JP3323401B2 - 合成樹脂レース模様地の多色印刷方法 - Google Patents

合成樹脂レース模様地の多色印刷方法

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JP3323401B2 JP21437596A JP21437596A JP3323401B2 JP 3323401 B2 JP3323401 B2 JP 3323401B2 JP 21437596 A JP21437596 A JP 21437596A JP 21437596 A JP21437596 A JP 21437596A JP 3323401 B2 JP3323401 B2 JP 3323401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平坦なレース模様
地の模様部分(谷部)と、立体的なレース模様地の模様
部分(山部)とからなる合成樹脂レース模様地の谷部と
山部を一連の工程で効率よく多色印刷する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出成形によって製造される合成
樹脂レース模様地に多色印刷で立体的な模様部分に印刷
するいわゆる山染法として、例えば出願人の発明に係わ
る特開平2−155785号公報記載のものが知られて
いる。なお、合成樹脂レース模様地で平坦なレース模様
地の部分を印刷するいわゆる谷染法は、成形ロールにイ
ンキを塗布した後に該成形ロールで合成樹脂レース模様
地を成形する方法が知られているが、この場合、ダイス
とダイスに取り付けたドクターと成形ロールの間にでき
る合成樹脂のバンクにインキが混じって合成樹脂レース
模様地の谷部以外を汚すために合成樹脂レース模様地に
谷染が必要な場合には製品となった合成樹脂レース模様
地に特殊な方法により印刷されていた。従って、押出成
形による合成樹脂レース模様地の多色印刷はいわゆる山
染法と谷染法は別々に行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
従来は不可能であった合成樹脂レース模様地にいわゆる
山染法と谷染法とが同時にできる多色印刷方法を提供す
ることを目的とするものであり、特に合成樹脂レース模
様地の谷部を成形する成形ロールの凹窪型をダイスのド
クター先端が当たらないように成形ロールの外表面より
20μ以上深く削って形成することにより、凹窪型に付
着させたインキがダイス先端とドクターと成形ロールの
間にできるバンクに混じらないようにして谷染めと山染
めを一連の工程で行うようにした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形ロールに
より平坦なレース模様部(谷部)と、所望形状の浮き出
し模様部(山部)とを形成した合成樹脂レース模様地に
多色印刷を施すにあたり、前記成形ロールの上部位置に
合成樹脂レース模様地の谷部に着色する谷部印刷機構を
少なくとも1組設け、該谷部印刷機構により成形ロール
の平坦なレース模様部を形成する凹窪型に所望色調のイ
ンキを付着せしめると共に、前記成形ロールの回転方向
で前記谷部印刷機構より下方位置に装着したダイスより
吐出した溶融樹脂を成形ロールの型全体に充填して合成
樹脂レース模様地を形成する過程で、該合成樹脂レース
模様地の平坦なレース模様部表面に前記成形ロールの凹
窪型に付着した所望色調のインキを転写せしめた後、合
成樹脂レース模様地をレース保持ベルトにより移送さ
て、該レース保持ベルトを挟んで設けた少なくとも1組
の浮き出し模様部に転写する山部印刷用の版胴と圧胴と
により前記合成樹脂レース模様地の浮き出し模様部表面
に平坦なレース模様部と異なる色調のインキを付着せし
めることにより、谷部と山部で異なる色調の印刷を同時
に行なうようにした。
【0005】前記谷部印刷機構をインキタンクからフレ
キシブルチューブを介してインキを受け取るメッシュロ
ールと、その表面に成形ロールの平坦なレース模様部を
形成する凹窪型にインキを付着させる凸型を賦形した凸
版ロールの組み合わせで構成した。
【0006】また、前記谷部印刷機構をインキ槽からイ
ンキを付着して受け取るゴムロールと、メッシュロール
と、その表面に成形ロールの平坦なレース模様部を形成
する凹窪型にインキを付着させる凸型を賦形した凸版ロ
ールの組み合わせで構成した。
【0007】そして、合成樹脂レース模様地の成形ロー
ルに設けられる平坦なレース模様部を形成させる凹窪型
は、ダイスの出口に取り付けられるドクターの刃先に当
らない深さに設定することにより、谷部と山部の色が混
じり合わないように印刷されるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1において1は塩化ビニル樹脂を材
料にして製造された合成樹脂レース模様地であり、平坦
に形成されるレース模様部2を網目地により方形にかつ
等間隔に形成し、各網目地の中央に花模様、また、網目
地の四方側縁に輪郭模様をそれぞれ浮き出し模様部3と
して形成している。
【0009】図2はこのような合成樹脂レース模様地1
を製造する装置の構成概要図であり、図中5は押出機6
で溶融ゲル化した樹脂を吐出させるダイス7の出口に対
設した成形ロールであり、該成形ロール5の表面には平
坦なレース模様部2,花の図形の浮き出し模様部3及び
輪郭模様部4に合わせて凹窪型8,8aがそれぞれ形成
されている。9は同一方向に回転するベルト車10,1
0′と複数の支持ロール11とに転接させたレース保持
ベルトであり、モータ12の回転駆動で矢示方向に回動
させる。該レース保持ベルト9は一方のベルト車10と
これに隣接する支持ロール11とにより成形ロール5の
下方に対接させている。13は合成樹脂レース模様地1
を成形ロール5から剥離させる剥離ロールである。
【0010】前記ダイス7の出口の下方に図4に拡大し
て示すように刃先が成形ロール5の表面に対接するよう
にドクター14が取り付けられる。該ドクター14の下
面に接してヒータ15が取り付けられている。成形ロー
ル5に設けられる平坦なレース模様部2を形成させる凹
窪型8はダイス7先端に取り付けたドクター14の刃先
に当たらないように図4に示すように20μ以上深く削
って形成している。16はレース模様部2に着色する谷
染印刷機構であり、色調Aのインキを収容した蓋付きの
インキタンク17の下端にフレキシブルチューブ18を
接続し、その先端が適当な振巾と速さでメッシュロール
19にインキを適量供給させるようにしている。20は
表面に成形ロール5の平坦なレース模様部2を形成させ
る凹窪型8に対応する凸型21を賦形した凸版ロールで
あり、図3に拡大して示すように各ロール19,20,
5を矢示方向に回転するように組み合わせる。そして、
メッシュロール19にはドクター22を対接させてい
る。
【0011】23はレース保持ベルト9上に設けられた
山部に着色させる版胴であり、この版胴23にはレース
保持ベルト9を介して圧胴24を対接している。版胴2
3の表面には花図形の浮き出し模様部3と輪郭模様部4
が凹版で形成され、版胴23にそれぞれドクター25を
対接している。26は蓋付きのインキタンクであり、色
調Bのインキが収容され、フレキシブルチューブ27を
接続してその先端が適当な振巾と速さで版胴23にイン
キを適量供給させるようにしている。28はベルト車1
0′に対設した剥離ロール,29は冷却ロール群,30
は製品巻取ロール群である。
【0012】前記押出機6で溶融ゲル化させる樹脂は ポリ塩化ビニル樹脂……60部 ジオクチルフタレート…36部 軽質炭酸カルシウム………6部 安定剤………………………2部 着色剤………………………1部 を配合したコンパウンドをスーパーミキサーで樹脂温度
130℃に高速攪拌し、低速水冷したものを使用する。
【0013】押出機6の温度は130℃〜165℃と
し、ダイス7の温度は165℃〜180℃とし、成形ロ
ール5の温度は80〜120℃とし、合成樹脂レース模
様地1の製造速度を8〜12m/分とした。
【0014】印刷に使用するインキは水性ビニル印刷イ
ンキ又は溶剤型ビニル印刷インキの溶剤の20〜80%
をジオクチルフタレート等の可塑剤に置き換えたものと
し、この実施の形態では 東洋インキ(株)製ビニルインキ404…150部 溶剤478………………………………………45部 ジオクチルフタレート…………………………45部 に所要の着色剤を加えた配合とした。
【0015】図2に示すように構成された装置では、先
ず、図3に拡大して示すように谷部印刷機構16の凸版
ロール20の凸型21を介して成形ロール5の表面の平
坦なレース模様部2を形成させる凹窪型8に色調Aのイ
ンキを付着させる。次に、押出機6のダイス7の出口に
付設したドクター14を介して成形ロール5の表面に溶
融樹脂を供給して凹窪型8,8aに充填させ、平坦なレ
ース模様部2と花図形の浮き出し模様部3及び輪郭模様
部4が賦形された合成樹脂レース模様地1が形成され、
同時にその平坦なレース模様部2の表面に前記のように
凹窪型8に付着している色調Aのインキが転写される
(図4参照)。
【0016】そして、合成樹脂レース模様地1は成形ロ
ール5の回転に伴ないレース保持ベルト9上面に移送さ
れて、該レース保持ベルト9に載ったまま版胴23と圧
胴24とに挟圧され、版胴23に設けた凹版によって花
図形の浮き出し模様部3と輪郭模様部4の表面に色調B
のインキが付着される。
【0017】前述のように成形ロール5に設けた平坦な
レース模様部2を形成させる凹窪型8に谷部印刷機構1
6を介して付着させた色調Aのインキは、該凹窪型8が
ダイス7の出口に取り付けられるドクター14の刃先に
当たらないように20μ以上深く刻設されていることに
より、ドクター14と成形ロール5の間にできる合成樹
脂のバンクによりインキが滲み出すことがないために、
立体的な浮き出し模様部3の表面に転写させる色調Bの
インキと混じったりすることはない。
【0018】このようにして着色が施こされた合成樹脂
レース模様地1は剥離ロール28によりレース保持ベル
ト9から剥離され、冷却ロール29群によって冷却さ
れ、製品巻取ロール30群により巻き上げられる。この
ように形成された合成樹脂レース模様地1は平坦なレー
ス模様部2は色調Aが転写され、花図形の浮き出し模様
部3と輪郭模様部4との模様部分は色調Bが転写される
ため、平坦なレース模様地1と立体的な浮き出し模様部
3とは異なった色彩で印刷される。
【0019】このようにして色調A及びBの着色が施こ
された合成樹脂レース模様地1の表裏両面を透明なフィ
ルムで被覆保護する方法を説明する。先ず、被覆フィル
ム32をガイドロール33を介してベルト車10と支持
ロール11とに転接させたレース保持ベルト9上に供給
して成形ロール5により形成された合成樹脂レース模様
地1の裏面に接合させて裏貼りする。次に、合成樹脂レ
ース模様地1の表面には、加熱器34で加熱した透明な
被覆フィルム35を重ね合わせ、押えロール36と受け
ロール37により挟圧して合成樹脂レース模様地1と一
体に接合させることにより被覆保護させる。このように
被覆フィルム35を被覆させることで表面が汚れること
が防止され、被覆フィルム35が汚れても払拭すること
で簡単にきれいになる。また、合成樹脂レース模様地1
の表裏両面を被覆保護するものに限らず、図7のように
表面の片面のみを被覆フィルム35で被覆保護したり、
図8のように裏面のみを被覆フィルム32で被覆保護す
るようにしてもよい。
【0020】図9に示した合成樹脂レース模様地1a
は、平坦なレース模様部2の所定間隔置きにバラの花模
様,この花模様を囲う形で縄目状の模様を縦方向並びに
横方向に配した輪郭模様部4a,4b,4cとがそれぞ
れ肉盛りと網地との組み合わせにより浮き出し模様部3
として表現され、花模様は花3−1と葉3−2と茎3−
3とさらにリボン3−4とで描かれている。図10はこ
の合成樹脂レース模様地1aを製造する装置の構成概要
図であり、図2に示した合成樹脂レース模様地1を製造
する装置と異なる構成は浮き出し模様部3である花模様
及び輪郭模様部4a〜4cを多色(三色)に印刷するた
めに山部の印刷機構を3組並設した点のみであり、他は
図2と全く同様である。以下、図2と異なる構成につい
て説明する。
【0021】レース保持ベルト9上に版胴23a〜23
cが設けられ、これらの版胴23a〜23cにそれぞれ
レース保持ベルト9を介して圧胴24a〜24cを対設
している。版胴23aの表面に花模様の花3−1と横方
向3本線の輪郭模様部4aが凹版で形成され、版胴23
bの表面に花模様のうちの葉3−2と茎3−3及び縦方
向3本線の輪郭模様部4bが凹版で形成され、また、版
胴23cの表面にリボン3−4及び1本線の輪郭模様部
4cが凹版で形成され、各版胴23a〜23cにそれぞ
れドクター25a〜25cを対接している。各版胴23
a〜23cの上方に蓋付きのインキタンク26a〜26
cが配置され、蓋付のインキタンク26aに色調Bのイ
ンキ,蓋付のインキタンク26bに色調Cのインキ,蓋
付のインキタンク26cに色調Dのインキがそれぞれ収
容され、それぞれフレキシブルチューブ27a〜27c
を接続してその先端が適当な振巾と速さで版胴23a〜
23cにそれぞれ異なる色調の印刷インキを適量供給さ
せるようにしている。
【0022】そして、図2により説明したものと同様に
して形成された合成樹脂レース模様地1aはレース保持
ベルト9に載ったまま移送されて版胴23aと圧胴24
aとに挟圧され、版胴23aに設けた凹版によって花模
様の花3−1及び横方向3本線の輪郭模様部4aの表面
に色調Bのインキが付着され、次いで版胴23bと圧胴
24bとに挟圧され、版胴23bに設けた凹版によって
花模様の葉3−2と茎3−3及び縦方向の3本線の輪郭
模様部4bの表面に色調Cのインキが付着され、引き続
いて版胴23cと圧胴24cとに挟圧され、版胴23c
に設けた凹版によってリボン3−4と1本線の輪郭模様
部4cの表面に色調Dのインキが付着される。
【0023】このように形成された合成樹脂レース模様
地1aは、平坦面をなすレース模様部2は色調Aを呈
し、花模様の花3−1と横方向3本線の輪郭模様部4a
の浮き出し模様部3は色調Bが転写され、花模様の葉3
−2と茎3−3及び縦方向3本線の輪郭模様部4bは色
調Cが転写され、リボン3−4と1本線の輪郭模様部4
cは色調Dが転写されて4色の色が表現される。
【0024】図11に構成概要を示した装置は、いわゆ
る谷部と山部を2色ずつ色調を異ならせて印刷した合成
樹脂レース模様地1(図示しない)を形成するためのも
のである。この装置では成形ロール5の上部に左右対称
に2組の谷染印刷機構16a,16bを設置し、一方の
谷染印刷機構16aにより成形ロール5の表面の所定個
所に設けた平坦なレース模様地1を形成する凹窪型8の
一部に色調Aのインキを付着させ、他方の谷染印刷機構
16bより成形ロール5の表面の所定個所に設けた平坦
なレース模様部2を形成させる凹窪型8の一部に色調E
のインキを付着させる。また、レース保持ベルト9上に
2組の版胴23a,23bと圧胴24a,24b及びイ
ンキタンク26a,26bをそれぞれ配置して、色調B
及びCのインキを付着させるようにしている。その他の
装置構成は図2と同様としている。
【0025】図12に示した装置構成は谷部印刷機構を
前記の実施の形態のものと異なる構成とした実施の形態
に係わるものである。即ち、この谷部印刷機構16′は
図13に拡大して示すようにゴムロール38と、金属又
はセラミック製のメッシュロール39と、凸版ロール4
0とを図13に示すように互いに矢示方向に回転するよ
うに組み合わせてなり、凸版ロール40を成形ロール5
に対接させる。そして、前記ゴムロール38の下部を色
調Aのインキを貯留したインキ槽41に浸漬させる。前
記凸版ロール40の表面には成形ロール5に設けた平坦
なレース模様部2を形成する凹窪型8に対応する凸型4
2を設けている。
【0026】この谷部印刷機構16′は、インキ槽41
に貯留した色調Aのインキをメッシュローラ39に付着
させ、次いでこのインキを凸版ロール40の各凸型42
に付着させてから成形ロール5の平坦なレース模様部2
を形成させる凹窪型8に付着させる。続いて前記同様
に、押出機6のダイス7の出口に付着したドクター14
を介して成形ロール5の表面に溶融樹脂を供給して凹窪
型8aに充填させ、平坦なレース模様部2と花図形の浮
き出し模様部3及び輪郭模様部4が賦形された合成樹脂
レース模様地1が形成され、同時にその平均なレース模
様部2の表面に前記のように凹窪型8に付着している色
調Aのインキが転写される。合成樹脂レース模様地1の
浮き出し模様部3及び輪郭模様部4の表面に色調Bのイ
ンキを付着させる工程は図2で説明したのと同様に行な
われる。
【0027】前記図9以降で説明したように形成される
合成樹脂レース模様地1も、図6ないし図9で説明した
ように表裏両面又は表面のみ或いは裏面を被覆フィルム
32,35で被覆保護するようにしてもよい。
【0028】なお、前記した実施例以外に谷部印刷機構
16,16′及び印刷用版胴23,23a〜23cの増
減により合成樹脂レース模様地1に好みの多色印刷をす
ることが可能となる。そして、これらの長尺に形成され
た各合成樹脂レース模様地1は、適宜寸法に裁断して例
えばテーブルクロス,花瓶等の下敷,コースター等に広
く使用される。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明に係わる合成樹脂レ
ース模様地の多色印刷方法は、谷染めと山染めとが同時
に印刷されて多色合成樹脂レース模様地を連続して製造
することができ、装置全体の構成を簡略にして生産性を
向上させることができ、しかも美麗な製品を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で得られた合成樹脂レース模様地
の一部を示す平面図。
【図2】図1に示した合成樹脂レース模様地の製造に適
した装置構成の概要図。
【図3】図2の平坦なレース模様部を成形する成形ロー
ルと凸版ロールの位置関係を示す要部拡大側面図。
【図4】図3でインキを付着した成形ロールの凹窪型に
溶融樹脂を充填した状態を示す要部拡大断面図。
【図5】図2の浮き出し模様部を成形する個所にインキ
を付着させる要部拡大側面図。
【図6】合成樹脂レース模様地の表面及び裏面に被覆フ
イルムを接合させる工程を付加した装置構成の概要図。
【図7】合成樹脂レース模様地の表面にのみ被覆フイル
ムを接合させる工程を付加した装置構成の概要図。
【図8】合成樹脂レース模様地の裏面にのみ被覆フイル
ムを接合させる工程を付加した装置構成の概要図。
【図9】図1と異なる合成樹脂レース模様地の一部を示
す平面図。
【図10】図9に示す合成樹脂レース模様地の製造に適
した装置構成の概要図。
【図11】谷染め,山染めを2色印刷する合成樹脂レー
ス模様地の製造に適した装置構成の概要図。
【図12】谷部印刷機構の他の実施の形態を示した合成
樹脂レース模様地の製造に適した装置構成の概要図。
【図13】図12の要部拡大側面図。
【符号の説明】
1,1a 合成樹脂レ
ース模様地 2 平坦なレー
ス模様部 3 浮き出し模
様部 5 成形ロール 7 ダイス 8,8a 凹窪型 9 レース保持
ベルト 14 ドクター 16,16′,16a,16b 谷部印刷機
構 17 インキタン
ク 18 フレキシブ
ルチューブ 19 メッシュロ
ール 20 凸版ロール 21 凸型 23,23a〜23c 印刷用版胴 24,24a〜24c 圧胴 38 ゴムロール 39 メッシュロ
ール 40 凸版ロール 41 インキ槽 42 凸型 A,B,C,D,E 色調
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−155785(JP,A) 特開 昭59−156755(JP,A) 特開 昭54−121811(JP,A) 特開 昭58−92588(JP,A) 特開 昭55−114588(JP,A) 特公 昭46−28318(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 3/00 B41M 1/14 B41F 19/08 D06P 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ロールにより平坦なレース模様部
    (谷部)と、所望形状の浮き出し模様部(山部)とを形
    成した合成樹脂レース模様地に多色印刷を施すにあた
    り、 前記成形ロールの上部位置に合成樹脂レース模様地の谷
    部に着色する谷部印刷機構を少なくとも1組設け、該谷
    部印刷機構により成形ロールの平坦なレース模様部を形
    成する凹窪型に所望色調のインキを付着せしめると共
    に、前記成形ロールの回転方向で谷部印刷機構より下方
    位置に装着したダイスより吐出した溶融樹脂を成形ロー
    ルに設けた型全体に充填させて合成樹脂レース模様地を
    形成する過程で、該合成樹脂レース模様地の平坦なレー
    ス模様部表面に前記成形ロールの凹窪型に付着した所望
    色調のインキを転写せしめた後、合成樹脂レース模様地
    をレース保持ベルトにより移送させて、該レース移送ベ
    ルトを挟んで設けた少なくとも1組の浮き出し模様部に
    転写する山部印刷用の版胴と圧胴とにより前記合成樹脂
    レース模様地の浮き出し模様部表面に平坦なレース模様
    部と異なる色調のインキを付着せしめることにより谷部
    と山部で異なる色調の印刷を同時に行なうようにしたこ
    とを特徴とする合成樹脂レース模様地の多色印刷方法。
  2. 【請求項2】 谷部印刷機構をインキタンクからフレキ
    シブルチューブを介してインキを受け取るメッシュロー
    ルと、その表面に成形ロールの平坦なレース模様部を形
    成する凹窪型にインキを付着させる凸型を賦形した凸版
    ロールの組み合わせで構成した請求項1記載の合成樹脂
    レース模様地の多色印刷方法。
  3. 【請求項3】 谷部印刷機構をインキ槽からインキを付
    着して受け取るゴムロールとメッシュロールと、その表
    面に成形ロールの平坦なレース模様部を形成する凹窪型
    にインキを付着させる凸型を賦形した凸版ロールの組み
    合わせで構成した請求項1記載の合成樹脂レース模様地
    の多色印刷方法。
  4. 【請求項4】 合成樹脂レース模様地の成形ロールに設
    けられる平坦なレース模様部を形成させる凹窪型は、ダ
    イスの出口に取り付けられるドクターの刃先に当らない
    深さに設定した請求項1記載の合成樹脂レース模様地の
    多色印刷方法。
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