JP3324154B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP3324154B2
JP3324154B2 JP25854992A JP25854992A JP3324154B2 JP 3324154 B2 JP3324154 B2 JP 3324154B2 JP 25854992 A JP25854992 A JP 25854992A JP 25854992 A JP25854992 A JP 25854992A JP 3324154 B2 JP3324154 B2 JP 3324154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子キーボードなどの
電子楽器における自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器の自動伴奏において、演
奏者が、予めメモリに記憶した伴奏パターンを選択して
メロディーを演奏しながら伴奏鍵を押鍵することによっ
て、指定されたコード(和音)がその伴奏パターンに応
じて自動伴奏される機能がある。
【0003】その具体例を図18の譜例(その1)と、
図21の譜例(その4)を用いて説明する。まず、図1
8の場合について説明する。
【0004】図18(a) は、C音(音高はC3)のベー
ス音を有するコードC(C音を根音とする長三和音)に
基づく伴奏パターンで、その楽音データが予め伴奏パタ
ーンROMに記憶されている。そして、図18(b) のよ
うに演奏者がコードCの伴奏鍵を押鍵して指定すると、
図示のようなパターンで伴奏が自動演奏される。
【0005】また、コードC以外のコード、例えばAm
(A音を根音とする短三和音)やDm(D音を根音とす
る短三和音)などを、伴奏鍵の押鍵により指定すると、
その伴奏鍵に対応するコードデータに変更されるよう
に、コードCの各構成音の音高データが書き替えられ、
自動伴奏が行われる。
【0006】次に、図21の場合について説明する。図
21(a) は、コードCに基づく自動伴奏パターンの別の
譜例で、ベース音の1拍目はコードCの根音、2拍目と
3拍目はコードCの第5音になっている。そして、図2
1(b) のように演奏者がコードCの伴奏鍵を押鍵して指
定すると、図21(a) のようなパターンで自動伴奏が行
われ、また、コードC以外のコード、例えばAmやDm
などを指定すると、押鍵された伴奏鍵に対応するコード
データに変更されるように、コードCの各構成音の音高
データが書き替えられ、図21(a) のようなパターンで
自動伴奏が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例におい
て、例えば図18の譜例のように、ベース音が指定コー
ドの根音のみであり、かつ伴奏パターンの途中で演奏者
の新たなコード指定がなく、繰り返される伴奏パターン
が始点に戻るときのタイミングとコード指定のタイミン
グが一致するときは、不都合は生じない。しかし、図1
9に示した譜例の伴奏パターンの場合には問題点が生じ
る。
【0008】図19において、伴奏パターンは2小節に
またがっており、その1小節目のベース音は、指定コー
ドの根音であり、2小節目のベース音はコードの第5音
である。そのため、このような伴奏パターンを用いた図
20の譜例の場合では、5小節目は前小節から始まった
伴奏パターンの途中である2小節目に当たるので、その
ベース音は5小節目の指定コードの第5音、つまりコー
ドDの第5音であるA2音が発音される。同様に小節番
号7においても前小節のコードE7 の第5音であるB2
音が発音される。
【0009】次に、図19の伴奏パターンの1小節目
は、Cコードの基本形で、まず1拍目にCコードの根音
が発音され、次にそれ以外のCコードが発音される。次
の2小節目はCコードの第2展開形で、1拍目にCコー
ドの第5音が発音され、続いてそれ以外のCコードが発
音される。
【0010】このように分散音型の伴奏音として、同一
コードが展開形も含めて数小節、例えば2小節にわたる
場合に、そのコードの最初の小節のベースパターンの1
拍目が根音であれば、2小節目以降で根音以外の音(図
19では第5音)がベース音として発音されても音楽的
に極めて自然である。
【0011】しかし、図20に示す譜例では、4小節目
から始まる伴奏パターンの途中の5小節目の先頭で新た
なコードが指定されている。このような場合には、演奏
者が指定したコードの根音でないベース音が発音され、
その結果、和声進行のメリハリが無くなり、音楽的に不
自然であるという問題点が生じる。
【0012】また、図22の譜例の場合は、2小節目、
5小節目、及び7小節目において、いずれも伴奏パター
ンの途中、つまり各小節の第3拍目で、新たなコードの
指定が行われている。そのため、3拍目のベース音は新
たに指定コードの根音でなく、第5音が発音される結
果、図20の場合と同じように和声進行のメリハリが無
くなり、音楽的に不自然であるという問題点が生じる。
【0013】本発明の課題は、予め記憶させた伴奏パタ
ーンの途中で、新たなコード指定が合った場合に、その
コードに適したベース音が選択されるようにして、音楽
的に優れた自動伴奏を可能にすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、伴奏パターン
データ記憶手段から伴奏パターンを構成する一連の伴奏
パターンデータを順次繰り返し読み出し、その読み出さ
れた伴奏パターンデータを演奏者により伴奏鍵などによ
って順次指定される和音情報に基づいて順次変換するこ
とにより、自動伴奏音を順次発音する自動伴奏装置を前
提とする。
【0015】まず、伴奏パターンにおける小節の先頭の
タイミングの伴奏パターンデータを識別する小節先頭識
別手段を有する。次に、伴奏パターンデータ記憶手段か
ら読み出される伴奏パターンデータのベース音の音高
を、その音高が演奏者により最も新たに指定された和音
情報に対応する音高になるように構成音変換テーブルな
どを用いて正規化する伴奏パターンデータ正規化手段を
有する。
【0016】更に、伴奏パターン記憶手段から読み出さ
れた小節先頭識別手段によって識別される小節の先頭の
タイミングの伴奏パターンデータに対して、演奏者によ
る和音情報の新たな指定が行われた場合に、読み出され
た伴奏パターンデータのベース音の音高を、新たに指定
された和音情報に対応する根音の音高又は該音高に対し
てオクターブ関係にある音高であって、伴奏パターンデ
ータ記憶手段から現在読み出される伴奏パターンより1
つ前に伴奏パターンデータ記憶手段から読み出された伴
奏パターンデータに基づいて生成された自動伴奏音の音
高に最も近い音高に置き換える伴奏パターンデータ置換
え手段を有する。
【0017】なお、前述の小節先頭識別手段を設けず、
伴奏パターンデータ記憶手段から読み出される伴奏パタ
ーンデータに対して演奏者による和音情報の新たな指定
が行われたタイミングで、無条件に、読み出された伴奏
パターンデータのベース音の音高を新たに指定された和
音情報に対応する根音の音高に置き換える伴奏パターン
データ置換え手段を有するように構成されてもよい。
【0018】そして、伴奏パターンデータ正規化手段又
は伴奏パターンデータ置換え手段から出力される伴奏パ
ターンデータに基づいて自動伴奏音を生成する自動伴奏
音生成手段を有する。
【0019】
【0020】また、伴奏パターンデータ置換え手段は、
演奏者によって新たに指定された和音情報に対応する根
音の音高が、伴奏パターンデータ記憶手段から現在読み
出される伴奏パターンデータより1つ前に伴奏パターン
データ記憶手段から読み出された伴奏パターンデータに
対して演奏者によって最も新たに指定された和音情報に
対応する根音の音高と同じである場合には、伴奏パター
ンデータ記憶手段から読み出される伴奏パターンデータ
のベース音の音高を変更しないように構成することがで
きる。
【0021】
【0022】一方、伴奏パターンデータ置換え手段を動
作させるか否かを、演奏者によって選択される伴奏パタ
ーンに応じて決定する伴奏パターンデータ置換え動作決
定手段を更に有するように構成することができる。
【0023】
【0024】
【作用】本発明の第1の態様として、伴奏パターンの途
中の小節の変わり目で新たな和音指定があった場合に
は、ベース音がその根音の音高又はその音高に対してオ
クターブ関係にある音高であって、1つ前の伴奏パター
ンデータに基づいて生成された自動伴奏音の音高に最も
近い音高に置き換えられる。
【0025】本発明の第2の態様として、小節の頭に限
らず、新たな和音の指定があった場合に、無条件で、ベ
ース音がその根音の音高又はその音高に対してオクター
ブ関係にある音高であって、1つ前の伴奏パターンデー
タに基づいて生成された自動伴奏音の音高に最も近い音
高に置き換えられる。
【0026】本発明の第の態様として、上述の第1乃
至第の態様において、前回指定されている和音の根音
と今回新たに指定された和音の根音が同じ場合には、ベ
ース音は指定された和音の根音には置き換えられない。
【0027】
【0028】本発明の第の態様として、上述の第1乃
至第の態様で示される種々のベース音の置換え動作
行うか否かが、演奏者によって選択される伴奏パターン
に応じて自動的に決定される。
【0029】
【0030】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明による6つ
の実施例について説明する。 <第1〜第6の実施例の構成>これらの実施例の構成は
すべて同じであり、図1のブロック図で示される。
【0031】図1において、まずCPU(中央演算制御
装置)104は、ROM(Read OnlyMemory)102に書
き込まれているプログラムを、RAM(Random Access M
emoy) 103をワークメモリとして実行することによっ
て、他の各部を制御する。スイッチ部105は、演奏や
自動伴奏に必要な各種のスイッチ類から構成されてい
る。
【0032】CPU104は、これらのスイッチ類や鍵
盤101を走査して、演奏者が鍵盤101を演奏操作し
たときの演奏データや、自動伴奏のために押鍵する伴奏
鍵の番号や押鍵、離鍵情報等を得る。そして、これらの
情報に基づき、CPU104は、演奏者が演奏するメロ
ディーに合わせて指定したコードに基づく自動伴奏パタ
ーンデータを、タイマー106によって発生されるテン
ポクロックに同期して伴奏パターンROM111から読
み出し、メロディーの楽音データとともに順次音源部1
07へ出力する。
【0033】次に、CPU104から出力された上記伴
奏パターンデータと演奏者の演奏したメロディーの楽音
データに基づいて、音源部107で所定のピッチと音色
及び振幅エンベロープを有する楽音信号が作成され、更
に、D/A変換器108でアナログの楽音信号に変換さ
れた後に、増幅器109を介してスピーカ110から楽
音が放音される。 <第1の実施例の動作>次に、図2及び図3の動作フロ
ーチャートに沿って、上記構成に基づく第1の実施例の
動作について説明する。
【0034】第1の実施例は、伴奏パターンの途中の小
節の変わり目で新たなコード指定があった場合に、ベー
ス音が指定コードの根音に強制的に書き換えられること
を特徴とする。
【0035】なお、図4、図5は、以後の動作フローチ
ャートに用いられ、CPU104内に設けられる各レジ
スタの内容を示す図である。伴奏パターンROM111内のベースパターン領域のデ
ータ構成 図2及び図3の動作フローチャートについて説明する前
に、まず、そこで使用される図1の伴奏パターンROM
111内のベースパターン領域のデータ構成について説
明する。
【0036】今、図6に示されるように、伴奏パターン
ROM111のベースパターン領域内の1つのページ内
においては、そのページ内の相対アドレス0000H〜
任意のアドレス00xyH(x、yは任意の16進数)
に、1繰り返し単位分のベースパターンの伴奏情報が記
憶されている。
【0037】ベースパターンの伴奏情報は、ベース音の
1音毎に、そのベース音の音高を示す音高データBAS
SON、そのベース音の開始時点から次に発音されるベ
ース音の直前までの音長を示す音長データBASSL
N、及びそのベース音の音符長(発音長)を示すアーテ
ィキュレーションデータBASSATが記憶される。
【0038】ここで、音長データBASSLN及アーテ
ィキュレーションデータBASSATは、例えば、4分
音符の1/24の音符長を1単位として表現されてい
る。例えば図18に示されるように、ベースパターンが
1小節で構成される場合、伴奏パターンROM111の
ベースパターン領域内の上記パターンに対応するページ
には、まず、第1番目の付点4分音符で示されるベース
音の伴奏情報として、音高データBASSON=C3 、
音長データBASSLN=アーティキュレーションデー
タBASSAT=付点4分音符1つ分の音長が記憶され
る。
【0039】次に、第2番目の8分音符で示されるベー
ス音の伴奏情報として、音高データBASSON=C3
、音長データBASSLN=アーティキュレーション
データBASSAT=8分音符1つ分の音長が記憶され
る。
【0040】そして、第3番目の4分音符で示されるベ
ース音の伴奏情報として、音高データBASSON=C
3 、音長データBASSLN=4分音符2つ分の音長、
アーティキュレーションデータBASSAT=4分音符
1つ分の音長が記憶される。この第3番目のベース音に
おいて、音長データBASSLNで示される音長がアー
ティキュレーションデータBASSATで示される音長
より4分音符1つ分だけ長い結果、前半の4分音符1つ
分の音長区間でこのベース音が発音され、後半の4分音
符1つ分の音長区間は、図18に示されるように、休符
(4分休符)となる。
【0041】ここで、第3番目のベース音はベースパタ
ーンの最後の音である。このように、ベース音がベース
パターンの終了を示す場合には、そのベース音の音高デ
ータBASSONの最上位ビット(MSB)に“1”が
立てられる。
【0042】また、例えば図19に示されるように、ベ
ースパターンが2小節で構成される場合、伴奏パターン
ROM111のベースパターン領域内の上記パターンに
対応するページには、まず、第1番目(第1小節目)の
4分音符で示されるベース音の伴奏情報として、音高デ
ータBASSON=C3 、音長データBASSLN=4
分音符3つ分の音長、アーティキュレーションデータB
ASSAT=4分音符1つ分の音長が記憶される。この
ベース音において、音長データBASSLNで示される
音長がアーティキュレーションデータBASSATで示
される音長より4分音符2つ分の音長だけ長い結果、最
初の4分音符1つ分の音長区間でこのベース音が発音さ
れ、あとの4分音符2つ分の区間は、図19に示される
ように、休符(4分休符2つ)となる。
【0043】また、第2番目(第2小節目)の4分音符
で示されるベース音の伴奏情報として、音高データBA
SSON=G2 、音長データBASSLN=4分音符3
つ分の音長、アーティキュレーションデータBASSA
T=4分音符1つ分の音長が記憶される。この場合も、
最初の4分音符1つ分の音長区間でこのベース音が発音
され、あとの4分音符2つ分の区間は休符(4分休符2
つ)となる。
【0044】ここで、第2番目のベース音は、第1小節
と第2小節を区切る音である。このようにベース音が小
節を区切っている場合(小節の先頭の音である場合)に
は、本実施例の場合、そのベース音の音高データBAS
SONの2ビット目に“1”が立てられる。
【0045】また、第2番目のベース音はベースパター
ンの最後の音であるため、そのベース音の音高データB
ASSONの最上位ビット(MSB)に“1”が立てら
れ、これによりベースパターンの終了が示される。
【0046】なお、音高データBASSONは、上述の
MSBと2ビット目を除いた適当な4ビットにより、音
高を表している。ベース音の基本的な発音制御処理 以上のようにして、伴奏パターンROM111のベース
パターン領域内の1つのページアドレスに記憶された1
組のベースパターンが、図2のステップS202〜図3
のステップS238の各処理が繰り返されることによ
り、順次読み出され、発音される。
【0047】始めに、図2及び図3の動作フローチャー
トの各処理のうち、ベース音の基本的な発音制御処理の
部分の動作について説明する。まず、演奏者が、図1の
スイッチ部105において、1つのベースパターンを指
定すると、そのベースパターンに対応するページアドレ
スが、CPU104内のページアドレスレジスタBAS
SPAGEにセットされる。以下、伴奏パターンROM
111がアクセスされる場合には、常にこのページアド
レスレジスタBASSPAGEのページアドレスで示さ
れるページ内のデータがアクセスされる。
【0048】次に、図2のステップS202〜図3のス
テップS238の一連の処理は、その一連の処理1回
で、ベース音1音分の発音制御を実行する。この場合、
ページアドレス内の各相対アドレスは、CPU104内
の相対アドレスレジスタBASSADRによって指定さ
れ、この内容は、最初にステップS201で“0”にリ
セットされる。
【0049】次に、図2において、後述するステップS
202〜S217が実行された後、ステップS218〜
S223において、1音分の音高データBASSON、
音長データBASSLN、及びアーティキュレーション
データBASSATが、それぞれ同じ名前のCPU10
4内の音高データレジスタBASSON、音長データレ
ジスタBASSLN、及びアーティキュレーションデー
タレジスタBASSATに読み出される。
【0050】即ち、図2のステップS218では、現在
の相対アドレスレジスタBASSADRによって指定さ
れる相対アドレスに記憶される音高データが音高データ
レジスタBASSONに読み出される。次に、ステップ
S219で相対アドレスレジスタBASSADRがイン
クリメントされた後、ステップS220で、相対アドレ
スレジスタBASSADRが示す相対アドレスに記憶さ
れる音長データが音長データレジスタBASSLNに読
み出される。そして、ステップS221で相対アドレス
レジスタBASSADRが更にインクリメントされた
後、ステップS222で、相対アドレスレジスタBAS
SADRが示す相対アドレスに記憶されるアーティキュ
レーションデータがアーティキュレーションデータレジ
スタBASSATに読み出される。
【0051】更に、図2において、後述するステップS
224〜S227が実行された後、ステップS228で
は、音高データレジスタBASSONで示される音高の
ベース音の発音開始が図1の音源部107に対して指示
される。
【0052】続く図3のステップS229では、図1の
タイマ106から4分音符の1/24の周期を有するテ
ンポパルスが発生するまで、タイミングが計られる。こ
のテンポパルスが発生すると、ステップS230におい
て、音長データレジスタBASSLNの内容とアーティ
キュレーションデータレジスタBASSATの内容がそ
れぞれデクリメントされ、レジスタBASSATの内容
が“0”になるまでステップS229〜S231の処理
が繰り返される。
【0053】なお、上述のことからわかるように、この
実施例では、音長データBASSLN及びアーティキュ
レーションデータBASSATによって示される音長
は、4分音符の1/24の音符長を1単位として表現さ
れている。
【0054】上述のアーティキュレーションデータを用
いた処理により、ステップS228の処理に基づいて発
音開始されたベース音の発音長が制御され、ステップS
231の判定がYES(Y)となると、ステップS23
2において、音源部107に対してベース音の発音中止
の指示がなされ、ベース音の発音処理が中止される。
【0055】続いてステップS233で、音長データレ
ジスタBASSLNの内容が“0”であるか否かが判定
される。音長データレジスタBASSLNの内容が
“0”でなければ、前述したように休符のタイミングを
とる必要があるため、ステップS235で、図1のタイ
マ106からテンポパルスが発生するまでタイミングが
計られ、このテンポパルスが発生すると、ステップS2
38において、音長データレジスタBASSLNの内容
がデクリメントされ、レジスタBASSLNの内容が
“0”になるまでステップS233〜S238の処理が
繰り返される。
【0056】上述の音長データを用いた処理により、休
符のタイミングがとられ、ステップS233の判定がY
ESとなると、ステップS234に進む。以上のように
して、1音分の制御が終了する毎に、ステップS234
において音高データレジスタBASSONのMSBに
“1”が立っていると判定されなければ、ステップS2
36において、相対アドレスレジスタBASSADRの
内容がインクリメントされ、次のベース音のための相対
アドレス指定がなされる。その後、図2のステップS2
02に戻る。
【0057】ステップS234において音高データレジ
スタBASSONのMSBに“1”が立っていると判定
された場合には、前述したように、発音制御が終了した
そのベース音はベースパターンの最後の音であるため、
相対アドレスレジスタBASSADRの内容が“0”に
リセットされ、図2のステップS202に戻って、再び
ベースパターンの先頭のベース音からの読出しが繰り返
される。コード指定に基づくベース音の決定制御処理 図2のステップS202〜図3のステップS238の各
処理の繰返しにおいては、上述したベース音の基本的な
発音制御処理と共に、演奏者による伴奏鍵の押鍵による
コード指定に基づいて発音すべきベース音を決定する処
理、並びに、本発明に特に関連して、伴奏パターンの途
中の小節の変わり目で新たなコード指定があった場合
に、ベース音が指定コードの根音に書き換えられる処理
が実行される。
【0058】まず、図2のステップS202〜S217
では、演奏者が伴奏鍵により新たなコード指定を行った
か否かが判定され、その判定に基づいて新たなコードが
取り込まれる。
【0059】まず、ステップS202では、ループカウ
ント用レジスタIに“0”、同じくJに“1”が書き込
まれる。続いて、CPU104は、以下の処理により、
押鍵された伴奏鍵を見出す。
【0060】即ち、ステップS203では、ステップS
207において0から15まで順次その値がインクリメ
ントされるレジスタIにより指示される伴奏鍵レジスタ
KEY(I)が1であるか否か、即ち、I番目の伴奏鍵
が押鍵されたか否かが順次判定される。例えば、レジス
タI=0なら、最低音のC2鍵が押鍵されたか否かが判
定される。
【0061】押鍵されていなければ、ステップS203
の判定はNO(N)となり、ステップS206を介して
ステップS207でレジスタIの値がインクリメントさ
れる。
【0062】押鍵されていれば、ステップS203の判
定がYESとなり、ステップS204において、レジス
タIで示される鍵番号が、レジスタJの値で指示される
伴奏鍵押鍵情報レジスタKEYREG(J)に書き込ま
れる。なお、最初は、レジスタJの値は1である。その
後、ステップS205でレジスタJがインクリメントさ
れ、ステップS206を介してステップS207でレジ
スタIの値がインクリメントされる。
【0063】上述の処理が繰り返された結果、レジスタ
Iの値が15より大きくなると、ステップS206の判
定がYESとなり、次のステップS208に進む。以上
の処理によって、演奏者が押鍵した伴奏鍵の鍵番号が、
最大4つまで伴奏鍵押鍵情報レジスタKEYREG
(J)に格納される。
【0064】続いて、ステップS208で、伴奏鍵押鍵
情報レジスタKEYREG(J)の有効データ数即ち伴
奏鍵の押鍵数を示すレジスタJの現在値が、“3”より
小さいか否かが判定される。
【0065】前述した処理でレジスタKEYREG
(J)に伴奏鍵押鍵情報が4つ格納されていれば、J=
4であるため、ステップS208の判定はNOとなり、
ステップS209に進む。そして、ステップS209〜
S212で、伴奏鍵押鍵情報レジスタKEYREG
(J)に格納された4つの情報により、以下のようにし
て押鍵さた各伴奏鍵間の音程が求められる。
【0066】まず、ステップS210においてレジスタ
Iに値1が代入された後、ステップS210で、KEY
REG(I+1)に格納された押鍵伴奏鍵の鍵番号か
ら、KEYREG(1)に格納された押鍵伴奏鍵の最低
音の鍵番号が減算されることによって、最低音の伴奏鍵
から他の押鍵伴奏鍵までの音程データが生成され、KE
YONTEI(I)に格納される。
【0067】その後、ステップS212でレジスタIが
インクリメントされて、ステップS210に戻り、レジ
スタIが“3”より大きくなるまで同様な処理が繰り返
される。
【0068】このようにして、I=3になると、ステッ
プS211の判定がYESとなり、ステップS213
で、生成された4つの押鍵伴奏鍵間の3つの音程データ
がROM102内のコードジャッジテーブルに入力さ
れ、伴奏パターンに用いられるコードの根音とコード種
が求められる。例えばコードE7において、根音はE
(ミ音)であり、コード種はセブンス(長三和音に根音
から短7度上の音を付加した和音)である。
【0069】そして、ステップS214で、これらの根
音とコード種からなるコードデータのうち、レジスタC
HORDCODEの上位4ビットのCCH領域に根音
が、下位4ビットのCCL領域にコード種が、それぞれ
格納される。
【0070】次に、ステップS215で、前回のコード
データが格納されているレジスタREGCHORDと、
今回新たにデータが格納されたCHORDCODEとが
比較され、両者が等しくない(コードの指定が行われ
た)場合は、ステップS216で、コードの指定が行わ
れたか否かを識別するコードチェンジフラグCCFLA
Gに値“1”が代入され、両者が等しい(コードの指定
が行われない)場合は、ステップS217で、値“0”
が代入される。
【0071】これにより、コードチェンジフラグCCF
LAGに値“1”が代入された場合には、新たなコード
指定が行われたことになり、コードチェンジフラグCC
FLAGに値“0”が代入された場合には、新たなコー
ド指定は行われなかったことになる。
【0072】ここで、鍵走査して押鍵数が2以下でコー
ドとして成立しない場合は、前述したステップS208
の判定がNOとなり、前回のCHORDCODEがクリ
アされずに残り、CCFLAG=0となる。
【0073】次に、前述したように、ステップS218
〜S223において、伴奏パターンROM111からベ
ースパターンの伴奏情報の読出しが行われた後、ステッ
プS224において、読み出された音高データレジスタ
BASSONの2ビット目に“1”が立っているか否
か、即ち、前述したように、読み出されたベース音が小
節の先頭の音であるか否かが判定される。
【0074】ステップS224の判定がYESの場合に
は、更に次のステップS225で、コードチェンジフラ
グCCFLAGの値が“1”であるか否か、即ち、新た
なコード指定が行われたか否かが判別される。
【0075】ステップS225の判定もYESの場合に
は、伴奏パターンの途中の小節の変わり目で新たなコー
ド指定があったことになる。この場合には、ステップS
226で、音高データレジスタBASSON内のベース
音の音高を示す4ビットのデータが、新たに指定された
コードの根音の音高が格納されているレジスタCHOR
DCODEの上位4ビットのCCH領域のデータによっ
て強制的に置き換えられる。
【0076】ステップS224の判定がNOの場合、即
ち、読み出されたベース音が小節の先頭の音でない場
合、又は、ステップS224の判定がYESであっても
ステップS225の判定がNOの場合、即ち、新たなコ
ード指定が行われていない場合には、上述のようなベー
ス音の音高の強制的な置換えは行われず、ステップS2
27が実行される。
【0077】今、ステップS218において伴奏パター
ンROM111から音高データレジスタBASSONに
読み出されるベース音の音高は、コードC(ハ長調の1
の和音)で記述されている。そこで、ステップS227
では、ROM102内の構成音変換テーブルを用いて、
このコードCに基づくベース音の音高が、指定されたコ
ード種に対応した音高になるように、音高データレジス
タBASSON内のベース音の音高を示す4ビットのデ
ータが変換される。
【0078】そして、前述したように、ステップS22
8では、上述のステップS226又はS227の処理に
よって決定され、音高データレジスタBASSOによっ
て示される音高を有するベース音の発音開始が、図1の
音源部107に対して指示されることになる。
【0079】このような制御の結果、例えば前述した図
20の譜例の場合、4小節目〜5小節目において、コー
ドがG→Dのように変更されると、従来では5小節目の
ベース音は、4小節目のコードGの第5音に相当するA
(ラ)音であったが、本実施例の場合は、コードDの根
音であるD(レ)音に改められる。また、同様に7小節
目のベース音がB(シ)音からコードE7 の根音である
E(ミ)音に改められる。
【0080】このようにして、メロディーに合った美し
い伴奏音が得られる。 <第2の実施例の動作>第1の実施例では、伴奏パター
ンの途中の小節の変わり目で新たなコード指定があった
場合に、ベース音が指定コードの根音に書き換えられ
た。
【0081】ここで、例えばコードC→C7 のようなコ
ードの指定が行われた場合、コード種は変更されるが、
根音は同じC音であるため、ベースパターンの変化に乏
しい。そのため、曲によっては第1の実施例で行われた
ベース音の書き換えが行われない方が、音楽的に好まし
い場合がある。
【0082】第2の実施例ではこの点が考慮されてお
り、その動作は図7、図8の動作フローチャートで示さ
れる。図7、図8のステップS701〜S714、S7
16〜S738は、第1の実施例における図2、図3の
S201〜S214、S216〜S238と同じ処理で
あり、図7のステップS715のみが、図2のステップ
S215と異なる。
【0083】前述した図2のステップS215では、今
回指定されたコードと前回までに指定されているコード
とが完全に等しいか否かが比較されたが、図7のステッ
プS715では、レジスタCHORDCODEの上位4
ビットのCCH領域に格納されている今回新たに指定さ
れたコードの根音の音高が、レジスタREGCHORD
の上位4ビットの領域に格納されている前回のコードの
根音の音高と等しいか否かが判定される。
【0084】そして、ステップS715の判定がNOの
場合、即ち、コードデータの根音が変化している場合に
は、次のステップS716でコードの変化を識別するコ
ードチェンジフラグCCFLAGが“1”とされ、逆
に、コードデータの根音が変化していない場合には、ス
テップS717でコードチェンジフラグCCFLAGが
“0”とされる。
【0085】この結果、コードが変化してもその根音が
変化しない場合には、ステップS725の判定はNOと
なり、ベース音の音高が指定コードの根音の音高に書き
換えられない。
【0086】以上のようにして、例えば図19に示すよ
うなベースパターンを用いた譜例の場合に、同じ根音を
有する異種のコードが指定された場合に、べース音は指
定コードの根音でなく第5音が演奏されるため、自然で
躍動感のある伴奏音が得られる。 <第3の実施例の動作>演奏されるメロディーにどのよ
うな自動伴奏をつけるかは、伴奏パターンによって変わ
り、また曲想や演奏者の主観によっても異なる。
【0087】そのため、本実施例では、伴奏パターンの
選択時に、第1の実施例に基づくベース音の強制的な書
換えの制御及び第2の実施例に基づくベース音の書換え
の制限の制御を行うか否かを、伴奏パターンに応じて自
動的に決定でき、更に演奏者が指定することもできる。
【0088】図9、図10は、第3の実施例の動作フロ
ーチャートである。図9、図10のステップS905〜
S927、S930〜S944は、第1の実施例におけ
る図2、図3のS201〜S223、S224〜S23
8と同じ処理である。図9、図10では、伴奏パターン
選択時の制御処理としてステップS901〜S904が
追加され、それに伴って、図10のステップS928と
S929の判定処理が追加されている点が第1の実施例
と異なる。
【0089】図9において、まず、演奏者が、図1のス
イッチ部105の選択スイッチ(特には図示せず)を操
作して、伴奏パターンを選択する(ステップS90
1)。まず、ステップS901において、演奏者が、図
1のスイッチ部105において、1つのベースパターン
を指定すると、ステップS902において、そのベース
パターンに対応する図1の伴奏パターンROM111内
のページアドレスデータが、CPU104内のページア
ドレスレジスタBASSPAGEにセットされる。以
下、伴奏パターンROM111がアクセスされる場合に
は、常にこのページアドレスレジスタBASSPAGE
のページアドレスで示されるページ内のデータがアクセ
スされる。ここで、各伴奏パターンに対応するページア
ドレスデータは、例えば図1のROM102に格納され
ている。
【0090】このとき、設定されるページアドレスデー
タの最上位ビット(MSB)には、前述した第1の実施
例又は第2の実施例で示されるベース音の書換え制御と
同様の制御を行うか否かを示すフラグが格納され、MS
B=0の場合はベース音の書換え制御は行われず、MS
B=1の場合はベース音の書換え制御は行われる。
【0091】また、設定されるページアドレスデータの
最上位ビットより1ビット下位のビット(MSB−1)
には、前述した第1の実施例と同様のベース音の書換え
制御を行うか又は第2の実施例と同様のベース音の書換
え制御を行うか選択するフラグが格納され、MSB−1
=0なら第1の実施例と同様のベース音の書換え制御が
行われ、MSB−1=1なら第2の実施例と同様のベー
ス音の書換え制御が行われる。
【0092】そして、ページアドレスデータにおいて、
その最上位ビットと最上位ビットより1ビット下位のビ
ットを除くビットによって、実際のページアドレスが示
される。
【0093】以上をまとめると図11に示されるように
なる。即ち、ページアドレスレジスタBASSPAGE
に設定されるページアドレスデータのMSBとMSB−
1の組合せにおいて、それが“00”又は“01”の場
合にはベース音の書換え制御は行われず、“10”の場
合には第1の実施例と同様のベース音の書換え制御が行
われ、“11”の場合には第2の実施例と同様のベース
音の書換え制御が行われる。
【0094】次に、ステップS903では、演奏者が、
図1のスイッチ部105において、上述のページアドレ
スデータのMSBとMSB−1の組合せを変更するため
のスイッチを操作したか否かがジャッジされる。即ち、
演奏者は、上述のように伴奏パターンに応じてページア
ドレスレジスタBASSPAGEに設定されるページア
ドレスデータのMSBとMSB−1の組合せが自動的に
設定された後でも、その組合せを任意に変更することが
できる。
【0095】続いて、ステップS903では、上述のよ
うにしてページアドレスレジスタBASSPAGEに設
定されたページアドレスデータのMSBとMSB−1
が、ベース音変換制御レジスタBASSCONVに設定
される。
【0096】以上のようにして設定されたベース音変換
制御レジスタBASSCONVの内容に基づき、図10
のステップS928〜S933のベース音の書換え制御
の処理が行われる。
【0097】まず、ステップS228では、ベース音変
換制御レジスタBASSCONVの内容が判定される。
ベース音変換制御レジスタBASSCONVの内容が
“00”又は“01”の場合には、ベース音の書換え制
御は行われないため、第1の実施例における図2のステ
ップS227の場合と同様、ステップS227におい
て、ROM102内の構成音変換テーブルを用いて、コ
ードCに基づくベース音の音高が、指定されたコード種
に対応した音高になるように、音高データレジスタBA
SSON内のベース音の音高を示す4ビットのデータが
変換される。そして、ステップS934で、その音高に
基づいて、図1の音源部107に対してベース音の発音
開始が指示される。
【0098】ベース音変換制御レジスタBASSCON
Vの内容が“10”の場合には、第1の実施例と同様の
ベース音の書換え制御が行われるため、第1の実施例に
おけるステップS224及びS225と同様のステップ
S930及びS931の判定処理が実行される。この結
果、伴奏パターンの途中の小節の変わり目で新たなコー
ド指定があった場合に、ステップS932で、音高デー
タレジスタBASSON内のベース音の音高を示す4ビ
ットのデータが、新たに指定されたコードの根音の音高
が格納されているレジスタCHORDCODEの上位4
ビットのCCH領域のデータによって強制的に置き換え
られる。
【0099】ベース音変換制御レジスタBASSCON
Vの内容が“11”の場合には、第2の実施例と同様の
ベース音の書換え制御が行われるため、第2の実施例に
おける図7のステップS715と同様のステップS92
9の処理が実行される。
【0100】この結果、指定されたコードと前回のコー
ドとが一致するか否かに拘らず、レジスタCHORDC
ODEの上位4ビットのCCH領域に格納されている今
回新たに指定されたコードの根音の音高が、レジスタR
EGCHORDの上位4ビットの領域に格納されている
前回のコードの根音の音高と等しい場合には、ステップ
S929の判定がNOとなり、ステップS930とS9
31の判定が実行されないため、ベース音の音高が指定
コードの根音の音高に書き換えられない。
【0101】ステップS929の判定がYESの場合に
は、第1の実施例におけるステップS224及びS22
5と同様のステップS930及びS931の判定処理が
実行されることになる。 <第4の実施例の動作>いままで説明した第1〜第3の
実施例では、ベース音の置き換えられる音高について
は、常に楽器の発音可能な最低オクターブのいずれか
(実施例の場合は、C2〜B2音)の音高が発音される
ことになり、これではベース音の音高が低すぎて、音楽
的に好ましくない。
【0102】そこで、第4の実施例では、前回の音高デ
ータを記憶する前記音高データレジスタBEFONを用
い、これにより示される前回の音高に最も近いオクター
ブ音の音高が、音高データレジスタBASSONに対し
て設定される。
【0103】まず、基本となる動作フローチャートは、
第1の実施例に係る図2、図3の動作フローチャート、
第2の実施例に係る図7、図8の動作フローチャート、
又は第3の実施例に係る図9、図10の動作フローチャ
ートのいずれでもよい。
【0104】第4の実施例では、上述のいずれかの動作
フローチャートにおいて、ベース音の書換え処理に関す
る部分のみが変更され、図2のステップS226、図7
のステップS726、又は図10のステップS932の
代りに、図12のステップS1201〜S1206の処
理が実行される。
【0105】図12において、まず、ステップS120
1では、前回音高データレジスタBEFONの値と、今
回指定された根音の音高を示すレジスタCHORDCO
DEの上位4ビットのCCH領域の値の差の絶対値ND
1、上述の差から値“12”を減算した結果の絶対値N
D2、及び上述の差から値“24”を減算した結果の絶
対値ND3が演算される。
【0106】次に、ステップS1202で、ND1がN
D2より大きいか否かが判定され、その判定がNOの場
合は、ステップS1206で、音高データレジスタBA
SSON内のベース音の音高を示す4ビットのデータ
が、新たに指定されたコードの根音の音高が格納されて
いるレジスタCHORDCODEの上位4ビットのCC
H領域のデータによって置き換えられる。
【0107】ステップS1202の判定がYESの場合
には、ステップS1203で、ND3がND2より大き
いか否かが判定される。ステップS1203の判定がY
ESの場合には、音高データレジスタBASSON内の
ベース音の音高を示す4ビットのデータが、新たに指定
されたコードの根音の音高が格納されているレジスタC
HORDCODEの上位4ビットのCCH領域のデータ
に1オクターブ分の音高値が加算された値CCH+12
によって置き換えられる。
【0108】ステップS1203の判定がNOの場合に
は、音高データレジスタBASSON内のベース音の音
高を示す4ビットのデータが、新たに指定されたコード
の根音の音高が格納されているレジスタCHORDCO
DEの上位4ビットのCCH領域のデータに2オクター
ブ分の音高値が加算された値CCH+24によって置き
換えられる。
【0109】以上のオクターブの置き換え動作を具体例
を用いて説明する。例えば図13に示すように、前回音
高データレジスタBEFONに設定されている音高(鍵
番号)を48(C3音)として、今回指定されたコード
Gの根音の音高CCHがそれぞれ43と31、及び19
の場合に、BEFONのC3音に一番近いオクターブ音
が以下のようにして決定される。
【0110】まず、CCH=43の場合には、ND1、
ND2、及びND3は、それぞれ以下のようになる。 ND1=|BEFON−CCH|=|48−43|=5 ND2=|BEFON−CCH−12|=|48−43−12|=7 ND3=|BEFON−CCH−24|=|48−43−24|=19 この場合は、ND1>ND2でないため、ステップS1
206が実行され、BASSON=CCH=43とな
る。
【0111】次に、CCH=31の場合には、ND1、
ND2、及びND3は、それぞれ以下のようになる。 ND1=|BEFON−CCH|=|48−31|=17 ND2=|BEFON−CCH−12|=|48−31−12|=5 ND3=|BEFON−CCH−24|=|48−31−24|=7 この場合は、ND1>ND2であり、かつND3>ND
2であるため、ステップS1205が実行され、BAS
SON=CCH+12=43となる。
【0112】最後に、CCH=19の場合には、ND
1、ND2、及びND3は、それぞれ以下のようにな
る。 ND1=|BEFON−CCH|=|48−19|=29 ND2=|BEFON−CCH−12|=|48−19−12|=17 ND3=|BEFON−CCH−24|=|48−19−24|=5 この場合は、ND1>ND2であり、かつND3>ND
2でないため、ステップS1204が実行され、BAS
SON=CCH+24=43となる。
【0113】以上のように、今回指定されたコードGの
根音の音高CCHが、43、31、及び19のいずれの
場合でも、前回のベース音C3(BEFON=48)に
対し音高差が最も小さいG2音(BASSON=43)
が今回のベース音となる。
【0114】このようにして、前回音高データレジスタ
BEFONを用いて、前回のベース音の音高に最も近い
オクターブ音の音高が音高データレジスタBASSON
に対して設定される。この結果、前回のベース音と適度
の音高差(音程)を有するベース音で自動伴奏が行われ
る。 <第5の実施例の動作>第1の実施例では、小節の先頭
で新たなコード指定があると、ベース音はそのコードの
根音に書き換えられた。しかし、曲または伴奏パターン
によっては、小節の先頭に限らず、新たなコードの指定
があった場合に、無条件でベース音をそのコードの根音
に書き換えた方が好ましい場合がある。第5の実施例
は、そのような制御を実現する。
【0115】図14、図15は、第5の実施例の動作フ
ローチャートであり、ステップS1401〜S1423
は、図2のステップS201〜S223と同じ処理であ
り、ステップS1424〜S1437は、図2のステッ
プS225からS228と同じ処理である。第5の実施
例では、第1の実施例における図2のステップS224
に相当する処理が実行されない。
【0116】即ち、第1の実施例においては、図2のス
テップS225で新たなコードの指定が行われたか否か
が判定される前に、ステップS224でそのコードの指
定が小節の先頭で行われたか否かが判定されているが、
第5の実施例では、新たなコードの指定が小節の先頭で
行われたか否かとは無関係に、ステップS1424にお
いて新たなコードの指定が行われたと判定されると、ス
テップS1425において、音高データレジスタBAS
SON内のベース音の音高を示す4ビットのデータが、
新たに指定されたコードの根音の音高が格納されている
レジスタCHORDCODEの上位4ビットのCCH領
域のデータによって強制的に置き換えられる。
【0117】このようにコードの指定があれば、そのと
きのベース音は、無条件に指定されたコードの根音に変
更される。 <第6の実施例の動作>通常、伴奏パターンの先頭で
は、ベース音は指定されたコードの根音をとる場合が多
い。しかし、特別な効果を出すために、あえて根音以外
の音をベース音とする場合もある。そのようなときはコ
ード指定があっても、ベース音は書き換えない方がよ
い。第6の実施例は、そのような制御を実現する。
【0118】図16、図17は、第6の実施例の動作フ
ローチャートであって、図16、図17のステップS1
601〜S1623、S1625〜S1638は、第1
の実施例における図2、図3のS201〜S223、S
225〜S238と同じ処理であり、図16のステップ
S1624のみが、図2のステップS224と異なる。
【0119】即ち、図16のステップS1624では、
ベースパターンの読み出しアドレスを決定する相対アド
レスレジスタBASSADRの値が0002Hであるか
否かが判定されることによって、現在の処理がベースパ
ターンの先頭のベース音に対する処理であるか否かが判
定される。即ち、ベースパターンは、図6に示されるよ
うに、相対アドレス0000Hから開始するため、今回
の処理がベースパターンの先頭のベース音に対するもの
であるならば、ステップS1620とS1622のイン
クリメント処理の結果、ステップS1624が実行され
る時点においては、相対アドレスレジスタBASSAD
Rの値は2となり、ステップS1624の判定がYES
となるはずである。
【0120】従って、ステップS1624の判定がYE
Sの場合には、ベース音の音高の強制的な置換えは行わ
れず、ステップS1627が実行される。ステップS1
624の判定がNOの場合、即ち、現在の処理がベース
パターンの先頭以外のベース音に対する処理であると判
定された場合には、更に次のステップS1625で、コ
ードチェンジフラグCCFLAGの値が“1”であるか
否か、即ち、新たなコード指定が行われたか否かが判別
される。
【0121】ステップS1625の判定もYESの場合
には、ベースパターンの先頭のベース音が発音されるタ
イミング以外のタイミングで新たなコード指定があった
ことになる。この場合には、ステップS1626で、音
高データレジスタBASSON内のベース音の音高を示
す4ビットのデータが、新たに指定されたコードの根音
の音高が格納されているレジスタCHORDCODEの
上位4ビットのCCH領域のデータによって強制的に置
き換えられる。
【0122】以上のようにして、伴奏音として特別な効
果を表すために、ベースパターンの先頭のベース音が発
音されるタイミングでコードの指定があったときに、あ
えてそのコードの根音以外の音をベース音とすることが
できる。 <他の実施例の説明>以上、第1実施例〜第6実施例の
それぞれの動作について説明したが、本発明は、更に、
これらの実施例を任意に切り換えて実行する手段を有す
るように構成することもできる。
【0123】
【発明の効果】本発明の第1又は第2の態様によれば、
演奏者が新たな和音を小節の先頭又は任意の位置で指定
した場合に、ベース音を、その根音の音高又はその音高
に対してオクターブ関係にある音高であって、1つ前の
伴奏パターンデータに基づいて生成された自動伴奏音の
音高に最も近い音高に置き換えられるため、バランス感
のある自動伴奏を行うことが可能となる。
【0124】
【0125】本発明の第の態様によれば、前回指定さ
れている和音の根音と今回新たに指定された和音の根音
が同じ場合には、ベース音は指定された和音の根音に置
き換えられないことにより、例えばコードのC→C7の
ようなコードの指定が行われた場合にベース音として同
じ根音が続かない方がよいという音楽的な要請に応える
ことが可能となる。
【0126】
【0127】本発明の第4の態様によれば、上述の第1
乃至第3の態様で示される種々のベース音の置換え動作
を行うか否かが、演奏者によって選択される伴奏パター
ンに応じて自動的に決定することが可能となる。
【0128】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第6の実施例に共通の全体構成
図である。
【図2】第1の実施例の動作フローチャート(その1)
である。
【図3】第1の実施例の動作フローチャート(その2)
である。
【図4】各レジスタの内容を示す図(その1)である。
【図5】各レジスタの内容を示す図(その2)である。
【図6】ベースパターンROMの内容を示す図である。
【図7】第2の実施例の動作フローチャート(その1)
である。
【図8】第2の実施例の動作フローチャート(その2)
である。
【図9】第3の実施例の動作フローチャート(その1)
である。
【図10】第3の実施例の動作フローチャート(その
2)である。
【図11】ページアドレスレジスタBASSPAGEに
設定されるページアドレスのMSBとMSB−1の組合
せの意味を説明するための図である。
【図12】第4の実施例におけるベース音のオクターブ
書換え処理の動作フローチャートである。
【図13】第4の実施例におけるベース音のオクターブ
書き換えの具体例を示す図である。
【図14】第5の実施例の動作フローチャート(その
1)である。
【図15】第5の実施例の動作フローチャート(その
2)である。
【図16】第6の実施例の動作フローチャート(その
1)である。
【図17】第6の実施例の動作フローチャート(その
2)である。
【図18】譜例を示す図(その1)である。
【図19】譜例を示す図(その2)である。
【図20】譜例を示す図(その3)である。
【図21】譜例を示す図(その4)である。
【図22】譜例を示す図(その5)である。
【符号の説明】
101 鍵盤 102 ROM 103 RAM 104 CPU 105 スイッチ部 106 タイマー 107 音源部 108 D/A変換器 109 増幅器 110 スピーカ 111 伴奏パターンROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−46393(JP,A) 特開 昭62−61100(JP,A) 特開 平4−181995(JP,A) 特開 平5−113791(JP,A) 特開 昭58−18695(JP,A) 特公 昭60−15958(JP,B2) 実公 昭55−45440(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/38 G10H 1/00 101 - 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伴奏パターンデータ記憶手段から伴奏パ
    ターンを構成する一連の伴奏パターンデータを順次繰り
    返し読み出し、該読み出された伴奏パターンデータを演
    奏者により順次指定される和音情報に基づいて順次変換
    することにより、自動伴奏音を順次発音する自動伴奏装
    置において、 前記伴奏パターンにおける小節の先頭のタイミングの前
    記伴奏パターンデータを識別する小節先頭識別手段と、 前記伴奏パターンデータ記憶手段から読み出される前記
    伴奏パターンデータのベース音の音高を、該音高が前記
    演奏者により最も新たに指定された前記和音情報に対応
    する音高になるように正規化する伴奏パターン正規化手
    段と、 前記伴奏パターン記憶手段から読み出された前記小節先
    頭識別手段によって識別される前記小節の先頭のタイミ
    ングの前記伴奏パターンデータに対して、前記演奏者に
    よる前記和音情報の新たな指定が行われた場合に、前記
    読み出された伴奏パターンデータのベース音の音高を、
    前記新たに指定された前記和音情報に対応する根音の音
    又は該音高に対してオクターブ関係にある音高であっ
    て、前記伴奏パターンデータ記憶手段から現在読み出さ
    れる前記伴奏パターンより1つ前に前記伴奏パターンデ
    ータ記憶手段から読み出された前記伴奏パターンデータ
    に基づいて生成された前記自動伴奏音の音高に最も近い
    音高に置き換える伴奏パターンデータ置換え手段と、 前記伴奏パターンデータ正規化手段又は前記伴奏パター
    ンデータ置換え手段から出力される前記伴奏パターンデ
    ータに基づいて前記自動伴奏音を生成する自動伴奏生成
    手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 伴奏パターンデータ記憶手段から伴奏パ
    ターンを構成する一連の伴奏パターンデータを順次繰り
    返し読み出し、該読み出された伴奏パターンデータを演
    奏者により順次指定される和音情報に基づいて順次変換
    することにより、自動伴奏音を順次発音する自動伴奏装
    置において、 前記伴奏パターンデータ記憶手段から読み出される前記
    伴奏パターンデータのベース音の音高を、該音高が前記
    演奏者により最も新たに指定された前記和音情報に対応
    する音高になるように正規化する伴奏パターン正規化手
    段と、 前記伴奏パターンデータ記憶手段から読み出される前記
    伴奏パターンデータに対して前記演奏者による前記和音
    情報の新たな指定が行われたタイミングで、前記読み出
    された伴奏パターンデータのベース音の音高を前記新た
    に指定された前記和音情報に対応する根音の音高又は該
    音高に対してオクターブ関係にある音高であって、前記
    伴奏パターンデータ記憶手段から現在読み出される前記
    伴奏パターンより1つ前に前記伴奏パターンデータ記憶
    手段から読み出された前記伴奏パターンデータに基づい
    て生成された前記自動伴奏音の音高に最も近い音高に
    き換える伴奏パターンデータ置換え手段と、 前記伴奏パターンデータ正規化手段又は前記伴奏パター
    ンデータ置換え手段から出力される前記伴奏パターンデ
    ータに基づいて前記自動伴奏音を生成する自動伴奏音生
    成手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  3. 【請求項3】 前記伴奏パターン置換え手段は、前記演
    奏者によって前記新たに指定された前記和音情報に対応
    する根音の音高が、前記伴奏パターンデータ記憶手段か
    ら現在読み出される前記伴奏パターンデータより1つ前
    に前記伴奏パターンデータ記憶手段から読み出された前
    記伴奏パターンに対して前記演奏者によって最も新たに
    指定された前記和音情報に対応する根音の音高と同じで
    ある場合には、前記伴奏パターンデータ記憶手段から読
    み出される前記伴奏パターンデータのベース音の音高を
    変更しない、 ことを特徴する請求項1又は2の何れか1項に記載の自
    動伴奏装置。
  4. 【請求項4】 前記伴奏パターンデータ置換え手段を動
    作させるか否かを、前記演奏者によって選択される前記
    伴奏パターンに応じて決定する伴奏パターンデータ置換
    え動作決定手段を更に有する、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の
    自動伴奏装置。
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