JP3325606B2 - 印刷物の搬送方法及びその装置 - Google Patents
印刷物の搬送方法及びその装置Info
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷物の後続処理作業
の分野に属するものである。本発明は、印刷物の相互位
置が一定でない自由な形態の印刷物の流れを、印刷物の
相互位置が一定となるように強制された形態の流れに変
換するものであって、平板状製品、特に各種の折り重ね
印刷物を搬送するために用いられ、搬送手段を用いるこ
とによって屋根瓦を重ねた状態のうろこ状に重なった形
態で連続的に供給し、それらを前後に所定の間隔を保つ
１つの印刷物、または１つのグループにするための方法
と装置に関するものである。
の分野に属するものである。本発明は、印刷物の相互位
置が一定でない自由な形態の印刷物の流れを、印刷物の
相互位置が一定となるように強制された形態の流れに変
換するものであって、平板状製品、特に各種の折り重ね
印刷物を搬送するために用いられ、搬送手段を用いるこ
とによって屋根瓦を重ねた状態のうろこ状に重なった形
態で連続的に供給し、それらを前後に所定の間隔を保つ
１つの印刷物、または１つのグループにするための方法
と装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】印刷物は、例えば、回転機により、ある
いは、対応する緩衝部または保持部、例えば、ローラか
らうろこ状に重なる形態で引き出される。後続処理作業
および搬送段階において、他の何らかの形態で、例えば
各印刷物または一連の印刷物がグリッパにより搬送さ
れ、けん引部材がこのような複数のグリッパを移動させ
るような送りまたは流れによって、このような印刷物を
搬送すると都合がよい。このようにすると、個々の印刷
物は相互に相対位置が保たれていない自由な形態から、
印刷物の相互位置がグリッパあるいはそれに類する搬送
具により厳密に定まる強制された形態になる。うろこ状
に重なる繰り出しを、グリッパを備える送りに変えるた
めに、対応する引渡し区域または受渡し区域へ供給ベル
トコンベヤ上で導かれ、そこで、うろこ状に重なる繰り
出し形態にある印刷物がグリッパによりつかまれる。
いは、対応する緩衝部または保持部、例えば、ローラか
らうろこ状に重なる形態で引き出される。後続処理作業
および搬送段階において、他の何らかの形態で、例えば
各印刷物または一連の印刷物がグリッパにより搬送さ
れ、けん引部材がこのような複数のグリッパを移動させ
るような送りまたは流れによって、このような印刷物を
搬送すると都合がよい。このようにすると、個々の印刷
物は相互に相対位置が保たれていない自由な形態から、
印刷物の相互位置がグリッパあるいはそれに類する搬送
具により厳密に定まる強制された形態になる。うろこ状
に重なる繰り出しを、グリッパを備える送りに変えるた
めに、対応する引渡し区域または受渡し区域へ供給ベル
トコンベヤ上で導かれ、そこで、うろこ状に重なる繰り
出し形態にある印刷物がグリッパによりつかまれる。
【０００３】このような受渡しと搬送を行う装置は、例
えば本出願人のスイス特許第６３０５８３号および欧州
特許第３３０８６８号から知られている。これらの明細
書には、例えば、回転機により広げられるうろこ状に重
なる繰り出しをけん引部材上で作動するグリッパを備え
る送りに変え、その上で、各グリッパが１つまたは複数
の印刷物を搬送する方法と装置とが説明されている。従
来、うろこ状に重なる繰り出しにあっては、印刷物が後
続する印刷物または複数の印刷物により一部が覆われる
ように配置されている。すなわち、送出し方向における
印刷物の前縁がその前側の印刷物の上に乗っている。受
渡しの間に１つまたは複数の後続印刷物の下に印刷物を
入れる必要がないように、前述の方法は、うろこ状に重
なる繰り出しが実際の受渡し前に、好ましくは上方、ま
たは、下方に、約 180°回転し、それによりうろこ状に
重なって繰り出される各印刷物が後続する１つまたは複
数の印刷物の上に乗り、従って、送出し方向における印
刷物の前縁が送出し側の接触する方（下側）にくるよう
にすることを述べている。しかしながら、前述の明細書
は、上側に前縁がくるように繰り出す場合の搬送に使用
される実施例も説明している。
えば本出願人のスイス特許第６３０５８３号および欧州
特許第３３０８６８号から知られている。これらの明細
書には、例えば、回転機により広げられるうろこ状に重
なる繰り出しをけん引部材上で作動するグリッパを備え
る送りに変え、その上で、各グリッパが１つまたは複数
の印刷物を搬送する方法と装置とが説明されている。従
来、うろこ状に重なる繰り出しにあっては、印刷物が後
続する印刷物または複数の印刷物により一部が覆われる
ように配置されている。すなわち、送出し方向における
印刷物の前縁がその前側の印刷物の上に乗っている。受
渡しの間に１つまたは複数の後続印刷物の下に印刷物を
入れる必要がないように、前述の方法は、うろこ状に重
なる繰り出しが実際の受渡し前に、好ましくは上方、ま
たは、下方に、約 180°回転し、それによりうろこ状に
重なって繰り出される各印刷物が後続する１つまたは複
数の印刷物の上に乗り、従って、送出し方向における印
刷物の前縁が送出し側の接触する方（下側）にくるよう
にすることを述べている。しかしながら、前述の明細書
は、上側に前縁がくるように繰り出す場合の搬送に使用
される実施例も説明している。
【０００４】前述の装置の場合に、うろこ状に重なって
繰り出される印刷物の間隔が一定でなければ、例えば、
グリッパにより印刷物が損傷を受けることがある。従っ
て、印刷物の横方向だけでなく、実際の受渡し前の搬送
方向における間隔も、引渡しまたは受渡しの間に一定に
するか、修正する方が都合がよい。このようにして、例
えば、スイス特許第６３０５８３号は、不十分な間隔で
繰り出される印刷物を受渡し直前に停止させ、その結果
として、正しくタイミングを取り、大きすぎる間隔で供
給される印刷物を後続するグリッパに移すような手段を
説明している。このようにすれば、印刷物の損傷を防ぐ
ことができ、かつ、後続する送りの誤動作を考慮に入れ
ることができる。
繰り出される印刷物の間隔が一定でなければ、例えば、
グリッパにより印刷物が損傷を受けることがある。従っ
て、印刷物の横方向だけでなく、実際の受渡し前の搬送
方向における間隔も、引渡しまたは受渡しの間に一定に
するか、修正する方が都合がよい。このようにして、例
えば、スイス特許第６３０５８３号は、不十分な間隔で
繰り出される印刷物を受渡し直前に停止させ、その結果
として、正しくタイミングを取り、大きすぎる間隔で供
給される印刷物を後続するグリッパに移すような手段を
説明している。このようにすれば、印刷物の損傷を防ぐ
ことができ、かつ、後続する送りの誤動作を考慮に入れ
ることができる。
【０００５】複数の印刷物が単一のグリッパにつかまれ
て搬送される場合、前述の明細書は、２つの変更態様を
説明している。すなわち、印刷物が停止位置でその方向
が設定され、それにより印刷物が最後にグリッパにより
拾い上げられた時に、それらの前縁が互いに重なるか
（スイス特許第６３０５８号）、あるいは、印刷物がう
ろこ状に重なる繰り出しから相互間隔を維持し、それに
より、任意の時点で、かつ、補助手段を用いず印刷物を
再度うろこ状に重ねて繰り出す形態に展開することがで
きる（欧州特許第３３０８６８号）かのいずれかであ
る。
て搬送される場合、前述の明細書は、２つの変更態様を
説明している。すなわち、印刷物が停止位置でその方向
が設定され、それにより印刷物が最後にグリッパにより
拾い上げられた時に、それらの前縁が互いに重なるか
（スイス特許第６３０５８号）、あるいは、印刷物がう
ろこ状に重なる繰り出しから相互間隔を維持し、それに
より、任意の時点で、かつ、補助手段を用いず印刷物を
再度うろこ状に重ねて繰り出す形態に展開することがで
きる（欧州特許第３３０８６８号）かのいずれかであ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述の装置は、複雑で
あり。かつ、あまりにも場所を取ることが判明した。こ
のことは、グリッパ中の印刷物の位置、または、グリッ
パでつかまれた複数の印刷物の相対的位置が、そのグリ
ッパの中で正確でなければならない場合、あるいは、実
際の受渡しの前に、うろこ状に重なって繰り出されてい
る時の印刷物の間隔を均一にする独立した装置を備える
ことが必要である場合、特に当てはまる。最大、かつ、
最適の利用性をもたらすためには、対応する装置を種々
の要件に容易に適合できるようにすることも望ましい。
あり。かつ、あまりにも場所を取ることが判明した。こ
のことは、グリッパ中の印刷物の位置、または、グリッ
パでつかまれた複数の印刷物の相対的位置が、そのグリ
ッパの中で正確でなければならない場合、あるいは、実
際の受渡しの前に、うろこ状に重なって繰り出されてい
る時の印刷物の間隔を均一にする独立した装置を備える
ことが必要である場合、特に当てはまる。最大、かつ、
最適の利用性をもたらすためには、対応する装置を種々
の要件に容易に適合できるようにすることも望ましい。
【０００７】本発明の目的は、印刷物の流れを変換する
方法を提供することにある。本発明の方法の結果とし
て、自由な形態で搬送されている印刷物の流れを強制さ
れた形態の流れになるように、例えば、グリッパを用い
て変換することが可能でなければならない。対応する公
知の方法と比較して、本発明の方法は、様々な用途に、
より容易に適合できる。また、本発明の目的は、適合
性、スペースに関する要件、及び、複雑性の程度の点
で、公知の装置の能力を向上させる方法を実施するため
の装置を提供することにある。
方法を提供することにある。本発明の方法の結果とし
て、自由な形態で搬送されている印刷物の流れを強制さ
れた形態の流れになるように、例えば、グリッパを用い
て変換することが可能でなければならない。対応する公
知の方法と比較して、本発明の方法は、様々な用途に、
より容易に適合できる。また、本発明の目的は、適合
性、スペースに関する要件、及び、複雑性の程度の点
で、公知の装置の能力を向上させる方法を実施するため
の装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的は、特許請求の
範囲に記載した方法とその装置とによって、達成するこ
とができる。すなわち、本発明による印刷物の搬送方法
は、印刷物の相互位置が一定でない自由な形態の印刷物
の流れを、印刷物の相互位置が一定となるように強制さ
れた形態に変換する方法であって、タイミングを取る手
順においてうろこ状に重なって繰り出されている印刷物
を固定停止部材により停止させ、停止せしめられた印刷
物を可動搬送部材により前記固定停止部材上に持上げる
とともに加速させて、印刷物の流れを受渡しの形態の流
れにし、その形態で受渡し区域に送り、そこで強制され
た形態の流れに変換されることを特徴とするものであ
る。また、本発明による印刷物の搬送装置は、印刷物を
うろこ状に重ねて繰り出す供給ベルトコンベヤ、印刷物
を搬送する搬送手段、及び、前記供給ベルトコンベヤと
搬送手段間に受渡し区域を有する印刷物の搬送装置にお
いて、供給ベルトコンベヤと搬送手段間でうろこ状に重
なって繰り出されている印刷物を停止させる固定停止部
材21.1と、停止せしめられた印刷物をタイミングを取り
ながら前記固定停止部材21.1上に持上げるとともに加速
させる可動搬送部材21.2とからなるタイミングエレメン
ト21と、このタイミングエレメント21から搬送手段へ印
刷物を搬送する中間ベルトコンベヤとを備え、受渡し区
域が中間ベルトコンベヤと搬送手段との間にあることを
特徴とするものである。
範囲に記載した方法とその装置とによって、達成するこ
とができる。すなわち、本発明による印刷物の搬送方法
は、印刷物の相互位置が一定でない自由な形態の印刷物
の流れを、印刷物の相互位置が一定となるように強制さ
れた形態に変換する方法であって、タイミングを取る手
順においてうろこ状に重なって繰り出されている印刷物
を固定停止部材により停止させ、停止せしめられた印刷
物を可動搬送部材により前記固定停止部材上に持上げる
とともに加速させて、印刷物の流れを受渡しの形態の流
れにし、その形態で受渡し区域に送り、そこで強制され
た形態の流れに変換されることを特徴とするものであ
る。また、本発明による印刷物の搬送装置は、印刷物を
うろこ状に重ねて繰り出す供給ベルトコンベヤ、印刷物
を搬送する搬送手段、及び、前記供給ベルトコンベヤと
搬送手段間に受渡し区域を有する印刷物の搬送装置にお
いて、供給ベルトコンベヤと搬送手段間でうろこ状に重
なって繰り出されている印刷物を停止させる固定停止部
材21.1と、停止せしめられた印刷物をタイミングを取り
ながら前記固定停止部材21.1上に持上げるとともに加速
させる可動搬送部材21.2とからなるタイミングエレメン
ト21と、このタイミングエレメント21から搬送手段へ印
刷物を搬送する中間ベルトコンベヤとを備え、受渡し区
域が中間ベルトコンベヤと搬送手段との間にあることを
特徴とするものである。
【０００９】本発明をさらに詳しく説明する。本発明に
よる印刷物の搬送方法は、本質的に、グリッパに引渡さ
れる（強制された形態）前にうろこ状に重なって繰り出
される（自由な形態の）印刷物が固定停止部材により停
止せしめられ、停止せしめられた印刷物が可動搬送部材
により前記固定停止部材上に持上げられるとともに加速
されて、印刷物の流れが引渡しまたは受渡しの形態にさ
れるというアイデアに基づいている。強制された形態
は、受渡しのための印刷物間の間隔が要件に従って正確
に調整され、かつ、要件に従って印刷物の前縁がうろこ
状に重なって繰り出される印刷物の上側または下側にく
るように繰り出される形態（自由な形態）でもある。受
渡しの形態での印刷物の間隔を、元のうろこ状に重なる
繰り出しでの間隔と比較して、大きくするか小さくする
か、または均一にすることができ、あるいは、受渡しの
流れのグループに形成することが可能である。ついで、
これらのグループは、それぞれの場合に、１つのグリッ
パでつかまれ、グループ間の距離が増大せしめられる一
方で、該グループ内では印刷物間の間隔をうろこ状に重
なって繰り出されていた時の間隔と比較してゼロまで減
らすことができる。このことは、受渡しの形態が、前縁
の位置により、および／または、タイミングを取ること
によって、印刷物の所要間隔と小さく異なる形で、うろ
こ状に重なって繰り出されているときの形態と異ならし
め得ることを意味する。グリッパは、受渡しのために設
定されたこのようなうろこ状に重なる印刷物をつかむ上
で問題はなく、公知の方法とは異なり、受渡し点では生
じないこのような受渡しの形態が公知の方法から容易に
形成され、かつ、適合させることができる。
よる印刷物の搬送方法は、本質的に、グリッパに引渡さ
れる（強制された形態）前にうろこ状に重なって繰り出
される（自由な形態の）印刷物が固定停止部材により停
止せしめられ、停止せしめられた印刷物が可動搬送部材
により前記固定停止部材上に持上げられるとともに加速
されて、印刷物の流れが引渡しまたは受渡しの形態にさ
れるというアイデアに基づいている。強制された形態
は、受渡しのための印刷物間の間隔が要件に従って正確
に調整され、かつ、要件に従って印刷物の前縁がうろこ
状に重なって繰り出される印刷物の上側または下側にく
るように繰り出される形態（自由な形態）でもある。受
渡しの形態での印刷物の間隔を、元のうろこ状に重なる
繰り出しでの間隔と比較して、大きくするか小さくする
か、または均一にすることができ、あるいは、受渡しの
流れのグループに形成することが可能である。ついで、
これらのグループは、それぞれの場合に、１つのグリッ
パでつかまれ、グループ間の距離が増大せしめられる一
方で、該グループ内では印刷物間の間隔をうろこ状に重
なって繰り出されていた時の間隔と比較してゼロまで減
らすことができる。このことは、受渡しの形態が、前縁
の位置により、および／または、タイミングを取ること
によって、印刷物の所要間隔と小さく異なる形で、うろ
こ状に重なって繰り出されているときの形態と異ならし
め得ることを意味する。グリッパは、受渡しのために設
定されたこのようなうろこ状に重なる印刷物をつかむ上
で問題はなく、公知の方法とは異なり、受渡し点では生
じないこのような受渡しの形態が公知の方法から容易に
形成され、かつ、適合させることができる。
【００１０】本発明による印刷物の搬送方法の別の長所
は、それぞれの場合、一方で方向が定められ、他方で、
搬送のために、グリッパによりつかまれるのが各印刷物
の同一縁である点にある。
は、それぞれの場合、一方で方向が定められ、他方で、
搬送のために、グリッパによりつかまれるのが各印刷物
の同一縁である点にある。
【００１１】本発明による印刷物の搬送方法は、４つの
手順、すなわち、タイミングを取るための第１の位置修
正の手順、タイミングを取る手順、受渡しのための第２
の位置修正の手順、及び、有効に受渡す手順から成って
いる。２つの位置修正は、うろこ状に重なって繰り出さ
れている時の印刷物の位置が、後続の手順（タイミング
を取る手順または受渡しの手順）に対して正しくなく、
通常約 180°の上方または下方の転回によりうろこ状に
重なって繰り出される印刷物が反転されている場合にの
み必要である。
手順、すなわち、タイミングを取るための第１の位置修
正の手順、タイミングを取る手順、受渡しのための第２
の位置修正の手順、及び、有効に受渡す手順から成って
いる。２つの位置修正は、うろこ状に重なって繰り出さ
れている時の印刷物の位置が、後続の手順（タイミング
を取る手順または受渡しの手順）に対して正しくなく、
通常約 180°の上方または下方の転回によりうろこ状に
重なって繰り出される印刷物が反転されている場合にの
み必要である。
【００１２】本発明による印刷物の搬送装置の主な特徴
は、印刷物をうろこ状に重ねて繰り出す供給ベルトコン
ベヤと、その近傍から印刷物を搬送する搬送手段との間
に、うろこ状に重なって繰り出されている印刷物のタイ
ミングを取るタイミングエレメント、すなわち、クロッ
クエレメントが設けられ、また、該タイミングエレメン
トに続く搬送方向に中間ベルトコンベヤが設けられてお
り、タイミングエレメント上流の搬送方向に別の中間ベ
ルトコンベヤを設けることができる点にある。
は、印刷物をうろこ状に重ねて繰り出す供給ベルトコン
ベヤと、その近傍から印刷物を搬送する搬送手段との間
に、うろこ状に重なって繰り出されている印刷物のタイ
ミングを取るタイミングエレメント、すなわち、クロッ
クエレメントが設けられ、また、該タイミングエレメン
トに続く搬送方向に中間ベルトコンベヤが設けられてお
り、タイミングエレメント上流の搬送方向に別の中間ベ
ルトコンベヤを設けることができる点にある。
【００１３】供給ベルトコンベヤの端部と搬送手段のグ
リッパによる受渡しとの間で、受渡しの形態が設定され
る。すなわち、個々の印刷物の相互の間隔はタイミング
エレメントにより設定され、また、この場合の印刷物の
間隔の大きさとうろこ状に重なって繰り出されている時
の印刷物の間隔とを比較した場合の前縁の位置は、単数
または複数の中間ベルトコンベヤにより設定される。
リッパによる受渡しとの間で、受渡しの形態が設定され
る。すなわち、個々の印刷物の相互の間隔はタイミング
エレメントにより設定され、また、この場合の印刷物の
間隔の大きさとうろこ状に重なって繰り出されている時
の印刷物の間隔とを比較した場合の前縁の位置は、単数
または複数の中間ベルトコンベヤにより設定される。
【００１４】タイミングエレメントは好ましくは印刷物
の前縁が、低い方の面にある状態でうろこ状に重なって
繰り出されている印刷物を処理し、それにより、うろこ
状に重なって繰り出されている印刷物内での前縁の位置
に応じて、この繰り出しを、第１の中間ベルトコンベヤ
によりタイミングエレメントの上流で約 180°上方また
は下方に転回しなければならない。前縁が上部にある状
態でうろこ状に重なって繰り出される流れからの印刷物
の受渡しがスペースの節約になることが明らかになっ
た。従って、別の中間ベルトコンベヤを用いて、タイミ
ングエレメントと受渡し個所との間で、うろこ状に重な
って繰り出される流れを 180°だけ、再度、上方、また
は、下方に転回すると都合がよい。
の前縁が、低い方の面にある状態でうろこ状に重なって
繰り出されている印刷物を処理し、それにより、うろこ
状に重なって繰り出されている印刷物内での前縁の位置
に応じて、この繰り出しを、第１の中間ベルトコンベヤ
によりタイミングエレメントの上流で約 180°上方また
は下方に転回しなければならない。前縁が上部にある状
態でうろこ状に重なって繰り出される流れからの印刷物
の受渡しがスペースの節約になることが明らかになっ
た。従って、別の中間ベルトコンベヤを用いて、タイミ
ングエレメントと受渡し個所との間で、うろこ状に重な
って繰り出される流れを 180°だけ、再度、上方、また
は、下方に転回すると都合がよい。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て説明する。図１は、本発明の方法の線図で、供給ベル
トコンベヤによる供給と、搬送手段による搬送との間の
印刷物の種々の形態がＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、及び、Ｅで示さ
れており、一方、このような形態を作り出す個々の手順
が、１、２、３、及び、４で示されている。一般的な搬
送方向は、左から右であるが、２つの手順（下記説明を
参照）では、これらの流れが約 180°だけ、逆になる。
て説明する。図１は、本発明の方法の線図で、供給ベル
トコンベヤによる供給と、搬送手段による搬送との間の
印刷物の種々の形態がＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、及び、Ｅで示さ
れており、一方、このような形態を作り出す個々の手順
が、１、２、３、及び、４で示されている。一般的な搬
送方向は、左から右であるが、２つの手順（下記説明を
参照）では、これらの流れが約 180°だけ、逆になる。
【００１６】印刷物の前縁が、うろこ状に重なって繰り
出される流れの最上部A.1 にあるか、または、その最下
部A.2 にあり、しかも、うろこ状に重なって繰り出され
る印刷物の間隔が、例えば、30〜120mm であるような流
れが本発明の手順により供給される。A.1 の場合にのみ
必要である第１の手順（第１の転回）では、うろこ状に
重なって繰り出される流れは、印刷物の前縁が最下部に
くる流れＢに変えられ、同時にうろこ状に重なって繰り
出される印刷物の間隔を大きくしたり、小さくできる。
うろこ状に重なって繰り出される流れＢでの印刷物間の
間隔を、均一にするか、あるいは、手順２（タイミング
を取る手順）で送りＣと差が設けられる。従って、この
ような印刷物間の間隔を単に均一にして、うろこ状に重
なって繰り出される流れC.1 を作るか、大きく、かつ均
一にして、印刷物間隔が、例えば、50〜120mm である流
れC.2 を作るか、あるいは、小さく、かつ均一にして、
うろ こ状に重なって繰り出される流れC.3 を作る。
出される流れの最上部A.1 にあるか、または、その最下
部A.2 にあり、しかも、うろこ状に重なって繰り出され
る印刷物の間隔が、例えば、30〜120mm であるような流
れが本発明の手順により供給される。A.1 の場合にのみ
必要である第１の手順（第１の転回）では、うろこ状に
重なって繰り出される流れは、印刷物の前縁が最下部に
くる流れＢに変えられ、同時にうろこ状に重なって繰り
出される印刷物の間隔を大きくしたり、小さくできる。
うろこ状に重なって繰り出される流れＢでの印刷物間の
間隔を、均一にするか、あるいは、手順２（タイミング
を取る手順）で送りＣと差が設けられる。従って、この
ような印刷物間の間隔を単に均一にして、うろこ状に重
なって繰り出される流れC.1 を作るか、大きく、かつ均
一にして、印刷物間隔が、例えば、50〜120mm である流
れC.2 を作るか、あるいは、小さく、かつ均一にして、
うろ こ状に重なって繰り出される流れC.3 を作る。
【００１７】別の方法として、印刷物間の間隔に差を設
けてそれにより前縁が重なったグループが形成され（２
つから成るグループ：C.4 、３つから成るグループ：C.
5 、など）、それらがうろこ状に重なって繰り出される
流れとして、または、並べられた形態で搬送されるか、
あるいは、印刷物の前縁間の間隔が指定されているグル
ープ（２つから成るグループ：C.6 、３つから成るグル
ープ：C.7 、など）も、並べられた形態で、または、う
ろこ状に重なって繰り出される流れで搬送され得る。う
ろこ状に重なって繰り出される流れＤの受渡しが、最上
部に前縁があることを目的とする場合にのみ必要である
第３の手順３（第２の転回）では、うろこ状に重なって
繰り出される流れＣは、再度、転回されて、うろこ状に
重なって繰り出される流れＤとなり、ついで、この流れ
Ｄでは、印刷物または印刷物グループの前縁が、再び、
上方に向けられる（D.1 〜D.7)。最終の手順４（受渡
し）では、印刷物が搬送手段のグリッパで、個別に、ま
たは、グループで、受け取られ、この結果、流れＥが生
じる（E.1 〜E.7 、グリッパは、図示されていない）。
けてそれにより前縁が重なったグループが形成され（２
つから成るグループ：C.4 、３つから成るグループ：C.
5 、など）、それらがうろこ状に重なって繰り出される
流れとして、または、並べられた形態で搬送されるか、
あるいは、印刷物の前縁間の間隔が指定されているグル
ープ（２つから成るグループ：C.6 、３つから成るグル
ープ：C.7 、など）も、並べられた形態で、または、う
ろこ状に重なって繰り出される流れで搬送され得る。う
ろこ状に重なって繰り出される流れＤの受渡しが、最上
部に前縁があることを目的とする場合にのみ必要である
第３の手順３（第２の転回）では、うろこ状に重なって
繰り出される流れＣは、再度、転回されて、うろこ状に
重なって繰り出される流れＤとなり、ついで、この流れ
Ｄでは、印刷物または印刷物グループの前縁が、再び、
上方に向けられる（D.1 〜D.7)。最終の手順４（受渡
し）では、印刷物が搬送手段のグリッパで、個別に、ま
たは、グループで、受け取られ、この結果、流れＥが生
じる（E.1 〜E.7 、グリッパは、図示されていない）。
【００１８】第１の転回または反転（手順１）は、供給
されている印刷物の流れＡの前縁が最上部にある場合に
のみ必要であるが、最下部に前縁を備える場合には、こ
の例では不必要である。これは、約 180°の上方または
下方のうろこ状に重なる流れの転回から成り、そのよう
な転回は、通常、ベルトコンベヤ（第１の中間ベルトコ
ンベヤ）の転回個所または反転個所で生じ、同時に、印
刷物が加圧ベルトによりコンベヤベルトに押し付けられ
る。ベルトコンベヤと加圧ベルト間でうろこ状に重なっ
て繰り出されるように加圧ベルトは位置決めされ、加圧
ベルトがコンベヤベルトと同じ速度で移動しながら、う
ろこ状に重なって繰り出されている印刷物に接触圧を加
える。第１の中間ベルトコンベヤと供給ベルトコンベヤ
の速度が同じであると、供給ベルトコンベヤから中間ベ
ルトコンベヤまでの転移において、印刷物間の間隔に変
化はないが、それに反して、中間ベルトコンベヤの速度
の方が大きい場合には、その間隔が大きくなり、また、
調整ベルトコンベヤの速度の方が小さい場合には、その
間隔が小さくなる。
されている印刷物の流れＡの前縁が最上部にある場合に
のみ必要であるが、最下部に前縁を備える場合には、こ
の例では不必要である。これは、約 180°の上方または
下方のうろこ状に重なる流れの転回から成り、そのよう
な転回は、通常、ベルトコンベヤ（第１の中間ベルトコ
ンベヤ）の転回個所または反転個所で生じ、同時に、印
刷物が加圧ベルトによりコンベヤベルトに押し付けられ
る。ベルトコンベヤと加圧ベルト間でうろこ状に重なっ
て繰り出されるように加圧ベルトは位置決めされ、加圧
ベルトがコンベヤベルトと同じ速度で移動しながら、う
ろこ状に重なって繰り出されている印刷物に接触圧を加
える。第１の中間ベルトコンベヤと供給ベルトコンベヤ
の速度が同じであると、供給ベルトコンベヤから中間ベ
ルトコンベヤまでの転移において、印刷物間の間隔に変
化はないが、それに反して、中間ベルトコンベヤの速度
の方が大きい場合には、その間隔が大きくなり、また、
調整ベルトコンベヤの速度の方が小さい場合には、その
間隔が小さくなる。
【００１９】搬送方向において、供給ベルトコンベヤ
か、または、第１の中間ベルトコンベヤに統合されてい
るクロックエレメントすなわちタイミングエレメントに
よりタイミングを取る（手順２）。この先行技術には、
うろこ状に重なって繰り出される印刷物の間隔を単に均
一にするようなタイミングエレメントが、すでに開示さ
れている。対応するエレメントが、本出願人の欧州特許
第２５４８５１号と米国特許第４９０５９８１号明細書
に説明されており、一方のタイミングエレメントが、印
刷物の前縁と相互に作用し、他方が、印刷物の後縁と相
互に作用する。本発明の課題を解決するためには、ここ
では均一にするだけでなく、うろこ状に重なって繰り出
される印刷物の流れをセッティングに応じて差を設ける
こともできるタイミングエレメントを有することが必要
である。これら２つの異なる機能のために、タイミング
エレメントを取替えることが必要であってはならない。
その代わりとして、手によるセッティングの対応制御指
示を通じて、あるいは、中央の主制御システムから、取
替えが可能でなければならない。対応するタイミングエ
レメントを、以下の図面に基づいて説明する。
か、または、第１の中間ベルトコンベヤに統合されてい
るクロックエレメントすなわちタイミングエレメントに
よりタイミングを取る（手順２）。この先行技術には、
うろこ状に重なって繰り出される印刷物の間隔を単に均
一にするようなタイミングエレメントが、すでに開示さ
れている。対応するエレメントが、本出願人の欧州特許
第２５４８５１号と米国特許第４９０５９８１号明細書
に説明されており、一方のタイミングエレメントが、印
刷物の前縁と相互に作用し、他方が、印刷物の後縁と相
互に作用する。本発明の課題を解決するためには、ここ
では均一にするだけでなく、うろこ状に重なって繰り出
される印刷物の流れをセッティングに応じて差を設ける
こともできるタイミングエレメントを有することが必要
である。これら２つの異なる機能のために、タイミング
エレメントを取替えることが必要であってはならない。
その代わりとして、手によるセッティングの対応制御指
示を通じて、あるいは、中央の主制御システムから、取
替えが可能でなければならない。対応するタイミングエ
レメントを、以下の図面に基づいて説明する。
【００２０】タイミングエレメントの第２の機能は、印
刷物を第２の中間ベルトコンベヤへ移すことである。第
２の中間ベルトコンベヤの速度が、印刷物をタイミング
エレメントに搬送するベルトコンベヤの速度と同一であ
る場合には、第２の中間ベルトコンベヤ上にあるうろこ
状に重なって繰り出される印刷物間の平均間隔は、タイ
ミングエレメントの上流のものと同一となる。第２の中
間ベルトコンベヤの速度の方が大きい場合には、間隔が
大きくなる。それに反して、その速度が小さい場合に
は、印刷物間の間隔が小さくなる。
刷物を第２の中間ベルトコンベヤへ移すことである。第
２の中間ベルトコンベヤの速度が、印刷物をタイミング
エレメントに搬送するベルトコンベヤの速度と同一であ
る場合には、第２の中間ベルトコンベヤ上にあるうろこ
状に重なって繰り出される印刷物間の平均間隔は、タイ
ミングエレメントの上流のものと同一となる。第２の中
間ベルトコンベヤの速度の方が大きい場合には、間隔が
大きくなる。それに反して、その速度が小さい場合に
は、印刷物間の間隔が小さくなる。
【００２１】第３の手順では、タイミングエレメント、
並びに、ベルトコンベヤの速度比率によって作り出され
た流れでうろこ状に重なって繰り出される印刷物は、受
渡し地点に搬送され、そして、その地点では、うろこ状
に重なって繰り出される流れの最上部に印刷物の前縁が
くるように受渡す必要がある場合には、この流れを約 1
80°だけ、上方にまたは下方に転回するか、あるいは、
反転させることができる。そのように転回させるため
に、第２の中間ベルトコンベヤを、第１のものと同様に
備える。
並びに、ベルトコンベヤの速度比率によって作り出され
た流れでうろこ状に重なって繰り出される印刷物は、受
渡し地点に搬送され、そして、その地点では、うろこ状
に重なって繰り出される流れの最上部に印刷物の前縁が
くるように受渡す必要がある場合には、この流れを約 1
80°だけ、上方にまたは下方に転回するか、あるいは、
反転させることができる。そのように転回させるため
に、第２の中間ベルトコンベヤを、第１のものと同様に
備える。
【００２２】印刷物の側縁がタイミングエレメントを通
過する前に、その側縁の位置について印刷物を方向付け
ることが都合がよい。これは対応する側面くせ取り装置
を、供給ベルトコンベヤの端の近傍に設置するか、また
は、第１の中間ベルトコンベヤの近傍に設置すると、最
高のものとなる。
過する前に、その側縁の位置について印刷物を方向付け
ることが都合がよい。これは対応する側面くせ取り装置
を、供給ベルトコンベヤの端の近傍に設置するか、また
は、第１の中間ベルトコンベヤの近傍に設置すると、最
高のものとなる。
【００２３】図２は、本発明の装置の好適な実施例を、
図示的に示したものである。これは、第１の転回、タイ
ミングを取り、さらに、第２の転回を用いる方法を実施
する装置である。装置各部のグループ、及び、対応する
手順で処理された印刷物の形態には、図１に示されるも
のと同一の参照符号または文字が付されている。すなわ
ち、供給される印刷物の流れＡ、第１の転回１（実質的
には、第１の中間ベルトコンベヤ）、前縁が下方に向け
られているうろこ状に重なる流れＢ、タイミングを取る
手順２（実質的には、タイミングエレメントを有する第
１と第２の中間ベルトコンベヤ間の区域）、前縁が下方
に向けられている均一か、または、差を設けたうろこ状
に重なる流れＣ、第２の転回３（実質的には、第２の中
間ベルトコンベヤ）、受渡しのための流れＤ、受渡し４
（実質的には、第２の中間ベルトコンベヤの排出区域
と、搬送手段の受渡し区域）、及び、グリッパを用いる
流れＥである。
図示的に示したものである。これは、第１の転回、タイ
ミングを取り、さらに、第２の転回を用いる方法を実施
する装置である。装置各部のグループ、及び、対応する
手順で処理された印刷物の形態には、図１に示されるも
のと同一の参照符号または文字が付されている。すなわ
ち、供給される印刷物の流れＡ、第１の転回１（実質的
には、第１の中間ベルトコンベヤ）、前縁が下方に向け
られているうろこ状に重なる流れＢ、タイミングを取る
手順２（実質的には、タイミングエレメントを有する第
１と第２の中間ベルトコンベヤ間の区域）、前縁が下方
に向けられている均一か、または、差を設けたうろこ状
に重なる流れＣ、第２の転回３（実質的には、第２の中
間ベルトコンベヤ）、受渡しのための流れＤ、受渡し４
（実質的には、第２の中間ベルトコンベヤの排出区域
と、搬送手段の受渡し区域）、及び、グリッパを用いる
流れＥである。
【００２４】ベルト51、巻取ロール52、及び排出ロール
53から成る供給ベルトコンベヤ５上に、印刷物の流れを
供給する。供給ベルトコンベヤは、側面くせ取り装置54
の横に配置することができ、しかも、もし、いかなる理
由でも、供給される印刷物の流れが搬送装置に供給でき
なければ、位置5'で旋回できるように旋回可能に組み立
てることができる。
53から成る供給ベルトコンベヤ５上に、印刷物の流れを
供給する。供給ベルトコンベヤは、側面くせ取り装置54
の横に配置することができ、しかも、もし、いかなる理
由でも、供給される印刷物の流れが搬送装置に供給でき
なければ、位置5'で旋回できるように旋回可能に組み立
てることができる。
【００２５】第１の転回または反転（手順１）は、第１
の中間ベルトコンベヤによって行われる。この中間ベル
トコンベヤは、例えば、４つ（少くとも３つ）のロール
15.1〜15.4、及び、反転ロール12の上を走る加圧ベルト
14だけでなく、少くとも２つのロール、すなわち、反転
ロール12と排出ロール13の上を走る転回または反転ベル
ト11を有する。加圧ベルト14の４つのロール15.1〜15.4
のうちで、１つのロール15.4が供給ベルトコンベヤ５の
排出ロール53の近傍に位置し、かつ、中間ベルトコンベ
ヤ用の巻取ロールとして役立つ。加圧ベルト14は反転ロ
ール12により反転せしめられる結果、ロール15.1〜15.4
で囲まれた多面体の中において凹形曲線として突出した
形状となるように配置され、しかも、供給ベルトコンベ
ヤに面したその部分が、供給ベルトコンベヤの搬送方向
とほぼ同一方向になるように配置される。反転ロール12
または排出ロール13の一つが駆動されると同時に、加圧
ベルト14は反転ベルト11により走行せしめられる。
の中間ベルトコンベヤによって行われる。この中間ベル
トコンベヤは、例えば、４つ（少くとも３つ）のロール
15.1〜15.4、及び、反転ロール12の上を走る加圧ベルト
14だけでなく、少くとも２つのロール、すなわち、反転
ロール12と排出ロール13の上を走る転回または反転ベル
ト11を有する。加圧ベルト14の４つのロール15.1〜15.4
のうちで、１つのロール15.4が供給ベルトコンベヤ５の
排出ロール53の近傍に位置し、かつ、中間ベルトコンベ
ヤ用の巻取ロールとして役立つ。加圧ベルト14は反転ロ
ール12により反転せしめられる結果、ロール15.1〜15.4
で囲まれた多面体の中において凹形曲線として突出した
形状となるように配置され、しかも、供給ベルトコンベ
ヤに面したその部分が、供給ベルトコンベヤの搬送方向
とほぼ同一方向になるように配置される。反転ロール12
または排出ロール13の一つが駆動されると同時に、加圧
ベルト14は反転ベルト11により走行せしめられる。
【００２６】２回目の転回または反転（手順３）用の第
２の中間ベルトコンベヤは、本質的に、第１の中間ベル
トコンベヤと同一の構造である。すなわち、４つのロー
ル35.1〜35.4を備えた加圧ベルト34を有し、さらに、反
転ロール32と排出ロール33とを備えた転回または反転ベ
ルト31を有する。また、前記４つのロールのうちロール
35.4は巻取ロールとして役立ち、かつ、第１の中間ベル
トコンベヤの排出ロール13の近傍に位置している。
２の中間ベルトコンベヤは、本質的に、第１の中間ベル
トコンベヤと同一の構造である。すなわち、４つのロー
ル35.1〜35.4を備えた加圧ベルト34を有し、さらに、反
転ロール32と排出ロール33とを備えた転回または反転ベ
ルト31を有する。また、前記４つのロールのうちロール
35.4は巻取ロールとして役立ち、かつ、第１の中間ベル
トコンベヤの排出ロール13の近傍に位置している。
【００２７】第１の中間ベルトコンベヤの排出ロール13
と、第２の中間ベルトコンベヤの巻取用のロール35.4と
の間にクロックエレメント又はタイミングエレメント21
を備える。この区域では、うろこ状に重なって繰り出さ
れる印刷物の流れのタイミングが取られる（手順２）。
すなわち、印刷物は、固定停止部材21.1で停止せしめら
れ、かつ、可動搬送部材21.2によりタイミングを取りな
がら、固定停止部材21.1の上に持上げられる。タイマの
機能と構造は、図３及び図４に示されている。第２の中
間ベルトコンベヤにおいて、印刷物がうろこ状に重なっ
て繰り出されるタイミングと後続する引継とが整然と行
なわれるように、加圧ベルト24により印刷物をさらにこ
の地点の上に持上げる。この加圧ベルト24は、例えば、
３つのロール25.1〜25.3上を走行し、かつ、可動搬送部
材21.2により、３つのロールが定めた経路から容易に逸
される。第２の中間ベルトコンベヤの速度は、引継がれ
ようとする印刷物の間隔によって決まる。
と、第２の中間ベルトコンベヤの巻取用のロール35.4と
の間にクロックエレメント又はタイミングエレメント21
を備える。この区域では、うろこ状に重なって繰り出さ
れる印刷物の流れのタイミングが取られる（手順２）。
すなわち、印刷物は、固定停止部材21.1で停止せしめら
れ、かつ、可動搬送部材21.2によりタイミングを取りな
がら、固定停止部材21.1の上に持上げられる。タイマの
機能と構造は、図３及び図４に示されている。第２の中
間ベルトコンベヤにおいて、印刷物がうろこ状に重なっ
て繰り出されるタイミングと後続する引継とが整然と行
なわれるように、加圧ベルト24により印刷物をさらにこ
の地点の上に持上げる。この加圧ベルト24は、例えば、
３つのロール25.1〜25.3上を走行し、かつ、可動搬送部
材21.2により、３つのロールが定めた経路から容易に逸
される。第２の中間ベルトコンベヤの速度は、引継がれ
ようとする印刷物の間隔によって決まる。
【００２８】第２の転回において形成されたうろこ状に
重なって繰り出される印刷物の流れは、対応する搬送手
段６（手順４）のグリッパ41.1〜41.3などによって、第
２の中間ベルトコンベヤの排出ロール33の近傍において
印刷物をつかむことにより行われる。そのような配置
は、引用した先行技術と一致しており、従って、ここで
は説明を省略する。つかまれた各印刷物は、最終的に、
うろこ状に重なって繰り出される流れから開放される
（図面では、グリッパ41.4及び41.5）まで、図面に示さ
れるように、受渡し地点の上においてグリッパを直線的
に動かすことが都合がよい。その場合にのみ、グリッパ
が反転ロールの円弧回りに加速される。
重なって繰り出される印刷物の流れは、対応する搬送手
段６（手順４）のグリッパ41.1〜41.3などによって、第
２の中間ベルトコンベヤの排出ロール33の近傍において
印刷物をつかむことにより行われる。そのような配置
は、引用した先行技術と一致しており、従って、ここで
は説明を省略する。つかまれた各印刷物は、最終的に、
うろこ状に重なって繰り出される流れから開放される
（図面では、グリッパ41.4及び41.5）まで、図面に示さ
れるように、受渡し地点の上においてグリッパを直線的
に動かすことが都合がよい。その場合にのみ、グリッパ
が反転ロールの円弧回りに加速される。
【００２９】図２に示される装置は、例えば、共通の駆
動装置61により駆動させることができ、個々のベルトの
駆動装置と対応して連動することが必要である。受渡し
の流れの平均間隔に対して供給される印刷物の流れの間
隔の比率を変え得るように、様々な用途に装置を適合さ
せ得る場合には、伝動手段が同様に調整可能でなければ
ならない。
動装置61により駆動させることができ、個々のベルトの
駆動装置と対応して連動することが必要である。受渡し
の流れの平均間隔に対して供給される印刷物の流れの間
隔の比率を変え得るように、様々な用途に装置を適合さ
せ得る場合には、伝動手段が同様に調整可能でなければ
ならない。
【００３０】前縁が上方に向けられて供給されてくる印
刷物の流れの変更態様として図２に示されている本発明
の方法、及び、同様に、前縁が上方に向けられている印
刷物の受渡しを実施するための装置は、最小限の床面積
とすることができるという利点を与えるが、その代わ
り、高さが伸びる。ただし、通常、スペースの制限は、
ずっと少ない。接近可能なハウジングの中に装置全体を
収容でき、そのハウジングでは、うろこ状に重なって繰
り出される印刷物の流れが最下部に供給され、また、印
刷物が最上部に搬送される。
刷物の流れの変更態様として図２に示されている本発明
の方法、及び、同様に、前縁が上方に向けられている印
刷物の受渡しを実施するための装置は、最小限の床面積
とすることができるという利点を与えるが、その代わ
り、高さが伸びる。ただし、通常、スペースの制限は、
ずっと少ない。接近可能なハウジングの中に装置全体を
収容でき、そのハウジングでは、うろこ状に重なって繰
り出される印刷物の流れが最下部に供給され、また、印
刷物が最上部に搬送される。
【００３１】その他の要件に関して、本発明の装置の好
適な実施例は、以下の通りである。
適な実施例は、以下の通りである。
【００３２】前縁が下方に向けられている供給されてく
る印刷物の流れでは、供給ベルトコンベヤの排出ロール
の直後のタイマ、第１の中間ベルトコンベヤを必要とし
ない。
る印刷物の流れでは、供給ベルトコンベヤの排出ロール
の直後のタイマ、第１の中間ベルトコンベヤを必要とし
ない。
【００３３】前縁が下方に向けられているうろこ状に重
なって繰り出される印刷物の流れからの受渡しでは、第
２の中間ベルトコンベヤを反転ベルトコンベヤとせず、
単純な直線コンベヤベルトとする。このベルトの機能
は、第１の中間ベルトコンベヤまたは供給ベルトコンベ
ヤでの印刷物の間隔、及び、受渡しでの間隔の比率を
（対応する相対速度により）調節することと、タイミン
グエレメントと中間ベルトコンベヤで準備された受渡し
形態で受渡し地点またはステーションに印刷物を搬送す
ることである。
なって繰り出される印刷物の流れからの受渡しでは、第
２の中間ベルトコンベヤを反転ベルトコンベヤとせず、
単純な直線コンベヤベルトとする。このベルトの機能
は、第１の中間ベルトコンベヤまたは供給ベルトコンベ
ヤでの印刷物の間隔、及び、受渡しでの間隔の比率を
（対応する相対速度により）調節することと、タイミン
グエレメントと中間ベルトコンベヤで準備された受渡し
形態で受渡し地点またはステーションに印刷物を搬送す
ることである。
【００３４】図３は、図２に関連して、すでに一般的に
説明されたタイミングエレメント21の好適な実施例を示
している。図２においては、第１の中間ベルトコンベヤ
の排出ロール13（これは、供給ベルトコンベヤの排出ロ
ール53においてもあり得る）、第２の中間ベルトコンベ
ヤの巻取用のロール35.4、タイミング系の加圧ベルト24
の２つのロール25.1、25.2と、第１の中間ベルトコンベ
ヤにおける反転ベルト11の対応部分、第２の中間ベルト
コンベヤである転回手段の加圧ベルト34、及び、タイミ
ング手段の加圧ベルト24を見ることができる。印刷物の
搬送方向は、矢印Ｆで示されている。
説明されたタイミングエレメント21の好適な実施例を示
している。図２においては、第１の中間ベルトコンベヤ
の排出ロール13（これは、供給ベルトコンベヤの排出ロ
ール53においてもあり得る）、第２の中間ベルトコンベ
ヤの巻取用のロール35.4、タイミング系の加圧ベルト24
の２つのロール25.1、25.2と、第１の中間ベルトコンベ
ヤにおける反転ベルト11の対応部分、第２の中間ベルト
コンベヤである転回手段の加圧ベルト34、及び、タイミ
ング手段の加圧ベルト24を見ることができる。印刷物の
搬送方向は、矢印Ｆで示されている。
【００３５】タイミングエレメント21は固定停止部材2
1.1を有し、また、その停止端部21.1'は第１の中間ベル
トコンベヤのコンベヤベルト11により搬送される印刷物
より上方で停止するように、排出ロール13、巻取用のロ
ール35.4、加圧ベルト24間に配置されている。固定停止
部材21.1には、印刷物を搬送方向と直角に置き換えるこ
となく印刷物を停止できるようにする延長部が搬送方向
に備えられている。この横延長部の中央において、固定
停止部材21.1には、少くともその停止端部21.1'の近傍
に、搬送部材21.2を移動させ得る空隙が設けられてい
る。
1.1を有し、また、その停止端部21.1'は第１の中間ベル
トコンベヤのコンベヤベルト11により搬送される印刷物
より上方で停止するように、排出ロール13、巻取用のロ
ール35.4、加圧ベルト24間に配置されている。固定停止
部材21.1には、印刷物を搬送方向と直角に置き換えるこ
となく印刷物を停止できるようにする延長部が搬送方向
に備えられている。この横延長部の中央において、固定
停止部材21.1には、少くともその停止端部21.1'の近傍
に、搬送部材21.2を移動させ得る空隙が設けられてい
る。
【００３６】停止端部21.1' を二等分する線の回りにお
いて搬送端部21.2' が搬送方向に垂直な楕円経路を描く
ことができるように、搬送部材21.2を可動自在に配置す
る。この運動の方向は、搬送端部21.2' が固定停止部材
21.1の背後にある時には搬送方向に対して上方に動き
（矢印Ｇ）、搬送端部21.2' が固定停止部材21.1の上流
にある時には下方に動く（矢印Ｇ’）。搬送端部21.2'
は、上記運動を行うことができるように固定停止部材2
1.1の中央における空隙よりも広くしてはならない。
いて搬送端部21.2' が搬送方向に垂直な楕円経路を描く
ことができるように、搬送部材21.2を可動自在に配置す
る。この運動の方向は、搬送端部21.2' が固定停止部材
21.1の背後にある時には搬送方向に対して上方に動き
（矢印Ｇ）、搬送端部21.2' が固定停止部材21.1の上流
にある時には下方に動く（矢印Ｇ’）。搬送端部21.2'
は、上記運動を行うことができるように固定停止部材2
1.1の中央における空隙よりも広くしてはならない。
【００３７】可動搬送部材21.2は例えばロッド状であ
り、搬送方向に対して直角方向の広幅の搬送端部21.2'
を有しており、駆動ホイール71と案内ホイール72とによ
り作動せしめられる。２つのホイール軸は搬送方向に垂
直であって、ほぼ互いに垂直であり、しかも、固定停止
部材21.1の停止端部21.1' の下方において垂直である。
軸からｒの間隔をおいた回転点P.1 （固定点）に回転可
能な止具73を備えた駆動ホイール71に対して、可動搬送
部材21.2が固定され、そして、軸からＲの間隔を置いた
回転点P.2 （案内点）に回転するように取付けられたガ
イド74の案内ホイール72で導かれる。固定点P.1 で描か
れる円の直径2rは、案内点P.2 で描かれる円の直径2Rよ
りも小さい。駆動ホイール71と案内ホイール72とが、同
一の回転速度で駆動される場合には、搬送端部21.2' は
垂直の長軸が直径2rに一致するような楕円を描く。
り、搬送方向に対して直角方向の広幅の搬送端部21.2'
を有しており、駆動ホイール71と案内ホイール72とによ
り作動せしめられる。２つのホイール軸は搬送方向に垂
直であって、ほぼ互いに垂直であり、しかも、固定停止
部材21.1の停止端部21.1' の下方において垂直である。
軸からｒの間隔をおいた回転点P.1 （固定点）に回転可
能な止具73を備えた駆動ホイール71に対して、可動搬送
部材21.2が固定され、そして、軸からＲの間隔を置いた
回転点P.2 （案内点）に回転するように取付けられたガ
イド74の案内ホイール72で導かれる。固定点P.1 で描か
れる円の直径2rは、案内点P.2 で描かれる円の直径2Rよ
りも小さい。駆動ホイール71と案内ホイール72とが、同
一の回転速度で駆動される場合には、搬送端部21.2' は
垂直の長軸が直径2rに一致するような楕円を描く。
【００３８】搬送端部21.2' が停止端部21.1' の上流
か、または、停止端部21.1' の下方にあって搬送方向に
ある時には、タイミング手段の近傍に搬送される印刷物
は、固定停止部材21.1により停止せしめられる。搬送端
部21.2' はそのように停止せしめられた印刷物に下方か
ら、すなわち、搬送方向Ｆの方に非常に小さい速度で、
接近する。後続運動する間、この搬送端部21.2' は停止
せしめられた印刷物を停止端部21.1' の区域から持上げ
て加圧ベルト24に押付け、同時に、印刷物を加速する。
このような方法で、印刷物は停止端部21.1' の上に持上
げられ、そして、印刷物の搬送を果たす加圧ベルト34と
加圧ベルト24との間の区域に進む。明らかに、印刷物の
運動は、搬送端部21.2' の楕円運動の頻度に対するベル
ト11上の印刷物の頻度の比率によって決まる。また、こ
れら２つの運動間の位相変位、及び、以上の両方のパラ
メータは、いかなる機械的動作なしに広い範囲内で容易
に設定することができる。
か、または、停止端部21.1' の下方にあって搬送方向に
ある時には、タイミング手段の近傍に搬送される印刷物
は、固定停止部材21.1により停止せしめられる。搬送端
部21.2' はそのように停止せしめられた印刷物に下方か
ら、すなわち、搬送方向Ｆの方に非常に小さい速度で、
接近する。後続運動する間、この搬送端部21.2' は停止
せしめられた印刷物を停止端部21.1' の区域から持上げ
て加圧ベルト24に押付け、同時に、印刷物を加速する。
このような方法で、印刷物は停止端部21.1' の上に持上
げられ、そして、印刷物の搬送を果たす加圧ベルト34と
加圧ベルト24との間の区域に進む。明らかに、印刷物の
運動は、搬送端部21.2' の楕円運動の頻度に対するベル
ト11上の印刷物の頻度の比率によって決まる。また、こ
れら２つの運動間の位相変位、及び、以上の両方のパラ
メータは、いかなる機械的動作なしに広い範囲内で容易
に設定することができる。
【００３９】図４は、タイミングエレメントの機能に関
して３つの例を示すものであって、その機能が固定停止
部材21.1、可動搬送部材21.2、並びに、一方では可動搬
送部材21.2の搬送端部21.2' の楕円運動経路Ｈ、また、
他方では、タイミングエレメントの近傍に搬送された印
刷物80.1〜80.3、81.1〜81.3、及び、82.1〜82.3によ
り、図解的に表現されている。その機能は、うろこ状に
重なって繰り出される流れのタイミング時間Ｔ（その先
行エレメントの位置まで印刷物を搬送するために必要な
時間）に対する可動搬送部材の回転時間T.1 〜T.3 の比
率により、また、２つの運動の位相変位φ.1〜φ.3によ
り、換言すれば、例えば、可動搬送部材が最も高い位置
にある時に固定停止部材から、次の前縁が導かれてくる
時間により、決定される。
して３つの例を示すものであって、その機能が固定停止
部材21.1、可動搬送部材21.2、並びに、一方では可動搬
送部材21.2の搬送端部21.2' の楕円運動経路Ｈ、また、
他方では、タイミングエレメントの近傍に搬送された印
刷物80.1〜80.3、81.1〜81.3、及び、82.1〜82.3によ
り、図解的に表現されている。その機能は、うろこ状に
重なって繰り出される流れのタイミング時間Ｔ（その先
行エレメントの位置まで印刷物を搬送するために必要な
時間）に対する可動搬送部材の回転時間T.1 〜T.3 の比
率により、また、２つの運動の位相変位φ.1〜φ.3によ
り、換言すれば、例えば、可動搬送部材が最も高い位置
にある時に固定停止部材から、次の前縁が導かれてくる
時間により、決定される。
【００４０】上段は供給されてくる印刷物の流れの間隔
を均一にすることを示し、中段は重ねられている２つの
ものから成るグループの形態を示し、下段は間隔に差を
設けた２つのものから成るグループの形態を示す。縦列
は仮定された特定の位置でのタイミングエレメントを表
している。第１列では、可動搬送部材21.2は最も高い位
置にあるが、それに反して、後続する列では、それぞれ
の場合に90°移動した後、結果的に１番右の列では、タ
イミングエレメントが第１列のものと同一の位置とな
る。かくして、第１列と最終列との間で搬送端部21.2'
が１回楕円運動を行ったことになる。
を均一にすることを示し、中段は重ねられている２つの
ものから成るグループの形態を示し、下段は間隔に差を
設けた２つのものから成るグループの形態を示す。縦列
は仮定された特定の位置でのタイミングエレメントを表
している。第１列では、可動搬送部材21.2は最も高い位
置にあるが、それに反して、後続する列では、それぞれ
の場合に90°移動した後、結果的に１番右の列では、タ
イミングエレメントが第１列のものと同一の位置とな
る。かくして、第１列と最終列との間で搬送端部21.2'
が１回楕円運動を行ったことになる。
【００４１】印刷物の間隔を均一にするために、固定停
止部材21.1及び可動搬送部材21.2が各印刷物と相互に作
用しなければならない。換言すれば、個々の印刷物は固
定停止部材21.1で停止せしめられ、かつ、可動搬送部材
21.2により固定停止部材21.1の上に搬送されなければな
らない(T.1＝Ｔ）。不揃いの補正処置は、印刷物の遅延
でφ.1＝T/4 （示される通り）の位相変位に限定され
る。換言すれば、半サイクル遅れて搬送された印刷物は
図４の上段に従った配置により補正されるが、それに反
して、そのクロック時間よりも前に搬送された印刷物は
先の印刷物に対して、あまりにも早く１サイクルを通過
し、しかも、タイミング系を通じての間隔が小さ過ぎ
る。この補正処置は位相変位を変えて修正することがで
きる。例えば、φ.1＝T/2 の位相変位を用いて、大き過
ぎるか、または、小さ過ぎる間隔をT/4まで補正するこ
とができる。
止部材21.1及び可動搬送部材21.2が各印刷物と相互に作
用しなければならない。換言すれば、個々の印刷物は固
定停止部材21.1で停止せしめられ、かつ、可動搬送部材
21.2により固定停止部材21.1の上に搬送されなければな
らない(T.1＝Ｔ）。不揃いの補正処置は、印刷物の遅延
でφ.1＝T/4 （示される通り）の位相変位に限定され
る。換言すれば、半サイクル遅れて搬送された印刷物は
図４の上段に従った配置により補正されるが、それに反
して、そのクロック時間よりも前に搬送された印刷物は
先の印刷物に対して、あまりにも早く１サイクルを通過
し、しかも、タイミング系を通じての間隔が小さ過ぎ
る。この補正処置は位相変位を変えて修正することがで
きる。例えば、φ.1＝T/2 の位相変位を用いて、大き過
ぎるか、または、小さ過ぎる間隔をT/4まで補正するこ
とができる。
【００４２】図４の中段は前縁が重なり合った２つのも
のから成るグループの形態を示しており、この目的では
T.2 ＝2T、及び、φ.2＝０である。下段は差を設けたう
ろこ状に重なる流れの形態を示しており、ここではタイ
ミングを取った後の印刷物の間隔はT/2 、3T/2、T/2 、
3T/2などである。この動作の条件は、T.3 ＝2T、および
φ.3＝3T/4である。このうろこ状に重なる印刷物の流れ
における不揃いは、２つのものから成るグループの形態
を保っている間は限られた程度まで補償される。また、
タイミングを取った後の印刷物の有効な間隔は、タイミ
ングエレメントの前後の間隔の比率によっても決まる。
のから成るグループの形態を示しており、この目的では
T.2 ＝2T、及び、φ.2＝０である。下段は差を設けたう
ろこ状に重なる流れの形態を示しており、ここではタイ
ミングを取った後の印刷物の間隔はT/2 、3T/2、T/2 、
3T/2などである。この動作の条件は、T.3 ＝2T、および
φ.3＝3T/4である。このうろこ状に重なる印刷物の流れ
における不揃いは、２つのものから成るグループの形態
を保っている間は限られた程度まで補償される。また、
タイミングを取った後の印刷物の有効な間隔は、タイミ
ングエレメントの前後の間隔の比率によっても決まる。
【００４３】図４に示されるタイミングエレメントの機
能は、比率Ｔ／T.X と位相変位φ.Xを変えることによ
り、ほぼランダムに拡張することができる。楕円Ｈの水
平方向の直径と、タイミングエレメントの上流の印刷物
間隔との様々な比率により、後続の変更態様も可能であ
る。本発明のタイミングエレメントを２以上結合するこ
とにより、種々形態の異なった印刷物の流れを可能なら
しめることができる。そのために、それぞれの場合に、
２つのタイミングエレメント間にコンベヤベルトを追加
配置することが常に必要である。
能は、比率Ｔ／T.X と位相変位φ.Xを変えることによ
り、ほぼランダムに拡張することができる。楕円Ｈの水
平方向の直径と、タイミングエレメントの上流の印刷物
間隔との様々な比率により、後続の変更態様も可能であ
る。本発明のタイミングエレメントを２以上結合するこ
とにより、種々形態の異なった印刷物の流れを可能なら
しめることができる。そのために、それぞれの場合に、
２つのタイミングエレメント間にコンベヤベルトを追加
配置することが常に必要である。
【００４４】
【発明の効果】本発明による搬送方法は、うろこ状に重
なって繰り出されている印刷物を固定停止部材により停
止させ、停止せしめられた印刷物を可動搬送部材により
前記固定停止部材上に持上げるとともに加速させること
により、きわめて容易に印刷物の流れを変換することが
できるから、種々形態の異なった流れにするのにきわめ
て容易に適合させることができ、様々な用途に適合でき
るという効果がある。
なって繰り出されている印刷物を固定停止部材により停
止させ、停止せしめられた印刷物を可動搬送部材により
前記固定停止部材上に持上げるとともに加速させること
により、きわめて容易に印刷物の流れを変換することが
できるから、種々形態の異なった流れにするのにきわめ
て容易に適合させることができ、様々な用途に適合でき
るという効果がある。
【００４５】本発明による搬送装置は、うろこ状に重な
って繰り出されている印刷物を停止さ せる固定停止部材
と、停止せしめられた印刷物をタイミングを取りながら
前記固定停止部材上に持上げるとともに加速させる可動
搬送部材とからなるタイミングエレメントを用いて、印
刷物の流れの形態を種々異ならしめることができるか
ら、その適応性に優れているのみならず、スペースを余
り取らず、構造も簡単であるという効果がある。
って繰り出されている印刷物を停止さ せる固定停止部材
と、停止せしめられた印刷物をタイミングを取りながら
前記固定停止部材上に持上げるとともに加速させる可動
搬送部材とからなるタイミングエレメントを用いて、印
刷物の流れの形態を種々異ならしめることができるか
ら、その適応性に優れているのみならず、スペースを余
り取らず、構造も簡単であるという効果がある。
【図１】種々の変更態様を有する本発明の搬送方法の実
施例を示す概略図である。
施例を示す概略図である。
【図２】搬送方向に直角の方向から見た本発明の装置の
実施例を示す全体図である。
実施例を示す全体図である。
【図３】図２と同じ方向から見たタイミングエレメント
付近の詳細図である。
付近の詳細図である。
【図４】タイミングエレメントの機能図である。
Ｂ…うろこ状に重なる印刷物の流れ、１…第１の転回ま
たは反転、２…タイミングを取る手順、Ｔ，T.1 〜T.3
…タイミング時間、φ.1〜φ.3…位相変位、21…タイミ
ングエレメント、21.1…固定停止部材、21.1' …停止端
部、21.2…可動搬送部材、21.2' …搬送端部、Ｄ…うろ
こ状に重なって繰り出される印刷物の流れ、３…第２の
転回または反転、31…コンベヤベルト、32…反転ロー
ル、33…排出ロール、34…加圧ベルト、35.4…ロール、
４…受渡し、５…供給ベルトコンベヤ、６…搬送手段、
71…駆動ホイール、72…案内ホイール、P.1 〜P.2 …回
転点。
たは反転、２…タイミングを取る手順、Ｔ，T.1 〜T.3
…タイミング時間、φ.1〜φ.3…位相変位、21…タイミ
ングエレメント、21.1…固定停止部材、21.1' …停止端
部、21.2…可動搬送部材、21.2' …搬送端部、Ｄ…うろ
こ状に重なって繰り出される印刷物の流れ、３…第２の
転回または反転、31…コンベヤベルト、32…反転ロー
ル、33…排出ロール、34…加圧ベルト、35.4…ロール、
４…受渡し、５…供給ベルトコンベヤ、６…搬送手段、
71…駆動ホイール、72…案内ホイール、P.1 〜P.2 …回
転点。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−178161（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−181670（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−135535（ＪＰ，Ｕ) 米国特許4201286（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 29/66 B65H 29/04
Claims (17)
- 【請求項１】印刷物の相互位置が一定でない自由な形態
の印刷物の流れを、印刷物の相互位置が一定となるよう
に強制された形態の流れに変換する方法であって、タイ
ミングを取る手順においてうろこ状に重なって繰り出さ
れている印刷物を固定停止部材により停止させ、停止せ
しめられた印刷物を可動搬送部材により前記固定停止部
材上に持上げるとともに加速させて、印刷物の流れを受
渡しの形態の流れにし、その形態で受渡し区域に送り、
そこで強制された形態の流れに変換されることを特徴と
する印刷物の搬送方法。 - 【請求項２】供給される前記印刷物の流れ及び受渡しの
形態は、繰り出し間隔が様々に異なる種々の形態で一定
間隔のうろこ状に重なって繰り出される流れであり、こ
の流れでの繰り出し間隔の大きさにより、前記受渡しの
形態を印刷物の前縁の位置、および／または様々に異な
る印刷物の間隔により異ならしめることができることを
特徴とする請求項１記載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項３】前記受渡しの形態は、うろこ状に重なって
繰り出される印刷物の間隔を均一にするか、あるいは、
差を設けた流れであって、印刷物の前縁が上側もしくは
下側に位置せしめられることを特徴とする請求項２記載
の印刷物の搬送方法。 - 【請求項４】タイミングを取る手順と受渡しの少くとも
２つの手順を備え、タイミングを取る手順および／また
は受渡しの手順に先立ち位置修正という手順を追加する
ことが可能であることを特徴とする請求項１から３のい
ずれかに記載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項５】少くとも１つの手順における印刷物は、そ
の前縁が底面に位置するようにうろこ状に重なった流れ
になることを特徴とする請求項１から４のいずれかに記
載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項６】第１の手順１で印刷物の前縁がその底面の
下にくるように変換され、第２の手順２で印刷物間の間
隔が受渡しのために調整され、第３の手順３で印刷物の
前縁がその上面の上に乗るように変換され、第４の手順
４でグリッパによりつかまれることを特徴とする請求項
５記載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項７】第２の手順２で印刷物の間隔が均一に保持
せしめられ、均一に増大せしめられ、均一に減少せしめ
られ、あるいは、印刷物の間隔に差が設けられることを
特徴とする請求項６記載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項８】供給された印刷物間に差が設けられること
によって、前縁が重なったグループまたは、前縁間に所
定の間隔を有するグループが形成され、第４の手順でこ
れらグループの各々がグリッパによりつかまれることを
特徴とする請求項７記載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項９】タイミングを取る手順である第２の手順２
が、うろこ状に重なって繰り出されるタイミングＴに対
する可動搬送部材の作動タイミングT.1 〜T.3 と前記２
つのタイミングサイクルの位相変位φ.1〜φ.3とを調整
することにより調整されることを特徴とする請求項７ま
たは８記載の印刷物の搬送方法。 - 【請求項１０】印刷物をうろこ状に重ねて繰り出す供給
ベルトコンベヤ、印刷物を搬送する搬送手段、及び、前
記供給ベルトコンベヤと搬送手段間に受渡し区域を有す
る印刷物の搬送装置において、供給ベルトコンベヤと搬
送手段間でうろこ状に重なって繰り出されている印刷物
を停止させる固定停止部材21.1と、停止せしめられた印
刷物をタイミングを取りながら前記固定停止部材21.1上
に持上げるとともに加速させる可動搬送部材21.2とから
なるタイミングエレメント21と、このタイミングエレメ
ント21から搬送手段へ印刷物を搬送する中間ベルトコン
ベヤとを備え、受渡し区域が中間ベルトコンベヤと搬送
手段との間にあることを特徴とする印刷物の搬送装置。 - 【請求項１１】前記中間ベルトコンベヤが反転コンベヤ
とコンベヤベルト31とで構成され、該コンベヤベルト31
が少くとも１つの排出ロール33と反転ロール32上を走行
し、加圧ベルト34が少くとも３つのロールと反転ロール
32上を走行し、そのうちの１つのロール35.4がタイミン
グエレメント21の近傍に位置することを特徴とする請求
項１０記載の印刷物の搬送装置。 - 【請求項１２】供給ベルトコンベヤとタイミングエレメ
ント21間に別の中間ベルトコンベヤが設けられ、該中間
ベルトコンベヤも反転コンベヤとして構成されているこ
とを特徴とする請求項１０または１１記載の印刷物の搬
送装置。 - 【請求項１３】固定停止部材21.1が搬送方向に対して直
角に伸び、その中央領域で空隙を有し、可動搬送部材2
1.2がこの空隙を通って動くように配置されていること
を特徴とする請求項１０記載の印刷物の搬送装置。 - 【請求項１４】可動搬送部材21.2は、搬送端部21.2' が
搬送方向に対して直角方向に広がっている状態でロッド
状に構成され、駆動ホイール71に回転可能に取付けら
れ、さらに、案内ホイール72に回転するように取付けら
れたガイド74で案内されることを特徴とする請求項１３
記載の印刷物の搬送装置。 - 【請求項１５】駆動ホイール71及び案内ホイール72が互
いに垂直方向に配置されているとともに、固定停止部材
21.1の停止端部21.1' の下方に垂直方向に配置されてい
ることを特徴とする請求項１４記載の印刷物の搬送装
置。 - 【請求項１６】駆動ホイール71の軸と回転点P.1 間の距
離ｒが案内ホイール72の軸と回転点P.2間の距離Ｒより
も小さいことを特徴とする請求項１５記載の印刷物の搬
送装置。 - 【請求項１７】少くともさらに１つのタイミングエレメ
ントが前記タイミングエレメント21と中間ベルトとの間
に配置され、別のコンベヤベルトがこれら２つのタイミ
ングエレメント間に各々設けられていることを特徴とす
る請求項１０記載の印刷物の搬送装置。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH01904/91-8 | 1991-06-27 | ||
| LI01904/91-8 | 1991-06-27 | ||
| CH1904/91A CH683094A5 (de) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | Verfahren und Vorrichtung zum Wegfördern von in einem Schuppenstrom zugeführten flächigen Erzeugnissen, insbesondere Druckprodukten. |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664819A JPH0664819A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3325606B2 true JP3325606B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=4221316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19343892A Expired - Fee Related JP3325606B2 (ja) | 1991-06-27 | 1992-06-25 | 印刷物の搬送方法及びその装置 |
Country Status (10)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5295679A (ja) |
| EP (1) | EP0520944B1 (ja) |
| JP (1) | JP3325606B2 (ja) |
| AT (1) | ATE137474T1 (ja) |
| AU (1) | AU653826B2 (ja) |
| CA (1) | CA2071274A1 (ja) |
| CH (1) | CH683094A5 (ja) |
| DE (1) | DE59206153D1 (ja) |
| FI (1) | FI922988A (ja) |
| RU (1) | RU2074096C1 (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5586964A (en) * | 1994-11-02 | 1996-12-24 | B. Bunch Company, Inc. | System for delivering folded paper |
| JP3793232B2 (ja) * | 1995-04-11 | 2006-07-05 | グラファ−ホルディング・アクチェンゲゼルシャフト | 印刷物ストリームの搬送方法及び装置 |
| US5882006A (en) * | 1995-10-06 | 1999-03-16 | Baldwin Technology Corporation | Apparatus and method for turning and orienting articles within an article pathway |
| EP0863099B1 (de) * | 1997-03-04 | 2001-11-21 | Ferag AG | Einrichtung zum Vereinzeln gestapelter Druckereiprodukte |
| US6193227B1 (en) * | 1997-04-28 | 2001-02-27 | Grapha-Holding Ag | Continuously feeding sheets with coil unwind control |
| EP0990535B1 (de) * | 1998-09-28 | 2003-11-12 | Grapha-Holding Ag | Verfahren zur Herstellung von Druckerzeugnissen durch Einstecken von wenigstens einem Teilprodukt in ein Hauptprodukt und Einrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
| RU2229429C2 (ru) * | 1998-10-26 | 2004-05-27 | Фераг Аг | Способ и устройство для транспортировки печатных изделий |
| DE50005297D1 (de) * | 1999-05-31 | 2004-03-25 | Ferag Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Transportieren von in einer Schuppenformation anfallenden Gegenständen |
| US6227532B1 (en) | 1999-06-21 | 2001-05-08 | Gbr Systems Corporation | Sheet turnover mechanism |
| ATE258533T1 (de) | 2000-10-02 | 2004-02-15 | Ferag Ag | Verfahren und vorrichtung zur bildung einer doppelschuppenformation aus druckereiprodukten |
| ATE273229T1 (de) * | 2001-01-24 | 2004-08-15 | Ferag Ag | Verfahren und einrichtung zum umgreifen von mit greifern gehalten geförderten, flachen gegenständen |
| DE50207993D1 (de) * | 2001-12-21 | 2006-10-12 | Ferag Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Födern von flächigen Produkten |
| DK1494949T3 (da) * | 2002-04-18 | 2009-01-19 | Ferag Ag | Fremgangsmåde og indretning til fremföring af et respektivt antal flade underprodukter til en seriel videreforarbejdning |
| JP3895726B2 (ja) | 2003-12-26 | 2007-03-22 | 株式会社東京機械製作所 | 折帳集積装置 |
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