JP3323885B2 - 浴室天井 - Google Patents

浴室天井

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JP3323885B2
JP3323885B2 JP2000021344A JP2000021344A JP3323885B2 JP 3323885 B2 JP3323885 B2 JP 3323885B2 JP 2000021344 A JP2000021344 A JP 2000021344A JP 2000021344 A JP2000021344 A JP 2000021344A JP 3323885 B2 JP3323885 B2 JP 3323885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシステムバ
スユニット等の浴室天井に係わり、特にアーチ形状の天
井パネルに換気乾燥機や換気扇等の浴室用機器が取り付
けられる浴室天井に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムバスユニット等のアーチ
形状の天井パネルに換気扇等が取り付けられた浴室天井
としては、例えば図11もしくは図12に示すものが知
られている。すなわち、図11に示す浴室天井51は、
浴室の側壁面53からアーチ状に傾斜する天井パネル5
2の所定位置に、浴室の外側に突出する膨出部54を一
体成形し、この膨出部54上面の開口56周囲の平坦な
取付面54aに換気扇55が取り付けられている。ま
た、図12に示す浴室天井61は、両側がアーチ形状の
天井パネル62の中央部分に所定幅の平坦部62aを一
体成形し、この平坦部62aに設けた開口63部分に換
気扇55が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
浴室天井51にあっては、天井パネル52の浴室外側に
換気扇55取付用の膨出部54を一体成形する構造であ
るため、膨出部54の位置(すなわち換気扇55の取付
位置)が天井パネル52の製造段階で特定化され、例え
ばシステムバスユニットの施工現場の状況に合わせて換
気扇55を設置することが困難であり、換気扇55の設
置面での汎用性が劣るという問題点があった。また、膨
出部54が予め天井パネル52に一体成形されるため、
比較的大型の成形型自体が複雑化すると共に、膨出部5
4によって成形された天井パネル52の保管(積み重
ね)や運搬が面倒になり易いという問題点もあった。
【0004】また、後者の浴室天井61にあっては、ア
ーチ形状の天井パネル62の一部に換気扇55が取り付
けられる平坦部62aを一体成形する構造であるため、
予め設定された平坦部62aの位置にしか換気扇55を
取り付けることができず、前者の浴室天井51と同様
に、換気扇55の設置面での汎用性が劣るという問題点
があった。また、天井パネル62の中央部分の幅方向全
域に亘って形成される平坦部62aがアーチ形状を分断
する状態となるため、天井全体がアーチ形状として視認
され難く、天井の意匠的価値が劣り高級感のある浴室天
井が得られないという問題点もあった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、換気扇等の浴
室用機器を所望位置に設置できて設置面での汎用性の向
上を図り得ると共に、良好なアーチ形状の天井が得られ
て意匠的価値の向上を図り得る浴室天井を提供すること
にある。また、請求項2記載の発明の目的は、請求項1
記載の発明の目的に加え、取付部材を天井パネルに強固
に取り付け得る浴室天井を提供し、請求項3記載の発明
の目的は、請求項1または2記載の発明の目的に加え、
浴室用機器の取付性の向上とメンテナンス性の向上を図
り得る浴室天井を提供することにある。また、請求項4
記載の発明の目的は、請求項1ないし3記載の発明の目
的に加え、浴室用機器をアーチ形状の天井パネルの所望
位置に容易かつ安定して取り付け得る浴室天井を提供
し、請求項5記載の発明の目的は、請求項4記載の発明
の目的に加え、浴室用機器の高温対策が容易に図れて安
全性に優れた浴室天井を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、アーチ形状の
天井パネルに換気扇等の浴室用機器が取り付けられる浴
室天井において、天井パネルの曲率に対応した形状の取
付部と平坦な取付面を有する少なくとも一対の取付部材
を備え、該取付部材の取付部を天井パネルの所望位置に
形成した開口の端部に取り付けると共に、該取り付けら
れた取付部材の取付面に浴室用機器を固定することによ
って浴室用機器が天井パネルに設置されることを特徴と
する。また、請求項2記載の発明は、取付部材の取付部
が凹溝で形成されると共に該凹溝を天井パネルの開口端
部に嵌合させることによって、天井パネルに取り付けら
れることを特徴とする。
【0007】このように構成することにより、アーチ形
状に成形された天井パネルは、例えば施工現場に搬入さ
れてその状況に応じて所望位置に開口が形成され、この
開口の端部に少なくとも一対の取付部材の例えば取付部
としての凹溝が嵌合されて取り付けられる。この時、各
取付部材の取付部が予め天井パネルの曲率と対応した
状に形成されていることから、取付部が開口端部に例え
ば良好に嵌合されて取付部材が天井パネルにそれぞれ強
固に取り付けられ、この取付部材の平坦な取付面に換気
乾燥機等の浴室用機器が固定される。これにより、天井
パネルとは別体の取付部材を介して天井パネルの所望位
置に浴室用機器を設置することができて、浴室用機器の
設置面における汎用性が高まると共に、取付部材が天井
パネルに対して小型であることから、取付部材自体が天
井パネルのアーチ形状を損なうこともなく、天井の意匠
的価値の低下が防止される。
【0008】また、請求項3記載の発明は、取付部材の
平坦な取付面が天井パネルの浴室内側に位置することを
特徴とする。このように構成することにより、取付部材
の取付面が天井パネルの内面側に位置することから、浴
室用機器を浴室内側から取り付けたり取り外すことがで
きて、取付作業が容易になると共に取り外しも簡単とな
って浴室用機器のメンテナンス作業が容易に行える。
【0009】また、請求項4記載の発明は、取付部材
が、天井パネルの曲線方向に沿って取り付けられる一対
の第1の取付部材と、曲線方向と直交する方向に沿って
取り付けられる一対の第2の取付部材とで形成されてい
ることを特徴とする。このように構成することにより、
天井パネルに形成された方形状の開口の曲線方向に沿っ
た端部に第1の取付部材が取り付けられ、開口の曲線方
向と直交する方向の端部に第2の取付部材が取り付けら
れることから、浴室用機器を同一曲率を有する天井パネ
ルの所望位置に2組の取付部材を介して容易に取り付け
ることができると共に、開口端部の全周に取付部材が介
在することから浴室用機器が天井パネルに安定した状態
で設置される。
【0010】また、請求項5記載の発明は、第1の取付
部材と第2の取付部材の少なくとも一方が金属材で形成
されていることを特徴とする。このように構成すること
により、例えば浴室用機器としての換気乾燥機内に設け
られたヒータ等によって換気乾燥機自体が高温になって
も、金属材で形成された取付部材でこの熱を吸収でき
て、高温対策が容易に図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図10は、本発明に
係わる浴室天井の一実施例を示し、図1が該浴室天井を
採用したシステムバスユニットの内部斜視図、図2が換
気乾燥機の取付部の断面図、図3がその平面図、図4が
その分解斜視図、図5〜図7及び図8〜図10が第1の
取付部材及び第2の取付部材を示す図である。
【0012】図1において、システムバスユニット(浴
室)1は、防水パン2と、4枚の壁パネル3a〜3d
(壁パネル3dは図示せず)と、天井4等によってユニ
ット化されている。防水パン2の壁パネル3a側には浴
槽5が配置されると共に、防水パン2上には洗い場6が
設けられ、この洗い場6のミラー7等が取り付けられる
壁パネル3b側にはカウンター8が配置されている。
【0013】前記壁パネル3bには、ミラーパネル9が
一体成形もしくは後付けによって取り付けられ、このミ
ラーパネル9には、前記ミラー7が例えば傾斜した状態
で取り付けられると共に、ミラー7の右側には三段の収
納棚10が一体的に設けられ、また、ミラーパネル9の
上部には照明灯を有する照明器具11が一体的に取り付
けられている。
【0014】前記天井4は、浴槽5の略上方に配置され
る天井パネル4aと、洗い場6の略上方に配置される天
井パネル4bとで形成されている。この2枚の天井パネ
ル4a、4bは、その天井面がそれぞれ一定の曲率を有
してアーチ形状に形成されると共に、天井パネル4aと
天井パネル4bは、上下方向(天井パネル4aが上方)
の所定の段差を有して接合されている。そして、下方に
位置する天井パネル4bの外面(上面)で天井パネル4
aとの接合側には換気扇12が設置され、天井パネル4
aの壁パネル3a側の側面と天井パネル4bの壁パネル
3c側の側面には、スピーカ13がそれぞれ設置されて
いる。
【0015】また、天井パネル4aの高さの最も高い略
中心位置には、換気乾燥機14が設置されており、この
換気乾燥機14は、図2〜図4に示すように、形状の異
なる一対の取付部材15、16によって取り付けられて
いる。すなわち、天井パネル4aに換気乾燥機14本体
の外形形状に対応した長方形状の開口17が形成され、
この開口17の天井パネル4aの曲線方向aとなる一対
の長辺側の端部17aに取付部材15がそれぞれ取り付
けられ、開口17の前記曲線方向aと直交する一対の短
辺側の端部17bに取付部材16がそれぞれ取り付けら
れている。そして、この2組の取付部材15、16に、
ファン14aとヒータ14b(図2参照)等が内蔵され
た換気乾燥機14の取付フランジ14cがネジ25で固
定されている。
【0016】前記取付部材15(第1の取付部材)は、
例えば耐熱ABS等の樹脂によって成形され、図5〜図
7に示すように、天井パネル4aの曲率と合致した曲率
でかつ天井パネル4aの板厚と合致した幅を有する取付
部としての凹溝15aと、この凹溝15aの下面側に形
成された平坦な取付面15bを有している。また、取付
部材15の凹溝15aの長手方向の両端部には切欠き部
15cが設けられ、凹溝15aを形成する上面壁の長手
方向の両側には取付孔18が穿設されると共に、取付面
15bの長手方向の両側にも凹溝15aの下面壁に貫通
する状態で取付孔19が穿設されている。なお、取付部
材15の凹溝15aの下面壁と取付面15b間は、取付
部材15自体の軽量化のために複数のリブ22を有する
空洞23で形成されている。
【0017】一方、取付部材16(第2の取付部材)
は、例えばアルミウムの押出成形によって断面略コ字状
に形成され、図8〜図10に示すように、天井パネル4
aの板厚と合致した幅でかつ天井パネル4aの曲線方向
aと直交する方向の所定幅の曲率に合致する取付部とし
ての凹溝16aと、下面側に形成された平坦な取付面1
6bを有している。この取付部材16は、後述するよう
に天井パネル4aの開口17にその曲線方向aから嵌合
されるため、図10に示すように、凹溝16aの内面が
取付面16bに対して所定角度α傾斜している。また、
取付部材16の上面壁及び下面壁(取付面16b)に
は、その長手方向の両側に取付孔20、21が穿設され
ている。
【0018】そして、この両取付部材15、16は、図
4に示すようにして天井パネル4aに取り付けられる。
すなわち、先ず、施工現場に搬送された壁パネル3a〜
3dや天井パネル4bを組み立て、ユーザーの要求や天
井パネル4a上方の隙間状況等に応じ、天井パネル4a
の所定位置に開口17を形成する。そして、この開口1
7の長辺側の端部17aに、取付部材15の凹溝15a
を例えば浴室内から矢印イ、ロの如く嵌合させ、また開
口17の短辺側の端部17bに、取付部材16の凹溝1
6aを矢印ハ、ニの如く嵌合させる。
【0019】2組の取付部材15、16を開口17の端
部17a、17bにそれぞれ嵌合したら、ネジ24(図
2及び図3参照)を各取付部材15、16の取付孔1
8、20から天井パネル4aの開口17周囲にネジ込む
ことによって、各取付部材15、16を天井パネル4a
にそれぞれ固定する。この固定状態においては、取付部
材15の両端部の切欠き部15cに取付部材16の両端
部が図3に示すようにそれぞれ当接した状態となる。こ
れにより、2組の取付部材15、16の各取付面15
b、16bが浴室1内に位置(露出)する状態で天井パ
ネル4の開口17部分に固定され、この各取付部材1
5、16の各取付面15b、16bに前記換気乾燥機1
4が取り付けられる。
【0020】この換気乾燥機14の取付部材15、16
への取り付けは、各取付部材15、16の取付面15
b、16bが浴室1内で一つの平坦な面を形成している
ため、図4の矢印ホの如く、換気乾燥機14本体を開口
17内に下方から挿入し、換気乾燥機14の外周下面に
形成されている取付フランジ14cを、各取付部材1
5、16の取付面15b、16bに当接させ、取付フラ
ンジ14cの取付孔27からネジ25(図2参照)を取
付部材15、16の取付孔19、21にネジ込むことに
よって行われる。
【0021】そして、このようにして天井パネル4aに
設置された換気乾燥機14は、例えば図1に示す浴室1
内に設けた操作盤26や浴室1入口に設けた操作盤(図
示せず)の操作スイッチを操作することによって作動
し、浴室1内に温風を吹き出して、浴室1内を温めたり
あるいは浴室1内にセットされている図示しない衣類等
を乾燥させる。
【0022】このように上記実施例の浴室1にあって
は、一対のアーチ形状の天井パネル4a、4bのうち浴
槽5上方の天井パネル4aに取り付けられる換気乾燥機
14を、天井パネル4aの曲率に応じた凹溝15a、1
6aを有する2組の取付部材15、16を介して取り付
けるため、換気乾燥機14を天井パネル4aの所望位置
に開口17を形成するだけで設置することができ、従来
のように膨出部54や平坦部62aによって設置位置が
特定されることがない。その結果、浴室1の施工現場の
状況に応じた換気乾燥機14の所望位置への設置を容易
に行うことができて、設置面における汎用性を大幅に向
上させることができる。
【0023】特に、天井パネル4aに穿設される開口1
7を曲線方向aに沿った方形状に形成し、各辺に対応し
た2組の取付部材15、16をその取付面15b、16
bが浴室1内側に位置する如く設定しているため、換気
乾燥機14の設置位置が天井パネル4aの中心部分に特
定化されることがなく、曲率の一定な天井パネル4aの
所望位置に容易に取り付けることができる。
【0024】また、アーチ形状の天井パネル4aに該天
井パネル4aの大きさに比較して小型の取付部材15、
16を介して換気乾燥機14が取り付けられるため、換
気乾燥機14の設置状態において、取付部材15、16
が浴室1内からほとんど視認されず、天井パネル4aの
アーチ形状の見栄えを損なうことがなく、天井パネル4
aのデザイン(意匠的価値)の低下を防ぐことができ
て、高級感かつ開放感のある天井4を得ることができ
る。
【0025】さらに、2組の取付部材15、16の凹溝
15a、16aが天井パネル4aの開口17端部の形状
合致した形状に設定されているため、各取付部材1
5、16を天井パネル4の開口17の端部全周に強固に
取り付けることができて、換気乾燥機14を長期に亘り
安定して固定することができる。また、各取付部材1
5、16の取付面15b、16bが浴室1内に位置した
状態で天井パネル4aの開口17部分に取り付けられる
ため、浴室1の内側から換気乾燥機14を天井パネル4
aに取り付けることができて、その取付作業性が向上す
ると共に、取り外しも浴室1の内側から行うことができ
て、換気乾燥機14のメンテナンス作業を容易に行うこ
とができる。
【0026】さらにまた、天井パネル4a、4bが膨出
部54等のない単なるアーチ形状に形成されるため、天
井パネル成形用の成形型の形状が簡略化され、例えば従
来の成形型をそのまま使用することができて、型変更に
伴うコストアップを抑えることができると共に、成形さ
れた天井パネル4a、4bを複数枚積み重ねることがで
きて、天井パネル4a、4bの保管や施工現場への搬送
を容易に行うことができる等、結果として浴室1のコス
トダウンを図ることが可能になる。
【0027】また、2組の取付部材15、16のうち一
方の取付部材16をアルミニウム等の金属材で形成して
いるため、例えば換気乾燥機14のファン14aの停止
やヒータ14bの加熱により換気乾燥機14自体の温度
が高温になった場合でも、この温度を金属製の取付部材
16で吸収することができる。その結果、換気乾燥機1
4の温度上昇による取付状態の変化を確実に防止するこ
とができて、浴室1の天井4に十分な安全性を確保する
ことができる。
【0028】なお、上記実施例においては、天井パネル
4aに取り付けられる浴室用機器が、換気乾燥機14で
ある場合を例にして説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば天井パネル4bに取り付けら
れる換気扇12や、天井パネル4a、4bにそれぞれ取
り付けられるスピーカ13等のように天井4に取り付け
られる各種浴室用機器に適用することができる。これら
の場合、天井パネル4a、4bに形成される開口17や
取付部材15、16の形状は、浴室用機器の取付フラン
ジの形状等に合わせて適宜に設定される。
【0029】また、上記実施例においては、取付部材1
5、16の取付面15b、16bを浴室1内側に位置さ
せ、換気乾燥機14を浴室1内側から取り付ける場合に
ついて説明したが、例えば天井パネル4a、4bの上方
や側方にスペースがある場合は、取付部材15、16の
取付面15b、16bを天井パネル4a、4bの外面側
(浴室1外側)に位置させて浴室用機器を浴室1外側か
ら取り付けることもできる。この場合、天井パネル4
a、4bの開口17内面を適宜のカバーで塞ぐこと等に
より、天井パネル4a、4bの内面に突出部分がなくな
り、天井パネル4a、4bのアーチ形状をより一層損な
うことがなくなる。
【0030】さらに、上記実施例においては、2組の取
付部材15、16により開口17の周囲全域を覆った
が、例えば開口17の対向する端部にのみ取付部材を嵌
合固定し、この一対の取付部材の取付面を利用して浴室
用機器を取り付けることもできるし、開口17の角部に
嵌合固定されるL字形状の取付部材によって浴室用機器
を取り付けることもできる。また、上記実施例において
は、取付部材15、16に取付部として断面略コ字状の
凹溝15a、16aを形成したが、取付部として天井パ
ネルの曲率に対応した例えば断面L字形状や段差形状等
の他の適宜形状を採用することができるし、上記実施例
における取付部材の形状や材質、天井の形態等は一例で
あって、例えば全ての取付部材を金属材で形成したり、
天井を一枚のアーチ形状の天井パネルで形成する等、本
発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、天井パネルとは別体で該パネルの曲率と
応する形状の取付部と平坦な取付面を有する取付部材を
介して、浴室用機器が天井パネルの開口部分に取り付け
られるため、浴室用機器を天井パネルの所望位置に容易
に設置することができて、設置面における汎用性を高め
ることができると共に、取付部材自体が天井パネルに対
して小型であるため、取付部材が天井パネルのアーチ形
状を損なうことがなく、天井の意匠的価値を向上させる
ことができる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、取付部材の取付部が凹溝
で形成され、この凹溝が天井パネルの開口端部に嵌合さ
れるため、取付部材を天井パネルに強固に取り付けるこ
とができて、浴室用機器を安定した状態で設置すること
ができる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、取付部材の取付
面が天井パネル内面に位置するため、浴室用機器を浴室
内側から取り付けることができて、その取付作業を容易
に行うことができると共に、浴室用機器の取り外しも浴
室内側から行うことができて、該機器のメンテナンス作
業を容易に行うことができる。
【0034】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、天井パネルに形
成された方形状の開口の曲線方向に沿った端部に第1の
取付部材が取り付けられ、開口の曲線方向と直交する方
向の端部に第2の取付部材が取り付けられるため、同一
曲率を有する天井パネルの略全ての位置に浴室用機器を
2組の取付部材を介して容易に取り付けることができる
と共に、開口端部全周に取付部材が介在するため、浴室
用機器の安定した取付状態を得ることができる。
【0035】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載の発明の効果に加え、第1の取付部材と第2の
取付部材の少なくとも一方が金属材で形成されているた
め、例えば浴室用機器自体が高温になっても、金属材で
形成された取付部材でこの熱を吸収できて、浴室用機器
に対する高温対策を容易に図ることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浴室天井を採用したシステムバ
スユニットの一実施例を示す内部斜視図
【図2】同その要部の拡大断面図
【図3】同その平面図
【図4】同その分解斜視図
【図5】同第1の取付部材の平面図
【図6】同その正面図
【図7】同図6のA−A線断面図
【図8】同第2の取付部材の平面図
【図9】同その正面図
【図10】同図8のB−B線断面図
【図11】従来の浴室天井の要部断面図
【図12】従来の他の浴室天井の要部断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・システムバスユニット(浴室) 3a〜3d・・・・・・壁パネル 4・・・・・・・・・・天井 4a、4b・・・・・・天井パネル 5・・・・・・・・・・浴槽 6・・・・・・・・・・洗い場 12・・・・・・・・・換気扇 13・・・・・・・・・スピーカ 14・・・・・・・・・換気乾燥機 15、16・・・・・・取付部材 15a、16a・・・・凹溝(取付部) 15b、16b・・・・取付面 17・・・・・・・・・開口 17a、17b・・・・端部 a・・・・・・・・・・曲線方向

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーチ形状の天井パネルに換気扇等の浴室
    用機器が取り付けられる浴室天井において、前記天井パ
    ネルの曲率に対応した形状の取付部と平坦な取付面を有
    する少なくとも一対の取付部材を備え、該取付部材の取
    付部を天井パネルの所望位置に形成した開口の端部に取
    り付けると共に、該取り付けられた取付部材の取付面に
    前記浴室用機器を固定することによって浴室用機器が天
    井パネルに設置されることを特徴とする浴室天井。
  2. 【請求項2】前記取付部材は、その取付部が凹溝で形成
    されると共に該凹溝を天井パネルの開口端部に嵌合させ
    ることによって、天井パネルに取り付けられることを特
    徴とする請求項1記載の浴室天井。
  3. 【請求項3】前記取付部材は、その平坦な取付面が天井
    パネルの浴室内側に位置することを特徴とする請求項1
    または2記載の浴室天井。
  4. 【請求項4】前記取付部材は、天井パネルの曲線方向
    沿って取り付けられる一対の第1の取付部材と、前記曲
    線方向と直交する方向に沿って取り付けられる一対の第
    2の取付部材とで形成されていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の浴室天井。
  5. 【請求項5】前記第1の取付部材と第2の取付部材の少
    なくとも一方が金属材で形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の浴室天井。
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