JP3325171B2 - 原稿供給装置 - Google Patents

原稿供給装置

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JP3325171B2 JP30798795A JP30798795A JP3325171B2 JP 3325171 B2 JP3325171 B2 JP 3325171B2 JP 30798795 A JP30798795 A JP 30798795A JP 30798795 A JP30798795 A JP 30798795A JP 3325171 B2 JP3325171 B2 JP 3325171B2
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  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばファクシ
ミリ装置、スキャナー、複写機およびプリンタなどにお
いて好適に用いられ、複数枚の原稿を連続的にかつ確実
に、たとえば読取部に供給することができる原稿供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的な読取装置1の構成を示
す側面図である。搬入方向3から搬入されて保持台4上
に載置された読取るべき画像が描かれた複数枚の原稿2
は、保持台4の載置面から一部分が突出するようにして
配置された繰出ローラ11によって搬送される。繰出ロ
ーラ11に噛合する駆動ローラ10は、そのシャフト部
分にシャフトの円周方向に等間隔に配置される複数の係
合部10aを有し、当該係合部10aは係合部材9と係
合可能に配置される。
【0003】係合部材9は、ソレノイド8が「オフ」の
ときに係合部10aと係合し、ソレノイド8が「オン」
のときにソレノイド8に吸着されて係合部10aとの係
合が解除される。このとき駆動ローラ10は方向20に
回転し、繰出ローラ11は方向20とは反対方向に回転
する。これによって原稿2が搬送される。
【0004】さらに、給紙ローラ12を駆動することに
よって原稿2が1枚だけ分離され、第1搬送ローラによ
って原稿2は原稿センサ14を「オン」とし、読取り窓
15部分に配置される読取手段によって画像が読取ら
れ、さらに第2搬送ローラ16によって搬出方向17に
搬出される。
【0005】図5は、従来技術である読取装置の読取手
順を示すフローチャートである。原稿2が保持台4上に
載置され、駆動ローラ10、給紙ローラ12、第1およ
び第2搬送ローラ13,16の駆動モータが開始される
と、ステップb1で、ソレノイド8が「オン」となる。
【0006】ステップb2では、繰出ローラ11が回転
して原稿2が搬送され、原稿2の搬送方向下流側端部が
分離板5と給紙ローラ12との接点近傍の分離板5に当
接するようにして配置され、さらに原稿2の搬送方向下
流側端部が前記当接位置Aから第2搬送ローラ16の搬
送方向下流側の位置Fまで走行する。たとえば、繰出ロ
ーラ11が1回転する期間だけソレノイド8が「オン」
となった後、「オフ」となって、係合部10aと係合部
材9とが再び係合されて、繰出ローラ11の回転が規制
される。
【0007】ステップb3では、原稿が搬送されるとと
もに読取り窓15に配置されたCCD(電荷結合素子)
センサによって画像が読取られる。ステップb4では、
全ての原稿の読取りが終了したか否かが判断され、終了
していない場合にはステップb1に戻る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術の読取装置では、1枚の原稿の読取動作が終了する
と、さらに次の原稿の読取りが必要な場合には、常にソ
レノイド8を「オン」として繰出ローラ11を回転して
いる。しかしながら、次の原稿(2枚目以降の原稿)
は、先行する原稿との摩擦によって、繰出ローラ11を
回転させなくても充分に分離板5にその搬送方向下流側
端部が当接している。たとえば、通常の使用条件であ
る、原稿2の厚みが0.1mm程度であり、10℃〜3
0℃の範囲の常温、40%RH〜60%RHの範囲の常
湿の環境では、ほぼ100%当接していることが確認さ
れている。
【0009】このような状態でさらに繰出ローラ11を
駆動すると、複数枚の原稿2が同時に搬送されてしま
う、いわゆるマルチフィードという現象が生じ、原稿詰
まりが生じることとなる。またこのように複数枚の原稿
が同時に搬送されてしまうと、確実に原稿を読取ること
ができなくなる。このような現象を防止するために、分
離板5の押圧力を高めると、分離板5の摩耗度が増大す
ることとなる。また負荷系のトルクが増大するなどの不
都合が生じる。
【0010】本発明の目的は、複数枚の原稿を連続的に
確実に供給することができる原稿供給装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続的に原稿
を供給する原稿供給装置において、複数枚の原稿が積層
して載置される保持台と、前記保持台の原稿載置面から
一部分が突出して配置され、原稿を所定の搬送方向に搬
送する繰出ローラと、互いに当接する給紙ローラと分離
板とを有し、1枚目は前記繰出ローラによって2枚目以
降は摩擦によって搬送された原稿を1枚ずつ分離する分
離手段と、前記分離手段によって分離された1枚の原稿
が所定の位置に搬送されたことを検出する原稿検出手段
と、1枚目の原稿を搬送するときは繰出ローラを駆動
し、2枚目以降の原稿を摩擦によって搬送するときには
繰出ローラの駆動を停止し、先行する原稿が通過して前
記原稿検出手段が「オフ」となってから所定の期間が経
過しても原稿検出手段が「オフ」のままであるときにの
み、前記繰出ローラを再度駆動する駆動制御手段とを含
むことを特徴とする原稿供給装置である。本発明に従え
ば、保持台に積層して保持された複数枚の原稿は、1枚
目は繰出ローラによって2枚目以降は摩擦によって搬送
される。搬送された原稿は、分離手段によって1枚ずつ
の原稿に分離される。分離された1枚の原稿は所定の位
置に搬送される。当該原稿が所定の位置に搬送されたこ
とは、原稿検出手段によって検知される。2枚目以降の
原稿は、先行する原稿が通過して前記原稿検出手段が
「オフ」となってから所定の期間が経過しても原稿検出
手段が「オフ」のままであるときにのみ、繰出ローラを
駆動することによって搬送される。すなわち、2枚目以
降の原稿は先行する原稿との摩擦力によって、ほぼ分離
手段の位置にまで搬送されるので、繰出ローラを常に駆
動する必要はない。本発明では、原稿検出手段の出力に
基づく判断によって繰出ローラの駆動を制御して、必要
なときにのみ繰出ローラを駆動するようにしている。し
たがって、繰出ローラを駆動せずに2枚目以降の原稿が
分離手段の位置にまで搬送されたにもかかわらず、さら
に繰出ローラを駆動することがなくなり、したがって複
数枚の原稿が同時に搬送されることが防止されて、原稿
の連続的な供給を確実に行うことができる。
【0012】また本発明は、前記繰出ローラの駆動源で
あるモータと、前記繰出ローラと噛合するギヤーと、円
周方向に等間隔で配置される係合部を有し、前記モータ
の動力が伝達され、前記ギヤーが固定されるシャフト
と、前記シャフトの係合部と係合する係合部材と、「オ
ン」状態のときに前記係合部材を吸着して、前記シャフ
トの係合部との係合を解除するソレノイドとを含み、前
記駆動制御手段は、繰出ローラの駆動時には前記ソレノ
イドを「オン」状態とすることを特徴とする。本発明に
従えば、繰出ローラの駆動時にソレノイドを「オン」と
すると、係合部材がソレノイドに吸着して、係合部との
係合が解除される。これによって、シャフトが回転し、
ギヤーが回転して、当該ギヤーに噛合する繰出ローラが
回転する。このため原稿が強制的に搬送される。このよ
うにして繰出ローラの駆動部分を構成することが可能で
ある。これによって繰出ローラを駆動せずに2枚目以降
の原稿が分離手段の位置にまで搬送されたにもかかわら
ず、さらに繰出ローラを駆動することがなくなり、した
がって複数枚の原稿が同時に搬送されることが防止で
き、原稿の連続的な搬送を確実に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある読取装置1の構成を示す側面図である。読取るべき
画像が描かれた複数枚の原稿2は、搬入方向3から原稿
収納部内に搬入されて、保持台4上に載置される。複数
の原稿2は、原稿2の最上面に当接する繰出し圧ピース
6によって、保持台4の方向に付勢される。フロントセ
ンサ7は、保持台4の載置面から突出する検出片を有
し、原稿2によって前記検出片が押下されるこよによっ
て、原稿2が保持台4上に載置されたことを検出する。
【0014】駆動ローラ10は、そのシャフト部分に、
シャフトの円周方向に等間隔に配置される複数の係合部
10aを有する。当該係合部10aは、係合部材9と係
合可能に配置される。係合部材9は、ソレノイド8が
「オフ」のときに係合部10aと係合し、ソレノイド8
が「オン」のときにはソレノイド8に吸着されて、係合
部10aとの係合が解除される。係合部材9との係合が
解除された駆動ローラ10は、方向20に回転する。駆
動ローラ10に噛合する繰出ローラ11は方向20とは
反対方向に回転する。
【0015】繰出ローラ11は、保持台4の載置面から
一部分が突出するようにして配置され、繰出ローラ11
の回転によって原稿2が搬送される。これによって原稿
2の搬送方向下流側端部は、分離板5と給紙ローラ12
との接点近傍の分離板5に当接する。ソレノイド8の
「オン」の期間を制御することによって、繰出ローラ1
1の回転量を規制することができ、これによって原稿2
の搬送量を規制することができる。たとえば、繰出ロー
ラ11が1回転する期間だけソレノイド8を「オン」と
した後、「オフ」として再び係合部10aと係合部材9
とを係合して、繰出ローラ11の回転を規制することが
できる。
【0016】また繰出ローラ11は、シャフト11bの
周囲に、シャフト11bの長手方向に直交する方向にお
ける断面形状が、ほぼ扇状の搬送部材11aを形成して
構成される。したがって、たとえば上述したようにソレ
ノイド8を「オン」として繰出ローラ11を1回転させ
たときには、繰出ローラ11の前記搬送部材11aの保
持台4から突出する円弧状の部分の長さ分だけ原稿2を
搬送することができる。
【0017】分離板5が当接する給紙ローラ12は、図
示しない駆動系によって方向20とは反対方向に回転可
能に設けられる。繰出ローラ11によって搬送された複
数枚の原稿2は、最下部に配置される原稿2が分離板5
と給紙ローラ12との接点により近接して配置され、給
紙ローラ12の回転によって最下部に配置される1枚の
原稿2が分離板5と給紙ローラ12とによって挟持され
て、さらに搬送される。1枚の原稿2のみを搬送するた
めの分離板5は、たとえばゴム状の材料で実現される。
【0018】複数枚の原稿2から分離された1枚の原稿
2は、ローラ13a,13bから成る第1搬送ローラ1
3の前記ローラ13a,13bによって挟持されて、さ
らに搬送される。第1搬送ローラ13と第2搬送ローラ
16との間には、原稿センサ14と読取り窓15とが配
置される。原稿センサ14は、原稿2の搬送方向下流側
端部が読取り窓15の搬送方向上流側に到達したことを
検出する。読取り窓15の部分では、原稿2の画像が読
取られる。
【0019】画像が読取られた原稿2は、第2搬送ロー
ラ16を構成するローラ16a,16bによって挟持さ
れて、搬出方向17に搬出される。なお、第1搬送ロー
ラ13のローラ13a,13bのうちの少なくともいず
れか一方ローラ、および第2搬送ローラ16のローラ1
6a,16bのうちの少なくともいずれか一方ローラ
は、図示しない駆動系によって方向20とは反対方向に
回転可能に設けられる。このようにして、1ページ分の
原稿2の画像が読取られる。
【0020】本形態の読取装置1では、2枚目以降の原
稿の搬送時においては、基本的に繰出ローラ11を駆動
しないことを特徴とする。ただし、一定時間が経過して
も、所定の位置まで原稿2の搬送方向下流側端部が到達
していない場合には、繰出ローラ11を駆動するように
している。
【0021】図2は、読取装置1を備えるファクシミリ
装置21の電気的構成を示すブロック図である。読取装
置1は、前述したフロントセンサ7、ソレノイド8およ
び原稿センサ14に加えて、駆動ローラ10、給紙ロー
ラ12、第1搬送ローラ13および第2搬送ローラ16
を駆動するモータ27と、読取り窓15に配置されて画
像を読取るCCDセンサ28と、原稿センサ14が「オ
フ」となってから予め定める期間が経過したときに、原
稿センサ14が「オン」となったか否かを判断する判断
部29とを含む。
【0022】読取装置1は、2枚目以降の原稿に対し
て、先行する原稿2が通過して原稿センサ14が「オ
フ」となってから、所定の時間が経過したにもかかわら
ず、前記原稿センサ14が「オフ」のままであると判断
部29が判断したときにのみ、ソレノイド8を「オン」
とする。それ以外の場合は、ソレノイド8は「オフ」の
ままま放置される。
【0023】このような読取装置1は、ファクシミリ装
置21全体の動作を制御する制御部22によって制御さ
れる。読取装置1で読取られた画像データは、メモリ2
5に記憶される。記憶された画像データは圧縮部26で
圧縮処理された後、通信部24を介して公衆電話回線に
送出される。また受信した公衆電話回線からの画像デー
タは、記録装置23でたとえば印画出力される。
【0024】図3は、前記読取装置1の読取手順を示す
フローチャートである。原稿2が保持台4上に載置さ
れ、駆動ローラ10、給紙ローラ12、第1および第2
搬送ローラ13,16の駆動モータが開始されると、ス
テップa1では、ソレノイド8を「オン」とすべきか否
かが判断される。ここで、ソレノイド8を「オン」とす
るのは、搬送される原稿2が1枚目である場合、または
2枚目以降の原稿の搬送を行う場合であって、先行する
原稿2が通過して原稿センサ14が「オフ」となってか
ら、所定の時間が経過したにもかかわらず、前記原稿セ
ンサ14が「オフ」のままであると判断部29が判断し
た場合である。
【0025】ステップa1で「オン」とすべきであると
判断されると、ステップa2に移ってソレノイド8を
「オン」とする。また、「オン」とすべきでないと判断
されると、ステップa3に移る。
【0026】ステップa3では、繰出ローラ11が回転
して原稿2が搬送される。原稿2は、当該原稿2の搬送
方向下流側端部が分離板5と給紙ローラ12との接点近
傍の分離板5に当接するようにして配置され、さらに原
稿2の搬送方向下流側端部が前記当接位置Aから、第1
搬送ローラ13の搬送方向上流側の位置B、原稿センサ
14の搬送方向上流側の位置C、読取り窓15の位置D
および第2搬送ローラ16の搬送方向上流側の位置Eを
通過して、第2搬送ローラ16の搬送方向下流側の位置
Fにまで走行する。たとえば、繰出ローラ11が1回転
する期間だけソレノイド8が「オン」となった後、「オ
フ」となって、係合部10aと係合部材9とが再び係合
されて、繰出ローラ11の回転が規制される。
【0027】ステップa4では、読取り窓15の位置に
配置されたCCDセンサによって画像が読取られる。ス
テップa5では、全ての原稿の読取りが終了したか否か
が判断され、終了していない場合にはステップa1に戻
る。
【0028】図4は、分離板5への原稿2の当接の状態
を示す図である。図4(A)は、先行する原稿との摩擦
力が大きい場合であり、図4(B)は摩擦力が小さい場
合である。原稿同士の摩擦力が比較的大きい場合には、
分離板5と給紙ローラ12との当接部分に、複数枚積層
して載置される原稿2の最下部の原稿2aの方が最上部
の原稿2bよりも近接するようにして配置される。また
摩擦力が比較的小さい場合には、最下部に配置される原
稿2aおよび最上部に配置される原稿2bに拘わらず、
原稿2は分離板5と給紙ローラ12との接点から比較的
離れた位置に配置される。このように、前記接点に近接
するか否かは、原稿同士の摩擦力によって決まる。
【0029】原稿同士の摩擦力は、紙の種類や使用環境
などによって変化するけれども、図4(B)に示される
ように配置される場合とは、特に摩擦力の小さい用紙を
選択して用いた場合や、特に低温、たとえば10℃以下
の温度で使用した場合などの特殊な条件下で使用する場
合である。通常の使用条件では、ほぼ図4(A)に示さ
れるように配置される。
【0030】以上のように本形態によれば、2枚目以降
の原稿を読取部に供給するときには、先行する原稿が通
過することによって原稿センサ14が「オフ」となって
から予め定める期間が経過したにも拘わらず、原稿セン
サ14が「オフ」のままであるときにのみ、ソレノイド
8を「オン」として繰出ローラ11を駆動する。これに
よって、強制的に原稿2を搬送する。したがって、原稿
2がすでに分離板5に当接した状態であるにも拘わら
ず、さらに繰出ローラ11を駆動することがなくなり、
マルチフィード現象の発生を低減させて、原稿2を連続
的に確実に搬送することができる。
【0031】したがって、分離板5の押圧力を高める必
要がなく、分離板5の摩耗量の増大や、負荷系のトルク
の増大を招くことがなくなる。また、ソレノイド8を
「オン」とする回数が少なくなるので、消費電力の低減
を図ることが可能である。
【0032】なお本形態では、ファクシミリ装置21に
備えられる読取装置1の例について説明したけれども、
ファクシミリ装置以外に、たとえば、スキャナー、複写
機およびプリンタなどが読取装置1を備える装置も本発
明の範囲に属するものである。また、読取部以外に原稿
を供給するような原稿供給装置に適用しても、本形態と
同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2枚目以
降の原稿は、先行する原稿が通過することによって原稿
検出手段が「オフ」となってから所定の期間が経過して
も原稿検出手段が「オフ」のままであるときにのみ、繰
出ローラを駆動することによって供給される。したがっ
て、繰出ローラを駆動せずに2枚目以降の原稿が分離手
段の位置にまで搬送されたにもかかわらず、さらに繰出
ローラを駆動することがなくなり、したがって複数枚の
原稿が同時に搬送されることが防止されて、原稿を連続
的に確実に供給することができる。たとえば、繰出ロー
ラの駆動時にソレノイドを「オン」とすると、係合部材
がソレノイドに吸着して、シャフトの係合部と係合部材
との係合が解除される。これによって、シャフトが回転
し、ギヤーが回転して、当該ギヤーに噛合する繰出ロー
ラが回転する。このため原稿が強制的に搬送される。こ
のようにして繰出ローラの駆動部分を構成することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である読取装置1の構成
を示す側面図である。
【図2】読取装置1を備えるファクシミリ装置21の電
気的構成を示すブロック図である。
【図3】読取装置1の読取手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】分離板5と給紙ローラ12との接点への原稿2
の当接の状態を示す図である。
【図5】従来技術である読取装置の読取手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 読取装置 2 原稿 4 保持台 5 分離板 6 繰出し圧ピース 7 フロントセンサ 8 ソレノイド 9 係合部材 10 駆動ローラ 10a 係合部 11 繰出ローラ 12 給紙ローラ 13 第1搬送ローラ 14 原稿センサ 15 読取り窓 16 第2搬送ローラ 21 ファクシミリ装置 27 モータ 28 CCDセンサ 29 判断部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 350 G03G 15/00 107 G03G 21/14 H04N 1/00 108 H04N 1/04 106

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に原稿を供給する原稿供給装置に
    おいて、 複数枚の原稿が積層して載置される保持台と、 前記保持台の原稿載置面から一部分が突出して配置さ
    れ、原稿を所定の搬送方向に搬送する繰出ローラと、 互いに当接する給紙ローラと分離板とを有し、1枚目は
    前記繰出ローラによって2枚目以降は摩擦によって搬送
    された原稿を1枚ずつ分離する分離手段と、 前記分離手段によって分離された1枚の原稿が所定の位
    置に搬送されたことを検出する原稿検出手段と、 1枚目の原稿を搬送するときは繰出ローラを駆動し、2
    枚目以降の原稿を摩擦によって搬送するときには繰出ロ
    ーラの駆動を停止し、先行する原稿が通過して前記原稿
    検出手段が「オフ」となってから所定の期間が経過して
    も原稿検出手段が「オフ」のままであるときにのみ、前
    記繰出ローラを再度駆動する駆動制御手段とを含むこと
    を特徴とする原稿供給装置。
  2. 【請求項2】 前記繰出ローラの駆動源であるモータ
    と、 前記繰出ローラと噛合するギヤーと、 円周方向に等間隔で配置される係合部を有し、前記モー
    タの動力が伝達され、前記ギヤーが固定されるシャフト
    と、 前記シャフトの係合部と係合する係合部材と、 「オン」状態のときに前記係合部材を吸着して、前記シ
    ャフトの係合部との係合を解除するソレノイドとを含
    み、 前記駆動制御手段は、繰出ローラの駆動時には前記ソレ
    ノイドを「オン」状態とすることを特徴とする請求項1
    記載の原稿供給装置。
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