JP3325715B2 - 反射防止性を有する光学部材の製造方法 - Google Patents
反射防止性を有する光学部材の製造方法Info
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Description
学部材の製造方法に関する。
ことはよく知られている。その例として、特公平4−9
281号公報には、酸化アンチモンなどの微粒子状金属
酸化物と有機材料とを含む液状組成物を高屈折率層の形
成材料に、そして有機ケイ素化合物を含む液状材料を低
屈折率層の形成材料にして、これらの形成材料をプラス
チック基材上に順次塗布硬化して反射防止膜を形成する
方法が開示されている。
O2 、SiO2 、Al2 O3 、ZrO2 などの金属酸化
物を用いて物理蒸着(PVD)法によりプラスチック基
材上に単層または多層の反射防止膜を形成する方法が開
示されている。
−9281号公報に開示されている反射防止膜の形成方
法では、最表層の低屈折率層が有機ケイ素化合物からな
るため耐擦傷性の向上には限界があった。またこの方法
は、高屈折率層用および低屈折率層用の液状のコーティ
ング組成物を予め調製する必要があり、これに通常2〜
3日要し、またコーティグ組成物の塗布硬化に通常2〜
3時間要するので、生産性に著しく劣るという欠点があ
る。また調製した液状のコーティング組成物は、低温で
保存しても経時的に劣化し、例えば調製後2ケ月経過し
たコーティング組成物を用いて形成された反射防止膜
は、調製直後のコーティング組成物を用いて形成された
反射防止膜に比べ、反射防止性、耐擦傷性、膜厚の均一
性において一段と劣るという欠点がある。
た反射防止膜の形成方法は、プラスチック基材と反射防
止膜との密着性、耐熱性が十分でないという欠点があ
る。
されたもので、その目的は耐擦傷性、密着性および耐熱
性に優れた反射防止膜を有する光学部材を生産性良く製
造する方法を提供することにある。
成するためになされたものであり、有機金属化合物の種
類および/または有機金属化合物に対する酸素ガスの相
対的供給量を変化させるプラズマ重合法により、光学基
材上に、膜厚がλ/4の低屈折率層、膜厚がλ/2の高
屈折率層および膜厚がλ/4の低屈折率層を順次有する
交互積層体または膜厚がλ/4の高屈折率層および膜厚
がλ/4の低屈折率層を順次有する交互積層体からなる
反射防止膜を形成する工程を含むことを特徴とする反射
防止性を有する光学部材の製造方法を要旨とする。
いて反射防止膜が形成される光学基材としては、メチル
メタクリレート単独重合体、メチルメタクリレートと1
種以上の他のモノマーとの共重合体、ジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネート単独重合体、ジエチレング
リコールビスアリルカーボネートと1種以上の他のモノ
マーとの共重合体、イオウ含有重合体、ハロゲン含有共
重合体、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、不飽和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリウレタンなどのプラスチック製光学基材、ある
いは無機ガラス製光学基板などが挙げられる。
は、上記プラスチック製または無機ガラス製の光学基板
上にハードコート層またはプライマー層とハードコート
層を設けた状態の光学基材も包含される。
に、高屈折率層と低屈折率層との交互積層体からなる反
射防止膜を形成するが、この反射防止膜の形成は、有機
金属化合物の種類および/または有機金属化合物に対す
る酸素ガスの相対的供給量を変化させるプラズマ重合法
により行なわれる。
化合物としては、テトラメチルジシロキサン、メチルト
リメトキシシラン、テトラメトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジビニルシラン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、ヘキサメチルシラザン、メチルトリエ
トキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、トリメチ
ルビニルシラン、ジメチルジエトキシシラン、テトラエ
トキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジエトキ
シジフェニルシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ト
リメチルメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
テトラメチルシラン、メチルトリエトキシシラン、トリ
イソプロポキシビニルシラン、アリロキシトリメチルシ
ラン、アリルトリメチルシラン、アリルトリメトキシシ
ラン、アリルトリエトキシシラン、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン、フェニルシラン、フェニルトリエト
キシシラン、フェニルトリメチルシラン、アニリノトリ
メチルシラン、ヘキサエチルジシロキサン、アリルジメ
チルシラン、エトキシジメチルビニルシラン、メトキシ
ジメチルビニルシラン、テトラビニルシラン、トリアセ
トキシビニルシラン、テトラビニルシラン、トリメチル
シリルイソシアネート、ジブトキシジアセトキシシラ
ン、フェニルトリビニルシラン、N−メチル−N−トリ
メチルシリアアセトアミドなどの有機ケイ素化合物や、
アルミニウムトリ−S−ブトキシド、テトラエチルオル
ソチタネート、テトラ−n−プロピルオルソチタネー
ト、チタニウムテトライソプロプキシド、チタニウムテ
トラ−n−ブトキシド、ジルコニウム−t−ブトキシ
ド、テトラキス(トリメチルシロキシ)チタニウム、ジ
ルコニウム2−メチル−2−ブトキシドなどの他の有機
金属化合物が挙げられる。
法により成膜したときに固有の屈折率を与える。従っ
て、反射防止膜を構成する高屈折率層の形成には、高屈
折率を付与する有機金属化合物が選択され、低屈折率層
の形成には、低屈折率を与える有機金属化合物が選択さ
れる。
成用材料は有機金属化合物の混合物でも良く、この場
合、混合物を構成する各有機金属化合物の屈折率および
混合比によって形成された膜の屈折率が決定される。有
機金属化合物の混合物を用いることによって膜の屈折率
を任意に調整できるというメリットがある。
折率は、有機金属化合物に対する酸素ガスの相対的供給
量を変化させることによって変動させることができ、例
えば有機金属化合物に対する酸素ガスの相対的供給量を
小さくすると(場合によっては酸素ガスを供給しなくて
もよい)、耐擦傷性は相対的に劣るが、高屈折率の膜が
形成され、一方有機金属化合物に対する酸素ガスの供給
量を多くすると、耐擦傷性に優れ、低屈折率の膜が形成
される。
応じて酸素ガスとともに供給して高屈折率層を形成し、
次いで有機金属化合物に対する酸素ガスの相対的供給量
を多くした状態で有機金属化合物またはその混合物と酸
素ガスを供給して低屈折率層を形成する、上記の方法に
おいて、両層の形成に用いる有機金属化合物は同一のも
のを用いれば、製造において複雑なコントロールを必要
とせず、製造上の好ましい態様の一つとなる。
形成に先立ち、光学基材との密着性をさらに高めるた
め、アルカリ処理、グロー放電により励起されるプラズ
マ処理あるいはイオンによる処理などの予備処理を行う
ことができる。
流、低周波、高周波、マイクロ波等)、電極方式(内
部、外部、無電極)、投入電力波形制御(方形、三角波
等)はいずれでもよく、適時設定され特に限定はない。
して真空槽内へ導入することも、別々に導入したのち真
空槽内にて混合することも可能である。さらに有機金属
化合物ガスはアルゴン、キセノン、ネオン、ヘリウム等
の不活性ガスをキャリアガスとして真空槽へ導入するこ
とも可能である。
は、高屈折率層と低屈折率層との交互積層体からなる。
高屈折率層と低屈折率層の2層体からなる場合は、光学
設計の理論上、低屈折率層が最表面層となる。2層体の
場合の好ましい膜厚はλ/4−λ/4である。3層体か
らなる場合は、光学基材上に低屈折率層、高屈折率層、
低屈折率層をこの順で設ける。3層体の場合の好ましい
膜厚はλ/4−λ/2−λ/4である。なお本発明にお
ける低屈折率層、高屈折率層とは、屈折率値で定められ
るものではなく、互いに接触した2つの層を比較して、
屈折率値の大きい方を高屈折率層、屈折率値の小さい方
を低屈折率層としている。
られる光学基材は、プラスチック製または無機ガラス製
の光学基材上にハードコート層またはプライマー層とハ
ードコート層を設けた光学基材をも包含する。ここにハ
ードコート層とは、光学基材に耐擦傷性を付与するため
の層であり、このハードコート層の形成に先立ち設けら
れるプライマー層は、光学基板とハードコート層との間
の屈折率差を補償することにより、干渉縞の発生を防止
するためのものであり、プライマー層の屈折率は光学基
板接触部で光学基板の屈折率と一致または近似し、光学
基板側からハードコート層側に向けて連続的にまたは段
階的に変化し、ハードコート層接触部でハードコート層
と一致または近似している。
ハードコート層の形成も、上記反射防止膜の形成に用い
たプラズマ重合法により行なうことができる。すなわ
ち、本発明の方法の一態様によれば、プライマー層、ハ
ードコート層、反射防止膜の形成を同一のプラズマ重合
装置内で真空を破らず実施できるという利点がある。
成に用いる有機金属化合物は、上記反射防止膜の形成に
用いた有機金属化合物の中から選択使用することができ
る。
反射防止膜を設けた場合、反射防止膜上に撥水層などの
保護層を設けることができる。この保護層の形成方法と
しては、プラズマCVD法、PVD法、保護液の塗布硬
化法などが挙げられる。
る。
装置において、真空槽1内にある絶縁された基材ホルダ
2にジエチレングリコールビスアリルカーボネート、ベ
ンジルメタクリレートおよびジアリルテレフタレートの
三元共重合体よりなるレンズ基材3(屈折率1.55)
をセットし、真空槽1内を排気バルブ4により0.00
1torrまで排気した。
フェニルジメチルシランガス0.025torrを、そして
50℃に加熱された容器9からヘキサメチルジシロキサ
ンガス0.015torrを供給管6を通して導入した。そ
して、形成される層の屈折率が1.58、膜厚がλ/4
となるように、真空槽1内の容量的に結合された電極
7,8に400ワットの高周波電力(13.56MHz )
を投入しO2 ガス流を5sccmにして30秒間プラズマ重
合を行なって、高屈折率層を形成した。
膜厚がλ/4となるように、フェニルジメチルシランガ
スの供給を停止し、かつ電極7,8に投入される高周波
電力を240ワットに、O2 ガス流を50sccmに変更し
た以外は前記高屈折率層形成条件と同一にして低屈折率
層を形成した。このようにしてレンズ基材上に高屈折率
層、低屈折率層とからなる反射防止膜を有する光学部材
を得た。
射率、耐擦傷性、密着性、耐熱性について下記の試験方
法により試験した。
型自記分光光度計を用い光学部材の片面視感反射率
(%)を測定した。
ルウールでコート面を10ストローク擦り、傷つき具合
を肉眼観察し、下記判定基準で耐擦傷性を評価した。 判定基準 5:良好 4:CR−39(ジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート単独重合体)レンズ素材より傷が少ない(ほぼ
良好) 3:CR−39レンズ素材と同程度の傷がつく 2:傷が非常に多い 1:反射防止膜が傷により剥離した
れぞれ11本、ナイフで入れて1mm2 の目数を100個
つくり、その上にセロハンテープを貼りつけ、急激には
がし、下記判定基準例のように評価した。 判定基準例 100 /100 :剥離しない目の数が100個を意味する 0 /100 :剥離しない目の数が0個(全ての目が剥離し
たこと)を意味する
間入れて加熱した後、クラック発生の有無を調べた。
結果は表1にまとめて示した。表1より実施例1の反射
防止膜付き光学部材は視感反射率が1.8%であり反射
防止性に優れていた。また耐擦傷性(評価4)、密着性
(クロスカットテスト100 /100 )、耐熱性(クラック
発生なし)に優れていた。
接触角を常法により測定したところ、78°であった。
装置において、真空槽1内の絶縁された基材ホルダ2に
光学基材3として、実施例1で用いたと同一のジエチレ
ングリコールビスアリルカーボネート、ジアリルテレフ
タレートおよびベンジルメタクリレートの共重合体から
なるレンズ(屈折率1.55)をセットし、真空槽1内
を排気バルブ4により0.001torrまで排気した。次
に、形成される層の屈折率が前記レンズの屈折率と同程
度となるように、100℃に加熱された容器5からフェ
ニルジメチルシランガス0.010torrを、そして50
℃に加熱された容器9からヘキサメチルジシロキサンガ
ス0.015torrを供給管6を通し導入した後、容量的
に結合された真空槽1内の電極7,8に240ワットの
高周波電力(13.56MHz )を投入し60秒間プラズ
マ重合を行なった。
上方に向って前記レンズの屈折率と同程度の屈折率か
ら、1.47〜1.43程度の屈折率まで連続的に減少
するように、フェニルジメチルシランガスの供給を停止
すると同時にO2 ガス流5sccmを導入し、O2 ガス流を
5sccmから50sccmまで連続的に上昇させながら、24
0ワットの高周波電力のもとで継続して5分間プラズマ
重合によりプライマー層の形成を行なった。
イマー層の表面の屈折率と同程度になるように、シラン
ガスの供給を続け、O2 ガス流を50sccm一定に保持し
たまま20分間プラズマ重合によりハードコート層の形
成を行った。
膜厚がλ/4となるように、ヘキサメチルジシロキサン
ガスと高周波電力の供給を一定としたままO2 ガス流を
5sccmへ変更し、同時にフェニルジメチルシランガスを
放電真空度が0.018torrになるまで導入し30秒間
かけて、高屈折率層の形成を行った。
膜厚がλ/4となるように、フェニルジメチルシランガ
スの供給を停止すると同時にO2 ガス流を50sccmまで
上昇させ60秒間かけて、低屈折率層の膜形成を行っ
た。このように高屈折率層と低屈折率層を形成すること
によって反射防止膜を設けた。
プライマー層、ハードコート層、反射防止膜を順次有す
る光学部材の視感反射率、耐擦傷性、密着性、耐熱性を
実施例1と同様に試験した結果を表1に示す。
部材も反射防止性、耐擦傷性、密着性、耐熱性に優れて
いることが明らかである。
接触角を常法により測定したところ82°であった。
ト層との間に、プラスチックレンズ基材側からハードコ
ート層に向けて屈折率が連続的に減少するプライマー層
を設けているため、干渉縞が観察されないという効果も
有する。
成物を用いてプラスチック基材上に反射防止膜を形成し
た。その詳細は以下のとおりである。
物の2−メトキシエタノール溶液を2.6g取り、これ
を酢酸3.0gとともに2−メトキシエタノール中に添
加し攪拌した後、メタノール分散五酸化アンチモンゾル
(日産化学工業(株)製AMT−130、粒子径20〜
60mμ、Sb2 O5 31.2%)を9.4g添加し、
さらに滑剤としてフッ素系界面活性剤(住友スリーエム
(株)製フロラードFC−170C)を10%含有する
2−メトキシエタノール溶液0.6g及び硬化剤として
のアルミニウムアセチルアセトネート0.15gを添加
し、室温で4時間攪拌した。得られた混合物を20℃に
保持して2日間熟成して、高屈折率層用液状組成物(各
液状組成物の全量は92.0gである)を得た。
0、粒子径16〜20mμ、SiO2 40〜41%)を
2.1g取り、これに、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランとγ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシランとの同時加水分解物の2−メトキシエタノー
ル溶液を攪拌しながら2.8g素早く添加し、さらに酢
酸0.5g、2−メトキシエタノール23.0g、2−
プロパノール5.0g、n−ブタノール18.0gの順
に添加、30分攪拌し、次いで溶液を水冷しながらアル
ミニウムアセチルアセトネート0.1g、フッ素系界面
活性剤(10%FC−170C)0.05gを添加し、
4時間攪拌を行ない、低屈折率層用液状組成物を得た。
調製された高屈折率層用液状組成物をスピンコート法
(1300rpm )により塗布した後、120℃で20分
加熱硬化させて高屈折率層を形成させた。
た低屈折率層用液状組成物をスピンコート法(1500
rpm )により塗布した後、120℃で2時間加熱硬化さ
せて高屈折率層を形成させて、反射防止膜付き光学部材
を得た。
る方法は、コーティング液の調製に3日、反射防止膜の
形成に4時間以上かかり、生産性に劣ることが明らかと
なった。
射率、耐擦傷性、密着性、耐熱性について実施例1と同
様に試験した結果を表1に示す。
部材は、耐擦傷性が実施例1〜3のものよりも劣ってい
ることが明らかとなった。
i)で得られたコーティング液を5℃で2ケ月保存した
後、比較例1と同様にして基材上に塗布硬化して反射防
止膜を形成したが、表1より明らかなように、耐擦傷
性、密着性が著しく劣っていた。
び耐熱性に優れた反射防止膜を有する光学部材を生産性
良く製造する方法が提供された。
たプラズマCVD装置の概略図
Claims (6)
- 【請求項1】 有機金属化合物の種類および/または有
機金属化合物に対する酸素ガスの相対的供給量を変化さ
せるプラズマ重合法により、光学基材上に、膜厚がλ/
4の低屈折率層、膜厚がλ/2の高屈折率層および膜厚
がλ/4の低屈折率層を順次有する交互積層体または膜
厚がλ/4の高屈折率層および膜厚がλ/4の低屈折率
層を順次有する交互積層体からなる反射防止膜を形成す
る工程を含むことを特徴とする反射防止性を有する光学
部材の製造方法。 - 【請求項2】 高屈折率を付与する有機金属化合物また
はその混合物を、必要に応じて酸素を供給しながら、供
給し、プラズマ重合を行なって光学基材上に高屈折率層
を形成した後、低屈折率を付与する有機金属化合物また
はその混合物と酸素とを供給し、プラズマ重合を行なっ
て高屈折率層上に低屈折率層を形成する、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 有機金属化合物と酸素ガスを供給し、プ
ラズマ重合を行なって光学基材上に高屈折率層を形成し
た後、有機金属化合物に対する酸素ガスの相対的供給量
を多くした状態で有機金属化合物と酸素ガスを供給し、
プラズマ重合を行なって高屈折率層上に低屈折率層を形
成する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 高屈折率層の形成に用いる有機金属化合
物と低屈折率層の形成に用いる有機金属化合物が同一物
質である、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 光学基材が、プラスチック製または無機
ガラス製の光学基板上にハードコート層またはプライマ
ー層とハードコート層を設けた光学基材からなる、請求
項1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】 反射防止膜上に保護層を設ける工程を含
む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
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