け、そのギヤ31に紙送りモータ32のモータギヤ32
aを噛み合わせてなる。
【0020】揺動板23には、その一側に上向きの突部
23aを有し、その突部23aに、レバー軸25の一端
に設ける押上レバー26を係止してなる。レバー軸25
は、他端に作動レバー27を設けてなる。そして、作動
レバー27の先端に、ソレノイド29の作動杆を連結す
るとともに、そのソレノイド29と反対側から付勢ばね
28を掛け止めて、押上レバー26を突部23aを押し
上げる方向に常時回動付勢してなる。しかして、揺動板
23を適宜部材で止めて、図1に示すように給紙ローラ
22が載置台16から上方に退避した退避位置に保持し
てなる。そして、ソレノイド29をオンすると、付勢ば
ね28に抗して作動レバー27を回動し、揺動板23を
自重により載置台16上の積載用紙P上にのる給紙位置
へ回動可能とする。
【0021】一方、上述した第2回転給紙手段30は、
リバーシブルローラ35を用いて構成する。リバーシブ
ルローラ35は、図2に示すように、ロ−ラ軸35aを
搬送ローラ21のローラ軸21aと平行に配置し、ロー
ラ軸35a上に複数のコロを設けてなる。そして、ロー
ラ軸35aの一端縁に設けるギヤ34に、正逆駆動可能
なリバーシブルモータ36のモータギヤ36aを噛み合
わせてなる。
【0022】また、給紙装置15は、図1中左側に示す
ように、上記した細断部12へと通ずる搬送路39を備
え、その搬送路39の途中に中継ガイドローラ対41・
42を設ける。そして、図2に示すように、中継ガイド
ローラ41のローラ軸41aの一端に設けるコロと、搬
送ローラ21のローラ軸21a一端側のコロ間に駆動伝
達ベルト43を掛け渡してなる。
【0023】さらに、中継ガイドロ−ラ対41・42
と、第1および第2回転給紙手段20・30との間に
は、紙厚さセンサ40を配置する。紙厚さセンサ40
は、用紙に押されて回動し紙厚に応じて押し上がる感知
レバー44と、その感知レバー44と一体回動する遮光
板46と、その遮光板46により遮光されるホトカプラ
47とで構成する。そして、通過用紙の厚さが所定値未
満のとき、遮光板46により遮光されてホトカプラ47
がオフとなる一方、所定値以上であると、遮光板46が
ホトカプラ47の光路から外れて該ホトカプラ47がオ
ンとなる。
【0024】次に、図3にて、上記給紙装置15の電気
的概略構成を示す。このシュレッダでは、この発明にお
ける移動制御手段を含む駆動制御装置50で全体を制御
する。そして、駆動制御装置50を中心に、上述した紙
有無センサ17、紙厚さセンサ40、紙送りモータ3
2、リバーシブルモータ36、ソレノイド29の他に、
給紙動作を開始するスタートスイッチ54と、自動給紙
または手差し給紙に給紙モードを切り換える給紙モード
切換スイッチ55を電気的に接続してなる。
【0025】なお、スタートスイッチ54および給紙モ
ード切換スイッチ55は、図示しないオペレーションパ
ネルに設けて、外部操作可能とする。
【0026】さて、上記シュレッダを使用して廃棄用紙
を細断する場合、自動給紙のときは、まず、載置台16
上に廃棄用紙を積載する。そして、給紙モード切換スイ
ッチ55を操作して自動給紙モードにセットしてから、
スタートスイッチ54を押す。
【0027】この自動給紙の場合における駆動制御装置
50で行う給紙制御について、図4のフローチャートを
使って以下に説明する。
【0028】まず、ステップS1にて、載置台16上に
用紙が有るか否かについて、紙有無センサ17の検知結
果に基づいて判断する。紙なしの場合は、有ると判断さ
れるまでステップS1の判断を繰り返す。紙有りの場合
には、次のステップS2に進んで、スタートスイッチ5
4がオンか否かを確認し、オンでないときはステップS
1・S2の判断を繰り返す。スタートスイッチ56がオ
ンのときは、次のステップS3へ進む。
【0029】ステップS3では、用紙の有無について、
紙有無センサ17の検知結果に基づき改めて確認し、紙
有りの場合はステップS4に進み、紙なしの場合は、ス
テップS5に進む。ステップS4に進んだ場合は、ソレ
ノイド29をオンし、図5に示すように、揺動板23を
回動して給紙ローラ22を積載用紙Pの上にのせる。そ
して、次のステップS6に進む。
【0030】ステップS6では、紙厚センサ40がオフ
か否かを判断し、オフの場合、つまり紙厚が所定値未満
の場合は、ステップS7に進み、紙送りモータ32をオ
ンして搬送ローラ21とともに給紙ローラ22を回転
し、リバーシブルモータ36を正駆動してリバーシブル
ローラ35を図5中反時計方向に正回転する。そして、
積載用紙Pを送り出し、さらに給紙路39を通して中継
ガイドローラ対41・42で細断部12へと送り込む。
【0031】ステップS6にて、紙厚センサ40がオン
の場合、つまり紙厚が所定値以上の場合は、ステップS
8に進んで、ソレノイド29をオフして揺動板23を付
勢ばね28の付勢力で引き上げ、図6に示すように給紙
ローラ22を積載用紙Pから離して退避位置へ退避させ
る。また、紙送りモータ32をオンのままにして搬送ロ
ーラ21を正回転する一方、リバーシブルモータ36を
逆駆動してリバーシブルローラ35を図6中時計方向に
逆回転させる。そして、リバーシブルローラ35と接す
る用紙を逆搬送して給紙量を制限しながら、残りの用紙
を細断部12へ送り込む。
【0032】そして、ステップS7またはS8での処理
の後は、再びステップS3に戻り、同様の処理を繰り返
す。
【0033】一方、ステップS3からステップ5に進ん
だ場合は、紙有無センサ17で紙なしと検知した後、一
定時間経過したかどうかを判断し、経過していないとき
はその判断を繰り返し、経過しているときは、次のステ
ップS9に進む。そして、ソレノイド29とモータ32
・36をオフにして自動給紙の処理を終了する。
【0034】さて今度、上述の給紙装置15で手差し給
紙を行うときは、まず、給紙モード切換スイッチ55を
手差し給紙モードに切り換える。そして、図7に示すよ
うに、数枚の手差し用紙Sを、紙有無センサ17の感知
レバー18の下側を通し、さらに載置台16上に沿って
挿入し、紙先端を搬送ローラ21とリバーシブルローラ
35間に突き当ててセットする。
【0035】次に、この手差し給紙の場合における駆動
制御装置50で行う給紙制御について、図8のフローチ
ャートを使って以下に説明する。
【0036】まず、ステップS1aにて、手差し用紙S
が挿入されたか否かについて、紙有無センサ17の検知
結果に基づいて判断する。紙なしの場合は、有ると判断
されるまでステップS1aの判断を繰り返す。紙有りの
場合には、次のステップS2aに進む。
【0037】ステップS2aでは、ソレノイド29をオ
フし、紙送りモータ32を駆動する一方、リバーシブル
モータ36を正駆動する。そして、手差し給紙の間、図
7に示すように、給紙ローラ22を退避位置に退避さ
せ、搬送ローラ21を図中時計方向に回転するととも
に、リバーシブルローラ35を図中反時計方向に正回転
させる。しかして、両ローラ21・35で手差し用紙S
を搬送し、さらに給紙路39を通して中継ガイドローラ
対41・42で細断部12へと送り込む。そうして、ス
テップS3aに進む。
【0038】なお、このステップS2aでは、給紙モー
ド切換スイッチ55を切り換えたとき、紙厚さセンサ4
0による紙厚検知を行わない状態にある。
【0039】ステップS3aに進むと、紙有無センサ1
7の検知結果に基づき改めて用紙の有無を確認し、紙有
りの場合はステップS2aに戻る。紙なしの場合は、ス
テップS4aに進み、紙有無センサ17による紙なしを
検知した後、一定時間(オペレータによる次の手差し準
備時間:10〜30秒)経過したかどうかを判断する。
そして、経過していないときは、その時間経過判断を繰
り返し、経過しているときは、次のステップS5aに進
む。
【0040】しかして、ステップS5aにて、紙送りモ
ータ32およびリバーシブルモータ36をオフにし、手
差し給紙の処理を終了する。
【0041】ところで、上述した図示実施例では、手差
し給紙のときは、第2回転給紙手段30のリバーシブル
ローラ35を正回転させることにより、搬送ローラ21
との間で手差し用紙Sがジャムすることを防止する。
【0042】しかし、この発明では、以下に示す図示実
施例のごとく構成することにより、同様に、両ローラ2
1・35間で手差し用紙がジャムすることを防止するこ
とができる。
【0043】図10に、この他の実施例の給紙装置15
を示すが、上記第1実施例の給紙装置の各部と対応する
部分については説明を省略する。
【0044】さて、この実施例では、リバーシブルロー
ラ35のローラ軸35aの両端に、それぞれL状をなす
回動レバー60の一端を取り付け、この回動レバー60
でリバーシブルローラ35を支持する。回動レバー60
は、支軸61でそれを中心に回動自在に対向側板で支持
する。そして、回動レバー60の他端に、ソレノイド7
0の作動杆を連結するとともに、ソレノイド70と反対
側から付勢ばね62を掛け止めて、回動レバー60を常
時図中反時計方向に回動付勢してなる。しかして、リバ
ーシブルローラ35を搬送ローラ21に押し当てた位
置、つまり第1回転給紙手段20で送り込む積載用紙P
の給紙量を制限する規制位置に保持してなる。
【0045】なお、図11に、この給紙装置15の電気
的概略構成を示すとおり、駆動制御手段50には、上述
した紙有無センサ17の他に、ソレノイド70を電気的
に接続してなる。
【0046】そして、手差し給紙のとき、給紙モード切
換スイッチ55で手差し給紙モードに切り換える。しか
して、数枚の手差し用紙を紙有無センサ17の感知レバ
ー18の下側に挿入してセットする。しかして、駆動制
御装置50でソレノイド29をオフし、図12に示すよ
うに給紙ローラ22を退避位置に退避させ、紙送りモー
タ32をオンして搬送ローラ21を回転する。また、ソ
レノイド70をオンして回動レバー60を付勢ばね62
に抗して図中時計方向に回動し、リバーシブルローラ3
5を搬送ローラ21から離れた退避位置へ移動させる。
そして、手差し用紙Sを、搬送ローラ21で送り出し、
さらに給紙路39を通して中継ガイドローラ対41・4
2で細断部12へと送り込む。
【0047】
【発明の効果】よって、この発明によれば、手差し給紙
モードに切り換えたとき、その切換に基づき移動制御手
段により、請求項1に記載のものでは、第1回転給紙手
段と対向する第2回転給紙手段を正回転させて手差し用
紙を搬送し、または、請求項2に記載のものでは、第2
回転給紙手段を、給紙量を制限する規制位置から退避位
置へ退避させた状態にして第1回転給紙手段で手差し用
紙を搬送する構成とすることから、従来のように構造の
複雑化を招くことなく、複雑に折り畳んだりホッチキス
等で止めて一体となった数枚の用紙を手差し給紙する場
合に、ジャムしたりするトラブルの発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である給紙装置の概略構成
図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】その給紙装置の電気的概略構成を示すブロック
図である。
【図4】その給紙装置の自動給紙動作を説明するフロー
チャートである。
【図5】紙厚が所定値未満の用紙束を検知したときの給
紙装置の給紙状態を示す状態説明図である。
【図6】紙厚が所定値以上の用紙束を検知したときの給
紙装置の給紙状態を示す状態説明図である。
【図7】その給紙装置の手差し給紙状態を示す状態説明
図である。
【図8】その手差し給紙動作を説明するフローチャート
である。
【図9】その給紙装置を備えるシュレッダの概略構成図
である。
【図10】この発明の他の実施例である給紙装置の概略
構成図である。
【図11】その給紙装置の電気的概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】その給紙装置の手差し給紙状態を示す状態説
明図である。
【図13】従来の給紙装置を備えるシュレッダの概略縦
断面図である。
【図14】従来の他の給紙装置を備えるシュレッダの概
略構成図である。
【符号の説明】
12 細断部 20 第1回転給紙手段 30 第2回転給紙手段 55 給紙モード切換スイッチ(切換手段) P 積載用紙 S 手差し用紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正回転し、自動給紙のときは積載用紙を
    手差し給紙のときは手差し用紙を細断部へ送り込む第1
    回転給紙手段と、 その第1回転給紙手段と対向して正逆回転可能に設ける
    第2回転給紙手段と、 自動給紙または手差し給紙に給紙モードを切り換える切
    換手段と、 その切換手段の切換に基づき、自動給紙のとき前記第2
    回転給紙手段を逆回転して前記第1回転給紙手段で送り
    込む積載用紙の給紙量を制限し、手差し給紙のとき前記
    第2回転給紙手段を正回転する移動制御手段と、 を備えてなる、シュレッダの給紙装置。
  2. 【請求項2】 正回転し、自動給紙のときは積載用紙を
    手差し給紙のときは手差し用紙を細断部へ送り込む第1
    回転給紙手段と、 その第1回転給紙手段と対向して正逆回転可能に設け、
    該第1回転給紙手段で送り込む積載用紙の給紙量を制限
    する規制位置とその規制位置から離れた退避位置とに移
    動自在に設ける第2回転給紙手段と、 自動給紙または手差し給紙に給紙モードを切り換える切
    換手段と、 その切換手段の切換に基づき、自動給紙のとき前記第2
    回転給紙手段を前記規制位置で逆回転して積載用紙の給
    紙量を制限し、手差し給紙のとき前記第2回転給紙手段
    を退避位置に移動させる移動制御手段と、 を備えてなる、シュレッダの給紙装置。
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