JPH0525789B2

JPH0525789B2 -

Info

Publication number: JPH0525789B2
Application number: JP4163683A
Authority: JP
Inventors: Rihitaa Yohanesu
Original assignee: EMU AA ENU ROORANTO DORUTSUKUMASHIINEN AG
Current assignee: EMU AA ENU ROORANTO DORUTSUKUMASHIINEN AG
Priority date: 1982-03-19
Filing date: 1983-03-15
Publication date: 1993-04-14
Also published as: JPS58167353A; EP0089407B1; EP0089407A1; DE3210203C1; US4538800A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は連続的に循環する搬送手段によつて、
１組の回転する胴対に供給される折り丁の流れを
分けるための装置であつて、前記胴対の後方に変
向舌状片が配置されており、該変向舌状片によつ
て折り丁が選択的に第１又は第２の搬送路内に差
し入れられるようになつている形式のものに関す
る。

アメリカ合衆国特許第3206191号明細書によつ
て公知の上記形式を有する装置は案内ベルト機構
を有しており、この機構内で被印刷製品が２つの
胴又はローラの間を貫通案内されまたその胴の後
方では、該胴対に対して平行に延びるロツド上に
旋回可能な変向舌状片が装着されている。この変
向舌状片は上側又は下側の位置に不変に固定され
てもいいし、又は搬入される折り丁の周期に合わ
せてこの上側位置と下側位置との間を旋回しても
よい。これによつて搬入されてくる折り丁を全
部、上側か又は下側の案内ベルト機構内に案内す
ることが可能である。更に昇降旋回する変向舌状
片のリズムに合わせて、前記の搬入される折り丁
を交互に上側と下側の案内ベルトに機構に送るこ
とも可能である。しかしこの公知の折り丁流を分
配するための装置は、例えば高速度運転される折
り装置などの機械内に挿入するのにはあまり適さ
ない。何故ならこの場合、可動な機械部分の質量
慣性モーメントが搬送路（案内ベルト機構）切換
え装置に不利に作用してしまうからである。

本発明の課題は冒頭に述べた形式の装置におい
て、搬入されてくる折り丁全部上方又は下方の搬
送路内に選択的に送入可能であり、かつ機械的な
切換えプロセスの必要なしに、連続して搬入され
てくる折り丁を交互に上方及び下方の搬送路内に
送入することも可能であるものを提供することで
ある。

上記課題を解決した本発明の要旨は、連続的に
循環する搬送手段によつて、１組の回転する胴対
に供給される折り丁の流れを分けるための装置で
あつて、前記胴対の後方に変向舌状片が配置され
ており、胴対の各胴が、胴の外周面から突出して
いて折り丁の搬送路内に突入する少なくとも１つ
のセグメントを備えており、かつ、折り丁が上方
の胴のセグメントにより定置の変向舌状片の下側
へ第１の搬送路内に送入され、かつ下方の胴のセ
グメントにより変向舌状片の上側へ第２の搬送路
内の送入されるように、セグメントの周方向の位
置と胴対の回転数とが、搬送されて来る折り丁の
周期に関連して規定されている形式のものにおい
て、前記セグメントが調節偏心機構によつて選択
的に折り丁の搬送路内に押し入れられることにあ
る。本発明の有利な実施態様は特許請求の範囲第
２項乃至第７項に記載したとおりである。

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

第１図及び第２図には側壁１と２との間で支承
された２つのシリンダ又は胴３，４が示されてい
る。この胴３，４は歯車５，６によつて駆動さ
れ、該歯車自体は図示されていないクラツチを有
する減速伝動装置７によつて駆動されるようにな
つている。

上側の胴３の周囲には案内ベルト８、下側の胴
４の周囲には案内ベルト９が案内されている。必
要な搬送路を規定するために、案内ベルト８，９
のガイド用としてガイドローラ１０，１１，１
２，１３，１４，１５が用いられている（第２図
参照）。案内ベルト８，９の相隣接した両区分に
よつて胴３，４への折り丁供給路が形成されてお
り、また胴３，４の後ろでは互いに離反して延び
る各案内ベルト区分がそれぞれに案内ベルト１
６，１７と協働して２つの別々に延びる搬送路を
形成している、案内ベルト１６，１７のガイドの
ために従来公知構造のガイドローラ１８，１９，
２０，２１が用いられている。

胴３，４は軸２２，２３によつて側壁１，２に
慣用方法（図示せず）で支承されている。それぞ
れの胴３，４には板状のセグメント２４，２５，
２６，２７が固定されており、このセグメントは
選択的に胴３，４の外周面から突出摺動可能とな
つている。この目的のために軸２２，２３の適当
な切欠き内には軸線平行な偏心部材２８，３０，
３２，３４が設けられており、この偏心部材の回
転によつてセグメント２４，２５，２６，２７が
胴３，４の外周面より持上げられかつ再び引入れ
られるようになつている。この場合に偏心部材２
８は偏心スピンドル２９上に、偏心部材３０は偏
心スピンドル３１上に、偏心部材３２は偏心スピ
ンドル３３上に、そして偏心部材３４は偏心スピ
ンドル３５上に位置している。

図示の各偏心機構によれば、例えば該機構が胴
３，４の端面側から回転調節されることによつて
セグメント２４，２５，２６，２７が任意に外周
面から突出されかつ戻し下げられる。しかしもつ
と単純な構造としてはセグメント２４，２５，２
６，２７を前記のような高価な調節部材によつて
突出させるのではなく該セグメントをその突出位
置で胴３，４と簡単な方向でねじ留めるようにす
ると有利である。この場合種々異なる（後述す
る）折り種類に合わせて当該のねじ留め可能なセ
グメント２４，２５，２６，２７を簡単に交換可
能とすることができる。

胴対３，４の後方には変向舌状片３６が、胴
３，４に対して平行に延びるロツド３７上に装着
されて配置されている。このロツド３７も側壁
１，２に固定されていてよい。

案内ベルト８，９の間で送られてくる折り丁３
８は胴３，４の間を貫通し、その際にセグメント
２５，２７の角度位置に応じて、変向舌状片３６
の下側に入り案内ベルト９，１７の各部分によつ
て形成された下方搬送路内にか、又は変向舌状片
３６の上側に入り案内ベルト８，１６の各部分に
よつて形成された上方搬送路内に大切に差込まれ
る。

各セグメント２４，２５，２６，２７の円弧長
さは搬送されるべき折り丁３８の長さにほぼ相応
している。第２図ではセグメント２５と２７のみ
が胴３，４の外周面から突出しており、それによ
つて図示されていない印刷機又は折り装置の駆動
機構と同期しての胴３，４の旋回時に案内ベルト
８，９の間に走入してくる折り丁３８が交互に、
セグメント２５のそらせ作用によつて変向舌状片
３６の下側で下方の搬送路内に及びセグメント２
７のそらせ作用によつて舌状片３６の上側で上方
の搬送路内に差し入れられるようになつている。
第２図から分るようにセグメント２５，２７の形
状を湾曲形成しかつその湾曲を変向舌状片３６
の、搬送路内への接続部分の湾曲と適合すること
によつて、折り丁３８を柔らかくかつ大切に案内
することが保証され、しかもこのための運転中の
機械的な切換え制御プロセスは不要である。セグ
メント２４，２５，２６，２７は側方で、図示さ
れていないガイド内に正確に嵌合して支承されて
いる。

第３図には胴３，４に前配置された図示されて
いない折り胴上でそれぞれ１つの枚葉紙が折られ
るようになつている所謂２つ折り構造のものとの
協働方法が略示されている。この場合の例では折
り丁３８がそれぞれ１つの非作用段階（中間室
間）の後ごとに胴３，４に達し、しかもこの非作
用段階が折り丁３８と同じ長さを有している。

第３図の例では有効な、即ち胴３，４の外周面
から突出されたセグメント２５，２７が互いに
90゜ずらされている。これによつて折り丁流の分
割が可能となり、この際に例えば正数順番の折り
丁３８が上方の搬送路８，１６内に、また奇数順
番の折り丁が下方の搬送路内に送入せしめられ
る。

第４図及び第５図にはそれぞれ２つの印刷枚葉
紙が重ねられている重ね折り構造との協働方法が
示されており、従つて相前後して続く２つの枚葉
紙セツト（やはり折り丁３８として図示）の間の
中間空間は当該の枚葉紙の長さの３倍の大きさで
ある。

第４図及び第５図に斜線で示された有効な、即
ち胴３，４の外周面から突出したセグメント２
５，２７の配置形式によつて、第４図では全ての
折り丁３８が上方の搬送路内に、また第５図では
下方の搬送路内に差し入れられるようになつてい
る。既に述べたように第２図のセグメント２４，
２５，２６，２７の選択的な昇降運動のための偏
心機構の代りに、胴３，４へのセグメントのねじ
留めが行なわれていてもよい。この場合、胴３，
４が鏡面対称的に、即ち胴３，４の外周面から突
出したセグメントがねじ外されて直径方向反対側
に同様にねじ留められるように形成されていると
有利である。このような構造は著しく安価ではあ
るがしかしその柔軟性は損なわれる。第２図に示
された胴３，４の構造によれば、減速伝動装置の
使用のもとで６つの折り種類に応じて調節するこ
とが可能である。

第２図に示された胴３上のセグメント２４，２
５又は胴４上のセグメント２６，２７は例えば引
張りばね４０によつて所定の位置に固定されてい
てもよい。また周速が種々異なつて生じることに
基づいて案内ベルト８，９は、回転可能に軸２
２，２３上に載着されたベルトローラ３９の囲り
で案内されている。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
１図は本発明による折り丁の流れを分けるための
装置の縦方向平面図、第２図は第１図の装置の側
面図、第３図、第４図、第５図はいくつかの折り
種類との協働方法を示す略示図である。１，２……側壁、３，４……胴、５，６……歯
車、７……減速伝動装置、８，９，１６，１７…
…案内ベルト、１０，１１，１２，１３，１４，
１５，１８，１９，２０，２１……ガイドロー
ラ、２２，２３……軸、２４，２５，２６，２７
……セグメント、２８，３０，３２，３４……偏
心部材、２９，３１，３３，３５……偏心スピン
ドル、３６……変向舌状片、３７……ロツド、３
８……折り丁、３９……ベルトローラ、４０……
引張りばね。

Claims

【特許請求の範囲】１連続的に循環する搬送手段８，９によつて、
１組の回転する胴対３；４に供給される折り丁３
８の流れを分けるための装置であつて、前記胴対
の後方に変向舌状片３６が配置されており、胴対
３；４の各胴が、胴の外周面から突出していて折
り丁３８の搬送路内に突入する少なくとも１つの
セグメント２４，２５；２６，２７を備えてお
り、かつ、折り丁３８が上方の胴３のセグメント
２４，２５により定置の変向舌状片３６の下側へ
第１の搬送路内に送入され、かつ下方の胴４のセ
グメント２６，２７により変向舌状片３６の上側
へ第２の搬送路内に送入されるように、セグメン
ト２４，２５；２６，２７の周方向の位置と胴対
３，４の回転数とが、搬送されて来る折り丁３８
の周期に関連して規定されている形式のものにお
いて、前記セグメント２４，２５；２６，２７が
調節偏心機構２８，２９；３０，３１；３２，３
３，３４，３５によつて選択的に折り丁３８の搬
送路内に押し入れられることを特徴とする折り丁
の流れを分けるための装置。２前記調節偏心機構２８〜３５が胴３；４の軸
２２，２３に対して平行に延びるスピンドル２
９，３１，３３，３５を備えており、調節偏心機
構の偏心部材２８，３０，３２，３４が、胴３；
４の回転時にこの胴の外周面からセグメント２
４，２５，２６，２７を押し出しかつ引きいれる
ことができる特許請求の範囲第１項に記載の装
置。３前記セグメント２５；２７の列に対して直径
方向にそれぞれ１つの別のセグメント２４；２６
の列が配置されている特許請求の範囲第１項に記
載の装置。４胴３；４が可変減速伝動装置によつて駆動さ
れている特許請求の範囲第１項から第３項までの
いずれか１項記載の装置。５胴対３；４の後方には、その軸２２，２３に
対して平行に水平移動可能な変向舌状片３６が支
持体３７に固定されている特許請求の範囲第１項
から第４項までのいずれか１項記載の装置。６二重生産で、搬送されて来た折り丁３８を第
１の搬送路８，１６又は第２の搬送路９，１７内
へ交互に案内するために、上方の胴３のセグメン
ト２５が下方の胴４のセグメント２６に関して角
90度互いにずれている特許請求の範囲第１項から
第５項までのいずれか１項記載の装置。７胴３；４のセグメント２５；２７が角180度
ずれている特許請求の範囲第１項から第６項まで
のいずれか１項記載の装置。